JP2002031388A - 空調設備の風量制御装置 - Google Patents

空調設備の風量制御装置

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JP2002031388A
JP2002031388A JP2000217545A JP2000217545A JP2002031388A JP 2002031388 A JP2002031388 A JP 2002031388A JP 2000217545 A JP2000217545 A JP 2000217545A JP 2000217545 A JP2000217545 A JP 2000217545A JP 2002031388 A JP2002031388 A JP 2002031388A
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JP
Japan
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air
duct
air volume
return
rooms
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JP2000217545A
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Takashi Fukumura
福村貴司
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】還気用の風量可変装置や差圧センサを不要と
し、低コストで各室の風量バランスを最適に制御する。 【解決手段】建物1内に防火区画で区画形成された複数
の居室2および廊下3と、各居室に接続された空調機
5、給気ダクト6および還気ダクト10と、給気ダクト
に設けられ、各居室への給気風量を制御する風量可変装
置7と、還気ダクトに設けられたレタンファン11と、
各居室と廊下の間を連通するように設けられたレタンパ
ス14と、建物内の排気を行う排気ダクト12および排
気ファン13と、排気ダクトに設けられた風量センサ1
7とを備え、各居室の給気風量の積算値が所定の範囲に
なるように空調機を制御するとともに、排気ダクトから
排気される排気風量に応じてレタンファンを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火区画で区切ら
れた複数の室を空調する空調設備において、各室の風量
バランスを最適に制御するための風量制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】防火区画で区切られた複数の室に空調エ
アを給排する空調設備においては、各室に供給される給
気量と各室から排気される排気量との風量バランスを最
適に制御しないと、ドアの開閉がスムーズに行われなか
ったり、風切り音が発生してしまうという重大な欠陥を
生じ、この問題を解決するために、従来、図2または図
3に示す風量制御が行われている。
【0003】図2は、レタンVAV方式を示し、建物1
は、例えば、ホテル、オフィスビル、集合住宅であり、
防火区画で区画形成された複数の居室2、廊下3および
トイレ4を備えている。空調機5には給気ダクト6が接
続され、給気ダクト6はそれぞれ風量可変装置(VA
V)7を介して複数の居室2に接続されている。また、
各居室2は風量可変装置(VAV)9を介して還気ダク
ト10およびレタンファン11に接続されている。ま
た、トイレ4は排気ダクト12およびトイレ排気ファン
13により大気に接続されている。
【0004】風量可変装置7、9は、ダクトの開度を調
節するダンパと、該ダンパを駆動するモータと、給気風
量または還気風量を検出する風量センサと、居室に設け
られた温度調節器と室温センサの差により要求風量を決
定し、この要求風量と風量センサによる実際の風量との
差に応じたダンパ開閉信号を出力する制御回路とを備え
ている。そして、各居室2の給気風量の積算値が所定の
範囲になるように空調機5の給気ファン5aの回転数を
制御し、また、各居室2の還気風量の積算値が所定の範
囲になるようにレタンファン11の回転数を制御するよ
うにしている。
【0005】図3は、差圧制御方式を示している。な
お、図2と同一の構成については同一番号を付して説明
を省略する。本方式においては、図2の還気用の風量可
変装置9を廃止し、その代わりに各居室2に廊下3と連
通するレタンパス14を設けるとともに、廊下3と大気
を連通する連通管15を設け、連通管15に差圧センサ
16を設けている。そして、各居室2の給気風量の積算
値が所定の範囲になるように空調機5の給気ファン5a
の回転数を制御し、また、差圧センサ16により廊下3
と大気圧との差を検出し、その値が所定の範囲になるよ
うにレタンファン11の回転数を制御するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
2のレタンVAV方式においては、各居室2に還気用の
風量可変装置9を設置しなければならず、居室の数が多
くなるにしたがいコストの増大を招くという問題を有
し、また、図3の差圧制御方式においては、還気用の風
量可変装置9は不要になるが、高価な差圧センサ15を
必要とするという問題を有している。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、防火区画で区切られた複数の室を空調する空
調設備において、還気用の風量可変装置や差圧センサを
不要とし、低コストで各室の風量バランスを最適に制御
することができる風量制御装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の空調
設備の風量制御装置は、建物内に防火区画で区画形成さ
れた複数の居室および廊下と、各居室に接続された空調
機、給気ダクトおよび還気ダクトと、給気ダクトに設け
られ、各居室への給気風量を制御する風量可変装置と、
還気ダクトに設けられたレタンファンと、各居室と廊下
の間を連通するように設けられたレタンパスと、建物内
の排気を行う排気ダクトおよび排気ファンと、排気ダク
トに設けられた風量センサとを備え、各居室の給気風量
の積算値が所定の範囲になるように空調機を制御すると
ともに、排気ダクトから排気される排気風量に応じてレ
タンファンを制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の空調設備の風
量制御装置の1実施形態を示し、図1(A)は模式的平
面図、図1(B)は居室と廊下の模式的断面図である。
【0010】図1(A)において、建物1は、例えば、
ホテル、オフィスビル、集合住宅であり、防火区画で区
画形成された複数の居室2、廊下3およびトイレ4を備
えている。空調機5には給気ダクト6が接続され、給気
ダクト6はそれぞれ風量可変装置(VAV)7を介して
複数の居室2に接続されている。また、各居室2は、還
気ダクト10を経てレタンファン11に接続され、還気
の一部は大気に排気され残りは空調機5に還流される。
【0011】さらに、各居室2には、廊下3と連通する
レタンパス14が設けられている。このレタンパス14
は、図1(B)に示すように、各居室2と廊下3の天井
裏の境に設けられている。そして、トイレ4は排気ダク
ト12およびトイレ排気ファン13により大気に接続さ
れ、トイレ排気ファン13の上流側に風量センサ17が
設けられている。トイレ排気ファン13は、一定の回転
数で駆動されるもので、従って、廊下3、トイレ4の圧
力変動により排気ダクト12を流れる風量が変化する。
【0012】風量可変装置(VAV)7は従来周知の装
置であり、ダクトの開度を調節するダンパと、該ダンパ
を駆動するモータと、給気風量を検出する風量センサ
と、居室に設けられた温度調節器と室温センサの差によ
り要求風量を決定し、この要求風量と風量センサによる
実際の風量との差に応じたダンパ開閉信号を出力する制
御回路とを備えている。
【0013】そして、各居室2の給気風量の積算値が所
定の範囲になるように空調機5の給気ファン5aの回転
数を制御し、また、排気ダクト12から排気される排気
風量を風量センサ17により検出し、この値が所定範囲
内になるようにレタンファン11の回転数を制御するよ
うにしている。すなわち、廊下3、トイレ4の圧力が居
室2に対して低くなると、風量センサ17の検出値が低
くなり、レタンファン11の回転数を減少させるように
制御し、逆に、廊下3、トイレ4の圧力が居室2に対し
て高くなると、風量センサ17の検出値が高くなり、レ
タンファン11の回転数を増加させるように制御する。
風量センサ17は、差圧センサに比べて格段に安価であ
り、またVAVに付属のセンサを用いることもでき、こ
れにより、低コストで各室の風量バランスを最適に制御
することができる。
【0014】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、ト
イレの排気ダクト12に風量センサ17を設けている
が、これに限定されるものではなく、一定回転数で(制
御無し)駆動される排気ファンを有する排気系統に設け
るようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、防火区画で区切られた複数の室を空調する空
調設備において、還気用の風量可変装置や差圧センサを
不要とし、低コストで各室の風量バランスを最適に制御
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調設備の風量制御装置の1実施形態
を示し、図1(A)は模式的平面図、図1(B)は居室
と廊下の模式的断面図である。
【図2】従来の風量制御装置の例を示す構成図である。
【図3】従来の風量制御装置の他例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1…建物 6…給気ダクト 7…風量可変装置 10…還気ダクト 11…レタンファン 12…排気ダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物内に防火区画で区画形成された複数の
    居室および廊下と、各居室に接続された空調機、給気ダ
    クトおよび還気ダクトと、給気ダクトに設けられ、各居
    室への給気風量を制御する風量可変装置と、還気ダクト
    に設けられたレタンファンと、各居室と廊下の間を連通
    するように設けられたレタンパスと、建物内の排気を行
    う排気ダクトおよび排気ファンと、排気ダクトに設けら
    れた風量センサとを備え、 各居室の給気風量の積算値が所定の範囲になるように空
    調機を制御するとともに、排気ダクトから排気される排
    気風量に応じてレタンファンを制御することを特徴とす
    る空調設備の風量制御装置。
JP2000217545A 2000-07-18 2000-07-18 空調設備の風量制御装置 Pending JP2002031388A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018132236A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 アズビル株式会社 室圧制御システムおよび方法
CN109210700A (zh) * 2018-08-28 2019-01-15 无锡永信能源科技有限公司 中央空调室内末端能效控制系统的变频节能一体化控制器
JP2021009021A (ja) * 2019-04-15 2021-01-28 ダイキン工業株式会社 空気調和システム

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JP7181477B2 (ja) 2019-04-15 2022-12-01 ダイキン工業株式会社 空気調和システム

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