JPH01108428A - ブレーキ摩擦材 - Google Patents

ブレーキ摩擦材

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Publication number
JPH01108428A
JPH01108428A JP26420387A JP26420387A JPH01108428A JP H01108428 A JPH01108428 A JP H01108428A JP 26420387 A JP26420387 A JP 26420387A JP 26420387 A JP26420387 A JP 26420387A JP H01108428 A JPH01108428 A JP H01108428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
brake
brake friction
metal fibers
friction member
Prior art date
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Pending
Application number
JP26420387A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyuki Komori
小森 照之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
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Publication of JPH01108428A publication Critical patent/JPH01108428A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、自動車等に使用されるブレーキ摩擦材に係
り、特に、耐摩耗性に優れたブレーキパッドに関するも
のである。
「従来の技術」 従来、自動車等のブレーキパッドとしては、スチール繊
m<金属繊M1)を主成分する非アスベスト系摩擦材が
使用されている。
これらブレーキパッド(ブレーキ摩擦材)は、基材とし
てのスチール繊維に、潤滑材としての黒鉛、充填材とし
ての硫酸バリウム等を添加、結合材としての樹脂を添加
した後、これら各成分が均一となるように充分に混合攪
拌し、更に圧縮成形することによって製造されたもので
ある。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記のようなブレーキパッドでは、結合材と
して、縮合多環芳香族炭化水素からなる樹脂(Cond
ensed Po1ynuclear Aromati
c Hydro −−carbon ; C0PNA樹
脂と略記する)を用いた場合に、基材に対する潤滑材、
充填材等の各成分を配合する段階において、前記C0P
NA樹脂に、重合度を更に上げるためパラトルエンスル
ホン酸等の酸触媒を添加している。
ところが、このようなパラトルエンスルホン酸等の酸触
媒は、樹脂の成分に対して作用する一方で、金属繊維で
ある基材に対しても作用する。
そして、前記酸触媒が金属繊維である基材に作用して該
基材を腐食させた場合には、樹脂の重合度を上げるため
の触媒として量が不足し、これによって、ブレーキ摩擦
材自体が十分に硬化せず、耐摩耗性が劣ったものになる
という不具合がある。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって
、基材としての金属繊維が酸等に侵され、結果として、
摩擦材の硬化に必要な触媒の量が不足することを未然に
防止し、ブレーキ性能の向上を図ったブレーキ摩擦材を
得ることを目的とし、この目的を達成するために 基材
に、潤滑材、充填材、縮合多環芳香族炭化水素からなる
結合材等が配合されてなるブレーキ摩擦材において、前
記乱打として、その表面に樹脂が被覆された金属繊維を
用いるようにしている。
そして、この発明によれば、例えば、金属繊維をフェノ
ール樹脂、C0PNA樹脂(Bステージ樹脂−後述する
)等の樹脂により被覆することによって、金属繊維が成
分中に添加された酸触媒等によって腐食されることが防
止され、かつ、その結果として、添加した酸触媒が本来
作用すべき物質に対して有効に働く。
「実施例」 以下、この発明の実施例を以下、〔I)・〔■〕・(I
II)の順に説明する。
(1)COPNA樹脂の生成 ブレーキ摩擦材の製造方法を説明する前に、その結合材
として使用されるC0PNA樹脂について説明する。
このC0PNA樹脂の製造に際しては、まず、出発原料
としてピレン/フェナントレン、架橋剤としてバラキシ
レングリコール(以下、PXGと略記する )、触媒と
してパラトルエンスルホン酸(以下、PTSと略記する
)をそれぞれ用意した。
そして、これら原料の内、前記ピレン(あるいはフェナ
ントレン)と、PXGとをモル比が等しくなるように混
合し、更に、この混合物に触媒であるPTSを2wt%
の割合で添加し、その後、これを120℃で60分間加
熱処理した。
そして、このような加熱処理により得られた物質はBス
テージ樹脂と呼ばれ、室温で固体、加熱によって溶解す
るものである。
そして、前記Bステージ樹脂は、更に触媒であろPTS
を5wt%の割合で加えることによって、後記結合材と
して使用される成形材料となる。
〔■〕樹脂による鋼繊維のコーティングCI)で生成し
たBステージ樹脂をトリクロロエタンに対して重量比l
:3 の割合で溶解し、これに基材としての鋼繊維を浸
漬した。そして、その後、浸漬した前記鋼繊維を80℃
の恒温槽に60分間入れて、溶剤であるトリクロロエタ
ンを蒸発さ0・た。
これによって、Bステージ樹脂がコーティングされた鋼
繊維が形成された。
なお、前記鋼繊維をコーティングする樹脂としては、B
ステージ樹脂(COPNA樹脂)に限定されず、例えば
フェノール樹脂等であっても良い。
([I]ブレーキ摩擦材の製造 ブレーキ摩擦材の製造に際して、まず、基材としてのw
4礒帷(〔■〕において樹脂が被覆されたもの)、潤滑
材としての黒鉛、充填材としての硫酸バリウム、結合材
としての縮合多環芳香族炭化水素からなるピレン/フェ
ナントレン系樹脂(〔■〕において生成された成形材料
)、その他の添加材として、アルミナ粉末を用意する。
そして、これら成分を以下の表1の通りに配合した後、
これを圧力が約500 kg/cm’、温度が180℃
から220℃までの間で、約30分間加圧加熱成形した
表1 そして、上述したように表1に示す成分のものを予備成
形して摩擦材の原型を形成した後、250℃で1時間加
熱処理して、アフターキュアを行い、これによって所望
のブレーキ摩擦材を得た。
次いで、上記のように作成したブレーキ摩擦材の耐摩耗
性を、「乗用車ブレーキ装置ダイナモメータ試験(社団
法人、自動車技術会、規mc−406−82)Jに従っ
て試験し、以下に示す表2にまとめた。この試験では、
表に示す如く6種類のサンプル(ブレーキ摩擦材)■〜
■を用意し、そのそれぞれについて単位時間あたりの摩
擦量を求めた。
なお、上記サンプル■〜■の内、サンプル■〜■は、上
述したように作成した本発明に係るブレーキ摩擦材を示
すものであり、サンプル■〜■は、前記サンプル■〜■
と比較するためのブレーキ摩擦材を示すものである。
つまり、上記サンプル■〜■は、基材としての鋼lit
:C0PNA樹脂(Bステージ樹脂)をコーティングし
たものを使用し、また、サンプル■〜■は、サンプル■
〜■と同様に表1で示すように成分を配合し、かつ、そ
の基材としての金属繊維に、樹脂をコーティングしてい
ないものを使用した。
表2 表2に基づいて、測定結果を説明すると、鋼繊維にC0
PNA樹脂がコーティングされていないサンプル■〜■
は、摩耗量が0.85〜0.9On+mと高く、樹脂が
コーティングされていないサンプル■〜■(摩耗量0.
50〜0.55mm)と比較して、耐摩耗性の悪くなる
ことが明らかとなった。
また、サンプル■・■で示すように、鋼繊維に樹脂をコ
ーティングせずに、成形温度を高くしたものは、ヘアク
ラックが生じ、ブレーキ摩耗材として不適であることが
明きらかとなった。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、基材と
して、その表面に樹脂が被覆された金属繊維を用いるよ
うにした。例えば、前記金属繊維をC0PNA樹脂(B
ステージ樹脂)等の樹脂により被覆することによって、
該金属繊維が、成分中に配合された酸触媒等によって腐
食されることが防止され、かつ、その結果として、添加
した酸触媒が本来作用すべき物質に対して有効に働く。
つまり、前記金属繊維を樹脂で被覆することによって、
触媒が本来作用すべき物質に対して有効に働き、これに
よって、十分硬化した摩擦材を得ることができ、その結
果、耐摩耗性を向上させることができて、制動による摩
擦材のクラック等を防lヒすることが可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  基材に、潤滑材、充填材、縮合多環芳香族炭化水素か
    らなる結合材、酸触媒等が配合されてなるブレーキ摩擦
    材において、 前記基材として、その表面に樹脂が被覆された金属繊維
    を用いたことを特徴とするブレーキ摩擦材。
JP26420387A 1987-10-20 1987-10-20 ブレーキ摩擦材 Pending JPH01108428A (ja)

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JP26420387A JPH01108428A (ja) 1987-10-20 1987-10-20 ブレーキ摩擦材

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JPH01108428A true JPH01108428A (ja) 1989-04-25

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JP (1) JPH01108428A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT517893A1 (de) * 2015-10-20 2017-05-15 Tribotecc Gmbh Tribologisches Material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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