JPH01100423A - 内燃機関の運転状態検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の運転状態検出装置に関し、特に吸入
空気の状態を検出するものに関する。

〈従来の技術〉 この種の運転状態検出装置の従来例として吸入空気流量
を検出するものがあり、これを第２図に基づいて説明す
る（実開昭５９−１５８０３１号公報参照）。

すなわち、機関の吸気通路中に配設される熱線抵抗１と
抵抗２．３ａ、３ｂ、４　（２は出力抵抗、３ａは吸入
空気の温度変化による吸入空気量検出特性の変動を補償
するための温度補償抵抗、３ｂは第１固定抵抗４との間
の電位を確保するため第１固定抵抗４と同一の雰囲気下
におかれる第２固定抵抗）七によりブリッジ回路が構成
されている。

このブリッジ回路への供給電流をブリッジ回路の非平衡
電圧即ちａ点とｂ点間の電圧を入力する差動増幅器５の
出力によりパワートランジスタ６を制御し、例えば出力
抵抗２の電圧変化に基づいて吸入空気量を検出するもの
である。例えば吸入空気流速が増大すれば熱線抵抗１の
放熱量が増大することによりその抵抗値が減少しようと
する。このときａ点とｂ点との非平衡電圧が減少して差
動増幅器５の出力が減少し、パワートランジスタ６のコ
レクタ電流が増大しブリッジ回路への供給電流が増大す
る。これにより熱線抵抗１の発熱量を増大してその抵抗
値を一定に保つように制御される。したがって例えば出
力抵抗２の両端電圧Ｕｓから流速を読取ることにより吸
入空気流量を算出することができる。

そして、制御装置（図示せず）は、算出された吸入空気
流量に基づいて機関への燃料噴射量を演算し、燃料噴射
弁（図示せず）を駆動制御することにより機関に燃料を
供給するようにしている。

また、前記熱線抵抗１より上流のエアクリーナ（図示せ
ず）内にはサーミスタ等からなる吸気温度センサ（図示
せず）が設けられ、この吸気温度センサにより吸入空気
の温度を検出するようにしている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、このように吸入空気の流量と温度とを別置のセ
ンサ（熱線抵抗と吸気温度センサ）により検出するよう
にしているので、部品点数が多くなりコスト高になると
いう不具合がある。また、吸入空気の流量と温度とを離
間した位置で検出するようにしているので、流量検出時
の吸入空気温度を検出できず、機関を最適に制御できな
いという不具合がある。

本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、部
品点数の低減化とエンジン制御の最適化を図れる内燃機
関の運転状態検出装置を提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 このため、本発明は機関吸気通路に介装され吸入空気流
速に対応して抵抗値が変化する熱線抵抗と、該熱線抵抗
近傍の吸気通路に介装され当該熱線抵抗の温度補償抵抗
と、を設は前記熱線抵抗への通電量から吸入空気流量を
検出するようにしたものにおいて、前記温度補償抵抗の
両端電圧若しくはこれに関連する電圧を前記熱線抵抗へ
の通電量検出位置と異なる位置で検出する電圧検出手段
と、検出された温度補償抵抗の両端電圧若しくはこれに
関連する電圧と前記熱線抵抗への通電量とに基づいて吸
入空気温度を演算する温度演算手段と、を備えるように
した。

く作用〉 このようにして、吸気温度センサを独立して設けること
な（、吸入空気流量検出部において吸入空気温度を検出
できるようにした。

〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する
。尚、従来例と同一要素には第２図と同一符号を付して
説明を省略する。

図において、マイクロコンピュータ等からなる制御装置
１１の入力端子には出力抵抗２の＋側端子から吸入空気
流量に対応する第１電圧Ｕｓが従来例と同様に印加され
ている。前記制御装置１１には、ブリッジ回路に印加さ
れる第２電圧Ｕｔが印加されている。ここで、第２電圧
Ｕｔは、吸入空気流量の変化に対応して変化し、また吸
入空気の温度変化換言すれば温度補償抵抗３ａの抵抗値
変化に対応して変化するようになっている。このとき、
温度補償抵抗３ａの吸入空気との接触面積が大きく設定
されているため、温度補償抵抗３ａの抵抗値は吸入空気
温度変化に応答性良く追従して変化する。

前記制御装置１１は前記第１電圧Ｕｓに基づいて吸入空
気流量を演算するようになっている。また、制御装置１
１は、前記第１出力電圧Ｕｓと第２電圧Ｕｙとに基づい
て吸入空気の温度を演算するようになっている。したが
って、制御装置１１が温度演算手段を構成する。また、
第２電圧Ｕ７を制御装置１１に印加するリード線及び端
子が電圧検出手段を構成する。

次に、第１電圧Ｕｓと第２電圧Ｕ７とに基づいて吸入空
気温度を検出できることを立証する。

作動増幅器５と、パワートランジスタ６によって前記抵
抗１，２．３ａ、３ｂ、４で構成されるブリッジの平衡
が保たれるため、第１固定抵抗４の＋側端子電圧と前記
第１電圧Ｕｓは略同様になる。したがって、温度補償抵
抗３ａ、第２固定抵抗３ｂ及び第１固定抵抗４からなる
直列回路に流れる電流値ＩＫと、第１電圧Ｕｓと、第１
固定抵抗４の抵抗値Ｒ２との関係はＩＫ＝Ｕｓ／Ｒ，・
、　・・（１）となる。

また、前記第２電圧Ｕｔと電流値■えと直列回路との関
係はＵｒ　＝　Ｉｌｌ　Ｘ　（Ｒ’ｌ　＋　Ｒｚ　＋　
ＲＫ　）・・・（２）となる。

尚、Ｒ８は第２固定抵抗３ｂの抵抗値、ＲＫは温度補償
抵抗３ａの抵抗値である。

したがって、第１及び第２電圧Ｕ、、Ｕｓと第１及び第
２固定抵抗３ｂ、４の抵抗値Ｒ，，Ｒ。

とから温度補償抵抗３ａの抵抗値Ｒｘを演算することが
でき、この抵抗値ＲＫが吸入空気の温度に略比例するた
め、第１電圧Ｕｓと第２電圧Ｕ７とに基づいて吸入空気
の温度を求めることができるのである。

ここで、第２電圧Ｕ７には吸入空気流量に対応する電圧
分も含まれているため、第２電圧Ｕｔを吸入空気流量に
対応する第１電圧Ｕｓにて除算し、第２電圧Ｕｒに吸入
空気流量の影響がないようにしている。

このように、吸入空気流量を検出するブリッジ回路の電
圧に基づいて吸入空気の温度も検出できるようにしたの
で、吸気温度センサを特別に設けることがな〈従来例よ
り部品点数の低減化を図れる。また、吸入空気流量を検
出するセンサ部で吸入空気の温度も検出できるため、機
関に供給される実際の吸入空気温度を正確に検出でき機
関を最適に制御できる。

尚、温度補償抵抗３ａの端子間電圧を検出してもよい。

また、本実施例ではブリッジ回路により熱線抵抗の抵抗
値を略一定に保持するものについて説明したが、熱線抵
抗に定電圧を印加しその抵抗値変化に′より吸入空気流
量を検出するタイプのものにも本発明は適用できる。

〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、吸入空気流量を検出す
るセンサ部で吸入空気温度も検出するようにしたので、
検出装置の部品点数の低減化を図れると共に機関制御を
最適に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は運転
状態検出装置の従来例を示す回路図である。 ｌ・・・熱線抵抗　　２・・・出力抵抗　　３ａ・・・
温度補償抵抗　　１１・・・制御装置 特許出願人　日本電子機器株式会社 代理人　弁理士　笹　島　　冨二雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機関吸気通路に介装され、吸入空気流速に対応して抵抗
   値が変化する熱線抵抗と、該熱線抵抗近傍の吸気通路に
   介装され当該熱線抵抗の温度補償抵抗と、を設け、前記
   熱線抵抗への通電量から吸入空気流量を検出するように
   した内燃機関の運転状態検出装置において、前記温度補
   償抵抗の両端の電圧若しくはこれに関連する電圧を前記
   熱線抵抗への通電量検出位置と異なる位置で検出する電
   圧検出手段と、検出された温度補償抵抗の両端の電圧若
   しくはこれに関連する電圧と前記熱線抵抗への通電量と
   に基づいて吸入空気温度を演算する温度演算手段と、を
   備えたことを特徴とする内燃機関の運転状態検出装置。