JPH0111851Y2 - - Google Patents

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JPH0111851Y2
JPH0111851Y2 JP1686383U JP1686383U JPH0111851Y2 JP H0111851 Y2 JPH0111851 Y2 JP H0111851Y2 JP 1686383 U JP1686383 U JP 1686383U JP 1686383 U JP1686383 U JP 1686383U JP H0111851 Y2 JPH0111851 Y2 JP H0111851Y2
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JP
Japan
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thermoplastic resin
glass
resin
adhesive
gutter
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JP1686383U
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JPS59122326U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は強度が高く熱変形の少ない雨樋に関す
る。
従来、雨樋としては、塩化ビニル樹脂製のもの
が一般に使用されているが、塩化ビニル樹脂製雨
樋は強度があまり高くなく、又熱変形しやすいと
いう欠点があつた。
しかして、従来、例えば、実公昭37−3571号公
報(第3図参照)に記載の如く、金属版製半円形
樋主体1′の内外両面を、接着剤を介して、任意
厚さの合成樹脂板2′,2′で被包し密着したもの
が提案されているが、鋏で適当な長さに切断した
り排水口を形成したりして施工する場合、切断時
に樋部や耳縁部の形状が変形してしまいもとの形
状に復元するのに手間がかかつたり、切断時のシ
ヨツク、変形の復元及び切断後の折曲げ加工の
際、金属版製半円形樋主体1′と合成樹脂板2′,
2′との間が剥離し、その部分から錆が発生し耐
久性が悪いという欠点があつた。
又、実公昭39−31939号公報に記載の如く、樋
の全断面にわたつて一様に硬質ポリ塩化ビニル
3′中にガラス繊維4′が埋設されたもの(第4図
参照)、及び特にピン穴近傍および中央谷部の線
に沿つてのみガラス繊維5′…が埋設されたもの
(第5図参照)が提案されているが、いずれも、
ガラス繊維が硬質ポリ塩化ビニルに固着されてい
ないので強度及び耐熱変形性が充分ではないとい
う欠点があつた。
又、実開昭55−99325号公報(第6図参照)の
如く、合成樹脂製軒樋の耳部に繊維強化プラスチ
ツク(FRP)により形成された芯材6′,6′を
挿着したものが提案されているが、芯材6′,
6′が合成樹脂に固着されていないので強度及び
耐熱変形性が充分でないという欠点があつた。
本考案は叙上の如き従来の欠点を解消すること
を目的としてなされたものであつて、その要旨は
熱硬化性樹脂若しくは接着剤が付着されたガラス
繊維の周りに熱可塑性樹脂が押出し被覆されて熱
可塑性樹脂中にガラス繊維が埋設され、その被覆
時以降に固化された熱硬化性樹脂又は接着剤によ
り熱可塑性樹脂とガラス繊維とが固着されてなる
雨樋に存する。
本考案において、ガラス繊維としては、例え
ば、ガラスロービングが特に好適に使用される。
又、本考案に於いて、熱可塑性樹脂としては、
例えば、硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リスチレン等が好適に使用され、就中、硬質ポリ
塩化ビニルが特に好適に使用される。
又、本考案に於いて、熱硬化性樹脂としては、
不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂等が好適に使
用され、就中、不飽和ポリエステルが特に好適に
使用される。
又、本考案に使用される接着剤としては、ホツ
トメルト系、エマルジヨン系、溶剤系の各種の接
着剤が使用される。
以下、本考案を実施例により図面を参照して説
明する。
Aは雨樋であり、断面略半円形の樋本体a1の両
側部に断面略円筒形の耳縁部a2,a2が設けられて
いる。
軒樋Aの樋本体a1及び耳縁部a2,a2の壁は、不
飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂3…が付着さ
れた複数のガラスロービング2…の周りが硬質ポ
リ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂1で押出し被覆さ
れて、熱可塑性樹脂1中にガラスロービング2…
が長手方向に沿つて相互間に間隙をあけて埋設さ
れ、ガラスロービング2…が熱可塑性樹脂1の押
出し被覆時の熱により硬化が促進されて被覆後に
硬化された熱硬化性樹脂3…により熱可塑性樹脂
1中に固着されている。熱可塑性樹脂1中のガラ
スロービング2…が埋設された間隙にチヨツプド
ストランド4…が分散埋設されている。チヨツプ
ドストランド4…には必要に応じて熱硬化性樹脂
若しくは接着剤が付着されて熱可塑性樹脂1中に
固着されていてもよい。尚、チヨツプドストラン
ド4…は必須のものではないが、チヨツプドスト
ランド4…が埋設されていると、ガラスロービン
グ2…が埋設されていない間隙部が強化されたも
のとなり好適である。又熱可塑性樹脂1中にガラ
スロービング2…が間隙をおいて設けられたもの
は、鋏で適当な長さに切断したり排水口を形成し
たりする場合加工しやすく好適である。しかし、
熱可塑性樹脂中にガラスロービングが偏平化され
て巾方向に一様に埋設されていてもよい。又熱硬
化性樹脂3…の代りに接着剤が使用され、接着剤
が付着された複数のガラスロービングの周りが熱
可塑性樹脂で被覆され、ガラスロービングが被覆
時以降に固化された接着剤により熱可塑性樹脂中
に固着されていてもよい。その際ガラス繊維に付
着された接着剤が熱可塑性樹脂の押出し被覆前に
一旦仮固化され、熱可塑性樹脂の押出し被覆時に
熱により熔融乃至軟化されその後固化されたもの
であつてもよい。
本考案雨樋は、叙上の如き構成とされているの
で、熱硬化性樹脂又は接着剤は、熱可塑性樹脂の
押出し被覆時に、ガラス繊維及び熱可塑性樹脂に
著しく密着した状態で固化され、ガラス繊維と熱
可塑性樹脂とが熱硬化性樹脂若しくは接着剤によ
り著しく強固に固着されており、剛度、耐衝撃性
等の強度及び耐熱変形性が著しく優れており、又
鋏で適当な長さに切断したり、排水口を形成した
りする際に割れたり剥離したり、又樋本体や耳縁
部は復元しなければならないように変形したりす
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は第1図の部分拡大図、第3図乃至第6図は、そ
れぞれ、従来例を示す斜視図である。 符号の説明、A…軒樋、a1…樋本体、a2…耳縁
部、1…熱可塑性樹脂、2…ガラスロービング、
3…熱硬化性樹脂、4…チヨツプドストランド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱硬化性樹脂若しくは接着剤が付着されたガ
    ラス繊維の周りに熱可塑性樹脂が押出し被覆さ
    れて熱可塑性樹脂中にガラス繊維が埋設され、
    その被覆時以降に固化された熱硬化性樹脂又は
    接着剤により熱可塑性樹脂とガラス繊維とが固
    着されてなる雨樋。 2 ガラス繊維がガラスロービングである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の雨樋。 3 ガラスロービングが間隔をあけて埋設された
    ものである実用新案登録請求の範囲第2項記載
    の雨樋。 4 熱可塑性樹脂中のガラスロービングが埋設さ
    れた間隙にチヨツプドストランドが埋設されて
    いる実用新案登録請求の範囲第3項記載の雨
    樋。
JP1686383U 1983-02-08 1983-02-08 雨樋 Granted JPS59122326U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1686383U JPS59122326U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 雨樋

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JP1686383U JPS59122326U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 雨樋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59122326U JPS59122326U (ja) 1984-08-17
JPH0111851Y2 true JPH0111851Y2 (ja) 1989-04-07

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JP1686383U Granted JPS59122326U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 雨樋

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JPS59122326U (ja) 1984-08-17

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