JPH01110624A - 細胞増殖抑制剤 - Google Patents

細胞増殖抑制剤

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JPH01110624A
JPH01110624A JP18736688A JP18736688A JPH01110624A JP H01110624 A JPH01110624 A JP H01110624A JP 18736688 A JP18736688 A JP 18736688A JP 18736688 A JP18736688 A JP 18736688A JP H01110624 A JPH01110624 A JP H01110624A
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Naoto Hashimoto
直人 橋本
Kaneyoshi Katou
加藤 金芳
Yoshio Kozai
香西 義雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、細胞増殖抑制作用、血管新生抑制作用を有し
、癌または自己免疫疾患の治療および予防に用いられる
細胞増殖抑制剤に関するものである。
[従来技術] 細胞増殖は生物が成長あるいは生命を維持していくうえ
で欠くことの出来ない機能である。高等動物では多くの
組織や臓器が各々独自の増殖機構を有しており、それら
は様々な制御機構によって調節されている。近年、生体
内から数10種類の細胞増殖を正に制御する物質、即ち
“細胞増殖因子”が分離、精製されつつあり、個体の形
成、維持に重要な役割を果たしていることが明らかにさ
れている。一方、細胞増殖の異常、特に制御を外れた無
制限の増殖が各種の疾患と関係しているとの報告ら多い
。例えば、ガンはその典型といえる。
またガン細胞は増殖を維持していくために、血管の新生
を促進させる物質を放出して、ガン組織周辺やその内部
に脈管を形成させることが分かってきているが、この因
子(血管新生因子)が血管内皮細胞に対して強力な増殖
促進活性を持つことが明らかにされつつある。またこの
ような血管新生は慢性炎症、糖尿病性網膜症、乾せん、
リウマチ性関節炎等の病態時にも認められ、これらの疾
患の進展に対する関与が示唆されている。
また、免疫担当細胞特にリンパ球の活性化にも種々の細
胞増殖因子が関与していることが分かってきており、自
己免疫疾患あるいはアレルギー疾患の憎悪因子の一つと
して、これら細胞増殖因子の過剰産生や過剰応答が考え
られている。従って、上記疾患に関与している細胞増殖
因子に対して選択的に阻害したり、応答を抑制する薬物
が開発されれば、これらの疾患に対して有効な予防、治
療手段となりうるし、臓器移植時の拒否反応の抑制にも
有効と思われる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はヒドロキサム酸誘導体を含有してなる細胞増殖
抑制剤を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 一般式 (式中、R’、R’は同一または異なってメチル基また
はメトキシ基を示すか、R1とR2が互いに結合しR1
とR2で−CH=CH−CH=CH−を示す。
R3は置換されていてもよい芳香族基または異項環基を
、nは2〜8の整数を示す。)で表わされるヒドロキサ
ム酸誘導体を有効成分として含有してなる細胞増殖抑制
剤。
である。
本発明の細胞増殖抑制剤は有効成分として一般式(I)
で表わされるヒドロキサム酸を含む組成物である。
萌記一般式(I)中、R3で示される芳香族基としては
たとえばフェニル基、ナフチル基、インダニル基(4−
インダニル、5−インダニル)などのアリール基があげ
られ、異項環基としては酸素原子。
窒素原子および硫黄原子の少なくとも一個を環構成原子
として含有する5または6員環の単環性化合物または二
環性化合物があげられその具体例としては、たとえばチ
エニル基(2−チエニル、3−チエニル)、フリール基
(2−フリール、3−フリール)、ピリジル基(2−ピ
リジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、キノリル基(
4−キノリル、8−キノリル)、イソキノリル(4−イ
ソキノリル、8−イソキノリル)などがあげられる。な
かでもフェニル。
チエニルが好ましい。これら芳香族基および異項環基は
環上の任意の位置に1〜5個、好ましくは1〜3個の置
換基を有していてらよく、この上う゛な置換基としては
たとえばフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチ
ル、エチル、プロピルなど炭素数1〜3のアルキル基、
メトキシ、エトキシ、プロポキンなど炭素数I〜3のア
ルコキシ基などがあげられる。R3としては、フェニル
、4−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル、5−
メチル−2−チエニルが好ましい。nは4〜6の整数が
好ましく、さらに好ましくは5.6である。
一般式(I)で表わされる化合物は (式中、各記号は前記と同意義である)で表わされる化
合物にカルボン酸活性化剤を反応させてカルボキシル基
における反応性誘導体に導びきついでこれにヒドロキシ
ルアミンを反応させることによって製造することができ
る。
化合物(It)とカルボン酸活性化剤の反応において、
カルボン酸活性化剤としてはたとえばチオニルクロライ
ド、五塩化リン、クロル炭酸エステル(クロル炭酸メチ
ル、クロル炭酸エチル)、オキザリルクロライド、カル
ボジイミド類(例、N、N−ジシクロへキシルカルボジ
イミド(DCC))などがあげられるが、カルボジイミ
ド類とパラニトロフェノールまたはヒドロキシコハク酸
イミドを併用してもよい。この反応は通常たとえば塩化
メチレン。
クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、テトラヒド
ロフラン(THF)、ジオキサン、ジメチルエーテル、
ジエチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテ
ル類、N、N−ジメチルホルムアミドまたはこれらの混
合溶媒などの存在下におこなわれる。反応温度は通常−
10℃〜50℃である。
この反応において、カルボン酸活性化剤とじて塩化チオ
ニル、オキザリルクロライドまたは五塩化リンを用いた
場合は反応性誘導体として酸ハライドが得られ、カルボ
ン酸活性化剤としてクロル炭酸エステルを用いた場合に
は反応性誘導体として混合酸無水物が得られ、またカル
ボン酸活性化剤としてカルボジイミド類を用いた場合に
は反応性誘導体として活性エステルが得られる。
化合物(II)のカルボキシル基における反応性誘導体
とヒドロキシルアミンとの反応は、該反応性誘導体が酸
ハライドである場合はたとえばジクロルメタン、テトラ
ヒドロフラン、アセトンなどの溶媒中、脱酸剤(ピリジ
ン、トリエチルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなど)の存在
下に無水または含水条件下に行なわれる。反応温度は一
り0℃〜30℃程度である。該反応性誘導体が活性エス
テルまたは混合酸無水物である場合は化合物(II)と
カルボン酸活性化剤との反応で用いた溶媒と同様な溶媒
中で行なうことができる。この場合の反応温度は通常O
〜30℃で反応時間は1〜5時間である。
かくして製造されるヒドロキサム酸誘導体(I)は、自
体公知の分離、精製手段(例、クロマトグラフィー、結
晶化法)などにより単離採取することができる。
ヒドロキサム酸誘導体(I)は、構造上キノン核側鎖ア
ルファ(α)炭素において不斉中心をもつため光学活性
を有する化合物が存在する。従って化合物(I)は光学
活性化合物およびラセミ化合物のいずれも含むことを意
味する。
化合物(Dは各種細胞(内皮細胞、リンパ球、ガン細胞
など)の増殖抑制作用を有し、そのため、血管新生抑制
作用、免疫抑制作用、ガン細胞増殖抑制作用を有する。
しかも毒性、副作用は極めて低い。したがって化合物(
I)は哺乳動物(マウス、ラット、ウサギ、サル、馬1
人など)に対して糖尿病性網膜症、乾せん、リウマチ、
慢性炎症、自己免疫疾患。
癌などの諸疾患の治療および予防に有用である。
また臓器移植時における拒否反応の抑制にも有用である
さらに、化合物(+)は、多価不飽和脂肪酸(リノール
酸、γ−リルン酸、α−リルン酸、アラキドン酸、ジホ
モ−γ−リルン酸、エイコサペンタエン酸)の代謝改善
、特に過酸化脂肪酸の生成抑制作用(抗酸化作用)ある
いは5−リポキシゲナーゼ系代謝産物(例、ロイコトリ
エン類、5−ヒドロキシエイコサテトラエン酸、5−パ
ーオキシエイコサテトラエン酸、リボキシン類など)の
生成抑制作用も有しており、哺乳動物に対して気管支喘
息、炎症、即時性アレルギー、動脈硬化、アテローム変
性動脈硬化、脂肪肝、肝炎、肝硬変、過敏症肺臓炎など
の諸疾患に対、して治療および予防効果が期待され、た
とえば抗喘息剤、抗アレルギー剤、脳循環器系改善剤、
冠状動脈硬化予防剤、免疫調整剤、プロスタグランジン
−トロンボキサン代謝改善剤。
脂肪肝、肝炎、肝硬変、過敏症肺臓炎治療剤などの医薬
として有用である。
本発明の細胞増殖抑制剤は、その有効成分である化合物
(I)自体をそのまま投与することもできるが、一般に
は種々の自体公知の薬学的に許容される担体、賦形剤な
どと混合した医薬組成物として投与される。このような
医薬組成物の剤形としてはたとえば錠剤、カプセル剤(
ソフトカプセル。
マイクロカプセルを含む)、顆粒剤、散剤、ソロツブ剤
、液剤、注射剤、半開などがあげられ、これらは常法に
よって調整することができる。本発明の細胞増殖抑制剤
は経口的もしくは非経口的に人を含む哺乳動物に投与す
ることができる。投与量は投与対象、投与ルート、症状
などによっても異なるが、たとえば、成人1日当り通常
約0.1mg/ kg 〜40mg/kg体重程度、好
ましくは0.2mg/ kg〜20mg/ kg体重程
度を経口的または非経口的に投与するのが好都合である
化合物(II)はたとえば特開昭61−44840に記
載の方法によって製造することができる。
[発明の効果] 本発明に係る細胞増殖抑制剤は細胞増殖抑制作用を何し
、血管の新生を阻止し、癌細胞の増殖を抑制し、免疫を
抑制するため、制癌剤として用いられるほか、臓器移植
時における拒否反応を抑制するために用いることができ
る。
[実施例] 参考例1 7−(4−メトキシフェニル)−7−(3,5,6−ド
リメチルー1.4−ベンゾキノン−2−イル)−へブタ
ン酸(I,3g、  3.3mmol)をジクロルメタ
ン(20d)に溶かし、オキザリルクロライド(l滅)
を室温にて加えた。反応液を50°Cで1時間攪拌した
後、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をTHF
(5d)に溶かし、ヒドロキシルアミン塩酸塩(Ig、
  14mmol)のTl1r’(I0d)と飽和重曹
水(I0りの混合液に室温下で滴下した。
室温にて1時間攪拌後反応液に酢酸エチル(20蔵)を
加えた。有機層を水洗、乾燥後、減圧濃縮して7−(4
−メトキシフェニル)−7−(3,5゜6−ドリメチル
ー1.4−ベンゾキノン−2−イル)−ヘプタノヒドロ
キサム酸(0,6g、42%)を得た。物性は第1表に
化合物N018として記載した。同様にして第1表中の
化合物No、I、4゜10.11.+ 2.13,14
.+ 5.16.17.19゜20.2 +、22,2
3,24.25および26を製造した。
参考例2 7〜(4−フルオロフェニル)−7−(3,5,6−ド
リメヂルー1.4−ベンゾキノン−2−イル)−へブタ
ン酸(0,8g、  2.2mmol)をジクロルメタ
ン(2Mりに溶かし、オキザリルクロライド(0,5威
)を室温にて加えた。反応液を50℃で1時間攪拌した
後、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をTHF
(5d)に溶かし、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0、5
g、  7 mmol)のTI−IF’(I0−)と飽
和重曹水(I0Ml)の混合液に室温下で滴下した。室
温にて1時間攪拌後反応液に酢酸エチル(20Ml)を
加えた。有機層を水洗、乾燥後、減圧濃縮し、残留物を
イソプロピルエーテルから再結晶して7−(4−フルオ
ロフェニル’I−7−(3。
5.6−ドリメチルー1.4−ベンゾキノン−2−イル
)−ヘプタノヒドロキサム酸(0,7g、85%)を得
た。物性は第1表に化合物No、6として記載した。同
様にして第1表中の化合物No、2.3,5゜7.9お
よび18製造した。
(以 下 余 白) 実施例1 (カプセル剤) (I)化合物No、 5         50mg(
2)微粉末セルロース      30mg(3)ラク
トース          37mg(4)ステアリン
酸マグネシウム   3mg計120mg (I)、(2)、(3)および(4)を混合してゼラチ
ンカプセルに充填した。
実施例2 (軟カプセル剤) (I)化合物No、13         50mg(
2)トウモロコン油       100mg計150
mg 実施例3 (錠剤) (I)化合物No、 6         50mg(
2)ラクトース          34mg(3)ト
ウモロコン澱粉       10.6mg(4)トウ
モロコシ澱粉(のり状)    5mg(5)ステアリ
ン酸マグネシウム   0.4mg(6)カルボキシメ
チルセルロースカルシウム0mg 計120mg 常法に従ってこれらを混合して錠剤機により打錠した。
実験例1 〔モルモット多形核白血球由来の5=リボキ
シゲネースに対する阻害作用(I0−5M))5−リボ
キンゲネースは、モルモット腹腔臼「1球より得た酵素
標品を用いた。リボキンゲネーヌ活性測定には25μM
[I−”C]アラキドン酸(5x l O’cpm)を
基質として、50mMリン酸緩衝液(pH7,4)、2
mMCaC12t、2mM ATPおよび酵素を含む反
応液(200μm2)を用いた。25℃で、2分間ブレ
インキュベートした後、[1−I′C]アラキドン酸(
5X 10 ’cpm)を添加し、25℃で3分間反応
後、その反応液を酸性にし、アラキドン酸および代謝産
物をエーテルで抽出した。エーテル屓の放射活性はシリ
カゲル薄層クロマトグラフィーで石油エーテル゛エチル
エーテル:酢酸(I5:85:0.1)の展開溶媒を用
い、−10℃で展開した。展開後、薄層プレートのオー
トラジオグラフィーをとった後、薄層プレートから放射
活性部位のシリカゲルをかき取り、生成物の放射活性を
計数した。薬物は反応開始2分前に添加した。
実験例2 〔血小板膜画分とU−46619(PGI+
2/TXA2)の結合阻害反応〕 モルモットの採血および血小板膜画分の調製はニス・シ
ー・ハング(S、C」ung)らの方法[Biochi
m。
Biophys Acta、 728.171−178
(I983)]に帛じて行なった。パートレー(Ila
rtle)系モルモットをエーテル麻酔下、心臓から採
血し、3.15%クエン酸ナトリウム液(最終濃度1m
Mアスピリン含有)に懸濁した(クエン酸ナトリウム液
:全血= I 二9)。
クエン酸ナトリウム加血液を300 Orpm、5−6
秒間遠心し、platelet  rich  pla
sma(P RP )を分離した。PRPをさらに48
00rpm、10分間4℃で遠心し、血小板ペレットを
得た。血小板ペレットは30鑓の25mM Tris−
HCf2緩衝液(5m M M g CQ を含有、p
H7,4)で洗浄し、同じ緩衝液で@濁し、血小板は5
OniCatOrを用いて、破壊した後、110000
rpでlhr遠心し、膜画分を緩衝液で懸濁した。蛋白
定量はBiorad proteinassayキット
を用いて行ない、1−1.5mg/旙蛋白に調製した。
Binding assayは次の方法で行なった。[
3H]U−466194HM、薬液10−’−10−’
Mおよび血小板膜画分100μg蛋白からなる反応液を
25°C(室温)で30分インキュベートした。反応液
はグラスフィルター(GF/C)でろ過し、上記緩衝液
で2回洗浄し、グラスフィルターを液体シンチレータ−
(アニオン系)4dに入れ、放射能活性を測定した。
化合物番号    ICs。(M) 8      6.0 14       2.6 実験例3 〔ヒト層相静脈血管内皮細胞の細胞増殖阻害
の検定〕 ヒト血管内皮細胞はヒト屑帯静脈より、トリプシン酵素
溶液による潅流法により得られ、GIT培地(大五栄養
化学)に、2.5%ウシ胎児血清および2.Ong/戒
のヒト組み替え線維芽細胞増殖因子(以下、rFGFと
略す。当社生物工学研究所において作製)を添加した培
養液にて継代維持されたものを使用した。
2x103個のヒト血管内皮細胞の懸ω液、100μC
を、96穴培養皿(Nunc、1−67008)に播種
し、ガス制御恒温槽で培養する。翌日、終濃度2ng/
dになるようなrFGFと、種々の濃度の検体を含む培
地、100μQを加えた。検体はジメチルスルホキシド
(以下、DMSO)溶液に溶解し、DMSO終濃度が0
.25%以下になるように培養液にて希釈した。3日間
培養の後、検体を含む培養液を吸引除去し、1mg/蔵
のMTT溶液(3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリ
ル)−2゜5−ジフェニル−2H−テトラゾリウムブロ
マイドを培養液に溶解)をlOOμQ加え、4時間保温
した。その後、100μgの10%SDS溶液(ソジウ
ムドデシルスルフェート水溶液)を加えて5−6時間保
温して、細胞およびMTT色素を可溶化し、分光光度計
にてOD 6110値を測定した。検体を加えない対照
群のOD値を100%とし、50%のOD値を与える化
合物濃度、ICs。値により各検体の、内皮細胞増殖阻
害活性を比較検討した。
l         10 2          0.63 3          1.25 4          0.63 5          0.63 6          1.25 7          1.25 8          0.63 9          1.25 11              5・012    
         0.0813        <0
.08 14        <0.63 15             <0.6316   
          1.25実験例4  (IL−2
依存性細胞(NKC−3)の細胞増殖阻害の検定〕 96穴平底マイクロプレートの各式にNKC−3細胞(
4X105個/穴)を50μm2.IL−2溶液(0,
067U/d)を20μQ1更に検体(DMSO溶液)
を40μa入れ、37℃で20時間培養した(培養液:
RPMr l 640−20%EC9)。
各式にMTT溶液20μQを加え、37℃で4時間保温
した。続いて各式にlO%SDS溶液lOOμQを加え
、37℃で一晩放置して、細胞およびMTT色素を可溶
化し、分光光度計にて590nmの吸光度を測定した。
検体を加えない場合の吸光度を100として、50%吸
光度を与える化合物濃度をrcso値とした。
化合物番号    IC6゜(M) 5       4、lX10−5 実験例5 〔ニワトリ胚漿尿膜法による血管新生抑制活
性アッセイ法〕 培養ニワトリ胚漿尿膜を使用する血管新生抑制活性のア
ッセイ法は、ティラーらの方法の変法を用いて評価した
[ティラーほか、S、Taylor & J。
Folkman、 Nature、 297.307(
I982)]。3日齢の有精卵の殻を除去して培養し、
10(または11)日齢に達した胚を使用した。血管新
生物質であるE CG S (endothelial
 cell growth supplement。
コラボレイチプリサーチ社)ととらに検体(I00μg
)の水溶液または水懸濁液を透明プラスチック製ディス
ク上で乾固し、漿尿膜上に付置し、2(または3)日後
に実体顕微鏡下に血管新生の有無をコントロールと比較
して判定した。
化合物番号    有 効 性 8        + 9        + +4         + 15        + 実験例6 各群5匹ずつの雄性ICRマウス(8週齢)を使用した
。3日間検体(化合物番号5) 100 mg/ kg/dayを皮下投与した。投与液
は0.5%アラビアゴムを含む生理食塩水に溶解し10
0 mg/ l OMl/に’g体重で投与した。
[結果] 薬物投与開始後4日間の観察機関中、死亡例はなく、体
重減少等の異状は観察されなかった。
代理人  弁理士 岩 1)  弘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2は同一または異なってメチル基
    またはメトキシ基を示すか、R^1とR^2が互いに結
    合しR^1とR^2で−CH=CH−CH=CH−を示
    す。 R^3は置換されていてもよい芳香族基または異項環基
    を、nは2〜8の整数を示す。)で表わされるヒドロキ
    サム酸誘導体を有効成分として含有してなる細胞増殖抑
    制剤。 2、一般式( I )中、nが4〜6である請求項1記載
    の細胞増殖抑制剤。 3、一般式( I )中R^3がメチルで置換されていて
    もよいチエニル基である請求項1記載の細胞増殖抑制剤
    。 4、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ′) (式中R^1およびR^2は前記と同意義であり、R^
    4は水素原子、メチル基、メトキシ基、塩素原子または
    フッ素原子を示す。)で表わされる請求項1記載の細胞
    増殖抑制剤。
JP18736688A 1987-07-29 1988-07-27 細胞増殖抑制剤 Expired - Lifetime JP2639568B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014516051A (ja) * 2011-05-26 2014-07-07 インディアナ ユニバーシティー リサーチ アンド テクノロジー コーポレーション Ape1媒介疾患を処置するためのキノン化合物

Cited By (5)

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