JPH01102230A - 換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、有効な換気を行うために、強風など室外の圧
力・各部屋の排気ファンの能力差・住居　　′のダクト
抵抗等に大きく影響されずに換気効率を保つことができ
る換気装置に関するものである。

従来の技術 近年、土地を有効に利用するために建物は高層化してお
シ、住宅も例外でなく、集合住宅も高層化・気密化して
きている。高層化すれば外風の影響が大きくなシ、冷暖
房効果を保つために住宅の２ヘージ 気密性が非常に高くなシ、換気効率も各部屋の排気ファ
ンの能力差・住居のダクト抵抗に大きく影響される。

このようなことから従来の住宅の換気装置は第２図に示
すような構成であった。すなわち、住宅１ｏ１には排気
口１０３に排気ファン１０２と、給気口１０５に給気ダ
ンパ１０４とが設けられ、排気ファン１ｏ２を運転する
と給気ダンパ１０４が作動し、給気口１０５がら空気を
取シ入れながら排気ファン１０２よシ排気をし、居室の
換気を行うものであった。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、建物が高層化するほど建物のまわシを吹
く外風が強くなシ、この外風圧の影響による損失を補う
ために排気ファン１ｏ２に対して、高静圧時でも吐出適
正風量が得られることが要求される。このため、排気フ
ァン１０２は、通常時に要求される能力よシかなシ強大
なものとなシ、大形で消費電力が高く騒音も高いものに
なるという欠点を有していた。また図示していないが、
−３　・＼−７ 般に集合住宅では、台所の排気ファンの他に浴室や便所
にも排気ファンが設けられるが必要風量の相異によシ、
台所用の排気ファンが浴室や便所に設ける排気ファンよ
りも強力で、より高静圧時に大風量が得られるように設
定されていた。したがって台所用の排気ファンを運転す
ると給気口１０５からだけで々く、浴室や便所の排気フ
ァンが給気口となり、外気が取り入れられることになる
。このため浴室の湿気や便所の臭気が住宅内に拡がり住
宅内の快適さがそこなわれることになる。浴室や便所の
排気ファンを運転していた場合には、台所用の排気ファ
ンを運転すると、浴室や便所の排気ファンが影響を受け
、換気量が低下し浴室内の湿気や便所の臭気が十分に排
出できなくなるといった問題や、排気ファン１０２の運
転時、室内と室外との圧力差が大きくなるため、扉や窓
の開閉が困難になったり、サツシ・扉・新聞受け、給気
口等の隙間から笛なり現象が起こる等の問題があった。

本発明は上記従来の問題点に留意し、排気ファン１ｏ２
を運転しても、室内と室外の圧力差を常に適正値に保ち
、排気ファン１０２の性能を最小限とし、住宅内の快適
さを損うことなく換気を行うことのできる換気装置を提
供することを目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 この問題を解決するために本発明は、室内と室外の圧力
差が所定の値になると作動する差圧センサーと、この差
圧センサの出力に応じて作動する制御装置と、この制御
装置により開閉する電動ダンパおよび出力が可変で前記
室内へ給気する給気ファンとからなる換気装置を構成し
たものである。

作　　用 この構成により、あらかじめ差圧センサーにおいて室内
と室外の圧力差を設定しておき、排気ファンを運転する
ことにより、室内と室外との圧力差が設定値以上になる
と差圧センサーが出力を出し、制御装置に入力する。そ
して制御装置より出力が電動ダンパに送られ開口が開く
。さらに室内と室外の圧力差が設定値以上の場合は、給
気ファ　Ａ−７ ンが運転され、排気ファンによる室内静圧を負圧にしよ
うとする力と、給気ファンによる室内静圧を正圧にしよ
うとする力が、平衡状態となり、給気ファンのノツチが
決定され、給気ファンの運転は一定となる。その後室内
と室外の圧力差が設定値以下になると、差圧センサーよ
り制御装置に出力信号が出され、給気ファンのノツチが
下げられたり、停止したり、あるいは電動ダンパが閉じ
られる。排気ファンが運転されず、強風など室外の圧力
影響による場合も、差圧センサーより制御装置に出力信
号が出され、電動ダンパが開閉する。

これにより室内と室外の圧力差を設定値付近で保ちなが
ら換気することとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図にもとすき説明する。

図において、住宅１には排気口３に排気ファン２と、給
気口６に給気ファン６、電動ダンパ４、差圧センサ室外
検出口９および差圧センサ室内検出口１ｏを有し室内１
１と室外１２の圧力差を検出６ベーノ し設定値になると作動する差圧センサ８（１個または複
数個）の入力を受は前記給気ファン５および電動ダンパ
４の運転を制御する制御装置７とが設けられている。

上記構成において、住宅１の排気口３に設けられた排気
ファン２を運転すると、室内１１と室外１２には圧力差
が生じる。すると差圧センサ室外側検出口９と差圧セン
サ室内側検出口１ｏにおいて室内１１と室外１２の圧力
差が生じ、これを差圧センサ８により検出し、圧力差が
効果的な換気ができる設定値以上になると差圧センサ８
により制御装置７に入力される。制御装置７は、接続さ
れた電動ダンパ４および給気ファン６の動作開始の出力
を出す。室外１１に対する室内１０の圧力差をたとえば
一３ｔｔａｎＡＣＺ　　と設定しておくと、この設定値
（−３ｍｍ　Ａｑ　）を圧力差が越えると差圧センサ８
が制御装置７に出力信号を出す。そして制御装置７に接
続された電動ダンパ４が開放する。さらにこの状態で室
内１０と室外１１の圧力差が設定値（−３ａｍ　Ａｑ　
）付近で平衡状態にならない場７　ヘ一／ 合、一定時間の後、差圧センサ８が制御装置７に出力信
号を出し、室内１ｏと室外１１の圧力差が設定値付近で
平衡状態となるノツチで給気ファン５が運転される。排
気ファン２が運転されずとも、強風など室外の圧力影響
による場合も、設定値（−３■Ａｑ　）を圧力差が越え
ると、差圧センサ８が制御装置７に出力信号を出し、制
御装置７に接続された電動ダンパ４が開放し、室内１０
と室外１１の圧力差を設定値（−３ｍｍ　Ａｑ　）に保
ち効果的な換気が行なえるようにする。

以上のように、本実施例によれば、排気ファン２の運転
にかかわらず、差圧センサ８と制御装置７と電動ダンパ
４と給気ファン５とによシ室内１゜と室外１１の圧力差
が効果的に換気が行なえるようほぼ一定に保たれる。排
気ファン２を運転する場合の外風速の影響は、給気ファ
ン５により排気ファン２における排気抵抗が減少される
ので、排気ファン２に要求される性能は低減されて消費
電力を少なく、騒音も低くすることが可能となる。

また図示していないが、一般に集合住宅では排気ファン
は台所の他に浴室や便所にも設けられるが、必要風量の
相違により台所用の排気ファンが浴室や便所に設けられ
る排気ファンより強力で高静圧時に大風量が得られるよ
うに設定されている。しかし室内１０と室外１１の圧力
差がほぼ一定（−３ａｍ　Ａｑ　）の平衡状態に保たれ
るよう給気ファン５が運転されるので、浴室や便所の排
気ファンが停止している場合に台所用の排気ファンを運
転しても、浴室内の湿気や便所の臭気が住宅内に広がる
ことが防止でき、また浴室や便所のファンの運転中に台
所用排気ファンを運転しても、浴室や便所の排気ファン
が影響をうけないこととなる。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明は、従
来、排気ファンと給気口のみにより構成されていた換気
装置では十分な換気効果が得られなかったのに対して、
給気ファン、電動ダンパ、差圧ゼンサ、制御装置等によ
り、室外と室内の圧力差を効果的な換気ができる値に一
定に保つことができ１浴室の湿気や便所の臭気および台
所の油９ヘ一／ 煙、臭気、湿気などをすみやかに排気でき、外風速の影
響を受けにくり、各部屋の排気ファンの能力差・住居の
ダクト抵抗に影響されず低消費電力、低騒音の換気装置
が提供可能となり、得られる効果はきわめて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による換気装置を示す構成図
、第２図は従来の換気装置の構成図である。 ４・・・・・・電動ダンパ、６・・・・・・給気ファン
、７・・・・・・制御装置、８・・・・・・差圧センサ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内と室外の圧力差が所定の値になると作動する差圧セ
   ンサーと、この差圧センサの出力に応じて作動する制御
   装置と、この制御装置によって開閉する電動ダンパおよ
   び出力が可変で前記室内へ給気する給気ファンとからな
   る換気装置。