JPH074290U - ストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置 - Google Patents
ストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置Info
- Publication number
- JPH074290U JPH074290U JP3239793U JP3239793U JPH074290U JP H074290 U JPH074290 U JP H074290U JP 3239793 U JP3239793 U JP 3239793U JP 3239793 U JP3239793 U JP 3239793U JP H074290 U JPH074290 U JP H074290U
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- Japan
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- vacuum pump
- tank
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高価であり内部に溜ったカーゴ油の排出が煩
雑なレベルスイッチ付アラームタンクを不要とし、装置
のコスト低減と労力の軽減を図る。 【構成】 吸込タンク1と同タンク1より気相部を排出
させる真空ポンプ4の間に設けられた抽気弁2にタイマ
5を接続し、抽気弁2と真空ポンプ4の間の配管11に
液感知センサ3を設け、同センサ3より液面到達信号を
入力した制御装置6が真空ポンプ4を直ちに停止し、ま
た、タイマ5に抽気弁閉信号を入力し、タイマ5が一定
時間経過後に抽気弁2を閉とすることによって、高価な
レベルスイッチ付アラームタンクを設置することなく、
吸込タンク1の液面の異常上昇時における真空ポンプ4
の保護が可能となり、アラームタンクに溜ったカーゴ油
排出のための煩雑な作業も不要となる。
雑なレベルスイッチ付アラームタンクを不要とし、装置
のコスト低減と労力の軽減を図る。 【構成】 吸込タンク1と同タンク1より気相部を排出
させる真空ポンプ4の間に設けられた抽気弁2にタイマ
5を接続し、抽気弁2と真空ポンプ4の間の配管11に
液感知センサ3を設け、同センサ3より液面到達信号を
入力した制御装置6が真空ポンプ4を直ちに停止し、ま
た、タイマ5に抽気弁閉信号を入力し、タイマ5が一定
時間経過後に抽気弁2を閉とすることによって、高価な
レベルスイッチ付アラームタンクを設置することなく、
吸込タンク1の液面の異常上昇時における真空ポンプ4
の保護が可能となり、アラームタンクに溜ったカーゴ油
排出のための煩雑な作業も不要となる。
Description
【0001】
本考案は、ストリッピングシステムにおける真空ポンプの保護装置に関する。
【0002】
従来のタンカーの荷液を揚油するストリッピングシステムにおける真空ポンプ の保護装置の一例を図2により説明する。
【0003】 カーゴタンクから吸込まれたカーゴ油は吸込タンク1内で気液分離され、液相 部のみカーゴオイルポンプ7へ流入し、吐出弁9を経て陸へ揚げられる。一方、 気相部は吸込タンク1から抽気弁2、アラームタンク03を経て真空ポンプ4に よりスロップタンク等へ排出される。
【0004】 通常は、吸込タンク1に設置されたレベル発信器10の信号により吐出弁9を 制御し、カーゴタンクから流入した液相分に等しい量が陸へ揚油されるように制 御され、吸込タンク1は一定のレベルに保持されると共に、吸込タンク1のレベ ルが満水近くの規定値に達した時には、真空ポンプ4の停止と抽気弁2の閉操作 を同時に行っていた。
【0005】 しかしながら、高粘度カーゴ液によりレベル発信器10の検出能力が低下した 場合等、レベル発信器部に異常があった場合には、液相部は真空ポンプ5によっ て抽気弁2を経てアラームタンク03へ達することがある。
【0006】 この場合には、アラームタンク03に液が溜まると、レベルスイッチ04が動 作し、真空ポンプ4を非常停止させていた。なお、アラームタンク03内に溜っ たカーゴ油は手動ドレン弁011の操作により排出させていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 従来の装置においては、真空ポンプ吸込側にレベルスイッチ付アラームタンク を設ける必要があり、高価なものとなっていた。また、一度アラームタンク内に 溜ったカーゴ油は、手動ドレン弁を開けて排出する必要があり、その作業が煩雑 であった。 本考案は上記の課題を解決しようとするものである。
【0008】
本考案のストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置は、カーゴタン クからのカーゴ油が吸込タンクにより吸込まれて気液分離され、分離された液相 部はカーゴオイルポンプにより陸揚げされ、気相部は抽気弁及び真空ポンプを介 して排出されるストリッピングシステムにおいて、上記抽気弁に接続されたタイ マ、上記抽気弁と真空ポンプの間の配管に設けられた液感知センサ、および同液 感知センサより液面到達信号を入力し上記真空ポンプを停止し一定時間後に抽気 弁を閉とする制御装置を備えたことを特徴としている。
【0009】
上記において、吸込タンクに異常を生じ、液相部の液面が上昇して液感知セン サに到達した場合、同センサは液面到達信号を出力し、制御装置に入力する。こ の信号を入力した制御装置は、直ちに真空ポンプを停止し、抽気弁に接続された タイマに抽気弁閉信号を送り、同タイマは一定時間経過後に抽気弁を閉じる。
【0010】 そのため、真空ポンプによる吸込タンク内の気相部の吸引は直ちに停止し、液 面が低下し始め、抽気弁が閉じる一定時間経過後には抽気弁のレベル以下となり 、液が真空ポンプ側にない状態で抽気弁を閉じることができる。
【0011】 上記により、高価なレベルスイッチ付アラームタンクを設置することなく、吸 込タンクの液面の異常上昇時における真空ポンプの保護が可能となり、アラーム タンクに溜ったカーゴ油排出のための煩雑な作業も不要となる。
【0012】
本考案の一実施例を図1により説明する。図1に示す本実施例は、カーゴタン クからカーゴ油を吸込タンク1が吸込み気液分離し、分離された液相部は駆動機 8により駆動されるカーゴオイルポンプ7及び吐出弁9を介して陸揚げされ、気 相部は抽気弁2及び真空ポンプ4を介して排出され、上記真空ポンプ4と吐出弁 9が上記吸込タンク1に設けられたレベル発信器10の出力信号により制御され るストリッピングシステムにおいて、上記抽気弁2と真空ポンプ4の間の配管1 1に設けられた液感知センサ3、上記抽気弁2に接続されたタイマ5、および上 記液感知センサ3とレベル発信器10の出力信号を入力して上記真空ポンプ4と タイマ5と吐出弁9を制御する制御装置6を備えている。
【0013】 上記において、カーゴタンクから吸込まれたカーゴ油は吸込タンク1内で気液 分離され、液相部のみカーゴポンプ7へ流入し、吐出弁9を経て陸へ揚げられる 。一方、気相部は吸込タンク1から抽気弁2、液感知センサー3を経て真空ポン プ4によりスロップタンク等へ排出される。
【0014】 上記吸込タンク1中の液相部のレベルが規定値以上となったことをレベル発信 器10が検知した場合、更に、この液相部が上昇して吸込タンク1より排出し、 抽気弁2を経て液感知センサー3に達すると、液感知センサ3が液を検知して制 御装置6へ信号を出力し、同制御装置が真空ポンプ4を停止させ、真空ポンプ4 へのカーゴ油の流入を防止する。
【0015】 上記制御装置6は真空ポンプ4の停止と同時に抽気弁2閉の信号を出力するが 、この信号はタイマ5により一定時間経過後に上記抽気弁2に入力され、同抽気 弁2を閉とする。これは、液感知センサ3の位置まで上昇した液面が真空ポンプ 4の停止により抽気弁2より低いレベルまで低下した後に、抽気弁2を閉じるた めである。
【0016】 上記により、高価なレベルスイッチ付アラームタンクを設置することなく、吸 込タンクの液面が異常上昇した場合の真空ポンプの保護が可能となり、また、上 記アラームタンクに溜ったカーゴ油を排出するための煩雑な作業も不要となった 。
【0017】
本考案のストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置は、吸込タンク と同タンクより気相部を排出させる真空ポンプの間に設けられた抽気弁にタイマ を接続し、抽気弁と真空ポンプの間の配管に液感知センサを設け、同センサより 液面到達信号を入力した制御装置が真空ポンプを直ちに停止し、また、タイマに 抽気弁閉信号を入力し、タイマが一定時間経過後に抽気弁を閉とすることによっ て、高価なレベルスイッチ付アラームタンクを設置することなく、吸込タンクの 液面の異常上昇時における真空ポンプの保護が可能となり、アラームタンクに溜 ったカーゴ油排出のための煩雑な作業も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の説明図である。
【図2】従来の装置の説明図である。
1 吸込タンク 2 抽気弁 3 液感知センサ 4 真空ポンプ 5 タイマ 6 制御装置 7 カーゴオイルポンプ 11 配管
Claims (1)
- 【請求項1】 カーゴタンクからのカーゴ油が吸込タン
クにより吸込まれて気液分離され、分離された液相部は
カーゴオイルポンプにより陸揚げされ、気相部は抽気弁
及び真空ポンプを介して排出されるストリッピングシス
テムにおいて、上記抽気弁に接続されたタイマ、上記抽
気弁と真空ポンプの間の配管に設けられた液感知セン
サ、および同液感知センサより液面到達信号を入力し上
記真空ポンプを停止し一定時間後に抽気弁を閉とする制
御装置を備えたことを特徴とするストリッピングシステ
ムにおける真空ポンプ保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239793U JPH074290U (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239793U JPH074290U (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074290U true JPH074290U (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=12357828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3239793U Withdrawn JPH074290U (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ストリッピングシステムにおける真空ポンプ保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074290U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101226002B1 (ko) * | 2011-03-28 | 2013-01-24 | 삼성중공업 주식회사 | 저장탱크용 배출시스템 |
CN106477749A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-03-08 | 佛山市云米电器科技有限公司 | 一种净水机的增压泵降噪结构及其降噪控制方法 |
CN110030490A (zh) * | 2018-01-11 | 2019-07-19 | 苏州艾嘉亚真空科技有限公司 | 一种油封式真空设备 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP3239793U patent/JPH074290U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101226002B1 (ko) * | 2011-03-28 | 2013-01-24 | 삼성중공업 주식회사 | 저장탱크용 배출시스템 |
CN106477749A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-03-08 | 佛山市云米电器科技有限公司 | 一种净水机的增压泵降噪结构及其降噪控制方法 |
CN110030490A (zh) * | 2018-01-11 | 2019-07-19 | 苏州艾嘉亚真空科技有限公司 | 一种油封式真空设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19971106 |