JPH01117840A - n―ペルフルオロオクタン酸の分離方法 - Google Patents

n―ペルフルオロオクタン酸の分離方法

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JPH01117840A
JPH01117840A JP27342487A JP27342487A JPH01117840A JP H01117840 A JPH01117840 A JP H01117840A JP 27342487 A JP27342487 A JP 27342487A JP 27342487 A JP27342487 A JP 27342487A JP H01117840 A JPH01117840 A JP H01117840A
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Kunio Kimura
大村 邦夫
浩太 大森
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SHINAKITA KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (M梁上の利泪分野) 本発明は、ポリテトラブルオルエチレン(PTFEと略
す)の製造工程中孔化重合を行う際の乳化剤として用い
ら゛れでいるベルフルオルオクタン酸アンモニウム原料
であるベルフルオルオクタン酸の精製法に関する。
(従来技術とrg1厘点) ベルフルオルオクタン酸(C,F,COOH)は、オク
タン酸クロリド((:、H,、GOCI)を電屏フッ素
化してベルフルオルオクタン酸フルオリド(C, Fエ
. COF)とし、これを加水分解してベルフルオルオ
クタン酸とする.このものには電解フッ素化の際副生す
る異性体(i − C.F,、Cool)が10〜20
%程度含まれ。
PTFEIl造時の乳化剤として使用するためには,融
点等の観点からその許容限度(0.2%以下、望ましく
は0.1%以下)までこの異性体を分離しなければなら
ない.異性体の分離には従来クロロホルムを溶媒とする
再結晶法が行われているが、再結晶後のベルフルオルオ
クタン酸の収量と異性体の混入量は再結晶の条件により
大きく変動し、工程、品質が安定しない間圧がある=゛
この場合において溶媒であるクロロホルムの量を増すか
、°または晶析温度を上げるとn 7−’C,FLIC
OOHの純度は向上するが収量が低下し、溶媒量を減ら
すか又は晶析温度を下げるとi−C,Fi、Coolの
混入量が多くなってベルフルオルオクタン酸アンモニウ
ムの品質が落ちることが知られている。
(間層解決に係る知見) 本発明者は溶媒量を増加させずに収量を増加し。
かつ異性体の勾混入を抑えるべく鋭意研究した結果、 
n−C7F、、C0OHが1水塩として析出すること、
また、水添加により再結晶残分(晶析母液)中のニーC
,F、、Cool(/ 1−CtFl、C0OH比が小
さくなることを知り、よってニー〇、FL、C0OHを
効率よく安定して析出させるためには、 n =C,F
L、CQOHと等モル以上の水分がクロロホルム中に混
在するよう調整することが必要条件であることが判明し
た。
(発明の構成) 本発明はクロロホルムを溶媒として再結晶によリペルフ
ルオルオクタン酸を積属する方法におし1て、ベルフル
オルオクタン酸と等モルもしくは若干過剰の水分をクロ
ロホルム中に存在°させることを特徴とするベルフルオ
ルオクタン酸の精製方法を提供する。
本発明において晶析に供せられるベルフルオルオクタン
酸は例えばオクタン酸クロリドを電屏フッ素化して得ら
れるベルフルオルオクタン准フルオリドを加水分屏して
得られる、異性体を含有する粗生成物等であって、通常
n−C,F、、C0OH80〜90%、i−c、[”L
、cool(10〜20%程度の組成を有する。
再結晶溶媒のクロロホルムは工業用試薬が用いられるが
、このクロロホルム中には安定剤としてエタノールが添
加されているため、このまま再結晶に泪いるとベルフル
オルオクタン酸のエチルエステルを生ずるので、前もっ
て室温で蒸留水で充分洗浄してエタノールを除去するこ
とを要する。洗浄後のクロロホルム中には水が溶屏度分
だけ含まれるが除く必要はなく、ベルフルオルオクタン
酸をクロロホルムに溶解するとき、必要な水を追加すれ
ばよい、クロロホルム中に混在させる水の量はWIsさ
せるベルフルオルオクタン酸と等モル乃至若干過gi程
度が好ましい、すなりち水とベルプルオルオクタン酸の
辱ル比が1.0から1.2程度である。水が多過ぎると
収量は増すが異性本混在量が多くなり1モル比が1より
少いと収゛量が減少し異性体の量も増す。
再結晶溶媒の量i士溶屏させるベルフルオルオクタン酸
の量に対して重量比で25〜35程度が好適である。こ
れより少いと溶解に時間と要し多いと異性体の混入量は
極少となるが収量力で大きく減少して経済的でない。
再結晶操作手履は、予め溶解して均一にしたベルフルオ
ルオクタン酸(n /i−C,F、、C00H)を一定
量秤量し、これに計算量の水と洗浄済みのクロロホルム
を仕込みベルフルオルオクタン酸に対して重量比で好ま
しくは10〜40.・より好ましくは25〜35程度加
えてH,O/ !l −C,FL、C0QHのモル比を
1、Q〜1.2に調整し4拌し乍ら約50℃に加温ベル
フルオルオクタダン酸を完全に溶解する。完全溶解の後
溶液をXi!当に攪拌し乍ら冷却して再結晶させる。最
終晶析温度は0〜5℃である。晶析後予め冷却された濾
過装置です早く減圧濾過し、室温でクロロホルム臭がな
くなるまで乾燥する。
以下実施例についてさらに具体的に本発明について詳説
する。
実施例1 再結晶に用いたベルフルオルオクタン酸は、 GC純度
(面百)でn−CtF、1COOH85,06%、i−
C,F、、C00H13,70%のものである。
再結晶溶媒には、工業用試薬のクロロホルムを用い、宣
1で蒸留水で充分洗浄し、エタノールを除いた。従フて
、洗浄クロロホルム中には水が溶解度分業まれている。
1Qガラス農ビーカーに、あらかじめ溶解し組成を均一
にしたぎルフルfittオクタン酸(n/i−C?FL
ffiCOOH)、約40gを精秤し、これに水o、a
g洗浄クロロホルム1200 gを加え。
HzO/n−CtF、、CQOHのモル比= 1.08
にm:Iした。これを油浴上で攪拌しながら約50℃に
加温し、ベルフルオルオクタン象を完全に溶解し系内を
均一にした。溶屏後、ビーカーを水中に入れ、攪拌しな
がら外部冷却し、再結晶させたa’lL度が、3℃に達
したらとり出し、予め、晶析温度程度まで冷却しておい
たプフナー濾過器ですばやく吸引濾過を行ない、白色結
晶を得た。室温にてクロロホルム臭がなくなるまで乾燥
し、収量、 GC純度を画定した。さらにこの一部をア
ンモニウム塩とし、得られた公ルフルフルオクタン酸ア
ンモニウムの物性を潤定評価した。
得られた白色結晶は28.52g、GC2A度n −C
,F、、C0OH9948%、 i−C,F、、C0O
HO,12%でありアンモニウム塩の物性は満足すべき
ものであった・ 比較例1 実施例1と同様にn/1−(:、F、、C0OH約40
gを精秤し、水は添加せずに洗浄クロロホルム1zoo
 、 t−加えて実施例1と同様の再結晶操作先行った
。HオQ/n−CJzsCOOHのモル比=0.54で
ある。
得られた白色結晶は25.49g GCC純度−C,F
、、C0QH9L45%、1−C7F、、C0OHL、
55%で異性体が多く析出し、収量が悪かった。
比較例2 実施例1と同様の操作により、添加水分を増し、再結晶
操作を行った’、 H,Q/n −C,F、、C0OH
のモル比=L、4にHaしf:。
得られた結晶は、30.3S、g、 GCXi度n−C
,F、、C00H99,32%、= −C,F、、C0
OH048%であり、実施例1と比較して収量は多くな
ったが、異性体の混入量が増えた。
実施例2 i−C,F、、C0OH12%(GC純度) t’ t
t?、  欠ルフル7Iレオクタン酸を泪い、仕込量、
溶gffi、添加水分は実施例1とは様で、晶析温度を
5℃にして再結晶を行った。 H,Q/n −C,F、
、C0OHのモル比= L、0flrである。
得られた結晶は、 27.7ffgG(:、Ig度n−
C,FL、C00I!9G、92%x−CJLxCOO
H0,08%であり、R度は満足すべきものであるが、
収量が実施例1に比較して下廻コた。アンモニウム塩の
物性番士良、か)た。
比較例3 実施例2と同じ条件で水を添加せず再結晶を行った。 
H10/n−C,FL、C0OHのモル比=0.53で
ある。
得られた結晶は25.48g GCC純度 −CyF、
1COOH99,52%、i−1ニアF、、C0OHQ
、48%であり実施例2と・比較して収量も悪(i −
C,F、、C0QHの混入量もふえた。
比較例4 実施例2と同条件で水を添加し、 H,O/n −” C?F、、C0OHのモル比1.6
2にriI製し、再結晶を行った。
実施例2に比較し結晶収量がふえたが i−C,F、、C0OHの混入量もふえた。
実施例3 実施例1で泪いたn/iベルフルオルオクタン酸約20
gを精秤し、洗浄クロロホルム1200 gを加え。
実施例1と同条件で再結晶操作を行った。
H,O/n−C?FL、C0OHのモル比=1.OIl
である。
溶媒量が倍量のため、X度は非常に良い力τ、収量が悪
かった。
H1O/n −(:、FL、Coolのモル比=1.4
8に調製して再結晶を行った。II度は良かうたが溶媒
量が多いため水添加により収量は増加するものの微増に
とどまった・ 以上の結果をまとめて表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、クロロホルムを溶媒として再結晶によりペルフルオ
    ルオクタン酸を精製する方法において、n−ペルフルオ
    ルオクタン酸と等モルもしくは若干過剰の水分をクロロ
    ホルム中に存在させることを特徴とするペルフルオルオ
    クタン酸の精製方法。
JP27342487A 1987-10-30 1987-10-30 n―ペルフルオロオクタン酸の分離方法 Expired - Lifetime JPH0794401B2 (ja)

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