JPH01112995A - 高級n−アセチルキトオリゴ糖の製造法 - Google Patents

高級n−アセチルキトオリゴ糖の製造法

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JPH01112995A
JPH01112995A JP27095687A JP27095687A JPH01112995A JP H01112995 A JPH01112995 A JP H01112995A JP 27095687 A JP27095687 A JP 27095687A JP 27095687 A JP27095687 A JP 27095687A JP H01112995 A JPH01112995 A JP H01112995A
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JP
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lysozyme
acetyl
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acetylchitooligosaccharide
substrate
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Yasuichi Usui
碓永 泰市
Hiroshi Hagino
浩志 萩野
Kazuo Sakai
和男 坂井
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Yaizu Suisan Kagaku Kogyo Co Ltd
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Yaizu Suisan Kagaku Kogyo Co Ltd
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 fJJ、−上辺上月分1 本発明は、医薬品として何用な高級N−7セチルキトオ
リゴ糖の製造法に関する。
高級N−アセチルキトオリゴ塘は、ペンタオース、ヘキ
サオース、ペンタオースなど5WI以上のN−アセチル
キトオリゴ糖を指し、臨床検査におけるリゾチーム活性
の測定基質として有用で、また、N−7セチルヘキサオ
ースは、免疫機能増強作用、抗腫瘍効果などがあり、生
理活性物質としても有用である。
え米五且l 従来、N−アセチルキトオリゴ糖の製造法としては、酸
によるキチンの限定加水分解[バイオケミ力・バイオフ
ィジカ・アクタ(I3io−chem、  Bioph
ys、Acta)  83. 245−255  (1
96t)] 、キチナーゼなどの酵素によるキチンの加
水分解[ネイチャー(Neture) 200.112
8 (1963)]、キチナーゼ、リゾチームなどの糖
転移反応を利用した製造方法(特開昭62−14659
8)などが知られている。
しかしながら、酸によるキチンの限定加水分解では、2
〜4Wtの低級N−アセチルキトオリゴ糖を比較的高い
収率で得ることができるが、5種以上の高級N−アセチ
ルキトオリゴ糖の収率は非常に低い。
またキチナーゼなどの酵素によるキチンの加水分解では
、5m以上のN−アセチルキトオリゴ糖を特異的に生産
する酵素は発見されていない、リゾチームの糖転移反応
では、リゾチームが2〜4糖の低級N−アセチルキトオ
リゴ糖に対し、糖転移活性が弱いため、5糖以上の高級
N−アセチルキトオリゴ塘の生成量はきわめて少ない1
本発明者らは、キチナーゼの糖転移反応がリゾチームの
糖転移反応よりも強いことを見出し、キチナーゼを用い
た高級N−アセチルキトオリゴ糖の効率的な生産を開示
した(特開昭62−146598)、 L、かし、この
方法は、3糖以上のN−アセチルキトオリゴ塘に作用し
5糖以上のN−アセチルキトオリゴ糖を生成するもので
、29以上のN−アセチルキトビオースにはほとんど作
用しない欠点がある。
本発明は、これらの欠点を解決するため種々研究した結
果、2〜4@の低級N−アセチルキトオリゴ糖を基質と
し、リゾチームを親水性有機溶媒存在下で作用させると
縮合反応あるいは転移反応により効率的に51以上のN
−アセチルキトオリゴ糖が生成されるという知見に基い
ている。
が ′しようとする。題へ 従って、本発明の目的は、2〜4wiの低級N−アセチ
ルキトオリゴ糖を用いて効率的に5糖以上の高級N−ア
セチルキトオリゴ塘を生産する改良された製造法を提供
することにある。
U顕弘を ”するための 本発明は、低級N−アセチルキトオリゴ糖を基質とし、
リゾチームを親水性有機溶媒存在下で作用させることを
特徴とする高級N−アセチルキトオリゴ糖の製造法を提
供する。
本発明に使用する低級N−アセチルキトオリゴ糖は、例
えば、カニ、エビの甲殻から調製したキチンを酸や酵素
で加水分解して得たものを用いることができる。実用的
なn製法の一例を示すと、カニの甲殻を希塩酸処理によ
って脱灰後、希アルカリ処理で除蛋白して得たキチンに
濃塩酸を加え、30〜50℃で1〜6時間部分加水分解
する。得られた分解物を水酸化ナトリウムで中和後、残
漬を吸引濾過して除去し、濾液な活性炭カラムに展開し
、エタノール直線濃度勾配法で溶出し、N−アセチルキ
トビオースからN−アセチルキトテトラオースの低級N
−アセチルキトオリゴ糖をそれぞれ分離することができ
る。また、これらの低級N−アセチルキトオリゴ塘の混
合物でも本発明に用いることができる。
本発明に用いるリゾチームは゛、市販の卵白リゾチーム
などを用いることができ、反応溶液中の親水性有機溶媒
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、ジメ
チルスルホキサイド、ジオキサン、ホルムアミド、アセ
トンのうち1種類上を用いることができ、親水性有機溶
媒は20〜80%、好ましくは30〜70%の濃度にな
るように水または緩衝液を加え調整する0反応に用いる
低級N−アセチルキトオリゴ糖のlは、反応溶液の飽和
濃度付近が好ましく、またリゾチームの量は、用いた低
級N−アセチルキトオリゴ111mgに対し、リゾチー
ム活性としてl、 (loo〜In、 0OOUが好ま
しい(リゾチーム活性: M、 1uteusの細胞壁
を基質とし、35℃、pH6,2で540nmにおける
吸光度を1分間にo、 oot減少させる酵4fftを
IUとする)。
反応時間は、20〜60℃、好ましくは30〜50℃で
、反応pHは4〜7が好ましい。反応時間i酵素量、反
応温度、pHによって異なるが、通常は12応120時
間で目的とする反応生成物が最大量となる。
目的とする5vI以上のN−アセチルキトオリゴ糖は、
非常に溶解度が低く、反応液中に析出されるので、反応
の進行状況が確認でき、分離と回収とが容易である。加
熱などによって酵素反応を停止した後、例えば、遠心分
離、濾過等によっで回収できる0回収された生成物は、
5糖以上のN−アセチルキトオリゴ糖を多く含む混合物
である。
このようにして得られる反応混合物からの5糖以上のN
〜ルアセチルキトオリゴの分離、精製は、周知の分離精
製手段により行なうことができる0例えば、活性炭に反
応混合物を吸着させ、アルコール濃度勾配法により分離
溶出する方法や、ゲル濾過、高速液体クロマトグラフィ
ー等の手段により分離、精製することができる。
次に、本発明の実施例についてさらに具体的に説明する
が、これらの実施例によって本発明が何ら限定されるも
のではない。
叉1u引上 N−アセチルキトビオース(Ig)なの0.1M酢酸緩
衝液(pH,5,5: 7m1)のメタノール(7ml
)混合した溶液に溶解し、40℃に保った後、市販の卵
白リゾチーム(6回結晶、生化学工業社製)を2.5X
IO’U添加して40℃で96時間反応させた。反応終
了後、100℃で10分間加熱し反応を停止させた。生
成した不溶物を遠心分離によって回収し、ついで少量の
熱水に懸濁し、再び遠心分離によって分離した0分離し
た不溶物を凍結乾燥機を用いて乾燥し、白色粉末(20
0mg)を得た。この白色粉末の生成物組成を、高速液
体クロマトグラフィーによって確認したところ、N−ア
セチルキトオクタオース16%、N−アセチルキトヘプ
タオース35%、N−アセチルキトヘキサオース21%
、N−アセチルキトペンタオース7%が含まれていた。
及i勇l N−アセチルキトトリオース(600mg)を0.3M
酢酸緩衝液(pH5,5; l 0m1)とメタノール
(10n+1)と水(10耐)とを混合した溶液に溶解
し540℃に保った後、市販の卵白リゾチーム(6回結
晶、生化学工業社製)を2.5XIO’Ll添加して、
40℃で72時間反応させた0反応終了後、100℃で
′lO分間加熱し、反応を停止させた。生成した不溶物
を遠心分離によって回収し、ついで少量の熱水に懸濁し
、再び遠心分離によって分離した。分離した不溶物を凍
結乾燥機を用いて乾燥し、白色粉末(129B)を得た
この白色粉末の生成物組成を、高速液体クロマトグラフ
ィーによって確認したところ、N−アセチルキトオクタ
オース18%、N−アセチルキトヘプタオース39%、
N−アセチルキトヘキサオース18%、N−アセチ・ル
キトペンタオース5%が含まれていた。
l肛互激】 本発明により、5糖以上の高級N−アセチルキトオリゴ
糖を効率的に製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低級N−アセチルキトオリゴ糖を基質とし、リゾ
    チームを親水性有機溶媒の存在下で作用させることを特
    徴とする高級N−アセチルキトオリゴ糖の製造法。
  2. (2)親水性有機溶媒として、メタノール、エタノール
    、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノー
    ル、イソブタノール、ジメチルスルホキサイド、ジオキ
    サン、ホルムアミド、アセトンのうち1種類以上を用い
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP27095687A 1987-10-27 1987-10-27 高級n−アセチルキトオリゴ糖の製造法 Expired - Lifetime JPH0646953B2 (ja)

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JPH01112995A true JPH01112995A (ja) 1989-05-01
JPH0646953B2 JPH0646953B2 (ja) 1994-06-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010178642A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd 高級n−アセチルキトオリゴ糖の製造方法

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JP2010178642A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd 高級n−アセチルキトオリゴ糖の製造方法

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