JPH01113844A - ディスクキャッシュ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はディスクキャッシュ装置に関し、特にストアイ
ン機能を有するディスクキャ・フシュ装置に関する。

従来技術 磁気ディスク装置では磁気ディスク媒体上の各トラック
が複数のレコードから構成され、これらレコードの配列
またはレコード長が変更されるようなデータの書込み時
に、このデータの書込みによってトラック容量を越えて
しまう場合には、不当トラック形式としてこの書込み指
示を行った上位装置にエラー報告を行っている。

近年、中実処理装置の処理速度と磁気ディスク装置のア
クセス速度との差を縮め、システム性能を向上させるた
めにディスクキャッシュ装置が実用化されており、この
ディスクキャッシュ装置の動作の一つとしてストアイン
動作がある。ストアイン動作とは上位装置からの書込み
指示をディスクキャッシュのみで処理することをいい、
このストアイン動作により書込み処理を高速に行うこと
が可能となっている。

このような従来のディスクキャッシュ装置では、ストア
イン動作により書込み処理を高速に行うことが可能とな
っていたが、ディスクキャッシュ上におけるトラック容
量の限界を検出することができなかったので、可変長レ
コード形式を採用している磁気ディスク装置にストアイ
ン動作を適用することができないという欠点がある。

発明の目的 本発明は上記のような従来のものの欠点を除去すべくな
されたもので、可変長レコード形式を採用し−ている磁
気ディスク装置にストアイン動作を適用することができ
、情報処理システムの性能を向上させることができるデ
ィスクキャッシュ装置の提供を目的とする。

発明の構成 本発明によるディスクキャッシュ装置は、ディスク記憶
媒体に格納され、かつ複数のレコードフィールドを含む
トラックデータを格納するディスクキャッシュメモリを
有するディスクキャッシュ装置であって、上位装置から
の書込みデータが前記トラックデータの所定レコードフ
ィールドから書込まれるとき、前記トラックデータにお
ける前記所定レコードフィールド直前までのデータ長と
、前記書込みデータのデータ長とを加算する加算手段と
、前記加算手段の加算結果と前記トラックデータの容量
とを比較する比較手段とを設けたことを特徴とする。

１呈ｊ 次に、本発明の一実１１Ｉｉｆ９４について図面を参照
して説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る０図において、本発明の一実施例によるディスクキャ
ッシュ装置１は、レジスタ１２を内蔵するＭ　Ｐ　Ｕ　
（ｍ１ｃｒｏｐｒｏｃｅｓｓｏｒ　Ｕｎｉｔ　）　１１
と、キャッシュアダプタ１３と、キャッシュメモリ１４
と、ホストアダプタ１５と、ディスクインタフェースア
ダプタ１６とにより構成゛されている。

ディスクキャッシュ装置１の上位装置としてはホストプ
ロセッサ２が設けられており、このホストプロセッサ２
はホストアダプタ１５と相互接続されている。また、デ
ィスクインタフェースアダプタ１６にはディスクコント
ローラ３が相互接続され、磁気ディスク装置４〜６がこ
のディスクコントローラ３を介してディスクインタフェ
ースアダプタ１６と相互接続されている。

キャッシュメモリ１４は一連のアドレス空間を持つ半導
体メモリであり、キャッシュメモリ１４内には複数のバ
ッファセグメントが論理的に割当てられている。

第２図は第１図の磁気ディスク装置４〜６のディスク媒
体（図示せず）上のトラックイメージを示す図である０
図において、ディスク媒体のトラック上には情報を記録
するＨＡ（ホームアドレス）フィールド、カウントフィ
ールド、キーフィールド、データフィールドが配置され
、各フィールドの境界には常時回転しているディスク媒
体上の情報を連続的に処理するためにギャップが存在す
る。

通常、ディスク媒体には１トラツク当りに適当な数の欠
陥が存在することを許容しており、情報が記録できる容
量である有効トラック容量はトラックの物理容量から、
許容範囲内で最大数の欠陥が存在する場合において欠陥
がトラックに占めるギャップ容量を差し引いた値である
。

第３図は第１図のキャッシュメモリ１４のバッファセグ
メント上のトラックイメージを示す図である。このキャ
ッシュメモリ１４は半導体メモリであるので、バッファ
セグメント上にはディスク媒体上のギャップが取除かれ
、各フィールドが隣接するように展開されている。

目的のディスクトラック上の情報の全てがキャッシュメ
モリ１４のバッファセグメントに格納される以前に、ホ
ストプロセッサ２からディスクキャッシュ装置１にサー
チ／読出し／書込み指示がなされると、これらサーチ／
読出し／書込み指示に対してＭＰＵＩＩは磁気ディスク
装置４〜６に対して捏作を行うと同時に、キャッシュメ
モリ１４のバッファセグメント上に第３図に示すような
形式で°目的のディスクトラック上の情報を格納させる
。

目的のディスクトラック上の情報の全てがバッファセグ
メントに格納された後に、ホストプロセッサ２から書込
み指示が入力された場合、ＭＰＵ２はその書込み指示に
先行するサーチ指示の実行時に、サーチ対象のフィール
ドが格納されているキャッシュメモリ１４上のアドレス
を得るためにＨＡフィールドから順に全てのフィールド
を辿って行く。

この過程で、目的のフィールドに至るまでに通過したフ
ィールドのフィールド長に各フィールドに付随するギャ
ップのギャップ長を加算して、その値をＭＰＵＩＩのレ
ジスタ１２に格納しておく。

ＭＰＵＩＩはレジスタ１２に格納された値に、書込み動
作を行う情報のフィールド長とそのフィールドに付随す
るギャップのギャップ長とを加算し、その加算結果と予
め規定された有効トラック容量とを比較する。この比較
により加算結果が有効トラック容量を越えていれば、不
当トラック形式としてホストプロセッサ２にエラーを報
告する。

このように、ホストプロセッサ２からの書込み指示によ
り目的のフィールドから情報の書込みが行われるとき、
この書込み指示に先行するサーチ指示を実行中に、目的
のフィールドまでのフィールド長にギャップ長が加算さ
れた値に、書込み指示の情報のフィールド長とギャップ
長とを加算し、この加算結果と有効トラック容量とを比
較するようにすることによって、ストアイン動作中にト
ラック容量の限界を検知することが可能となるので、可
変長レコード形式を採用している磁気ディスク装置にス
トアイン動作を適用することができる。

また、このストアイン動作の適用が可能となることによ
り、情報処理システムの性能を向上させることができる
。

尚、本発明の一実施例では上位装置としてホストプロセ
ッサ２が接続されている場合について述べたが、これは
磁気ディスク装置４〜６への書込みや読出しを行う装置
であればどのような装置にも適用できることは明白であ
る。

また、本発明の一実施例では磁気ディスク装置について
述べたが、他のディスク装置に適用できることは明白で
あり、さらに有効トラック容量との比較をデータ長を加
算した値とにおいて行っているが、これは有効トラック
容量から各フィールドのフィールド長とギャップ長とを
減算することによって行ってもよく、これらに限定され
ない。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば、複数のレコードフィ
ールドを含むトラックデータにおける書込み対象のレコ
ードフィールド直前までのデータ長に書込みデータのデ
ータ長を加算し、この加算結果とそのトラックデータの
容量とを比較するようにすることによって、可変長レコ
ード形式を採用している磁気ディスク装置にストアイン
動作を適用することができ、情報処理システムの性能を
向上させることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
２図は第１図の磁気ディスク装置のディスク媒体上のト
ラックイメージを示す図、第３図は第１図のキャッシュ
メモリのバッファセグメント上のトラックイメージを示
す図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・ディスクキャッシュ装置２・・・・・・
ホストプロセッサ ４〜６・・・・・・磁気ディスク装置 １１・・・・・・ＭＰＵ １２・・・・・・レジスタ １４・・・・・・キャッシュメモリ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディスク記憶媒体に格納され、かつ複数のレコードフィ
   ールドを含むトラックデータを格納するディスクキャッ
   シュメモリを有するディスクキャッシュ装置であって、
   上位装置からの書込みデータが前記トラックデータの所
   定レコードフィールドから書込まれるとき、前記トラッ
   クデータにおける前記所定レコードフィールド直前まで
   のデータ長と、前記書込みデータのデータ長とを加算す
   る加算手段と、前記加算手段の加算結果と前記トラック
   データの容量とを比較する比較手段とを設けたことを特
   徴とするディスクキャッシュ装置。