JP7846630B2 - Atrpによりオレフィン-アクリレートブロックコポリマーを調製するための方法 - Google Patents
Atrpによりオレフィン-アクリレートブロックコポリマーを調製するための方法Info
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Description
本出願は、2020年4月30日に出願された米国仮出願第63/018272号の優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
a)アクリレートモノマー、ラジカル移動可能な原子又は基を有する開始剤、遷移金属化合物、及び配位子を含む原子移動ラジカル重合(ATRP)材料を組み合わせることによってATRPを行い、それによってマクロ開始剤を形成することと、
b)アルファ置換アクリレート及びマクロ開始剤を含む反応材料を組み合わせ、それによって、オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを形成することと、
を含む。
本明細書における元素周期表への全ての言及は、CRC Press,Inc.によって2003年に出版及び著作権化された元素周期表を指すものとする。また、族(複数可)へのいずれの言及も、族を番号付けするためのIUPACシステムを使用してその元素周期表に反映された族(複数可)に対するものとする。
本開示の方法の工程a)は、ATRPを介して官能化ポリアクリレートを形成することを対象とする。具体的には、本方法の工程a)は、アクリレートモノマー、ラジカル移動可能な原子又は基を有する開始剤、遷移金属化合物、及び配位子を含むATRP材料を組み合わせることによってATRPを行い、それによってマクロ開始剤を形成することを対象とする。工程a)のATRPに適した技術及び条件は当技術分野で知られており、例えば、Macromolecules,33,4039-4047,2000及び米国特許第5,945,491号に記載のものが挙げられ、これらは参照により本明細書に組み込まれる。実際、ATRP材料の開始剤、遷移金属化合物、及び配位子の各々は、当技術分野で知られており、例えば、米国特許第5,945,491号に開示されている。
Xは、ハライド(好ましくはCl、Br、又はI)、OR10、SR14、SeR14、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R14、OP(=O)R14、OP(=O)(OR14)2、OP(=O)OR14、O-N(R14)2、及びS-C(=S)N(R14)2からなる群から選択され、R14は、アリール又は直鎖状若しくは分岐状C1~C20(好ましくはC1~C10)アルキル基である、又はN(R14)2基が存在するとき、2つのR14基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R10は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換されていてもよく、
R11、R12、及びR13は各々独立して、H、ハライド、C1~C20アルキル(好ましくはC1~C10アルキル、より好ましくはC1~C6アルキル)、C3~C8シクロアルキル、C(=Y)R5、C(=Y)NR6R7、COCl、OH(好ましくはR11、R12及びR13のうちの1つのみがOH)、CN、C2~C20アルケニル又はアルキニル(好ましくはC2~C6アルケニル又はアルキニル、より好ましくはビニル)、オキシラニル、グリシジル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、アラルキレン(アリール置換アルケニル、及びアルケニルは、1つ又は2つのC1~C6アルキル基及び/又はハロゲン原子、好ましくは塩素で置換され得るビニルである)、1個から全ての水素原子(好ましくは1個)がハロゲン(好ましくは、1個以上の水素原子が置換されているフッ素又は塩素、好ましくは1個の水素原子が置換されているフッ素、塩素又は臭素)で置換されているC1~C6アルキル、並びに、C1~C4アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、C(=Y)R6、C(=Y)NR6R7、オキシラニル及びグリシジルからなる群から選択される1~3つの置換基(好ましくは1つ)で置換されているC1~C6アルキル、からなる群から選択され、そのため、R11、R12及びR13のうちの2つ以下がHであり(好ましくは、R11、R12及びR13のうちの1つ以下がHであり)、
Yは、NR8又はO(好ましくはO)であり、また、
R5は、1~20個の炭素原子のアルキル、1~20個の炭素原子のアルコキシ、アリールオキシ又はヘテロシクリルオキシであり、R6及びR7は、独立してH又は1~20個の炭素原子のアルキルである、又はR6及びR7は互いに結合して、2~5個の炭素原子のアルキレン基を形成することにより3~6員環を形成し、R8は、H、直鎖状又は分岐状C1~C20アルキル及びアリールである。
R16-Z’-R17
R16-Z’-(R18-Z’)L-R17
式中、
R16及びR17は、H、C1~C20アルキル、アリール、ヘテロシクリル、及びC1~C6アルコキシで置換されたC1~C6アルキル、C1~C4ジアルキルアミノ、C(=Y)R5、C=Y)R6R7及びYC(=Y)R8からなる群から独立して選択され、Y、R5、R6、R7、及びR8は、上記で規定したとおりであり、又は
R16及びR17は結合して、飽和、不飽和又はヘテロ環を形成することができ、
Z’はO、S、NR19又はPR19であり、R19は、R16及びR17と同じ群から選択され、
各R18は、独立して、各Z’への共有結合が隣接位置(例えば、1,2配置)又はベータ位(例えば、1,3配置)にあるC2~C4アルキレン(アルカンジイル)及びC2~C4アルケニレン、並びに各Z’への共有結合が隣接位置にあるC3~C8シクロアルカンジイル、C3~C8シクロアルケンジイル、アレーンジイル及びヘテロシクリレンからなる群から選択される、二価の基であり、
Lは、1~6である。
ポリアクリレート-(X)y (V)、
式中、
「ポリアクリレート」は、アクリレートモノマー(III)のATRPから生じるポリアクリレートを表し、Xは、本明細書で規定したとおりであり(好ましくはCl、Br、又はI)、yは、1~100である。
本方法の工程b)は、工程a)で調製された官能化ポリアクリレートを、アルファ(アルキル)アクリレート又はアルファ(ポリメリル)アクリレートなどのアルファ置換アクリレートと反応させて、オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを形成することを対象とする。具体的には、本方法の工程b)は、式(V)のアルファ置換アクリレート及びマクロ開始剤を含む反応材料を組み合わせ、それによって、オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを形成することを対象とする。
R1は、水素又はC1~C30ヒドロカルビル基である。
1. オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを調製するための方法であって、
a)アクリレートモノマー、ラジカル移動可能な原子又は基を有する開始剤、遷移金属化合物、及び配位子を含む原子移動ラジカル重合(ATRP)材料を組み合わせることによってATRPを行い、それによってマクロ開始剤を形成することと、
b)アルファ置換アクリレート及びマクロ開始剤を含む反応材料を組み合わせ、それによって、オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを形成することと、
を含む、方法。
2. アルファ置換アクリレートが、式(II)を有し、
ポリアクリレート-(X)y (V)
オレフィン-アクリレートブロックコポリマーが、式(VI)を有し、
各R1は、独立して水素又はC1~C30ヒドロカルビル基であり、
各R2は、独立して水素又はメチル基であり、
各Rは、独立してC1~C26ヒドロカルビル基又はポリオレフィニル基であり、
mは、1~50であり、
各yは、独立して1~100であり、
各Xは、独立して、ハライド(好ましくはCl、Br、又はI)、OR10、SR14、SeR14、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R14、OP(=O)R14、OP(=O)(OR14)2、OP(=O)OR14、O-N(R14)2、及びS-C(=S)N(R14)2からなる群から選択され、R14は、アリール又は直鎖状若しくは分岐C1~C20(好ましくはC1~C10)アルキル基である、又はN(R14)2基が存在するとき、2つのR14基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R10は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換されていてもよく、
R11、R12、及びR13は各々独立して、H、ハライド、C1~C20アルキル(好ましくはC1~C10アルキル、より好ましくはC1~C6アルキル)、C3~C8シクロアルキル、C(=Y)R5、C(=Y)NR6R7、COCl、OH(好ましくはR11、R12及びR13のうちの1つのみがOH)、CN、C2~C20アルケニル又はアルキニル(好ましくはC2~C6アルケニル又はアルキニル、より好ましくはビニル)、オキシラニル、グリシジル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、アラルキレン(アリール置換アルケニル、及びアルケニルは、1つ又は2つのC1~C6アルキル基及び/又はハロゲン原子、好ましくは塩素で置換され得るビニルである)、1個から全ての水素原子(好ましくは1個)がハロゲン(好ましくは、1個以上の水素原子が置換されているフッ素又は塩素、好ましくは1個の水素原子が置換されているフッ素、塩素又は臭素)で置換されているC1~C6アルキル、並びに、C1~C4アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、C(=Y)R6、C(=Y)NR6R7、オキシラニル及びグリシジルからなる群から選択される1~3つの置換基(好ましくは1つ)で置換されているC1~C6アルキル、からなる群から選択され、そのため、R11、R12及びR13のうちの2つ以下がHであり(好ましくは、R11、R12及びR13のうちの1つ以下がHであり)、
Yは、NR8又はO(好ましくはO)であり、
R5は、1~20個の炭素原子のアルキル、1~20個の炭素原子のアルコキシ、アリールオキシ又はヘテロシクリルオキシであり、R6及びR7は、独立してH又は1~20個の炭素原子のアルキルである、又はR6及びR7は互いに結合して、2~5個の炭素原子のアルキレン基を形成することにより3~6員環を形成し、R8は、H、直鎖状又は分岐状C1~C20アルキル及びアリールであり、
「ポリアクリレート」は、アクリレートモノマーのATRPから生じるポリアクリレートを表す、
実施形態1に記載の方法。
3. 各R1が、独立して、C1~C30、又はC1~C10、又はC1~C8、直鎖状、分岐状、若しくは環式であるアルキル基である、実施形態1又は2に記載の方法。
4. 各Rが、独立して、C1~C30ヒドロカルビル基である、実施形態1~3のいずれか1つに記載の方法。
5. 各Rが、独立して、直鎖状、分岐状、又は環状であるC1~C26、又はC1~C10、又はC1~C8アルキル基である、実施形態4に記載の方法。
6. 各Rが、独立して、ポリオレフィニル基である、実施形態1~3のいずれか1つに記載の方法。
7. ポリオレフィニル基が、エチレン系ポリメリル基である、実施形態6に記載の方法。
8. ポリオレフィニル基が、エチレンに由来する単位を含むエチレンホモポリメリル基である、実施形態7に記載の方法。
9. ポリオレフィニル基が、エチレン及びC3~C30アルファ-オレフィンに由来する単位を含むエチレン/アルファ-オレフィンインターポリメリル基である、実施形態7に記載の方法。
10. ポリオレフィニル基が、エチレン及びC3~C30アルファ-オレフィンに由来する単位を含むエチレン/アルファ-オレフィンコポリメリル基である、実施形態7に記載の方法。
11. C3~C30アルファ-オレフィンが、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、及び1-オクテンからなる群から選択される、実施形態9又は10に記載の方法。
12. ポリオレフィニル基が、エチレン/アルファ-オレフィンマルチブロックインターポリメリル基である、実施形態7に記載の方法。
13. ポリオレフィニル基が、ブロック複合体、特定のブロック複合体、及び結晶質ブロック複合体のポリメリル基からなる群から選択される、実施形態6に記載の方法。
14. ポリオレフィニル基が、プロピレン系ポリメリル基である、実施形態6に記載の方法。
15. ポリオレフィニル基が、プロピレンに由来する単位を含むプロピレンホモポリメリル基である、実施形態14に記載の方法。
16. ポリオレフィニル基が、プロピレン及びエチレン又はC4~C30アルファ-オレフィンのいずれかに由来する単位を含むプロピレン/アルファ-オレフィンインター
17. ポリオレフィニル基が、プロピレン及びエチレン又はC4~C30アルファ-オレフィンのいずれかに由来する単位を含むプロピレン/アルファ-オレフィンコポリメリル基である、実施形態14に記載の方法。
18. C4~C30アルファ-オレフィンが、1-ブテン、1-ヘキセン、及び1-オクテンからなる群から選択される、実施形態16又は17に記載の方法。
19. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、365g/mol超の数平均分子量を有する、実施形態6~18のいずれか1つに記載の方法。
20. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、365g/mol~10,000,000g/mol超、又は365g/mol~5,000,000g/mol超、又は365g/mol~1,000,000g/mol超、又は365g/mol~750,000g/mol超、又は365g/mol~500,000g/mol超、又は365g/mol~250,000g/mol超の数平均分子量を有する、実施形態6~19のいずれか1つに記載の方法。
21. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、0.850~0.965g/cc、又は0.860~0.950g/cc、又は0.865~0.925g/ccの密度を有する、実施形態6~20のいずれか1つに記載の方法。
22. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、0.01~2,000g/10分、又は0.01~1,500g/10分、又は0.1~1,000g/10分、又は0.1~500g/10分、又は0.1~100g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、実施形態6~21のいずれか1つに記載の方法。
23. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、1~10、又は1~7、又は1~5、又は2~4の数平均分子量分布(Mw/Mn)を有する、実施形態6~22のいずれか1つに記載の方法。
24. yが1であり、mが1である、実施形態2~23のいずれか1つに記載の方法。
25. 工程a)及び工程b)の各々が、40℃~150℃の温度で行われる、実施形態1~24のいずれか1つに記載の方法。
26. アルファ置換アクリレートが、アルファ-(ハロメチル)アクリレートを含む出発材料と、式R2Zn又はR3Alの有機金属化合物とを合わせることを含む方法によって調製され、アルファ-(ハロメチル)アクリレートは、式(I):
Xはハライドであり、R及びR1は上記で規定したとおりである]を有する、実施形態1~25のいずれか1つに記載の方法。
27. 遷移金属化合物が、遷移金属ハロゲン化物であり、配位子が、遷移金属化合物にシグマ結合若しくはパイ結合で配位するN-、O-、P-、若しくはS含有配位子、又は遷移金属化合物にパイ結合で配位できる任意のC含有化合物である、実施形態1~26のいずれか1つに記載の方法。
28. ATRP材料及び/又は反応材料が、溶媒を更に含む、実施形態1~27のいずれか1つに記載の方法。
29. 式(VI):
「ポリアクリレート」は、
アクリレートモノマーの原子移動ラジカル重合(ATRP)から生じるポリアクリレートを表し、
R1は、水素又はC1~C30ヒドロカルビル基であり、
Rは、C1~C26ヒドロカルビル基又はポリオレフィニル基であり、
mは、1~50であり、
yは、1~100であり、
Xは、ハライド(好ましくはCl、Br、又はI)、OR10、SR14、SeR14、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R14、OP(=O)R14、OP(=O)(OR14)2、OP(=O)OR14、O-N(R14)2、及びS-C(=S)N(R14)2からなる群から選択され、R14は、アリール又は直鎖状若しくは分岐状C1~C20(好ましくはC1~C10)アルキル基である、又はN(R14)2基が存在するとき、2つのR14基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R10は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換され得る]を有する、オレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
30. 各R1が、独立して、直鎖状、分岐状、又は環状であるC1~C30、又はC1~C10、又はC1~C8アルキル基である、実施形態29に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
31. Rが、C1~C26ヒドロカルビル基である、実施形態29又は30に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
32. Rが、直鎖状、分岐状、又は環状であるC1~C26、又はC1~C10、又はC1~C8アルキル基である、実施形態31に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
33. Rが、ポリオレフィニル基である、実施形態29又は30に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
34. ポリオレフィニル基が、エチレン系ポリメリル基である、実施形態33に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
35. ポリオレフィニル基が、エチレンに由来する単位を含むエチレンホモポリメリル基である、実施形態34に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
36. ポリオレフィニル基が、エチレン及びC3~C30アルファ-オレフィンに由来する単位を含むエチレン/アルファ-オレフィンインターポリメリル基である、実施形態34に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
37. ポリオレフィニル基が、エチレン及びC3~C30アルファ-オレフィンに由来する単位を含むエチレン/アルファ-オレフィンコポリメリル基である、実施形態34に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
38. C3~C30アルファ-オレフィンが、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、及び1-オクテンからなる群から選択される、実施形態36又は37のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
39. ポリオレフィニル基が、エチレン/アルファオレフィンマルチブロックインターポリメリル基である、実施形態34に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
40. ポリオレフィニル基が、ブロック複合体、特定のブロック複合体、及び結晶性ブロック複合体のポリメリル基からなる群から選択される、実施形態33に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
41. ポリオレフィニル基が、プロピレン系ポリメリル基である、実施形態33に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
42. ポリオレフィニル基が、プロピレンに由来する単位を含むプロピレンホモポリメリル基である、実施形態41に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
43. ポリオレフィニル基が、プロピレン及びエチレン又はC4~C30アルファ-オレフィンのいずれかに由来する単位を含むプロピレン/アルファ-オレフィンインターポリメリル基である、実施形態41に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
44. ポリオレフィニル基が、プロピレン及びエチレン又はC4~C30アルファ-オレフィンのいずれかに由来する単位を含むプロピレン/アルファオレフィンコポリメリル基である、実施形態41に記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
45. C4~C30アルファオレフィンが、1-ブテン、1-ヘキセン、及び1-オクテンからなる群から選択される、実施形態43又は44のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
46. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、365g/mol超の数平均分子量を有する、実施形態33~45のいずれか1つに記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
47. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、365g/mol~10,000,000g/mol超、又は365g/mol~5,000,000g/mol超、又は365g/mol~1,000,000g/mol超、又は365g/mol~750,000g/mol超、又は365g/mol~500,000g/mol超、又は365g/mol~250,000g/mol超の数平均分子量を有する、実施形態33~46のいずれか1つに記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
48. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、0.850~0.965g/cc、又は0.860~0.950g/cc、又は0.865~0.925g/ccの密度を有し、
ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、0.01~2,000g/10分、又は0.01~1,500g/10分、又は0.1~1,000g/10分、又は0.1~500g/10分、又は0.1~100g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、実施形態33~47のいずれか1つに記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
49. ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、1~10、又は1~7、又は1~5、又は2~4の数平均分子量分布(Mw/Mn)を有する、実施形態33~48のいずれか1つに記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
50. yが1であり、mが1である、実施形態33~49のいずれか1つに記載のオレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
51. アクリレートモノマーが、式(III):
密度:
密度は、ASTM D-792の方法Bに従って測定する。
メルトインデックス(I2)は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるASTM D-1238、条件190℃/2.16kgに従って測定し、10分当たりに溶出したグラムで報告した。
以下に従ってGPCを介して、試料ポリマーのそれらの特性について試験した。
Mポリエチレン=A(Mポリスチレン)B (1)
NMR分析を、クロロホルム又はベンゼンなどの標準NMR溶媒を使用して室温で行い、データをVarian 500MHz分光計で取得した。
電子衝撃イオン化(EI)を用いたタンデムガスクロマトグラフィー/低分解能質量分析を、Agilent Technologies 5975不活性XL質量選択検出器及びAgilent Technologies Capillaryカラム(HP1MS、15m×0.25mm、0.25ミクロン)を装備したAgilent Technologies 6890Nシリーズガスクロマトグラフ上、70eVで、以下に関して行う:
プログラムされた方法:
50℃で0.5分間のオーブン平衡化時間
次いで、200℃まで25℃/分、及び5分間保持
実行時間11分
実施例1
実施例2
実施例3
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを調製するための方法であって、
a)アクリレートモノマー、ラジカル移動可能な原子又は基を有する開始剤、遷移金属化合物、及び配位子を含む原子移動ラジカル重合(ATRP)材料を組み合わせることによってATRPを行い、それによってマクロ開始剤を形成することと、
b)アルファ置換アクリレート及び前記マクロ開始剤を含む反応材料を組み合わせ、それによって、前記オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを形成することと、
を含む、方法。
[2] 前記アルファ置換アクリレートが、式(II)を有し、
前記アクリレートモノマーが、式(III)を有し、
前記開始剤が、式(IV)を有し、
前記マクロ開始剤が、式(V)を有し、
ポリアクリレート-(X) y (V)
前記オレフィン-アクリレートブロックコポリマーが、式(VI)を有し、
式中、
各R1は、独立して水素又はC1~C30ヒドロカルビル基であり、
各R2は、独立して水素又はメチル基であり、
各Rは、独立して、C1~C26ヒドロカルビル基又はポリオレフィニル基であり、
mは、1~50であり、
各yは、独立して1~100であり、
各Xは、独立して、ハライド、OR 10 、SR 14 、SeR 14 、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R 14 、OP(=O)R 14 、OP(=O)(OR 14 ) 2 、OP(=O)OR 14 、O-N(R 14 ) 2 、及びS-C(=S)N(R 14 ) 2 からなる群から選択され、R 14 は、アリール又は直鎖状若しくは分岐状C1~C20アルキル基である、又はN(R 14 ) 2 基が存在するとき、2つの前記R 14 基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R 10 は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換されていてもよく、
R11、R12、及びR13は各々独立して、H、ハライド、C1~C20アルキル、C3~C8シクロアルキル、C(=Y)R 5 、C(=Y)NR 6 R 7 、COCl、OH、CN、C2~C20アルケニル又はアルキニル、オキシラニル、グリシジル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、アラルキレン(アリール置換アルケニル、及びアルケニルは、1つ又は2つのC1~C6アルキル基及び/又はハロゲン原子、好ましくは塩素で置換され得るビニルである)、1個から全ての水素原子がハロゲンで置換されているC1~C6アルキル、並びに、C1~C4アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、C(=Y)R 6 、C(=Y)NR 6 R 7 、オキシラニル及びグリシジルからなる群から選択される1~3つの置換基で置換されているC1~C6アルキル、からなる群から選択され、そのため、R11、R12及びR13のうちの2つ以下がHであり、
Yは、NR 8 又はOであり、
R 5 は、1~20個の炭素原子のアルキル、1~20個の炭素原子のアルコキシ、アリールオキシ又はヘテロシクリルオキシであり、R 6 及びR 7 は、独立してH又は1~20個の炭素原子のアルキルである、又はR 6 及びR 7 は互いに結合して、2~5個の炭素原子のアルキレン基を形成することにより3~6員環を形成し、R 8 は、H、直鎖状又は分岐状C1~C20アルキル及びアリールであり、
「ポリアクリレート」は、前記アクリレートモノマーのATRPから生じるポリアクリレートを表す、
[1]に記載の方法。
[3] 各Rが、独立して、C1~C26ヒドロカルビル基である、[2]に記載の方法。
[4] 各Rが、独立して、ポリオレフィニル基である、[2]に記載の方法。
[5] 前記ポリオレフィニル基が、エチレン系ポリメリル基である、[4]に記載の方法。
[6] 前記ポリオレフィニル基が、プロピレン系ポリメリル基である、[4]に記載の方法。
[7] 前記ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、365g/mol超の数平均分子量を有する、[4]~[6]のいずれかに記載の方法。
[8] 工程a)及び工程b)の各々が、40℃~150℃の温度で行われる、[1]~[7]のいずれかに記載の方法。
[9] [1]~[8]のいずれかに記載の方法により調製される、オレフィンアクリレートブロックコポリマー。
[10] 式(VI):
[式中、
「ポリアクリレート」は、
アクリレートモノマーの原子移動ラジカル重合(ATRP)から生じるポリアクリレートを表し、
R1は、水素又はC1~C30ヒドロカルビル基であり、
Rは、C1~C26ヒドロカルビル基又はポリオレフィニル基であり、
mは、1~50であり、
yは、1~100であり、
Xは、ハライド(好ましくはCl、Br、又はI)、OR 10 、SR 14 、SeR 14 、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R 14 、OP(=O)R 14 、OP(=O)(OR 14 ) 2 、OP(=O)OR 14 、O-N(R 14 ) 2 、及びS-C(=S)N(R 14 ) 2 からなる群から選択され、R 14 は、アリール又は直鎖状若しくは分岐状C1~C20(好ましくはC1~C10)アルキル基である、又はN(R 14 ) 2 基が存在するとき、2つの前記R 14 基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R 10 は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換され得る]を有する、オレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
Claims (9)
- オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを調製するための方法であって、
a)アクリレートモノマー、ラジカル移動可能な原子又は基を有する開始剤、遷移金属化合物、及び配位子を含む原子移動ラジカル重合(ATRP)材料を組み合わせることによってATRPを行い、それによってマクロ開始剤を形成することと、
b)アルファ置換アクリレート及び前記マクロ開始剤を含む反応材料を組み合わせ、それによって、前記オレフィン-アクリレートブロックコポリマーを形成することと、
を含む、方法であって、
前記アルファ置換アクリレートが、式(II)を有し、
前記オレフィン-アクリレートブロックコポリマーが、式(VI)を有し、
式中、
各R1は、独立してC1~C30ヒドロカルビル基であり、
各Rは、独立して、C1~C26ヒドロカルビル基又はポリオレフィニル基であり、
mは、1であり、
yは、1であり、
各Xは、独立して、ハライド、OR10、SR14、SeR14、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R14、OP(=O)R14、OP(=O)(OR14)2、OP(=O)OR14、O-N(R14)2、及びS-C(=S)N(R14)2からなる群から選択され、R14は、アリール又は直鎖状若しくは分岐状C1~C20アルキル基である、又はN(R14)2基が存在するとき、2つの前記R14基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R10は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換されていてもよく、
「ポリアクリレート」は、前記アクリレートモノマーのATRPから生じるポリアクリレートを表す、
方法。 - 前記アクリレートモノマーが、式(III)を有し、
前記開始剤が、式(IV)を有し、
前記マクロ開始剤が、式(V)を有し、
ポリアクリレート-(X)y (V)
各R1は、独立してC1~C30ヒドロカルビル基であり、
各R2は、水素原子であり、
yは、1であり、
各Xは、独立して、ハライド、OR10、SR14、SeR14、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R14、OP(=O)R14、OP(=O)(OR14)2、OP(=O)OR14、O-N(R14)2、及びS-C(=S)N(R14)2からなる群から選択され、R14は、アリール又は直鎖状若しくは分岐状C1~C20アルキル基である、又はN(R14)2基が存在するとき、2つの前記R14基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R10は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換されていてもよく、
R11、R12、及びR13は各々独立して、H、ハライド、C1~C20アルキル、C3~C8シクロアルキル、C(=Y)R5、C(=Y)NR6R7、COCl、OH、CN、C2~C20アルケニル又はアルキニル、オキシラニル、グリシジル、アリール、ヘテロシクリル、アラルキル、アラルキレン、1個から全ての水素原子がハロゲンで置換されているC1~C6アルキル、並びに、C1~C4アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、C(=Y)R6、C(=Y)NR6R7、オキシラニル及びグリシジルからなる群から選択される1~3つの置換基で置換されているC1~C6アルキル、からなる群から選択され、そのため、R11、R12及びR13のうちの2つ以下がHであり、
Yは、NR8又はOであり、
R5は、1~20個の炭素原子のアルキル、1~20個の炭素原子のアルコキシ、アリールオキシ又はヘテロシクリルオキシであり、R6及びR7は、独立してH又は1~20個の炭素原子のアルキルである、又はR6及びR7は互いに結合して、2~5個の炭素原子のアルキレン基を形成することにより3~6員環を形成し、R8は、H、直鎖状又は分岐状C1~C20アルキル及びアリールである、
請求項1に記載の方法。 - 各Rが、独立して、C1~C26ヒドロカルビル基である、請求項2に記載の方法。
- 各Rが、独立して、ポリオレフィニル基である、請求項2に記載の方法。
- 前記ポリオレフィニル基が、エチレン系ポリメリル基である、請求項4に記載の方法。
- 前記ポリオレフィニル基が、プロピレン系ポリメリル基である、請求項4に記載の方法。
- 前記ポリオレフィニル基が、R-Hの特性によって規定することができ、R-Hが、365g/mol超の数平均分子量を有する、請求項4~6のいずれか一項に記載の方法。
- 工程a)及び工程b)の各々が、40℃~150℃の温度で行われる、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
- 式(VI):
[式中、
「ポリアクリレート」は、
アクリレートモノマーの原子移動ラジカル重合(ATRP)から生じるポリアクリレートを表し、
R1は、独立してC1~C30ヒドロカルビル基であり、
各Rは、独立して、C1~C26ヒドロカルビル基又はポリオレフィニル基であり、
mは、1であり、
yは、1であり、
各Xは、独立して、ハライド、OR10、SR14、SeR14、-SCN(チオシアネート)、OC(=O)R14、OP(=O)R14、OP(=O)(OR14)2、OP(=O)OR14、O-N(R14)2、及びS-C(=S)N(R14)2からなる群から選択され、R14は、アリール又は直鎖状若しくは分岐状C1~C20アルキル基である、又はN(R14)2基が存在するとき、2つの前記R14基は結合して、5員、6員又は7員のヘテロ環を形成することができ、R10は、1~20個の炭素原子のアルキルであり、そのうちの水素原子の各々はハライドで独立して置換され得る]を有する、オレフィン-アクリレートブロックコポリマー。
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