JPH0111829Y2 - - Google Patents

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JPH0111829Y2
JPH0111829Y2 JP17863685U JP17863685U JPH0111829Y2 JP H0111829 Y2 JPH0111829 Y2 JP H0111829Y2 JP 17863685 U JP17863685 U JP 17863685U JP 17863685 U JP17863685 U JP 17863685U JP H0111829 Y2 JPH0111829 Y2 JP H0111829Y2
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JP
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side walls
bottom plate
construction
slope
gutter
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JP17863685U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は道路面の排水を行う側溝に使用される
側溝用ブロツクに係り、特に路面勾配と排水勾配
とが異なる場合でも施工が容易なブロツクに関す
る。
〈従来の技術〉 道路の路面勾配と側溝による排水勾配とが異な
る場合の側溝の施工は、従来下記,のような
方法によつて行われていた。すなわち、の方法
は、路面勾配に合わせて型枠を組み付けられた
後、型枠内にコンクリートを打設して路面勾配に
合つた左右の側壁を施工する。次に、側壁間の底
部にコンクリートを打設して排水勾配に合わせた
底版を形成する。又、の方法は、左右の側壁の
上端部を上梁版で一体的に連結するように予め成
形された門型のプレキヤストコンクリートブロツ
クを使用し、このブロツクを路面勾配に合うよう
に基礎上に配置し、次に、左右側壁の底部にコン
クリートを打設して排水勾配に合わせた底版を形
成する(実公昭59−35669号公報)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記の従来技術は、側壁およ
び底版のいずれもがコンクリートを打設して形成
されるため、型材の組付け、解体作業が必要であ
ると共に、コンクリートの自然養生期間が必要
で、施工が面倒で、工期が長く、経費が嵩むもの
である。又、湧き水や溜り水の存在や冬期におけ
る土中水の凍結があると、施工が困難となり、た
とえ施工しても良好な側溝を得ることができない
問題点があつた。一方、上記の従来技術は、側
壁が予め成形されたブロツクを使用するため施工
期間の短縮化が可能であるが、底版をコンクリー
トの打設で形成するため、湧き水、溜り水が存在
したり、土中水の凍結があると良好な側溝を形成
することができない。又、側溝の幅が狭い場合に
は、作業者が内部に入ることができないため底版
の表面仕上げが困難となり、底版表面に凹凸や波
が生じて掃流効果が弱くなり、排水中の沈澱物が
溜り、悪臭を発する、等の問題点があつた。
本考案は上記事情を考慮してなされ、施工が容
易で、しかも掃流を確実に行うことができる側溝
用ブロツクを提供することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、側壁に底版を分離可能なように一体
的に成形し、施工の際には側壁を路面勾配に合わ
せて配置し、次に底版を側壁から分離して排水勾
配に合わせて配置するようにしたことを特徴とす
る。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図示の実施例につき具
体的に説明する。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図お
よび第3図はその側面図および断面図、第4図お
よび第5図は同じくその平面図および底面図であ
る。側溝用ブロツク1は、左右の側壁2,2の上
端部が上梁版3によつて連結されると共に、左右
の側壁2,2の下端部には底板4が設けられ全体
として箱型に成形されている。
左右の側壁2,2は本実施例では垂直状に平行
に形成されており、上梁版3は左右の側壁2,2
が直交状に屈曲されて連設されることで形成され
る。この上梁版3の形成により、左右側壁2,2
が連結され、構造的に強度が向上している。又、
上梁版3には横長の矩形状の開口5が形成され、
開口5から側溝用ブロツク1内の清掃、修復等が
行われるようになつている。この開口5は平常時
には、第9図のように蓋体6が取り付けられてお
り、通行人や車輪の通行の安全が図られている。
前記底版4は側壁2,2の下端部に形成される
が、この底版4は側壁2,2の離隔幅よりも小幅
となるように形成されており、その長手方向の適
宜箇所の両側が肉薄の連結片7を介して側壁2,
2と連結されている。施工時には、底版4が衝撃
等によつて側壁2,2から分離され、底版4のみ
が排水勾配に合わせて設置されるようになつてい
る。
以上のような側溝用ブロツク1は予め、工場内
で所定の長さで成形され、成形されたプレキヤス
トブロツクを現場に運搬して施工が行われる。第
6図ないし第8図はかかる施工順を示す断面図、
第9図は施工後の斜視図である。第6図のよう
に、施工現場に基礎砕石11を敷設し、この上に
基礎コンクリート12を流し、さらにモルタル1
3を施して基礎を形成する。次に、この基礎上に
プレキヤストされた側溝用ブロツク1を路面勾配
に合わせて設置する。この設置後、底版4を側壁
2,2から分離する。底版4の分離は連結片7を
長柄のノミ等によつて一定の衝撃を与えることで
行われ、連結片7は肉薄のため該衝撃によつて容
易に破壊され、底版4が基礎上に落下する。次
に、底版4を基礎上方に吊り上げながら支持層を
形成する。この底版4の吊り上げは、底版4の両
側面にフツク14が突出されている場合には、第
7図のようにフツク14にワイヤ等の吊持冶具1
5を引掛けて行われるが、アジヤスタ金具(図示
せず)を底版4に取り付けて上下調節してもよ
い。かかる底版4は目的の排水勾配に合わせてセ
ツトされ、このセツトの後、第8図のように支持
層16が形成される。この支持層16の形成は、
側壁2と底板4との間から左右側壁2,2、底板
4および基礎の間にモルタル、セメントペースト
あるいは樹脂ペースト等を流すことで行われる。
なお、ここでこれらのペーストは側壁2,2と底
版4との隙間から注入されるが、側壁2,2と底
版4との隙間が小さい場合にはロート等の注入冶
具17を側壁2,2と底版4との間に差し込むこ
とによつて容易に行うことができる。従つて、以
上により底版4を目的の排水勾配に合わせて施工
することができると共に、底版4は表面が滑らか
となるように予め、工場でプレキヤストされてい
るから掃流効果が大きく、沈殿物の滞留を抑制す
ることができる。
〈考案の効果〉 以上のとおり本考案によれば、予めプレキヤス
トされた側溝用ブロツクを使用して施工するか
ら、工期が短縮化されると共に、湧き水、溜り水
等の影響がなく、良好な側溝を施工することがで
きる。又、側壁と底版とを分離可能として、側壁
を路面勾配に合わせて施工し、底版を排水勾配に
合わせて施工できるようにしたから、掃流性を向
上させることができる、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図、
第3図、第4図および第5図はその側面図、断面
図、平面図および底面図、第6図ないし第8図は
施工順を示す断面図、第9図は施工後の斜視図で
ある。 1……側溝用ブロツク、2……側壁、3……上
梁版、4……底版、7……連結片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右側壁の上端部が上梁版によつて一体的に連
    結されると共に、前記左右側壁の下端部に肉薄の
    連結片を介して底版が分離可能に形成されている
    ことを特徴とする側溝用ブロツク。
JP17863685U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH0111829Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17863685U JPH0111829Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JP17863685U JPH0111829Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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Publication Number Publication Date
JPS6285587U JPS6285587U (ja) 1987-06-01
JPH0111829Y2 true JPH0111829Y2 (ja) 1989-04-06

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ID=31120954

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JP17863685U Expired JPH0111829Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JPS6285587U (ja) 1987-06-01

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