JPH01108359A - イオンプレーティングの前処理方法 - Google Patents

イオンプレーティングの前処理方法

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JPH01108359A
JPH01108359A JP26479487A JP26479487A JPH01108359A JP H01108359 A JPH01108359 A JP H01108359A JP 26479487 A JP26479487 A JP 26479487A JP 26479487 A JP26479487 A JP 26479487A JP H01108359 A JPH01108359 A JP H01108359A
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ion plating
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titanium
abrasive grains
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Takeshi Araki
荒木 孟
Hiroyuki Hayashi
裕行 林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオンプレーティングの前処理方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、装身具のデザインは消費者ニーズの多様化に伴な
い、鏡面、ペーパー目及びその組合せ以外の要求が高ま
りドライホーニング処理されたデザインの物が増加して
きた。
ドライホーニング処理を施した装身具の表面にイオンプ
レーティング被膜を形成する前処理方法は次の様な工程
で行われていた。以下図面に従かい従来技術について説
明する。
第4図は前処理方法の作業工程図、第5図はドライホー
ニング処理及びイオンプレーティング処理を施した装身
具の要部断面図である。形状加工の終了したステンレス
スチールよりなる装身具の素材1の表面に、所望のデザ
インニーズに合わせてドライホーニング処理を以下の条
件にて施していた。
くドライホーニング条件〉 砥粒の種類  ガラスピーズ 酸化アルミニウム 砥粒の粒度  #工50〜#240 噴射圧力  2〜4に、F/i 噴射時間  0.5〜2m1n ドライホーニングの条件は1面粗度、光沢よりなるデザ
インニーズにより選定される。ガラスビ−ズは面粗度を
荒さず、光沢を出す時に使われ、粒度番号が小さく、噴
射圧力が太き(、噴射時間が長(なると面粗度が荒れ、
光沢が劣化して(る。
またドライホーニング砥粒2は使用する毎に破砕され粒
径が小さくなり、形状が鋭角になってくるので容易にホ
ーニング層6につきささってしまう。この傾向は面粗度
が荒れ、光沢が劣化する状態において顕著となる。これ
を防ぐ手段として定期的にドライホーニング砥粒な交換
する事が考えられるが、交換前後の粒度の不均一による
外観変化、消費量の増大による経済性から実用的ではな
かった。その後、ホーニング層6表面に付着したドライ
ホーニング砥粒2をエアーガンで圧力2に51/d  
にて吹き飛ばし、イオンプレーティングをする前処理と
して、トリクレン超音波洗浄、アルカリ電解洗浄をした
後、イオンプレーティング法によりイオンプレーティン
グ被膜4をホーニング層6の表面に形成していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来の方法においては、第5図に示す様にホーニン
グ層6にクサビ状に突きささったドライホーニング砥粒
2は、その後のエアーガン、超音波洗浄、電解洗浄では
完全に除去できずドライホーニング砥粒2の表面にもイ
オンプレーティング被膜4が形成されているのでドライ
ホーニング砥粒2とイオンプレーティング被膜4との密
着性が悪(、セロテープによる密着性試験において点状
のイオンプレーティング被膜4の粉状の剥離が見られた
。この様な剥離現象は装身具の耐食性、外観品質におい
て商品価値を極端に低下させ、長期信頼性に重大な欠陥
を有している。
本発明の目的は上述した従来の欠点を無くしドライホー
ニング処理を施した装身具の表面に密着性、耐食性、外
観品質のすぐれたイオンプレーティング被膜を形成する
ための前処理方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、チタン、チタン合金、ステンレススチール等
の中より少な(とも一種以上の金属よりなるドライホー
ニング処理を施した装身具の素材表面に化学研磨処理又
は電解研磨処理を施し、容易にドライホーニング砥粒を
除去し得る前処理方法である。
前記イオンプレーティング被膜の剥離現象を詳説すると
装身具表面圧付着したドライホーニング砥粒はアルカリ
超音波洗浄、アルカリ電解洗浄にて容易に除去されるが
、ホーニング層に破砕され鋭角となったドライホーニン
グ砥粒がクサビ状に突きささった状態では除去すること
が困難であった。
しかしながら化学研磨処理又は電解研磨処理を施すこと
によりドライホーニング砥粒の周辺の素材を化学的に溶
解させることで、容易に除去できる様になりた。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面により詳細に説明する。
(実施例1) 第1図に示す本発明の前処理方法の作業工程図に従がい
、形状加工の終了したステンレススチールケースよりな
る装身具の素材110表面を以下の条件にてドライホー
ニング処理をした。
〈ドライホーニング条件〉 砥粒の種類  酸化アルミニウム 砥粒の粒度  #150 噴射圧力  4kF/i 噴射時間  1.Qmin 次に、エアーガンにて表面に付着したドライホーニング
砥粒2を除去し、所望の面品質を得た。
その後、ドライホーニング処理したドライホーニング層
16の表面に電解化学研磨処理を以下の条件にて実施し
た。
〈電解研磨条件〉 (組成)リン酸    70容量% 硫酸     15容景% 無水クロム酸 2重量% (処理条件) 電圧     30V 温度     120°C 時間     60秒 次に、アルカリ超音波洗浄及びアルカリ電解洗浄をした
後、乾燥させイオンプレーティング治具に取付けた。そ
して真空槽内を排気し、ボンバードをした後イオンプレ
ーティング法にてイオンプレーティング被膜14を装身
具の素材11の表面に1μm形成した。
第2図は上記条件にてドライホーニング処理及びイオン
プレーティング処理を施した装身具の要部断面図である
この装身具の表面にセロテープによる密着性試験を施し
たところ、剥離は全然見られず良好な密着性が得られた
また耐食性について、キャス24Hテストを実施したが
良好であった。表1はその結果を表している。
また化学研磨処理及び電解研磨処理により面粗度、光沢
、寸法変化等を生ずる事が知られており、あまり長時間
処理すると所望のデザインニーズと異なり光沢過剰1寸
法の減少等のトラブルを生ずる。
従りて、化学研磨処理及び電解研磨処理時間はドライホ
ーニング砥粒の除去と所望のデザインニーズに合致した
条件を選定する必要がある。
(実施例2) 実施例1と同様に、形状加工の終わったチタン材の装身
具であるメガネフレームを以下の条件にてドライホーニ
ング処理をした。
くドライホーニング条件〉 砥粒の種類  ガラスピーズ 粒度  #320 噴射圧力  2kg/d 噴射時間  30秒 その後ドライホーニング処理したドライホーニング層1
6の表面に化学研磨処理を以下の条件にて行った。
〈化学研磨条件〉 C組成)硝酸    75容量% 水     25容量% フッ化アンモニウム 100 g/l (条件)温度  常温 時間  30秒 実施例1と同様な洗浄をした後、イオンプレーティング
法により窒化チタンのイオンプレーティング被膜14を
1μm形成した。
実施例1と同様な試験法を実施した結果、密着性、耐食
性、外観品質とも良好であった。
(実施例3) 第3図に本発明の第3実施例であるバンドの要部斜視図
を示す。チタンより成るバンド駒15をステンレススチ
ールより成る圧入ピン16にて連結された装身具である
時計用バンドの表面に実施例10条件にてドライホーニ
ング処理をした。その後、ドライホーニング処理したド
ライホーニング層160表面に化学研磨処理を実施例2
と同条件にて行ないドライホーニング砥粒2の除去を行
った。その後、アルカリ超音波洗浄、アルカリ電解洗浄
及び乾燥を行った。更に窒化チタンのイオンプレーティ
ング被膜14をイオンプレーティング法にて1μm形成
させ実施例1と同様の密着性、耐食性試験及び外観品質
c面粗度、光沢)を確認したが良好であった。
尚、電解研磨処理又は化学研磨処理の使用においては1
作業性、金属の種類に応じて適切な処理法1組成及び条
件を選定することが好ましい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかな様に本発明によればドライホー
ニング処理をした後、化学研磨又は電解研磨をすること
により、ドライホーニング層の表面を溶解してドライホ
ーニング層につきささったクサビ状のガラスピーズ或い
は酸化アルミの微粒子を完全に除去することができた。
また、ステンレススチールとチタンの異種金属からなる
装身具においても、ドライホーニング砥粒を容易に除去
することができた。
その結果、ドライホーニングされた装身具の上に密着性
、耐食性、外観品質のすぐれたイオンプレーティング被
膜を形成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の実施例で、第1図は前処理
方法の作業工程図、第2図は装身具の要部断面図、第3
図はバンドの要部斜視図、第4図及び第5図は従来例で
、第4図は前処理方法の作業工程図、第5図は装身具の
要部断面図である。 1.11・・・・・・素材、 2・・・・・・ドライホーニング砥粒、3.15・・・
・・・ホーニンク層。 4.14・・・・・・イオンプレーティング被膜、15
・・・・・・バンド駒、 16・・・・・・圧入ピン。 第1図 16Lべビン 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ドライホーニング処理を施した装身具の表面にイオンプ
    レーティング法によりイオンプレーティング被膜を形成
    する前処理方法において、前記装身具はチタン、チタン
    合金、ステンレススチール等の中より少なくとも一種以
    上の金属よりなり、前記ドライホーニング処理した装身
    具の処理面に化学研磨処理又は電解研磨処理を施したこ
    とを特徴とするイオンプレーティングの前処理方法。
JP26479487A 1987-10-20 1987-10-20 イオンプレーティングの前処理方法 Expired - Lifetime JP2682828B2 (ja)

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JPH01108359A true JPH01108359A (ja) 1989-04-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100760181B1 (ko) * 2006-12-11 2007-09-20 유은상 단체급식소용 대형 오븐기의 열풍순환장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100760181B1 (ko) * 2006-12-11 2007-09-20 유은상 단체급식소용 대형 오븐기의 열풍순환장치

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JP2682828B2 (ja) 1997-11-26

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