JPS63306071A - 記録修正方法及びその装置 - Google Patents

記録修正方法及びその装置

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JPS63306071A
JPS63306071A JP14224087A JP14224087A JPS63306071A JP S63306071 A JPS63306071 A JP S63306071A JP 14224087 A JP14224087 A JP 14224087A JP 14224087 A JP14224087 A JP 14224087A JP S63306071 A JPS63306071 A JP S63306071A
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JP14224087A
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English (en)
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Kazuhiro Nakajima
一浩 中島
Haruhiko Moriguchi
晴彦 森口
Nobuyuki Kuwabara
伸行 桑原
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Original Assignee
Canon Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • B41J29/36Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は修正媒体を加熱手段で加熱して記録像を修正す
る記録修正方法及びその装置に関する。
〈従来の技術〉 従来の熱転写記録方法では、熱溶融性インクとしてワッ
クスをベースとしたものを用いているため、記録紙に印
字するとインクは紙に滲み込み、消去することが困難で
あった。
一方、タイプライタ−を中心とする分野では、従来のイ
ンパクト型の記録装置に於いて、カバーリング、リフト
オフ等の方法による修正が行われてきた。ところが、こ
のインパクト型の記録装置は、印字、修正時の騒音が著
しく、低騒音のノンインパクト型であって、必要に応じ
て修正が出来る記録装置への要求が高まっている。
そんな中で、悪態接着性を有する修正リボンを使用する
方法が提案されている。この方法は、修正時にはサーマ
ルヘッドで修正リボンに熱パルろを印加し、修正しよう
とする記録画像に前記修正リボンを接着させ、適当な時
間の後に引き剥がすことにより、所謂リフトオフによる
修正を行うものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 前記リフトオフによる修正方法に於いては、−回の修正
動作で消去が達成される場合はよいが、実際の記録紙は
多種多用であり、そのため印字画像の修正も記録紙によ
って大きく異なってくる。
そこで、完全な消去を行うために複数回の修正動作を行
う方法が採られている。しかし、前記修正動作を繰り返
す場合は修正の際の祇剥けが問題となるが、記録紙の紙
剥けのし昌さく所謂紙間強度)は様々である。
しかし、従来の前記サーマルヘッドを用いて記録修正を
行う方法に於いては、複数回の修正を行う場合は、単純
に全く同じ条件で修正動作を繰り返すものであった。こ
のため、一回目の修正動作の際に僅かに紙の繊維をけば
立たせる程度であったとしても、更に引き続いて行われ
る二回目の修正動作によって、そのけば立ちが一層増長
され、ひどい場合には祇剥けを引き起こしてしまう問題
があった。
本発明の目的は前記従来の問題点を解決し、リフトオフ
による修正動作を複数回おこなっても記録媒体のけば立
ち等を生じない記録修正方法及びその装置を提供するこ
とにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決する、以下述べる実施例の手・段は、
加熱により記録媒体上の記録像との接着力が発現する成
分を有する修正媒体を前記記録像に接触し、加熱手段で
加熱して前記記録像を修正媒体に接着して記録媒体から
引き剥がす修正動作を複数回繰り返すに当たり、少なく
とも二回目の修正動作の際に加熱手段で印加する熱エネ
ルギーが一回目の修正動作のときに印加される熱エネル
ギーよりも小さくなるようにしたことを特徴としてなる
ものである。
〈作用〉 上記手段によれば、複数回の修正動作に際し、加熱手段
による熱印加エネルギーが一回目よりも二回目の方が少
なく、記録像を剥ぎ取る力が小さくなる。従って、修正
動作を複数回繰り返しても紙剥けが生じ難くなる。
〈実施例〉 次に上記記録像修正方法及びその装置を具体的な一実施
例に基づいて説明する。
第1図は熱転写記録装置に前記手段を適用した一例であ
る1図に於いて、1は記録媒体たる記録紙であり、表面
に記録像2が記録され、裏面はバックプラテン3によっ
て支持され、且つこれによって搬送される。4は前記記
録像2が誤記録である場合に、これを修正するための修
正媒体であって、支持体4a上に加熱により接着性を発
現する感熱接着層4bが積層され、繰り出しローラ5a
及び巻き取りローラ5bに巻き付けられ、修正動作に伴
って後述するキャリアの走行速度と同期して矢印Aに示
すようにローラ5aから繰り出され、ローラ5bに巻き
取られる。
次に6は前記修正媒体4を加熱するための加熱手段を構
成するシリアル型のサーマルヘッドであり、これは第2
図に示すようにヘッド基板6aの一側辺近傍に通電によ
り個々発熱する複数個の発熱素子6bが一列に設けられ
ている。このサーマルヘッド6はキャリア7に搭載され
、記録紙1及び修正媒体4を挟んでバックプラテン3を
所定圧力で押すと共に、前記キャリア7がレール7aに
沿って矢印B方向に走行するのに対応し、修正すべき記
録像2に対応して前記発熱素子6bが発熱し、記録像2
と接触した接着層4bを加熱する。
この加熱によって接着性を発現した接着層4bが記録像
2に接着し、キャリア7の走行により、修正媒体4が記
録紙1と離隔するときに、接着層4bに接着した記録像
2が記録紙1から剥ぎ取られ、リフトオフによる修正が
行われる。
尚、一般に前記リフトオフによる修正を行う場合、修正
媒体4をあまり早く剥離すると、接着層4bの凝集力が
充分に回復せず、記録像2を記録紙1から剥離しようと
しても接着Jli4bが凝集破壊を起こして修正出来な
(なる、そこで第1図に示すようにコロ等の剥離部材8
をサーマルヘッド6の走査方向後方に設け、剥離のタイ
ミングを遅らせると良い。
本実施例に於いては、前記リフトオフ修正動作を一回行
った後、サーマルヘッド6及び剥離部材8を所謂ヘッド
アップした状態にし、キャリア7を矢印B方向と反対方
向に戻し、一回目の修正動作開始位置まで戻ったら、引
き続き前記一回目の修正部分と同じ位置に対して二回目
の修正動作を行う、そしてこの修正動作を必要に応じて
複数回繰り返す。
また、前記複数回の修正動作に際し、サーマルヘッド6
に印加するエネルギーの値は、少なくとも二回目のエネ
ルギー値が一回目のエネルギー値よりも小さくなるよう
に設定するものである。
ここで前記サーマルヘッド6を前記の如く駆動するため
の駆動制御手段を第3図のブロック図を参照して説明す
る。
最近のサーマルヘッド6はその内部にシフトレジスタを
内蔵しており、CPU9はサーマルヘッド6に対し、シ
フトクロックに乗せて発熱素子6bの数の分のシフトデ
ータを転送した後ラッチをかけ、次いで印加したいパル
スに対応するストローブを送ることで各発熱素子6bに
接続されたスイッチを電気的に開閉する。
一方、発熱素子駆動電源10は各発熱素子6bに共通に
、例えば一定の電源を供給し、先のストローブによるス
イッチングによって発熱素子6bに電流を流して発熱さ
せる。尚、このとき画像データは外部より送られ、CP
U9は前記データを必要に応じて変換してシフトデータ
を作る。これを必要な回数だけ繰り返して複数回の修正
動作に於けるサーマルヘッド6の駆動を完了する。
尚、前記サーマルヘッド6の駆動では、修正媒体4に対
する印加熱エネルギーは、各発熱素子6bに流す電流量
と印加パルス幅によって決定し得る。即ち、第3図に於
ける発熱素子駆動電源10の供給する電圧値とストロー
ブ信号のパルス幅によって決定出来る。従って、本実施
例に於いては第3図に示すように前記電圧値、或いはパ
ルス幅の値をROM11等のテーブルに用意しておき、
何回目の修正動作かによって夫々対応する値を読みだし
、その値により前記サーマルヘッド6の駆動を制御する
。もっとも、前記サーマルヘッド6の駆動制御は、何ら
かの演算によって行うようにしても良い。
また前記サーマルヘッド6及び剥離部材8は、CPU9
からの信号により動作する駆動手段14により、記録若
しくは修正動作に対応してヘッドアンプ及びヘッドダウ
ンし、またキャリア7が走行する。
次に前記構成より修正動作を行う場合について、第4図
(A) 、 (B) 、 (C)のフローチャートを参
照して説明する。尚、この実施例に於ける修正動作はサ
ーマルヘッド6の熱印加エネルギーを電圧値を変えるこ
とによって行い、また修正動作を二面繰り返す場合で説
明する。
先ず第4図の(^)に示すステップS1に於いて、所定
のキー人力により記録像2を記録する。この入力が誤記
録の場合はステップS2に於いて、例えば修正キー(図
示せず)をONする。また前記入力が誤記録でない場合
はステップS3へ移行して印字動作を行う。
前記ステップS2に於いて、修正キーがONすると、ス
テップS4でキャリア7が修正位!に移動する。そして
ステップS5に移行して、一回目の修正動作の際にサー
マルヘッド6に印加する電圧値をセットし、ステップS
6で修正動作を行う。
前記一回目の修正動作が終了すると、ステップS7に移
行してキャリア7を再度修正位置に移動し、ステップ8
で二回目の修正動作の際にサーマルヘッド6に印加する
電圧値(ステップS5でセットした値よりも小さい)を
セットし、ステップS9で二回目の修正動作を行う。
前記ステップS6及びステップS9で行われる修正動作
を具体的に説明すると、第4図(B)に示すようにステ
ップSllに於いて、サーマルヘッド6と剥離部材8を
ダウンし、ステップS12及びS13で修正媒体4を巻
き取ると共に、キャリア7を移動する。これと同時にス
テップ514でサーマルへッ°ドロに修正すべき記録像
2に対応した信号を印加して発熱素子6bを発熱させて
修正媒体4の接着層4bを記録像2に接着させる。この
記録像2はキャリア7の移動によって修正媒体4が記録
紙lから離隔すると、前記接着層4bに接着した記録像
2が記録紙1から剥離される。
次にステップ315及び516に於いてキャリア7の移
動を停止すると共に、修正媒体4の巻き取りを停止し、
ステップ’317でサーマルヘッド6及び!!1離部材
8をアップして記録紙1から離隔することで修正動作を
完了する。
尚、前記ステップ14に於けるす=フルヘッド6への信
号印加は、第4図(C)に示すように1ライン分のシフ
トデータを転送しくステップ521)、これをラッチし
て所定の電圧値のストローブを出力して信号印加する(
ステップS22.523) 、これを、例えば記録像2
が36ラインよりなる場合は、ステップ324で前記動
作を36回繰り返すものである。
前記の如く記録像2を修正媒体4に接着させて記録紙1
から剥ぎ取ることによって誤記録像を消去出来る。また
−回の修正動作で完全な消去が出来ないときは、修正動
作を繰り返して行うが、このとき一回目よりも二回目の
修正動作の際に印加する熱エネルギーを小さくすると、
修正媒体4の接着性は一回目よりも二回目の方が小さく
なり、その結果、記録紙1の紙剥は等が防止されること
になる。
ここで前記修正動作の際に、好適に使用される修正媒体
4について説明する。
この修正媒体4は前述の如く支持体4a上に感熱接着層
4bを積層してなる。
支持体4aとしては、従来より公知のフィルムや紙をそ
のまま使用することが出来、例えばポリエステル、ポリ
カーボネイト、トリアセチルセルロース、ナイロン、ポ
リイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチックのフィル
ムやセロハン、或いは硫酸紙等が好適に使用される。
支持体4aの厚さは、加熱手段としてサーマルヘッド6
を使用する場合には、2〜15−程度であることが好ま
しいが、加熱手段として例えばレーザー光等を使用する
場合には特に制限はない。
またサーマルヘッド6を使用する場合に、サーマルヘッ
ド6と接触する支持体4aの表面に、シリコーン樹脂、
フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、メラニン樹脂、ニトロセルロース等からなる耐
熱性保護層を設けることにより、支持体4aの耐熱性を
向上することが出来、或いは従来用いることが出来なか
った支持体材料を用いることが出来る。
感熱接着l14bとしては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリイソブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体。
エチレン−アクリル酸エチル共重合体等のオレフィンの
単独又は共重合体、或いはこれらの誘導体や、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリウレタン、或いはアクリル系の
感熱接着剤、またスチレン−イソブチレン、スチレン−
ブタジェン、スチレン−エチレン−ブチレン等のスチレ
ン系ブロック共重合体等の単独又は二種以上の物質を適
宜混合しても良い、また脂環族炭化水素、テルペン、ロ
ジン等の粘着付与剤やタルク、炭酸カルシウム等の充填
剤、酸化防止剤等の安定剤を配合しても良い。
感熱接着層4bの厚さとしては1〜2Onとすることが
好ましい、これが1n未満では修正しようとする記録像
2と均一に接着せず、20−を超えると熱源からの熱伝
達が不利となるので好ましくない、また感熱接着層4b
は常温では接着力を有さず、加熱されたときのみ接着力
を有するようにすることが望ましい、特に60℃以上に
加熱したときのみ接着力を有するように前記材料を調整
することが好ましい、常温で接着力を有すると、記録装
置の設置環境によって接着剤の凝集力が低下するので好
ましくない。
次に修正しようとする記録像2は、剥離除去の点からし
て本件出願人が既に出願した特願昭61−282320
号に記載したインクを用いることが好ましい。具体的に
は、カルナバワックス、パラフィンワックス、サゾール
ワックスマイクロクリスタリンワックス、カスターワッ
クス等のワックス類、ステアリン酸、パルミチン酸、ラ
ウリン酸、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉛
、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、パルミチ
ン酸亜鉛、メチルヒドキシルステアレート、グリセロー
ルモノヒドロキシステアレート等の高級脂肪酸或いはそ
の金属塩、エステル等の誘導体、ポリアミド系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、アクリル系樹脂(例えばポリメチルメタクルレート
、ポリアクリルアミド)、ポリビニルピロリドン等を始
めとするビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂(例えば
、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体等)、セルロース系樹脂(例えば、
メチルセルロース、エチルセルロース。
カルボキシセルロース等)、ポリビニルアルコー−ル系
樹脂(例えば、ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリ
ビニルアルコール等)、石油系樹脂。
ロジン=i体、クマロンーインデン樹脂、テルペン系樹
脂、ノボラック型へエノール系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂([1えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブー7、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、酸化ポリオレフィン等)、ポリビニルエーテル
系樹脂、ポリエチレングリコール樹脂及びエラストマー
類、天然ゴム。
スチレンブタジェンゴム、メチルメタクリレートブタジ
ェン、アクリロニトリルブタジェンゴム。
イソプレンゴム等が挙げられ、この中からj宜組み合わ
せて用いると良い。
熱転写性インク層の層構成は、特に限定するものではな
いが、サーマルヘッド6により加熱されたときの記録紙
1への接着力と、支持体からの剥離のし易さの点から、
熱転写性インク層は複層の方が有利である。
特に、加熱されることにより、支持体との接着力が減少
する成分を持つ層と、加熱されることにより記録紙1と
の接着力が発現する成分を持つ層とを設けて、第5図に
示す如(三層構成にすることが好ましい。
熱転写性インク層を前記の如く三層構成とした場合(支
持体12a側から順に第一インク層12b。
第二インク層12c及び第三インク層12dとする)、
第一インク層12bは、熱印加により支持体12aとの
接着力を低下させて熱転写性インクを支持体12aから
剥離する剥離機能を持たせる。そのため、第一インク層
12bはワックス、低分子量酸化ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等ポリオレフィン等の非掻性材料を主成分とす
るのが好ましい。
また、接着力をコントロールするために、アクリル樹脂
、酢酸ビニル樹脂等、掻性材料を添加しても良い。
第二インク層12cは、着色機能と熱印加直後の膜強度
と、その後の膜強度の経時変化を左右する機能を果たし
、第三インク層12dは熱印加部の記録紙1に対する接
着性と、第二インク層12cと同様に熱印加直後の膜強
度と膜強度の経時変化を左右する機能を有する。
熱印加直後の膜強度をコントロールするには、前述した
材料群の中から、材料の組成、凝集力。
分子量等を適宜変えることにより達成されるが、良好な
修正性を得るためには凝集力1分子量は高い方が望まし
い、また、熱印加後の膜強度の経時変化をコントロール
するには、前述した材料群の中から材料の組成、結晶化
度、凝集力2分子量等を適宜変えることにより達成され
る。特に、結晶化度の高いものを用いて、再結晶化する
遅延時間を利用するのが望ましい、特に第二インク層1
2c及び第三インク層12dには、オレフィンを主成分
としたポリマー材料、例えば低分子量酸化ポリエチレン
、エチレン−酸化ビニル共重合体、酸化ビニル−エチレ
ン共重合体、′エチレンーアクリル酸共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エス
テル共重合体等、またポリアミド、ポリエステル等が主
成分として用いられる。
本実施例に使用する感熱転写媒体12は、熱転写性記録
層となる塗工液を支持体12a上にアプリケ−タ、ワイ
ヤーバー等の塗工器具を用いて塗工した後、溶媒ないし
は分散媒を乾燥揮散させて得ることが出来る。塗工液は
、例えば前述の材料のエマルジョンに水溶性染料を溶解
させたり、界面活性側・若しくは水溶性樹脂と顔料をア
トライター。
サンドミル等の分散機を用いて分散させた顔料水分散液
を前述した材料のエマルシヨンと撹拌混合させて作られ
る。或いは前記した材料を溶剤に溶解ないし分散させた
ものに、染料を溶解ないし分散させたり、或いは前記し
た材料を溶剤に溶解或いは分散させたものに顔料を混合
した後、アトライター或いはサンドミル等の分散機を用
いて分散させることにより作ることが出来る。
前記感熱転写媒体12の平面形状は、特に制限されるも
のではないが、一般にタイプライタ−リボン状或いはラ
インプリンター等に用いられる幅広のテープ状等の形態
で使用される。またカラー記録のために何種類かの色調
の熱溶融性インクをストライブ状或いはブロック状に塗
り分けた感熱転写材とすることも出来る。
〈他の実施例〉 前述の実施例に於いては、加熱手段として一般的なサー
マルヘッド6を用いた例を示したが、第6図(A) 、
 (B)に示すようにサーマルヘッド6に予熱手段を設
けても良い。
第6図(A) 、 (B)に示すサーマルヘッド6の構
成を説明すると、ヒータ6Cがヒートシンク6dの裏面
に接着されており、リード線6e及びフレキシブル基板
6fを介して端子6gにより本体側に電気的に接続され
、前記ヒータ6cでサーマルヘッド6が予熱されるよう
に構成されている。また、温度センサー6hは基板6a
上に実装されており、フレキシブル基板6f、端子6g
を介して本体側と電気的に接続されている。尚、図中6
1はドライバーである。
前記構成のサーマルヘッド6を駆動するための駆動制御
手段は第7図のブロック図に示すように構成され、発熱
素子6bを発熱させるための構成は第3図に示した構成
と同様である。この構成に於いては、ヒータ駆動電源1
3で前記ヒータ6cを発熱させ、サーマルヘッド6を予
熱することによって、印字及び修正時に発熱素子6bに
供給するエネルギーを小さく出来るのみでなく、発熱素
子上の温度分布も予熱しないときに比べて平坦になり、
過剰に加熱することを防止出来る。
尚、前記構成に於いて、ヒータ6Cはポジスタを用いて
いるために、定常状態での制御はポジスタにより行われ
る。また第7図に於いて、CPU9が温度センサーをモ
ニタするのは、前記ポジスタ制御のためでなく、装置の
駆動スイッチONの時、装置が動作可能状態になったか
否かを判断するためであり、またヒータ駆動電源13が
温度センサーをモニタするのは前記駆動スイッチONの
時の立ち上がりを早くするためである。
また、前述の実施例では印字用の感熱転写媒体12と修
正媒体4とを別部材にしたが、両者を一体的にしても良
い。
更に前述実施例では、加熱手段としてサーマルヘッドを
用いた例を示したが、前記した如(レーザー光等を用い
る構成にしても良い。
〈実験結果〉 次に前述の構成で記録修正を行った実験結果を示す。
実験l 先ず、感熱転写媒体12は第5図に示すような三層構造
よりなるものを用いた。その構成は、支持体12aとし
て厚さ6−のPET(ポリエチレンテレフタレート)フ
ィルムを用い、このPETフィルム上に第1表に示す第
1インク層12bをアプリケータにて塗工乾燥させた。
塗工量はIg/−2であった0次に第2インク層12c
を下記固形分比で撹拌混合して塗液を作成し、前記第1
インク層12b上に第1インク層12bと同様にして塗
工乾燥させた。塗工量は1.2 gem”であった。
第2インク層12cと同様にして下記の第3インク層1
2dを第2インク層12c上に塗工11.4 gem”
設けたシートを8鶴幅にカットし、印字リボンとして得
た。
修正媒体4としては、厚さ61rmのPETフィルムよ
りなる支持体4a上に、エチレン−酢酸ビニルエマルジ
ゴンを塗工量4 g/m”設けた上にコロイダルシリカ
層を0.21/m”設けて感熱接着層4bを形成し、こ
のシートを8fi幅にカットして得た。
第1表 これらのリボンを用いて、以下のように実施しサーマル
ヘッド6としては、240dot/1nchの密度で発
熱素子6bが配列されたものを用′いた。この素子6b
の平均抵抗値は400Ω/dotであった。
まず、上記の感熱転写媒体12を用い、第1図のサーマ
ルヘッド6によって所定の印字を行った(印字時に於い
ては、剥離部材8は記録紙1と離隔している)、その条
件は、18〜19Vの電圧を印加しながら0.8m5e
cのパルス幅のパルスを与えながらキャリア7を50n
/secの速度で動かした。記録紙lとしては、比較的
紙剥けのし易い部類に属するハンマーミル社製のドライ
紙を用いた。
この実験に於いて修正は二面の動作によって行い、キャ
リア7の速度は50D/secで、修正エネルギーの制
御はパルス幅を変えることによって行った。その値は、
印加電圧は12.OVに固定し、一回目の修正動作時は
1.0m/secのパルス幅で、二回目の修正動作時に
は0.8−/secのパルス幅とした。その方法として
は、予めROMIIに一回目と二回目のパルス幅に対応
する値を入れておき、修正動作の回数に応じて夫々の値
を読み出し、第3図に於けるストローブのパルス幅を変
えるように構成した。
一方、比較のために、一回目と二回目のパルス幅を等し
くして同様に修正を行った。
これらを比較すると、明らかに紙剥けの程度は二回目の
パルス幅を短くした前者の方が軽微であった。
実験2 前記実験1と同じ感熱転写媒体12及び修正媒体4、更
には装置を用いて以下の実験を行った。但し、この実験
においては修正エネルギーの制御は実験1と異なり、サ
ーマルヘッド6に印加する電圧値を変えることによって
行った。その値は、パルス幅は1.0 m7secに固
定し、電圧値を一回目は12、OVに、二回目は10.
7Vとした。
記録紙1としては実験1と同じく、ハンマーミル社のド
ライ紙を用いた。
一方比較のために、一回目と二回目の電圧値を共に12
.OVとして同様に修正を行った。これらを比較すると
、明らかに祇剥けの程度は二回目の電圧を下げた前者の
方が軽微であった。
実験3 印字及び修正性能をさらに向上させるために、第6図及
び第7図に示す構成のサーマルヘッド6を使用し、該ヘ
ッド6に予熱を与えながら前記と同様の実験を行った。
尚、サーマルヘッドを予熱して印字および修正を行う方
法については、前記特願昭61−282320号に詳細
が述べられている。
このようなサーマルヘッド6を用いて、実験1と同様に
、修正時にサーマルヘッド6に加えるストローブパルス
のパルス幅を一回目と二回目で変えることにより、修正
を行った。尚、この実験に於いても感熱転写媒体12及
び修正媒体4は実験1で用いたものと同じものを用いた
。また、サーマルヘッド6の平均抵抗値は400Ω/d
atであった。
印字条件は、16〜17Vの電圧を印加しながら、Q、
3 m/secのパルス幅でストローブパルスを与えて
、50n/secの速度でキャリア7を動かした。記録
紙1としては、実験1,2と同じく、ハンマーミル社製
のドライ紙を用いた。
一方、修正は実験1と同様に二面の動作で行い、キャリ
ア7の速度は50鶴八ecで、修正エネルギーの制御は
パルス幅を変えることによって行った。
その値は、印加電圧10.OV、一回目のパルス幅は1
.0 w/see 、二回目のパルス幅は0.8 m1
secとした。その方法は実験1と同様である。
一方、比較のために一回目と二回目のパルス幅を等しく
して同様に修正を行った。
これらを比較すると、明らかに紙剥けの程度は二回目の
パルス幅を短くした前者の方が軽微であった。
実験4 前記実Mlと同じ感熱転写媒体I2及び修正媒体4を用
い、且つ同じ装置を用いて以下の実験を行った。但し、
この実験においては修正エネルギーの制御は実験1と異
なり、サーマルヘッドに印加する電圧値を変えることに
よって行った。その値は、パルス幅は1.0 m1se
cに固定し、電圧値を一回目は10.OVに、二回目は
8.9■とした。
また記録紙1としては実験1と同じく、ハンマーミル社
のドライ紙を用いた。
一方比較のために、一回目と二回目の電圧値を共に10
.OVとして同様に修正を行った。これらを比較すると
、明らかに紙剥けの程度は二回目の電圧値を下げた前者
の方が軽微であった。
〈発明の効果〉 本発明は前述の如く、修正動作を複数回繰り返す際に、
加熱手段で印加する熱エネルギーを一回目よりも二回目
を小さくすることにより、従来の修正に於いて大きな問
題であった紙剥けを軽減することが出来る効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る記録修正方法及びその
装置の概略説明図、第2図はサーマルへラドの構成説明
図、第3図は駆動制御手段のブロック説明図、第4図(
a) 、 (B) 、 (C)は修正動作を示すフロー
チャート、第5図は、感熱転写媒体の一例を示す断面説
明図、第6図(A) 、 (B)はサーマルヘッドの他
の実施例の説明図、第7図は第6図のサーマルヘッドに
よる駆動制御手段のブロック説明図である。 1は記録紙、2は記録像、3はバックプラテン、4は修
正媒体、4aは支持体、4bは感熱接着層、5aは繰り
出しローラ、5bは巻き取りローラ、6はサーマルヘッ
ド、6aは基板、6bは発熱素子、6cはヒータ、6d
はヒートシンク、6eはリード線、6fはフレキシブル
基板、6gは端子、6hは温度センサー、61はドライ
バー、7はキャリア、8は剥離部材、9はCPU、10
は発熱素子駆動電源、11はROM、12は感熱転写媒
体、12aは支持体、12bは第一層、12cは第二層
、12dは第三層、13はヒータ駆動電源、14は駆動
手段である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱により記録媒体上の記録像との接着力が発現
    する成分を有する修正媒体を前記記録像に接触し、加熱
    手段で加熱して前記記録像を修正媒体に接着して記録媒
    体から引き剥がす修正動作を複数回繰り返すに当たり、
    少なくとも二回目の修正動作の際に加熱手段で印加する
    熱エネルギーが、一回目の修正動作のときに印加される
    熱エネルギーよりも小さくなるようにしたことを特徴と
    した記録修正方法。
  2. (2)加熱により記録媒体上の記録像との接着力が発現
    する成分を有する修正媒体と、 前記修正媒体を加熱するための加熱手段と、前記修正媒
    体を記録像に接触し、前記加熱手段で修正媒体を加熱す
    る修正動作を複数回繰り返すための駆動手段と、 前記加熱手段での熱エネルギー印可を、少なくとも一回
    目よりも一回目が小さくなるように制御するための制御
    手段と、 を有することを特徴とした記録修正装置。
  3. (3)前記加熱手段に予熱手段を設けてなる特許請求の
    範囲第2項記載の記録修正装置。
JP14224087A 1987-06-09 1987-06-09 記録修正方法及びその装置 Pending JPS63306071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326580A (ja) * 1989-06-23 1991-02-05 Alps Electric Co Ltd 熱転写プリンタにおける記録消去方法

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