JPH01121624A - バーナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液体、或は固体燃料を気化し、燃焼させる暖房
用、給湯用のバーナに関するものであム従来の技術 従来、このようなバーナとしては例えば第３図に示すよ
うに、炎孔１を有する炎孔板２から成る予混合気通路３
をヒータ部４から形成した気化部６と連通、形成して、
炎孔１の外側正面に点火圧ｆＭ６と点火負極７を設けた
点火装置８から構成されていた（実開昭６０−２１６７
号公報）。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このようなバーナにおいては、予混合気通路３
から炎孔１を通して噴出される予混合気の噴流をはさん
で点火正極６と点火負ＩＭ７が設置されておシ、火花放
電が噴流を横切るようになつ近傍が最も高く、着火は点
火電極の先端に生じる火炎核をいわゆる火種として行わ
れる。よって点火圧Ｗｉ６、または点火負極７の先端が
噴流中央に位置していないため、着火性能は最適とはい
えなかった。

■　さらに火炎核は点火電極の消炎作用を受けるため、
点火電極の温度は高いほうが着火は確実になる。しかし
点火圧［６はもちろん、点火負極７でさえも気化部６を
形成するヒータ部４からの熱伝導は少ない。着火条件に
は、十分に改善の余地があった。

このように点火電極にはまだまだ改善の余地があシ、着
火性能は最適ではなかった。

本発明は簡単な構成で確実な着火性能を実現するバーナ
を提供するものである。

問題点を解決するための手段 炎孔と、前記炎孔に先端を面して設置した点火負極と、
前記点火負極に対向した点火正極と、前記点火□負極と
前記点火正極との間に火花放電を生じさせる火花点火装
置と、前記点火負極と熱的に導通させたヒータ部を設け
て、点火に際して前記点火負極を加熱、昇温させた。

作　　用 この技術的手段による作用は次のようになる。

上記構成によ）、■　火花放電の密度が最も高い点火負
極の先端が炎孔に面しているため、火種となる火炎核が
予混合気の噴流中央に位置し、よって着火性能は最適と
なる。また、■　点火負極がヒータ部と熱的に導通され
、加熱、昇温しているため、火炎核は電極の消炎効果を
よシ受は難くなっている。着火はよシ確実性、安定性を
増している。さらに、■　点火負極は一般的には電気的
に接地側であるため、高電圧放電に対する絶縁処理が不
要となシ、構成がかなシ簡単になる。

以上のように、点火負極の簡単な構成によって良好な着
火特性を有するバーナが得られる。

実施例 第１図、第２図は本発明の一実施例のバーナを示し、第
１図は斜視図であシ、一部断面により内部構成を示して
おシ、また第２図では縦断面図である。まずヒータ部１
１に囲まれた気化部１２において燃料を気化、空気と混
合してつくられる予混合気は、予混合気通路１３を経て
、炎孔板１４上に設けられた複数個の炎孔１６から噴出
する。

一方、セラミック１６によ）被覆、電気的に絶縁され側
壁１７に埋設した点火正極１８に先端を対向させて、底
板１９、及び気化部１２に埋設させた点火負極２ｏを設
置しである。その点火負極２ｏの先鋭な先端は、予混合
気通路１３を経由して最も気化部１２に近い位置にある
炎孔１６′に面して設置しである。さらに炎孔板１４と
底板１９゜側板１７とから燃焼室２１を形成している。

点火電極１８と点火負極２ｏには火花点火装置２２が接
続しである。このような構成の本実施例の具体的な動作
を以下に説明する。

燃料を気化、空気と混合させて予混合気をつくり燃焼さ
せるバーナにおいては、まず着火に至る数十秒前にヒー
タ部１１に通電を開始する。ヒータ部１１は発熱し、気
化部１２において燃料を定常的に気化し得る温度にまで
昇温する。着火時には、空気に加えて燃料を気化部１２
へ供給するとほぼ同時に火花点火装置２２を動作させ、
点火正極１８の先鋭な先端と点火負極２ｏとの間に高調
波成分を含む火花放電を複数回行う。よって気化部１２
から予混合気通路１３を経て炎孔１６′から噴出する予
混合気に着火させるのである。ここで着火させる炎孔１
６として気化部１２に最も近い位置にある炎孔１６′を
選んであるので、予混合気の温度も比較的低下しておら
ず着火が容易であシ、また予混合気の噴出タイミングが
他の炎孔１６よシも早いために燃焼室２１内・への予混
合気の噴射・充満量も最小に抑えられるので、着火時の
急激な火炎伝播による騒音を減少させることができてい
る。ここで、火花放電の密度が最も高い点火電極の先端
、ここでは点火負Ｗｉ２０の先端が炎孔１６′に面して
いるため、火種となる火炎核が予混合気の噴流中央に位
置し、よって良好な着火性能が得られている。

ところで、一般的には火炎核は点火負極２ｏの消炎作用
を受けるため、点火負極２ｏの温度は高いほうが着火は
確実になる。そこで本実施例のように、点火負Ｗｉ２０
を底板１９、及び気化部１２に埋設させであるので、着
火前の予熱時において点火負極２０は昇温する。つまシ
着火時には火炎核は点火負極２０の消炎作用の影響を少
なくできるので、着火性能は向上する。

さらにヒータ部１１への通電開始から着火までの時間を
短縮するために、ヒータ部１１は十分に燃料が気化でき
るだけの温度に上昇しているのに対して、予混合気通路
１３、或は炎孔１６は昇温しでおらず予混合気を冷却す
る。つまシ、予混合気中には空気中のほこシ等を核にし
て、燃料が凝縮するのであるが、この凝縮燃料が点火負
極２０に付着し、火花放電のエネルギ密度を低下させる
傾向にある。しかしながら本実施例の場合、ヒータ部１
１とほぼ同温度にまで加熱された点火負極２ｏの表面で
は燃料は再び気化し、点火性能は劣化しない また、燃焼室２１内に突出した点火負極２ｏを経由して
、炎孔１６に形成される火炎からの熱を一部ヒータ部１
１へ直接伝えることができる。その結果、特に弱燃焼時
の熱再循環量が増加して消費電力が節約できるといった
効果もある。

なお、本実施例においては着火は点火負極２゜の先端に
て行う構成となっているが、点火正極１８を加熱、昇温
させても同様な効果は得られる。しかしながら、その場
合にはセラミック１６によシ被覆、電気的に絶縁する必
要があシ、点火正極１８、の加熱は若干困難である。そ
れに対して本実施例のように、電気的に接地側となる点
火負極２ｏはヒータ部１１と密着、或は一体成型させる
ことが容易に可能となる。つまシ、非常に簡単な構成に
よって点火負極２ｏの加熱、昇温を効率よく行うことが
でき、良好な着火特性が得られ、さらに前述の弱燃焼時
の熱再循環量も増加することになる。

発明の効果 本発明は点火負極をヒータ部と熱的に導通させることで
、簡単な構成によシ、■　火花放電の密度が最も高い点
火負極の先端が炎孔に而しているため、着火性能は最適
となる。■　点火負極がヒータ部と熱的に導通されてい
るため、火炎核は点火負極の消炎効果をよシ受は難くな
っている。着火はよシ確実性、安定性を増している。■
　燃焼反応熱が点火負極を経由してヒータ部へ直接伝導
するため、特に弱燃焼時の熱再循環量が増加して消費電
力が節約できる。■　点火負極は電気的に接地側である
ので高圧放電に対する絶縁処理は必要なく、ヒータ部と
密着、或は一体成型することができる。構成が簡単であ
シ、しかも加熱、昇温か効率よく行えるので、着火性能
はかなシ改善される。

以上のように、簡単な構成によシ、確実かつ安定な着火
特性を有し、消費電力の節約可能なバーナが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例のバーナの斜視
図および縦断面図、第３図は従来例のバーナの要部断面
図である。 １・・・・・・炎孔、６・・・・・・点火正極、７・・
・・・・点火負極、１１・・・・・・ヒータ部、１８・
・・・・・点火正極、２０・・・・・・点火負極。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｔａ
−−ｉ火正橿 Ｊ−点１文負看 第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）炎孔と、前記炎孔に先端を面して設置した点火負
   極と、前記点火負極に対向した点火正極と、前記点火負
   極と前記点火正極との間に火花放電を生じさせる火花点
   火装置と、前記点火負極と熱的に導通させたヒータ部を
   設けて、点火に際して前記点火負極を加熱、昇温させる
   ことを特徴とするバーナ。
2. （２）燃料気化部加熱用ヒータ部と点火負極加熱用ヒー
   タ部を兼用した特許請求の範囲第１項記載のバーナ。
3. （３）点火負極と気化部を密着、或は一体成型した特許
   請求の範囲第２項記載のバーナ。