JPH01120323A - 管路補修工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、老朽化した管路の内周面にライニングを施す
管路補修り法に関する。

（従来の技術） 地中に埋設された下水道管、電気・ガス管、その他の工
業用管路が老朽化した場合、これらの管路を掘出するこ
となくその内周面にライニングを施して当該老朽管を補
修、補強等する管路補修工法が既に提案され、実用に供
されている（例えば、特開昭６０−２４２０３８号公報
参照）、即ち、この管路補修工法は、その表面をフィル
ムコーティングした可撓性の樹脂吸収材に硬化性樹脂を
含浸せしめて成る管状ライニング材を流体圧によって老
朽管内に反転させながら挿入するとともに、これを老朽
管内周面に押圧し、その後、管状ライニング材を加温等
してこれに含浸された硬化性樹脂を硬化させ、以て当該
老朽管の内周に剛性内張り管を形成してライニングを施
す工法である。

（発明か解決しようとする問題点） しかしながら、と２工法を管路の屈曲部に対して適用し
た場合には、管状ライニング材か曲がりの内側で縮み、
外側で引張られるため、曲がりの内側において該管状ラ
イニング材にシワか生じてライニングが完全になされな
いという問題がある。

本発明はＬ記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
する処は、管路の屈曲部に対しても完全なライニングを
施すことができる管路補修工法を提供するにある。

（闇題点を解決するための手段） 上記目的を達成すべく本発明は、可撓性の樹脂吸収材に
硬化性樹脂を含浸せしめて構成される管状ライニング材
を流体圧によって老朽管内に反転させながら挿入し、そ
の後、該管状ライニング材に含浸された前記硬化性樹脂
を硬化させて老朽管内周面にライニングを施すようにし
た管路補修工法において、前記管状ライニング材の老朽
管屈曲部に対応する部分の少なくとも１箇所を所定の形
状に切断して除去し、該ライニング材の切断部同士を接
合してその老朽管屈曲部に対応する部分の形状を老朽管
屈曲部の形状に略合致せしめるようにしたことを特徴と
する。

（作用） 而して、管状ライニング材の老朽管屈曲部に対応する部
分は予め老朽管屈曲部の形状に略合致しているため、該
管状ライニング材を流体圧によって老朽管に反転させな
がら挿入すると、老朽管の屈曲部においてこの管状ライ
ニング材は管圧曲部の形状に沿って反転押圧され１曲が
りの内側においても当該管状ライニング材にシワか発生
せず。

この結果、管路の屈曲部に対しても完全にライニングか
施されることとなる。

（実施例） 以ｆに本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第２図に示すようなその途中に曲率半径ｒの屈曲部（９
０°エルボ）ｌａを有する内径ｄ１の名物／？？ｌにラ
イニングを施す場合、第１図に示す直径ｄ（＝χ・ｄｌ
　：χは縮小係数）の管状ライニング材２が用いられる
。即ち、この管状ライニング材２は可撓性の樹脂吸収材
に例えば熱硬化性樹脂を含浸せしめて構成され、その老
朽管屈曲部ｌａに対応する部分２ａ（口ＡＥＪ　＝Ｄ　
”の部分）は図示の部分（ΔＢＦ　ＣＧ’）　Ｇ　′及
びΔＣ′Ｈ′Ｉ　”の部分）ａ、ｂか所定の形状に切断
されて除去される。そして、この切断除去部分ａ、ｂの
寸法及び形状は第１図に示す要領で決定される。

即ち、上記切断除去部分ａ、ｂは平面視て頂角Ｂ、　　
Ｃ”か共に４５６の二等辺三角形を成しており、この部
分ａ、ｂを切断して除去し、切断線ＢＦ　（Ｇ）とＢＧ
′及び切断線Ｃ”Ｈ”とｃ′ｒ′とをそれぞれ接合すれ
ば、該管状ライニング材２の管圧曲部１ａに対応する部
分２ａは、曲率半径ｒの実際の管圧曲部１ａの形状に対
して曲かり角度９０°の図示多角形ＡＥＦ　（Ｇ）Ｈ（
１）ＪＤＣＢにてその形状が近似されることとなる。つ
まり、多角形ＡＥＦ　（Ｇ）　Ｈ＜Ｔ　）　ＪＤＣＢは
、自車中心０を原点とする直角軸（直線ＯＡ、ＯＤ）か
ら角度２２．５°をなす放射線上の直線ＢＦ　（Ｇ）及
びＣＨ（１）にて各々角度４５″′ずつ屈曲して計９０
°その方向を変える形状を有しており、管状ライニング
材２Ｌの各点Ｃ′、Ｄ＝、Ｇ′、Ｈ′、Ｉ　′、Ｊ　′
は多角形ＡＥＦ　（Ｇ）Ｈ（１）ＪＤＣＢ上の各点Ｃ，
Ｄ。

Ｇ、Ｈ，Ｉ、Ｊに対応しているため、切断除去部分ａ、
ｂの位置（特に切Ｉｔｌｒ基点である点Ｂ。

Ｃ”）を管状ライニング材２上で容易に決定することが
できる。

ところで、第１図の右下方（ΔＣ′Ｈ”Ｉ　′の下方）
に管状ライニング材２の切断除去部分すの展開図を示す
が切断線Ｃ”Ｈ＝、Ｃ”Ｉ′はこの展開図上でサインカ
ーブＣ”　Ｈ”、ｃ”ｒ”としてそれぞれ求められ、こ
れらサインカーブＣ”Ｈ”　、Ｃ”　Ｉ”は図示半円Ｃ
ｒ、Ｃｔ上の各点における図示長さｈ（例えば、半円Ｃ
１上の点ｐ（角度θ））における図示長さｈ）を展開図
上にプロットし、各プロット点を滑らかに結ぶことによ
って描かれる。

斯くて、管状ライニング材２は管圧曲部１ａに対応する
部分２ａか予め管圧曲部１ａの形状に近似的に合致する
こととなるが、該管状ライニング材２を用いて行なう管
路補修工法を第２図及び第３図に基づいて説明する。

即ち、第２図に示すように上記管状ライニング材２を反
転し、その反転した部分に注水ホース３から水を注入す
れば、該管状ライニング材２は水圧を受けて反転しなが
ら老朽管ｌ内に順次挿入されるとともに、老朽管ｌ内周
壁に押圧される。そして、この管状ライニング材２の反
転挿入が管用曲部１ａに達すれば、前述のようにその管
用曲部ｌａに対応する部分２ａは予め管用曲部１ａの形
状に近似的に合致するよう成形されているため、該管状
ライニング材２は管用曲部１ａにおいてもその形状に沿
って反転挿入され、曲がりの内側において当該管状ライ
ニング材２にシワか発生しない。

そして、老朽管ｌ内への管状ライニング材２の反転、挿
入か進み、第２図に示すように該管状ライニング材２の
反転、挿入が老朽管ｌの全長に亘って完了した後、管状
ライニング材２に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させる
と、老朽管ｌの内周面に所要のライニングを施すことか
できる。即ち、第３図に示すようにボイラー車４に設置
されたボイラー５にて発生する温水を温水ポンプ６によ
って給水ホース７から管状ライニング材２内に供給し、
且つ管状ライニング材２内の水を吐出ホース８からボイ
ラー５に戻す作業を繰り返すと、管状ライニング材２に
含浸された熱硬化性樹脂が温水によって加温されて硬化
し、老朽管ｌの内周面にライニングが施される。

以上において、管状ライニング材２は前述のように老朽
管ｌの屈曲部１ａにおいてもその形状に沿って反転、挿
入されるため、屈曲部１ａにおいてもシワの発生の無い
完全なライニングが施される。

尚、以上の実施例においては、特に直角に曲がった屈曲
部を有する老朽管に対する補修について言及したが１本
発明工法はその他３０°。

４５°、６０°等の角度に曲がった屈曲部を有する老朽
管に対しても適用可能であり、その場合の管状ライニン
グ材の切断除去部分は１箇所でも差し支えない。

（９，明の効果） 以上の説明て明らかな如く本発明によれば、管状ライニ
ング材の老朽管屈曲部に対応する部分を予め老朽管屈曲
部の形状に略合致せしめるようにしたため、該管状ライ
ニング材を流体圧によって老朽管内に反転させながら挿
入すると、老朽管の屈曲部においてこの管状ライニング
材は管用曲部の形状に沿って反転押圧され、曲がりの内
側においても当該管状ライニング材にシワが発生せず。

管路の屈曲部に対しても完全にライニングが施されると
いう効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明工法に使用される管状ライニング材の切
断要領を示す説明図、第２図及び第３図は本発明工法を
示す断面図である。 １・・・老朽管、ｌａ−老朽管屈曲部、２・−・管状ラ
イニング材、２　ａ　・＝管状ライニング材の管用曲部
に対応する部分、ａ、ｂ・・・管状ライニング材の切断
除去部分。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　可撓性の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて構成
   される管状ライニング材を流体圧によって老朽管内に反
   転させながら挿入し、その後、該管状ライニング材に含
   浸された前記硬化性樹脂を硬化させて老朽管内周面にラ
   イニングを施すようにした管路補修工法において、前記
   管状ライニング材の老朽管屈曲部に対応する部分の少な
   くとも１箇所を所定の形状に切断して除去し、該ライニ
   ング材の切断部同士を接合してその老朽管屈曲部に対応
   する部分の形状を老朽管屈曲部の形状に略合致せしめる
   ようにしたことを特徴とする管路補修工法。