JPH01108080A - 熱転写記録修正方法 - Google Patents

熱転写記録修正方法

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JPH01108080A
JPH01108080A JP26528587A JP26528587A JPH01108080A JP H01108080 A JPH01108080 A JP H01108080A JP 26528587 A JP26528587 A JP 26528587A JP 26528587 A JP26528587 A JP 26528587A JP H01108080 A JPH01108080 A JP H01108080A
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correction
thermal head
ribbon
paper
time
Prior art date
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JP26528587A
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English (en)
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Kazuhiro Nakajima
一浩 中島
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • B41J29/36Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプリンター、ファクシミリ、ワープロ、タイプ
ライタ−などに利用される熱転写記録方法およびその修
正方法に関するものである。
[従来の技術] 従来の熱転写記録方法では、熱溶融性インクとしてワッ
クスをベースとしたものを用いているため、転写用紙に
印字するとインクは紙にしみ込み、消去することは不可
能であった。
一方、タイプライタ−を中心とする分野においては、従
来のインパクト型の記録装置において、カバーリング、
リフトオフなどの方法による修正が行なわれてきた。と
ころがこのインパクト型の記録装置は印字、修正時の騒
音が著しいため、静′粛なノンインパクト型であって、
必要に応じて修正ができる記録装置への要求が高くなっ
ている。
そんな中で、IBM社製のクワイニットライターがン主
目されている。しかしながらこのクワイエットライター
は、インクリボンに電流を流して発熱させる通電転写方
式を採用しているため、駆動回路も複雑であり、消耗品
であるインクリボンの構造も複雑になり、材料原価、製
造コストが嵩み価格が高くなるという問題があった。ま
た安定的な特性の実現が原理的に不利である。
これに対し、単純な構造のインクリボンを用いて比較的
単純な駆動回路で実現可能な、サーマルヘッドを用いた
方法が提案されている。この方法では、修正時は修正リ
ボン(印字リボンと共用でもよい)に熱パルスを印加し
て修正しようとする記録画像に接着させ、適当な時間の
後に引き剥がす、いわゆるリフトオフによる修正を行な
っている。
従来この修正方法においては、1回の修正動作で消去が
達成される場合はよいが、実際上は印字用紙も多種多様
であり、よってその印字画像の被修正性も用紙によって
大きく異なる。そこで、完全に消去を行なうために複数
回の修正動作を行なう方法が採られている。
リフトオフによる修正において、消去残なく消去するた
めには消去の際のサーマルヘッドに印加するエネルギー
の値に適性値が存在する。これよりも低い場合には修正
リボンと用紙上の誤印字との間の接着力が不足し、一方
これよりも高すぎる場合は誤印字のインクを溶融軟化さ
せて用紙に押し込んでしまい、いずれの場合にも適正な
修正は行なわれない。
従来、サーマルヘッドを用いて記録修正を行なう方法に
おいては、複数回の修正を行なうとき、上述のようなあ
る適性エネルギーで単純に全く同じ条件で修正動作を繰
り返すのみであった。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の方法によれば、ある一つの条件で
繰返すわけであるが、一般に修正しようとする対象の用
紙には多くの種類がありこれらによって修正の適性条件
は異なるのが普通である。
従来はこのために予め設定された値は多くの紙種の平均
的レベルに合わせるようにするか、あるいは紙種によっ
ていちいち設定値を変えるなどの方法を採っていた。し
かし、後者の場合は操作が複雑であるし、前者の場合は
対応し切れない紙種が出てきてしまうという問題点があ
った。
本発明は、以上述べた従来技術の欠点を改善し、より多
くの紙種についても良好な修正が行なわれる修正方法を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、記録画信号に応じ
て駆動される発熱素子を有するサーマルヘッドを用い、
支持体上に熱転写インク層を設けた印字リボンを加熱し
て、被記録体に記録画像を形成し、さらに必要に応じて
サーマルヘッドを用いて、支持体上に熱接着インク層を
設けた修正リボンを加熱して、記録画像に接着させ引き
剥がすことにより修正を行なう熱転写記録修正方法にお
いて、修正が複数回の修正動作により行われるとき、1
回目の修正動作時にサーマルヘッドに印加するエネルギ
ーは2回目のエネルギーよりも小さい値とすることを特
徴とする。
[作用] 本発明によれば、従来特に平滑性の高い紙において修正
時に誤印字のインクを逆に紙に押し込んでしまい消去残
が多くなることを防ぐことができる。すなわち、これは
1回目の修正動作時に単発で修正する場合の適性値より
、も少ないエネルギーで修正動作をすることによフて、
インクを紙に押し込むことを避けつつ、このとき取れる
限りの誤印字インクをリフトオフする。この時点での消
去残は適性エネルギーで修正した時に比べると多いが、
これは次の2回目以下の修正動作によって修正される。
2回目の修正動作については、単発で修正する場合の適
性値と同じか少し高めのエネルギーで修正するが、これ
は1回目で残った消去残を最もよく取り除くためである
。少し高めでも良いのは、1回目で誤印字のかなりの部
分はりフトオフ、されて取り除かれているため多少イン
クを押し込みつつ修正しても結果として目立ちにくいた
めである。このようにして修正能力に幅を持たせること
ができるのである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
まず、本発明に好適に使用される熱転写記録媒体につい
て説明する。なお、この詳細は本件出願人が既に出願し
た、特願昭61−282320に述べている通りである
支持体としては、従来より公知のフィルムや紙をそのま
ま使用することができ、例えば、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、トリアセチルセルロース、ポリフェニレン
サルファイド、ポリイミド等の比較的耐熱性の良いプラ
スチックめフィルム、セロハンあるいは硫酸紙、コンデ
ンサー紙等が好適に使用できる。
支持体の厚みは、熱転写に際して熱源として熱ヘツドを
考慮する場合には2〜15ミクロン程度であることが望
ましい。また、熱ヘツドを使用する場合に、熱ヘツドと
接触する支持体の表示に、シリコーン樹脂、弗素樹脂、
ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラ
ミン樹脂、アクリル樹脂、ニトロセルロース等からなる
耐熱性保護層を設けることにより支持体の耐熱性を向上
させることができ、あるいは従来用いることのできなか
った支持体材料を用いることもできる。
また、熱転写インク層を構成する材料としては、例えば
カルナバワックス、パラフィンワックス、サゾールワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス、カスターワック
ス等のワックス類、ステアリン類、パルミチン酸、ラウ
リン酸、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉛、
ステアリン算バリウム、ステアリン酸亜鉛、パルミチン
酸亜鉛、メチルヒドロキシステアレート、グリセロール
モノヒドロキシステアレート等の高級脂肪酸あるいはそ
の金属塩、エステルなどの訪導体、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、アクリル系樹脂(例えばポリメチルメタクリレー
ト、ポリアクリルアミド)、酢酸ビニル系樹脂、ポリビ
ニルピロリドン等を始めとするビニル系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂(例えば、塩化ビニル−塩化ビニリデン共
重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体など)、セル
ロース系樹脂(例えば、メチルセルロース、エチルセル
ロース、カルボキシセルロースなど)、ポリビニルアル
コール系樹脂(例えば、ポリビニルアルコール、部分ケ
ン化ポリビニルアルコールなど)9石油系樹脂、ロジン
誘導体、クマロンーイレデン樹脂、テルペン系樹脂、ノ
ボラック型フェノール系樹脂、ポリスチレン系樹脂。
ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン。
ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、酸化ポリオレフィン等)、ポリビニルエーテル
系樹脂、ポリエチレングリコール樹脂およびエラストマ
ー類、天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、メチルメタ
クリレートブタジェン、アクリロニトリルブタジェンゴ
ム、イソプレンゴム等が挙げられ、この中から適宜組み
合わせて用いられる。
熱転写インク層の層構成は、特に限定するものではない
が、サーマルヘッドにより加熱されたときの被記録体へ
の接着力と支持体からの剥離のし易さの点から、熱転写
性インク層は複層の方が有利である。
特に、加熱されることにより支持体との接着力が減少す
る成分を持つ層と、加熱されることにより被記録体との
接着力が発現する成分を持つ層とを設けて3層構成とす
ることが好ましい。
熱転写性インク層を3層構成とした場合(支持体側から
順に第1インク層、第2インク層および第3インク層と
する)、第1インク層は、熱印加により支持体との接着
力を低下させて熱転写性インクを熱転写記録媒体から剥
離する剥離機能を持たせる。そのため、第1インク層は
ワックス、低分子量酸化ポリエチレン、ポリプロピレン
なとポリオレフィン等の非極性材料を主成分とするのが
好ましい。
また、接着力をコントロールするために、アクリル樹脂
、酢酸ビニル樹脂など極性材料を添加しても良い。
第2インク層は、着色機能と熱印加直後の膜強度と、そ
の後の膜強度の経時変化を左右する機能を果たし、第3
インク層は熱印加部の用紙に対する接着性と、第2イン
ク層と同様に熱印加直後の膜強度と膜強度の経時変化を
左右する機能を有する。
熱印加直後の膜強度をコントロールするには、前述した
材料群の中から、材料の組成、凝集力。
分子量などを適宜変えることにより達成されるが、良好
な修正性を得るためには凝集力9分子量は高い方が望ま
しい。また熱印加後の膜強度の経時変化をコントロール
するには、前述した材料群の中から材料の組成、結晶化
度、凝集力1分子量などを適宜変えることにより達成さ
れる。特に結晶化度の高いものを用いて、再結晶化する
遅延時間を利用するのが望ましい。特に第2インク層お
よび第3インク層には、オレフィンを主成分としてポリ
マー材料、例えば低分子量酸化ポリエチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体
、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリ
ル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体
など、またポリアミド、ポリエステルなどが工種成分と
して用いられる。
本発明に使用する熱転写記録媒体は、熱転写性インク層
となる塗工液を支持体上にアプリケーター、ワイヤーバ
ーなどの塗工器具を用いて塗工した後、溶媒ないしは分
散媒を乾燥揮散させて得ることができる。塗工液は、例
えば前述の材料のエマルジョンに水溶性染料を溶解させ
たり、界面活性材若しくは水溶性樹脂と顔料をアトライ
ター。
サンドミルなどの分散機を用いて分散させた顔料水分散
液を前述した材料のエマルジョンと攪拌混合させて作ら
れる。あるいは前記した材料を溶解ないし分散させたも
のに、染料を溶解ないし分散させたり、あるいは前記し
た材料を溶剤に溶解あるいは分散させたものに顔料を混
合した後、アトライターあるいはサンドミルなどの分散
機を用いて分散させることにより作ることができる。
本発明に使用する感熱転写材の平面形状は、特に制限さ
れるものではないが、一般にタイプライタ−リボンある
いはラインプリンターなどに用いられる幅広のテープ状
などの形態で使用される。
またカラー記録のために何種類かの色調の熱溶融性イン
クをストライブ状あるいはブロック状に塗り分けた感熱
転写材とすることもできる。
本発明に使用する印字を修正する場合に用いられるリボ
ンは、前記熱転写媒体が兼ねてもよいしくいわゆる自己
修正リボン)、熱転写記録媒体とは独立した以下に述べ
るような修正リボンを用いることもできる。
この修正リボンは支持体上に感熱接着層を積層したもの
である。修正リボンの支持体としては、従来公知のフィ
ルムや紙をそのまま使用することができ、例えばポリエ
ステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、
ナイロン、ポリイミドなどの比較的耐熱性の良いプラス
チックのフィルム、セロハンあるいは硫酸紙などが好適
に使用される。
支持体の厚さは、熱源としてサーマルヘッドを考慮する
場合には2〜15ミクロンであることが望ましいが、例
えばレーザー光などの熱源を使用する場合には特に制限
はない。
また、サーマルヘッドを使用する場合に、サーマルヘッ
ドと接触する支持体の表面に、シリコーン樹脂、弗素樹
脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、ニトロセルロースなどからなる耐熱性保
護層を設けることにより支持体の耐熱性を向上すること
ができ、あるいは従来用いることのできなかった支持体
材料を用いることもできる。
感熱接着層としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイソブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体などのオレフィンの単独または共重合体あ
るいはこれらの誘導体や、ポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタンあるいはアクリル系の感熱接着剤、またス
チレン−イソブチレン、スチレン−ブタジェン、スチレ
ン−エチレン−ブチレンなどのスチレン系ブロック共重
合体などの単独または二種以上の物質を適宜混合しても
よい。また、脂環族炭化水素、テルペン、ロジンなどの
粘着付与剤やタルク、炭酸カルシウムなどの充填剤、酸
化防止剤などの安定剤を配合してもよい。
感熱接着層の厚さとしては、1〜20ミクロンとするこ
とが望ましい。1ミクロン未満では修正しようとする記
録像と均一に接着せず、20ミクロンを越えると熱源か
らの熱伝達が十分となり易く好ましくない。
また、感熱接着層は常温では接着力を有さす、加熱され
たときのみ接着力を有するようにする。
特に60℃以上に加熱したときのみ接着力を有するよう
に上記材料を調整することが好ましい。常温で接着力を
有すると、記録装置の設置環境によって接着剤の凝集力
が低下するので好ましくない。
次に印字よび修正方法について述べる。
第1図は印字時の各構成要素の位置関係を表わす模式図
であり、1は印字用紙、2は印字リボン、3はサーマル
ヘッドである。サーマルヘッド3は印字リボン2をプラ
テン8上にセットした印字用紙1上に押し付けながら、
矢印Bの方向ヘキャリアごと移動する。このときサーマ
ルヘッド3上の発熱体には画信号に応じて電流が供給さ
れ、発生した熱パルスにより用紙1上に印字リボン2上
の熱転写性インクが接着し、しかる後に印字リボン2が
用紙1から離されることにより像が形成される。なお、
印字リボン2はこのとき矢印Aの方向にキャリア5の8
動速度と同じ速度で搬送されている。第2図は修正動作
時の各構成要素の位置関係を表わす模式図である。ここ
で2′は修正リボンであって、上述した印字リボンと同
じものであってもよいし、独立なものでもよい。サーマ
ルヘッド3は修正リボン2′を修正したい既記録画像上
に押し付けながら矢印Bの方向へキャリア5ごと移動す
る。このとき、修正したい画像に対応させて熱パルスを
加え、修正リボン2′をこの画像に熱接着させる。そし
て、所定時間後に用紙1から剥離することによりリフト
オフ修正を行う。
なお一般にこのような場合、画像に熱接着させた後、あ
まり早く剥離すると修正リボン2′の表面の熱接着イン
ク層の凝集力が十分に回復せず、画像を用紙面から剥離
しようとしても熱接着インク層が凝集破壊を起こし修正
できなくなる。そこで、第2図に示すように剥離部材4
のような手段を設け、剥離のタイミングを遅らせている
本発明においては、こうして1回目のリフトオフ修正動
作を行なった後に、サーマルヘッド3および剥離部材4
を用紙1に修正リボン2′を押し付けない状態にした後
に、キャリア5を矢印Bと反対方向に戻し、1回目の修
正動作開始位置まで戻ったら、引続きもう一度1回目の
修正部分と同じ位置に対し2回目の修正動作を行なう。
この動作を必要に応じて繰返す。
このとき、サーマルヘッド3に印加するエネルギーの値
は1回目のエネルギー値が2回目のそれよりも小さくな
るように設定するものである。
このエネルギーの望ましい値は用いる印字リボン、修正
リボンなどによって異なるが、その設定の仕方としては
概ね次のようにするのが望ましい。予め単発の修正動作
において最も修正状態の良好な修正エネルギーの値を、
対象とする用紙の平均的な紙種について求める。この値
に対し、1回目のエネルギーはその0.7倍以上1倍未
満、2回目のエネルギーはその1倍以上1.5倍以下が
望ましい。
このエネルギー制御法について説明する。
第3図にサーマルヘッドの駆動法を説明するための制御
系のブロック図を示す。サーマルヘッド29はその内部
にシフトレジスタを内蔵しており、CPO20はサーマ
ルヘッド29に対し、シフトクロック25に乗せて発熱
体の数の分のシフトデータ24を転送した後ラッチ26
をかけ、次いで印加したいパルスに対応するストローブ
信号27を送ることで各発熱体に接続されたスイッチを
電気的に開閉している。一方、発熱素子駆動電源23は
各発熱体に共通に一定の電圧を供給し、先のストローブ
信号27によるスイッチングによって発熱体に電流を流
し発熱させる。なお、このときの画像データは外部のホ
スト装置10よりこの装置に対して送られ、CPO20
はこのデータを必要に応じて変換してシフトデータを作
る。このようにして1ラスタ一分の画像が形成される。
これを必要な回数だけ繰返して1回の印字あるいは修正
動作におけるサーマルヘッドの駆動が完了する。
こうしたサーマルヘッド29の駆動では、その印加エネ
ルギーは、各発熱体に流す電流量と印加パルス幅によっ
て決まる。すなわち、第3図における発熱素子駆動電源
23の供給する電圧値とストローブ信号27のパルス幅
によって決まるのである。
従って、本発明の実施法としては、前記の電圧値あるい
はパルス幅の値を予め第3図に示すようなROM21な
どのテーブルに用意しておき、何回目の修正動作かによ
ってそれぞれ対応する値を読み出してきて、その値によ
りサーマルヘッドを制御する。また、なんらかの演算に
よって求めてもよい。。
このようにして1回目の修正動作にサーマルヘッドに印
加するエネルギーの値を2回目の印字エネルギー値より
も下げるのである。
[実施例1] まず、本実施例において用いた印字リボンについて説明
する。
支持体としては6μPETフイルムを用い、このPET
フィルム上に第1表に示す第1インク層をア、ブリケー
タにて塗工乾燥させた。塗工量は1 g/m2であった
。次に、第2インク層を下記固形分比で攪拌混合して塗
液を作成し第1インク層上に第1インク層と同様にして
塗工乾燥させた。塗工量は1.2g/m’であった。
第   1   表 但し上記配合比率は固形分比率 第2インク層と同様にして下記の第3インク層を第2イ
ンク層上に塗工量1.4g/m2設けたシートを8mm
+幅にカットし、印字リボンとして得た。
修正リボンは、6μPETフイルム上に、エチレン−酢
酸ビニルエマルジョンを塗工量4 g/m2設けた上に
コロイダルシリカ層を0.2g/m”設けて、このシー
トを8mm幅にカットして得た。
これらのリボンを用いて、以下のように実施した。
サーマルヘッドとしては、240dot/1nchの密
度で発熱体が配列されたものを用いた。平均抵抗値は4
00Ω/dotであった。
まず、上記の印字リボンを用いて印字を行なった。その
条件は、18〜19Vの電圧を印加しつつ0.8m5e
cのパルス幅のパルスを与えながらキャリアを50mm
/secの速度で動かした。印字用紙としては多くの紙
種の代表として、ハンマーミル社製の複写機用ドライ紙
、バンクボンド紙、ランカスタボンド紙を用いた。
本実施例において修正は2回の動作によって行ない、キ
ャリアの速度は50mm1secで、修正エネルギーの
制御はパルス幅によって行なフた。印字電圧は12.O
Vに固定した。この時、単発での最適パルス幅は約1.
0m5ecであったので、1回目の修正動作時は0.8
m5ecのパルス幅で、2回目の修正動作時には1.1
m5ecのパルス幅とした。その方法としては、予めR
OMに1回目と2回目のパルス幅に対する値を入れてお
き、修正動作の回数に応じてそれぞれの値を読み出し、
第3図におけるストローブ信号のパルス幅を変えるよう
に構成した。
一方、比較のために、1回目と2回目のパルス幅をとも
に1.0arsecと等しくして同様に修正を行なった
。これらを比較すると、バンクボンド紙とランカスタボ
ンド紙の場合はあまり差はなかったが、ドライ紙の場合
には1回目のエネルギーを小さくしたものの方が修正状
態が良好であった。
[実施例2コ 実施例1と同じ印字リボン・修正リボンを用いて、同じ
装置を用いて以下の実験を行なった。ただし、本実施例
においては修正エネルギーの制御は実施例1と異なり、
サーマルヘッドに印加する電圧値によ)て行なりた。パ
ルス幅は1.0m5ecに固定した。この時単発の修正
の最適条件は約12、OVであフたので、電圧値を1回
目はLo、7Vに、2回目は13.OVとした。
評価用紙としては実施例1と同じく、3f!の紙を用い
た。
一方、比較のために、1回目と2回目の電圧値を共に1
2.OVとして同様に修正を行なった。これらを比較す
ると、やはりこの場合もバンクボンド紙やランカスタボ
ンド紙ではあまり差はなかったが、ドライ紙については
1回目の値を小さくしたものの方が修正状態が良好であ
フた。
[実施例3] 印字および修正性能をさらに向上させるために、サーマ
ルヘッドに予熱を与えながら行なう他の実施例に付いて
説明する。なお、サーマルヘッドを予熱して印字および
修正を行なう方法については、本件出願人が既に出願し
た。特願昭61−282320に詳細が述べられている
第4図は、予熱を与えるためのサーマルヘッド29の表
裏面の斜視図を示し、ヒータ29aはヒートシンク29
bの裏面に接着されており、リード線29c、フレキシ
ブル基板29dを介して端子29eにより本体側に電気
的に接続され、サーマルヘッド29を予熱する。また、
温度センサ29fはセラミック基板29gの上へ実装さ
れており、やはりフレキシブル基板29d、端子29e
を介して本体側と電気的に接続される。また、29hは
複数発熱素子からなる発熱体、291はドライバである
第5図は本実施例における装置のブロック図である。C
PU20はホスト装置10からの印字あるいは修正の情
報によってサーマルヘッド29その他を制御する。RO
M21はサーマルヘッド29の発熱体29hに供給すべ
きデータをテーブルとして持フている。CPU20はそ
れらのデータとホストから渡される印字あるいは修正の
パターンデータなどに応じて、駆動電源23に与える電
圧データ28と、シフトデータ24.シフトクロック2
5.ラッチ2B、ストローブ27を制御する。一方ヒー
タ駆動電源30は定常状態である一定の電圧で電力をサ
ーマルヘッド29のヒータに供給しているのみである。
ヒータ29aとしてポジスタを用いているため温度制御
はポジスタ自身が行なフているからである。また、サー
マルヘッド29上の温度センサ29f出力はCPU20
によってモニタされているが、これはポジスタ制御のた
めではなく、電源ON時、サーマルヘッド29の温度が
所定温度に達し装置がレディ状態になったかどうかを判
断するためである。また、ヒータ駆動電源23が温度セ
ンサ29fをモニタするのは、電源ON時、サーマルヘ
ッド29の温度が所定温度に達する速さを速くするため
のフィードバックで、定常状態においては前述のように
ヒータ駆動電源30は一定の電圧で電力をポジスタに供
給しているのである。
次にこの装置を用いて修正動作をする場合の制御の手順
の一例を第6図のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS1においてホスト装置に繋がっている
キーボードによって修正動作かあるいは印字動作かが選
択される。ステップs2における判断の結果、印字動作
の場合は図示しない印字動作フローに入る。修正キーが
押されるなどの修正モードに入った場合、ステップs3
にてまず修正したい位置にキャリアを移動する。そして
、 ROM21より1回目の修正エネルギーに対応条件
のパラメータを読み出して(ステップS4)、その条件
で1回目の修正動作を行なう(ステップs5)。次いで
、ステップS6で2回目の修正動作のためにキャリアを
再び先の位置に戻す。そして、ROM21より2回目の
修正エネルギーに対応条件のパラメータを読み出して(
ステップS7)、その条件で2回目の修正動作を行ない
(ステップs8)、これで修正動作を終わる。
修正動作の制御手順の一例を第6図(b)のフローチャ
ートを用いて説明。
メインフローにおけるステップs5の1回目修正動作に
入ると、まずステップ551でサーマルヘッド3 (2
9)とコロを下げ、ステップ552でリボン巻上げを開
始する。またステップ553でキャリア5−マルヘッド
3 (29)に信号を印加し、次いでキャリア穆動、リ
ボン巻上げをそれぞれ停止(ステップ555,556)
 シた後、ステップ557でサーマルヘッド3 (29
)とコロを上げ修正動作を終了する。なお、2回目修正
動作も同様に行なわれることはいうまでもない。
また、信号印加の制御手順の一例を第6図(C)に示す
修正動作フローにおけるステップS54の信号印加動作
に入ると、ステップ5541で1ライン分のシフトデー
タがシフトレジスタKに転送され、ステップ5542で
ラッチされる。しかして、ステップ5543では1回目
の修正動作と2回目の修正動作とで例えばストローブ信
号のパルス幅を変えて出力し、ステップ5544で所定
の回数となるまでステップ5541〜5543を繰返す
本実施例においては、ポジスタであるヒータ29aに通
電ことにより、サーマルヘッド29の温度を概ね45℃
となるように制御しながら以下に述べるように印字修正
を行なった。このように予め予熱したサーマルヘッドを
用いることにより、印字および修正時に発熱体29hに
供給エネルギーを小さくできるのみでなく、さらに発熱
体29h上の温度分布も予熱しないときに比べて平坦に
なり、過剰に加熱される点が少なくなり好ましい。
このようなサーマルヘッド29を用いて、実施例1と同
様に、修正時にサーマルヘッド29に加えるストローブ
パルスのパルス幅を1回目と2回目で変えることにより
、修正を行なった。なお、本実施例において用いた印字
リボンおよび修正リボンは実施例1で用いたものと同じ
ものを用いた。また、サーマルヘッドの平均抵抗値は4
00Ω/dotであった。
印字条件は、16〜17Vの電圧を印加しながら、0.
8a+secのパルス幅でストローブパルスを与えて、
50ma+/secの速度でキャリアを動かした。印字
用紙としては、実施例1.2と同じく、3種の紙を用い
た。
一方、修正は実施例1と同様に2回の動作で行ない、キ
ャリアの速度は50ma+/s6cで、修正エネルギー
の制御はパルス幅によって行なった。印加電圧は10.
OVとした、この時単発修正の適正値は約1.0m5e
cであったので、1回目のパルス幅は0.8m5ec 
、 2回目のパルス幅は1.1m5ecとした。
その方法は実施例1と同様である。
一方、比較のために、1回目と2回目のパルス幅を等し
くして同様に修正を行なった。これらを比較と、やはり
この場合もバンクボンド紙やランカスタボンド紙ではあ
まり差はなかったが、ドライ紙については1回目の値を
小さくしたものの方が修正状態が良好であった。
[実施例4] 実施例2と同じ印字リボン、修正リボンを用い、同じ装
置を用いて以下の実験を行なった。ただし、本実施例に
おいては修正エネルギーの制御は実施例3と異なり、サ
ーマルヘッドに印加する電圧値によって行なった。パル
ス幅は1.0m5ecに固定した。この時単発修正の適
正条件は約10.OVであったので、電圧値を1回目は
8.9vに、2回目はlO,7Vとした。
評価用紙としては実施例1と同じく、3種の紙を用いた
一方、比較のために、1回目と2回目の電圧値を共に1
0.OVとして同様に修正を行なった。これらを比較と
、やはりこの場合もパンクボンド紙やランカスタボンド
紙ではあまり差はなかったが、ドライ紙については1回
目の値を小さくしたものの方が修正状態が良好であった
[発明の効果] 以上述べたように、本発明に述べる方法によれば、修正
時にサーマルヘッドに印加エネルギーの値を、2回目よ
りも1回目の方を下げるという簡単な方法により、より
多くの紙種について良好な修正ができるようになフた。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱転写記録における印字動作を説明する模式図
である。 1.第2図は同様に修正動作を説明する模式図である。 第3図は本発明に用いるサーマルヘッドの制御系のブロ
ック図である。 第4図は実施例3.4において用いられるサーマルヘッ
ドの斜視図である。 第5図は実施例3.4における装置の制御系のブロック
図である。 第6図は実施例3.4における制御手順の一例を示すフ
ローチャートである。 1・・・被記録体、 2・・・印字リボン、 2′・・・修正リボン、 3・・・サーマルヘッド、 4・・・修正用剥離部材、 5・・・キャリア、 6・・・リボン供給用コア、 7・・・リボン巻取用コア、 8・・・プラテン、 9・・・ガイドバー、 2O−CPtl 。 21・・・I’lOM  。 22・・・RAM  1 23・・・発熱素子駆動電源、 29・・・サーマルヘッド、 29a・・・ヒータ、 29b・・・ヒートシンク、 29c・・・リード線、 29d軸・フレキシブル基板、 29e・・・端子、 29f・・・温度センサ、 29g・・・セラミック基板、 29h −・・発熱体、 29j・・・ドライバ回路。 熱転写4どイ清にh−1プろ印字動イ乍E説ernろ千
1代口第1図 @2図 第4ト明l二用い聾−マルへ・7Fの島2市ヵヲ友s説
明1ろl辷、ハn利春P系のプ0.7り図 第3図 疋万也4ダリ3,41:h’い7用いられろす一マル△
・・/ドの斜才是図第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 記録画信号に応じて駆動される発熱素子を有するサーマ
    ルヘッドを用い、支持体上に熱転写インク層を設けた印
    字リボンを加熱して、被記録体に記録画像を形成し、さ
    らに必要に応じてサーマルヘッドを用いて、支持体上に
    熱接着インク層を設けた修正リボンを加熱して、該記録
    画像に接着させ引き剥がすことにより修正を行なう熱転
    写記録修正方法において、修正が複数回の修正動作によ
    り行われるとき、1回目の修正動作時に前記サーマルヘ
    ッドに印加するエネルギーは2回目のエネルギーよりも
    小さい値とすることを特徴とする熱転写記録修正方法。
JP26528587A 1987-10-22 1987-10-22 熱転写記録修正方法 Pending JPH01108080A (ja)

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