JPH01100233A - 耐熱性アルミニウム合金及びその製造方法 - Google Patents

耐熱性アルミニウム合金及びその製造方法

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JPH01100233A
JPH01100233A JP25668587A JP25668587A JPH01100233A JP H01100233 A JPH01100233 A JP H01100233A JP 25668587 A JP25668587 A JP 25668587A JP 25668587 A JP25668587 A JP 25668587A JP H01100233 A JPH01100233 A JP H01100233A
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JP
Japan
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aluminum alloy
weight
alloy powder
heat
alloy
Prior art date
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JP25668587A
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English (en)
Inventor
Yusuke Kotani
雄介 小谷
Yoshinobu Takeda
義信 武田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車エンジン部品や航空機部品などに用い
る耐熱性のアルミニウム合金及びその製造方法に関する
〔従来の技術〕
耐熱性アルミニウム合金としては、従来から一般に22
18.2219.2618等の合金が知られている。し
かし、最近の技術進歩に対応して、更゛に高い耐熱性が
要求されるようになっている。
そこで、高耐熱性のアルミニウム合金を得るために、最
近ではUSP3,462,248、USP4,347.
076及びUSP4,379,719等に開示されると
と(、従来アルミニウム合金の特性を劣化させるとして
嫌われていた鉄などの遷移金属を多量に添加して、高温
強度を改善する試みが行われている。
この種のアルミニウム合金は鉄などの遷移金属を多量に
含むため、当然のことながら該当する組成の合金粉末を
溶湯アトマイズ法によシ製造し、この合金粉末を粉末冶
金法に従って固化成形させる方法によって製造される。
実際、この種のアルミニウム合金はAdvancedi
n Powder Technology”の内の” 
Advanced P/MAluminum A11o
ys”、 P213〜214 、1981 ASMMa
terials 5cience Sem1nor、 
 AMER4CANSOCIETY FORMETAL
S発行、に報告されているように耐熱性が改善され、3
00Cでの引張強度が30 kp/−のものまで発表さ
れている。
しかしながら、これらのアルミニウム合金は粉末冶金(
P/M)合金に宿命的に存在すると云われるように靭性
及び疲労強度が低く、且つこの事実は9JOURNAL
OF ME’TALS″May 1987 、 P31
〜32及びFig、9に示された疲労亀裂伝播速度が他
のアルミニウム合金に比べて著しく早いという試験結果
からも確認されている。この靭性及び疲労強度は耐熱性
が高くなるにつれて低下する傾向にある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、かかる従来の事情に鑑み、優れた耐熱性と同
時に満足しうる靭性及び疲労強度を有する耐熱性アルミ
ニウム合金を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明の耐熱性アルミニウム合金は、鉄5〜10重量%
、バナジウム0.5〜5重量%、ジルコニウム及びクロ
ムの少なくとも1種を1元素当り0.5〜3重世%含み
、鉄、ノ々ナノウム、ジルコニウム及びクロムの合計が
6〜16重量%であシ、残部が実質的にアルミニウムで
あつ、て、300Cにおける引張強度が25kp/−以
上であり、。且つ破壊靭性が10MPa、/”FF7以
上であることを特徴としている。
かかる耐熱性アルミニウム合金は、5〜10重量%の鉄
と、0.5〜5重量%の・々ナゾウムと、1元素当i)
0.5〜3重量%のジルコニウム及びクロムの少なくと
も1種と、残部のアルミニウムとからなり、鉄、ノ々ナ
ノウム、−)ルコニウム及びクロムの合計が6〜16重
量%であるアルミニウム合金粉末を溶湯アトマイズ法に
より製造し、このアルミニウム合金粉末を400〜58
0Cの温度にて固化成形する方法によって製造すること
ができる。
ここで溶湯アトマイズ法とは、所定の合金組成の金属溶
湯を噴霧して急速に凝固させる全ての方法を含み、例え
ばエアーアトマイズ法、ガスアトマイズ法、遠心アトマ
イズ法1回転ロールアトマイズ法などがある。
又、アルミニウム合金粉末を粉末冶金法に従って固化成
形する方法としては、押出、鍛造、ホットプレス法、H
IP法などがある。
〔作用〕
従来の耐熱性アルミニウム合金が靭性や疲労強度に劣る
原因は、上記のJOURNALOF METALS”M
ay 1987 、 P31にも述べられているように
、合金粉末を塑性加工する際に粉末どうしが充分強固に
結合せず、マイクロポア等の微細欠陥が合金内部に存在
するためである。これは、合金粉末の塑性変形能が低い
ために塑性加工時に充分な金属の流れが達成されないこ
と、及び耐熱性改善の目的で添加する鉄などの元素がア
ルミニウム中における拡散係数が小さい等の要因による
ものと考えられる。
本発明は、上記2つの要因のうち、合金粉末の塑性変形
能を改善することを検討した結果、優れた耐熱性の向上
と靭性及び疲労強度を同時に達成しうる最適な合金組成
を決定したものである。
添加元素のうち、鉄はマトリックス中に分散され、マト
リックスの強度を向上させるAP!3Fe化合物を形成
する。この化合物は耐熱性が高いため合金の高温強度を
改善する効果がある。ジルコニウム及びクロムは主に結
晶粒界に析出して高温での結晶粒の粗大化及び分散物の
粗大化を妨げる。又、Al1 (Fe 、 Zr )、
A(!3 (Fe 、 Cr )、Al1(Fe、Cr
、Zr)などの化合物を生成してマトリックスを強化し
、合金の耐熱性を更に向上させる。更に、ノナジウムは
分散物を微細化する効果があシ、これによシ合金全体の
塑性流動性を改善する。その結果、微細欠陥の発生を抑
制でき、合金の靭性及び疲労強度の劣化を防止するもの
である。
これら添加元素の含有量は前記の通シであシ、いずれか
の含有量が所定の範囲よシ少ない場合には、合金の耐熱
性、靭性などの改善効果が充分に得られない。又、所定
の範囲をこえると耐熱性の改善効果は大きくなるが、塑
性加工が難しくなるうえ、靭性及び伸びが著しく低下し
て製品として用いることが出来なくなる。
尚、溶湯アトマイズ法によシ製造したアルミニウム合金
粉末は、鋳造材に比較して微細均一で偏析も少ない。し
かし、凝固時の冷却速度が102tll’/冠未満の場
合には、Fe、V、Zr、Cr等の添加元素が偏析し、
微細均一な組織でなくなるため、塑性加工による固化成
形が困難となる。又、固化成形が可能であっても、伸び
や靭性の低下を招くので好ましくない。
かかるアルミニウム合金粉末を熱間塑性加工して固化成
形するための温度は、4000未満では粉末の変形抵抗
が高く充分な強度をもつ合金が得られず、580Cをこ
えると、析出物や結晶粒の粗大化が生じ、充分な高温強
度が得られない。
〔実施例〕
エアーアトマイズ法によシ、下記第1表に示す100メ
ツシユ以下のA4合金粉末を製造し、同じ(第1表に示
す加工法及び温度にて熱間塑性加工を行ってA2合金を
製造した。尚、押出の場合は、押出比13で直径210
に押出した。
第1表 (註)表中の*印は比較例を表わす。
得られた各A2合金について、300Cでの引張強度、
破壊靭性及び回転曲げ疲労試験による疲労強度を測定し
、結果を第2表に示した。尚、引張強度は、300Cに
て100時間保持した後、300Cにて測定した。
第2表 (註)表中の*印は比較例を表わす。
本発明方法の実施例による試料はいずれも300Cにお
ける引張強度が25にシー以上であシ、且つ破壊靭性が
10MPaf品−以上と共に従来例を示す比較例(試料
10〜12)より遥かに優れておシ、疲労強度も良好で
あることが分かる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、耐熱性と同時に靭性及び疲労強度にも
優れ、特に従来のアルミニウム合金には例のない300
Cにおける引張強度が25kf/−以上で、且つ破壊靭
性が10MPaf茄−以上という優れた特性を有する耐
熱性アルミニウム合金を提供することができる。
従って、この耐熱性アルミニウム合金は、自動車エンジ
ン部品や航空機部品などの従来Fe系合金やNi系合金
を用いていた分野に利用することにより、軽量化及び高
効率化などに大きな効果を発揮することができる。
特許出願人 住友電気工業株式会社 7・″

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄5〜10重量%、バナジウム0.5〜5重量%
    、ジルコニウム及びクロムの少なくとも1種を1元素当
    り0.5〜3重量%含み、鉄、バナジウム、ジルコニウ
    ム及びクロムの合計が6〜16重量%であり、残部が実
    質的にアルミニウムであつて、300℃における引張強
    度が25kg/mm^2以上であり、且つ破壊靭性が1
    0MPa√m以上であることを特徴とする耐熱性アルミ
    ニウム合金。
  2. (2)5〜10重量%の鉄と、0.5〜5重量%のバナ
    ジウムと、1元素当り0.5〜3重量%のジルコニウム
    及びクロムの少なくとも1種と、残部のアルミニウムと
    からなり、鉄、バナジウム、ジルコニウム及びクロムの
    合計が6〜16重量%であるアルミニウム合金粉末を溶
    湯アトマイズ法により製造し、このアルミニウム合金粉
    末を400〜580℃の温度にて固化成形することを特
    徴とする耐熱性アルミニウム合金の製造方法
  3. (3)アルミニウム合金粉末の凝固時の冷却速度が10
    ^2℃/sec以上であることを特徴とする、特許請求
    の範囲(2)項記載の耐熱性アルミニウム合金の製造方
    法。
JP25668587A 1987-10-12 1987-10-12 耐熱性アルミニウム合金及びその製造方法 Pending JPH01100233A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011042861A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Toyota Central R&D Labs Inc アルミニウム合金と耐熱アルミニウム合金材およびその製造方法
JP2012207283A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Toyota Central R&D Labs Inc 耐熱高強度アルミニウム合金およびその製造方法

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JPS5943802A (ja) * 1982-08-30 1984-03-12 マ−コ・マテリアルズ・インコ−ポレ−テツド 急速凝固粉末を用いて作られたアルミニウム−遷移金属合金とその製造方法
JPS6148551A (ja) * 1984-08-13 1986-03-10 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 高温強度に優れたアルミニウム合金成形材
JPS61130451A (ja) * 1984-04-04 1986-06-18 アライド・コ−ポレ−シヨン 高い温度で高い強度をもつアルミニウム−鉄−バナジウム合金

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