JPH01118652A - 絹フィブロインをバインダーとした不織布の製造方法 - Google Patents
絹フィブロインをバインダーとした不織布の製造方法Info
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- JPH01118652A JPH01118652A JP62277139A JP27713987A JPH01118652A JP H01118652 A JPH01118652 A JP H01118652A JP 62277139 A JP62277139 A JP 62277139A JP 27713987 A JP27713987 A JP 27713987A JP H01118652 A JPH01118652 A JP H01118652A
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- Pending
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Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は絹フィブロインをバインダーとした不織布の製
造方法に間する。
造方法に間する。
従来技術
絹不織布を製造しようとした場合、絹には羊毛のような
縮充作用がないため、繊維を機械的に絡み合わすただけ
では、繊維の絡みが弱く、繊維の脱落や不織布の変形が
おこりやすい。
縮充作用がないため、繊維を機械的に絡み合わすただけ
では、繊維の絡みが弱く、繊維の脱落や不織布の変形が
おこりやすい。
この点を改善するため絹繊維を機械的に絡み合わせシー
ト状にした後、接着剤により繊維相互を接合する、ある
いはシート表面を合成１！４脂等でコーティングするこ
とがおなわわれるが、手術用縫合糸として実績のある絹
の生体適合性の良さを生かして医療用不織布としての用
途を考えた場合には、接着物質の溶出といった化学的安
全性が問題となる。
ト状にした後、接着剤により繊維相互を接合する、ある
いはシート表面を合成１！４脂等でコーティングするこ
とがおなわわれるが、手術用縫合糸として実績のある絹
の生体適合性の良さを生かして医療用不織布としての用
途を考えた場合には、接着物質の溶出といった化学的安
全性が問題となる。
発明の目的
繊維の脱落や不織布の変形がおこりにくく、かつ化学的
安全性の高い絹フィブロインをパインダ−とじた絹１０
０χはもとより各種繊維素材を含んだ不織布を製造する
方法を提供することを目的とする。
安全性の高い絹フィブロインをパインダ−とじた絹１０
０χはもとより各種繊維素材を含んだ不織布を製造する
方法を提供することを目的とする。
発明の構成
繭、生糸、絹紡糸、ベニ−、ブーレットあるいは゛絹屑
等を精練してセリシンや不純物を除いて得た絹繊維つま
り絹フィブロインを臭化リチウム、塩化カルシウム等の
中性塩の濃厚水溶液あるいは銅エチレンジアミン等の塩
基性水溶）１χに溶解後、透析によりこれら溶解剤を除
去して絹フィプロイン水溶液を調製する。この水溶液中
で絹フィプロイン分子は無秩序状聾で分散しているが、
−２０から０°Ｃの凍結温度範囲で凍結すると、水の凍
結にともない絹フィプロイン分子が規則性をもった配列
で凝集し不溶化する。
等を精練してセリシンや不純物を除いて得た絹繊維つま
り絹フィブロインを臭化リチウム、塩化カルシウム等の
中性塩の濃厚水溶液あるいは銅エチレンジアミン等の塩
基性水溶）１χに溶解後、透析によりこれら溶解剤を除
去して絹フィプロイン水溶液を調製する。この水溶液中
で絹フィプロイン分子は無秩序状聾で分散しているが、
−２０から０°Ｃの凍結温度範囲で凍結すると、水の凍
結にともない絹フィプロイン分子が規則性をもった配列
で凝集し不溶化する。
凍結温度が一２０″′からｏ’ｃの範囲であっても、凍
結条件が急激であった場合、たとえば過冷却状態から一
気に凍結した場合には水溶液中の絹フィブロインは不溶
化しない。ただし、過冷却状態からの凍結あるいは一２
０°以下の温度の凍結で不溶化しなかフィブロインイン
水溶）αを再び今度は適正な条件で凍結した場合には絹
フィブロインは不溶化する。
結条件が急激であった場合、たとえば過冷却状態から一
気に凍結した場合には水溶液中の絹フィブロインは不溶
化しない。ただし、過冷却状態からの凍結あるいは一２
０°以下の温度の凍結で不溶化しなかフィブロインイン
水溶）αを再び今度は適正な条件で凍結した場合には絹
フィブロインは不溶化する。
また、長時間放置された絹フィプロイン水溶液の場合に
は、水溶液中で絹フィプロイン分子の配列が起こってお
り、凍結しても不溶化しない場合がある。
は、水溶液中で絹フィプロイン分子の配列が起こってお
り、凍結しても不溶化しない場合がある。
従フて絹フィプロイン水溶液を−２０から０°Ｃの凍結
温度範囲で穏やかな条件で凍結後、解凍すると絹フィブ
ロインが不溶化して不繊布状の絹フィブロインと水にわ
かれる。更に絹フィプロイン水溶液中に各ｆ１繊維素材
を分散あるいは各種繊維素材のウェブに絹フィプロイン
水溶ｉαを含浸してン東結後、解ン東することにより、
絹フィブロインをバインダーとした各種繊維素材の不織
布を製造できる。
温度範囲で穏やかな条件で凍結後、解凍すると絹フィブ
ロインが不溶化して不繊布状の絹フィブロインと水にわ
かれる。更に絹フィプロイン水溶液中に各ｆ１繊維素材
を分散あるいは各種繊維素材のウェブに絹フィプロイン
水溶ｉαを含浸してン東結後、解ン東することにより、
絹フィブロインをバインダーとした各種繊維素材の不織
布を製造できる。
発明の効果
本発明の方法では、接着剤を使わず）α体状態の絹であ
る絹フィプロイン水溶液をバインダーとすることにより
、繊維の脱藩や変形が少なく、医療用としても化学的安
全性及び生体適合性が高い絹１０ｏｚはもとより各種繊
維素材の不織布を得ることができる。
る絹フィプロイン水溶液をバインダーとすることにより
、繊維の脱藩や変形が少なく、医療用としても化学的安
全性及び生体適合性が高い絹１０ｏｚはもとより各種繊
維素材の不織布を得ることができる。
実施例１
、撚糸生糸を精練してセリシンを除いて得た絹糸つまり
絹フィブロインｌ ２ｇを臭化リチウム・１水和物 １
１５ｇを水に溶解して１００ ｍ ｌとした４０°Ｃの
臭化リチウム濃厚水溶液中に浸せきし、溶解した。
絹フィブロインｌ ２ｇを臭化リチウム・１水和物 １
１５ｇを水に溶解して１００ ｍ ｌとした４０°Ｃの
臭化リチウム濃厚水溶液中に浸せきし、溶解した。
次に絹フィブロインの溶解している臭化リチウム濃厚水
溶液を透析用セルロースチューブに移し、イオン交換蒸
留水で透析した。透析は透析廃）αに０．１Ｍ硝酸銀溶
ｉ夜を滴下しても白濁しなくなるまで行った。透析によ
り得られた約４％絹フィブロイン水溶液を２倍に希釈後
、シャーレあるいはアクリル製角型容器に深さ０．５か
ら１ｃｒｎになるように絹フィプロイン水溶液を入れ、
−５″′Ｃに温度調整した冷蔵庫の冷凍室に一晩放置後
、室温で解凍した。次にマングルにより脱液して乾燥あ
るいは圧力をかけずにそのままの状態で乾燥して絹１０
０％の不織布が得られた。
溶液を透析用セルロースチューブに移し、イオン交換蒸
留水で透析した。透析は透析廃）αに０．１Ｍ硝酸銀溶
ｉ夜を滴下しても白濁しなくなるまで行った。透析によ
り得られた約４％絹フィブロイン水溶液を２倍に希釈後
、シャーレあるいはアクリル製角型容器に深さ０．５か
ら１ｃｒｎになるように絹フィプロイン水溶液を入れ、
−５″′Ｃに温度調整した冷蔵庫の冷凍室に一晩放置後
、室温で解凍した。次にマングルにより脱液して乾燥あ
るいは圧力をかけずにそのままの状態で乾燥して絹１０
０％の不織布が得られた。
この不織布は繊維の脱落や変形がおこりにくく、かつ吸
水性が高く、湿潤状態では柔軟であった。
水性が高く、湿潤状態では柔軟であった。
実施例２
実施例１と同様にして得た絹フィプロイン水溶液中に１
ｃｍ程度に切断した絹糸を分散し、この水溶液をアクリ
ル製角型容器に入れ実施１ｆｆｌ！ １と同じ条件で凍
結後、室温で解凍した。次にマングルにより脱液して乾
燥あるいは圧力をかけずにそのままの状態で乾燥するこ
とにより切断した絹糸を含む不織布が得られた。
ｃｍ程度に切断した絹糸を分散し、この水溶液をアクリ
ル製角型容器に入れ実施１ｆｆｌ！ １と同じ条件で凍
結後、室温で解凍した。次にマングルにより脱液して乾
燥あるいは圧力をかけずにそのままの状態で乾燥するこ
とにより切断した絹糸を含む不織布が得られた。
この不織布も繊維の脱落や変形がおこりにくく、かつ吸
水性が高く、湿潤状態では柔軟であった。
水性が高く、湿潤状態では柔軟であった。
実施例３
実施例１と同様にして得た絹フィプロイン水溶液を脱脂
綿に含浸させ、実施例１と同じ条件で凍結後、解凍した
。次にマングルにより脱液して乾煙あるいは圧力をかけ
ずにそのままの状態で乾燥して、絹と綿の混合された不
織布を得た。
綿に含浸させ、実施例１と同じ条件で凍結後、解凍した
。次にマングルにより脱液して乾煙あるいは圧力をかけ
ずにそのままの状態で乾燥して、絹と綿の混合された不
織布を得た。
この不繊布は脱脂綿と比較して繊維の脱落や変形がおこ
りにくか°た・ Ｃ〜６゜［１，・ ＩＩ・・。
りにくか°た・ Ｃ〜６゜［１，・ ＩＩ・・。
（７″・
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）絹フィプロイン水溶液中の絹フィプロイン分子が凝
集し不溶化する凍結条件で絹フィプロイン水溶液を凍結
後、解凍することを特徴とする絹フィプロインをバイン
ダーとした不織布の製造方法。 ２）絹フィプロイン水溶液中に各種繊維素材を分散させ
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３）各種繊維素材のウエブに絹フィプロイン水溶液を含
浸させることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62277139A JPH01118652A (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 | 絹フィブロインをバインダーとした不織布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62277139A JPH01118652A (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 | 絹フィブロインをバインダーとした不織布の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01118652A true JPH01118652A (ja) | 1989-05-11 |
Family
ID=17579341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62277139A Pending JPH01118652A (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 | 絹フィブロインをバインダーとした不織布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01118652A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1132835A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-02-09 | Takaoka Shoji Kk | 脂取り紙およびその製造法 |
| JP2006249115A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Nagano Prefecture | シルクスポンジの製造方法 |
| WO2010116994A1 (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-14 | 日立化成工業株式会社 | シルクフィブロイン多孔質体の製造方法 |
| WO2020204057A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | 株式会社島精機製作所 | 不織布及びその製造方法 |
| JP2021017657A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | セイコーエプソン株式会社 | 繊維構造体、繊維構造体の製造方法 |
-
1987
- 1987-11-02 JP JP62277139A patent/JPH01118652A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1132835A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-02-09 | Takaoka Shoji Kk | 脂取り紙およびその製造法 |
| JP2006249115A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Nagano Prefecture | シルクスポンジの製造方法 |
| WO2010116994A1 (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-14 | 日立化成工業株式会社 | シルクフィブロイン多孔質体の製造方法 |
| CN102388094A (zh) * | 2009-04-06 | 2012-03-21 | 日立化成工业株式会社 | 丝素蛋白多孔质体的制造方法 |
| US9328135B2 (en) | 2009-04-06 | 2016-05-03 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Method for producing porous silk fibroin material |
| WO2020204057A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | 株式会社島精機製作所 | 不織布及びその製造方法 |
| JP2021017657A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | セイコーエプソン株式会社 | 繊維構造体、繊維構造体の製造方法 |
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