JPH01111666A - 発音特性を有する容器蓋 - Google Patents

発音特性を有する容器蓋

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JPH01111666A
JPH01111666A JP63154803A JP15480388A JPH01111666A JP H01111666 A JPH01111666 A JP H01111666A JP 63154803 A JP63154803 A JP 63154803A JP 15480388 A JP15480388 A JP 15480388A JP H01111666 A JPH01111666 A JP H01111666A
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cylindrical sealing
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Kashiwa Murayama
村山 柏
Ryoji Shibata
柴田 良治
Toru Hirano
徹 平野
Hideki Yajima
英毅 矢島
Masakazu Tatsuta
立田 雅一
Sumio Tsuji
辻 澄夫
Susumu Arase
荒瀬 進
Masanao Nakajima
仲島 正直
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Japan Crown Cork Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、発音特性を有する容器蓋、更に詳しくは、開
封時に「ボン」という心地好い音を発生する簡易開封型
容器蓋に関する。
〈従来技術〉 周知の如く、飲料等の容器のための簡易開封型容器蓋と
して、例えば特開昭50−144577号公報、特開昭
52−125084号及び特開昭54−133988号
公報に開示されている形態の容器蓋が、従来から広く実
用に供されている。
かかる容器蓋は、天面壁、この天面壁の周縁から垂下す
る筒状スカート壁、及び上記スカート壁の特定部位から
突出する把持片を含み、上記把持片の基縁両側から上記
スカート壁及び上記天面壁を通って延びる一対の破断ラ
インが形成されている殻体と、かかる殻体の上記天面壁
の内面に配設された密封用ライナとを具備している。
〈従来技術の問題点〉 而して、容器内に収容される内容物がシャンパン酒或い
はシャンパン清風炭酸飲料等の場合、開封時に「ボン」
という心地よい音を発生することが要求されるが、従来
の容器蓋はかかる要求を充分に満足せしめることができ
ない。
〈発明の技術的課題〉 本発明の主たる技術的課題は、上述した従来の容器蓋に
改良を加えて、開封時に「ボン」という心地よい音が発
生されるようになすことである。
本発明の他の技術的課題は、容器内容物の加熱滅菌処理
等に起因して過激な温度変化に晒された場合にも、上記
発音特性が毀損されることなく維持されるようになすこ
とである。
〈発明の解決手段〉 本発明によれば、°上記上たる技術的課題の達成のため
に、上述した従来の容器蓋に、 (イ)容器口頚部内に緊密に嵌入される円筒状密封垂下
部を形成すること、 (ロ)ライナと殻体の天面壁の内面とを、把持片側の少
なくとも半分の領域におい ては相互に非接着乃至弱接着せしめ、 残りの領域において少なくとも部分的 に相互に強接着せしめること、 という改良が加えられる。
即ち、本発明によれば、天面壁、該天面壁の周縁から垂
下する筒状スカート壁、及び該スカート壁の特定部位か
ら突出する把持片を含み、該把持片の基端両側から該ス
カート壁及び該天面壁を通って延びる一対の破断ライン
が形成されている殻体と、該殻体の該天面壁の内面に配
設された密封用ライナとを具備する容器蓋において、該
ライナは、容器口頚部内に緊密に嵌入される円筒状密封
垂下部を有し、 該ライナと該天面壁の内面とは、該把持片側の少なくと
も半分の領域においては相互に非接着乃至弱接着されて
おり、残りの領域において少なくとも部分的に相互に強
接着されている、ことを特徴とする容器蓋が提供される
該ライナの該円筒状密封垂下部の垂下長さは、3−霞以
上、特に5龍乃至10■■であるのが好ましい。
上記他の技術的課題は、円板形状基部とこの円板形状基
部の下面から垂下する円筒状密封垂下部とを有する形態
のライナにおいて、円板形状基部の、円筒状密封垂下部
の内側に存在する中央領域の少なくとも周縁部は2龍以
上の厚さを有するようにせしめることによって、或いは
円板形状基部の、円筒状密封垂下部の内側に存在する中
央領域の下面と円筒状密封−下部の内周面との間に、周
方向に間隔を置いて複数本の補強リブを形成することに
よって、達成される。
〈発明の作用〉 本発明の容器蓋においては、殻体の把持片に力を加えて
一対の破断ラインを破断して開封操作を遂行する際、開
封操作の最終時点近くまでは、殻体の把持片側の少なく
とも半分の領域においてはライナが殻体の天面壁の内面
に対して非接着乃至弱接着である故に、一対の破断ライ
ンの破断が進行しても、ライナはほとんど影響を受けず
、ライナの円筒状密封垂下部は容器口頚部内に緊密に嵌
入され続け、従って容器内の圧力は維持され続ける。そ
して、開封操作の最終時点においては、ライナと天面壁
の内面との残りの領域における強接着に起因して、把持
片に加えられる引張力によってライナが上昇せしめられ
、加えてかかるライナの上昇が容器内の圧力によって離
退され、かくして容器内の圧力が瞬時に解放される。そ
して、容器内圧のかかる瞬時の解放によって、「ポン」
という心地好い音が発生される。
過激な温度変化に晒されると、ライナにおける上記円筒
状密封垂下部が半径方向内側に変形される傾向があるが
、上述した如く、ライナの円板形状基部の中央領域の少
なくとも周縁部を厚くせしめ、或いはライナの円板形状
基部の中央領域の下面と円筒状密封垂下部の内周面との
間に複数本の補強リプを形成すると、円筒状密封垂下部
の上記変形を防止乃至抑制することができ、かくして所
要発音特性の毀損を充分確実に回避することができる。
〈発明の好適具体例〉 以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された
容器蓋の好適具体例について詳細に説明する。
第1図及び第2図を参照して説明すると、全体を番号2
で示す図示の容器蓋は、殻体4とライナ6とを具備して
いる。殻体4は、アルミニウム基合金薄板、クロム処理
m薄板及びブリキ薄板の如き適宜の金属薄機から形成さ
れている本体8を有する。この本体8は、円形天面壁l
O1この天面壁10の周縁から垂下する円筒状スカート
壁12、及び特定部位にてスカート壁12の自由端から
突出する把持片14を有する。図示の具体例においては
、把持片14の自由端には、別個に形成されたリング1
6が竪固に連結されている。かかるリング16は、本体
8と同様に適宜の金属薄板から形成し、所謂巻締連結に
よって把持片14の自由端に連結することができる。所
望ならば、本体8とリング16とを単一金属薄板から一
体に形成することもできる。或いは、ポリプロピレン又
はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂材料からリンク1
6を成形することもできる。上記スカート壁12の自由
端には、上記把持片14の基縁の両側に対応して略三角
形状の切欠き18が形成されている。
そして、本体8には、上記切欠き1日からスカート壁1
2及び天面壁10を通って延びる一対の破断ライン20
が形成されている。かかる一対の破断ライン20は、所
謂スコアでよい0図示の具体例における一対の破断ライ
ン20は、上記切欠き18から略鉛直にスカート壁12
を横切って上方に延び、次いで相互に漸次離隔する方向
に天面壁10を通って延び、再びスカート壁12へ進行
してスカート壁12の上部にて終了している。勿論、一
対の破断ライン20は図示の形態に限られるものではな
(、所望ならば、天面壁10を相互に平行に延在せしめ
ることもできるし、天面壁10の周縁に沿って円弧状に
延在せしめることもできる。
第2図に図示する°如く、ライナ6は、殻体4の天面壁
lOの内面に配設されている。かようなライナ6は、軟
化状態の合成樹脂素材を天面壁10の内面に供給し、次
いでかかる合成樹脂素材を所要形状に型押する、所謂型
押成形法によって好都合に形成することができる。ライ
ナ6を形成するための好適合成樹脂材料としては、低密
度ポリエチレン、結晶性エチレン−プロピレン共重合体
等のオレフィン樹脂、或いは軟質塩化ビニル樹脂を挙げ
ることができる。
本発明に従って構成された容器蓋2においては、上記ラ
イナ6は、密封すべき容器の口頚部内に緊密に嵌入され
る円筒状密封垂下部22を有することが重要である。か
かる垂下部22の垂下長さlは、311以上、特に5f
i乃至lO鰭であるのが好ましい、垂下部22の垂下長
さが過剰に短いと、後の説明から理解される如く、開封
の際の発音が不充分になる傾向がある。一方、垂下部2
°2の垂下長さが過剰に長くなると、所要合成樹脂材料
量が過大になると共に、開封操作が困難になる。第2図
と共に第3図を参照することによって理解される如く、
図示の具体例におけるライナ6は、天面壁lOの内径と
時開−の外径を有する薄肉円板形状基部24を有し、か
かる基部24の下面から上記円筒状密封垂下部22が垂
下している。更に、上記基部24の下面には、上記垂下
部22の外側にこれと同心状に形成された環状突条26
も形成されている。
更に、本発明に従って構成された容器蓋2においては、
ライナ6の基部24の上面と殻体4の天面壁lOの内面
とが、特定の領域において非接着乃至弱接着状態で残り
の領域において強接着状態であることが重要である。語
句「非接着乃至弱接着」は、全(接着されていない或い
は開封操作の際に容易に剥離され°得る程度に弱接着さ
れていることを意味し、語句「強接着」は、開封操作の
際に剥離されない程度に強く接着されていることを意味
する。第3図を参照して説明すると、ライナ6の基部2
4の上面と天面壁10の内面とは、上記把持片14側の
少な(とも半分の領域、従って第3図において直vA2
8よりも右側の領域においては非接着乃至弱接着である
ことが重要である。
そして、残りの領域、従って第3図において直線28よ
りも左側の領域において、少なくとも部分的に強接着さ
れていることが重要である。上記直線28よりも右側の
領域においてライナ6の基部24の上面と天面壁10の
内面とが強接着されると、後の説明から理解される如く
、開封の際の発音が不充分になる。他方、上記直線28
よりも左側の領域においてもライナ6の基部24の上面
と天面壁10の内面とが強接着されていない場合には、
開封の際に殻体4とライナ6とが完全に分離されてしま
うで所期の開封操作を遂行することができなくなってし
まう。
第3図を参照して説明を続けると、図示の具体例におい
ては、上記直線28よりも幾分左方を上記直線28と平
行に延びる直線30よりも右側の領域32においてライ
ナ6の基部24の上面と天面壁10の内面とは非接着乃
至弱接着状態である。
そして、上記直線30よりも左側の領域、即ち交差斜線
を施した領域34の全体において、ライナ6の基部24
の上面と天面壁lOの内面とは強接着されている。ライ
ナ6の基部24の上面と天面壁10の内面とを一部領域
において非接着乃至弱接着状態にせしめ、残部領域にお
いて強接着状態にせしめるためには、例えば、天面壁1
0の内面にライナ6を型押成形する前、更に詳しくは金
属薄板から殻体4の本体8を形成する前に、金属薄板の
片面(本体8d内面になる側の片面)の全体に、ライナ
6に対して強接着特性を有する接着層を塗布し、しかる
後に非接着乃至弱接着状態にせしめることが必要な領域
において選択的にライナ6に対して非接着乃至弱接着特
性を有する非接着乃至弱接着層を上記接着層上に積層す
る、等のそ ・れ自体は公知の種々の方法を採用すれば
よい。
第4図を参照して説明すると、上述した通りの容器蓋2
は、ガラス又は適宜の合成樹脂から形成することができ
るそれ自体は周知の形態でよい容器の口頚部36−に適
用することができる。口頚部36は上面が開口された略
円筒形状であり、その外周面には係止あご部3日が形成
されている。かかる口頚部36に容器蓋2を装着して口
頚部36を密封するためには、口頚部36に容器M2を
被嵌して下方に押圧する。かくすると、第4図に図示す
る如く、ライナ6の円筒状密封垂下部22が口頚部36
内に緊密に嵌入し、そしてまたライナ6の環状突条26
(第2図)が口頚部36の頂面に緊密に押付けられ、か
(して口頭部36が充分確実に密封される。そして、容
器蓋2を下方に押圧した状態を維持している間に、スカ
ート壁12の自由端部を半径方向内側に変形せしめて、
口頚部36の上記係上あご部3日に係止せしめる。
口頚部36を開封する際には、リング16に指をかけて
半径方向外方に、次いで上方に引張る。
かくすると、一対の破断ライン20(第1図)が漸次破
断される。而して、一対の破断ライン20の破断が進行
して開封操作の最終時点近くになると、第5図に図示す
る通りの状態になるが、この間には一対の破断ライン2
0の破断に応じて殻体4は図示する通りの形態まで大幅
に変形される。
しかしながら、第3図を参照して説明した如く把持片1
4側の少なくとも半分の領域32においてライナ6の基
部24°の上面と天面壁10の内面とは非接着乃至弱接
着状態である故に、殻体4の上記変形に付随してライナ
6が移動乃至変形されることはほとんどなく、従って、
容器の口頚部36内に緊密に嵌入しているライナ6の垂
下部22によって、口頚部36は密封され続ける。殻体
4の上記変形に付随してライナ6が幾分上昇されたとし
ても、ライナ6の垂下部22は比較的長く下方に垂下し
ている故に、口頚部36の密封が破られることはない、
第5図に図示する通りの状態から更にリング16が上方
に引張られると、第3図を参照して説明した把持片14
の反対側の領域34においてはライナ6の基部24の上
面と天面壁lOの内面とは強接着状態である故に、殻体
4の上昇に付随してライナ6も上昇される。そして、ラ
イナ6のかかる上昇は容器内圧によって促進される。
かくして、ライナ6は第6図に図示する状態まで急激に
上昇され、この間の容器内圧が解放される。
かかる容器内圧の解放は瞬時になされ、それ故に容器内
圧の解放時に「ポン」という心地好い音が発生される。
しかる後に、容器蓋2の全体、即ち殻体4及びライナ6
が口頚部36から完全に除去される。
第7図及び第8図は、本発明に従って構成された容器蓋
の修正例を図示している。この修正例においては、殻体
4はその全体が金属薄板から一体に形成されている。殻
体4に形成されている一対の破断ライン20は、スカー
ト壁12の自由端に形成されている切欠き18から略鉛
直にスカート壁12を横切って上方に延び、次いで天面
壁10をその周縁に沿って円弧状に延び、しかる後に再
びスカート壁12へ進行してスカート壁12の上部にて
終了している。第7図及び第8図に図示する修正例のラ
イナ6においては、円板形状基部24の中央領域、即ち
げ筒状密封垂下部22の内側に存在する中央領域の厚さ
tが、第1図乃至第6図に図示する具体例に比べて相当
増大せしめられている。上記厚さtば、ライナ6を形成
する合成樹脂材料の種類等にも依存するが、過激な温度
変化に晒されても円筒状密封垂下部22の変形を防止乃
至抑制して所要発音特性を維持するという所期の目的か
ら見て、2日以上であることが重要であり、例えば3w
程度に設定することができる。所望ならば、円板形状基
部24の中央領域の全体の厚さを増大せしめることに代
えて、中央領域の周縁部のみを厚くせしめることもでき
る。この場合、中央領域の下面を円錐形状にせしめて、
中心から周縁部に向けて厚さが漸次増大するようになす
こともできる。第7図及び第8図に図示する修正例のラ
イナ6においては、更に、第1図乃至第6図の具体例の
ライナ6における環状突条26に代えて、円板形状基部
24の外周縁から下方に垂下する外側垂下片27を形成
している。かかる外側垂下片27は、上記環状突条26
と同様に、容器の口頚部36(第4図乃至第6図)に容
器M2が所要通りに装着されると、口頚部36の頂面に
緊密に押付けられる。更にまた、第1図乃至第6図に図
示する具体例においては、ライナ6の円筒状密封垂下部
22は殻体4のスカート壁12の自由端を越えて下方に
突出しているが、第7図及び第8図に図示する修正例に
おいては、ライナ6の円筒状密封垂下部22の垂下長さ
lが幾分短かくせしめられており、円筒状密封垂下部2
2の下端は殻体4のスカート壁12の自由端よりも若干
上方に位置する。第7図及び第8図に図示する修正例に
おける上述した点以外の構成は、第1図乃至第6図に図
示する具体例と実質上同一である。
第9図及び第1θ図は、ライナ6の変形例を図示してい
る。この変形例においては、ライナ6の円板形状基部2
4の中央領域の中心に比較的低い突起25が形成されて
いる。そして、この突起29から周方向に間隔を置いて
半径方向に延びる6本の補強リブ31が形成されている
。かかる補強リブ31の上面は円板形状基部24の下面
に接続され、半径方向外側端面は円筒状密封垂下部22
の内周面に接続されている。換言すれば、上記補強リブ
31は円板形状基部24の下面と円筒状密封垂下部22
の内周面との間に配設されている。ライナ6を形成する
ために必要な合成樹脂材料の量を可及的に小さくして、
過激な温度変化に晒されても円筒状密封垂下部22の変
形を防止乃至抑制して所要発音特性を維持するという見
地から、上記補強リブ31の下面は半径方向外方に向っ
て下方に傾斜し、従って上記補強リブ31の厚さは半径
方向外方に向って漸次増大せしめられているのが好まし
い、第9図及び第1θ図に図示するライナ6の上述した
点以外の構成は、第7図及び第8図に図示する修正例に
おけるライナ6と実質上同一である。
〈実施例〉 叉崖■エ ライナの円板形状基部の中央領域の厚さが増大されてい
ないことを除けば第7図及び第8図に図示する通りの形
態の容器蓋を、次の通りにして製造した。厚さ0.24
s■のアルミニウム基台金薄板(JIS ・5052番
)から殻体をプレス成形した。殻体の天面壁の内面にお
ける強接着領域(第3図において交差斜線を施した領域
34)には、プレス成形前に接着塗料として、極性基含
有オレフィン樹脂を含有するエポキシ系塗料を施した。
次いで、殻体の天面壁の内面に、ポリエチレン樹脂(メ
ルトインデックス3g/10分)製ライナを型押成形し
た。か°くしで製造した容器蓋の主要部寸法は次の通り
である。
殻体外径D・・・・27.1m スカート壁高さH・・・7.1鶏 円筒状密封型下部垂下長さl・・6.00m円筒状密封
垂下部外径d、・・18・30鶴円筒状密封垂下部内径
d、・・15.30mm円板形状基部中央領域厚さt・
・0.35m第4図に図示する通りの形態の口頚部を有
する250mf用ガラス瓶に、稀硫酸−重曹法によって
3volの炭酸ガス含有液体を充填し、次いで打栓圧(
容器蓋天面に加えられる押圧力)250kgで容器蓋を
口頚部に所要通りに装着し、かくして口頚部を密封した
上述した通りにして口頭部を密封したガラス瓶を5℃の
温度下で24時間放置した。しかる後に、5℃の温度下
で口頚部から容器蓋を所要通りに除去して口頚部を開封
し、かかる開封の際の発音を、ガラス瓶口頚部から10
cm離れた点にて、リオン株式会社製騒音計(商品番号
NA−20)で測定した。更に、口頚部開封後に、容器
蓋のライナにおける円筒状密封垂下部の外径d、−af
を測定した。10個の実施例1についての測定結果は、
下記第1表の通りであり、充分に良好な発音特性を有す
ることが確認された。
茅−一」−一一聚 更に、加熱処理後の発音実験として、口頚部を密封した
後に、75℃の温度下で15分間加熱し、しかる後に5
℃の温度下で24時間放置したことを除けば上記実験と
同様にして、発音値及び筒状密封垂下部の外径を測定し
た。測定結果は下記第2表の通りであり、所要の発音特
性が得られなかった。尚、第2表において発音値の欄の
符号「×」は、30dB以下であり、実質上発音されな
かったことを意味する。
実施1 第7図及び第8図に図示する如く、ライナの円板形状基
部の中央領域の厚さをt=3.Omに増大せしめたこと
を除けば実施例1と同一の容器蓋を製造した。
そして、かかる容器蓋について、実施例1についての上
記加熱処理後の発音実験と同様にして、発音値及び円筒
状密封垂下部の外径を測定した。
測定結果は下記第2表の通りであり、過激な温度変形に
晒されたにもかかわらず良好な発音特性が維持されるこ
とが確認された。
災止員主 ライナの円板形状基部の中央領域の厚さを増大せしめる
ことに代えて、第9図及び第10図に図示する如く、6
本の補強リブを形成したことを除けば実施例2と同一の
容器蓋を製造した。補強リブに関する主要部寸法は次の
通りである。
補強リブ内側端厚さt、・・1.250補強リプ外側端
厚さt3 ・・2.65mm補強リプ周方向幅W・・・
・1.90m上記容器蓋について、実施例2の場合と同
様に加熱処理後の発音実験を遂行し、発音値及び円筒状
密封垂下部の外径を測定した。測定結果は下記第2表の
通りであり、実施例2に比べれば若干劣るが、過激な温
度変形に晒されたにもかかわらす良好な発音特性が維持
されることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された容器蓋の一具体例
を示す斜面図。 第2図は、第1図の容器蓋の断面図。 第3図は、第1図の容器蓋の底面図。 第4図は、第1図の容器蓋を容器の口頚部に適用して口
頭部を密封した状態を示す断面図。 第5図は、容器の口頚部を開封する操作の最終時点近く
の状態を示す断面図。 第6図は、容器の口頚部を開封する提作の最終時点にお
ける発音時の状態を示す断面図。 第7図は、本発明に従って構成された容器蓋の修正例を
示す斜面図。 第8図は、第7図の容器蓋の断面図。 第9図は、本発明に従って構成された容器蓋の更に他の
修正例を示す断面図。 第10図は、第9図の容器蓋の部分底面図。 2・・・・・・容器蓋 4・・・・・・殻体 6・・・・・・ライナ 8・・・・・・殻体の本体 IO・・・・・・天面壁 12・・・・・・スカート壁 14・・・・・・把持片 16・・・・・・リング 20・・・・・・破断ライン 22・・・・・・ライナの円筒状密封垂下部24・・・
・・・ライナの円板形状基部31・・・・・・補強リプ 32・・・・・・非接着乃至弱接着領域34・・・・・
・強接着領域 第1図 第3図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、天面壁、該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート
    壁、及び該スカート壁の特定部位から突出する把持片を
    含み、該把持片の基端両側から該スカート壁及び該天面
    壁を通って延びる一対の破断ラインが形成されている殻
    体と、該殻体の該天面壁の内面に配設された密封用ライ
    ナとを具備する容器蓋において、 該ライナは、容器口頚部内に緊密に嵌入される円筒状密
    封垂下部を有し、 該ライナと該天面壁の内面とは、該把持片側の少なくと
    も半分の領域においては相互に非接着乃至弱接着されて
    おり、残りの領域において少なくとも部分的に相互に強
    接着されている、ことを特徴とする容器蓋。 2、該ライナの該円筒状密封垂下部の垂下長さは3mm
    以上である、請求項1記載の容器蓋。 3、該ライナの該円筒状密封垂下部の垂下長さは5mm
    乃至10mmである、請求項2記載の容器蓋。 4、該ライナは円板形状基部を有し、該円筒状密封垂下
    部は該円板形状基部の下面から垂下し、該円板形状基部
    の、該円筒状密封垂下部の内側に存在する中央領域の少
    なくとも周縁部は2mm以上の厚さを有する、請求項1
    から3までのいずれかに記載の容器蓋。 5、該ライナは円板形状の基部を有し、該円筒状密封垂
    下部は該円板形状基部の下面から垂下し、該円板形状基
    部の、該円筒状密封垂下部の内側に存在する中央領域の
    下面と該円筒状密封垂下部の内周面との間には、周方向
    に間隔を置いて複数本の補強リブが形成されている、請
    求項1から3までのいずれかに記載の容器蓋。
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