JPH01115639A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、インクジェット記録ヘッドに関する。

従来技術 第５図は、従来のインクジェット記録ヘソ、ドの一例を
説明するための概観図、第６図は、第５図のＡ−Ａ断面
図、第７図は、第５図のＢ−Ｂ断面図、第８図は、第７
図Ｃ部の拡大図、第９図は、動作説明をするための図で
、図中、１は圧電素子１ａと弾性板１ｂとより成る周知
の振動ユニット、２はノズル、３は記録液流路、４は振
動ユニット固定支持面、５は振動ユニットの記録液流路
側の面、６は記録液、７は漏些記録液で、第６図に示す
ように、振動ユニット１は記録液６中においてノズル２
に連通ずる記録液流路３に平行に配置され、かつ、ノズ
ル２に対して反対側に設けられた振動ユニット固定支持
面４で固定支持されており、印字信号が振動ユニット１
に与えられた時、第９図（ｂ）に示すように振動ユニッ
ト１がノズル側に口を開く形で変位し、この時、ΔＶの
体積変化を起こし、印字信号の解除とともに第９図（ａ
）のようになり、先程のΔＶの体積変化とそれに付随し
た圧力変化が記録液６に伝達され、ノズル２より液滴を
噴射するものである。

而して、上記記録ヘッド、振動ユニット１の変位が記録
液流路３の記録液６をノズル方向（第８図では紙面に垂
直の方向）に押し出すように作用するが、振動ユニット
１の記録液流路側の面５がフラットであるため、記録液
流路３の両側より記録液の漏れ７を生じる。

一般にマルチノズルのインクジェット記録ヘッドの場合
、印字によるドツトの位置ずれの原因として、ノズル間
の液滴速度のバラツキがあるが、これはヘッドを搭載す
るキャリッジの速度が一定なら液滴速度と噴射距離（ノ
ズルと記録紙のギャップ）から求められる時間により液
滴の印字位置が決まる。従って、その時間のバラツキが
少ないこと、又、その時間が短いこと、つまり液滴速度
が速いことが要求されるが、上記従来技術によると、記
録液加圧時、記録液流路３の両側より記録液の漏れ７を
生じ、記録液の液滴速度が遅くなる欠点があった。

目　　　　　的 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
上記従来技術における記録液の漏れを振動ユニットの記
録液流路側の面にスリットを設けて防止し、もって、液
滴速度を上げ、ドツトの位置ずれを少なくすることを目
的としてなされたものである。

構　　　成 本発明は、上記目的を達成するために、圧電素子に弾性
板を配置して変位の方向を決定させるようにした振動ユ
ニットを有し、該振動ユニットは電気的に絶縁されて記
録液中に配置されるとともにノズルに連通ずる記録液流
路に平行に配置され、ノズルに対して反対側の一端で固
定支持され、駆動時に記録液流路の長手方向に対して垂
直方向に変位して前記記録液に圧力変化を伝達してノズ
ルより液滴を噴射するインクジェット記録ヘッドにおい
て、前記振動ユニットの記録液流路側の面に記録液流路
の方向にスリットを有することを特徴としたものである
。以下、本発明の実施例に基づいて説明する。

第１図は、本発明によるインクジェット記録ヘッドの一
実施例を説明するための図で、第５図のＡ−Ａ線方向か
ら見た図に相当する断面図、第２図は、第５図のＢ−Ｂ
線方向から見た図に相当する断面図、第３図は、第２図
Ｃ部の拡大図セ、図中、１は振動ユニット、１０はスリ
ットで、その他、第５図乃至第９図に示した従来技術と
同様の作用をする部分には第５図乃至第９図の場合と同
一の参照番号が付しである。

本発明は、上記従来技術の欠点を解消するために、第１
図乃至第３図に示すように、振動ユニット１の記録液流
路側の面５に、記録液流路３の長手方向にスリット１ｏ
を設けたもので、このようにすれば、振動ユニット１を
記録液流路３の長手方向に対して垂直方向に変位させて
ノズル２より記録液を噴射させる時、記録液６の大部分
は記録液流路３と振動ユニット１に設けたスリット１０
に沿って移動するので、第３図に示すように、従来のよ
うに記録液流路３の両側からの記録液の漏れ７が少なく
なり、振動ユニット１の変位によって得られた体積変化
が効率よく圧力変化に変換されて記録液に伝達されるの
で、液滴速度を上昇することか可能となる。

なお、第４図（ａ）乃至第４図（ｄ）は、それぞれ本発
明による振動ユニット１に設けたスリット１０の実施例
を示す斜視図で、（ａ）図は、スリットをＵ字型にした
例、（ｂ）図は７字型にした例、（ｃ）図は角形にした
例、（ｄ）図は液流路部のスリットを大きくした例であ
るが、もちろん、スリット１０は図示例のものに限定さ
れるものではない。

効　　　果 以上の説明から明らかなように、本発明によると、振動
ユニットの変位によって得られた体積変化を圧力変化と
して記録液に伝達する過程での圧力ロスを減少させ、液
滴速度を上昇させることができるので、印字時のドツト
の位置ずれを減少させることができ、印字品質を向上さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明によるインクジェット記録
ヘッドの一実施例を説明するための断面図、第３図は、
第２図Ｃ部の拡大図、第４図（ａ）〜（ｄ）は、それぞ
れ本発明の振動ユニットの実施例を示すスリット部斜視
図、第５図は、従来のインクジェット記録ヘッドを説明
するための概観図、第６図は、第５図のＡ−Ａ線断面図
、第７図は、第５図のＢ−Ｂ線断面図、第８図は、第７
図のＣ部拡大図、第９図は、本発明が適用されるインク
ジェットヘッドの動作説明をするための図である。 １・・・振動ユニット、２・・・ノズル、３・・・記録
液流路、４・・・振動ユニット固定支持面、５・・・振
動ユニットの記録液流路側の面、６・・・記録液、７・
・・漏れ記録液、１０・・・スリット。 第５図 第７ｇ 第６図 第８図 ＜Ｑ） ■ 図 （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧電素子に弾性板を配置して変位の方向を決定させるよ
   うにした振動ユニットを有し、該振動ユニットは電気的
   に絶縁されて記録液中に配置されるとともにノズルに連
   通する記録液流路に平行に配置され、ノズルに対して反
   対側の一端で固定支持され、駆動時に記録液流路の長手
   方向に対して垂直方向に変位して前記記録液に圧力変化
   を伝達してノズルより液滴を噴射するインクジェット記
   録ヘッドにおいて、前記振動ユニットの記録液流路側の
   面に記録液流路の方向にスリットを有することを特徴と
   するインクジェット記録ヘッド。