JPH01101933A - カーテンの縁止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は窓に吊下げたカーテンの側縁と窓枠、或はカー
テンが遮蔽する開口部等との双方に設けた永久磁石を使
用した一対の吸着具によってカーテンの捲れ上りを防止
し、而もカーテン側の吸着具を脱着自在にカーテンに取
付け、カーテンの手入時に邪魔にならないようにしたカ
ーテンの縁止具に関するものである。

（従来技術） 窓に設けられるカーテンは通常レール等によって吊下げ
られて取付けられておりカーテンが風によって煽られる
と捲れ上って室内が丸見えになったり、遮光が完全でな
かったりの問題点があったため、これを防止するために
カーテンと窓枠等にスナップ等の止具を取付けてカーテ
ンの縁を止めるようにしたものがあった。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記の止具は対となる止具との係脱時にカ
ーテンから飯れないように縫付等によって固着されてお
り、カーテンの洗濯等の手入時にも取外すことができず
、その侭洗わなければならないため洗い難く、而も生地
が傷んだり、或は金具の中に水が残ったりするために金
具が錆が出てカーテンを汚す等の問題点があっ５　た。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたもの
であって、一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けた
穴１ａを有する永久磁石ｌと該永久磁石ｌの磁極面ａに
添設される強磁性板２とよりなる雌具Ａと、該雌具Ａの
磁極面すに当接される強磁性板３よりなる雄具Ｂとより
なり、該雌具Ａ、雄具Ｂにおける強磁性板２．３の双方
又は何れか一方より突設された磁気通路を構成する強磁
性桿部２ａ、３ａが前記雌具Ａの穴１ａを介して相互に
又は前記強磁性板２又は３に着脱自在に吸着される吸着
具の前記雌具Ａ、雄具Ｂの何れか一方の強磁性板２又は
３の非吸着側にピン５が突設され、該ピン５が吊下げカ
ーテンＤの側縁に刺通されており、先端にピン５が挿入
される六６ａを有し、先端部内周面が先端方向へ縮径さ
れる傾斜内周面６ｂとされている筒体容器状の金具６に
、該金具６の後端に開設された六６ｃにより軸芯に前記
穴６ａに連通ずるピン挿入孔７ａを設けられたピン挿入
管７が摺動自在に挿入され、該挿入管７は先端部が前記
金具６の傾斜内周面６ｂと同径同傾斜の外周面７′ａを
有する膨大頭部７°　とされ、該頭部７°内に遊嵌され
た複数個のポール８がその一部を前記外周面７′ａに等
間隔に配設された穴７′ｂより前記金具６の傾斜内周面
６．　ｂにその内径に応じて出没当接し、且つ前記膨大
頭部７°と前記金具の内底面６ｄとの間に介在するばね
９により先端方向に弾発されているピン係止具Ｃにより
係着されていると共に、前記吊下げカーテンＤの遮蔽す
る開口部における前記カーテン側縁の側方には前記カー
テンＤに対向して他方のピンの突設されない雌具Ａ又は
雄具Ｂが設けられているカーテンの縁止具である。

（作用） 上記のように構成されたカーテンの縁止具はカーテンＤ
の側縁に係着された一方の吸着具である雌具Ａ又は雄Ｘ
Ｂが、窓枠、壁面等吊下げカーテンＤの遮蔽する開口部
における該カーテンＤの側縁の側方に設けられた前記吸
着具と対をなす雌具Ａ又は雄具Ｂと吸着されることによ
って吊下げカーテンＤの側縁が開口部に止着され、その
動きが止められる。

又、カーテンＤに係着された吸着具は強磁性板に突設さ
れたピン５をカーテンＤの窓枠側の側縁に刺通されてピ
ン係止具Ｃによって係着されるものであり、吸着具の強
磁性板２又は３の非吸着側に突設されたピン５をカーテ
ンＤに刺通してピン係止具Ｃの金具６の穴６ａよりピン
挿入管７のピン挿入孔７ａに挿入しようとすると、膨大
頭部７°のポール８を転勤させ、夫々のポール８を外方
に押し出し、押されたポール８は金具６の傾斜内周面６
ｂに当接し、径が大となる方へ傾斜内周面６ｂに沿って
回動してボール８間にピン５を受入れる。一方ばね９の
弾発力により膨大頭部７°が小径方向に押圧されている
ためポール８はその位置で傾斜内周面６ｂの小径方向に
転動しようとしてポール８間が挟まり、ピン５をポール
８間で強く挟圧して吸着具とピン係止具Ｃとが一体とな
り、ピン５を抜く方向に引いてもピン５を圧接している
ポール８はピン５の移動とともに傾斜内周面６ｂの小径
側に転勤しようとするためピン５を更に強く挟圧して抜
けない。

又、吸着具とピン係止具Ｃとの係合を解く時はピン挿入
管７をばね９に抗して金具６の後端方向へ引くと、膨大
頭部７“は傾斜内周面６ｂの大径の方に移動するため、
ポール８と傾斜内周面６ｂとの間に余裕を生じ、ポール
８は圧接状態を解かれてピン５との圧接もなくなりピン
５を簡単に引抜いて吸着具をカーテンＤから取外すこと
ができる。

（実施例） 以下本発明の一実施例について図面により説明する。

Ａは雌具、Ｂは雄具であって、雌具Ａが吊下げカーテン
Ｄにより遮蔽される開口部におけるカーテンＤ側縁の側
方の壁面や窓枠Ｅ等に複数個設けられ、雄具Ｂは前記カ
ーテンＤ側縁に雌具Ａと対応する位置に複数個係着され
そいる。

前記該雌具Ａは一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向
けた穴１ａを有する環板状の永久磁石１の磁極面ａに円
板状の強磁性板２が添着され、底部に穴１ａに連通する
穴４ａを有する倒皿状の非磁性ケース４内に永久磁石ｌ
の磁極面すを内方にして嵌入され、ケース４の開口縁に
設けられた係止爪４ｂによって永久磁石ｌと強磁性板２
とを一体に保持されており、前記強磁性板２には一端に
細径押部２ａ’が設けられた強磁性秤部２ａが、該細径
押部２ａ’を強磁性板２の中心に設けた穴に挿通して突
設され、更に取付板１０に設けた穴に嵌入させ、カシメ
付又は溶着されており、取付板ｌＯが壁面や窓枠等Ｅに
粘着シート、接着等により取付けられている。

又、取付板ｌＯをビス止めにより、或は細径押部２ａ’
の先端部を木ねじ部として窓枠Ｅ等に螺着する場合もあ
る。

又、雄具Ｂは円板状の強磁性板３とその一方の面の中心
に突設された強磁性秤部３ａとよりなるものであり、非
吸着側とされる他方の面の中心にはピン５が突設されて
いる。該ピン５は第７図に示すようにスポット、ロウ付
け、その他の溶接により強磁性板３に溶着される場合、
前記押部３ａとプレス等により一体に形成されて強磁性
板３の中心に設けた穴に挿通してカシメ付けられる場合
、或は強磁性板３、押部３ａと一体に形成される場合等
がある。

に開設されている穴６ｃより摺動自在に挿入され軸芯に
ピン挿入孔７ａを有するピン挿入管７とよりなり、金具
６は先端にピンが挿入される穴６ａが前記ピン挿入管７
のピン挿入孔７ａに連通ずるように貫設され、内周面は
先端部のみが先端方向へ次第に縮径される傾斜内周面６
ｂとされている。６ｅは金具６の把持用フランジである
。

又、ピン挿入管７は先端部が前記金具６の傾斜内周面６
ｂと同径で同傾斜の外周面７′ａを有する膨大頭部７°
となっており、該頭部７゛内には複数（通常３箇）の鋼
製のポール８がその一部を、前記外周面７′ａに等間隔
に配設ける傾斜内周面６ｂの内径に応じて出没し該内周
面６ｂに当接するようになっている。

又、膨大頭部７°の後端面と金具６の内底面６ｄとの間
にはコイルばね９がピン挿入管７に挿装されて膨大頭部
７°を金具６内で先端方向に弾発している。従ってピン
がピン挿入孔７ａ内に挿入されていない時は各ポール８
が互に接する状態となっている。

尚、７ｂはピン挿入管７の孤み用フランジである。

このようなピン係止具Ｃは吸着具の雄具Ｂのピン５をカ
ーテンＤの側縁に刺通し穴６ａより押込むことによりピ
ン５の太さに応じて外方へ押出され、傾斜内周面６ｂに
当接したポール８は該内周面６ｂに沿って拡径側である
後方へ転動し、ピン挿入管７全体をばね９の弾発力に抗
して後方へ移動し、ポール８間にピン５が挾持された時
点で停止し、ばね９の弾発力により各ポール８は傾斜内
周面６ｂとピン５間に押圧されてピン５を確実に挾持し
吸着具とピン係止具Ｃとが一体となってカーテンＤに係
着される。

このようにして窓枠Ｅ等に取付けられた雌具Ａとカーテ
ンＤに取付けられた雄具Ｂとは強磁性板３が磁極面す側
に、強磁性桿部２ａと３ａは穴ｌａ内で互に吸着するよ
うになっており、雄具ＢをカーテンＤから取外す時はピ
ン挿入管７を金具６の後端方向へ引くと、ポール８と前
記傾斜内周面６ｂとの間に余裕を生じ、ポール８と傾斜
内周面６ｂ及びピン５との圧接状態が解かれてピン５は
容易に抜出すのでカーテンＤより雄具Ｂを取外すことが
できる。

又、雌具Ａと雄具Ｂとの強磁性桿部２ａ、３ａは第１図
のように穴１ａで互に吸着する長さとされる場合と第３
図（ａ）のように雌具Ａの強磁性秤部２ａのみを設けて
直接雄具Ｂの強磁性板３に吸着するようにする（強磁性
板３の吸着面の周縁に突周縁が設けられ、吸着位置のズ
レが防止されるようになっている）場合及び第３図（ｂ
）のようにこれと逆に強磁性桿部３ａのみを設ける場合
とがある。これ等の場合雌具Ａは粘着シート、接着剤等
で取付けられる。

又、雌具Ａは第１図乃至第３図等に示すようにケース４
に磁極面す側も覆われている場合、第４図（ａ）に示す
ようにケース４が一短寸の円筒状であって磁極面すが露
出している場合、或は同図（ｂ）に示すようにケース４
の磁極面す側の面の周縁が突周縁４Ｃとされて雄具Ｂの
吸着位置のずれを防止する（特に雄具Ｂに強磁性桿部３
ａがない場合に有効）と共に該磁極面すに誤ってキャッ
シュカード等の磁気記録物が接触した場合に該突縁４Ｃ
によって磁極面すとの密着がないようにし、磁気記録へ
の磁気の悪影響を防止するようにする場合がある。

第５図は磁気シールドタイプとした雌具Ａの各種実施例
で同図（ａ）はケース４と磁極面す間に強磁性の磁気シ
ールド板１１を介装すると共にケース４の磁極面す側に
突周縁４Ｃを併設したもの、同図（ｂ）は筒状のケース
４により磁極面す側に添装した磁気シールド板１１の周
縁を係止したものであり、同図（Ｃ）は、モールディン
グにより磁極面すに磁気シールド板１１を添装し何れも
非吸着時における磁極面すからの磁気漏洩を防止するよ
うにしたものである。

第６図（ａ）は永久磁石ｌを硬質磁性粉末を金欠磁石１
の磁極面ａ側へ埋設したもので、前記第５図（ｃ）も同
様プラスチック磁石を使用したものである。又第６図（
ｂ）は磁極面すにプラスチック磁石自体による突周縁１
ｂを形成したものである。

尚、前記実施例は雄具Ｂの強磁性板３にピン５が設けら
れてカーテンＤに係着されているが、雌具Ａにピン５を
設けてカーテンＤに係着し、窓枠Ｅ等に雄具Ｂを取付け
てもよい。

（効果） この発明に係るカーテンの縁止具は以上のよ遮蔽される
開口部における該カーテン側縁の側方の例えば壁面、窓
枠等に簡単に吸脱着でき、カーテンの開閉が容易であっ
て且つカーテンの風等による捲れ上りが防止される。

又、磁力による吸着であるので吸着力が強くとも吸着面
を傾けるようにすることにより吸着が簡単に外れるので
吸脱着によって吸着具を取付けたカーテンの縁が引張ら
れて傷む等のことがない。

而も吸着具はピン係止具によってカーテンに脱着自在で
あるのでカーテンの汚れた時の洗濯、自分で好みの束ね
帯との交換、その他の手入等の時に吸着具を簡単に取外
すことができるので、洗濯時に吸着具が洗濯槽を傷めた
り、吸着具の発錆によりカーテンに錆汚れを発生したり
することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカーテン縁止具の一実施例の断面
図、第２図は同斜視図、第３図は一対の吸着具の各種実
施例の断面図、第４図乃至第６図は雌具Ａの各種実施例
の断面図、第７図は吸着具のピンの各種実施例の断面図
であり−テン、Ｅ・・・窓枠、ａ、ｂ・・・磁極面、１
・・・永久磁石、２．３・・・強磁性板、２ａ、３ａ・
・・強磁性桿部、４・・・ケース、５・・・ピン、６・
・・金具、７・・・ピン挿入管、８・・・ボール、９・
・・ばね、１０・・・取付板、１１・・・磁気シールド
板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の磁極面ａから他方の磁極面ｂに向けた穴１ａを有
   する永久磁石１と該永久磁石１の磁極面ａに添設される
   強磁性板２とよりなる雌具Ａと、該雌具Ａの磁極面ｂに
   当接される強磁性板３よりなる雄具Ｂとよりなり、該雌
   具Ａ、雄具Ｂにおける強磁性板２、３の双方又は何れか
   一方より突設された磁気通路を構成する強磁性桿部２ａ
   、３ａが前記雌具Ａの穴１ａを介して相互に又は前記強
   磁性板２又は３に着脱自在に吸着される吸着具の前記雌
   具Ａ、雄具Ｂの何れか一方の強磁性板２又は３の非吸着
   側にピン５が突設され、該ピン５が吊下げカーテンの側
   縁に刺通されており、先端にピン５が挿入される穴６ａ
   を有し、先端部内周面が先端方向へ縮径される傾斜内周
   面６ｂとされている筒体容器状の金具６に、該金具６の
   後端に開設された穴６ｃにより軸芯に前記穴６ａに連通
   するピン挿入孔７ａを設けられたピン挿入管７が摺動自
   在に挿入され、該挿入管７は先端部が前記金具６の傾斜
   内周面６ｂと同径同傾斜の外周面７′ａを有する膨大頭
   部７′とされ、該頭部７′内に遊嵌された複数個のボー
   ル８がその一部を前記外周面７′ａに等間隔に配設され
   た穴７′ｂより前記金具６の傾斜内周面６ｂにその内径
   に応じて出没当接し、且つ前記膨大頭部７′と前記金具
   の内底面６ｄとの間に介在するばね９により先端方向に
   弾発されているピン係止具Ｃにより係着されていると共
   に、前記吊下げカーテンの遮蔽する開口部における該カ
   ーテン側縁の側方には前記カーテンに対向して他方のピ
   ンの突設されない雌具Ａ又は雄具Ｂが設けられているこ
   とを特徴とするカーテン。