JPH01113478A - 歯科用接着剤組成物 - Google Patents

歯科用接着剤組成物

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JPH01113478A
JPH01113478A JP62335727A JP33572787A JPH01113478A JP H01113478 A JPH01113478 A JP H01113478A JP 62335727 A JP62335727 A JP 62335727A JP 33572787 A JP33572787 A JP 33572787A JP H01113478 A JPH01113478 A JP H01113478A
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向 信博
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位下 仁
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隆之 槙野
Junko Shin
純子 新
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、生体歯牙組織と該組織を修復する材料(金属
材料、有機高分子材料、セラミックス材料等)との間を
接着するために用いられる接着性の優れた歯科用接着剤
組成物に関する。
【従来技術】
従来より、歯科材料分野では、う軸歯(いわゆる虫歯)
、欠損歯修復などの歯牙修復を行なうために、種々の金
属材料(例えば、金、銀、白金、合金、アマルガム等)
、有機高分子材料(例えば、ポリメチルメタクリレート
、ポリカーボネート、多官能ビニル硬化物、コンポジッ
トレジン等)、セラミックス材料(例えば、ポーセレン
、インブラント材料等)等が使用されている。しかしな
がらこれらの材料は、本質的に生体歯牙組織に接着しな
い。そこで、修復材と生体歯牙組織との接着を目的とし
て、歯牙組織を形成するアパタイト(リン酸カルシウム
)などの無機主成分あるいはコラーゲン(タンパク質)
などの有機主成分との相互作用の向上を意図して、各種
極性基(リン酸基、水酸基、酸無水物基など)を持った
化合物を接着成分とする歯科用接着剤組成物が提案され
ている。 [発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来技術は、生体歯牙組織中、エナ
メル質に対してはある程度の接着力を有するものの、象
牙食との接着性能が全く認められない、これは生体象牙
質の物理、化学構造的要因による。すなわち象牙質は、
象牙細管が無数に走り、その中を体液が充満している構
造を有し、なおかつ、コラーゲンなどのタンパク質比率
が、エナメル質に比較して、かなり高いため、接着に対
して極めて厳しい環境にあると言える。したがって、前
記従来技術による接着剤は、無機主成分であるアパタイ
トを、リン酸などのエツチング剤で前処理を実施し、所
謂アンカー効果により生体象牙質に対する接着性をある
程度発現させようとするものであるが、それでも接着強
度が不充分なため長期間経過すると、修復材と象牙質と
の間に隙間が生じ、場合によっては修復材が脱落してし
まうことすらあるなど、実用上、充分に高い接着性が得
られているとは言えない。 本発明の目的は、生体歯牙組織中、エナメル質に対して
大きな接着力を有し、かつ象牙質と修復材との接着にお
いて、従来方法では必須であったリン酸などのエツチン
グ剤による煩雑な前処理が不要で、しかも実用上充分な
接着力を有し、かつ光重合性の新規な歯科用接着剤組成
物を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明の歯科用接着剤組成物は、(a)イソ
シアネート基含有ウレタンプレポリマーの一種以上また
は該ウレタンプレポリマーに不活性希釈剤を配合した組
成物、 (b)ラジカル重合性不飽和モノマーの一種以上および (c)光重合開始剤 を主成分として含有して構成される。 [作用1 本発明の (a)成分であるイソシアネート基含有ウレ
タンプレポリマーは、ポリオール化合物に対して、分子
中にイソシアネート基(−NGO)を2つ以上もった化
合物すなわちポリイソシアネートを、イソシアネート基
が一部残存するように反応させて得られるものである。 ここで用いられるポリオール化合物としては、ポリエー
テルポリオールとポリエステルポリオールが挙げられる
。ポリエーテルポリオールの具体例としては、プロピレ
ンオキサイド、エチレンオキサイドなどのアルキレンオ
キサイドをグリコール、グリセリン、ソルビトール、蔗
糖などの分子内に水酸基を2つ以上もつ低分子化合物に
付加重合させて得られる化合物があり、ポリエステルポ
リオールとしては、アジピン酸なとの二塩基酸とエチレ
ングリコールなどのグリコールとを重縮合させ末端を水
酸基とした化合物、リシノール酸等の水酸基含有高級脂
肪酸とグリセリンとを反応させて得られる化合物、更に
はヒマシ油およびその誘導体等の天然物から得られる化
合物が挙げられる。 ポリエーテルポリオールは、公知方法により、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1゜6−ヘキサン
ジオール等の活性水素化合物に苛性カリ、苛性ソーダ等
のアルカリ触媒を加え、これにエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレ
ンオキサイドを付加重合させて得ることができる。 ポリオール化合物としては、優れた接着性を得る上では
末端に水酸基を有するものが好ましい。 かかるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーは、
具体的にはポリオール化合物に対して、公知の触媒、例
えば第3級アミンあるいはラウリン酸ジブチルスズ等の
存在下に、トリレンジイソシアネート、4.4°−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート等の有機ジイソシアネートを、NGO基が過
剰量となるようなNGO10H当量比で反応させて得ら
れる。 これらウレタンプレポリマーの中でも、活性水素化合物
としてプロピレングリコールを使用し、これにエチレン
オキシドとプロピレンオキシドとを付加、重合させて得
たジオールを用いて得られる下記構造式(1) 、(2
)および(3)で示されるウレタンプレポリマーが好適
に使用される。とりわけ、末端イソシアネート化剤とし
て、トリレンジイソシアネート、4,4°−ジフェニル
メタンジイソシアネートまたはへキサメチレンジジイソ
シアネートを使用して得られる1分子中に少なくとも2
個の遊離イソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ーが特に高い接着力が得られるので好ましい。 また、ウレタンプレポリマーは、両末端に遊離イソシア
ネート基を有するものであることが好ましい。 (式中、mは1〜100の整数、nは0〜100の整数
であり、プロピレンオキサイドユニットとエチレンオキ
サイドユニットは、ランダムに結合していてもよい、) これらウレタンプレポリマーの分子量としては、主とし
てラジカル重合性不飽和モノマーへの良好なる溶解性お
よび優れた接着性を得るために、400〜50.000
であることが好ましく、中でも400〜20.000で
あることが特に好ましい。 また、式(1)〜(3)で示されるイソシアネート基含
有ウレタンプレポリマーにおいては、プレポリマーの主
鎖を構成するプロピレンオキサイドユニットとエチレン
オキサイドユニットの総量に占めるエチレンオキサイド
ユニットの割合を40〜80モル%とすることによって
親水化ないし水溶性化されたプレポリマーであることが
好ましい。 一方、ここで用いるポリエステルポリオールな構成する
二塩基酸としては、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、マレイン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸等が挙げられ、またポリオールとしては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1.4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる
。 中でも、例えばアジピン酸とプロピレングリコールとの
組合せにより得られる下記構造式(4)(式中、aは1
〜5の整数、bは4〜10の整数、dは1〜200の整
数である。) で表わされるポリエステルポリオールとポリイソシアネ
ートとを反応させて得られるものが好適に使用される。 また、ポリエステルポリオールとしてリシノール酸等の
水酸基含有高級脂肪酸と反応物やヒマシ油およびその誘
導体を用いることもできる。この場合に用いるポリイソ
シアネートとしては、トリレンジイソシアネート、4.
4°−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびヘキサ
メチレンジイソシアネートが好ましいものとして挙げら
れる。中でも下記構造式(5)で示されるウレタンプレ
ポリマーが好適に使用される。 (cox)s−を表わす。) イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーは、分子中
に存在するイソシアネート基と、生体歯牙組織中でも象
牙質を構成する主成分である有機成分(特に分子中に活
性水素基を多数含有するコラーゲン)および水(体液)
とめ反応によって、修復材との接着性を発現させるため
のものであり、特に1分子中に2以上の遊離イソシアネ
ート基を含有するウレタンプレポリマーが、優れた接着
性を得る上で、好適に使用されるものである。 イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーは、単独で
用いることも可能であるが、組成物使用時の作業性をよ
くするために、イソシアネート基に関して不活性な希釈
剤、例えばアセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル
、トルエン、キシレン、トリクロルエタン等を加えても
よい。 本発明の歯科用接着剤組成物は、基本的には(a)成分
のみでも、本来の接着力を得ることができるものの、例
えば口腔内での接着作業を意図した場合、接着層の硬化
、に関しては時間的制約を受ける場合が多い、しかるに
本発明の(b)成分であるラジカル重合性不飽和モノマ
ーは、 (c)成分の光重合開始剤の存在下に、光照射
によって接着層をすみやかに固化させるために必要な成
分であり、 (a)成分による接着性能を限外しないラ
ジカル重合性不飽和モノマーがすべて適用でき、単官能
性のものでも多官能性のものでもよい。 単官能性不飽和上ツマ−の具体例としては、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、グリシジル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニ
トリル、グリシジルメタクリレート等を挙げることがで
きるが、中でもメチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシルメタクリレートおよび酢酸ビニ
ルが好適に使用される。 また、2官能性不飽和モノマーの例としては、下記−最
大(6) (式中、R′は水素原子またはメチル基、pは1〜20
の整数である。) で示されるポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ートなどを使用することができ、具体例としては、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ベンタエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ヘブタエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、オクタエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ノナエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、デカエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、pが14のポリエチレングリコール(メタ)
ジアクリレート、pが17のポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、pが19のポリエチレングもリ
コールジ(メタ)アクリレート等を挙げることができる
が、中でもエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノ
ナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、pが1
4のポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレートが
好適に徊用される。また、下記−最大(7) %式% (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素原
子数が1〜8のアルキレン基またはで示されるウレタン
ジ(メタ)アクリレートなどを使用することもでき、そ
の具体例としては、ジ(アクリロキシエチル)ジメチレ
ンジウレタン、ジ(メタクリロキシエチル)ジメチレン
ジウレタン、ジ(アクリロキシエチル)テトラメチレン
ジウレタン、ジ(メタクリロキシエチル)テトラメチレ
ンジウレタン、ジ(アクリロキシエチル)トリメチルへ
キサメチレンジウレタン、ジ(メタクリロキシエチル)
トリメチルへキサメチレンジウレタン等が挙げられる。 中でも下記構造式(8)のウレタンジメタクリレートが
好適に使用される。 さらに、1.6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートお
よびメタクリレートなども使用することができ、中でも
トリメチロールプロパントリアクリレートが好適に使用
される。 また、下記−最大(9)または(10)一0→CH2C
H2−0h−CO−C=CI(2・・・・・・(9)0
 (cHzCH−CL−0) −C0−C=CHz  
・・:・・・(10)0■ (式中、R3は水素原子またはメチル基、qは1〜り)
アクリレート化合物も好適に使用できる。 その具体例としては、2.2−ビス(4−メタクリロキ
シポリエトキシフェニルプロパン、2.2−ビス[4−
(3−メタクリロキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フ
ェニル]プロパン、1.2−ビス【3−(メタ)アクリ
ロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ1ブタン、1
.4−ビス〔3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒ
ドロキシプロポキシ1ブタン等が挙げられる。 また、4官能性不飽和千ツマ−の例としては、N、N’
−(2,2,4−トリメチルへキサメチレン)ビス〔2
−(アミノカルボキシ)プロパン−1,3−ジオール1
 (以下、U−4)1と略称する。)が好適なものとし
て例示される。 また、下記一般式(11) R4 (式中、R4およびR1′は水素原子またはメチル基、
rは1〜10の整数である。) で示されるイソシアヌル酸骨格の6官能ウレタン系(メ
タ)アクリレート化合物も好適に使用できる。その具体
例としては、一般式(9)中、rが6、R4が水素原子
、Hsがメチル基である化合物(以下、U −6HAと
略称する。)およびrが6、R4およびRsがともに水
素原子である化合物(以下、U−68と略称する。)が
挙げられ、これらは特に好ましい6官能性不飽和モノマ
ーである。 これらのラジカル重合性不飽和モノマーは、−種または
それらの混合物として使用されてもよい。 本発明の(c)成分である光重合開始剤は、その使用目
的に応じて従来公知の紫外線重合開始剤(例えばベンゾ
フェノン等)または可視光線重合開始剤等を使用するこ
とができるが、口腔内で使用する場合には、その為害性
を考慮して近紫外線領域を除いた400〜1200nm
近辺の波長範囲にある可視光線により重合開始する光重
合開始剤が好適に使用される。したがって、該光重合開
始剤中の光増感剤は、400〜1200nm近辺の波長
により励起しうるものが好ましく、そのような化合物の
一例としてα−ジケトン化合物を挙げることができる。 α−ジケトン化合物の具体例としては、カンファーキノ
ン、ベンジルおよびジアセチル等を挙げることができる
が、中でもカンファーキノンが、高い重合活性を示すこ
とから好適に使用される。 本発明の可視光線重合開始剤は、このような増感剤を第
3級アミン等の還元剤と組み合わせて使用することが、
目的とする優れた光重合性を得る上では望ましい、第3
級アミン化合物の具体例としては、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン等の脂肪族アミ
ン;および4− (N、N−ジメチルアミノ)安息香酸
イソアミル、4−(N、N−ジメチルアミノ)安息香酸
ヘキシル、4−(N、N−ジメチルアミノ)安息香酸ヘ
プチル、4−(N、N−ジメチルアミノ)安息香酸オク
チル、4.4゛−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノ
ン、4,4°−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
および4,4°−ビス(ジブチルアミノ)ベンゾフェノ
ン等の芳香族アミンを挙げることができるが、中でも芳
香族第3級アミン類が好適に使用され、特に4−(N、
N−ジメチルアミノ)安息香酸イソアミルおよび4,4
°−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンが、カンフ
ァーキノンと組み合わせて使用することにより、優れた
可視光重合性を示し最も好適である。 これら可視光重合開始剤の添加量には、使用する光増感
剤および還元剤の種類によって、それぞれ適量が存在す
る0例えばカンファーキノンと4− (N、N−ジメチ
ルアミノ)安息香酸イソアミルの系では、重合性不飽和
モノマーに対してカンファーキノンの添加量は0.01
〜25重量%の範囲が好ましく、特に0.05〜15重
量%の範囲が好適であり、4−(N、N−ジメチルアミ
ノ)安息香酸イソアミルの添加量は0.05〜30重量
%の範囲が好ましく、特に0.1〜25重量%の範囲が
好適に使用される。また例えばカンファーキノンと4,
4°−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンの系では
、ラジカル重合性不飽和モノマーに対してカンファーキ
ノンの添加量はo、 oos〜30重量%の範囲が好ま
しく、特に0.03〜20重量%の範囲が好適であり、
4゜4°−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンの添
加量は0.01〜25重量%の範囲が好ましく、特に0
.05〜20重量%の範囲が、好適に使用される。 本発明の (a)成分と (b)成分の重量比率は、1
対150ないし150対1の範囲であり、中でも1対1
00ないし100対1の範囲が好ましく、特に1対50
ないし50対lの範囲が、実用的接着性を得る上で好適
である。 本発明の歯科用接着剤組成物は、上記の3成分を主成分
として構成されるが、必要に応じて無機フィラー(例え
ばシリカ粉、石英粉、各種ガラス粉末等)、有機ポリマ
ー(例えばポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン等)
、着色剤、重合禁止剤(例えばハイドロキノン、メチル
フェノール等)、酸化安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染
料などを配合することもできる。 本発明の歯科用接着剤組成物は、通常上記の3成分が混
合された状態で使用時まで貯蔵されるのが便宜ではある
が、(a)成分と (b)成分とを別々に貯蔵し、使用
時に混合して用いてもよい。 本発明の歯科用接着剤組成物を短時間に硬化させる際の
光線源、中でも可視光線源としては、ハロゲン灯、キセ
ノン灯、水銀灯、蛍光灯などから発せられる波長3.5
00〜12.000人の光線を利用することができる。 また本発明の歯科用接着剤組成物は、各種の修復材へ適
用することができ、当該業界において補綴材料として一
般的であるコンポジットレジン(多官能モノマーに無機
フィラーを配合した複合材料)、歯冠用レジン等の熱硬
化性材料のみならず、義歯床用レジンなどとして使われ
ているポリメチルメタクリレート、ポリスルホン、ポリ
カーボネートなどの熱可細性樹脂あるいは各種セメント
材料、アマルガム、アルミナ、金、合金材料等に対して
も優れた接着性を得ることができる。 〔発明の効果〕 本発明の歯科用接着剤組成物によれば、生体歯牙組織、
中でも象牙質と修復材との接着に際して従来技術では必
須であったリン酸などのエツチング剤による煩雑な前処
理が不要で、しかも実用上充分な接着力を得ることがで
きる。また、光重合性も有しているので、本来の接着力
が発揮される前に光照射により短時間に固化させること
ができ、口腔内での取り扱い性にも優れている。 〔発明の実施例〕 以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 [修復材−A(可視光硬化型コンポジットレジン)の製
造] 上記配合処方で示される多官能性モノマー、無機フィラ
ーおよび可視光重合開始剤からなる混合物(ペースト)
、すなわち可視光硬化型コンポジットレジンを、暗室下
で製造し、修復材−八を得た。 [修復材−B(可視光硬化型歯冠用レジン)の製造] 上記配合処方で示される多官能モノマーおよび可視光重
合開始剤からなる混合物、すなわち可視光硬化型歯冠用
レジンを暗室下で製造し、修復材−Bを得た。 [接着性評価手順および接着強度測定方法](1)抜歯
直後の新鮮な生前歯を精密カッター(アイソメット、ビ
ューラー社製)で切断し、象牙質平面およびエナメル質
平面を露出させ、その露出平面をNo、 1000耐水
研磨紙を用いて水流下でよく研磨する。 場合によっては、エナメル質平面には、リン酸系エツチ
ング剤(面歪歯科工業側製)を用いて常法によりエツチ
ング処理を行う。 (2)象牙質平面またはエナメル質平面に、歯科用接着
剤組成物を塗布し、“溶媒等の揮発成分が存在する場合
には、約10秒前後エア流により揮発成分を蒸発飛散さ
せる。 (3)歯科用接着剤組成物を塗布した平面上に、内径約
5mm、高さ約5mm、肉厚的3mmの円筒状シリコン
リング(片開き可能)を設置した後、このシリコンリン
グ内に液状修復材を高さが約3mmになるように充填す
る。 (4)修復材が充填されたシリコンリング上端部に、可
視光照射器(GCライト、面歪歯科工業側製)の照射口
を接し、可視光線を60秒間照射して修復材および接着
剤を硬化させる。 (5)約10分経過後に、シリコンリングを取り去り、
被接着試料平面に修復材が接着した接着試験片を得る。 (6)この接着試験片全体を37℃の水中に所定期間保
存した後、修復材上部に、さらに接着試験用のスペーサ
ー(修復材と同じ直径を有するアクリル棒)を、遠雷レ
ンジ(ユニ・ファースト、面歪歯科工業側製)を使用し
て接着し、所定の試験持具にセットして、引張り試験を
実施し、接着強度を測定した。尚、測定条件を以下に・
示す。 引張り試験機:東洋ボールドウィン社製テンシロン クロスヘツドスピード(引張り速度):0、5mm/m
in チャート・スピード: 10mm/minフルスケール
: 5KgWまたは20にgW[イソシアネート基含有
ウレタンプレポリマーの合成重] 活性水素化合物としてプロピレングリコールを使用し、
公知方法によるプロピレンオキサイドとエチレンオキサ
イドの開環共重合によって、エチレンオキサイドユニッ
ト(以下、EOと略す)とプロピレンオキサイドユニッ
ト(以下、Poと略す)のモル比率および平均分子量の
異なる第1表に記載した各種ポリエーテルグリコールを
製造した。 次に公知方法により、これらポリエーテルグリコールに
イソシアネート化剤としてトリレンジイソシアネート(
2,4/ 2.6異性体比: 80/20、以下、TD
Iと略す)、4.4−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(以下、MDIと略す)およびヘキサメチレンジイソ
シアネート(以下、)101と略す)をポリエーテルグ
リコールとイソシアネート化剤のモル比率が1対2にな
るように配合して反応させ、第1表に示した略称の各種
両末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを得
た。 [イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成I
I ] 各種ポリエーテルグリコールとTDI、MDIまたは)
IDIとのモル比がそれぞれ1対1になるように配合し
て反応させた以外は、先のプレポリマーの合成重の場合
と同様にして、第2表に示した略称の各種片末端イソシ
アネート基・片末端水酸基含有ウレタンプレポリマーを
得た。 第2表 [イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成■
] 先のプレポリマーの合成工で得られた両末端イソシアネ
ート基含有ウレタンプレポリマーに、さらに水酸基含有
ラジカル重合性不飽和モノマーである2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートなモル比が1対1になるよ−うに配
合して反応させ、第3表に示した略称の片末端ラジカル
重合性ビニル基・片末端イソシアネート基含有ウレタン
ブレポリ7−を得1・   第3表 [ビニル基含有ウレタンプレポリマーの合成■]先のプ
レポリマーの合成Iで得られた両末端イソシアネート基
含有ウレタンプレポリマーに、さらに水酸基含有ラジカ
ル重合性不飽和モノマーである2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートなモル比が1対2になるように配合して反
応させ、第4表に示した略称の両末端ラジカル重合性ビ
ニル基含有ウレタンプレポリマーを得た。 第4表 [イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成V
] アジピン酸とプロピレングリコールをモル比率が1:1
.INl:1.5となるように混合し、酢酸マグネシウ
ムを触媒として用いて公知方法にり重縮合させ、両末端
に水酸基を含有する各種のポリエステルグリコールを製
造した。得られた平均分子量の異なるポリエステルグリ
コールの略称を第5表に示した。 次に公知方法により、これらポリエステルグリコールに
イソシアネート化剤としてTOI%MDIまたはHDI
をポリニス−チルグリコールとイソシアネート化剤のモ
ル比率が1対2になるように配合して反応させ、第5表
に示した略称の各種両末端イソシアネート基含有ウレタ
ンプレポリマーを得た。 第5表 [イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成■
] 各種ポリエステルグリコールとT旧、MDIまたはHD
Iとのモル比がそれぞれ1対1になるように配合して反
応させた以外は、先のプレポリマーの合成Vの場合と同
様にして、第6表に示した略称の各種片末端イソシアネ
ート基・片末端水酸基含有ウレタンプレポリマーを得た
。 第6表 [イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成■
] ポリオール化合物としてヒマシ油を用い、イソシアネー
ト化剤としてTDI 、MDIまたはHDIを用い、ヒ
マシ油とイソシアネート化剤とを1対3のモル比率で配
合して公知方法により反応させ、3種の3官能イソシア
ネート基含有ウレタンプレポリマーを得た。なお、ヒマ
シ油はリシノール酸トリグリセリドの構造を有するもの
とし、不純物については無視してモル比率を求めた。 得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーに
ついては、用いたイソシアネート化剤の種類に応じて、
TDIの場合にはC0−1、MDIの場合にはGo−2
、)IDIの場合にはCo−3とそれぞれ略称を付した
。 [イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成■
] 先のプレポリマーの合成■で得られた3官能イソシアネ
ート基含有ウレタンプレポリマーに、さらに水酸基含有
ラジカル重合性不飽和モノマーである2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートなモル比が1対1または1対2にな
るように配合して反応させ、第7表に示した略称の1官
能ラジ力ル重合性ビニル基・2官能イソシアネート基含
有ウレタンプレポリマーおよび2官能ラジ力ル重合性ビ
ニル基・1官能イソシアネ・−ト基含有ウレタンプレポ
リマーを得た。 第7表 [ビニル基含有ウレタンプレポリマーの合成■]先のプ
レポリマーの合成■で得られた3官能イソシアネート基
含有ウレタンプレポリマーに、さらに水酸基含有ラジカ
ル重合性不飽和モノマーである2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートなモル 。 比が1対3になるように配合して反応させ、ラジカル重
合性ビニル基含有ウレタンプレポリマーを得た。 得られたラジカル重合性ビニル基含有ウレタンプレポリ
マーについては、用いた3官能イソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマーの種類に応じて、GO−1(7)場
合にはPV−1、Co−2(7)場合にはPV−2、C
o−3(7)場合にはPV−3とそれぞれ略称を付した
。 [ラジカル重合性不飽和モノマー・可視光重合間剤の混
合物の調製] 各種のラジカル重合性不飽和モノマーと可視光重合開始
剤との混合物を、暗室下、汎用ミキサーにて製造した。 第8表〜第10表にこれらの混合物の組成と略称を示し
た。 なお、表中のラジカル重合性不飽和モノマ一種の欄に示
した略称のEDMAとは、下記構造式のウレタンジメタ
クリレートを示す。 C)1t−N41−C00−C)1tC)la−OCO
−1!、・CH2実施例1〜124 プレポリマーの合成■で製造した各種の両末端イソシア
ネート基含有ウレタンプレポリマーとラジカル重合性不
飽和上ツマ−・可視光重合開始剤混合物のLC−15と
をそれぞれ同重量づつ混合し接着剤組成物を得た。 これらの接着剤組成物について、前記した接着性評価手
順および接着強度測定方法に沿ってエツチング処理をし
ない生歯の象牙質面に対する修復材−への接着性を評価
し、結果を第11表に示した。 同様に、各種のイソシアネート基含有ウレタンプレポリ
マーとL C−16、LC−22またはLC−23とを
用いた接着剤組成物についての評価結果を第11表〜第
15表に示した。 実施例125〜130 プレポリマーの合成■で製造した各種の3官能イソシア
ネート基含有ウレタンプレポリマーとラジカル重合性不
飽和モノマー・可視光重合開始剤混合物のLC−50ま
たはLC−51とをそれぞれ同重量づつ混合し接着剤組
成物を得た。 これらの接着剤組成物について、前記した接着性評価手
順および接着強度測定方法に沿ってエツチング処理をし
ない象牙質、およびエツチング処理したエナメル質面に
対する修復材−Aの接着性を評価し、結果を第16表に
示した。 実施例131〜197 プレポリマーの合成I、Vまたは■で製造したイソシア
ネート基含有ウレタンプレポリマーTPT−11,MS
−2またはC0−2と、各種のラジカル重合性不飽和モ
ノマー・可視光重合開始剤混合物とをそれぞれ同重量づ
つ混合し接着剤組成物を得た。 これら接着剤組成物多こついて実施例1と同様の手順で
修復材−Aの接着性を評価し、結果を第17表〜第20
表に示した。 第17表 傘試験検体数n=3で実施した。 第18表 本試験検体数n=3で実施した。 第19表 本試験検体数n=3で実施した。 第20表 中試験検体数n=3で実施した。 実施例198〜222 プレポリマーの合成II、IIIおよび■で製造した各
種の片末端イソシアネート基・片末端水酸基含有ウレタ
ンプレポリマーおよび片末端ラジカル重合性ビニル基・
片末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを用
いたことを除き、実施例1と全く同様にして接着剤組成
物を得、その接着性を評価した。結果を第21表および
第22表に示した。 第21表 本試験検体数n=3で実施した。 第22表 本試験検体数n=3で実施した。 実施例223〜228 プレポリマーの合成■で製造した各種の1官能ラジ力ル
重合性ビニル基・2官能イソシアネート基含有ウレタン
プレポリマーおよび2官能ラジ力ル重合性ビニル基・1
官能イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを用い
たことを除き、実施例128と全く同様にして接着剤組
成物を得、その接着性を評価した。結果を第23表に示
した。 第23表 本試験検体数n=3で実施した。 実施例229〜240 両末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマー・可視光重合開始剤混合物
との配合重量比を変化させたことを除き、実施例7.3
3.59または85と全く同様にして接着剤組成物を得
、その接着性を評価した。 結果を第24表に示した。 第24表 本試験検体数n=3で実施した。 実施例241〜243 3官能イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマー・可視光重合開始剤混合物
との配合重量比を変化させたことを除き、実施例125
と全く同様にして接着剤組成物を得、そのエツチング処
理をしない象牙質面に対する接着性を評価した。結果を
第25表に示した。 第25−表 本試験検体数n=3で実施した。 実施例245〜259 実施例1O162,118およびi29で得た接着剤組
成物を用い、各種修復材に対する接着性を実施例1と同
様にして評価した。結果を第26表に示した。 第26表 $1:37℃、水中保存1日後、試験検体数n=3で実
施した。 傘2ニオクラシン、ICI社製。 $3:ミクロレストAP、而至面歪工mu*4ニアクリ
ベット#VH,三菱レイヨン[比較例1〜14 両末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの代
わりに、プレポリマーの合成!で製造した各種のポリエ
ーテルグリコールを使用したことを除き、実施例1と全
く同様にして接着剤組成物を得、その接着性を評価し・
た。結果を第27表に示した。 第27表 *試験検体数n=3で実施した。 比較例15〜20 両末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの代
わりに、プレポリマーの合成Vで製造した各種のポリエ
ステルグリコールを使用したことを除き、実施例1と全
く同様にして接着剤組成物を得、その接着性を評価した
。結果を第28表に示した。 第28表 *試験検体数n=3で実施した。 比較例21〜23 両末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの代
わりに、プレポリマーの合成■で製造し各種の両末端ラ
ジカル重合性ビニル基含有ウレタンプレポリマーを使用
したことを除き、実施例125と全く同様にして接着剤
組成物を得、その接着性を評価した。結果を第29表に
示した。 第29表 本試験検体数n=3で実施した。 比較例24〜29 3官能イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの代
わりに、プレポリマーの合成■で製造し各種の3官能ラ
ジ力ル重合性ビニル基含有ウレタンプレポリマーを使用
したことを除き、実施例1と全く同様にして接着剤組成
物を得、その接着性を評価した。結果を第30表に示し
た。 比較例30〜37 各種のラジカル重合性不飽和モノマー・可視光重合開始
剤混合物だけを配合した接着剤組成物を得、実施例1と
全く同様にしてその接着性を評価した。結果を第31表
に示した。 第31表 牟試験検体数n=3で実施した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー
    の一種以上または該ウレタンプレポリマーに不活性希釈
    剤を配合した組成物、 (b)ラジカル重合性不飽和モノマーの一種以上および (c)光重合開始剤 を主成分として含有する歯科用接着剤組成物。 2)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、末
    端にイソシアネート基を含有するウレタンプレポリマー
    である特許請求の範囲第1項記載の歯科用接着剤組成物
    。 3)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、両
    末端にイソシアネート基を含有するウレタンプレポリマ
    ーである特許請求の範囲第1項記載の歯科用接着剤組成
    物。 4)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、下
    記構造式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(1) (式中、mは1〜100の整数、nは0〜100の整数
    であり、プロピレンオキサイドユニットとエチレンオキ
    サイドユニットは、ランダムに結合していてもよい。) で示されるものである特許請求の範囲第1項記載の歯科
    用接着剤組成物。 5)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、下
    記構造式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(2) (式中、mは1〜100の整数、nは0〜100の整数
    であり、プロピレンオキサイドユニットとエチレンオキ
    サイドユニットは、ランダムに結合していてもよい。) で示されるものである特許請求の範囲第1項記載の歯科
    用接着剤組成物。 6)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、下
    記構造式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(3) (式中、mは1〜100の整数、nは0〜100の整数
    であり、プロピレンオキサイドユニットとエチレンオキ
    サイドユニットは、ランダムに結合していてもよい。) で示されるものである特許請求の範囲第1項記載の歯科
    用接着剤組成物。 7)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの平均
    分子量が400〜20,000の範囲である特許請求の
    範囲第1〜6項のいずれかに記載の歯科用接着剤組成物
    。 8)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、該
    プレポリマーの主鎖を構成するプロピレンオキサイドユ
    ニットとエチレンオキサイドユニットの総量に占めるエ
    チレンオキサイドユニットの割合を40〜80モル%と
    することによって親水化ないし水溶性化されたプレポリ
    マーである特許請求の範囲第4〜6項のいずれかに記載
    の歯科用接着剤組成物。 9)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、下
    記構造式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(4) (式中、aは1〜5の整数、bは4〜10の整数、dは
    1〜200の整数である。) で表わされるポリエステルポリオールとポリイソシアネ
    ートとを反応させて得られるものである特許請求の範囲
    第1項記載の歯科用接着剤組成物。 10)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーがヒ
    マシ油またはその誘導体と、ポリイソシアネートとを反
    応させて得られるものである特許請求の範囲第1項記載
    の歯科用接着剤組成物。 11)前記ポリイソシアネートが、トリレンジイソシア
    ネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
    およびヘキサメチレンジイソシアネートからなる群より
    選ばれた一種以上である特許請求の範囲第9または10
    項記載の歯科用接着剤組成物。 12)ラジカル重合性不飽和モノマーが、下記一般式(
    6) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(6) (式中、R^1は水素原子またはメチル基、pは1〜2
    0の整数である。) で示されるポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
    ートである特許請求の範囲第1〜9項のいずれかに記載
    の歯科用接着剤組成物。 13)ラジカル重合性不飽和モノマーが、下記一般式(
    7) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(7) (式中、R^1は水素原子またはメチル基、R^2は炭
    素原子数が1〜8のアルキレン基または▲数式、化学式
    、表等があります▼である。) で示されるウレタンジ(メタ)アクリレートである特許
    請求の範囲第1〜9項のいずれかに記載の歯科用接着剤
    組成物。 14)ラジカル重合性不飽和モノマーが、メチルアクリ
    レート、メチルメタクリレート、酢酸ビニル、エチレン
    グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
    ジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
    ート、ノナエチレングリコールジアクリレート、ノナエ
    チレングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレ
    ングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレング
    リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
    メタクリレートまたは下記構造式(8) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(8) で示されるウレタンジメタクリレートである特許請求の
    範囲第1〜9項のいずれかに記載の歯科用接着剤組成物
    。 15)ラジカル重合性不飽和モノマーが、下記一般式(
    9)または(10) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(9) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(10) (式中、R^3は水素原子またはメチル基、qは1〜2
    0の整数である。) で示されるビスフェノールAジグリシジル(メタ)アク
    リレート化合物である特許請求の範囲第1〜9項のいず
    れかに記載の歯科用接着剤組成物。 16)ラジカル重合性不飽和モノマーが、下記一般式(
    11) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(11) (式中、R^4およびR^5は水素原子またはメチル基
    、rは1〜10の整数である。) で示されるイソシアヌル酸骨格の6官能ウレタン系(メ
    タ)アクリレート化合物である特許請求の範囲第1〜9
    項のいずれかに記載の歯科用接着剤組成物。 17)光重合開始剤が、カンファーキノンと4−(N,
    N−ジメチルアミノ)安息香酸イソアミルとの混合物で
    ある特許請求の範囲第1〜16項のいずれかに記載の歯
    科用接着剤組成物。 18)光重合開始剤が、カンファーキノンと4,4′−
    ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンとの混合物であ
    る特許請求の範囲第1〜16項のいずれかに記載の歯科
    用接着剤組成物。 19)ラジカル重合性不飽和モノマーに対して、カンフ
    ァーキノンの添加量が0.05〜15重量%であり、4
    −(N,N−ジメチルアミノ)安息香酸イソアミルの添
    加量が0.1〜25重量%である特許請求の範囲第17
    項記載の歯科用接着剤組成物。 20)ラジカル重合性不飽和モノマーに対して、カンフ
    ァーキノンの添加量が0.03〜20重量%であり、4
    ,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンの添加
    量が0.05〜20重量%である特許請求の範囲第18
    項記載の歯科用接着剤組成物。 21)(a)成分と(b)成分の重量比率が1対50な
    いし50対1の範囲である特許請求の範囲第1〜20項
    のいずれかに記載の歯科用接着剤組成物。 22)(a)成分と(c)成分が配合された(b)成分
    とが別々に貯蔵され、使用時に混合される特許請求の範
    囲第1〜21項のいずれかに記載の歯科用接着剤組成物
JP62335727A 1987-07-31 1987-12-28 歯科用接着剤組成物 Granted JPH01113478A (ja)

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US07/221,549 US4968725A (en) 1987-07-31 1988-07-20 Dental adhesive composition
DE8888112155T DE3874835T2 (de) 1987-07-31 1988-07-27 Dentalklebstoffzusammensetzung.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006312740A (ja) * 2005-05-05 2006-11-16 Tyco Healthcare Group Lp 生体吸収性外科手術用組成物
JP2009504264A (ja) * 2005-08-10 2009-02-05 デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド チェアサイド歯科用クラウンを製造する方法
JP2018095875A (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 東ソー株式会社 アロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマー

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