JPH01110988A - 光情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、光情報記録媒体、特１こヒートモードの光情
報記録媒体（こ関する。

〈従来の技術〉 光記録媒体は、媒体と書き込みないし読み出しヘッドが
非接触であるので、記録媒体が摩耗劣化しないという特
徴をもち、このため、種々の光記録媒体の開発研究が行
われている。

このような光記録媒体のうち、暗室による現像処理が不
要である等の点で、ヒートモード光記録媒体の開発が活
発になっている。このヒートモードの光記録媒体は、記
録光を熱として利用する光記録媒体であり、その−例と
して、ｋ−ザー等の記録光で媒体の一部を融解、除去等
して、ビットと称される小穴を形成して書き込みを行い
、このビットにより情報を記録し、このビットの読み出
し光で検出して読み出しを行ラビット形成タイプのもの
がある。

このようなビット形成タイプの記録媒体、特１こそのう
ち、装置を小型化できる半導体レーザーを光源とするも
の−こおいてはこれまで、Ｔｅを主体とする材料を記録
層とするものが大半をしめている。

しかし、近年、Ｔｅ系材料が環境汚染の問題があること
、そしてより高感度化する必要があること、より製造コ
ストを安価にする必要があること等から、Ｔｅ系にかえ
色素を主とした有機系材料の記録層を用いる記録媒体に
ついての提案や報告が増加している。

有機系材料に用いる色素としては、シアニン系色素類（
例えば特開昭５８−１１４９８９号公報）−金属錯体（
例えば特開昭５８−１６８８８号公報）等が提案されて
いる。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながらこれらの化合物は薄膜状態での空気中の保
存に対して不安定であるため、種々の安定化方法（例え
ば特開昭６１−１６８９４号公報）が提案されており、
いまなお改良が続けられている。

本発明者らは上記の欠点を改良すべく鋭意検討を行った
結果、下記一般式で示される色素自体が安定な記録材料
として有用である仁とを見い出し本発明を完成する１ζ
至った。

く課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は下記一般式（Ｉ）で示される色素を
一種以上含む記録層を有する光情報記録媒体を提供する
ことにある。　、 （式中、Ｘは を表す。ここで、 Ｒ１〜Ｒ４はそれぞれ独立して水素原子、置換されても
よいアルキル基、置換されてもよいアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、置換さ
れてもよいアＲ６はそれぞれ独立に水素原子、置換され
ていてもよいアルキル基、置換されてもよいアリール基
またはシクロヘキシル基を表す。また、Ｒ，、Ｒ，は環
を形成していてもよく、さらにヘテロ原子を含んで環を
形成してもよい。Ｒ７は置換されてもよいアルキル基、
置換されてもよいアルコキシ基、−ＮＨＣＯＲ。

置換されてもよいアルキル基、置換されても表わす。（
ここで、−八−は−ＮＨＣＯ−１−ＮＨＣＯＯ−１−Ｓ
Ｏ□−１−ＣＯ−１−ＯＣＯ−１−ｏｃｏｏ−冗たは−
ＣＯＯ−を表わし、を表わし、Ｒ％Ｒ′はそれぞれ独立
して、水素原子、置換されてもよいアルキル基、置換さ
れてもよいアリール基、複素環残基またはシクロヘキシ
ル基を表す。）Ｒｅは水素原子、ハロゲン原子、置換さ
れてもよいアルキル基、置換されてもよいアリール基ま
たはヘテロアリール基を表す。また、Ｒｔｏ　％　ＲＨ
は水素原子またはアルキル基を表す。） 本発明で用いる上記一般式で示される色素は、Ｊ、　Ｃ
ｈｅｍ、　Ｅｎｇ、　Ｄａｔｅ、　１９７１　、１６　
、１１８　等に記載の方法で製造できる。

本発明で用いる色素の中では、特にλｍａｘが５５０ｎ
ｍ以上のものが好ましく用いられる。

本発明で用いる色素の具体例を以下の表−１に示す。本
発明はこれに限定されるものではない。

表中λｍａｘはアセトン溶液中で測定した値である・　
　　　　　　　　　　　　　（以下余〔−１）表　　　
　　　　１ 　　Ｒ４ 本発明の記録媒体の基本構成は第１図に示したものであ
るが、第２図〜第４図に示すように必要に応じてさらに
下引層、保護層などを設けることができる。また同一構
成の２枚の記録媒体を用い記録＝Ｊｉｍ　ｉ！を内側に
対向して配置するいわゆるエアサンドイッチ構造として
もよく、保護層４を介して接着する貼り合せ構造として
もによい。情報の記録はレーザー光の熱作用による色素
膜の形状変化によつておこなわれ、情報の再生は、形状
変化部と非形状変化部からの反射光の差を検出すること
によって行われる。

記録層の形成は蒸着または溶液塗布などの通常の手段Ｃ
ζよって行うことができる。また記録層は、本発明の色
素を１種または２種以上組み合せて形成でき、また本発
明の色素は他の色素を組み合せて形成してもよい。すな
わち混合、積層などの形態で用いることもできる。また
本発明の色素は高分子材料たとえばシリコーン、ボリア
ミド系樹脂、ビニル系樹脂、天然高分子など種々の材料
或いはシリコンカフブリ・ング剤などＣζ混合分散して
用いてもよく、また安定剤、分散剤、帯電防止剤などと
一緒に用いることもできる。

二 本発明において使用される基板材料は使用するレーザー
光線に対して透明なものであり、ガられる。代表的なプ
ラスチックスとしては、ポリカーボネート樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリメチルメタアクリル樹脂（ＰＭＭＡ　）
、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミ
ド樹脂及びエポキシ樹脂その他の単独重合体及び共重合
体が挙げられる。

下引き層３は、溶剤からの基板の保護、接着性の向上、
プレグルーブの形成などを目的として、前記高分子材料
、シランカップリング剤、無機化合物（Ｓｉｎ、、Ｍｇ
Ｆ２、ＺｎＯなど）、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂など
を用いることができる。

下引き層の膜厚はＯ，１芝ａＯμｍ好ましくは０．２〜
１０μｍが好ましい。

保護層４は汚れ、はこりなどからの保護、記録層の化学
的安定性の向上を目的として設けられ、下引き層と同じ
材料を使用できる。

保護層の膜厚は０．１μｍ以上好ましくは５０μｍ以上
が適当である。

〈発明の効果〉 本発明の光情報記録媒体は、５００　ｎｍ〜８５０ｎｍ
の領域に吸収極大波長を有し、可視〜近赤外領域で発振
する半導体レーザーを用いた書き込みに対して高い感度
を有している。また５５０ｎｍ〜９００ｎｍの領域で高
い反射率を有しているため大きな信号強度が得られる点
で優れている。

また薄膜状態の安定性が良好であるため寿命の点で優れ
ている。

〈実施例〉 以下実施例により具体的説明を行うが、本発明はこれに
限定されるものではない。

なお、実施例においてスペクトルの測定は高滓製作所Ｕ
Ｖ−８６５型分光光度計を用い、基板側より光を照射し
て測定を行った。膜厚測定はティラー・ホプソン社製タ
リステップ膜厚計を用いた。

実施例１ ８−ジシアノメチレンインダン−１−オン１．５０ｆと
下記式（Ｉ） の化合物１．６９Ｆをメタノール１００　ｙｌ中で混合
し、２２〜２６℃で２時間攪拌した。この混合液を５℃
に冷却し、生成物を濾過し、水冷メタノールで洗浄し乾
燥した。クロロホルムより再結晶し、例示化合物Ｎ＋ｌ
１２の精製ケーキ２．０Ｏｆが得られた。

融点２０１〜２０８℃。アセトン溶液中の吸光度は、λ
ｍａｘ−ｓｏ７ｎｍ％ξ＝８．２０　Ｘ　１０’。

得られた例示化合物隘１２をＰＭＭＡ基板上に真空蒸着
して、厚さ６００Ａの記録層を形成し記録媒体を作成し
た。蒸着時の真空度は８Ｘ１０−’Ｔｏｒｒ以下とし、
抵抗加熱ボート温度は１６８〜１７８℃とし、蒸着速度
は１、ｏＸ／ｓｅｅとした。得られた記録媒体の透過及
び反射スペクトルを第５図に示す。

このようにして得られた薄膜に光源としてＨｅ−Ｎｅレ
ーザーまたは半導体レーザーを用いて会き込みを行なつ
−たとこる均一かつ明瞭な形状のピットが得られた。Ｃ
／Ｎ比も良好であり保存安定性も良好であった。

実施例２ ３−ジシアノメチレンインダン−１−オン１．５０ｆと
下記式（２） の化合物１．８２９をメタノール１００　ｙｔｔ中で混
合し、２２〜２５Ｃで２時間攪拌した。この混合液を５
℃に冷却し、生成物を濾過し、水冷メタノールで洗浄し
乾燥した。クロロホルムより再結晶し、例示化合物宛１
７の精製ケーキ１．４７９が得られた。

融点２７９〜２８１℃。アセトン溶液中の吸光度は、λ
ｍａＸ−５８６ｎｍｓξ＝４．４５Ｘ１０’。

得られた例示化合物宛１７をＰＭＭＡ基板上に真空蒸着
して、厚さ９００Ａの記録１を形成し記録媒体を作成し
た。蒸着時の真空度は８　Ｘ　１　Ｇ−ｓＴｏｒｒ以下
とし、抵抗加熱ボート温度は２８８〜２４８℃とし、蒸
着速度はｔ、ＯＡ／ｓｅｃ　　とした。得られた記録媒
体の透過及び反射スペクトルを第６因に示す。

実施例８ ８−ジシアノメチレンインダン−１−オンと１．５Ｏｆ
と下記式（４） の化合物２．９５ｆをメタノール１００耐中で混合し、
２２〜２５℃で２時間攪拌した。この混合液を５℃に冷
却し、生成物を沖過し、水冷メタノールで洗浄し乾燥し
た。クロロホルムより再結晶し、例示化合物Ｎｌｌの精
製ケーキ２．２９ｆが得られた。

Ｍ点１８０〜１８１℃。アセトン溶液中の吸光度は、λ
ｍａｘ＝５８１　ｎｍ１ξ＝６．０１×１０４゜ 得られた例示化合物ｒｌ！１１をＰＭＭＡ基板上に真空
蒸着して、厚さ６００Ａの記録層を形成し記録媒体を作
成した。蒸着時の真空度は８Ｘ　ｔｏ−’　Ｔｏｒｒ以
下とし、抵抗加熱ボート温度は１６５〜１７０℃とし、
蒸着速度は１．ＯＡ／ｓｅｃ　　とした。得られた記録
媒体の透過及び反射スペクトルを第７図に示す。

このようにして得られた薄膜に光源としてＨｅ　−Ｎｅ
レーザーまたは半導体レーザーを用いて書き込みを行な
ったところ均一かつ明瞭な形状のピットが得られた。Ｃ
／Ｎ比も良好であり、保存安定性も良好であった。

実施例４ ８−ジシアノメチレンインダン−１−オンと１．５０ｆ
と下記式（５） の化合物８．８２Ｆをメタノール１００ｇ＋／中で混合
し、２２〜２５℃で２時間攪拌した。この混合液を５℃
に冷却し、生成物を沖過し、水冷メタノールで洗浄し乾
燥しｒこ。クロロホルムより再結晶し、例示化合物−１
８の精製ケーキ２．７６Ｆが得られた。

融点１９８〜１９４℃。アセトン溶液中の吸光度は、λ
ｍａｘ＝５９５ｎｍｓξ−６．７５Ｘ１０’。

得られた例示化合物Ｎ１１８をＰＭＭＡ基板上に真空蒸
着して、厚さ８００Ａの記課層を形成し記録媒体を作成
した。蒸着時の真空度は３ｘｌＧ″’Ｔｏｒｒ以下とし
、抵抗加熱ボート温度は１８５〜１９０ｃとし、蒸着速
度は１、ＯＡ／ｓｅｃとした。得られた記録媒体の透過
及び反射スペクトルを第８図に示す。

このようにして得られた薄膜に光源としてＨｅ−Ｎｅレ
ーザーまたは半導体レーザーを用いて書き込みを行なっ
たところ均一かつ明瞭な形状のピットが得られた。Ｃ／
Ｎ比も良好であり保存安定性も良好であった。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の光情報記録媒体の構成を
示す断面図である。 １・・・・・基板、２・・・・・記録層、訃・・・・下
引き層、４・・・・・保護層。 第５図は実施例１で得られた記録媒体の透過率及び反射
率スペクトルを示す。 第６図は実施例２で得られた記録媒体の透過率及び反射
率スペクトルを示す。 第７図は実施例８で得られた記録媒体の透過率及び反射
率スペクトルを示す。第８図は実施例４で得られた記録
媒体の透過率及び反射率スペクトルを示す。 第１図　　　　第２図 第３図　　　　第４図 （％）　　第５図 波長　（ｎｍ） （ｎｍ） 波長 （ｎｍ） 波長 （％）　　　第８図 （ｎｍ） 波長

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録層中に、下記一般式（ I ）で表される色素を一種
   以上含むことを特徴とする光情報記録媒体。 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） （式中、Ｘは ▲数式、化学式、表等があります▼ を表す。ここで、 Ｒ＿１〜Ｒ＿４はそれぞれ独立して水素原子、置換され
   てもよいアルキル基、置換されてもよいアルコキシ基、
   ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、置
   換されてもよいアミノ基、−Ａ−Ｒまたは▲数式、化学
   式、表等があります▼を表し、 Ｒ＿５、Ｒ＿６はそれぞれ独立に水素原子、置換されて
   いてもよいアルキル基、置換されてもよいアリール基ま
   たはシクロヘキシル基を表す。またＲ＿５、Ｒ＿６は環
   を形成してもよくさらにヘテロ原子を含んで環を形成し
   てもよい。 Ｒ＿７は置換されてもよいアルキル基、置換されてもよ
   いアルコキシ基、−ＮＨＣＯＲ、−ＮＨＣＯＯＲ、▲数
   式、化学式、表等があります▼を表わし、Ｒ＿８は置換
   されても よいアルキル基、置換されてもよいアルコキシ基、置換
   されてもよいアミノ基、−ＮＨＣＯＲ、−ＮＨＣＯＯＲ
   、▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。（ここ で、−Ａ−は−ＮＨＣＯ−、ＮＨＣＯＯ−、−ＳＯ＿２
   −、−ＣＯ−、−ＯＣＯ−、−ＯＣＯＯ−または−ＣＯ
   Ｏ−を表し、 −Ｂ＜は▲数式、化学式、表等があります▼、または▲
   数式、化学式、表等があります▼を表わし、Ｒ、Ｒ′は
   それぞれ独立して、水素原子、置換されてもよいアルキ
   ル基、置換されてもよいアリール基、複素環残基または
   シクロヘキシル基を表す。）Ｒ＿９は水素原子、ハロゲ
   ン原子、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよ
   いアリール基またはヘテロアリール基を表す。また、Ｒ
   ＿１＿０〜Ｒ＿１＿２は水素原子またはアルキル基を表
   す。）