JPH01119889A - Ｉｃカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、集積回路基板を密封して内蔵するＩＣカード
に関する。

（従来の技術） 磁性体のストライブをメモリ媒体としたカードが磁気カ
ードとして銀行などのオンラインシステムのキャッシュ
カードやクレジットカードに広く利用されている。

このような磁気カードはそのコストは安いが、記憶容量
が少なく、記憶されたデータが外部からの磁気にて消去
される虞があるため、記憶容量が大きく、データが外部
磁気にて影響されることのないＩＣカードが近年開発さ
れている。

この種のＩＣカードは、内部にＣＭＯＳタイプの集積回
路で構成されるプロセッサやメモリを有しており、ＩＣ
カードの外面には、ＩＣカードにデータを書込む時や、
あるいは読出時に関連機器と接続するためのコネクタが
形成されている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述のようなＩＣカードは、コネクタ部が設りられてい
るため、ＩＣカード内部を外部環境から保護するための
遮蔽が容易でなく、信号を無接触でやりとり出来るタイ
プのＩＣカードも開発されている。

しかし、その場合に内蔵された集積回路への電力の供給
は、ケース内に電磁誘導用のコイルパターンを設けて、
外部から交流電力を導入するようにしている。そのため
、ＩＣカード内には信号処理回路の外にコイルや整流回
路が必要になってカードが大型化してしまう。又、誘導
起電力の損失を小さくしようとすれば、電力供給用のコ
イルとカードとの間隔を大きくとって使用することがで
きないという問題もあった。

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、信号の人
力を電力供給と同時に無接触で行なえるようにしたＩＣ
カードを提供することを目的にしている。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、データの読み書きが可能な半導体集積
回路をカード状のケースに組込んでなるＩＣカードにお
いて、前記ケース内に配置され回路基板に電力を供給す
る受光手段と、この受光手段に前記データにより変調さ
れた光信号を照射したとき該データを復調する受信手段
とを具備したことを特徴とするＩＣカードが提供される
。

（作用） 本発明では、半導体集積回路への電力と信号をともに光
を媒介にして同一の受光手段から供給することができる
。

（実施例） つぎに本発明の一実施例について、図面を用いて詳細に
説明する。

第２図は本発明の一実施例を示すＩＣカードの斜視図で
あり、ケース１の内部にはプリント基板２が収納され、
ケース１の上面は一部に透明のプラスチック板３ａを含
む金属板よりなるカバー３が接着されて、プリント基板
２を保護するとともに、基板２上に配置されたいわゆる
太陽電池に光エネルギーを供給することができる。この
他、プリント基板２には例えばプロセッサやメモリなど
の半導体集積回路と、信号変調回路とが形成され、それ
ぞれ所定の回路パターンにより結線されている。

第１図は、上記ケース１に収納されたＩＣカードをアダ
プタ４に挿入した状態での動作を説明する図である。

アダプタ４は、光源となる発光素子４ａと、ＩＣカード
に伝達する信号データを生成する信号源４ｂ及びこれら
発光素子４ａと信号源４ｂとの間に配置されるスイッチ
ング素子４Ｃを有し、この発光素子４ａからの光がＩＣ
カードの太陽電池であるフォトセル５を照射することに
より、プリント基板２の集積回路に電力が供給される。

また、アダプタ４からの光は、上記信号データにより変
調されているため、所定の電圧信号に変換された後、集
積回路内に形成されたコンパレータを含む復調回路６に
供給されることにより、上記信号源４ｂの信号データに
復調される。

なお、７はシリアル伝送された信号データに含まれる複
数のデータをパラレル信号として取り出すシリアル／パ
ラレル変換回路である。

第３図は、フォトセル５から得られる電圧信号の一例を
示している。

なお、太陽電池の外に、送信用の発光素子を設けてＩＣ
カード内のデータを読み出すようにすることも可能であ
る。

またフォトセル５は従来のコイルに比較すると極めて小
さな占有面積しか必要としないため、複数個並列に配設
して、複数の信号を同時に受信するようにして、信号伝
送効率を高めることができる。また、太陽電池は、必要
とされる電力量に応じたフォトセル５を選択してケース
に実装すれば良い。

以上本発明を上記の一実施例によって説明したが、本発
明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、本実施例
と同様に無接触で光信号の授受と電力供給が可能であれ
ば良く、又、内部にバックアップ用の電源を配置するな
どの変形、応用例も本発明の範囲から排除するものでは
ない。

（発明の効果） 本発明によれば、電磁誘導によらずに信号の入力を電力
供給と同時に無接触で実現したｒｃカードを提供できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すＩＣカードの構成説
明図、第２図は、ｒｃカードの外形を示す斜視図、第３
図は、伝送される信号の一例を示す図である。 １・・・ケース、２・・・プリント基板、３・・・カバ
ー、４・・・アダプタ、５・・・フォトセル、６・・・
復調回路、７・・・シリアル／パラレル変換回路。 特許出願人　　ファナック株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）データの読み書きが可能な半導体集積回路をカー
   ド状のケースに組込んでなるＩＣカードにおいて、前記
   ケース内に配置され回路基板に電力を供給する受光手段
   と、この受光手段に前記データにより変調された光信号
   を照射したとき該データを復調する受信手段とを具備し
   たことを特徴とするＩＣカード。
2. （２）前記受光手段は光エネルギーを電気的エネルギー
   に変換する太陽電池であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載のＩＣカード。（３）前記受信手段は
   、入射する光信号から複数のデータをパラレル信号とし
   て取り出す変換回路を具備してなることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載のＩＣカード。