JPH0110468Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0110468Y2
JPH0110468Y2 JP1984195205U JP19520584U JPH0110468Y2 JP H0110468 Y2 JPH0110468 Y2 JP H0110468Y2 JP 1984195205 U JP1984195205 U JP 1984195205U JP 19520584 U JP19520584 U JP 19520584U JP H0110468 Y2 JPH0110468 Y2 JP H0110468Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
pump
tank
level
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984195205U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61110890U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984195205U priority Critical patent/JPH0110468Y2/ja
Publication of JPS61110890U publication Critical patent/JPS61110890U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0110468Y2 publication Critical patent/JPH0110468Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば土木工事等に使用される泥水ポ
ンプユニツトに関する。
〔従来技術〕
従来、泥水ポンプの吸込口から空気を吸込む
と、吸込んだ空気により泥水ポンプが異常振動を
起こしたり、エアロツクを起こして揚水不能にな
り、あるいは、土砂等の夾雑物を吸込むと、イン
ペラロツクやポンプ破損を起こすという欠点があ
つた。
この欠点を解消するため第2図に示すように、
揚水ポンプ1のインペラ14の基部からトラツプ
15を介して真空ポンプ13により抽気して、分
離タンク16から排気する泥水ポンプユニツトが
知られている。なお、ラインlは真空ポンプ運転
中には適量の補給水を供給することが必要なの
で、このための循環水の流路である。
しかし、このユニツトでは、抽気は必ずしも完
全ではなく、また夾雑物によるインペラロツクや
ポンプ破損を防止することができない。また、ト
ラツプ15が夾雑物で詰まると、真空ポンプ13
が破損する欠点があり、これを防止するため真空
ポンプ13を手動で切換なければならない。更
に、呼び水を別手段により行うことを必要とする
欠点があつた。
〔考案の目的〕
従つて、本考案の目的は、泥水ポンプの異常振
動、エアロツク、インペラロツクと真空ポンプの
破損を防止するとともに、真空ポンプの自動運転
が可能で呼び水をユニツト自体で行うことができ
る泥水ポンプユニツトを提供することにある。
〔考案の構成〕
本考案による泥水ポンプユニツトは、泥水ポン
プの吸込側に真空タンクを設けるとともに、真空
タンクは電磁開閉弁を介して補助タンクに接続さ
れ、その補助タンクには真空ポンプが接続され、
前記真空タンクには液面のハイレベルを検知し、
電磁開閉弁を閉じるとともに、泥水ポンプを起動
する第1のレベルセンサと、液面のローレベルを
検知し、電磁開閉弁を開くとともに、真空ポンプ
を起動する第2のレベルセンサとを設け、補助タ
ンクには所定真空圧範囲内で真空ポンプを作動さ
せる真空スイツチを設けてある。
〔考案の作用効果の説明〕
作動に際して、電磁開閉弁は真空タンクの液面
がローレベルまで低下すると第2のレベルセンサ
により開となり、液面がハイレベルに上昇すると
第1のレベルセンサにより閉となる。このよう
に、真空タンクに設けた第1および第2のレベル
センサによつて、真空タンクの液面がハイレベル
になる電磁開閉弁は閉じ、真空ポンプが停止し、
ローレベルになると電磁開閉弁が開き、真空ポン
プは起動する。
そして真空ポンプは、真空タンク内の液面がロ
ーレベルになつたとき、または補助タンクの真空
スイツチが低真空PS1になつたときのいずれか
の一方で起動し、またローレベルで起動したとき
は、ハイレベルになつたときまたは高真空PS2
になつたときに停止し、低真空PS1で起動した
ときは高真空になつたときに停止させる。
従つて、真空ポンプにより一旦泥水を真空タン
クに導いてから泥水ポンプに送るので、泥水を抽
気してあり、泥水ポンプの空気による異常振動、
エアロツクを防止できるとともに、泥水中の夾雑
物を分離して泥水ポンプの夾雑物によるインペラ
ロツク、ポンプ破損を防止することができる。ま
た、補助タンクに泥水を貯えることができるの
で、泥水が真空ポンプに流入することがなく、そ
れ故に真空ポンプに泥水が流入して真空ポンプが
破損するのを防止することができる。また補助タ
ンクおよび真空タンクのレベルを制御して真空ポ
ンプを自動運転することができる。更に、真空タ
ンクにより呼び水を容易に行い作動能率を向上す
ることができる。
このように本考案によれば、特に水ポンプのサ
クシヨン側に真空タンクと補助タンクとを組合せ
て設置したので、ポンプの呼び水は勿論、運転中
の気液を分離して気体の抽気を行うことができ、
ポンプの運転に際して空気の吸引によるキヤビテ
ーシヨンを防止し、安全、確実な運転を行うこと
ができる。
〔好ましい実施の態様〕
本考案の実施に際し、補助タンクには液面のハ
イレベルを検知して警報を発する第3のレベルセ
ンサを設けるのが好ましい。このようにすると、
真空ポンプへの泥水の流入を更に確実に防ぐこと
ができる。更に本考案の実施に際し、泥水ポンプ
ユニツトを共通床盤上に組込むのが好ましい。こ
のようにすると、任意の場所に容易に移動し運転
することができる。
〔実施例〕
第1図において、泥水ポンプ1の吸込口2には
真空タンク3の流出口4が連結され、真空タンク
3の流入口5には吸込ホース6が連結されてい
る。この真空タンク3は電磁開閉弁9と補助タン
ク10を介しラインLにより真空ポンプ13に接
続されている。そして真空タンク3には、液面の
ハイレベルHWLを検知して電磁開閉弁9を閉じ
るとともに泥水ポンプ1を起動する第1のレベル
センサ7と、液面のローレベルLWLを検知して
電磁開閉弁9を開くとともに真空ポンプ13を起
動する第2のレベルセンサ8とが設けられてい
る。また補助タンク10には、所定の低真空圧
PS1を検知して真空ポンプ13を起動するとと
もに所定の高真空圧PS2を検知して真空ポンプ
13を停止する真空スイツチ11(真空圧範囲
PS2〜PS1は任意に設定可能である)と、液面
のハイレベルHWLを検知して図示しない警報器
を作動させる第3のレベルセンサ12とが設けら
れている。なお、上記の諸機器と図示しない起動
盤を含む泥水ポンプユニツトは、共通床盤上にコ
ンパクトに組込まれ、任意の場所へ容易に移動し
運転し得るようになつている。
次に作用について説明する。
起動盤の起動ボタンを押すと、先ず真空ポンプ
13が起動する。すると、補助タンク10と真空
タンク3内が真空となり、吸込ホース6から泥水
が徐々に真空タンク3中に吸引される。従つて別
途の手段によらないで呼び水を行うことができ
る。そして、真空タンク3内の泥水液面がハイレ
ベルHWLに達すると、その液面を第1のレベル
センサ7が検知して、電磁開閉弁9を閉じるとと
もに、泥水ポンプ1を起動する。これにより泥水
ポンプ1は真空タンク3内の泥水を流出口4、吸
込口2を介して吸込み、従つて吸込ホース6から
連続的に吸引を行う。この際、泥水中の空気と夾
雑物は真空タンク3内で分離されるので、真空ポ
ンプの異常振動、エアロツク、インペラロツクを
防止することができる。以後、泥水ポンプ1は起
動盤の停止ボタンを押すまで連続運転となる。他
方、真空スイツチ11は、補助タンク10の所定
高真空圧PS2を検知して真空ポンプ13を停止
する。運転中、補助タンク10の真空度が下り所
定低真空圧PS1になると、真空スイツチ11が
これを検知して再度真空ポンプを起動し、補助タ
ンク10の真空度が上つて所定の高真空圧PS2
になると、真空スイツチ11がこれを検知して真
空ポンプ13を停止する。このとき、電磁開閉弁
9は前述のように閉じているので、真空タンク3
と補助タンク10の連通は完全に断たれている。
すなわち、運転中、補助タンク10は常に所定真
空圧範囲PS2〜PS1に維持される。
運転中、吸込ホース6から空気が流入すると、
真空タンク3の液面が下り、そしてローレベル
LWLに達すると、これを第2のレベルセンサ8
が検知して電磁開閉弁9を開くとともに、真空ポ
ンプ13を起動して排気作用を開始する。このと
き、補助タンク10内は所定真空圧範囲PS2〜
PS1に維持されているので、電磁開閉弁9が開
くと瞬時に真空タンク3中の空気が補助タンク1
0へ排気され、真空ポンプ13の立上りの時間差
による真空タンク3のローレベルLWLの激減現
象を回避することができる。その結果、真空タン
ク3内の空気の泥水ポンプ1への流出を確実に防
止することができる。
更に、何かの原因で、真空タンク3の液面がハ
イレベルHWLに達し、電磁開閉弁9が閉じない
で泥水が真空ポンプ13側に流れても、泥水は一
旦補助タンク10に溜り、真空ポンプ13に直接
流入することはない。なお、補助タンク10の液
面がハイレベルHWLに達すると、第3のレベル
センサ12がこれを検知して警報器を作動させ
る。これにより真空ポンプ13への泥水の流入を
対処することができる。
〔効果〕
以上説明したように、本考案によれば、泥水ポ
ンプの吸込側に真空タンクを設けるとともに、真
空タンクを補助タンクおよび電磁開閉弁を介して
真空ポンプに接続し、真空タンクには液面のハイ
レベルを検知し、電磁開閉弁を閉じるとともに、
泥水ポンプを起動する第1のレベルセンサと、液
面のローレベルを検知し、電磁開閉弁を開くとと
もに、真空ポンプを起動する第2のレベルセンサ
を設け、補助タンクには所定真空圧範囲内で真空
ポンプを作動させる真空スイツチを設けたので、
下記の効果を奏するものである。
(i) 真空タンクの液面が常にコントロールされる
ので、空気の混入による泥水ポンプの不安定運
転が解消される。
(ii) 補助タンクの設置により真空タンクの液面回
復(LWL→HWL)が迅速に行われる。
(iii) 補助タンク設置により泥水が真空ポンプへ吸
入されることがなく真空ポンプの故障がない。
(iv) 泥水ポンプの呼び水は真空ポンプで行うので
深い吸上げ高さも短時間で行える。
(v) 真空タンク中で夾雑物が除去されるので泥水
ポンプのつまりがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、
第2図は従来ユニツトを示す側断面図である。 1……泥水ポンプ、3……真空タンク、7……
第1のレベルセンサ、8……第2のレベルセン
サ、9……電磁開閉弁、10……補助タンク、1
1……真空スイツチ、12……第3のレベルセン
サ、13……真空ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 泥水ポンプの吸込側に真空タンクを設けるとと
    もに、真空タンクは電磁開閉弁を介して補助タン
    クに接続され、その補助タンクには真空ポンプが
    接続され、前記真空タンクには液面のハイレベル
    を検知し、電磁開閉弁を閉じるとともに、泥水ポ
    ンプを起動する第1のレベルセンサと、液面のロ
    ーレベルを検知し、電磁開閉弁を開くとともに、
    真空ポンプを起動する第2のレベルセンサとを設
    け、補助タンクには所定真空圧範囲内で真空ポン
    プを作動させる真空スイツチを設けたことを特徴
    とする泥水ポンプユニツト。
JP1984195205U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0110468Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984195205U JPH0110468Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984195205U JPH0110468Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61110890U JPS61110890U (ja) 1986-07-14
JPH0110468Y2 true JPH0110468Y2 (ja) 1989-03-24

Family

ID=30752708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984195205U Expired JPH0110468Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0110468Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2638857B2 (ja) * 1987-11-18 1997-08-06 トヨタ自動車株式会社 ポンプ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4219977Y1 (ja) * 1964-10-01 1967-11-20
JPS5550388U (ja) * 1978-09-29 1980-04-02

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4219977Y1 (ja) * 1964-10-01 1967-11-20
JPS5550388U (ja) * 1978-09-29 1980-04-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61110890U (ja) 1986-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5536147A (en) Vacuum priming system for centrifugal pumps
US5749711A (en) Automatic pneumatic pump including a tank with inlet and outlet and a pump connected to the inlet
JPH0110468Y2 (ja)
JP2751024B2 (ja) 吸引装置の吸引調整装置
JPH1193882A (ja) 横軸ポンプ
JP2593833Y2 (ja) 油圧回路中の気泡除去装置
JPS6226636Y2 (ja)
JPS59147900A (ja) 液体吸排装置
JP4559051B2 (ja) 屋内排水システム
US4867646A (en) Liquid evacuation system
JPS631027Y2 (ja)
JPH074290U (ja) ストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置
JPS6236160B2 (ja)
JPS62113900A (ja) ポンプ吸水槽
JPS638871Y2 (ja)
JPS5933913Y2 (ja) 揚液装置
JP2558812Y2 (ja) 立軸渦巻ポンプ
JPS5849436Y2 (ja) 揚水装置
JPH0622157Y2 (ja) 立軸ポンプ
KR950002143B1 (ko) 펌프의 자동 진공 기동방법
JPS6056279B2 (ja) 液体浚え装置
JP2504297B2 (ja) エンジンの自動プライミング装置
JPS58172490A (ja) サイフオン破壊防止装置
JPH05231395A (ja) 造波装置
JPH0625680Y2 (ja) ポンプにおける流路の閉塞防止装置