JPH01103497A - 感熱孔版用原紙 - Google Patents

感熱孔版用原紙

Info

Publication number
JPH01103497A
JPH01103497A JP26106887A JP26106887A JPH01103497A JP H01103497 A JPH01103497 A JP H01103497A JP 26106887 A JP26106887 A JP 26106887A JP 26106887 A JP26106887 A JP 26106887A JP H01103497 A JPH01103497 A JP H01103497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone
polymer
heat
head
base paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26106887A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Arai
新井 文明
Masayuki Kuzuwata
葛綿 正行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP26106887A priority Critical patent/JPH01103497A/ja
Publication of JPH01103497A publication Critical patent/JPH01103497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、多孔性支持体にプラスチックフィルムを貼り
合わせた感熱孔版用原紙に関し、更に詳しくはサーマル
ヘッド等の熱素子により好適に製版される感熱孔版用原
紙に関する。
〔従来技術〕
従来、感熱孔版用原紙としては、原稿と感熱孔板原紙を
密着し、赤外線を照射して孔版原版を作成することを目
的とした感熱孔版原紙(以下、赤外線照射タイプと言う
)と、サーマルヘッド等の熱素子を感熱孔版原紙に接触
させエネルギーを与えて孔版原板を作成する感熱孔版原
紙(以下、熱素子タイプと言う)が知られている。
赤外線照射タイプの感熱孔版原紙としては、多孔性支持
体/接着剤/フィルム/融着防止層なる構成のものがあ
り、製版時に原稿とフィルムが融着し原稿を除去する際
にフィルムが破れるのを防止するために種々の融着防止
層の工夫が行われている0例えば、フィルム表面にステ
アリン酸ソーダから成る層を設ける方法(特公昭43−
10093)、オレイン酸アミンスルホン酸塩からなる
層を設ける方法(特公昭47−1531)、融点200
℃以上で粒径0.2+u+以下の粉末層をうける方法(
特公昭47−5139)等が知られているが、これ等の
方法では赤外線照射タイプとしては効果があっても、熱
素子タイプとしてはヘッド走行が出来なかったり、多数
枚ランニング中にヘッドにカスが付着して鮮明な画像が
得られない等の問題がある。
一方、離型性の優れたシリコーンから成る離型層を設け
る方法として、0.05〜2.0g/a+fのシリコー
ン離型層を設ける方法(特公昭4g−30570)水溶
性シリコーンオイル層を設ける方法(特開昭58−92
595)、室温硬化型シリコーン層を設ける方法(特開
昭58−153697)が提供されているが、常温で液
体の場合フィルムに塗布してもロール状又はシート状で
保存中にオイルが多孔性支持体へ移行し離着防止効果が
減少する等の欠点がある。
更に、室温硬化型シリコーンを用いる場合にあっては、
熱可塑性フィルム上に塗布して乾燥するまでに3日間以
上放置しておかなければならず、製造時の作業効率が悪
いという問題があった。
加えて、感熱孔版原紙を製造する方法は、通常ロール状
の熱可塑性フィルムと多孔性支持体とを、接着剤により
ラミネートし、剥離剤を塗布した後、ロール状に巻き取
るのであるが、室温硬化型シリコーンを使用した場合に
は、ロール状に巻き取ってから乾燥硬化するまで3日以
上放置しなければならないので、この間にシリコーンが
重ねられた多孔性支持体側に転移するという問題がある
また、これらの欠点を解消する方法として、熱硬化型シ
リコーン樹脂を用いる方法、紫外線硬化型シリコーンを
用いる方法(特開昭6l−295098)やフッ素樹脂
を用いる方法(特開昭60−19591号公報、特開昭
60−97891号公報)も提案されている。
しかしながら、高温硬化型シリコーン樹脂を用い、熱可
塑性フィルム上に剥離層を設ける場合には、100℃以
上に加熱して硬化させるため、熱可塑性フィルム(厚さ
2μm〜20μm)に相当の熱が加わり、シワが発生し
たり、できあがった感熱孔版原紙が極端にカールしたり
する問題がある。
また、紫外線硬化型シリコーン樹脂を用いる場合、特殊
な製造設備を必要とする。更にこれらの硬化型シリコー
ン樹脂を用いた感熱孔版原紙ではサーマルヘッドで製版
するとたとえヘッド走行は可能であっても穿孔が僅かに
行なわれるのみで鮮明な印刷物が得られない欠点がある
また、フッ素樹脂を用いる方法はヘッドカスの付着を充
分に防止できないという欠点があり、未だ満足すべきも
のではない。
本発明者らは、かかる欠点を解消する方法として、先に
[多孔性支持体と熱可塑性樹脂よりなるプラスチックフ
ィルムを貼り合せたラミネート型の感熱孔版用原紙にお
いて、前記フィルムの表面に枝ポリマーがフッ素系樹脂
又はシリコーン系樹脂であるグラフトポリマーを主成分
とする層を設けた感熱孔版用原紙」(特願昭62−13
1430)を提案した。この感熱孔版用原紙はヘッド走
行性に優れるとともにヘッドへのカス付着が少ないとい
う利点を有する。しかしながら、本発明者らのその後の
研究によれば、かかる原紙は長期間に亘る使用において
は依然としてヘッドへのカス付着が生じ。
しかもこの付着されたカスは容易に洗浄することができ
ないという欠点を有することが判明した。
〔目 −的〕
本発明は、前記従来の感熱孔版原紙とは異なり、サーマ
ルヘッドにより好適に製版され、ヘッド走行性に優れる
とともにヘッドへのカス付着がなく、しかもサーマルヘ
ッドのクリーニングが容易な感熱孔版用原紙を提供する
ことを目的とする。
〔構  成) 本発明によれば、多孔性支持体と熱可塑性樹脂よりなる
プラスチックフィルムを貼り合せたラミネート型の感熱
孔版用原紙において、前記フィルムの表面に枝ポリマー
がシリコーン系樹脂又はフッ素系樹脂であるグラフトポ
リマーとステアリン酸もしくはその塩を主成分とする離
型層を設けたことを特徴とする感熱孔版用原紙が提供さ
れる。
本発明においては、前記プラスチックフィルムの表面に
設けられる離型層の第1の成分としてシリコーン系樹脂
又はフッ素系樹脂を枝ポリマーとするグラフトポリマー
を用いる。
このようなグラフトポリマーは、分子鎖の片末端に重合
性の官能基を有するシリコーン樹脂又はフッ素樹脂を枝
ポリマーとし、各種のモノマーを幹ポリマーとしてこれ
らを共重合させることにより合成できる。
枝ポリマーを構成するシリコーン樹脂骨格又はフッ素樹
脂骨格としては、種々のものが用いられるが、−1−3
i(CH→TO)で示されるポリジメチルシロキサン単
位を有するシリコーン樹脂及び特に−+cF2←で示さ
れるポリテトラフルオロエチレン単位を有するフッ素樹
脂が好適に使用される。
また、このようなシリコーン樹脂骨格又はフッ素樹脂骨
格の片末端に結合する重合性官能基としては、(メタ)
アクリロイルオキシ、アリルオキシ。
グリシジルメタクリレート等を有するビニル重合タイプ
や、ジヒドロキシ、ジカルボキシ等を有する重縮合タイ
プ等がある。
このような枝ポリマーは、種々の方法によって合成され
5例えば に、 Ito、  N、 Usami、  Y、 Ya
a+ashita:Macromolecules、 
13.216(1980)Y、 Yamashita、
  Y、Chujo、  H,Kobayashi。
Y、 Kawaka+*i: polym、 Bull
、、5.361(1981)等に従い合成される。
この中で好ましいものは、ラジカル重合により連鎖移動
剤等を用いて末端カルボン酸、アルコールなどのプレポ
リマーを合成し、末端基変換により二重結合を導入する
方法である。
また、ジカルボキシル基、ジヒドロキシ基を有する連鎖
移動剤を用いて、片末端にジカルボン酸。
又はジオールを導入することもできる。
〔シリコーン系樹脂を枝ポリマーとなるグラフトポリマー〕
シリコーン系樹脂からなる枝ポリマーは、たとえば下記
一般式(a)で示される環状シロキサンをアニオン重合
してなるリビングポリマーと下記−般式(b)で示され
るラジカル重合性シリコーユノ化合物とを反応させて得
られる(特開昭59−126478号公報)。
又  は αtαGSx(R,)、−1Cl、上記環状
シロキサンのアニオン重合は常法に従って行なえばよく
、公知のアニオン重合開始剤を用い、塊状重合法又は導
液重合法により容易に行うことができる。
一般式(a)で示される環状シロキサンの例としては、
ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、ヘキサエチルシクロトリシロキサ
ン、オクタエチルシクロテトラシロキサン、ヘキサフェ
ニルシクロトリシロキサン、オクタフェニルシクロテト
ラシロキサンがあげられるが、このうちへキサメチルシ
クロトリシロキサン及びオクタメチルシクロテトラシロ
キサンがコスト、アニオン重合の容易さの点で特に好ま
しい、アニオン重合開始剤としては、有機すチウム化合
物、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属アルコキシド
、アルカリ金属シラル−ト等の公知のものが挙げられる
が、これらのうち有機リチウム化合物が特に好ましい、
アニオン重合により得られるリビングポリマーの分子量
はラジカル重合性シリコーン系枝モノマーの分子量を支
配するものであり、環状シロキサンと開始剤のモル比に
より調節され、開始剤/環状シロキサンのモル比は0.
01〜0.2が好ましい、 0.01未満ではラジカル
重合性シリコーン系枝モノマーが極めて高分子量(2万
を超える)となり、0.2を越えるとシリコーンマクロ
モノマーが極めて低分子量となりなすいラジカル重合性
シリコーン系枝モノマーの数平均分子量は1000〜2
0,000であるが、該分子量が1000未満では、シ
リコーンの効果、即ち低摩擦性が低下し、離型性も若干
低下し、また20,000を超えると、得られる塗料樹
脂がオイル状となりやすいからである。
ラジカル重合性シリコーン系枝モノマーは、上記のよう
にしと得られたりピングポリマーと一般式(b)で示さ
れるラジカル重合性シリコーン化合物を反応(リビング
重合停止反応)することにより得ることができる。該反
応は両者を混合することにより容易に行なわれる。
一般式(b)で示されるラジカル重合性シリコーン化合
物は、公知の方法により容易に得ることができ、例えば す (R,、Q 、 ya、 R,は前記に同じ)は。
υ (R1,Ω、■、は前記に同じ) なる不飽和アクリレート及び/又はメタクリレート(以
下(メタ)アクリレートと総称する)とH81(Ra)
a−ncnn (Ra、n、は前記と同じ)とのヒドロ
シリル化反応により得ることができる。
該ラジカル重合性シリコーン化合物の使用量は、リビン
グ重合開始剤1当量(1モル)に対し一般式(b)の5
i−C,Qが1−5倍当量となる量が好ましい。
また、他の好ましいものは、下記一般式(a)′で示さ
れるシリコーンとその1モル当り下記一般式(b)′で
示されるアクリル化合物0.25〜1モルとを縮合反応
させてラジカル重合性シリコーン系枝モノマーを得る方
法である(特開昭58−154766号公報)。
(R″およびR2は炭素数1〜10の一価の脂肪族炭化
水素基、フェニル基又は−価のハロゲン化炭化水素基、
nは1以上の正数、) (R1は水素原子、又はメチル基、R4はメチル基。
エチル基又はフェニル基、Xは塩素原子、メトキシ基又
はエトキシ基、) この製法の詳細は、上記公開特許公報に記載さ九でいる
とおりであって、一般式(a)′で示されるシリコーン
としては各種のものを容易に入手でき、それらの中から
目的に合ったものを使用すればよいが、R1、R3がメ
チル基のシリコーンが特に好ましい、一般式(a)′に
おけるnはシリコーンが特に好ましい、一般式(a)′
におけるnはシリコーンの分子量を決める因子であり、
このnは1〜5ooが好ましく、10〜300がさらに
好ましい、nが1未満ではシリコーンの効果、即ち低摩
擦性、離型性が得られず、nが500を越えると、得ら
れるシリコーン系グラフト共重合体がオイル状となって
精製かむっがしくなる。
一般式(b)′で示されるアクリル化合物としては、例
えばγ−メタクリルオキシプロピルメチルジクロロシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジェトキシシ
ラン、γ−メタクリルーオキシピロピルフエニルジクロ
ロシラン、γ−メタクリルオキシプロピルエチルジクロ
ロシラン、γ−アクリルオキシプロピルメチルジクロロ
シラン等があげられる、これらのアクリル化合物は公知
であり、ケイ素化合物と脂肪族性多重結合を有する化合
物を塩化白金酸の存在下で反応させることにより容易に
得られる。
一般式(a)′で示されるシリコーンと一般式(b)′
 ・で示されるアクリル化合物の反応は常法により円滑
に進行しラジカル重合性シリコーン系枝モノマーが得ら
れる。即ち、アクリル化合物のXが塩素原子の場合は脱
塩酸反応、Xがメトキシ基又はエトキシ基の場合は脱ア
ルコール縮合反応が進行する。
シリコーンとアクリル化合物の反応割合は、シリコーン
1モルに対し、アクリル化合物0.25−1モルである
。0.25モル未満では塗料樹脂製造の際未反応シリコ
ーンが多量残ることになり、1モルを越えると塗料樹脂
製造の際ゲル化が起こりやすくなる。
更に、本発明で好適に使用されるシリコーン基波ポリマ
ーの製法としては、前記一般式(b)′で示されるアク
リル化合物の代りに、下記一般式(b)”で示されるア
クリル化合物を用い、その他の原料化合物、反応条件な
どは特開昭58−154766号開示の方法と同様にし
てラジカル重合性シリコーン系枝モノマーを合成する方
法である(特開昭59−20360号公報)。
す (上記一般式においてnは1又は3の整数であり。
その他のR3,R4及びXの意味は、前記一般式(b′
)におけるものと同じである。)上記の特開昭58−1
54766号あるいは特開昭59−20360号で提案
されているラジカル重合性シリコーン系技士ツマ−製造
による生成物は、アクリル化合物1分子にシリコーンが
導入されたものを主成分とし、その他に未反応の原料シ
リコーン及び副生ずるアクリル多官能シリコーン(シリ
コーン1分子にアクリル化合物が2分子導入されたもの
など)を従成分として含有しているが、該生成物はその
ままラジカル重合性シリコーン系枝モノマーとして、本
発明において有用に使用することができる。
ラジカル重合性シリコーン系技ポリマーの使用割合は、
グラフトポリマー93〜60重量%が好ましく、5〜5
0重量%がさらに好ましい。
ラジカル重合性シリコーン系枝モノマーの使用量が3重
量%未満では、目的とする離型性に優れたグラフトポリ
マーが得られなくなり、一方うジカル重合性シリコーン
系枝モノマーの使用量が60重−量%を越えると、ラジ
カル重合性が悪くなり、被膜の機械強度も低下して高価
にもなり好ましくないからである。
このような枝ポリマーの分子量は一般に500〜400
00好ましくは1000〜20000である。
本発明における数平均分子量は、ゲルパーミェーション
クロマトグラフィー(以下GPCという)によるポリス
チレン換算分子量である。
本発明で使用する幹ポリマーを構成するラジカル重合性
モノマーは例えば次のものがあげられる。
オレフィン系化合物の例としてエチレン、プロピレンの
如き低分子量不飽和炭化水素、塩化ビニル及びフッ化ビ
ニルの如きハロゲン化ビニル、酢酸ビニルの如き有機酸
のビニルエステル、スチレン、スチレン置換体、並びに
ビニルピリジン及びビニルナフタレンの如きビニル芳香
族化合物、アクリル酸、メタクリル酸、並びにそれらの
誘導体、たとえばメタルアクリレート、メチルメタアク
リレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート
、ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−エチルへキシルアクリレート、フルオロアルキ
ルアクリレート、フルオロアルキルメタクリレート等の
エステル、アミド、アクロレイン、アクリロニトリル、
N−ビニルピロリドン及びN−ビニルカプロラクタムの
如きN−ビニル化合物、フッ化ビニリデン、塩化ビニリ
デンの入きジ置換エチレン、無水マレイン酸、マレイン
酸及びフマル酸のエステル等をあげることができる。こ
れらのラジカル重合性モノマーは単独又は2種類以上組
合せて使用することができる。
本発明のグラフトポリマーはケイ素原子に結合した加水
分解性官能基を有するラジカル重合性モノマー又はヒド
ロキシル基を有するラジカル重合性モノマー(以下、単
に架橋性七ツマ−と称する)をさらに含めて共重合する
ことも可能である。
本発明でいう架橋性モノマーは、本グラフトポリマーと
被塗物の密着性、耐水性、耐湿性1本グラフトポリマー
自身の強度等を向上する必要性から、加水分解官能基を
有するラジカル重合性モノマー又はヒドロキシル基を有
するラジカル重合性モノマーである。
本発明でいう加水分解性官能基とは、アルコキシ基、ア
セトキシ基及び一般式 (OC,R9)PORで示される基(RはH、メチル基
及びエチル基、Pは1〜5の整数)をいう、加水分解性
官能基を有するラジカル重合性モノマーとしては一般式 で示されるアクリレート系シラン及び/又はメタクリレ
ート系シランがあげられ、他にラジカル共重合可能なシ
ランとしては、 CH,=CH−◎−5i(Rs)a−nXnで示される
エチレン系シランをあげることができる。
R1は水素原子あるいはメチル基、R2、R3はメチル
基、エチル基、フェニル基であり、nは1〜3の整数で
ある。鵬は0又は1であり、悲は■=0の場合0〜2の
整数、票=1の場合2である。
Xはアルコキシ基、アセトキシ基、一般式%式% の基(R4は水素原子、メチル基、エチル基であり、p
は1−5の整数である)である、具体的には、γ=(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、
n−(メタ)アクリロイルオキシプロピルメーチルジメ
トキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ルジメトキシシラン、3−(2−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ)プロピルトリメトキシシラン、 3−
(2−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ)プロピル
メチルジメトキシシラン、3−(2−(メタ)アクリロ
イルオキシエトキシ)プロピルジメチルメトキシシラン
、5−((メタ)アクリロイルオキシ)ペンチルトリメ
トキシシラン、5−((メタ)アクリロイルオキシ)ペ
ンチルメチルジメトキシシラン、5−((メタ)アクリ
ロイルオキシ)ペンチルジメチルメトキシシラン、p−
ビニルフェニルトリメトキシシラン、p−ビニルフエニ
ルジメチルメトキシシラン、p−ビニルフエニルジメチ
ルメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルトリ(β−メトキシエトキシ)シラン等があげら
れる。
これらのうち入手の容易さ、コストの点でγ−(メタ)
アクリロイルオキシピロピルトリ(β−メトキシ)シラ
ンが好ましい。
またヒドロキシル基を有するラジカル重合性モノマーと
しては、ヒドロキシル基を有するラジカル重合性モノマ
ーであればいずれも使用でき1例えば2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ
ート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ−1%、
 2.3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
等を挙げることができる。
これらのラジカル重合性モノマーのうち入手の容易さ、
コストの点で2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トが好ましい。
架橋性七ツマ−が加水分解性官能基を有するラジカル重
合性ケイ素化合物の場合には、その使用割合はグラフト
ポリマー中の0.1〜30重量%が好ましく、0.5〜
20重量%がさらに−好ましい。
該架橋性モノマーの使用割合が0.1重量%未満では架
橋硬化による被膜の耐薬品性の向上、耐熱性の向上、被
膜強度の向上等が望めなくなり、また30重量%を越え
ると、被膜の耐薬品性、硬度及び耐熱性の向上が十分で
なく、さらに架橋硬化用触媒を併用した場合、可使時間
が短かくなったり、可使時間のコントロールが困難とな
ったりする。
架橋性モノマーがヒト−キシル基を有するラジカル重合
性モノマーの場合には、その使用割合はグラフトポリマ
ー中の0.5〜40重量算が好ましく、1−30重量X
がさらに好ましい。その理由は上記加水分解性官能基を
有するラジカル重合性ケイ素化合物の場合と同様である
ラジカル共重合の方法は、従来公知の方法(特開昭59
−126478号、特開昭58−154766号、特開
昭59−20360号)を使用でき1例えば放射線照射
法、ラジカル重合開始剤を用いる方法等が使用できるが
ラジカル重合開始剤を用いる方法が重合操作の容易さ1
分子量の調節の容易の点で好ましく、具体的には溶媒を
用いる溶液重合法、バルク重合法、エマルジョン重合法
等のいずれの方法も行うことができるが、各モノマーを
トルエン、メチルイソブチルケトン(以下MIBKと称
する)等の溶媒中で均一に溶解し、均一に重合を行うこ
とができる溶液重合法が好ましい。
このようなグラフトポリマーとしては種々のものが知ら
れているが、特に東亜合成化学工業■製(7) 70 
:/X5630.70 ンXS−704,7Cm ンX
S−705などが好適に使用される。
【フッ素系樹脂を枝ポリマーとするグラフトポリマー〕
本発明で用いるフッ素系樹脂を枝ポリマーとするグラフ
トポリマーは。
(A)反応性の炭素−炭素二重結合を樹脂100g当り
o、oot−0,025モルおよびアルコキシ基または
シクロアルキルオキシ基を有するフッ素含有樹脂50〜
95.5重量%の存在下に (B) (A)成分の二重結合と共重合可能なエチレン
性不飽和単量体50〜0.5重量%を重合させることに
よって得られるグラフト共重合体である。
本発明の(A)成分であるフッ素含有樹脂は、該樹脂1
00g当り1反応性の炭素−炭素二重結合を0゜001
〜0.025モル、好ましくは0.003〜0.015
モル有する。 0.001モル未満では、(B)成分と
共に重合させる際、グラフト重合が困難になり、0.0
25モルを越えると重合の際、ゲル化が起こり易くなる
。また、該フッ素含有樹脂は、アルコキシ基またはシク
ロアルキルオキシ基を有する。これにより、キシレン、
トルエン、酢酸ブチル、メチルイソブチルケトン等の有
機溶剤に可溶することができる。
(A)成分のフッ素含有樹脂としては1分子量が約1,
000〜200 、000であるものが好ましく、特に
約10.000−100,000型のものが好ましい0
分子量が低過ぎると離型性が低下する傾向にあり、高過
ぎる ゛と(A)成分の存在下に(B)成分を重合させ
る際、ゲル化しやすくなる傾向がある。
(A)成分であるフッ素含有樹脂は、水酸基を有する下
記共重合体(a)に無水マレイン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、無水アクリル酸、無水メタクリル酸、これら
の酸クロライド等のα、β−不飽和カルボン酸またはそ
の水酸基と反応性の誘導体を反応させて得ることができ
る。
この場合、α、β−不飽和カルボン酸またはその水酸基
と反応性の誘導体は、水酸基を有する共重合体(a)1
00gに対して0.001−0.025モル反応させら
れる。
上記共重合体(a)は、クロロトリプルオロエチレン、
トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン等のフ
ルオロオレフィン、ヒドロキシエチルビニルエーテル、
ヒドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロキシブチル
ビニルエーテル、ヒドロキシヘキシルビニルエーテル等
のヒドロキシアルキルビニルエーテルおよびエチルビニ
ルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエ
ーテル、ヘキシルビニルエーテル等、これらのアルキル
基またはビニル基の水素をフッ素で置換したものなどの
アルキルビニルエーテル若しくはシクロヘキシルビニル
エーテル等のシクロアルキルビニルエーテルを共重合さ
せて得られる共重合体であり、他の成分としてカルボキ
シエチルビニルエーテル等のカルボキシアルキルビニル
エーテル。
エチレン、プロピレン、イソブチレン、塩化ビニル、塩
化ビニルデン、酢酸ビニル、n−酢酸ビニル、メチルメ
タクリレート等を共重合成分として含んでいても□よい
フルオロオレフィンは共重合体(a)中、40〜60モ
ル%およびヒドロキシアルキルビニルエーテルは水酸基
が0.57−100.特に3−70になるように使用さ
れるのが好ましい、フルオロオレフィンが少なすぎると
離型効果が低下しやすくなり、また多量に導入するのは
製造上困難な点がある。
共重合体(a)の水酸基価は0.57〜100であり、
好ましくは3〜70である。水酸基価が0.57未満で
はα、β−不飽和カルボン酸またはその水酸基と反応性
の誘導体が必要量完全に反応しにくく、10Gを越える
とヒドロキシアルキルビニルエーテルの使用量が増える
ため、有機溶剤への溶解性が限られやすくなる。有機溶
剤への溶解性の点でヒドロキシアルキルビニルエーテル
は15モル%以下で使用されるのが好ましい。
また、シクロアルキルビニルエーテルおよびアルキルビ
ニルエーテルは、あわせて共重合体(a)中に5〜60
モル%になるように使用するのが好ましい、シクロアル
キルビニルエーテルおよびアルキルビニルエーテルが少
なすぎると、共重合体(a)が有機溶剤に溶解しにくく
なり、多すぎるとフルオロオレフィンまたはヒドロキシ
アルキルビニルエーテルの使用量が低下する。また、シ
クロヘキシルビニルエーテルおよびアルキルビニルエー
テルは、それぞれ5〜45モル2になるように使用する
のが特性上好ましい、共重合体(a)中に、他の成分は
30モルメ以下、特に15モル%以下に使用されるのが
好ましい。
(B)成分としては、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、イソプロピルアクリレ
ート、2−エチルへキシルアクリレート等のアルキルア
クリレート、同様のアルキルメタクリレート、スチレン
若しくはビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロロ
スチレン等の置換スチレン、アクリロ千トリル、メタク
リレートリル、塩化ビニル、酢酸ビニル、マレイン酸ジ
アルキルエステルを使用することができ、さらに、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート等
のヒドロキシアルキルアクリレート、同様のヒドロキシ
アルキルメタクリレート、グリセリン、トリメチロール
プロパン等の多価アルコールのモノアクリレートまたは
モノメタクリレート、N−メチロールアクリルアミド、
N−メチロールメタクリルアミドなどの水酸基を有する
エチレン性不飽和単量体を用いることができる。また、
必要に応じアクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽
和アミド、グリシジルメタクリレート、グリシジルアク
リレート等のオキシラン基を有する不飽和単量体、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸モノアルキルエステ
ル等のα、β−不飽和カルボン酸を用いることができる
。不飽和アミドおよびオキシラン基を含有する不飽和単
量体は多すぎると塗膜の耐水性が低下したり1反応溶媒
が限定されたりする傾向が生じるため、(A)成分およ
び(B)成分の総量に対して30重量%以下、10重量
%以下である。
本発明において、上記(A、)成分と(B)成分は、(
A)/(B)が、重量比で、50150−99.510
.5の範囲で使用される。この比が50150以上であ
ることにより。
離型性が優れる。また、有機溶剤の溶解性の点から、(
A)/ (B)が99.510.5以下が好ましい、 
(A)/(B)は、好ましくは60/40−9515が
好ましい。
(A)成分の存在下での(B)成分の重合は、必要に応
じてトルエン、キシレン、メチルイソブチルケトン、酢
酸ブチル、酢酸エチル、酢酸セロソルブ、ブチルセロソ
ルブ、1−ブタノール、2−ブタノール、1−プロパツ
ール、2−プロパツール等の有機溶剤を反応溶媒とし、
重合触媒として、過酸化ベンゾイル、ジターシャリブチ
ルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等の
過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾビス系
化合物を用い、50〜200℃で1〜10時間加熱反応
させることにより行なうことができる0反応は、窒素ガ
ス等の不活性ガスの雰囲気または気流下に行なうのが好
ましく、重合触媒としてはグラフト化率をよくする点で
過酸化物が好ましく、残存モノマーを少なくするために
は、過酸化物とアゾビス系化合物を併用するのが好まし
い1重合は、このように塊状重合および溶液重合だけで
なく、必要に応じ懸濁重合、乳化重合等により行なうこ
とができる。
上記のような各種の重合方法によってラジカル重合枝ポ
リマー、ラジカル重合法モノマー及び架橋性モノマーを
ラジカル共重合することにより容易に本グラフトポリマ
ーを製造することができる。
〔ステアリン酸も駿くはその塩〕
本発明のスティック防止層には前記特定構造のグラフト
ポリマーとともにスティック防止効果等を向上させるた
めにステアリン酸もしくはその塩を併用する。
ステアリン酸の塩としては、Na、に等のアルカリ金属
塩、Zn、Sn等の多価金属塩等が挙げられる。
前記グラフトポリマーとステアリン酸もしくはその塩の
使用割合は重量比で9/1−1/9、好ましくは872
〜2/8である。その使用割合が971を越えるとサー
マルヘッドのクリーニング性が悪くなり、また179未
満ではスティッキング防止効果を充分に発現されない。
本発明の前記離型層形成液は溶剤に溶解してそのまま使
用しても良いが以下に示す様に架橋しても良い。
シラン架橋硬化型について述べれば、溶液重合法によっ
て得られた重合体溶液はそのままで、あるいは更にトル
エン等の希釈用溶剤で希釈し、通常用いられるシランカ
ップリング剤硬化用触媒−1例えば、ジブチルスズジラ
ウレート、ジブチルスズマレエートなどを少量添加し、
被塗物に塗布し、乾燥すれば優れた離型性をもつ架橋硬
化被膜が得られる。該被膜の架橋硬化は空気中の水分に
より加水分解性官能基が架橋するものである。
使用できる架橋硬化促進用触媒としては、前述のジブチ
ルスズジラウレート、ジブチルスズマレエート等の有機
スズ化合物、リン酸、p−トルエンスルホン酸等の酸性
化合物、エチレンジアミン、トリエチレンテトラミン等
のアミン類等公知のものを使用でき、その使用量は塗料
樹脂に対し、o、oot〜lO重量駕、好ましくは0.
01〜8重量%である。
次にヒドロキシル基架橋硬化型について述べれば、トル
エン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン等
の溶剤で希釈し、多価イソシアナート類を添加して被塗
物に塗布、乾燥する。
多価−イソシアナートとしては、トリレンジイソシアナ
ート、キシリレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジ
イソシアナート、イソホロンジイソシアナート、メチレ
ンビス(4−シクロヘキシルイソシアナート)、次式 %式%) もの等があげられ、これらを単独又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。  ゛イソシアナート類を
用いて常温硬化を行なう場合には、ジブチルスズジラウ
レート等の公知の触媒の添加によって硬化を促進するこ
とも可能である。硬化剤としての多価イソシアナート類
の使用量は1本発明グラフトポリマー中における上記ヒ
ドロキシル基含有ラジカル重合性モノマーに基づくヒド
ロキシル基量(OH当量)に対応して決定される。
又、前記ヒドロキシル基架橋硬化型本グラフトポリマー
は通常の加熱硬化型アクリル塗料に用いられるメラミン
硬化剤、尿素樹脂硬化剤、多塩基酸硬化剤等を用いて、
加熱硬化することにより、前記多価イソシアナート硬化
の場合と同等の優れた物性(密着性、耐水性、耐湿性、
耐溶剤性、耐熱性1強度等)を有する優れた離型用コー
ティング剤が得られる。メラミン硬化剤としては、ブチ
ル化メラミン、メチル化メラミン、エポキシ変性メラミ
ン等が例示される。尿素樹脂としては、メチル化尿素、
ブチル化尿素等があげられる。又、多塩基酸硬化剤とし
ては、長鎖脂肪族ジカルボン酸類、芳香族多価カルボン
酸類又はその無水物等が有用である。
メラミンあるいは尿素系硬化剤の使用にあたっては、酸
性触媒の添加によって硬化を促進する。
本発明で用いるグラフトポリマーの分子量は5000〜
200000程度が好ましい。
グラフトポリマーの分子量が500未満では生成する皮
膜の強度が弱く、また200000を越えると粘度が高
過ぎ塗工性に問題を生じるので好ましくない。
本発明において、このようなグラフトポリマー及びステ
アリン酸等で離型層を形成するには、芳香族系、ケトン
系、ハロゲン化アルキル系、エステル系、アルコール系
等の単独または混合溶媒中に前記グラフトポリマー及び
ステアリン酸を溶解させて得られる塗液を通常の塗布方
法1例えばグラビアコート、リバースロールコート、ロ
ールコート、エアナイフコート等により前記プラスチッ
クフィルムの表面に塗工すればよい。
本発明における離型層の厚みは0.001〜1.5μ謙
、好ましくは0.01〜0.8μ■である。離型層の厚
みが0.001μm未満では離型効果が充分に発揮され
ず、また1、5μmを超えると開孔性に支障をきたす。
本発明の離型層は、シリコーン樹脂又はフッ素樹脂を骨
格とする枝ポリマーがプラスチックフィルム面とは反対
側の面に配向し、一方、幹ポリマーはプラスチックフィ
ルムの表面側に向かって配向するため、形成される離型
層はプラスチックフィルムとの接着性が良好であり、ま
た離型層の表面もシリコーン又はフッ素を骨格し、かつ
ステアリン酸との相互作用により優れたヘッド走行性を
有するとともに長時間に亘る製版工程においても、ヘッ
ドへのカス付着を抑制することができる。
本発明の離型層は、前記した特定のグラフトポリマー及
びステアリン酸等を主成分とするが、必要によりこの種
の離型層に通常使用されている例えばシリコーン樹脂系
界面活性剤、シリコーンオイル、フッ素樹脂系界面活性
剤、金属酸化物粒子等の補助添加成分の1種又は2種以
上を併用することもできる。
本発明において用いられる多孔質支持体としては、典具
貼紙、合成繊維抄造紙、各種織布、不織布等が挙げられ
る。
また、プラスチックフィルムとしては、塩化ビニル−塩
化ビニリデン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等が挙げられる。
本発明において、多孔質支持体とプラスチックフィルム
を貼り合わせるには、従来公知の方法が適用でき、たと
えば熱融着あるいはポリ酢酸ビニル樹脂、ポリアクリル
酸エステル樹脂などのエマルジョンまたは溶液系接着剤
を用いる方法等が採用される。
〔効  果〕
本発明の感熱孔版用原紙は前記構成からなり、熱可塑性
プラスチックフィルムの表面に枝ポリマーがシリコーン
系樹脂又はフッ素系樹脂であるグラフトポリマー及びス
テアリン酸もしくはその塩を主成分とする離型層を設け
たことから、ヘッド走行性に優れるとともに長期間に亘
ってもヘッドへのカス付着がなく、かつサーマルヘッド
のクリーニング性も良好であり、しかも鮮明な印刷画像
を与える。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 2μm厚のポリエステルフィルムと坪量8g/−の典具
貼紙を塩素化ポリプロピレン樹脂を用いて貼り合せて原
紙を作成した。この場合、接着剤はその付着量が1.5
〜2g/rrrどなるようにトルエンで濃度調製し、0
.3mmφのワイヤーバーでポリエステルフィルム上に
塗布し、゛ウェットラミネート法で貼り合せを行った。
つぎに、前記で得られた原紙のフィルム面に下記離型層
塗工液を乾燥後の付着量が0.2g/rrrどなるよう
にスムージングバーで塗布し、離型層を形成し、本発明
の感熱孔版用原紙を作成した。
〔離型層形成液〕
ステアリン酸の10重量算トルエン溶液20重量部メチ
ルエチルケトン        350重量部実施例2 実施例1において、離型層形成液を下記のものに代えた
以外は実施例1と同様にして感熱孔版用原紙を作成した
〔離型層形成液〕
ステアリン酸の1回トルエン溶液  50重量部メチル
エチルケトン       330重量部実施例3 実施例1において離型層形成液を下記のものに代えた以
外は実施例1と同様にして感熱孔版用原紙を作成した。
〔離型層形成液〕
ステアリン酸の10重量%トルエン溶 80重量部液 メチルエチルケトン        310重量部実施
例4 実施例1において、離型層形成液を下記のものに代えた
以外は実施例1と同様にして感熱孔版用原紙を作成した
〔離型層形成液〕
ステアリン酸亜鉛の10%トルエン溶液50重量部イソ
シアネート          1.7重量部(日本ポ
リウレタン■製コロネートHE)。
メチルエチルケトン        330重量部比較
例1 実施例1において、グラフトポリマーの使用量を33重
景気、メチルエチルケトンの使用量を370重量部とし
、かつステアリン酸の10重量%トルエン溶液を除いた
以外は実施例1と同様にして感熱孔版用原紙を作成した
比較例2 実施例1において、ステアリン酸の10重景気トルエン
溶液を100重量部、メチルエチルケトンの使用量を3
00重撤部かつグラフトポリマーを除いた以外は実施例
1と同様にして感熱孔版用原紙を作成した。
つぎに、前記得られた各感熱孔版用原紙を16ドツト/
mwhの感熱ヘッドを用い3m5ec/Ωで印加エネル
ギー0.13mj/dotで製版し、孔版印刷機〔リコ
ー製プリポート5S880)で印刷したところ、実施例
1〜4のものは鮮明な印刷物が得られたが、比較例1〜
2のものは、かすれやにじみが生じ、鮮明な印刷物は得
られなかった。また、実施例1〜4のものは300mの
連続製版工程においてもヘッドへのカス付着がほとんど
みられなかったが、比較例1〜2のものはヘッドへのカ
ス付着のトラブルが生じた。また、実施例1−4の原紙
を用いた場合にはへクドに付着したカスはイソプロピル
アルコール等の溶剤で簡単に除去することができたが、
比較例1の原紙を使用した場合にはアルコール系、芳香
族系ケトンあるいはエステル系のいずれの溶剤を用いて
もヘッドカスを除去することができなかった。
また、比較例2の原紙はスティッキングが発生したフィ
ルムに破れが生じた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多孔性支持体と熱可塑性樹脂よりなるプラスチッ
    クフィルムを貼り合せたラミネート型の感熱孔版用原紙
    において、前記フィルムの表面に枝ポリマーがシリコー
    ン系樹脂又はフッ素系樹脂であるグラフトポリマーとス
    テアリン酸もしくはその塩を主成分とする離型層を設け
    たことを特徴とする感熱孔版用原紙。
  2. (2)グラフトポリマーが、片末端に官能性基を有する
    シリコーン系プレポリマー又はフッ素系プレポリマーを
    末端変性することによってラジカル重合性二重結合を導
    入したラジカル重合性枝ポリマーと、幹ポリマーを構成
    するラジカル重合性モノマーとを、共重合することによ
    って得られたものである特許請求の範囲第1項記載の感
    熱孔版用原紙。
  3. (3)片末端に官能性基を有するシリコーン系プレポリ
    マー又はフッ素系プレポリマーが、片末端に水酸基、又
    はカルボキシル基を有するものである、特許請求の範囲
    第2項記載の感熱孔版用原紙。
  4. (4)片末端に水酸基を有するシリコーン系プレポリマ
    ーがポリジメチルシロキサンである特許請求の範囲第3
    項記載の感熱孔版用原紙。
  5. (5)片末端に官能性基を有するシリコーン系プレポリ
    マーが環状シリコーンのリビング重合ポリマーである特
    許請求の範囲第2項記載の感熱孔版用原紙。
  6. (6)幹ポリマーがアクリル系モノマーである特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の感熱孔版用原紙。
JP26106887A 1987-10-16 1987-10-16 感熱孔版用原紙 Pending JPH01103497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26106887A JPH01103497A (ja) 1987-10-16 1987-10-16 感熱孔版用原紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26106887A JPH01103497A (ja) 1987-10-16 1987-10-16 感熱孔版用原紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01103497A true JPH01103497A (ja) 1989-04-20

Family

ID=17356632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26106887A Pending JPH01103497A (ja) 1987-10-16 1987-10-16 感熱孔版用原紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01103497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10220934B4 (de) * 2002-05-10 2005-05-12 Siemens Ag System zur Parkraumbewirtschaftung und/oder Fahrzeugregistrierung im Innen- und Außenbereich

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10220934B4 (de) * 2002-05-10 2005-05-12 Siemens Ag System zur Parkraumbewirtschaftung und/oder Fahrzeugregistrierung im Innen- und Außenbereich

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4957808A (en) Thermal stencil paper for mimeograph
JPS6112751A (ja) 低表面エネルギー材料に硬化できる組成物
CN104023976B (zh) 层叠体及其用途
JPH11255846A (ja) シリコーン樹脂含有エマルジョン組成物及びその製造方法並びに該組成物の硬化被膜を有する物品
US4673621A (en) Surface-releasing agent against sticking adhesive
JPH0649415A (ja) 粘着剤及び両面粘着テープ
JPS582371A (ja) 硬化感圧接着性物とその製造法
CN110709486A (zh) 粘合剂制品及其制造和使用方法
JP2000086996A (ja) 低接着性塗料
JP4572005B2 (ja) 水分散型感圧性接着剤組成物およびその製造方法ならびに表面保護用シ―ト
JPH01103497A (ja) 感熱孔版用原紙
JPH0631371B2 (ja) 離型用コ−テイング剤
JP3521775B2 (ja) シリコーン樹脂含有エマルジョン組成物及び該組成物の硬化被膜を有する物品
JP2729251B2 (ja) 感熱孔版用原紙
JPH0971749A (ja) 生物付着防止性重合体及びその製造方法並びに生物付着防止性海洋構造体
JPH01214475A (ja) 感熱転写記録フイルムの製造方法
JPH08134381A (ja) 防汚材料及びその製造方法
JP2002088316A (ja) 粘着剤組成物及び粘着剤
JP3380093B2 (ja) 感熱転写用シート
JPH1067047A (ja) 耐磨耗性および耐薬品性に優れた成形品の製造方法
JP7384964B2 (ja) ディスプレイ用接着シート、及びこれを含むディスプレイ
JPH0781113B2 (ja) シリコーン系グラフト共重合体からなるコーティング剤
JP2948821B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
CN106883436A (zh) 可印刷的功能性硬涂膜及其制备方法
JPH07183195A (ja) レジスト剥離用シート類、及びそれを用いたレジストの剥離除去方法