JPH01121490A - ベネシャンブラインド及びその製造方法 - Google Patents

ベネシャンブラインド及びその製造方法

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JPH01121490A
JPH01121490A JP62280053A JP28005387A JPH01121490A JP H01121490 A JPH01121490 A JP H01121490A JP 62280053 A JP62280053 A JP 62280053A JP 28005387 A JP28005387 A JP 28005387A JP H01121490 A JPH01121490 A JP H01121490A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass fiber
resin
slat
venetian blind
impregnated
Prior art date
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Pending
Application number
JP62280053A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yoshida
茂 吉田
Teruo Ikeda
池田 照夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNITIKA UM GLASS KK
Original Assignee
UNITIKA UM GLASS KK
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Publication date
Application filed by UNITIKA UM GLASS KK filed Critical UNITIKA UM GLASS KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、スラット部に有孔ガラス繊維織物を用いたベ
ネシャンブラインド及びその製造方法に関するものであ
る。
(ロ)従来の技術 従来のベネシャンブラインドのスラット部はスチール、
アルミニウム又は木製であって、ノ1−ドな感覚のもの
のみに限られていた。
これらのものは遮光性という点のみに重点が置かれ9通
風性という点に何らの考慮もなかったものである。
()・)発明が解決しようとする問題点本発明は、従来
のベネシャンブラインドのこれら材料の欠点とする点を
考慮して、有孔ガラス繊維織物なスラット部に使用する
ことによって、スラット部を閉じても通風性があって、
あたかもレーンカーテンのようなファツショナブルな雰
囲気をかもし出す格調あるソフト感覚のブラインドを提
供しようとするものである。
即ち9本発明は9通風性があってあたかもレースカーテ
ンのような雰囲気を有するベネシャンブラインドとその
製造方法に関するものである。
従来のベネシャンブラインドは前述のように遮光性にの
み重点を置いているため、金属や木製等のものがスラッ
ト部に使用されていて、織物の使用等ということは不可
能と考えられ、織物を用いようという発想がなかったの
が実状であった。
本発明者らは、ファツショナブルなレースカーテンに劣
らないようなソフトなファツション性を有するベネシャ
ンブラインドについて鋭意研究の結果、゛本発明に到達
したものである。
これは従来のブラインドとしての機能性を損うことなく
、即ち遮光性、防炎性、耐久性等の機能性を持ち、更に
通気性、ソフトなファツション性を有する条”件を満た
すことが必要とされて−・た。
本発明はこれらの課題を兄事に解決し、しかも安価で画
期的なベネシャンブラインドを提供しようとするもので
ある。
以下9問題解決の手段1作用について詳記する。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用まず、スラ
ット部の要求される基本性能とじて温湿度等による寸法
安定性、防炎性、遮光性という課題が挙げられる。
そして、これらの基本性能を満足するのみならず、ソフ
トなファツション性1通気性を得るということが重要な
課題である。
本発明は、温湿度、応力に対して安定しており。
耐熱性(防炎性)に優れた無機繊維であるガラス繊維を
素材として用いることに着目したものである。更にこれ
に種々製造条件を検討した結果1本発明に到達したもの
である。
そのためにはまず、1mメツシュ以下の細孔を有し、か
つ加工時にスリップ等を起こさず加工できる有孔織物を
得るために模沙織またはカラミ織のガラス繊維の基布を
製造する。
通常の平織等ではl111I以下の均等な有孔を得るこ
とが難しいばかりでなく、たとえ得られたとしても加工
時にスリップ等を起こし、以後の加工は困難である。
カラミ織または模沙織は使用する糸種、織組織。
求めるスラットの厚さ等により異なるが、織密度はカバ
ーファクターで100〜1000の範囲が望ましく、1
00以下では遮光性に問題があり、  1000以上で
は通気性を得ることが困難である。
次いで、得られた有孔織物の特性を損うことなく規定の
寸法に成型する。
成型加工法については幾多の実験、研究結果。
得られた有孔織物をポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂
槽に浸漬後アングルで重量比で20〜70%になるよう
絞り、70〜150℃で予備乾燥し半製品を作る。この
予備乾燥温度は使用する樹脂によって適正範囲が異なる
が、70℃以下では樹脂の仮硬化が促進されず取扱い難
く<、汚れ付着、形状不安定になる。150℃以上では
樹脂の硬化がほぼ完全に行われ規定通りの形状になり難
くくなる。しかる後所定巾に切断し、金属を用いて規定
のアングルになるよう成型圧2〜15に9/d;  1
50〜250℃で2分以上成型を行って目標通りのスラ
ットを得ることができる。
その際、成型圧が2kg/C11以下では予備乾燥され
たものが十分規定の形状になり難く<、樹脂中に気泡の
残存等が生じ易い。10kg/ff1以上では破損が生
じ易く9強度低下をきたすことがある。また。
成型温度が150℃以下では充分に形状化できず不安定
になる。250℃以上では樹脂の変色1強力脆化を起こ
す場合があってよくない。
成型加工にあたっては前記の範囲で行わなければならな
い。
また、有孔性を保持するためには前述の予備乾燥によっ
て半製品を製作する際にマングルで絞った直後エアで吹
いて織物表面の樹脂膜形成を防ぐことができる。
また、ガラス繊維の不燃性を生かすためには成型時の樹
脂中に樹脂に対し5〜40チの二酸化アンチモン、水酸
化アンチモン等の難燃剤を添加することにより防炎性能
の向上を更にはかることができる。
規定巾、アングルに加工するにはフレキシブルな半製品
を経て加工することにより、取扱い易く精度ある加工が
可能であり、使用する樹脂としては不飽和ポリエステル
が最適であるが、他の熱°硬化性樹脂フェノール、エポ
キシ、メラミン等の単独またはポリエステル等の併用が
可能であり、これによって特徴ある風合が得られる。
樹脂付着量はスラットの密度、厚さによって異なるが、
ガラス繊維に対し10〜100俤の範囲が適正範囲であ
り、10チ以下では寸法安定性が不十分であり、  1
004以上では通気性が十分得られず。
本発明の特徴であるノット感が損われるものである。
本発明品のガラス繊維織物をスラット部に使用すること
により9通常の壁装材に用いられている二ンボス加工や
、プリント加工等が極めて容易に可能であり、よりファ
ツション性を得ることができる。
また、耐候性、防汚性を更に高めるためにはスラット部
の表面にフッ素加工等を施すことにより。
尚−層優れた防汚性能を得ることもできる。
このように本発明は、スラット部にガラス繊維の有孔織
物を用いることによって従来品にない軽量化2通気性、
ファツション性等があるベネシ・ヤンブラインド及びそ
の製造方法を提供できるものである。
以下、実施例に基き本発明の製造方法を詳細に説明し、
その製品についての効果を述べる。
(ホ)実施例 実施例1 経、緯糸に135テックス番手のガラス繊維マルチフィ
ラメント糸を用いて経、緯糸密度42X42本、41t
(K=976)の模沙織の基布を製織し、防炎剤として
二酸化アンチモン5チ、水酸化アルミニウム10チ、ベ
ンゼン5チを添加した不飽和ポリエステル樹脂槽内に浸
漬後マングルで付着量が40%となるように絞り、有孔
を損わないようマングルの出口で圧搾空気を用いて表面
皮膜を除去した後100℃で3分子備乾燥後捲取る。
捲取った半製品をスラット巾50目、矢高5mの金型に
適合するよう切断し、金型固定し、成型圧7−〜,18
0℃で7分間加熱成型を行い、ベネシャンブラインドの
スラットとして性能試験を行った。これはJIS A 
4801に基(試験法(下記表3)により行った。尚、
ブラインドのスラットはこの項目試験を行い表3の数値
に適合しなげればならない。
その評価結果は最大残留歪量1寵、最大けん引力(引上
げ力5kflf、)回転引き力2に9f、回転力1に9
f ’)と充分表3の性能を上まわる数値を示すもので
あった。また、落下衝撃、昇降9回転共に使用上異常な
(2通気性、外観共に満足できるものであり1本願ブラ
インドの性能が優れているものであることを示している
表3                単位 n実施例
2 上記実施列lで得られたスラット部に、更に防汚加工処
理を施した例である。即ち、溶剤型アクリル酸エステル
系樹脂及びポリウレタン系樹脂を固形分として30重量
部2表面改質剤としてフッ素系グラフトポリマー、シリ
コン系グラフトポリマー611重量部を含有してなる組
成物を両面に1017W?塗布し、170℃で加熱乾燥
を施した後耐候性。
防汚性について評価した結果を下記に記す。
(良)5  (−−→1 (悪) この数字でみるように、従来使用時の欠点である防汚性
も著しく向上することがわかる。
(へ)発明の効果 本発明は、ベネシャンブラインドのスラット部に有孔ガ
ラス繊維織物を使用し、これに不飽和ポリエステル等の
熱硬化性樹脂な含浸成型したことにより、遮光性のみな
らず2通風性に富みファツジ盲ナブルなブラインドを提
供したものである。
また、そのスラットとしての基本性能にも優れ。
ブラインドとして通気性、遮光性は勿論、温湿時の寸法
安定性、防炎性、耐候性、防汚性にも優れた効果を有す
るものである。
また、製造加工方法も、前述に示す範囲の加工条件によ
って簡易に製造することができ、これによって優れた効
果を有す・るベネシャンブラインドを得るものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スラット部がガラス繊維マルチフィラメントから
    なる織物に樹脂を含浸固定したもので構成されているこ
    とを特徴とするベネシャンブラインド。
  2. (2)スラット部に用いるガラス繊維マルチフィラメン
    トからなる織物は、カバーファクター(K)が100〜
    1000、織組織が模沙織もしくはカラミ織からなる有
    孔織物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のベネシャンブラインド。 但し、カバーファクターKは経、緯のカバーファクター
    K^W、K^Fの和からなり、経、緯糸の密度N(本/
    吋)、テックス番手(Td)とすると、K=K^W+K
    ^F、K=N√(Td) と定義する。
  3. (3)スラット部のガラス繊維織物に含浸固定する樹脂
    はポリエステル、エポキシ、フェノール、メラミン系等
    のものを単独又は組合せたものからなり、有孔織物の有
    孔を損うことなくガラス繊維に対して重量比で10〜1
    00%の付着量であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のベネシャンブラインド。
  4. (4)スラット部のガラス繊維に含浸する樹脂に対して
    5〜40%の三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム等
    の難燃剤を添加付与することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のベネシャンブラインド。
  5. (5)スラット部はガラス繊維マルチフィラメントから
    なる織物を用い、該ガラス繊維織物に樹脂及び難燃剤を
    含浸した後70〜150℃で予備乾燥し、その後所定の
    巾で切断し成型圧2〜15kg/cm^2、温度150
    〜250℃で2分以上成型したことを特徴とするベネシ
    ャンブラインドの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8277591B2 (en) * 2000-07-18 2012-10-02 Hunter Douglas Inc. Tubular slat for coverings for architectural openings

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822628A (ja) * 1981-07-24 1983-02-10 Inoue Japax Res Inc 放電加工方法
JPS5822629A (ja) * 1981-07-31 1983-02-10 Inoue Japax Res Inc ワイヤカツト放電加工装置

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