JPH01112888A - 映像信号記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙを線順次化し、この線
順次化された色差信号と輝度信号とを各々、所定の周波
数でＦＭ変調して磁気ディスク等の記録媒体にカラー映
像信号を記録する映像信号記録装置に関する。

〔従来の技術〕

カラー映像信号を種々の映像信号源から取り込みダビン
グする際にカラー映像信号を映像信号記録装置に送出す
る再生装置が、映像信号のうち色信号が色差線順次信号
として記録されている磁気ディスクをビデオソースとし
て用いている場合には映像信号記録装置側に色差信号Ｒ
−ＹＳＢ−Ｙの各々について１水平走査期間（以下、水
平走査期間をｒＨＪと称する）毎に偽信号が出力される
。

この状態を第５図を参照しながら説明する。第５図（Δ
）は映像信号再生装置から出力される所定のフォーマッ
トの映像信号、例えばＮＴＳＣ方式の複合映像信号を形
成する輝度信号Ｙ＋　、色差信号Ｂ−Ｙｌ　、Ｒ−Ｙｌ
　がそれぞれＩＨ毎に、すなわち各水平走査線Ｈｔ　毎
に出力される状態を示している。同図において輝度信号
Ｙ１　はそれぞれ、各水平走査線Ｈ１の輝度を示してい
る。

これに対して色差信号Ｂ−Ｙｔ　ＳＲＹｔ　はＩＨ毎に
偽信号が出力されることが判る。例えば水平走査線Ｈ＋
　では色差信号ＢＹｔ　は水平走査線Ｈ１における真の
色差信号Ｂ　”””　Ｙ　１　が出力されるのに対し、
次の水平走査線Ｈ２ではＩＨ前の色差信号Ｂ−Ｙ、が出
力される。

これは色差信号Ｒ−Ｙ、　についても同様である。

このように色差信号についてＩＨ毎に偽信号が出力され
るのは周知の如く、画像の垂直方向の相関性に着目して
磁気ディスクの記録密度の向上を図るために各水平走査
線について色差信号Ｂ　　ＹｌまたはＲ−Ｙｌ　のうち
のいずれか一方の色差信号をＩＨ前の色差信号で補間す
るようにしているからである。

したがって上述したようなカラー映像信号をダビングす
るには各水平走査線について真の、すなわち正しい色差
信号のみを取り出すことができるように映像信号再生装
置から、ＩＨ毎に信号レベルが反転するラインパルスが
映像信号記録装置に出力されるようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

カラー映像信号をダビングする際に、上述したように色
信号が色差線順次信号として記録されている磁気ディス
クをビデオソースとして用いる場合にはラインパルスが
再生装置側から出力されるので、これに基づいて色差信
号を選択すれば各水平走査線Ｈ１毎に真の色差信号Ｂ　
−Ｙ　ｉ　又はＲ−Ｙｔ　が第５図（Ｂ）に示すように
磁気ディスクに記録されていた形態で取り出される。

しかしながら、各水平走査線毎に輝度信号Ｙｌと真の色
差信号Ｂ−Ｙｌ　及びＲＹｒ　とが並列に入力されるよ
うなカラー映像信号がダビングの対象となる場合には各
水平走査線毎に偽信号は出力されず、それ故ラインパル
スも出力されない。

そこでラインパルスが外部から入力されるか否かに関係
なく色差信号の信号形態が異なるカラー映像信号につい
てもダビングできる映像信号記録装置の出現が望まれて
いた。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
色差信号の信号形態が異なるカラー映像信号についても
ダビングすることができる映像信号記録装置を提供する
ことを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、色差信号Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙを水平同期信号に同期して１水平走査期間毎に反
転するラインパルスに基づいて線順次化する色差線順次
化回路を有し、咳色差線順次化回路により線順次化され
た映像信号の色差信号と輝度信号とを各々、所定の周波
数でＦ　Ｍ　Ｋ調して記録媒体に記録する映像信号記録
装置において、入力される映像信号に含まれる水平同期
信号に基づいて擬似ラインパルスを生成する擬似ライン
パルス発生手段と、前記色差線順次化回路に対して外部
から入力されたラインパルスまたは擬似ラインパルスを
選択的に出力する切換手段と、前記映像信号の色差信号
に基づいて生成され該映像信号と同時に外部から入力さ
れるラインパルスと前記擬似ラインパルスとを取り込み
、擬似ラインパルスを基準にして前記ラインパルスの入
力状態を判定し、外部よりラインパルスが入力されてい
る場合には該ラインパルスを、外部よりラインパルスが
入力されていない場合には擬似ラインパルスを色差線順
次化回路に出力するように切換手段を制御する制御手段
とを有することを特徴とするものである。

〔作用〕

本発明に係る映像信号記録装置では入力される映像信号
の色差信号に基づいて生成され該映像信号と同時に外部
から入力されるラインパルスが実際に入力されたか否か
が外部から入力される映像信号に含まれる水平同期信号
に基づいて擬似ラインパルス発生手段により生成される
擬似ラインパルスを基準にして制御手段により判定され
る。。

外部から入力されるラインパルスが実際に入力されたと
判定した場合には外部から入力されたラインパルスが、
またラインパルスが外部より入力されていないと判定し
た場合には擬似ラインパルスが、映像信号記録装置内の
色差線順次化回路に出力されるように外部より入力され
るラインパルス又は擬似ラインパルスを選択的に出力す
る切換手段が制御手段により切換制御される。

この結果、外部からラインパルスが入力されるか否かに
無関係に色差信号の信号形態が異なるカラー映像信号に
ついてもダビングすることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第１
図には本発明に係る映像信号記録装置の一実施例の構成
が示されている。同図において、色差線順次化回路１０
は外部から入力される映像信号のうち端子１００．１０
２を介して入力される色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙを線順次
化する回路であり、アナログスイッチ３６を介して入力
されるラインパルスに基づいて動作する。

ＦＭ変調器１２は線順次化された色差信号をＦＭ変調す
る変調器であり、その変調出力は周波数補正回路１４に
より所定の周波数特性の補正がなされる。周波数補正回
路１４の出力信号はローパスフィルタ１６を介して混合
器２４に出力される。

このローパスフィルタ１６は輝度信号及び色差信号の各
々の周波数特性曲線が交叉する周波数、例えば２．５Ｍ
Ｈｚ以下の信号を通過させるように構成されている。

また複合同期信号Ｓを含む輝度信号Ｙ＋Ｓは２Ｍ変調器
１８によりＦＭ変調され、その変調出力は周波数補正回
路２０により所定の周波数補正がなされる。尚、周波数
補正回路１４．２０は記録時に磁気ヘッド２８の電磁変
換特性に適合するようにそれぞれ、色差信号、輝度信号
の周波数特性を補正する回路である。周波数補正回路２
０の出力信号はバイパスフィルタ２２を介して混合器２
４に出力される。このバイパスフィルタ２２は輝度信号
及び色差信号の各々の周波数特性曲線が交叉する周波数
、例えば２．５ＭＨｚ以上の信号を通過させるように構
成されている。

ローパスフィルタ１６及びバイパスフィルタ２２の出力
信号は混合器２４で混合された後、記録増幅器２６に出
力される。混合器２４の出力信号は記録増幅器２６で所
定のレベルまで増幅された後、磁気ヘッド２８に供給さ
れ、磁気ディスク等の記録媒体に記録される。

色差線順次化回路１０に供給されるラインパルスには二
種類ある。その一つは映像信号と共に外部から入力され
るラインパルスであり、他の一つはその映像信号に含ま
れる水平同期信号から内部で生成される擬似ラインパル
スである。

この外部から入力されるラインパルスは映像信号のうち
色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの直流レベルに基づいて生成さ
れる。擬似ラインパルスの生成は複合同期信号を含む輝
度信号から複合同期信号を分離する同期分離回路３０と
、同期分離回路３０の出力信号から水平同期信号ＨＤを
抽出する等価パルス除去回路３２と、等価パルス除去回
路３２の出力信号をＡ分周するＡ分周回路３４とにより
行われる。

ラッチ回路３８は端子１０６を介して外部より入力され
るラインパルスの位相を水平同期信号ＨＤに一致させる
ための回路であり、アナログスイッチ３６は内部で生成
されるラインパルスと外部から入力されるラインパルス
のいずれか一方を選択的に出力するスイッチである。

制御回路４０は外部から入力されるラインパルスと内部
で生成されるラインパルスとの位相を比較し、その判定
結果に基づいてアナログスイッチ３６を切換制御する。

上記構成において外部から入力された映像信号のうち複
合同期信号Ｓを含む輝度信号Ｙ＋Ｓは同期分離回路３０
により複合同期信号Ｓのみが分離され、等価パルス除去
回路３２に出力される１第２図（ａ））。等価パルス除
去回路３２では同期分離回路３０の出力信号から等価パ
ルスが除去され、水平同期信号ＨＤが抽出される（第２
図（ｂ））。更に、水平同期信号ＨＤは２分周回路３４
により２分周され、ＩＨ毎に出力レベルが反転するライ
ンパルスとなり、アナログスイッチ３６の接点ａに出力
される（竿２図（Ｃ））。

一方、端子１０６を介して外部より入力されるラインパ
ルス（第２図（ｄ））はラッチ回路３８に入力される。

ラッチ回路３８は等価パルス除去回路３２から出力され
る水平同期信号ＨＤをトリガー信号として外部から入力
されたラインパルスをその水平同期信号の立゛上りに同
期してラッチし、水平同期信号ＨＤとの位相合わせが行
われ、ラッチ回路３８の出力信号はアナログスイッチ３
６の　。

接点すに出力される（第２図（ｅ））。

制御回路４０には端子１０６を介して外部からのライン
パルスとＡ分周回路３４から出力される擬似ラインパル
スとが入力される。制御回路４０はこれらの二つのライ
ンパルスの位相を比較し、両者が一致した場合には外部
から入力されたラインパルスが、また一致しない場合に
は内部で生成された擬似ラインパルスが色差線順次化回
路１０に出力されるようにアナログスイッチ３６を切り
換えるための制御信号をアナログスイッチ３６に出力す
る。

尚、この実施例はラインパルスが映像信号に対して相対
的に遅延させるように設計された映像信号記録装置を前
提としている。

制御回路４０はマイクロコンビ二一夕等で構成してもよ
いが、第３図に示すような回路構成により実現できる。

同図において制御回路４０は排他的論理和回路（以下、
ＥＸ−ＯＲと記す）４０２と、積分回路４０４、コンパ
レータ４０６．４０８及びアンドゲート４１０から構成
されている。

ここでコンパレータ４０６．４０８の基準電圧■１、ｔ
ｌ、Ｖ　ｒ　＊　ｔ　２はＶ　ｒ　＃　ｆ　ｌ　＜　Ｖ
　ｒ　＊　ｆ　２となるように設定されている。

上記構成においてＥＸ−ＯＲ４０２にＡ分周回路３４か
ら入力される擬似ラインパルスと端子１１０を介して入
力される外部入力ラインパルスの位相が一致している場
合（第４Ａ図、第４Ｂ図）＋１ｔＥＸ−ＯＲ４０２から
は第４Ａ図（ｄ）、又は第４Ｂ図（ｄ）の如き波形の信
号が積分回路４０４に出力される。積分回路４０４の積
分出力を■１　とすると、ＥＸ−ＯＲ４０２（７）出力
が第４Ａ図（ｄ）の場合には■エ　＜　’／ｒｅｆｌ　
＜　Ｖｒｅｆｌ、また第４Ｂ図（ｄ）の場合には■＋　
＞　Ｖｒｅｒ２＞　Ｖｒｅｆｌとなるのでコンパレータ
４０６．４０８の出力はいずれの場合にも一方がハイレ
ベルで且つ他方はローレベルになる。従ってアンドゲー
ト４１０からはローレベルの信号が出力され、第１図に
示すアナログスイッチ３６は接点す側に切り換えられ、
外部から入力されたラインパルスが色差線Ｊ（［法化回
路１０に出力されることとなる。

また擬似ラインパルスと外部入力ラインパルスの位相が
一致しない場合、例えば第４Ｃ図（Ｃ）の如く、外部か
らラインパルスが入力されない場合、あるいは第４Ｄ図
（Ｃ）、第４Ｅ図（Ｃ）の如＜、擬似ラインパルスに対
して位相が全く合っていないラインパルス以外の信号が
入力された場合には積分回路４０４の積分出力■■　は
Ｖｒｅｒ２＞Ｖｌ　　＞Ｖｒｓｆｌとなるのでコンパレ
ータ４０６．４０８の出力信号はいずれもハイレベルと
なり、アンドゲート４１０からハイレベルの信号がナナ
ログスイッチ３６に出力される。この結果、アナログス
イッチ３６は接点ａ側に切り換えられ、色差線順次化回
路１０にはＡ分周回路３４より内部で生成された擬似ラ
インパルスが出力される。

このようにして色差線順次化回路１０では外部から入力
されたラインパルスまたは内部で生成された擬似ライン
パルスに基づいて色差信号Ｒ−Ｙ。

Ｂ−Ｙを線順次化する。

本実施例によれば色差線順次化回路で色差信号を線順次
化するのに用いるラインパルスの選択の判別をマイクロ
コンピュータ等を用いずに簡単な回路構成により実現で
きる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように本発明では色差信号を線順次化す
るのに用いるラインパルスを、映像信号と共に外部から
入力されるラインパルスが実際に入力されているか否か
をこの映像信号の水平同期信号に基づいて生成される擬
似ラインパルスを基準にして判定し、この判定結果に基
づいて外部から入力されるラインパルスまたは内部で生
成される擬似ラインパルスのいずれか一方を選択するよ
うに構成したので、ラインパルスが外部から入力される
か否かに関係なく色差信号の信号形態の異なるカラー映
像信号についてもダビングすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る映像信号記録装置の一実施例の構
成を示すブロック図、第２図は第１図に示した映像信号
記録装置の各部の動作状態を示すタイミングチャート、
第３図は第１図における制御回路の構成例を示す回路図
、第４Ａ図乃至第４Ｅ図は第３図に示した制御回路の動
作例を示すタイミングチャート、第５図は外部から入力
されるカラー映像信号の信号形態並びに映像信号記録装
置側で色差信号を線順次化した際の信号形態の一例を示
す説明図である。 １０・・・色差線順次化回路、　３０・・・同期分離回
路、　３２・・・等価パルス除去回路、　３４・・・２
分周回路、　　３６・・・アナログスイッチ、　　３８
・・・ラッチ回路、　　４０・・・制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙを水平同期信号に同期して１水
   平走査期間毎に反転するラインパルスに基づいて線順次
   化する色差線順次化回路を有し、該色差線順次化回路に
   より線順次化された映像信号の色差信号と輝度信号とを
   各々、所定の周波数でＦＭ変調して記録媒体に記録する
   映像信号記録装置において、 入力される映像信号に含まれる水平同期信号に基づいて
   擬似ラインパルスを生成する擬似ラインパルス発生手段
   と、 前記色差線順次化回路に対して外部から入力されたライ
   ンパルスまたは擬似ラインパルスを選択的に出力する切
   換手段と、 前記映像信号の色差信号に基づいて生成され該映像信号
   と同時に外部から入力されるラインパルスと前記擬似ラ
   インパルスとを取り込み、擬似ラインパルスを基準にし
   て前記ラインパルスの入力状態を判定し、外部よりライ
   ンパルスが入力されている場合には該ラインパルスを、
   外部よりラインパルスが入力されていない場合には擬似
   ラインパルスを色差線順次化回路に出力するように切換
   手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする映
   像信号記録装置。