JPH01106231A - 異常処理検出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 処理装置に係り、特に処理装置がプログラムを実行中に
無限ループ状態となることを検出する）間常処理検出方
式の改良に関し、 中央制御装置に無限ループ状態が発生することを極力未
然に検出し、更に発生原因を詳細に把握し、迅速且つ適
切な処置を可能とすることを目的とし、 処理装置において、処理装置内の状態が、外部から設定
された起動条件と一致した場合に計時を開始し、外部か
ら設定された停止条件と一致した場合に計時を停止する
時限手段と、時限手段の計時値が外部から設定された危
険値と一致した場合に、処理装置内の状態を示す状態情
報を収集し、外部に通知する危険値判定手段とを設ける
様に構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は処理装置に係り、特に処理装置がプログラムを
実行中に無限ループ状態となることを検出する異常処理
検出方式の改良に関する。

蓄積プログラム制御方式の電子交換機、或いは情報処理
装置等において、処理装置が実行するプログラムに障害
が内蔵すると、処理装置がプログラムの同一部分を繰返
し実行する、所謂無床ループ状態となり、電子交換機或
いは情報処理装置等の機能が麻痺する場合がある。

〔従来の技術〕

第３図は従来ある異常処理検出方式の一例を示す図であ
る。

第３図において、蓄積プログラム制御方式の電子交換機
を構成する中央制御装置１内には、無限ループ状態検出
の為に、異常検出タイマ１１が設けられている。

中央制御装置１が動作中は、異常検出タイマ１１は計時
を実行し、計時値が予め定められた時限値ｔ＋’（例え
ば１秒）に達すると異常信号すを出力し、中央制御装置
ｌが具備する再開処理部１３を起動し、中央制御装置１
を初期設定して動作を再開させる。

一方初期設定部１２は、中央制御装置ｌが繰返し実行す
る所定の交換処理を、予め定められた時間Ｌｏ　　（例
えば５０ミリ秒）以内に正常に終了する度に、初期設定
信号ｒを出力し、異常検出クイマ１１を初期設定させる
。

従って、中央制御装置Ｉが交換処理を正常に繰返してい
る状態では、異常検出タイマ１１の計時値が時限値ｔ、
に達することは無く、再開処理部１３に異常信号すが伝
達されて再開処理が実行されることは無い。

一方、中央制御装置ｌが無限ループ状態に陥った場合に
は、初期設定部１２が所定時間ｔ０毎に起動され無くな
り、初期設定信号ｒが異常検出タイマ１１に人力されず
、異常検出タイマ１１の４１時値は時限値ｔ、に達し、
異常信号すを出力して再開処理部１３を起動する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上の説明から明らかな如く、従来ある異常処理検出方
式においては、中央制御装置ｌが無限ループ状態に陥り
、異常検出タイマ１１の計時値が予め定められた時限値
ｔ＋’（前例では１秒）に達すると、異常検出タイマ１
１から異常信号すが出力されて、再開処理部１３を起動
していた。

従って、中央制御装置に無限ループ状態が発生すること
を未然に検出することは不可能であり、また無限ループ
状態の発生原因を詳細に分析することは不可能であった
。

本発明は、中央制御装置に無限ループ状態が発生するこ
とを極力未然に検出し、更に発生原因を詳細に把握し、
迅速且つ適切な処置を可能とすることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理を示す図である。

第１図において、１００は本発明の対象のなる処理装置
である。

２００は、本発明により処理装置１００に設けられた時
限手段である。

３００は、本発明により処理装置１００に設けられた危
険値判定手段である。　。

〔作用〕

時限手段２００は、処理装置１００内の状態が、外部か
ら設定された起動条件と一致した場合に計時を開始し、
外部から設定された停止条件と一致した場合に計時を停
止する。

危険値判定手段３００は、時限手段２００の計時値りが
外部から設定された危険値Ｌ２と一致した場合に、処理
装置１００内の状態を示す状態情報を収集し、外部に通
知する。

従って、危険値判定手段で判定する危険値を、処理装置
に無限ループ状態が発生したと判定される時間より短い
値に設定しておけば、処理装置における無限ループ状態
の発生を未然に検出可能となり、更に検出時点における
処理装置内の状態が収集可能となり、迅速且つ適切な処
置が可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第２図は本発明の一実施例による異常処理検出方式を示
す図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物
を示す。

第２図においては、第１図における処理装置１００とし
て、外部に操作部２を併設した蓄積プログラム制御方式
電子交換機の中央制御装置１が示され、中央制御装置Ｉ
内には、第１図における時限手段２００として異常検出
タイマ１４、収集起動制御部１５および収集停止制御部
１６が設けられ、第１図における危険値判定手段３００
として、危険値設定部１７、危険値判定部１８および設
定通知制御部１９が設けられている。

第２図において、交換処理用プログラムに機能の追加を
行ったプログラム作成者が、中央制御装置１により交換
処理用プログラム、特に機能追加部分の動作確認（デバ
ッグ）を実行する場合に、操作部２から収集起動制御部
１５に対し、機能追加部分の先頭アドレスを起動アドレ
スａ０として入力し、また操作部２から収集起動制御部
１５に対し、機能追加部分の最終アドレスを停止アドレ
スａ０として入力し、更に操作部２から設定通知制御部
１９に、無限ループ状態が発生する危険性を判定する基
準となる計時値を危険値ｔ２として入力する。

収集起動制御部１５および収集停止制御部１６は、それ
ぞれ操作部２から入力された起動アドレスａ０および停
止アドレスａ８を保持し、また設定通知制御部１９は、
操作部２から人力された危険値ｔ２を、危険値設定部１
７に設定する。

なお従来ある中央制御装置ｌと同様に、異常検出タイマ
ｌｌ、初期設定部１２および再開処理部１３が設けられ
ているが、前述の動作確認試験（デバッグ）を実行して
いる最中は、異常検出タイマ１１は計時を実行している
が、初期設定部１２および再開処理部１３は起動されな
いものとする。

かかる状態で、中央制御装置ｌが動作確認対象とする交
換処理用プログラムを実行開始すると、収集起動制御部
１５は中央制御装置ｌ内で発生ずる実行アドレスａと、
内蔵する起動アドレスａ０とを比較し、実行アドレスａ
が起動アドレスａ０と一致したことを検出すると、異常
検出タイマ１１の計時値を、異常検出タイマ１４に初期
設定した後、異常検出タイマ１４に計時を開始させる。

一方収集停市制御部１６は、中央側？１１１装置１内で
発生する実行アドレスａと、内蔵する停止アドレスａ０
とを比較し、実行アドレスａが停止アドレスａ０と一致
したことを検出すると、中央制御装置１が交換処理用プ
ログラムの機能追加部分を正常に実行したと判定し、異
常検出タイマ１４の計時を停止させ、異常検出タイマエ
４の計時値ｔを操作部２に通知する。

更に危険値判定部１８は、異常検出タイマ１４の計時値
ｔと、危険値設定部１７に設定された危険値ｔ２とを比
較しており、収集停止制御部１６が異常検出タイマ１４
の計時を停止す・ること無く、異常検出タイマ１４の計
時値ｔが危険値ｔ２と一致したことを検出すると、中央
制御装置１が交換処理用プログラムの機能追加部分を正
常に実行出来ず、無限ルー゛プ状態が発生する恐れがあ
ると判定し、その旨設定通知制御部１９を起動する。

設定通知制御部Ｉ９は、危険値判定部１８から起動され
た時点における実行アドレスａ、並びに中央制御装置１
内に設けられている各種レジスタの蓄積内容等の各種状
態情報Ｓを収集し、操作部２に伝達する。

以上の説明から明らかな如く、本実施例によれば、交換
処理用プログラムを中央制御装置ｌにより実行した場合
に、無限ループ状態の発生を未然に検出可能となり、Ｌ
つ検出時点における実行アドレスａおよび中央制御装置
Ｉ内の各種状態情報Ｓが収集可能となり、特に中央制御
装置１により交換処理用プログラムに機能を追加した場
合の動作確認（デバッグ）が迅速且つ詳細に実行可能と
なる。

なお、第２図はあく迄本発明の一実施例に過ぎず、例え
ば時限手段２００および危険値判定手段３００の構成は
図示されるものに限定されることは無（、他に幾多の変
形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わ
らない。また本発明の対象となる処理装置１００は、蓄
積プログラム制御方式電子交換機の中央制御装置１に限
定されぬことは言う迄も無い。

〔発明の効果〕

以上、本発明によれば、前記処理装置において、無限ル
ープ状態の発生を未然に検出可能となり、更に検出時点
における処理装置内の状態が収集可能となり、迅速且つ
適切な処置が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を示す図、第２図は本発明の一実
施例による異常処理検出方式を示す図、第３図は従来あ
る異常処理検出方式の一例を示す図である。 図において、ｌは中央制御装置、２は操作部、１１は異
常検出タイマ、１２は初期設定部、１３は再開処理部、
１４は異常検出タイマ、１５は収集起動制御部、１６は
収集停止制御部、１７は危険値設定部、１８は危険値判
定部、１９は設定通知制御部、１００は処理装置、２０
０は時限手段、未発間の原理図 第　１　阿

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 処理装置（１００）において、 前記処理装置（１００）内の状態が、外部から設定され
   た起動条件と一致した場合に計時を開始し、外部から設
   定された停止条件と一致した場合に計時を停止する時限
   手段（２００）と、 前記時限手段（２００）の計時値（ｔ）が外部から設定
   された危険値（ｔ＿２）と一致した場合に、前記処理装
   置（１００）内の状態を示す状態情報を収集し、外部に
   通知する危険値判定手段（３００）とを設けることを特
   徴とする異常処理検出方式。