JPH0111889Y2 - - Google Patents

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JPH0111889Y2
JPH0111889Y2 JP1982103168U JP10316882U JPH0111889Y2 JP H0111889 Y2 JPH0111889 Y2 JP H0111889Y2 JP 1982103168 U JP1982103168 U JP 1982103168U JP 10316882 U JP10316882 U JP 10316882U JP H0111889 Y2 JPH0111889 Y2 JP H0111889Y2
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JP
Japan
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parking
lock
key
unit
insertion hole
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JP1982103168U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両、特に自転車或いはオートバイ等
の二輪車用の駐車装置において盗難防止用等のた
めに設けられる鎖或いはロープの鎖錠機構に関す
る。
最近、通勤、通学等に鉄道駅まで自転車を利用
する人が多くなつており、これらの人が放置して
いく自転車によつて駅周辺の交通に支障を来たす
ことが多い。このように放置自転車が多くなつた
原因としては、駅までの交通の不便さにより利用
の止むを得ない人だけでなく、駅近くの人までが
その手軽さ故に利用することが多いためと言われ
ている。
このような自転車の放置を規制する手段として
自転車用の駐車装置があり、これは同種の駐車ユ
ニツトを間隔を設けて多数植設し、このユニツト
間の区域に1台づつ自転車を駐車させ整理するよ
うになつている。
そして、従来の駐車装置における駐車ユニツト
は、ユニツトに一端を固定した鎖又はロープ等の
他端を自転車に通した後、同じユニツト頭部に設
けた挿入孔に挿入し、所定の料金を投入して鍵を
掛け鎖又はロープの他端をロツクし自転車を駐車
ユニツトに繋ぐコインロツカ式のものであつた。
しかしながら、このような従来の駐車装置で
は、料金を投入すれば誰でも使用できることから
不特定多数の人の利用が可能で自転車利用の止む
を得ない人が優先的に利用できない。また、駐車
ユニツト間の区域は開放状態にあるため、既に自
転車が駐車されているにもかかわらず、同じ区域
に後から2台、3台と無理に駐車することも可能
であり、現状の放置自転車対策として有効とは言
い難いものであつた。
このようなことから、駐車ユニツトに設けた鎖
等を隣接する駐車ユニツトに掛け渡してユニツト
間の駐車区域を閉鎖できる構成とし、しかも掛け
渡した鎖等の鎖錠及び解錠操作は、公的に認めら
れた特定者の所有する鍵の鍵操作だけで行なえる
ような駐車装置が考えられている。
本考案は、このような駐車装置に適用する構造
の極めて簡単な鎖錠機構を提供することを目的と
してなされたもので、具体的には、特定者の所有
する鍵による鍵操作によつて回動する回動部材の
駐車ユニツト内部分に、当該回動部材の回動動作
によつて揺動する鎖錠片を取り付け、この鎖錠片
を鎖等の先端に設けたピン部材に形成した溝に係
合させて鎖等の紐部材を鎖錠する構成すると共
に、紐部材を隣接する駐車ユニツトに鎖錠操作し
たときのみ鍵を駐車ユニツトから引き抜くことが
できるように構成したものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図A,Bは本考案の鎖錠機構の1実施例を
適用した駐車装置の設置状態を示したものであ
る。
図において、駐車区域1の入口側に駐車装置を
構成する駐車ユニツト2を複数個略一定間隔に植
設する。この駐車ユニツト2は支柱3の頭部に、
隣接するユニツト2に一端が固定された紐部材例
えば鎖4の他端を取り付けかつ鎖錠できる鎖取付
部5が設けられている。そして、この駐車装置で
は隣接する駐車ユニツト2の鎖取付部5に鎖4を
図に示すように掛け渡し、この鎖4を特定者の所
有する鍵による鍵操作によつて鎖錠することによ
り、ユニツト間の各駐車区域を閉鎖し、他人の利
用を排除するようにしている。
本実施例の鎖錠機構は駐車ユニツト2の鎖取付
部5に組み付けられており、この鎖取付部5の外
観を第2図に示す。
図において、鎖取付部5には、ケース6前面側
の蓋7に、鎖4の他端にピン8を介して取り付け
られたピン部材としてのロツクピン9を着脱自由
に保持できる保持部10と、この保持部10に保
持されたロツクピン9を鎖錠及び解錠操作するロ
ツク部11とが備えられ、ケース6背面側には鎖
4の一端を固定するための金具12(第3図示)
が固着されている。
前記保持部10とロツク部11の詳細を第3図
A〜Cに示す。まず、保持部10は、ロツクピン
9が挿通自由な挿入孔21を有するガイド部材2
2を、蓋7に貫通させナツト23で固定して形成
されている。このガイド部材22にはロツクピン
9挿入時にロツクピン9に形成されている周溝9
aに対応する位置の上半周部に切欠部22aが形
成され、また、ケース6内側先端部の上半周部に
も切欠部22bが形成されている。一方、ロツク
部11は蓋7に貫通させナツト25で固定した管
状部材26と、該管状部材26に回動自由に貫通
保持され外端面に鍵穴27が形成され駐車ユニツ
ト2外側からの錠操作によつて回動する回動部材
28と、該回動部材28のケース6内部側に固着
され、この回動部材28の回動動作に伴なつて揺
動しスプリング32によつて常時鎖錠方向に弾性
付勢されている第1鎖錠片31と、該第1鎖錠片
31の中間部にピン33を介して回動可能に取付
けられると共にピン33外周に装着した捩りばね
35により第1鎖錠片31先端と接触する方向に
弾性付勢されている第2鎖錠片34とで構成され
ている。前記第1鎖錠片31の先端側には、回動
部材28の鎖錠位置においてガイド部材22に挿
入されたロツクピン9の周溝9a上半周部に係合
する係合部31aが形成されている。ここで、前
記第2鎖錠片34とガイド部材22の切欠部22
bとによつて、ロツクピン9の挿入孔21非挿通
時に第1鎖錠片31を非鎖錠位置に係止保持する
ロツク位置と、ロツクピン9の挿入孔21挿通時
に第1鎖錠片31の係止保持動作を解除するロツ
ク解除位置との2位置を有する鎖錠片の係止手段
が構成される。30はケース6を支柱3に固定し
ているボルトである。
かかる構成において、保持部10に保持され鎖
錠状態にあるロツクピン9を解錠し引き抜く場
合、鍵によつて回動部材28をスプリング32の
弾性力に抗して第3図Cの矢印で示す解錠方向に
回動し第1鎖錠片31の係合部31aとロツクピ
ン9の周溝9aとの係合を解錠する。すると、捩
りばね35によつて付勢されている第2鎖錠片3
4によりロツクピン9の先端が押されてロツクピ
ン9が自動的に外側へ若干飛び出す。この際、第
2鎖錠片34は第1鎖錠片31と共に回動してい
るので、その下端がガイド部材22の切欠部22
b上に乗り上げた状態、即ち、第1鎖錠片31を
非鎖錠位置に係止保持するロツク位置となる。従
つて、回動部材28が鎖錠位置まで完全に戻らな
いので、鍵を引き抜くことはできない。
鍵を引き抜くには、ロツクピン9を再び保持部
10に保持させなければならない。
即ち、ロツクピン9をガイド部材22に挿入す
ると、ロツクピン9先端が第2鎖錠片34を押し
切欠部22bからこの第2鎖錠片34が外れて第
1鎖錠片31の係止保持動作を解除するロツク解
除位置となるため、スプリング32の弾性力によ
つて第1鎖錠片31が自動的に鎖錠方向へ回動し
ロツクピン9の周溝9aに係合してロツクピン9
を鎖錠すると同時に、回動部材28も鎖錠位置ま
で回動するので、鍵の引き抜きが可能となる。
このように、この鎖錠機構の場合には、鎖4に
よつて駐車区域を閉鎖しなければ鍵が引き抜けな
いようになつているので、使用者が駐車区域の閉
鎖を忘れることなく、使用を認められた者以外の
人がこの駐車区域に駐車することを防止でき、専
用駐車区域としての性質をより一層高めることが
でき効果が大となる。
以上述べたように本考案によれば、隣接する駐
車ユニツトに紐部材を掛け渡してユニツト間の駐
車区域を閉鎖すると共に、掛け渡した紐部材他端
を、特定者の所有する鍵による鍵操作のみで鎖錠
及び解錠できるようにした駐車装置において、鍵
操作によつて回動する回動部材に鎖錠片を取り付
け、回動部材を介して鎖錠片を揺動させて紐部材
他端のピン部材の溝に係合させて鎖錠させる構成
としたので、構造が極めて簡単であり、コンパク
トで安価な鎖錠機構とすることができる。しか
も、紐部材を隣接の駐車ユニツトに鎖錠操作しな
いと鍵を引き抜くことができないので、駐車ユニ
ツト間の駐車区域を閉鎖し忘れることがなく使用
を認められた人以外の者がこの駐車区域に駐車す
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の鎖錠機構の1実施例を適用し
た駐車装置の設置例を示す図で、Aは平面図、B
は正面図、第2図は同上駐車装置の鎖錠機構の収
納部外観図、第3図は鎖錠機構の1実施例を示す
要部断面図で、Aは平面断面図、Bは側面断面
図、Cは背面断面図である。 2……駐車ユニツト、4……鎖、5……鎖取付
部、9……ロツクピン、9a……周溝、22……
ガイド部材、22a,22b……切欠部、27…
…鍵穴、28……回動部材、31……第1鎖錠
片、31a……係合部、34……第2鎖錠片、3
5……捩りばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の駐車ユニツトを間隔を設けて植設して
    なり、各ユニツトに一端を固定して設けた紐部材
    の他端を、隣接する駐車ユニツトの挿入孔に着脱
    することにより駐車ユニツト間の駐車区域を閉鎖
    又は開放すると共に、特定者の所有する鍵による
    鍵操作のみで前記挿入孔に挿入された紐部材の鎖
    錠及び解錠操作が行なえる鎖錠機構を備えた駐車
    装置において、前記駐車ユニツトに回動自由に設
    けられ駐車ユニツト外面側の端面に鍵挿通用の鍵
    穴を有しユニツト外側からの前記鍵操作によつて
    回動する回動部材と、該回動部材の駐車ユニツト
    内側部分に一端が固定され当該回動部材の回動操
    作に伴なつて揺動する鎖錠片と、前記紐部材の他
    端に取付けられ前記挿入孔に挿通自由で、挿入孔
    挿通時に前記鍵の鎖錠位置で鎖錠片の他端が係合
    する係合溝を外周部に形成したピン部材と、ピン
    部材の挿入孔非挿通時に前記鎖錠片を非鎖錠位置
    に係止保持するロツク位置と、ピン部材の挿入孔
    挿通時に前記鎖錠片の係止保持動作を解除するロ
    ツク解除位置との2位置を有する鎖錠片の係止手
    段とを設ける構成としたことを特徴とする駐車装
    置の鎖錠機構。
JP10316882U 1982-07-09 1982-07-09 駐車装置の鎖錠機構 Granted JPS598453U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10316882U JPS598453U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 駐車装置の鎖錠機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10316882U JPS598453U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 駐車装置の鎖錠機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS598453U JPS598453U (ja) 1984-01-19
JPH0111889Y2 true JPH0111889Y2 (ja) 1989-04-07

Family

ID=30242838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10316882U Granted JPS598453U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 駐車装置の鎖錠機構

Country Status (1)

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JP (1) JPS598453U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52171842U (ja) * 1976-06-21 1977-12-27
JPS5727106Y2 (ja) * 1976-11-26 1982-06-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS598453U (ja) 1984-01-19

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