JPH01110424A - 磁気浮上型搬送装置 - Google Patents
磁気浮上型搬送装置Info
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- JPH01110424A JPH01110424A JP62269600A JP26960087A JPH01110424A JP H01110424 A JPH01110424 A JP H01110424A JP 62269600 A JP62269600 A JP 62269600A JP 26960087 A JP26960087 A JP 26960087A JP H01110424 A JPH01110424 A JP H01110424A
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Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体製造装置など清浄または真空環境下で
の使用に適する磁気浮上型搬送装置に関する。
の使用に適する磁気浮上型搬送装置に関する。
本発明による磁気浮上型搬送装置は、回転制御手段の搬
送軸部材の回転方向成分の力のみで構成される作動力に
より、搬送軸部材の回転を規制あるいは駆動することを
実現し、回転制御手段の搬送軸部材の半径方向成分の分
力が、磁力手段による搬送軸部材の半径方向の磁気浮上
作用、さらには回転制御手段による搬送軸部材の回転の
規制あるいは駆動作用に、悪影響を与えることを防止す
るものである。
送軸部材の回転方向成分の力のみで構成される作動力に
より、搬送軸部材の回転を規制あるいは駆動することを
実現し、回転制御手段の搬送軸部材の半径方向成分の分
力が、磁力手段による搬送軸部材の半径方向の磁気浮上
作用、さらには回転制御手段による搬送軸部材の回転の
規制あるいは駆動作用に、悪影響を与えることを防止す
るものである。
一般に、半導体ウェハー等を取扱う工場の製造工程には
、バキュームチャンバー内等の真空環境下で作業が行わ
れるものがある。このため、半導体ウェハーやその他の
物を搬送する装置にあっても、その搬送中に細かい塵が
出ないようなものが求められる。
、バキュームチャンバー内等の真空環境下で作業が行わ
れるものがある。このため、半導体ウェハーやその他の
物を搬送する装置にあっても、その搬送中に細かい塵が
出ないようなものが求められる。
このような真空環境下で用いられる搬送装置としては従
来、たとえば第8図に示すような、本出願人による出願
(昭和62年 月 日提出の特許出願)に記載され
た真空室内搬送装置がある。
来、たとえば第8図に示すような、本出願人による出願
(昭和62年 月 日提出の特許出願)に記載され
た真空室内搬送装置がある。
同図に示す従来の真空室内搬送装置20は、真空室21
内に連通ずるパイプ23内に嵌合された搬送台部材27
を、駆動手段34.35により移動する支持構造31に
設けられた磁力手段(電磁石)37.38を介して、そ
の磁力により半径方向に浮上させるとともに軸方向に牽
引することにより、搬送台部材27の作業腕28の先端
部の支持台28aに支持される被搬送物を真空室21内
で搬送するものである。
内に連通ずるパイプ23内に嵌合された搬送台部材27
を、駆動手段34.35により移動する支持構造31に
設けられた磁力手段(電磁石)37.38を介して、そ
の磁力により半径方向に浮上させるとともに軸方向に牽
引することにより、搬送台部材27の作業腕28の先端
部の支持台28aに支持される被搬送物を真空室21内
で搬送するものである。
このように、搬送台部材27は磁力手段37.38によ
りパイプ23内で磁気浮上されて、パイプ23と接触す
ることなく軸方向に移動するため、パイプ23内におい
て接触しながら相対移動する部分が存在せず、パイプ2
3内で細かい塵が発生することはなく被搬送物に塵が付
着することを有効に防止することができる。
りパイプ23内で磁気浮上されて、パイプ23と接触す
ることなく軸方向に移動するため、パイプ23内におい
て接触しながら相対移動する部分が存在せず、パイプ2
3内で細かい塵が発生することはなく被搬送物に塵が付
着することを有効に防止することができる。
しかしながらこの従来の搬送装置20は、第8図、第9
図に示すように、搬送台部材27の回転規制手段を構成
する磁力手段(電磁石)43.44が搬送台部材27の
軸中心に関して互いに対称位置に一対設けられている。
図に示すように、搬送台部材27の回転規制手段を構成
する磁力手段(電磁石)43.44が搬送台部材27の
軸中心に関して互いに対称位置に一対設けられている。
電磁石43は第10図に示すように、電磁石44より大
きな電流が通電されると発生する大きな磁力Fを搬送台
部材27の段部27cより大径側に作用させ、その搬送
台部材27の回転方向成分の分力F、により搬送台部材
27を時計回り方向に回転させようとする。電磁石44
の方に電磁石43より大きな電流を通電させたときは同
様に、磁力Fの搬送台部材27の回転方向成分の分力に
より搬送台部材27を反時計回り方向に回転させようと
する。
きな電流が通電されると発生する大きな磁力Fを搬送台
部材27の段部27cより大径側に作用させ、その搬送
台部材27の回転方向成分の分力F、により搬送台部材
27を時計回り方向に回転させようとする。電磁石44
の方に電磁石43より大きな電流を通電させたときは同
様に、磁力Fの搬送台部材27の回転方向成分の分力に
より搬送台部材27を反時計回り方向に回転させようと
する。
そして、搬送台部材27には磁力Fの回転方向成分の分
力FAとともに、その半径方向成分の分力F、も発生し
ているため、この半径方向の分力F8は磁力手段37.
38による搬送台部材27の半径方向の磁気浮上作用に
影響を与える。
力FAとともに、その半径方向成分の分力F、も発生し
ているため、この半径方向の分力F8は磁力手段37.
38による搬送台部材27の半径方向の磁気浮上作用に
影響を与える。
すなわち、この半径分力F、により搬送台部材27が半
径方向に変位することが生じ、このために磁力手段37
.38は搬送台部材27を元の位置に復帰させようとす
る。このことにより、磁気浮上手段37.38と回転規
制手段43.44とが互いに干渉し合い、搬送台部材2
7が半径方向あるいは回転方向に振動を生じて、搬送台
部材27はその支持台28aに被搬送物を安定して支持
することができないという問題点がある。
径方向に変位することが生じ、このために磁力手段37
.38は搬送台部材27を元の位置に復帰させようとす
る。このことにより、磁気浮上手段37.38と回転規
制手段43.44とが互いに干渉し合い、搬送台部材2
7が半径方向あるいは回転方向に振動を生じて、搬送台
部材27はその支持台28aに被搬送物を安定して支持
することができないという問題点がある。
そこで本発明は前記問題点を解決するため、被搬送物を
支持する支持台を有し断面が円形状の搬送軸部材と、こ
の搬送軸部材が挿通し搬送軸部材を軸方向に移動可能に
支持する支持構造と、前記搬送軸部材の周面に対向する
よう前記支持構造に設けられ搬送軸部材を磁力により半
径方向に浮上させる第1磁力手段と、前記搬送軸部材を
軸方向に移動させる駆動手段と、前記搬送軸部材の周囲
に配置されるよう前記支持構造に設けられ搬送軸部材の
円周方向の回転を規制あるいは駆動する回転制御手段と
、を備えた磁気浮上型搬送装置において、前記回転制御
手段は、前記搬送軸部材の回転を規制あるいは駆動する
作動力が搬送軸部材の半径方向成分の分力を発生させる
ことなく回転方向成分の力のみで構成されるようにした
ものである。
支持する支持台を有し断面が円形状の搬送軸部材と、こ
の搬送軸部材が挿通し搬送軸部材を軸方向に移動可能に
支持する支持構造と、前記搬送軸部材の周面に対向する
よう前記支持構造に設けられ搬送軸部材を磁力により半
径方向に浮上させる第1磁力手段と、前記搬送軸部材を
軸方向に移動させる駆動手段と、前記搬送軸部材の周囲
に配置されるよう前記支持構造に設けられ搬送軸部材の
円周方向の回転を規制あるいは駆動する回転制御手段と
、を備えた磁気浮上型搬送装置において、前記回転制御
手段は、前記搬送軸部材の回転を規制あるいは駆動する
作動力が搬送軸部材の半径方向成分の分力を発生させる
ことなく回転方向成分の力のみで構成されるようにした
ものである。
このような構成の磁気浮上型搬送装置によれば、回転制
御手段の、搬送軸部材の回転を規制あるいは駆動する作
動力が、搬送軸部材の半径方向成分の分力を発生させる
ことなく、回転方向成分の力のみで構成されるようにし
たため、従来のように回転制御手段の搬送軸部材の半径
方向成分の分力が、磁力手段による搬送軸部材の半径方
向の磁気浮上作用に悪影響を与えたり、さらにはその反
作用として回転制御手段による搬送軸部材の回転の規制
あるいは駆動作用に悪影響を与えることを防止すること
ができる。この結果、搬送軸部材が半径方向あるいは回
転方向に振動を生じることを防止して、搬送軸部材はそ
の支持台に被搬送物を安定して支持することが可能とな
る。
御手段の、搬送軸部材の回転を規制あるいは駆動する作
動力が、搬送軸部材の半径方向成分の分力を発生させる
ことなく、回転方向成分の力のみで構成されるようにし
たため、従来のように回転制御手段の搬送軸部材の半径
方向成分の分力が、磁力手段による搬送軸部材の半径方
向の磁気浮上作用に悪影響を与えたり、さらにはその反
作用として回転制御手段による搬送軸部材の回転の規制
あるいは駆動作用に悪影響を与えることを防止すること
ができる。この結果、搬送軸部材が半径方向あるいは回
転方向に振動を生じることを防止して、搬送軸部材はそ
の支持台に被搬送物を安定して支持することが可能とな
る。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する
。第1〜7図は本発明による磁気浮上型搬送装置の一実
施例を示す図である。
。第1〜7図は本発明による磁気浮上型搬送装置の一実
施例を示す図である。
第1図に示す磁気浮上型搬送装置50において、51は
内部が真空に保たれる真空室であり、この真空室510
図11右端部には内部が連通してともに真空に保たれる
薄肉のパイプ53が連結されている。パイプ53は非磁
性体材料により形成されるとともに、その断面は円形状
に形成されている。真空室51は台フレーム54上に設
けられるとともに、パイプラ3の図中右端部は台フレー
ム54の図中右端部上に立設されたりテーナ55に固定
されて密閉されている。
内部が真空に保たれる真空室であり、この真空室510
図11右端部には内部が連通してともに真空に保たれる
薄肉のパイプ53が連結されている。パイプ53は非磁
性体材料により形成されるとともに、その断面は円形状
に形成されている。真空室51は台フレーム54上に設
けられるとともに、パイプラ3の図中右端部は台フレー
ム54の図中右端部上に立設されたりテーナ55に固定
されて密閉されている。
パイプ53内には周部断面が円形状に形成された鉄(磁
性材v4)製の搬送軸部材57が軸方向に移動可能に嵌
合しており、搬送軸部材57の図中左端部には、その先
端部が真空室51内に伸長する作業腕58が設けられて
いる。作業腕58の真空室51内の先端部には、その上
に被搬送物を支持するための支持台58aが設けられて
おり、この支持台58aはほぼ半リング状に形成されて
いる。そして、この支持台58aの半リング状の中心は
、搬送軸部材57の軸中心線Cからこれと直角方向にし
たけずれて(偏心して)設けられている。
性材v4)製の搬送軸部材57が軸方向に移動可能に嵌
合しており、搬送軸部材57の図中左端部には、その先
端部が真空室51内に伸長する作業腕58が設けられて
いる。作業腕58の真空室51内の先端部には、その上
に被搬送物を支持するための支持台58aが設けられて
おり、この支持台58aはほぼ半リング状に形成されて
いる。そして、この支持台58aの半リング状の中心は
、搬送軸部材57の軸中心線Cからこれと直角方向にし
たけずれて(偏心して)設けられている。
台フレーム54の図中右半部上には一対のガイドレール
60が設けられており、このガイドレール60の上には
ほぼ直方体のキャリア61(支持構造)がそれに沿って
走行可能に1aWされている。キャリア61の軸線方向
には第2図に示すような挿通孔61aが形成されており
、この挿通孔61a内にはパイプ53が挿通してキャリ
ア61はパイプ53に沿って移動可能になっている。
60が設けられており、このガイドレール60の上には
ほぼ直方体のキャリア61(支持構造)がそれに沿って
走行可能に1aWされている。キャリア61の軸線方向
には第2図に示すような挿通孔61aが形成されており
、この挿通孔61a内にはパイプ53が挿通してキャリ
ア61はパイプ53に沿って移動可能になっている。
キャリア61の下部にはボール(図示せず)を介してボ
ールネジ64が螺合している。ボールネジ64は台フレ
ーム54上にパイプ53と平行に設けられており、リテ
ーナ55の外側に設けられたモータ65により回転駆動
されることにより、キャリア61をパイプ53に沿って
移動させるようになっている(駆動手段)。
ールネジ64が螺合している。ボールネジ64は台フレ
ーム54上にパイプ53と平行に設けられており、リテ
ーナ55の外側に設けられたモータ65により回転駆動
されることにより、キャリア61をパイプ53に沿って
移動させるようになっている(駆動手段)。
キャリア61の挿通孔61a部には第1図に示すように
、電磁石67.68(第1磁力手段)がその両端部にそ
れぞれ4つずつ設けられている。
、電磁石67.68(第1磁力手段)がその両端部にそ
れぞれ4つずつ設けられている。
電磁石67(67a〜67d)、68(68a〜68d
)は第2図に示すように斜め十字方向に配置されており
、これらの磁力により搬送軸部材57を半径方向に浮上
させるとともに、搬送軸部材57を軸方向に牽引できる
ようになっている。
)は第2図に示すように斜め十字方向に配置されており
、これらの磁力により搬送軸部材57を半径方向に浮上
させるとともに、搬送軸部材57を軸方向に牽引できる
ようになっている。
すなわち第3図に示すように、電磁石67の一対の内径
側先端部67e、67fに対向して一対のランド部57
a、57bが搬送軸部材57の周部に形成されており、
電磁石67の内径側先端部67e、67fとランド部5
7a、57bとの間の磁気吸引力により電磁石67すな
わちキャリア61と搬送軸部材57とはともに同方向に
同量だけ移動し、あるいは同位置に停止できるようにな
っている。このとき同時に電磁石68も同様に作用する
。
側先端部67e、67fに対向して一対のランド部57
a、57bが搬送軸部材57の周部に形成されており、
電磁石67の内径側先端部67e、67fとランド部5
7a、57bとの間の磁気吸引力により電磁石67すな
わちキャリア61と搬送軸部材57とはともに同方向に
同量だけ移動し、あるいは同位置に停止できるようにな
っている。このとき同時に電磁石68も同様に作用する
。
電磁石67の近傍には第3図に示すように、それらの内
径側先端部67e、67fと搬送軸部材57のランド部
57a、57bの周面との間の隙間寸法を検知する隙間
センサ70が、電磁石67a〜67dと同様に斜め十字
方向に配置されて、キャリア61の挿通孔61a部に設
けられている0M、磁石68の近傍にも同様に隙間セン
サが設けられている。
径側先端部67e、67fと搬送軸部材57のランド部
57a、57bの周面との間の隙間寸法を検知する隙間
センサ70が、電磁石67a〜67dと同様に斜め十字
方向に配置されて、キャリア61の挿通孔61a部に設
けられている0M、磁石68の近傍にも同様に隙間セン
サが設けられている。
第1図に示すように、キャリア61の挿通孔61a部の
長さ方向中間部には回転制御手段75が設けられている
0回転制御手段75は第4図に示すように、円周方向に
等間隔に、一体的に設けられた4個の電磁石76〜79
(第2磁力手段)から構成されており、それらの内径側
の先端部は搬送軸部材57の周部に対向している。また
同図に示すように、電磁石76〜79が対向する位置の
搬送軸部材57の断面のその円周方向には凹凸が形成さ
れていて、この凹凸の境目の段部57cはそれぞれ電磁
石76〜79の先端部に対向して位置している。
長さ方向中間部には回転制御手段75が設けられている
0回転制御手段75は第4図に示すように、円周方向に
等間隔に、一体的に設けられた4個の電磁石76〜79
(第2磁力手段)から構成されており、それらの内径側
の先端部は搬送軸部材57の周部に対向している。また
同図に示すように、電磁石76〜79が対向する位置の
搬送軸部材57の断面のその円周方向には凹凸が形成さ
れていて、この凹凸の境目の段部57cはそれぞれ電磁
石76〜79の先端部に対向して位置している。
$磁石76〜79それぞれの近傍には第5図に示すよう
に1.搬送軸部材57の円周方、向の回転竜を検知する
回転センサ80(80a〜80d)が設けられている。
に1.搬送軸部材57の円周方、向の回転竜を検知する
回転センサ80(80a〜80d)が設けられている。
このような磁気浮上型搬送装置50によれば、搬送軸部
材57の作業腕58の先端部の支持台58a上の被搬送
物を真空室51内で搬送するときに、搬送軸部材57は
電磁石67.68によりバイブ53内で磁気浮上されて
、バイブ53と接触することなく軸方向に移動するため
、真空室51およびバイブ53内において接触しながら
相対移動する部分が存在せず、真空室51やバイブ53
内で細かい塵が発生することはなく、被搬送物に塵が付
着することを有効に防止することができる。
材57の作業腕58の先端部の支持台58a上の被搬送
物を真空室51内で搬送するときに、搬送軸部材57は
電磁石67.68によりバイブ53内で磁気浮上されて
、バイブ53と接触することなく軸方向に移動するため
、真空室51およびバイブ53内において接触しながら
相対移動する部分が存在せず、真空室51やバイブ53
内で細かい塵が発生することはなく、被搬送物に塵が付
着することを有効に防止することができる。
回転センサ80は搬送軸部材57が回転すると、その段
部57cの回転によるインピーダンス変化により搬送軸
部材57の回転を検知する。すると電磁石76〜79は
第6図のブロック図に示すような制御手段により制御さ
れ、搬送軸部材57の回転を元の位置に復帰させるよう
な磁力を発生して、段部57cが電磁石76〜79それ
ぞれの先端部の幅中心に位置して停止するよう搬送軸部
材57の回転が規制されるようになっている。
部57cの回転によるインピーダンス変化により搬送軸
部材57の回転を検知する。すると電磁石76〜79は
第6図のブロック図に示すような制御手段により制御さ
れ、搬送軸部材57の回転を元の位置に復帰させるよう
な磁力を発生して、段部57cが電磁石76〜79それ
ぞれの先端部の幅中心に位置して停止するよう搬送軸部
材57の回転が規制されるようになっている。
すなわち第7図に示すように、電磁石76.78に電磁
石77.79より大きな電流が通電されたときは、電磁
石76.78それぞれは大きな磁力Fを搬送軸部材57
の段部57cより大径側に作用させ、その磁力Fの搬送
軸部材57の回転方向成分の2つの分力FAにより搬送
軸部材57を時計回り方向に回転させようとする。電磁
石77.79の方に電磁石76.78より大きな電流を
通電させたときも同様に、2つの磁力Fの搬送軸部材5
7の回転方向成分の分力により搬送軸部材57を逆の反
時計回り方向に回転させようとする。
石77.79より大きな電流が通電されたときは、電磁
石76.78それぞれは大きな磁力Fを搬送軸部材57
の段部57cより大径側に作用させ、その磁力Fの搬送
軸部材57の回転方向成分の2つの分力FAにより搬送
軸部材57を時計回り方向に回転させようとする。電磁
石77.79の方に電磁石76.78より大きな電流を
通電させたときも同様に、2つの磁力Fの搬送軸部材5
7の回転方向成分の分力により搬送軸部材57を逆の反
時計回り方向に回転させようとする。
このような、互いに1つ置きに配置された2群+7)′
rLff1石76.78と電磁石77.79の、それぞ
れの磁力の強弱差により前述のように搬送軸部材57の
回転が規制されるようになっている。
rLff1石76.78と電磁石77.79の、それぞ
れの磁力の強弱差により前述のように搬送軸部材57の
回転が規制されるようになっている。
そしてこのとき、搬送軸部材57には磁力Fの回転方向
成分の分力FAとともに、その半径方向成分の分力Fa
も2つ発生しているが、これら2つの分力FBは互いに
作用方向が正反対に向いているため、互いに打消し合っ
て、従来のように搬送軸部材57を半径方向に変位させ
ることはない。
成分の分力FAとともに、その半径方向成分の分力Fa
も2つ発生しているが、これら2つの分力FBは互いに
作用方向が正反対に向いているため、互いに打消し合っ
て、従来のように搬送軸部材57を半径方向に変位させ
ることはない。
このように、回転制御手段75力月般送軸部材57の回
転を規制する作動力が、搬送軸部材57の半径方向成分
の分力を発生させることなく、回転方向成分の力のみで
構成されるようにすることにより、第1磁力手段67.
68による搬送軸部材57の半径方向の磁気浮上作用に
悪影響を与えることを防止できる。
転を規制する作動力が、搬送軸部材57の半径方向成分
の分力を発生させることなく、回転方向成分の力のみで
構成されるようにすることにより、第1磁力手段67.
68による搬送軸部材57の半径方向の磁気浮上作用に
悪影響を与えることを防止できる。
この結果、従来のように搬送軸部材57を磁気浮上させ
る第1磁力手段67.68と回転制御手Fi75とが互
いに干渉し合うことを防止して、搬送軸部材57が半径
方向あるいは回転方向に振動を生じて、搬送軸部材57
が被搬送物を安定して支持することができないというこ
とを防止することができる。
る第1磁力手段67.68と回転制御手Fi75とが互
いに干渉し合うことを防止して、搬送軸部材57が半径
方向あるいは回転方向に振動を生じて、搬送軸部材57
が被搬送物を安定して支持することができないというこ
とを防止することができる。
また、回転制御手段75の電磁石76〜79を制御する
ときの基準値を変化させることにより、搬送軸部材57
の段部57cが、電磁石76〜79それぞれの先端部の
幅中心よりもずれて位置するよう搬送軸部材57の回転
を駆動させることができる。このことにより、被搬送物
を支持する支持台58aを搬送軸部材57の軸回りに偏
心させて上下動させて、支持台58aに被搬送物を載せ
たり、あるいは真空室51内に設けられた受部(図示せ
ず)上に被搬送物を降ろしたりすることができる。
ときの基準値を変化させることにより、搬送軸部材57
の段部57cが、電磁石76〜79それぞれの先端部の
幅中心よりもずれて位置するよう搬送軸部材57の回転
を駆動させることができる。このことにより、被搬送物
を支持する支持台58aを搬送軸部材57の軸回りに偏
心させて上下動させて、支持台58aに被搬送物を載せ
たり、あるいは真空室51内に設けられた受部(図示せ
ず)上に被搬送物を降ろしたりすることができる。
このときも、前述の回転制御手段75が搬送軸部材57
の回転を規制するときと同様に、電磁石76.78ある
いは電磁石77.79の磁力Fの半径方向成分の2つの
分力F8はその作用方向が互いに正反対に向いているた
め、互いに打消し合ってやはり従来の問題点を解決する
ことができるできる。
の回転を規制するときと同様に、電磁石76.78ある
いは電磁石77.79の磁力Fの半径方向成分の2つの
分力F8はその作用方向が互いに正反対に向いているた
め、互いに打消し合ってやはり従来の問題点を解決する
ことができるできる。
なお、上記実施例においては真空環境下で用いられる磁
気浮上型搬送装置について説明したが、本発明は真空環
境下で用いられる装置に限定する必要はなく、クリーン
ルームのような清浄環境下において用いられる磁気浮上
型搬送装置として用いてもよい。
気浮上型搬送装置について説明したが、本発明は真空環
境下で用いられる装置に限定する必要はなく、クリーン
ルームのような清浄環境下において用いられる磁気浮上
型搬送装置として用いてもよい。
また、上記実施例においては搬送軸部材57が電磁石6
7.68およびキャリア61を介して駆動手段64.6
5により駆動されたが、搬送軸部材57を直接ケーブル
あるいはりニアモータ等の他の駆動手段により駆、動す
るものであってもよい。
7.68およびキャリア61を介して駆動手段64.6
5により駆動されたが、搬送軸部材57を直接ケーブル
あるいはりニアモータ等の他の駆動手段により駆、動す
るものであってもよい。
さらに、上記実施例においては回転制御手段75は第2
磁力手段(TL電磁石を4つ用いたが、第2磁力手段に
一部ずつ(半数ずつ)発生する磁力がすべての搬送軸部
材57の半径方向の分力を全体として打消せるものであ
れば、6つ、あるいはそれ以上の偶数の第2&a力手段
を用いてもよい。
磁力手段(TL電磁石を4つ用いたが、第2磁力手段に
一部ずつ(半数ずつ)発生する磁力がすべての搬送軸部
材57の半径方向の分力を全体として打消せるものであ
れば、6つ、あるいはそれ以上の偶数の第2&a力手段
を用いてもよい。
以上説明したように、本発明による磁気浮上型搬送装置
によれば、従来のように回転制御手段の搬送軸部材の半
径方向成分の分力が、第1磁力手段による搬送軸部材の
半径方向の磁気浮」二作用に悪影響を4えたり、さらに
はその反作用として回転制御手段による搬送軸部材の回
転の規制あるいは駆動作用に悪影響を与えることを防止
することができる。
によれば、従来のように回転制御手段の搬送軸部材の半
径方向成分の分力が、第1磁力手段による搬送軸部材の
半径方向の磁気浮」二作用に悪影響を4えたり、さらに
はその反作用として回転制御手段による搬送軸部材の回
転の規制あるいは駆動作用に悪影響を与えることを防止
することができる。
この結果、搬送軸部材が半径方向あるいは回転方向に振
動を生じることを防止して、搬送軸部材はその支持台に
被搬送物を安定して支持することが可能となる。
動を生じることを防止して、搬送軸部材はその支持台に
被搬送物を安定して支持することが可能となる。
第1〜7図は本発明による磁気浮上型搬送装。
置の一実施例を示す図であり、第1図は磁気浮上型搬送
装置の一部透視斜視図、第2図は電磁石67a〜67d
、68a〜68dの配置状態を示すキャリアの正面断面
図、第3図は電磁石67および搬送軸部材の側面図、第
4図は回転制御手段の正面図、第5図は回転センサ80
a〜80dの配置状態を示すキャリアの正面断面図、第
6図は回転制御手段の電磁石76〜79の制御ブロック
図、第7図は回転制御手段の作用を示す正面図、第8図
は従来の搬送装置の一部透視斜視図、第9図は従来の回
転規制手段の正面図、第10図は従来の回転規制手段の
作用を示す正面図である。 50・・・磁気浮上型搬送装置 51・・・真空室 53・・・パイプ 54・・・台フレーム 55・・・リテーナ 57・・・搬送軸部材 57a、57b・・・ランド部 57c・・・段部(凹凸の境目) 58・・・作業腕 58a・・・支持台 60・・・ガイドレール 61・・・キャリア(支持tIi造) 61a・・・挿通孔 64・・・ボールネジ(駆動手段) 65・・・ステップモータ(駆動手段)67(67a〜
67d)、68(68a〜68d)・・・電磁石(第1
@力手段)67e、67f・・・内径側先端部 70・・・隙間センサ 75・・・回転制御手段 76〜79・・・電磁石(第2磁力手段)80 (80
a 〜80d)一回転センサ特許出願人 セイコー精
機株式会社 第2図 第3図 第42 第5図 回転制卸手段の作用6示す正面図 第7図
装置の一部透視斜視図、第2図は電磁石67a〜67d
、68a〜68dの配置状態を示すキャリアの正面断面
図、第3図は電磁石67および搬送軸部材の側面図、第
4図は回転制御手段の正面図、第5図は回転センサ80
a〜80dの配置状態を示すキャリアの正面断面図、第
6図は回転制御手段の電磁石76〜79の制御ブロック
図、第7図は回転制御手段の作用を示す正面図、第8図
は従来の搬送装置の一部透視斜視図、第9図は従来の回
転規制手段の正面図、第10図は従来の回転規制手段の
作用を示す正面図である。 50・・・磁気浮上型搬送装置 51・・・真空室 53・・・パイプ 54・・・台フレーム 55・・・リテーナ 57・・・搬送軸部材 57a、57b・・・ランド部 57c・・・段部(凹凸の境目) 58・・・作業腕 58a・・・支持台 60・・・ガイドレール 61・・・キャリア(支持tIi造) 61a・・・挿通孔 64・・・ボールネジ(駆動手段) 65・・・ステップモータ(駆動手段)67(67a〜
67d)、68(68a〜68d)・・・電磁石(第1
@力手段)67e、67f・・・内径側先端部 70・・・隙間センサ 75・・・回転制御手段 76〜79・・・電磁石(第2磁力手段)80 (80
a 〜80d)一回転センサ特許出願人 セイコー精
機株式会社 第2図 第3図 第42 第5図 回転制卸手段の作用6示す正面図 第7図
Claims (2)
- (1)被搬送物を支持する支持台を有し断面が円形状の
搬送軸部材と、この搬送軸部材が挿通し搬送軸部材を軸
方向に移動可能に支持する支持構造と、前記搬送軸部材
の周面に対向するよう前記支持構造に設けられ搬送軸部
材を磁力により半径方向に浮上させる第1磁力手段と、
前記搬送軸部材を軸方向に移動させる駆動手段と、前記
搬送軸部材の周囲に配置されるよう前記支持構造に設け
られ搬送軸部材の円周方向の回転を規制あるいは駆動す
る回転制御手段と、を備えた磁気浮上型搬送装置におい
て、前記回転制御手段は、前記搬送軸部材の回転を規制
あるいは駆動する作動力が搬送軸部材の半径方向成分の
分力を発生させることなく回転方向成分の力のみで構成
されるようにしたことを特徴とする磁気浮上型搬送装置
。 - (2)前記回転制御手段は、前記搬送軸部材の周部に対
向する少なくとも4つ以上の偶数の第2磁力手段を有す
るとともに、この第2磁力手段が対向する位置の搬送軸
部材の断面の円周方向に凹凸を形成し、この凹凸の境目
を前記偶数の第2磁力手段それぞれの先端部に対向させ
て、前記偶数の第2磁力手段のうち互いに1つ置きに半
数ずつ配置された2群の磁力手段のそれぞれに同等のあ
るいは強弱差のある磁力を生じさせることにより、搬送
軸部材の回転を規制あるいは駆動する作動力としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気浮上型搬
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26960087A JP2528677B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 磁気浮上型搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26960087A JP2528677B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 磁気浮上型搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110424A true JPH01110424A (ja) | 1989-04-27 |
JP2528677B2 JP2528677B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=17474621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26960087A Expired - Fee Related JP2528677B2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 磁気浮上型搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528677B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04286537A (ja) * | 1991-03-18 | 1992-10-12 | Seiko Seiki Co Ltd | 搬送装置 |
US6507482B2 (en) | 2000-11-13 | 2003-01-14 | Nec Tokin Toyama, Ltd. | Chip type solid electrolytic capacitor |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP26960087A patent/JP2528677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04286537A (ja) * | 1991-03-18 | 1992-10-12 | Seiko Seiki Co Ltd | 搬送装置 |
US6507482B2 (en) | 2000-11-13 | 2003-01-14 | Nec Tokin Toyama, Ltd. | Chip type solid electrolytic capacitor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2528677B2 (ja) | 1996-08-28 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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