JPH01101A - 開始剤としてアリールメチドアニオンを使用するアニオン重合法または共重合法 - Google Patents

開始剤としてアリールメチドアニオンを使用するアニオン重合法または共重合法

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JPH01101A
JPH01101A JP63-80204A JP8020488A JPH01101A JP H01101 A JPH01101 A JP H01101A JP 8020488 A JP8020488 A JP 8020488A JP H01101 A JPH01101 A JP H01101A
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エルマン・ジヨゼフ・ユイテルオーヴアン
フイリツプ・ジユル・テイシエ
ロジエ・ミシエル・フアイ
リユク・エルザ・レマン
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アグフア・ゲヴエルト・ナームロゼ・ベンノートチヤツプ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレン性不飽和有機化合物のアニオン(共)
重合およびそれから得られる(共)重合体に関する。
アニオン重合は、カルバニオン源として作用する開始剤
、例えばn−ブチルリチウムの如きアルカリ土類金属化
合物を用いて進行する。
アニオン重合における利点はいわゆる「リビングポリマ
ー」を生成する可能性をもたらすことにある。「リビン
グポリマー」なる語は、アニオン重合において重合体鎖
が、更に添加した単量体に移動するカルバニオン電荷を
それらの生長末端に保有し、既に存在する重合体鎖のみ
の生長をさせることを意味する。これは得られた重合体
が本質的に単分散であるようにする。
アニオン重合は、例えば開始剤を操作することによって
および/または特定コモノマーを導入することlこよっ
て導入される官能基を有し、制御され子側しうる分子量
を有する重合体を製造するための簡単にして信頼性のあ
る合成法を提供する。
特に(メタ)アクリレートのアニオン重合は、広い範囲
にわたる種々の化学的に制御し易い官能基を有する重合
体を作るための多様性のある方法である(キュバートソ
ン・ビー・エムオヨびピッマン・シー・ニー・ジュニア
編、プレナム・プレス1984年発行、「二ニー・モノ
マーズ・アンド・ポリマーズ」第357頁〜第380頁
のアンドリュー・ジー・デイおよびメルバイ・エル・ア
ールの論文参照)。
しかしながら(メタ)アクリレートのアニオン重合は、
例えば重合体の分枝構造をもたらす強力な求核カルバニ
オンとエステル官能基の間で生起する副反応を伴って進
行する。Bulletinde la 5ociete
 Chimique do France (1954
年)第31巻第221頁〜第224頁にフレイス・デイ
およびレンゲ・エムおよびレンゲ・ピーによって発表さ
れている如く、これらの副反応は、1.1−ジフェニル
エチレンを使用して、(メタ)アクリレートのエステル
官能基との相互作用を示さず、しかもなおα、β−不飽
和エチレン基を介してのその線状重合を行うことができ
る末端カルバニオンを形成することによって避けること
ができる。しかしながら1,1−ジフェニルエチレンは
高価であり、その精製は困難である。
公告されたヨーロッパ特許出願第0076539号によ
れば、前記副反応も効率的、に防止し、ドブチルリチウ
ムにα−メチルスチレンを加えることによって合成され
た別の開始剤が(メタ)アクリレート単位を含有するブ
ロック共重合体を製造するために使用されている。8−
ブチルリチウムはアニオン重合のための既知の開始剤で
ある。このとき実際には下記構造式(I)による開始剤
が形成される。
C八    〇も nは正の整数である。
α−メチルスチレン単位を含有しないリビングホモまた
はコポリマーおよびブロック共重合体を作るためには、
既に述べた副反応を防止し。
各重合体鎖をラベル付けする非反復性末端アニオン基の
みを形成する他の開始剤を見出さなければならない。
ベンジルナトリウム、CI、H5−CH2Naはアニオ
ン重合用の既知の開始剤である、しかしそれはジャーナ
ル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエテイ(1962年)
第361頁〜第363頁にアサミーアール、レヴイeエ
ム、およびシュツウ゛アルク・エムによって発表されて
いる如く、そのアニオンは室温で少しゆっくりとした転
位反応を受ける比較的不安定なものであると報告されて
いる。
発光マーカー(例えばアンスラセン)での重合体鎖のラ
ベル付けが、発光基を含有する化合物と官能性末端基と
の反応によって〔例えばカルボキシ基、Vysokon
nol、5oedin (1980年)第A22巻、第
1904頁のLu5hchik V、 B、 、 Kr
akovyakM、 G、および5horokhodo
v S、S、の論文参照〕またはアニオン重合において
発生する巨大分子のリビング末端基との反応によって〔
ポリマー・ジャーナル(1979年)第11巻第691
頁のυ1hiki H等の論文参照〕鎖端で得られてい
る。
前記ラベル付けされた重合体は検出目的に使用できる。
本発明の目的はアニオン重合によって作られ、発光末端
基でラベル付けされた線状重合体を提供することにある
本発明の他の目的および利点は以下の説明から明らかに
なるであろう。
本発明によれば、アニオン開始剤の存在下にエチレン不
飽和有機単量体のアニオン(共)重合によって(共)重
合体を製造するための方法を提供し、開始剤が下記一般
構造式(n)の開始剤化合物によって生成するアリール
メチドアニオンであることを特徴とする: 式中Xはカチオンを表し、Yおよび2は同じであっても
異なってもよく、水素原子またはアルキル基を表し、A
rは置換縮合芳香族基を含む縮合芳香族基を表す。
本発明により使用する開始剤の例には例えばl−ナフチ
ルメチルリチウムおよび9−アンスリルメチルリチウム
がある。
41−ナフチルメチルリチウムおよび9−アンスリルメ
チルリチウムの合成はジャーナル・オブ・オーガニック
・ケミストリー(1966年)第31巻第95頁〜第9
9頁にシュライベル・ケー・シーおよびエマーソン・ダ
ブリュによって、およびジャーナル・オブ・ジ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエテイ(1971年)第93巻
第5478頁〜第5482頁にレヴイー・エムによって
、およびジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル
・ソサイエテイ(1972年)第94巻第5750頁お
よび第5759頁にクロンツアー・エフ・ジエイおよび
サンプル・ヴイ・アールによって発表されている。
それぞれ下記製造例1および2に詳細に説明する。
製造例 l:l−ナフチルメチルリチウムの製造(a)
 1 、2−ジー1−ナフチルエタンの合成50ゴの乾
燥ジエチルエーテル中の新たに蒸溜した沃化メチル(1
29,85ミ!jモル)の溶液を金属マグネシウム巻線
(29,82ミリモル)に加えた。1時間ゆっくりとし
た還流を保ち、その後25m/の乾燥ジエチルエーテル
中の新たに蒸溜したl−りOロメチルナフタレン(12
,49,70ミリモル)の溶液を徐々に加えた。混合物
を更に2時間還流下に保った、この間lこ白色固体が沈
澱した。生成物を数回トルエンで再結晶した。
(b) t−ナフチルメチルリチウムの合成テトラヒド
ロフラン(THF’ )をポリスチリルリチウム−TH
F溶液から連続共沸蒸溜して1゜2−ジー1−ナフチル
エタン(3,539,12,4ミリモル)を乾燥した。
THF−ポリスチリルリチウム溶液から蒸溜されたTH
F溶媒(150m/)を1,2−ジー1−ナフチルエタ
ンに加えた。
この溶液に、新しく清浄にされた金属表面を有するt、
1(0,179,24,5ミリモル)を加えた。
−夜装置して暗赤色の発生後、溶液を不活性雰囲気中で
沖過した。滴定結果から約60%の収率と計算された。
製造例 2:9−アンスリルメチルリチウムの合成体)
l、2−ジー9−アンスリルエタンの合成100m1の
’I’HF中の9−アンスラアルデヒド(8,009,
0,039モル)の溶液を、100111(1)THF
中ノLiA/H,(4,009、O,l O6モ/l/
)の懸濁液に撹拌しつつ加えた。反応混合物を2.5時
間撹拌しつつ還流加熱した。冷却後、10mA!のエチ
ルアセテート、200mA!の水および500ミリ濃塩
酸を連続的に加えることによって混合物を分解した。混
合物を水中に注入し、数回水洗した。生成物をトルエン
から結晶化した。
(b)9−アンスリルメチルリチウムの合成1.2−ジ
ー9−アンスリルエタン(4,009,1,05X10
  モル)をTHF−ポリスチリルリチウム溶液の共沸
蒸溜によって乾燥した。これらの蒸溜を数回繰返し、4
00 mlの’I’HFをTIP−ポリスチリルリチウ
ムから蒸溜し、l。
2−ジー9−アンスリルエタンに加えた。撹拌した懸濁
液に、新たに清浄にした金属表面を有するLt(0,1
59)を加えた。−夜放置後、強く緑色着色した溶液を
不活性雰囲気下に沖過した。
滴定結果から84%の収率と計算された。
本発明によれは、エチレン性不飽和有機単危体から誘導
された線状高分子(重合体、共重合体、ブロック共重合
体)が得られ、各高分子鎖は式(1])によるアリール
メチドアニオンから誘導された末端蛍光アリールメチル
基を有することを特徴としている。
本発明によるアニオン重合において単独でまたは組合せ
て使用するのに好適な単量体の例には、スチレン、α−
メチルスチレン、メチルメタクリレート、アリルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、ラウリルメタク
リレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、も−ブ
チルアクリレート、エチルアクリレート、アクリロニト
リル、ビニルピリジン、イソプレンおよびブタジェンが
ある。
本発明によるアニオン(共)重合の実現のための条件は
、この種の重合において普通に用いられる条件である。
通常溶媒、好ましくは極性溶媒を使用する。
好適な溶媒には例えばテトラヒドロフラン、エーテル例
えはジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブ
チルエーテル、ジメチルエーテルまたはジオキサン、ベ
ンゼン、キシレンまたはトルエンがある。使用する溶媒
の量には厳密な規制はない。溶媒は重合のための単量体
を加える前に通常精製する。
重合を行う温度は、単量体、溶媒および開始剤の種類l
こよって決る。一般には一100℃〜50℃の温度範囲
である。
単量体を液体で保つに充分な大きさの圧力下に行うこと
が望ましい。
重合は連続法または不連続法で行うことができる。単量
体は一度にまたは少しずつ加えることができる。
通常リビング重合体の不活性化はアルコールまたはカル
ボン酸の添加によって行う。そして重合体は過剰のメタ
ノール中で沈澱させ、続いて乾燥することによって得る
ことができる。
特別の実施態様によれば、一般式(U)による開始剤化
合物は例えばヨーロッパ特許出願第86202067.
4号に記載された如くしてブロック共重合において使用
できる、この特許出願は、ブロック(b)がエポキシ基
を含有するα、β−エチレン性不飽和単量体から誘導さ
れ、そのエポキシ基はブロック共重合後イオン基に変換
されることを特徴とし、ブロック(、)が無極性(ap
olar )α、β−エヂレン性不飽和化合物である二
つの化学的に結合した重合体ブロック(a)および(b
)からなるab−ブロック共重合体に関するものである
。前記ブロック共重合体の合成は、先ずアニオン重合に
よって無極性リビングホモまたはコポリマーを製造し、
エポキシ基を含有する単量体を上記リビンボリマーと更
に重合させることによる実施態様により行う。最終工程
において得られたブロック共重合体のエポキシ基はイオ
ン性基に変換する。これらのブロック共重合体は水性媒
体中での分散剤として使用でき、湿潤親水性コロイド層
中で耐拡散性のままで残ることができる。それらは分散
重合法により製造される重合体の製造(安定重合体ラテ
ックス分散液)における特に有用な分散剤である。
ポリ−ラウリルメタクリレート−スルポン化グリシジル
メタクリレートの如きab−ブロック共重合体は、例え
ばハロゲン化銀写真材料に使用するための親水性コロイ
ド層中での耐拡散性可塑剤として使用できる。
蛍光開始剤を用いる本発明によるアニオン(共)重合を
適用・することによって、各重合体鎖は蛍光基で末端ラ
ベル付けされる。上述したブロック共重合体は次いで疎
水性部分または親水性部分の何れかでラベル付けできる
。この重合体鎖中への蛍光プローブの導入は、例えばミ
セルの構造および形成の研究において重要でありうる。
前記ラベル付けされたブロック共重合体を負荷したラテ
ックス粒子は、ブロック共重合体に共有結合された開始
剤の蛍光によって、抗体の如きラテックス粒子上に吸着
された結合蛋白質の存在の可視検出に使用でき、従って
また抗原の如き特異的に結合しうる物質の存在を可視検
出するのに使用できる。
下記実施例1−13は、各重合体鎖で蛍光末端基を含有
するリビング重合体および共重合体を形成するアニオン
重合における前記一般式(II)による開始剤の使用を
示す。
実施例 1 9−アンスリルメチルリチウムによって開始したメチル
メタクリレート(MMA )のアニオン重合 3方隔壁を備えたバルブを設け、窒素で加圧下に保った
完全に乾燥したlooom/球形フラスコ中に、不銹調
性毛細管によって隔壁を通して300trtlのテトラ
ヒドロフランを導入した。
T)IF溶媒は予め水素化カルシウム上で乾燥し、ベン
ゾフェノンナトリウム溶液から蒸溜した。
磁気撹拌した溶媒中に、TI(F中の9−アンスリルメ
チルリチウムの0.025 M溶液を、周囲温度で、9
−アンスリルメチルリチウムにょる持続性ある緑色が出
現するまで滴加した。その後、必要開始剤量として0.
025 M 9−アンスリルメチルリチウム溶液8 m
lを加えた。
球形フラスコをアセトン−ドライアイス浴中に浸漬して
一78℃に冷却した。−78℃で撹拌した溶液中に、1
19の’MA (110ミリモル)を加えた。添加前に
MMAは水素化カルシウム上で乾燥し、そこから蒸溜し
た、そして冷却した単量体にヘプタン中IMのトリエチ
ルアルミニウム溶液を、単量体トリエチルアルミニウム
錯体の緑色の出現するまで滴加し、そこから単量体を再
蒸溜した。
2時間後10dのメタノールを加えることによってリビ
ング重合体を殺した。重合体をメタノール中に徐々に注
入して沈澱させた。重合体の収率は定量的であった。
分子量はゲル透過クロマトグラフィ(GPC)で測定し
、数平均分子量(in)および重量平均分子量(M−)
として表した。
MnGPC= 534 Q Q MwGPC=6 1 0 0 0 MwGPC/MnGPC=  1.1 4実施例 2〜
8 実施例1に記載した方法と同様にして、下表1に示す単
量体および開始剤組成を有する下記重合体を製造した。
表  1 215.21.526.3(a) 241002880
0339001.18313.01.302.8(b)
 4640051700617001.19413.1
1.311.1(c) 11910011230013
14001.1759.50.951.0(d) 95
00080000910001.14612.01.2
04.5(e) 2670032700383001.
17719.61.962.5(f) 78400 B
2400961001.17814.21.421.7
(g) 8350094100109001.16(a
)0.0252M溶液25− (b)0.0561M溶液5耐 (e)0.056111溶液’2xg (d)0.0252M溶液4d (6)0.0561M溶液8d (f’) 0.083 M#液3d (g)0.083 M溶液2ml 得られた■合体のリビング特性は、Mn GPCがMn
理論に実質的に相当する事実によって示される。
実施例 9 9−アンスリルメチルリチウムで開始したアリルメタク
リル(AMA)のアニオン重合以下に述べる相違点以外
は、前記各実施例と一般法および操作実験条件は同じで
ある。
100dの球形フラスコに500 mlのTHFを入れ
た。持続性の緑色着色が出現するまで0.083Mの9
−アンスリルメチルリチウム溶液を滴加した。必要開始
剤量として9−アンスリルメチルリチウムの0.083
 M溶液5m1(0,42ミ!Jモル)を加えた。反応
容器を一78℃に冷却した後、15m/(112ミリモ
ル)のアリルメタクリレート(AMA )を加えた。2
時間後にメタノール中でリビング重合体を殺し、沈澱さ
せた。
収率は定量的であった。
GPC(ホリスチレン補正)in=39900MW=4
6700 Mw/Mn == 1.17 実施例 10 9−アンスリルメチルリチウムによって開始したメチル
メタクリレート(MMA )およびグリシジルメタクリ
レ−) (GMA )のブロック共重合 三方隔膜を備えたバルブを設け、窒素で加圧下に保った
完全に乾燥した球形フラスコ中に、不銹鋼性毛細管によ
って隔膜を通して700 rttlのTHF溶媒を導入
した。TH?溶媒は予め水素化カルシウム上で乾燥し、
ベンゾフェノンナトリウム溶液から蒸溜した。磁気撹拌
した溶媒にTHF 中(7)0.025 Mの9−アン
スリルメチルリチウム溶液を、9−アンスリルメチルカ
ルバニオンによる持続性緑色着色が出現するまで周囲温
度で滴加した。その後必要開始剤量として0、025 
Mの9−アンスリルメチルリチウム溶液60m1C1,
5X I 0モル)を加えた。球形フラスコをアセトン
−ドライアイス浴中に浸漬シて一78℃に冷却した。−
78℃で撹拌した溶液に4.79のMMA (47ミリ
モル)を加えた。
添加前にMMAは水素化カルシウム上で乾燥し、それか
ら蒸溜し、次いで冷却した単量体にヘプタン中のIMの
トリエチルアルミニウム溶液を、単量体トリエチルアル
ミニウム錯体の緑色の出現するまで滴加し、そこから単
量体を再蒸溜した。
2時間後にプレポリマー分析のためそこから20−分を
取り出した。
次いで20.59のGMAを加えた。添加に先立ってG
MAは2重分溜によって精製し、水素化カルシウム上で
乾燥し、更にトルエン−ポリスチリルリチウム溶液の共
沸蒸溜によって精製した。
2時間後リビング重合体をメタノール中で殺して沈澱し
た。収率は定量的であった。
apc (ポリスチレン補正)Mn=13800MW=
19800 My/Mn = 1.43 実施例 11 9−アンスリルメチルリチウムで開始したイソプレンの
アニオン重合 下記方法で述べた相違点以外は前記各実施例と、一般法
および操作条件は同じであった。
1000 ratの球形フラスコ中に、トルエン中のポ
リスチリルリチウム溶液から蒸溜した250yulのト
ルエンを導入した。持続性緑色着色が出現するまで0.
025 Mの9−アンスリルメチルリチウム溶液を滴加
した。必要開始剤量として9−アンスリルメチルリチウ
ム溶液(2,o xlo  モル)を加えた。その後1
5m/(150ミリモル)のイソプレンを加えた。18
時間後重合体をメタノール中で殺して沈澱させた。収率
は定量的であった。
実施例 12 9−アンスリルメチルリチウムによって開始したスチレ
ンのアニオン重合 スチレンの重合のため溶媒としてTFIFを用いたこと
以外は、一般法および操作条件は実施例11と同じであ
った。2時間後得られたりピングポリマーをメタノール
中で殺し、沈澱させた。
収率は定食的であった。
実施例 13 ■−ナフチルメチルリチウムにより開始したメチルメタ
クリレート(MMA )のアニオン重合三方隔膜を備え
たバルブを設け、窒素で加圧下に保った完全に乾燥した
10100O’球形フラスコ中に、不銹鋼性毛細管によ
って隔膜を通して300m1のTHFを導入した。TH
F溶媒は予め水素化カルシウム上で乾燥し、ベンゾフェ
ノンナトリウム溶液から蒸溜した。磁気撹拌した溶媒に
、■−ナフチルメチルカルバニオンによる持続性赤色着
色が出現するまで、周囲温度でTHF中の0.076 
Mの1−ナフチルメチルリチウム溶液を滴加した。
その後必要開始剤量として12rttlの0.076M
1−ナフチルメチルリチウム溶液(91×10 モル)
を加えた。球形フラスコをアセトン−ドライアイス浴中
に浸漬して一78℃に冷却した。−78℃で撹拌した溶
液に、11gのMMA(110ミIJモル)を加えた。
添加前にMMAは水素化カルシウム上で乾燥し、そこか
ら蒸溜し、次いでヘプタン中のIMI−!Jエチルアル
ミニウム溶液を、冷却した単量体に単量体トリエチルア
ルミニウム錯体の緑色着色が出現するまで滴加し、そこ
から単量体を再蒸溜した。
2時間後1OWLeのメタノールを加えてリビング重合
体を殺した。重合体をメタノール中に徐々に注入して沈
澱させた。重合体の収率は定量的であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、開始剤が、下記一般構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X^+はカチオンを表し、YおよびZは同じであ
    つても異なつてもよく、水素原子またはアルキル基を表
    し、Arは置換縮合芳香族基を含む縮合芳香族基を表す
    )の開始剤化合物によつて生成するアリールメチドアニ
    オンであることを特徴とするアニオン開始剤の存在下に
    エチレン性不飽和有機単量体のアニオン(共)重合によ
    り重合体を製造する方法。 2、開始剤化合物が下記構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表
    等があります▼ の一つに相当する請求項1記載の方法。 3、単量体を、下記単量体群:スチレン、α−メチルス
    チレン、メチルメタクリレート、アリルメタクリレート
    、グリシジルメタクリレート、ラウリルメタクリレート
    、2−エチルヘキシルメタクリレート、t−ブチルアク
    リレート、エチルアクリレート、アクリロニトリル、ビ
    ニルピリジン、イソプレン、ブタジエンから選択した1
    員である請求項1または2記載の方法。 4、各重合体鎖が請求項1または2の何れかによるアリ
    ールメチドアニオンから誘導された末端蛍光アリールメ
    チル基を有することを特徴とするエチレン性不飽和有機
    単量体から誘導された線状重合体。
JP63-80204A 1987-04-24 1988-03-31 開始剤としてアリールメチドアニオンを使用するアニオン重合法または共重合法 Pending JPH01101A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP87200780A EP0287715B1 (en) 1987-04-24 1987-04-24 Anionic (co)polymerisation using an arylmethide anion as initiator
EP87200780.2 1987-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS64101A JPS64101A (en) 1989-01-05
JPH01101A true JPH01101A (ja) 1989-01-05

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