JP7846876B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Description
[1]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有する皮膚外用剤。
[2]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン、グリチルリチン酸及び松樹皮抽出物を含有する皮膚外用剤。
[3]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有するしわの予防・改善剤。
[4]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有する抗老化剤。
[5]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有する抗炎症剤。
[6]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有する毛穴縮小剤。
[7]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有する美白剤。
[8]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有するはり・弾力の向上・改善剤。
[9]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有するコラゲナーゼ阻害剤。
[10]イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギから選ばれる少なくとも1種の植物素材、並びに、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有するチロシナーゼ阻害剤。
本発明において、特定の植物素材とは、イネ、ローズマリー、セージ、ヨモギ、ハトムギの総称である。以下、本発明の特定の植物について詳述する。
イネは、イネ科イネ属に属する、学名がOryza sativaの穀物である。本発明で用いるイネの種類としては、特に制限はないが、ジャポニカ種、インディア種等を挙げることができる。本発明で用いるイネの部位としては、特に制限はないが、コラゲナーゼを阻害でき、しわの予防・改善、抗老化作用に優れる点から、また、チロシナーゼを阻害でき、抗炎症、毛穴縮小、美白作用に優れる点から、さらに、肌のべたつきを低減でき、肌なじみを向上させることができ、はり・弾力の向上・改善作用に優れる点から、種子である籾が好ましく、籾から籾殻を除いた玄米がより好ましく、玄米の外皮、胚、糊粉層がさらに好ましく、玄米を精米した際に副産物として得られる、果皮、種皮、胚皮等の部分であるコメヌカを用いることが特に好ましい。
ローズマリーは、シソ科マンネンロウ属に属する、和名がマンネンロウで、学名がRosmarinus officinalis L.の常緑性低木であり、香辛料、調味料、香料、ハーブ、生薬等としても用いられている。本発明で用いるローズマリーの部位としては、全体を用いてもいずれの部位を用いてもよく、特に制限はないが、コラゲナーゼを阻害でき、しわの予防・改善、抗老化作用に優れる点から、また、チロシナーゼを阻害でき、抗炎症、毛穴縮小、美白作用に優れる点から、さらに、肌のべたつきを低減でき、肌なじみを向上させることができ、はり・弾力の向上・改善作用に優れる点から、花、葉、枝が好ましく、花、葉がより好ましく、葉が特に好ましい。
セージは、シソ科アサギリ属に属する多年草又は常緑低木であり、香辛料、調味料、香料、ハーブ、生薬としても用いられている。本発明で用いるセージとしては、特に制限はないが、和名がヤクヨウサルビアで学名がSalvia officinalisのセージや、和名がオニサルビアで学名がSalvia sclarea L.のクラリセージ等を用いることができる。セージの部位としては、全体を用いてもいずれの部位を用いてもよく、特に制限はないが、コラゲナーゼを阻害でき、しわの予防・改善、抗老化作用に優れる点から、また、肌のべたつきを低減でき、肌なじみを向上させることができ、はり・弾力の向上・改善作用に優れる点から、花や葉、枝が好ましく、葉が特に好ましい。
ヨモギは、キク科に属する、学名がArtemisia indica Willd. var. maximowicziiの多年草であり、香辛料、調味料、ハーブ、生薬としても用いられている。本発明で用いるヨモギの種類としては、特に制限はないが、ヨモギ、ニガヨモギ、タラゴン、ニトロフヨモギ、オニオトコヨモギ、カワラヨモギ、オトコヨモギ、ハマヨモギ、カワラニンジン、クソニンジン、イヌヨモギ、ミヤマオトコヨモギ、エゾハハコヨモギ、サマニヨモギ、タカネヨモギ、ハハコヨモギ、シコタンヨモギ、シロヨモギ、イワヨモギ、ヒメヨモギ、ワタヨモギ、ケショウヨモギ、ヒトツバヨモギ、チシマヨモギ、ヒロハウラジロヨモギ、ヒロハヤマヨモギ、ユキヨモギ、ヤブヨモギ、オオヨモギ、ニシヨモギ、アサギリソウ、キタダケヨモギ等を挙げることができる。本発明で用いるヨモギの使用部位としては、全体を用いてもいずれの部位を用いてもよく、特に制限はないが、コラゲナーゼを阻害でき、しわの予防・改善、抗老化作用に優れる点から、また、チロシナーゼを阻害でき、抗炎症、毛穴縮小、美白作用に優れる点から、さらに、肌のべたつきを低減でき、肌なじみを向上させることができ、はり・弾力の向上・改善作用に優れる点から、花、穂、茎、葉、枝、根茎、根、種子が好ましく、茎、葉、枝がより好ましく、葉が特に好ましい。
ハトムギは、イネ科ジュズダマ属に属する、学名がCoix lacryma-jobi var. ma-yuenの穀物である。本発明で用いるハトムギの部位としては、全体を用いてもいずれの部位を用いてもよく、特に制限はないが、コラゲナーゼを阻害でき、しわの予防・改善、抗老化作用に優れる点から、また、チロシナーゼを阻害でき、抗炎症、毛穴縮小、美白作用に優れる点から、さらに、肌のべたつきを低減でき、肌なじみを向上させることができ、はり・弾力の向上・改善作用に優れる点から、種皮、種子が好ましく、ヨクイニンと呼ばれる種皮を除いた種子が特に好ましい。
ナイアシンは、ニコチン酸と、ニコチン酸の誘導体であるナイアシンの総称であり、ビタミB3とも呼ばれ、糖質、脂質、タンパク質の代謝に不可欠な成分である。本発明のナイアシンとしては、ニコチン酸、ニコチン酸の誘導体のいずれを用いてもよく、特に制限はないが、コラゲナーゼを阻害でき、しわの予防・改善、抗老化作用に優れる点から、また、チロシナーゼを阻害でき、抗炎症、毛穴縮小、美白作用に優れる点から、さらに、肌のべたつきを低減でき、肌なじみを向上させることができ、はり・弾力の向上・改善作用に優れる点から、ニコチン酸の誘導体を用いることが好ましく、ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)を用いることが特に好ましい。本発明のナイアシンは、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。また、本発明で用いるナイアシンは、天然物から抽出したものも使用することができるし、公知の方法によって合成したものを使用することもできる。
グリチルリチン酸は、トリテルペン配糖体の一種であり、甘草の根に含まれる成分である。本発明のグリチルリチン酸としては、グリチルリチン酸及びその誘導体並びにその塩のいずれを用いてもよい。グリチルリチン酸としては、たとえば、βグリチルリチン酸が挙げられる。グリチルリチン酸誘導体としては、たとえば、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸ステアリルが挙げられる。本発明のグリチルリチン酸としては、特に制限はないが、コラゲナーゼを阻害でき、しわの予防・改善、抗老化作用に優れる点から、また、チロシナーゼを阻害でき、抗炎症、毛穴縮小、美白作用に優れる点から、さらに、肌のべたつきを低減でき、肌なじみを向上させることができ、はり・弾力の向上・改善作用に優れる点から、グリチルリチン酸誘導体を用いることが好ましく、グリチルリチン酸ジカリウムを用いることが特に好ましい。本発明のグリチルチリン酸は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。また、本発明で用いるグリチルリチン酸は、天然物から抽出したものも使用することができるし、公知の方法によって合成したものを使用することもできる。
本発明においては、松樹皮を配合することが好ましい。本発明で用いられる松樹皮の原料としては、フランス海岸松(Pinus Martima)、カラマツ、クロマツ、アカマツ、ヒメコマツ、ゴヨウマツ、チョウセンマツ、ハイマツ、リュウキュウマツ、ウツクシマツ、ダイオウマツ、シロマツ等を挙げることができ、これらの中でも、フランス海岸松が好ましい。
特定の植物素材として、玄米の果皮、種皮、胚及び糊粉層粉砕物の混合物を1,3-ブチレングリコールと水の混合溶媒で抽出したコメヌカエキスを用いた。
特定の植物素材として、ローズマリーの葉を1,3-ブチレングリコールと水の混合溶媒で抽出したローズマリー葉エキスを用いた。
特定の植物素材として、セージの葉を1,3-ブチレングリコールと水の混合溶媒で抽出したセージ葉エキスを用いた。
特定の植物素材として、ヨモギの葉を1,3-ブチレングリコールと水の混合溶媒で抽出したヨモギ葉エキスを用いた。
特定の植物素材として、ハトムギの種子を1,3-ブチレングリコールと水の混合溶媒で抽出したヨクイニンエキスを用いた。
ナイアシンとして、ナイアシンアミドを用いた。
グリチルリチン酸として、グリチルリチン酸ジカリウムを用いた。
松樹皮として、フランス海岸松の樹皮を熱水で抽出したフランスカイガンショウ樹皮エキス(乾燥粉末)を用いた。
50%1,3-ブチレングリコール水溶液(50%BG)を用いて、表1に記載の被験物質の濃度が0.12%となるように調製した。チューブミキサーにて60分間撹拌した後、遠心し上清を回収して、被験物質の最終濃度が0.003%となるように50%BGを用いて希釈し、サンプル溶液を調製した。被験物質を入れない溶液をブランク溶液とした。
コラゲナーゼB(Clostridium histolyticum由来、Roche製)を、0.1%BSA(ウシ血清アルブミン)含有ダルベッコPBS(Phosphate Buffer Saline)(-)を用いて10μg/mLとなるよう調製した。
DMSOで溶解した蛍光基質(MOCAc-Pro-Leu-Gly-Leu-A2pr(DNP)-Ala-Arg-NH2)を、0.1%BSA含有ダルベッコPBS(-)を用いて5μMに希釈した。
被験溶液(Sample test)の調製は以下のように行った。96ウェル蛍光用プレートへサンプル溶液を50μL/wellで添加した後、酵素溶液を100μL/wellで添加し、37℃で10分間インキュベートを行った。さらに、蛍光基質溶液を50μL/wellで添加し、遮光して37℃、60分間インキュベートを行った。320nmで励起し、405nmにおける蛍光強度を測定した。
コラゲナーゼ阻害率(%)
=(1 - [(Sample test - Sample blank) / (Control test - Control blank)])×100
特定の植物素材、ナイアシン、グリチルリチン酸、松樹皮として、試験1で用いたものと同じものを用いた。
50%BGを用いて、被験物質の濃度が0.09%となるように調製した。チューブミキサーにて60分間撹拌した後、遠心し上清を回収して、被験物質の最終濃度が0.01%となるように50%BGを用いて希釈し、サンプル溶液を調製した。被験物質を入れない溶液をブランク溶液とした。
チロシナーゼ(マッシュルーム由来、CALZYME製)を、1/15Mリン酸緩衝液(pH7.2)を用いて15units/mlとなるように調製した。
L-β-(3,4Dihydroxyphenyl)alanine(L-DOPA溶液、和光純薬工業株式会社製)を、1/15Mリン酸緩衝液(pH7.2)を用いて0.3mg/mlとなるように調製した。
被験溶液(Sampl test)の調製は以下のように行った。96ウェルプレートにサンプル溶液を100μl/wellで添加した後、酵素溶液を100μl/wellで添加し、37℃で10分間インキュベートを行った。さらに、基質溶液を100μl/wellで添加し、遮光して37℃で5分間インキュベートを行った。475nmにおける吸光度を測定した。
チロシナーゼ阻害率(%)
=(1 - [(Sample test - Sample blank) / (Control test - Control blank)])×100
特定の植物素材、ナイアシン、グリチルリチン酸として、試験1で用いたものと同じものを用いた。
塗布から10秒経過時のべたつきが、ない:3
塗布から10秒経過時のべたつきが、わずかにある:2
塗布から10秒経過時のべたつきが、ややある:1
塗布から10秒経過時のべたつきが、非常にある:0
塗布から肌になじむまでの時間が、10秒未満:3
塗布から肌になじむまでの時間が、10秒以上20秒未満:2
塗布から肌になじむまでの時間が、20秒以上30秒未満:1
塗布から肌になじむまでの時間が、30秒以上:0
塗布から30分経過時のはり・弾力が、塗布前と比べて、顕著に良好になった:3
塗布から30分経過時のはり・弾力が、塗布前と比べて、良好になった:2
塗布から30分経過時のはり・弾力が、塗布前と比べて、やや良好になった:1
塗布から30分経過時のはり・弾力が、塗布前と比べて、変わらなかった:0
・試験品の評価基準
平均点が2.5以上:◎
平均点が1.5以上2.5未満:○
平均点が0.5以上1.5未満:△
平均点が0.5未満:×
含浸シート用液
特定の植物素材、ナイアシン、グリチルリチン酸、松樹皮を精製水に溶解して溶液を調製した。溶液を不織布に含浸させて含浸させて含浸シート状パックを得た。得られた含浸シート状マスクは、皮膚のしわの予防・改善、抗老化、抗炎症、毛穴縮小、美白、はり・弾力の向上・改善に優れたものであった。また、得られた含浸シート状マスクは、肌へのべたつきが低減され、肌なじみのよいものであった。
化粧水
特定の植物素材、ナイアシン、グリチルリチン酸、松樹皮を調製し、化粧水を得た。得られた化粧水は、皮膚しわの予防・改善、抗老化、抗炎症、毛穴縮小、美白、はり・弾力の向上・改善に優れたものであった。また、得られた化粧水は、肌へのべたつきが低減され、肌なじみのよいものであった。
乳液
特定の植物素材、ナイアシン、グリチルリチン酸、松樹皮を調製し、乳液を得た。得られた乳液は、皮膚のしわの予防・改善、抗老化、抗炎症、毛穴縮小、美白、はり・弾力の向上・改善に優れたものであった。また、得られた乳液は、肌へのべたつきが低減され、肌なじみのよいものであった。
クリーム
特定の植物素材、ナイアシン、グリチルリチン酸、松樹皮を調製し、クリームを得た。得られたクリームは、皮膚のしわの予防・改善、抗老化、抗炎症、毛穴縮小、美白、はり・弾力の向上・改善に優れたものであった。また、得られたクリームは、肌へのべたつきが低減され、肌なじみのよいものであった。
オールインワンジェル
特定の植物素材、ナイアシン、グリチルリチン酸、松樹皮を調製し、オールインワンジェルを得た。得られたオールインワンジェルは、皮膚のしわの予防・改善、抗老化、抗炎症、毛穴縮小、美白、はり・弾力の向上・改善に優れたものであった。また、得られたオールインワンジェルは、肌へのべたつきが低減され、肌なじみのよいものであった。
Claims (2)
- イネ、松樹皮、ナイアシン及びグリチルリチン酸を含有するしわの予防・改善、抗老化、抗炎症及び/又は毛穴縮小用皮膚外用剤。
- セージ、ナイアシンアミド及びグリチルリチン酸を含有するしわの予防・改善、抗老化、抗炎症及び/又は毛穴縮小用皮膚外用剤。
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