JPH01113328A - パーフルオロアリルビニルエーテルの製造方法 - Google Patents

パーフルオロアリルビニルエーテルの製造方法

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JPH01113328A
JPH01113328A JP26943187A JP26943187A JPH01113328A JP H01113328 A JPH01113328 A JP H01113328A JP 26943187 A JP26943187 A JP 26943187A JP 26943187 A JP26943187 A JP 26943187A JP H01113328 A JPH01113328 A JP H01113328A
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JP
Japan
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formula
vinyl ether
perfluoroallyl
compound
raw material
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Pending
Application number
JP26943187A
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English (en)
Inventor
Isamu Kaneko
勇 金子
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパーフルオロアリルビニルエーテルの製造方法
に関するものである。
[従来の技術] 式CF2=CFOCF2CF−(:F2て表わされるパ
ーフルオロアリルビニルエーテルは、反応性の異った2
種の二重結合基を有し、単独重合あるいは他のオレフィ
ンとの共重合が可能な極めて有用な化合物である。従来
の製造方法としては、式CF2=CFO((:F2)f
fcONaの熱分解反応による合成法(特公昭60−4
5619号公報参照)か提案されているが、この方法は
収率か約20%程度と低く、またパーフルオロアリルビ
ニルエーテルは原料かNa塩の場合のみ得られており、
K塩ては得られないという難点も認められ、工業的合成
法として不充分なものであった。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明は、従来技術が有していた欠点を解消し、パーフ
ルオロアリルビニルエーテルを効率よく製造する方法を
提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前記問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果完成されたものであり、一般式−チルカルボン酸誘導
体を熱分解反応によりパーフルオロアリルエーテルとし
、次いで脱ハロゲン化反応により式CF2 =GFOC
Fz CF=CF2で表わされるパーフルオロアリルビ
ニルエーテルを生成せしめることを特徴とする製造方法
を新規に提供するものである。上記一般式において、X
I+X2はフッ素原子以外のハロゲン原子であり、Yは
F又はOM (Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属
を示す)である。
本発明において原料のパーフルオロエーテルカルボン酸
誘導体は、種々の手段にて入手可能である0例えば、メ
チル−パーフルオロ−5−オキサ−6−へブテノエート
のビニルエーテル基に塩素の如きハロゲンを反応せしめ
、次いでアルカリ金属水耐化物と反応せしめることによ
り、容易に目的のパーフルオロエーテルカルボン酸誘導
体を得ることが出来る。
熱分解反応は、 230〜400℃の温度下に、0.1
〜30秒の滞留時間で行なわれる。
この熱分解反応は、ビニル基を保護しているため種々の
アルカリ金属塩でも円滑有利に行なわれ得る。熱分解温
度としては、好ましくは250°〜300℃程度の比較
的低温度が採用される。
脱ハロゲン化反応は、特に限定されることなく、公知乃
至周知の各種方法が採用され得る。例えば、金属Znを
用いて、溶媒としてアルコール、ジオキサンといった一
般的溶媒を用いて実施することが可能である。脱ハロゲ
ン化反応の温度は50〜1506C程度が採用される。
本発明方法によれば、従来の一段階反応に比して、二段
階反応であるにもかかわらず、極めて高収率で目的とす
るパーフルオロアリルビニルエーテルを1円滑有利に製
造することかでて、XI 、N2としては通常共に塩素
原子が好ましく採用され、Yとして一0Naが好ましく
採用される。
[実施例] 次に、本発明の実施例について、更に具体的に説明する
が、かかる説明によって本発明が何ら限定されないもの
であることは勿論である。
合成例 (原料CFzCIC:FCIOCF2CF2CF2GO
ONa)合成)温度計、ガス吹込管、アルコール−ドラ
イアイスコンデンサー、攪拌機を付けた内容積1文のガ
ラス製4つロフラスコに、918 g (3mol)の
メチル−パーフルオロ−5−オキサ−6−へブテノエー
トを入れ、フラスコを水冷しながら塩素ガス250 g
 (3,52mat)を8時間かけて導入した。その後
1時間の攪拌をつづけた。 NMR分析の結果100%
塩素付加体であった。次にN2ガスを導入し、過剰の塩
素ガスを追い出した後、5文ビーカーに移した。この中
にフェノールフタレイン数滴を加えて攪拌した。次に、
NaOHをメチルアルコール溶液として1反応液が赤く
なるまで攪拌しながらビーカーに加えた。
赤色が消えなくなった時点を反応の終点とした。次に、
ロータリーエバポレーターで溶媒のアルコールを分離し
、固体を析出させた。次にこの固体を80℃の真空乾燥
器で8時間乾燥した結果、1137どのCF2CICF
CIOCFzCF2CF2COONaなるNa塩を得た
。収率は88,5%であった。
実施例1゜ 内容積1文のガラス製3つロフラスコに、合成例で得た
Na塩の570gを入れ、メタノール−ドライアイスト
ラップ、液体N2)ラップを付け、系内を真空ポンプて
減圧にした。フラスコを250°Cのシリコンオイルハ
スに入れ、10時間熱分解反応を行った。反応生成物は
、アルコール−ドライアイストラップ、液体N2トラッ
プて捕集した。その結果、389gの粗液を得た。次に
、この粗液を蒸留して、332gのCF2(:1cFc
lOcF2cF=cF2なるパーフルオロアリルエーテ
ルを単離した。滴点は96°Cであり、収率は約75%
であった。
次に、リフラックスコンデンサーを付けた内容積1立の
4つロフラスコに金属亜鉛300gとジオキサン300
1を加え、50℃に加熱した。この中に330gの上記
パーフルオロアリルエーテルを加え、リフラックス温度
て)5時間脱ハロゲン化反応を行った。反応終了後、過
剰のZnを口過し、口液を蒸留した。その結果、231
gのパーフルオロアリルビニルエーテルか得られた。ま
た、49gのパーフルオロアリルエーテルか回収された
。脱ハロゲン化反応の収率は約85%てあった。
実施例2゜ 合成例と同様の方法で、N a OHの代りにKOHを
用いて、450gのCF2C]CFCIOCF2ChC
F2GOOKなるに塩を得た。
このに塩を実施例1と同様に熱分解反応せしめて、30
2gの熱分解粗液を得た。次に、この粗液を蒸留して1
85gのパーフルオロアリルエーテルを単離した。収率
は約55%であった。
脱ハロゲン化反応は溶媒としてメタノールを使用した以
外は実施例1と同様な方法で行ない、1:10 gのパ
ーフルオロアリルビニルエーテルを単離した。収率は9
2%てあった。
[発明の効果] 本発明の方法によると、パーフルオロアリルビニルエー
テルが、容易に入手しつる原料から極めて円滑有利なプ
ロセスにより高収率で得られるので、該方法はパーフル
オロアリルビニルエーテルの工業的製法として極めて有
用である。また本発明方法によれば、Na塩だけてなく
種々のアルカリ金属塩からも合成可能であるといフ利、
息θMる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式▲数式、化学式、表等があります▼で表わさ
    れるパ ーフルオロエーテルカルボン酸誘導体を熱 分解反応によりパーフルオロアリルエーテ ルとし、次いで脱ハロゲン化反応により式 CF_2=CFOCF_2CF=CF_2で表わされる
    化合物を生成せしめることを特徴とするパーフルオロア
    リルビニルエーテルの製造方法。 (ただし、式中のX_1、X_2はフッ素原子以外のハ
    ロゲン原子であり、YはF又はOM(Mはアルカリ金属
    又はアルカリ土類金属を示す)である) 2、X_1、X_2が共に塩素原子であり、YがONa
    である特許請求の範囲第1項記載のパーフルオロアリル
    ビニルエーテルの製造方法。
JP26943187A 1987-10-27 1987-10-27 パーフルオロアリルビニルエーテルの製造方法 Pending JPH01113328A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022172951A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18 ダイキン工業株式会社 化合物、組成物、電気化学デバイス、リチウムイオン二次電池及びモジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022172951A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18 ダイキン工業株式会社 化合物、組成物、電気化学デバイス、リチウムイオン二次電池及びモジュール
JP2022122846A (ja) * 2021-02-10 2022-08-23 ダイキン工業株式会社 化合物、組成物、電気化学デバイス、リチウムイオン二次電池及びモジュール

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