JP7846544B2 - アスファルト接着用フィルム、アスファルト系部材、及びアスファルト防水構造 - Google Patents
アスファルト接着用フィルム、アスファルト系部材、及びアスファルト防水構造Info
- Publication number
- JP7846544B2 JP7846544B2 JP2022040066A JP2022040066A JP7846544B2 JP 7846544 B2 JP7846544 B2 JP 7846544B2 JP 2022040066 A JP2022040066 A JP 2022040066A JP 2022040066 A JP2022040066 A JP 2022040066A JP 7846544 B2 JP7846544 B2 JP 7846544B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- asphalt
- modified polyolefin
- melting
- adhesive film
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
[2] 前記変性ポリオレフィン成分は、融点が130℃以下の低融点変性ポリオレフィンを主成分とする[1]に記載のアスファルト接着用フィルム。
[3] 前記接着層がブロッキング防止剤を含む[1]又は[2]に記載のアスファルト接着用フィルム。
[4] 前記ブロッキング防止剤が前記低融点変性ポリオレフィンよりも融点が高い高融点変性ポリオレフィンである[3]に記載のアスファルト接着用フィルム。
[5] 前記変性ポリオレフィン成分が水系エマルションに由来する[1]~[4]のいずれかに記載のアスファルト接着用フィルム。
[6] 前記接着層とは反対側の前記プラスチックフィルム上に印刷層が形成されてなる[1]~[5]のいずれかに記載のアスファルト接着用フィルム。
[7] [1]~[6]のいずれかに記載のアスファルト接着用フィルムの前記接着層が接着してなるアスファルト系部材。
[8] [7]に記載のアスファルト系部材を用いたアスファルト防水構造。
[アスファルト接着用フィルム]
本実施形態に係るアスファルト接着用フィルムは、プラスチックフィルム上に接着層が形成されてなる。この接着層は変性ポリオレフィン成分を含み、その変性ポリオレフィン成分は、融点が130℃以下の低融点変性ポリオレフィンを主成分とすることが好ましい。
そして、「低融点変性ポリオレフィンを主成分とする」とは、変性ポリオレフィン成分中の低融点変性ポリオレフィン(複数種ある場合はその合計)の質量割合が最も大きいことをいう。
また、変性ポリオレフィン成分中の低融点変性ポリオレフィンの割合は、60質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましく、90質量%以上であることがさらに好ましい。高融点変性ポリオレフィンと併用する場合は、低融点変性ポリオレフィンの割合は、97質量%以下であることが好ましく、95質量%以下であることがより好ましい。
ここで、アスファルトフェルト430とはJIS A 6005(アスファルトルーフィングフェルト)の適合製品であり、市販品を用いることができる。
150℃に加温したアスファルトフェルト430の15cm×15cmの領域Aの部分に10kgの荷重をかけ、その領域Aの部分を覆うようにアスファルト接着用フィルムを貼り合わせ、その状態のまま1分静置した後、23℃室温下で、領域Aの部分を中心に含む25mm幅の短冊上の試験片を作製し、当該試験片を23℃室温下で1時間静置後、引張速度300mm/min、剥離方向180°ピール(フィルム側折り返し)で剥離強度を測定する。
本実施形態に係るアスファルト系部材は、本発明のアスファルト接着用フィルムの接着層が、例えばアスファルト層上に接着してなる。
さらに、舗装設計施工指針の改訂版「舗装設計施工指針(平成十八年版)」に定義される、通常のストレートアスファルトにゴムや熱可塑性エラストマーを改質材として添加したもの、あるいはブローイングなど改質操作を加えた改質アスファルトが含まれる。ポリマー改質アスファルトI型、ポリマー改質アスファルトII型、ポリマー改質アスファルトIII型、ポリマー改質アスファルトIII型-W、ポリマー改質アスファルトIII型-WF、ポリマー改質アスファルトH型、ポリマー改質アスファルトH型-F、セミブローンアスファルトAC-100、硬質アスファルト等が含まれる。アスファルト合材とは、例えば、アスファルト合材協会が規定している材料であり、アスファルトと、骨材(砕石、砂、アスファルト再生骨材等)、フィラー(石粉等)等の添加物とを混合した混合材料である(アスファルト混合物とも呼ばれる。)。
本実施形態に係るアスファルト防水構造は、本発明のアスファルト系部材を用いた防水構造の一例である。
具体的には、図2に示すように複数のアスファルト系部材20からなり、1つのアスファルト系部材20の側部が、すでに敷き詰められたアスファルト系部材20の側部に重なるように密着するにように配置され、図3に示すように、隣り合うアスファルト系部材20の側部が固定されて、アスファルト防水構造とされている。当該構造は、隣り合うアスファルト系部材20の側部を重なっていることで、これらの隙間から浸水が防止されるが、特に、アスファルト接着用フィルム10の接着性が良く、フィルムの収縮が抑制されるため、寒冷地のような冬場の低温環境で重ね合わせ部の密着性低下を防ぐことができる。その結果として浸水が生じにくく、低温環境下でも防水状態を良好に維持することができる。
(実施例1)
<アスファルト接着用フィルムの作製>
マグネチックスターラーを備えたガラス製容器に下記原料を秤量し、十分に撹拌してコーティング液を得た。
低融点変性ポリオレフィン:アローベースSB-1230N(ユニチカ(株)製、ポリオレフィン成分(融点80℃)20質量%、水58質量%、イソプロピルアルコール16質量%)
150℃に加温したアスファルトフェルト430(七王工業(株)製)の15cm×15cmの領域Aの部分に10kgの荷重をかけ、その領域Aの部分を覆うようにアスファルト接着用フィルムを貼り合わせ、その状態のまま1分静置した後、23℃室温下で、領域Aの部分を中心に含む25mm幅の短冊上の試験片を作製し、当該試験片を23℃室温下で1時間静置後、引張速度300mm/min、剥離方向180°ピール(フィルム側折り返し)剥離強度を測定(測定温度:23℃)した。
また、作製した試験片を、5℃で1時間静置後、引張速度300mm/min、剥離方向180°ピール(フィルム側折り返し)で剥離力を測定(測定温度:5℃)した。
それぞれの温度における結果を表1に示す。
原料を低融点変性ポリオレフィンであるSB-1205J2(ユニチカ(株)製、ポリオレフィン成分(融点95℃)19質量%、水60質量%、イソプロピルアルコール19質量%)に変更した以外は、実施例1と同様に実験を行った。
<アスファルト接着用フィルムの作製>
原料を下記原料(低融点変性ポリオレフィンと高融点変性ポリオレフィンとの混合物)とした以外は実施例1と同様にしてコーティング液を作製し、アスファルト接着用フィルムを作製した。実施例1と同様にして剥離試験を行った。結果を表1に示す。
低融点変性ポリオレフィン:アローベースSB-1230N(ユニチカ(株)製、ポリオレフィン成分(融点80℃)20質量%、水58質量%、イソプロピルアルコール16質量%)
高融点変性ポリオレフィン:アローベースYA-6010(ユニチカ(株)製、ポリオレフィン成分(融点145℃)25質量%、水72質量%)
添加割合(質量比)は、低融点変性ポリオレフィン:高融点変性ポリオレフィン=100:10とした。
PETフィルム(東レ(株)製ルミラー(登録商標)25S05P、厚さ25μm)をアスファルト接着用フィルムとし、これを用いて実施例1と同様にして剥離試験を行った。結果を表1に示す。
PETフィルム上にポリウレタンからなる接着層が形成されたフィルム(接着層の厚さが1μmの市販品)をアスファルト接着用フィルムとし、これを用いて実施例1と同様にして剥離試験を行った。結果を表1に示す。
PETフィルム上にポリエステル樹脂からなる接着層が形成されたフィルム(パナック(株)製の商品名:ルミラー50E20ACX、接着層の厚さが1μm)をアスファルト接着用フィルムとし、これを用いて実施例1と同様にして剥離試験を行った。結果を表1に示す。
(実施例4~6)
接着層の厚さを下記表2のようにした以外は、実施例3と同様にしてアスファルト接着用フィルムを作製した。実施例1と同様にして剥離試験を行った。結果を表2に示す。
12 プラスチックフィルム
14 接着層
Claims (10)
- プラスチックフィルム上に接着層が形成されてなるアスファルト接着用フィルムであって、前記接着層が変性ポリオレフィン成分を含み、前記変性ポリオレフィンは、ポリオレフィン樹脂が酸変性、塩素化の少なくともいずれかで変性された樹脂であり、
前記変性ポリオレフィン成分は、融点が130℃以下の低融点変性ポリオレフィンを主成分とし、
前記接着層がブロッキング防止剤を含み、前記ブロッキング防止剤が前記低融点変性ポリオレフィンよりも融点が高い高融点変性ポリオレフィンであるアスファルト接着用フィルム。 - プラスチックフィルム上に接着層が形成されてなるアスファルト接着用フィルムであって、前記接着層が変性ポリオレフィン成分を含み、前記変性ポリオレフィンは、ポリオレフィン樹脂が酸変性、塩素化の少なくともいずれかで変性された樹脂であり、
前記変性ポリオレフィン成分は、融点が90℃以下の低融点変性ポリオレフィンを主成分とするアスファルト接着用フィルム。 - 前記接着層がブロッキング防止剤を含む請求項2に記載のアスファルト接着用フィルム。
- 前記ブロッキング防止剤が前記低融点変性ポリオレフィンよりも融点が高い高融点変性ポリオレフィンである請求項3に記載のアスファルト接着用フィルム。
- 前記変性ポリオレフィン成分が水系エマルションに由来する請求項1~4のいずれか1項に記載のアスファルト接着用フィルム。
- 前記接着層とは反対側の前記プラスチックフィルム上に印刷層が形成されてなる請求項1~5のいずれか1項に記載のアスファルト接着用フィルム。
- 前記変性ポリオレフィン成分中の前記低融点変性ポリオレフィンの割合が80質量%以上97質量%以下である請求項1~6のいずれか1項に記載のアスファルト接着用フィルム。
- 前記接着層の厚さが0.1~10μmである請求項1~7のいずれか1項に記載のアスファルト接着用フィルム。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のアスファルト接着用フィルムの前記接着層が接着してなるアスファルト系部材。
- 請求項9に記載のアスファルト系部材を用いたアスファルト防水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022040066A JP7846544B2 (ja) | 2022-03-15 | 2022-03-15 | アスファルト接着用フィルム、アスファルト系部材、及びアスファルト防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022040066A JP7846544B2 (ja) | 2022-03-15 | 2022-03-15 | アスファルト接着用フィルム、アスファルト系部材、及びアスファルト防水構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023135054A JP2023135054A (ja) | 2023-09-28 |
| JP7846544B2 true JP7846544B2 (ja) | 2026-04-15 |
Family
ID=88144198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022040066A Active JP7846544B2 (ja) | 2022-03-15 | 2022-03-15 | アスファルト接着用フィルム、アスファルト系部材、及びアスファルト防水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7846544B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008546890A (ja) | 2005-06-24 | 2008-12-25 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | 可塑化した官能性プロピレンコポリマー接着組成物 |
| JP4439356B2 (ja) | 2004-08-11 | 2010-03-24 | 三菱樹脂株式会社 | 建材用防水シート |
| US10337187B1 (en) | 2016-06-24 | 2019-07-02 | Mitsubishi Polyester Film, Inc. | Shingle product |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09328871A (ja) * | 1996-04-10 | 1997-12-22 | Takeshi Sunao | 屋根用下地材 |
-
2022
- 2022-03-15 JP JP2022040066A patent/JP7846544B2/ja active Active
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4439356B2 (ja) | 2004-08-11 | 2010-03-24 | 三菱樹脂株式会社 | 建材用防水シート |
| JP2008546890A (ja) | 2005-06-24 | 2008-12-25 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | 可塑化した官能性プロピレンコポリマー接着組成物 |
| US10337187B1 (en) | 2016-06-24 | 2019-07-02 | Mitsubishi Polyester Film, Inc. | Shingle product |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2023135054A (ja) | 2023-09-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9394464B2 (en) | Waterproofing membrane | |
| US4636414A (en) | Laminated bituminous roofing membrane | |
| KR101490150B1 (ko) | 무기도막과 우레탄을 이용한 고강도 복합방수시트 제작 및 시공방법 | |
| JP3383513B2 (ja) | 無機長繊維強化防水層構造およびその形成方法 | |
| KR20010046737A (ko) | 미가류 상태인 점착성 방수시트의 제조방법 및 그것을사용한 시공방법 | |
| PL208853B1 (pl) | Giętki, plastyczny materiał płytowy do obróbki blacharskiej dachu | |
| JP7846544B2 (ja) | アスファルト接着用フィルム、アスファルト系部材、及びアスファルト防水構造 | |
| KR100879077B1 (ko) | 아스팔트계 점착성 다층 시트와 그 제조방법 및 그것을이용한 방수공법 | |
| US20070289489A1 (en) | Water-proofing composition | |
| JPH0370785A (ja) | 粘着性防水シートおよびそれを用いた防水構造 | |
| KR102271005B1 (ko) | 고무화 아스팔트 자착식 방수시트의 제조 방법 및 이를 이용한 삼중 복합 방수 시공 방법 | |
| JP6979508B2 (ja) | 防水シートおよびその使用方法 | |
| CN110819260B (zh) | 一种免撕水溶性隔离膜自粘防水卷材及其施工方法 | |
| KR101979940B1 (ko) | 열변형이 없는 자착식 노출형 아스팔트 방수 시트의 제조 및 복합 방수시공방법 | |
| KR102421306B1 (ko) | 아스팔트씰 도막방수재 및 이를 이용한 복합방수공법 | |
| KR102349881B1 (ko) | 내구성이 우수한 탄성도막방수재의 제조방법 및 탄성도막방수재가 코팅된 고무화 아스팔트 자착식 방수시트 | |
| JP4759588B2 (ja) | 打ち継ぎ用接着剤組成物及びコンクリート改修方法 | |
| KR100804515B1 (ko) | 폐타이어 고무분말로 개질된 아스팔트를 이용한 방수지 및그의 제조방법 과 개질아스팔트 | |
| JP4479867B2 (ja) | ルーフィング用接着布、それと積層したルーフィングおよびそれを用いた防水施工法 | |
| JP2723896B2 (ja) | 積層防水シート | |
| KR102669684B1 (ko) | 인열강도가 보강된 방수시트 및 이를 이용한 복합방수공법 | |
| JP3083607B2 (ja) | アスファルト防水構造物とその施工法 | |
| KR102710274B1 (ko) | 폐비닐로 제조된 재활용 펠릿을 이용한 교량용 아스팔트계 개질 매스틱 방수재 조성물 및 이를 이용한 시공방법 | |
| JP2002363529A (ja) | コンクリート用粘着テープ及びその製造方法 | |
| JPS58180266A (ja) | 貼着用塗膜及びその製法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20250218 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20251126 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20260106 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20260306 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20260324 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20260403 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7846544 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |