JPH01100368A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、各気筒毎に燃料噴射弁を設けてなる内燃機関
の燃料供給装置に関する。

〈従来の技術〉 このような燃料供給装置としては、第３図に示すような
ものが知られている（実開昭６１−７６１６０号公報参
照）。

すなわち、電磁コイル２により進退駆動されるニードル
弁３を噴孔部４に着座付勢して内挿してなる燃料噴射弁
５が、その噴孔部４を吸気通路１壁を貫通させ配設され
ている。

そして、燃料を図示しない燃料タンクから図示しない燃
料パイプを介して燃料噴射弁５の上部に形成された燃料
入口部６から噴孔部４に導き、ニードル弁３を電磁コイ
ル２により吸引して噴孔部４から吸気通路１に燃料を噴
射供給している。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の内燃機関の燃料供給装
置においては、以下のような問題点がある。

すなわち、燃料入口部６が燃料噴射弁５の上部に設けら
れているため、機関停止後に燃料入口部６より下方の燃
料噴射弁５内に溜まった燃料が機関から発せられる熱に
より加熱されてベーパが発生し易いと共に、暖間再始動
時に発生したベーパの排出が困難となり、ベーパロック
を生じさせやすく、始動性が悪化する。

また、上部の燃料人口部６に燃料パイプ等を配設するた
め、機関自体の高さが大きくなり、これに伴って車両の
ボンネット高が高くなって、走行抵抗減少のためにボン
ネットを低背化したいというニーズに対応することがで
きない。

一方、ただ単に噴孔部４から吸気通路１内に燃料を噴射
するだけであるため、噴射燃料の微粒化が促進され難く
、特に空気流量が小さいアイドル時等に空気流による燃
料の微粒化促進効果が期待できず、混合性悪化により燃
焼性が低下することがあった。

本発明はこΦような従来の技術の問題点に着目してなさ
れたもので、ベーパロックが抑制でき、かつ、機関高さ
を低く抑えることができると共に、燃料の微粒化が促進
できる内燃機関の燃料供給装置を提供することを目的と
する。

〈問題点を解決するための手段〉 このため、本発明では、インテークマニホールドに近接
する燃料供給通路の途中に気筒数個の筒状のホルダ部を
形成し、該ホルダ部内に燃料噴射弁をその側壁部に形成
された燃料入口を燃料供給通路に連通させて内挿する一
方、燃料噴射弁の噴孔部をインテークマニホールド壁を
貫通させ各気筒に対応する吸気通路に臨ませて配設し、
噴孔部下流側近傍に空気を噴射供給する空気供給通路を
設けた。

く作用〉 上記のような構成を採用したので、暖間再始動時に、燃
料供給通路内を流れる燃料流によりベーパを速やかに燃
料噴射弁外部に持ち去ることができ、暖間再始動時のベ
ーパロックが抑制される。

燃料供給通路に形成したホルダ部に燃料噴射弁を内挿し
、燃料噴射弁の側壁部から燃料供給するので、機関上部
に燃料パイプ等の突設がなく、機関高さが低く抑えられ
る。

一方、燃料噴射弁の噴孔部下流側近傍に形成された空気
供給通路から噴射供給される空気により、噴孔部から噴
射供給された燃料が微粒化される。

〈実施例〉 以下に、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。

第１図に本発明の一実施例を示す。

インテークマニホールド１０に近接して燃料供給通路１
１が配設され、該燃料供給通路１１の途中には、機関の
気筒数と同数の筒状のホルダ部１２が形成されている。

該ホルダ部１２は、大径部１２ａとこれに同軸に一体成
形された小径部１２ｂとを備えている。

この大径部１２ａ内には、燃料噴射弁１３がＯリング１
４．１５を介して内挿されており、燃料噴射弁１３内の
燃料通路１３ａと燃料供給通路１１とを、燃料噴射弁１
３の側壁部に開口した燃料人口１３ｂ及び燃料出口１３
ｃを介して連通している。このようにして、燃料を燃料
供給通路１１から燃料噴射弁１３内に導く一方、余剰燃
料を燃料供給通路１１に排出している。

前記ホルダ部１２の小径部１２ｂには、燃料噴射弁１３
の先端部１３ｄが、小径部１２ｂ内壁との間に隙間１２
ｃを持たせて嵌挿されている。また、小径部１２ｂの開
口端部付近には、燃料噴射弁１３の噴孔部１３ｅに対応
した円錐テーパ状のノズル孔１６ａを持つノズル部材１
６が、０リング１７を介して嵌挿されている。小径部１
２ｂの先端部をインテークマニホールド１０壁を貫通さ
せて各気筒に対応する吸気通路１８内に臨ませて配設す
ることにより各吸気通路１８内に噴孔部１３ｅが臨んで
配設されるようにしている。なお、噴孔部１３ｅには、
電磁コイル１３ｆより進退駆動されるニードル弁１３ｇ
を着座付勢しである。

ノズル部材１６には、噴孔部１３ｅの延長軸線に向かっ
て延びるエア孔１６ｂが、上述した隙間１２ｃとノズル
孔１６ａとを連通して形成されている。一方、小径部１
２ｂの外側壁を貫通して隙間１２ｃに空気を供給する空
気供給通路１９及び空気の排出をする空気排出通路２０
とが連通接続されている。このようにして、空気供給通
路１９から供給される空気をエア孔１６ｂからノズル孔
１６ａに噴射させ得るようにしている。

なお、図示してはいないが、空気供給通路１９上流側は
、ホルダ部１２近傍において燃料供給通路１１内゛に内
挿されており、供給空気と供給燃料との関で熱交換可能
な構成としている。

かかる構成を採用したので、機関停止後に燃料噴射弁１
３内に発生したベーパは、燃料供給通路１１から燃料人
口１３ｂを介して燃料噴射弁１３の内部に導入される燃
料により、燃料排出口１３ｃに速やかに排出され、暖間
再始動時にベーパロックが生ずることが低減できる。

ノズル部材１６のエア孔１６ｂからノズル孔１６ａに向
けて噴射される空気により、噴孔部１３ｅから噴射され
る燃料の微粒化を促進することができる。

また、空気供給通路１９を燃料供給通路１１内に内挿す
るようにしたため、燃料供給通路１１内の燃料を、空気
供給通路１９内の空気により冷却する一方、空気供給通
路１９内の空気を温めることができる。

これにより、燃料温度ｌ昇によるベーパの発生が抑制で
きると共に、吸気通路１８内に供給される燃料の微粒化
が促進できる。

第２図に、本発明の他の実施例を示す。

各気筒毎に設けられたインテークマニホールド１０に、
ホルダ部１０ａが一体形成され、各ホルダ部１０ａ間を
燃料供給通路１１により連通している。

ホルダ部り０ａ内には、ノズル部材３０が０リング３１
を介して嵌挿されると共に、燃料噴射弁３２がノズル部
材３０内壁と燃料噴射弁３２の先端部３２ａ外壁との間
に隙間３３を保持して０リング３４．３５を介して嵌挿
されている。空気供給通路１９が、ホルダ部１０ａ外壁
を貫通して設けられ、ノズル部材３０の側面に形成され
た空気人口３０ａを経て隙間３３に空気を供給している
。ノズル部材３０には、円錐テーパ状のノズル孔をその
軸方向に仕切壁３０ｂにより仕切った２個のノズル孔３
０ｃ、３０ｄが、各気筒に設けられた２個の吸気通路３
６に対向するように形成されている。各ノズル孔３０ｃ
、３０ｄには、隙間３３と連通ずるエア孔３０ｅ、３０
ｆが連通している。

一方、燃料噴射弁３２の噴孔部３２ｂには、２個の噴孔
３２ｃ、３２ｄが燃料噴射弁３２の軸線と所定の交角を
もって形成され、それぞれの噴孔３２ｃ、３２ｄはそれ
ぞれノズル孔３０ｃ、３０ｄに開口している。

かかる構成によれば、１つの燃料噴射弁３２により１個
の気筒に設けられた２個の吸気弁に対応する２個の吸気
通路３６に向けて噴射供給するため、噴射燃料の各吸気
通路３６への分配性が向上できる。

さらに、各噴孔３２ｃ、３２ｄからノズル孔３０ｃ、３
０ｄに噴射された燃料が、エア孔３０ｅ、３０ｆから噴
射供給される空気により微粒化することができる。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、インテークマニ
ホールドに近接する燃料供給通路の途中に気筒数個の筒
状のホルダ部を形成し、該ホルダ部内に燃料噴射弁をそ
の側壁部に形成された燃料入口を燃料供給通路に連通さ
せて内挿する一方、燃料噴射弁の先端噴孔部をインテー
クマニホールド壁を貫通させ各気筒に対応する吸気通路
に臨ませて配設し、噴孔部下流側近傍に空気を噴射供給
する空気供給通路を設けたので、暖間再始動時のベーパ
ロックの抑制を図ることができると共に、　　−機関高
さを低く抑えることができ、更に噴孔部から噴射供給さ
れた燃料の微粒化を促進することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は同上他の
実施例の断面図、第３図は従来の燃料供給装置の断面図
である。 １０・・・インテークマニホールド　　１０ａ・・・ホ
ルダ部　　１１・・・燃料供給通路　　１２・・・ホル
ダ部　　１２ａ・・・大径部　　１２ｂ・・・小径部　
　１３．３２・・・燃料噴射弁　　１３ｂ・・・燃料人
口　　１３ｅ、３２ｂ・・・噴孔部１８、３６・・・吸
気通路　　１２ｃ、３３・・・隙間　　１６ｂ。 ３０ｅ、３０ｆ・・・エア孔　　１９・・・空気供給通
路１６ａ、３０ｃ、３０ｄ・・・ノズル孔特　許　出　
願　人　日本電子機器株式会社代　理　人　弁理士　　
笹　島　冨二雄第１因 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　インテークマニホールドに近接する燃料供給通路の途
   中に気筒数個の筒状のホルダ部を形成し、該ホルダ部内
   に燃料噴射弁をその側壁部に形成された燃料入口を前記
   燃料供給通路に連通させて内挿する一方、前記燃料噴射
   弁の噴孔部をインテークマニホールド壁を貫通させ各気
   筒に対応する吸気通路に臨ませて配設し、前記噴孔部下
   流側近傍に空気を噴射供給する空気供給通路を設けたこ
   とを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。