JPH01107946A - 無限軌道式連続鋳造機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、容易且つ迅速に鋳型の幅替えを行い得るよう
にした無限軌道式連続鋳造機に関するものである。

［従来の技術］ 従来の無限軌道式連続鋳造機の一例を第６図により説明
すると、多数のブロック鋳型１を無限軌道状に連ねて鋳
型２が形成され、該鋳型２を上下に組合わせて形成した
鋳型空間３の一方の開口部には、タンデイツシュ４下部
前方に突出させたダンデイツシュノズル５が挿入されて
いる。図中６は駆動ロール、７はアイドルロー　　。

ル、８は鋳片である。

斯かる連続鋳造機では、タンデイツシュ４に注入された
溶湯は、タンデイツシュノズル５より、駆動ロール６と
アイドルロール７により移動している上下の鋳型２，２
間に形成された鋳型空間３に供給され、ブロック鋳型１
により冷却、凝固されて鋳片８として機外に取出される
。

上記連続鋳造機鋳型の幅替えは、第７図に示すように、
各ブロック鋳型１ごとに設けた流体圧シリンダ９により
、上下のブロック鋳型１のダムブロック１０相互の間隔
Ｗを調整することにより行う。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述の連続鋳造機では、各ブロック鋳型
１ごとに設けた流体圧シリンダ９により幅替えを行う必
要があるため操作が繁雑で幅替えに時間が掛かり、又、
流体圧シリンダ９もブロック鋳型ｌと共に移動しなけれ
ばならないため流体供給系統の構造が複雑となり、更に
多数の流体圧シリンダ９及びフレキシブルホース等が必
要となるため、設備費、運転維持費が高価となる、等の
問題があった。

本発明は上述の実情に鑑み、安価な装置で容易且つ迅速
に幅替えを行い得るようにすることを目的としてなした
ものである。

［問題点を解決するための手段〕 本発明は、多数のブロック鋳型を連結して無限軌道状の
鋳型を構成し、該無限軌道状の鋳型を相対向面が同一方
向へ移動するよう上下に配設して鋳型空間を構成した無
限軌道式連続鋳造機において、鋳片幅方向へ互に逆に移
動し得る上下の台車を配設し、該上下の台車に夫々前記
上下に配設した鋳型を設置した構成を備えている。

［作　　　用コ 上下の台車を鋳片幅方向へ互に逆に移動させることによ
り容易且つ迅速に鋳型の幅替えか行われる。

［実　施　例コ 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
。

第１図、第２図は本発明の一実施例である。

基礎上に鋳造ラインを跨ぐように立設した架構１１上部
に、流体圧シリンダ１２により昇降し得るようにした昇
降フレーム１３を案内部材１４に対し摺動し得るよう配
設すると共に架構１１の下部に固定フレーム１５を配設
し、昇降フレーム１３及び固定フレーム１５の各上下下
面に、鋳造ラインに対し直交する方向へ水平に延びる上
下レール１Ｂ、１７．１８．１９を固着し、昇降フレー
ム１３及び固定フレーム１５の上レール１６．１８上に
、車輪２０．２１を介して台車２２．２３を搭載し、該
台車２２．２３に、下レール１７．１９に沿い転動し得
る案内車輪２４．２５を枢着し、架構１１に水平に配設
した流体圧シリンダ２６．２７のピストンロッドを台車
２２．２３に連絡し、流体圧シリンダ２６．２７により
台車２２　、２３を上下レール１６．１７．１８．Ｌ９
に沿い鋳造ラインに対し直交する方向へ水平に移動し得
るよう構成し、台車２２．２３に固着した上下に延びる
枠体２８゜２９の上下部左右両側にフレーム３０．３１
を固着して該フレーム３０．３１に、第３図及び第４図
に示すように無限軌道３２．３３を設ける。

第５図に示すように、ブロック鋳型３４．３５をキャリ
ア３８．３７に固着すると共に各キャリア３６゜３７の
両側部には、ラック３８．３９を取付け、各キャリア３
８．３７には夫々片側２個の車輪４０．４１を設ける。

なお、ブロック鋳型３４．３５はその端面にダムブロッ
クを備え、正面から見た形状は第３図、第４図に示すよ
うＬ型に形成されている。

片側２個の車輪４０．４１のうち１個の車輪４０゜４１
を軸４２．４３を介してキャリア３８．３７に枢支させ
、もう１個の車輪４０．４１をブロック鋳型３４．３５
の移動方向へ摺動し得るよう、キャリア３６．３７の溝
４４．４５に嵌合された軸箱４８．４７に軸４２　、４
３を介して枢支させる。

キャリア３６．３７に直接取付けられた軸４２．４３に
は、前述の軸箱４６．４７と同じ構造の軸箱４Ｂ、４７
を取付け、該軸箱４Ｅｉ、４７を当該キャリア３ｉ１ｉ
、３７に隣り合う前方若しくは後方のキャリア３６．３
７の溝４４．４５に嵌合し、軸箱４Ｂ、４７を介してキ
ャリア３６．３７に取付けられた軸４２．４３を当該キ
ャリア３６．３７に隣り合う後方若しくは前方のキャリ
ア３６．３７に直接取付け、このようにして順次多数の
キャリア３Ｇ、３７を接続することによりブロック鋳型
３４．３５を連結し無端軌道状の鋳型４８゜４９を構成
する。而して第１図及び第２図のフレーム３０．３１の
外周にブロック鋳型３４．３５が位置するよう、鋳型４
８．４９を台車２２．２３に配設し、車輪４０．４１を
無限軌道３２．３３に転勤自在に嵌入させ、鋳型４８．
４９の相対向面が同一方向へ同一速度で移動し得るよう
にし、鋳型４８．４９の相対向面間に鋳型空間５０を形
成させる。

なお、図中５１．５２は鋳型駆動用の電動機、５３゜５
４は電動機５１．５２と連結され、ラック３８．３９と
噛合する駆動用ギア、５５．５８は鋳型空間５０部のブ
ロック鋳型３４，３４．３５．３５間の隙間をなくすた
めのブレーキ、５７．５８はブレーキ５５．５６と連結
されラック３８．３９と噛合するプレキー用ギアである
。

鋳造時には、電動機５１．５２の駆動により駆動用ギア
５３．５４及びラック３８，３９　、キャリア３６゜３
７を介してブロック鋳型３４．３５が駆動され、ブレー
キ５５．５６によりプレキー用ギア５７．５８及びラッ
ク３８，３９　、キャリア３８．３７を介して、鋳型空
間５０形成部で隣り合うブロック鋳型３４．３４間、３
５．３５間に隙間が生じないようブレーキが掛けられ、
作業が行われる。この際、車輪４０．４１は無限軌道３
２．３３に沿い転動するため鋳型４８．４９は円滑に駆
動される。

第２図の駆動用ギア５３．５４よりも左方に設けた図示
しないタンデイツシュ内の溶湯は、タンデイツシュノズ
ルよ第１図、第３図、第４図に示す鋳型空間５０に供給
され、ブロック鋳型３４゜３５により冷却、固化され鋳
片となって機外（第２図の右側）に取出される。又鋳型
４８．４９は、移動しつつ鋳片出側から溶湯入側へ戻る
までの間に冷却される。

鋳型４８．４９の幅替えを行う場合には、流体圧シリン
ダ２６．２７により台車２２．２３を鋳造ラインに対し
直角方向へ水平にしかも逆方向へ移動させる。このため
鋳型４８．４９も逆方向へ移動し、鋳型空間５０の幅Ｗ
′が変更させられる。幅替えは、台車２２．２３を移動
させることにより行えるため、容易且つ迅速な幅替え作
業が可能となり、ラインの停止時間も短縮される。又流
体圧シリンダ２６．２７も第７図の場合のように多数設
ける必要がない。

なお、本発明の実施例では、鋳型に傾斜部や垂直部を設
ける形式の連続鋳造機について説明したが、第６図に示
すよう従来形の連続鋳造機のように傾斜部や垂直部のな
いものに対しても適用できること、台車の何れか一方の
みを移動することでも幅替えか可能であること、その他
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得
ること、等は勿論である。

［発明の効果］ 本発明の無限軌道式連続鋳造機によれば、容易且つ迅速
に鋳型の幅替えを行うことができるため、ラインの停止
時間が短縮されて生産能率か向上し、又流体圧シリンダ
の本数が少なくてすむうえフレキシブルホース等も不要
となるから装置が簡単になって設備費、運転維持費が安
価になる、等種々の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の無限軌道式連続鋳造機の一実施例の説
明図、第２図は第１図の■−■方向矢視図、第３図は第
２図の■−■方向矢視図、第４図は第２図のＩＶ−ＩＶ
方向矢視図、第５図は本発明の無限軌道式連続鋳造機に
用いるブロック鋳型の詳細図、第６図は従来の無限軌道
式連続鋳造機の一例の説明図、第７図は第６図の無限軌
道式連続鋳造機の鋳型の幅替えを行う場合の説明図であ
る。 図中１３は昇降フレーム、１５は固定フレーム、２２．
２３は台車、’２６．２７は流体圧シリンダ、３０゜３
１はフレーム、３２．３３は無限軌道、３４．３５はブ
ロック鋳型、４８　、４９は鋳型、５０は鋳型空間を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）多数のブロック鋳型を連結して無限軌道状の鋳型を
   構成し、該無限軌道状の鋳型を相対向面が同一方向へ移
   動するよう上下に配設して鋳型空間を構成した無限軌道
   式連続鋳造機において、鋳片幅方向へ互に逆に移動し得
   る上下の台車を配設し、該上下の台車に夫々前記上下に
   配設した鋳型を設置したことを特徴とする無限軌道式連
   続鋳造機。