JP7844530B2 - 庇及びその製作方法 - Google Patents

庇及びその製作方法

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JP7844530B2 JP2024039395A JP2024039395A JP7844530B2 JP 7844530 B2 JP7844530 B2 JP 7844530B2 JP 2024039395 A JP2024039395 A JP 2024039395A JP 2024039395 A JP2024039395 A JP 2024039395A JP 7844530 B2 JP7844530 B2 JP 7844530B2
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Description

本発明は、庇及びその製作方法に関する。
特許文献1は、雨水及び日射を遮る目的で建物の出入口又は窓の上に取り付けられた建物用庇を開示する。この庇は、3体の部材、つまり取付部材、先端材及びカバー材からなる組立品である。取付部材は、L型を成している。取付部材の基端が建物の躯体に取り付けられ、取付部材がそこから屋外へ延びている。先端材の基端が取付部材の先端に接合されており、先端材がそこから取付部材の先方へ延びている。カバー材は取付部材をその上から被覆する。庇の先端側における庇の厚さは先端材の厚さによって定まり、庇の基端側における庇の厚さは取付部材の下面からカバー材の上面までの厚さによって定まる。庇の基端側における庇の厚さが庇の先端側における庇の厚さよりも薄い。先端材が板状であることから先端材が薄く、庇は見た目の重厚感に欠ける。庇の見た目の重厚感の向上のために、先端材が厚くなれば、庇の先端側における庇の厚さも厚くなることから、庇の野暮ったさが目に付く。
特開2010-150805号公報
そこで、本発明の目的は、庇又は建物のデザイン性を高められるような庇を提供することである。
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図27において参照される。
以上の課題を解決するため、請求項1によれば、
建物(1)の躯体の外面に形成された開口(12又は14)の上において前記外面(2又は3)から張り出す庇(20)であって、
前記開口(12又は14)の上において前記外面(2又は3)に固定され、前記外面(2又は3)から張り出すフレーム(30)と、
前記開口(12又は14)の外側において且つ前記フレーム(30)の先端寄りにおいて前記フレーム(30)の下に取り付けられる上段軒天板(65)と、
前記上段軒天板(65)から前記開口(12又は14)の方において前記上段軒天板(65)と隣り合い、前記フレーム(30)の下に取り付けられ、前記上段軒天板(65)の位置よりも低い位置に配置され、前記開口(12又は14)に部分的に入った下段軒天板(78又は88)と、
を備えることを特徴とする庇(20)が提供される。
以上のような請求項1によれば、下段軒天板(78又は88)が上段軒天板(65)から開口(12又は14)の方において上段軒天板(65)と隣り合い、下段軒天板(78又は88)が上段軒天板(65)の位置よりも低い位置に配置されているため、庇(20)のうち、上段軒天板(65)に相当する部分の厚さを下段軒天板(78又は88)に相当する部分の厚さよりも薄くすることができる。上段軒天板(65)に相当する部分が主に屋外から見えることから、上段軒天板(65)に相当する部分の厚さを下段軒天板(78又は88)に相当する部分の厚さよりも薄いことは、庇(20)の野暮ったさを軽減させるとともに、庇(20)のデザイン性の向上に寄与する。
下段軒天板(78又は88)が開口(12又は14)に部分的に入っていることから、下段軒天板(78又は88)に相当する部分が建物(1)の躯体の一部に見え、下段軒天板(78又は88)に相当する部分の厚さが目に入りにくい。このことは、庇(20)の野暮ったさを解消して、庇(20)のデザイン性を高める。庇(20)が建物(1)の躯体と一体感のあるように見えることは、建物(1)のデザイン性を高める。
請求項2によれば、
請求項1に記載の庇(20)であって、
前記フレーム(30)の上に取り付けられ、前記フレーム(30)の先端に向けて下りに傾斜する野地板(45)
を備えることを特徴とする庇(20)が提供される。
以上のような請求項2によれば、野地板(45)がフレーム(30)の上に取り付けられることは、庇(20)の見た目の重厚感の向上に寄与する。
請求項3によれば、
請求項1に記載の庇(20)であって、
前記フレーム(30)から垂下した吊り材(70又は80)を備え、
前記下段軒天板(78又は88)が前記吊り材(70又は80)の下端に取り付けられる
ことを特徴とする庇(20)が提供される。
以上のような請求項3によれば、下段軒天板(78又は88)がフレーム(30)から垂下した吊り材(70又は80)の下端に取り付けられることによって、下段軒天板(78又は88)が上段軒天板(65)の位置よりも低い位置に配置されることになる。よって、上段軒天板(65)に相当する部分の厚さを下段軒天板(78又は88)に相当する部分の厚さよりも薄くすることができる。
請求項4によれば、
請求項3に記載の庇(20)であって、
前記躯体の内側における前記躯体のスラブ(15)の下面から垂下した天吊り材(75)を備え、
前記下段軒天板(78)が前記天吊り材(75)の下端に取り付けられる
ことを特徴とする庇(20)が提供される。
以上のような請求項4によれば、下段軒天板(78)が躯体の内側における躯体のスラブ(15)の下面から垂下した天吊り材(75)の下端に取り付けられることによって、下段軒天板(78)が上段軒天板(65)の位置よりも低い位置に配置されることになる。よって、上段軒天板(65)に相当する部分の厚さを下段軒天板(78又は88)に相当する部分の厚さよりも薄くすることができる。
請求項5によれば、
請求項4に記載の庇(20)であって、
前記下段軒天板(78)が、前記スラブ(15)の端に接合されるとともに前記開口(12)の上に設けられる前記躯体の梁(10)の下面に沿って前記躯体の外から前記躯体の中に及ぶ
ことを特徴とする庇(20)が提供される。
以上のような請求項5によれば、下段軒天板(78)が躯体の梁(10)をその下から覆い隠す。よって、梁(10)の下への出っ張りが見えず、建物(1)のデザイン性が向上する。
請求項6によれば、
請求項5に記載の庇(20)であって、
前記下段軒天板(78)は、前記開口(12)から前記躯体の内側に奥まった位置において立設されるとともに屋外と屋内を仕切る開閉体付きの仕切り部(6)の上端にまで及ぶ
ことを特徴とする庇(20)が提供される。
以上のような請求項6によれば、下段軒天板(78)が仕切り部(6)の上端にまで及ぶことから、庇(20)と仕切り部(6)の一体感のあるように見える。このことは建物(1)のデザイン性に寄与する。
請求項7によれば、
請求項3に記載の庇(20)であって、
前記フレーム(30)は、前記開口(12)の上のインナーバルコニー(9)の床を構成する前記躯体のスラブ(15)の端を成す前記外面(2)から張り出し、
前記下段軒天板(88)は、前記開口(12)の内側において立設されるとともに屋外と屋内を仕切る開閉体付きの仕切り部(8)の上端にまで及ぶ
ことを特徴とする庇(20)が提供される。
以上のような請求項7によれば、フレーム(30)がスラブ(15)の端を成す外面(3)から張り出すことから、庇(20)の上面はインナーバルコニー(9)の床が外に広がったように見せる。このことは、インナーバルコニー(9)における開放感の向上に寄与する。
下段軒天板(88)が仕切り部(8)の上端にまで及ぶことから、庇(20)と仕切り部(8)の一体感のあるように見える。このことは建物(1)のデザイン性に寄与する。
請求項8によれば、
請求項3から7の何れかに記載の庇(20)であって、
前記フレーム(30)が水平なフランジ(33c)を有し、
前記吊り材(70又は80)が上端にフック(71又は81)を有し、
前記フック(71又は81)が前記フランジ(33c)に引っ掛けられた上で前記吊り材(70又は80)の上端がボルトナット締結体(72)により前記フランジ(33c)に固定されている
ことを特徴とする庇(20)が提供される。
請求項9によれば、
請求項8に記載の庇(20)の製作方法であって、
前記フレーム(30)を前記外面(2又は3)に設置し、
前記フレーム(30)への前記吊り材(70又は80)の取り付け前に、前記吊り材(70又は80)の前面に垂れ板(90又は95)を取り付け、
前記吊り材(70又は80)への前記垂れ板(90又は95)の取り付け後に、前記フック(71又は81)を前記フランジ(33c)に引っ掛けることによって前記吊り材(70又は80)を前記フランジ(33c)に仮留めし、
前記ボルトナット締結体(72)により前記吊り材(70又は80)の上端を前記フランジ(33c)に固定し、
前記フレーム(30)への前記吊り材(70又は80)の取り付けの前又は後に、前記下段軒天板(78又は88)を前記吊り材(70又は80)の下端に取り付ける
ことを特徴とする庇(20)の製作方法が提供される。
以上のような請求項8又は9によれば、吊り材(70又は80)に垂れ板(90又は95)を取り付ける際には、まだ吊り材(70又は80)がフレーム(30)のフランジ(33c)に取り付けられていないため、垂れ板(90又は95)の取付作業が容易である。フック(71又は81)がフランジ(33c)に引っ掛けられることによって吊り材(70又は80)がフランジ(33c)に仮留めされ、ボルトナット締結体(72)による吊り材(70又は80)の上端の固定を容易に行える。
請求項10によれば、
請求項9に記載の庇(20)の製作方法であって、
前記フレーム(30)への前記吊り材(70又は80)の取り付け後に、前記上段軒天板(65)を前記フレーム(30)の下に取り付ける
ことを特徴とする庇(20)の製作方法が提供される。
以上のような請求項10によれば、上段軒天板(65)が、ボルトナット締結体(72)による吊り材(70又は80)の上端の固定の作業の邪魔にならない。
本発明は、庇又は建物のデザイン性の向上に寄与する。
図1は、建物の1階及び2階の東南の角及びその周辺を示す斜視図である。 図2は、野地板の割付を示す伏図である。 図3は、軒天板の割付を示す伏図である。 図4は、図2に示す線IV-IVに沿う鉛直断面図である。 図5は、図2に示す線V-Vに沿う鉛直断面図である。 図6は、図2に示す線VI-VIに沿う鉛直断面図である。 図7は、金属フレームの平面図である。 図8は、アッパー下地材の平面図である。 図9は、野縁受け及び野縁の平面図である。 図10は、吊り材の上端の側面図である。 図11は、変形例における吊り材の上端の側面図である。 図12は、庇の製作における一工程の説明図である。 図13は、図12における工程の後の工程の説明図である。 図14は、図13における工程の後の工程の説明図である。 図15は、図14における工程の後の工程の説明図である。 図16は、図15における工程の後の工程の説明図である。 図17は、図16における工程の後の工程の説明図である。 図18は、図17における工程の際の線IV-IVに沿う鉛直断面図である。 図19は、図17における工程の際の線V-Vに沿う鉛直断面図である。 図20は、図17における工程の際の線VI-VIに沿う鉛直断面図である。 図21は、図17~図20における工程の後の工程の際の線IV-IVに沿う鉛直断面図である。 図22は、図21における工程の後の工程の際の線IV-IVに沿う鉛直断面図である。 図23は、図17~図20における工程の後の工程の際の線V-Vに沿う鉛直断面図である。 図24は、図23における工程の後の工程の際の線V-Vに沿う鉛直断面図である。 図25は、図24における工程の後の工程の際の線IV-IVに沿う鉛直断面図である。 図26は、図24における工程の後の工程の際の線V-Vに沿う鉛直断面図である。 図27は、図24における工程の後の工程の際の線VI-VIに沿う鉛直断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。実施形態の特徴及び技術的な効果は、以下の詳細な説明及び図面から理解される。ただし、本発明の範囲は、以下に開示された実施形態に限定されない。図面は例示のみのために提供されるため、本発明の範囲は図面の例示に限定されない。
<1. 建物及び庇の概要>
図1は、建物1の1階及び2階の東南の角及びその周辺を示す斜視図である。図2は、建物1に設置された庇20の上面を示す伏図である。図2では、庇20の野地板45の割付を主に示す。図3は、庇20の下面を示す伏図である。図2及び図3によって示される範囲は、建物1の東南の角及びその周辺である。図3では、庇20の軒天板65,78,88の割付を主に示す。図3では、軒天板78,88と軒天板65を識別できるように、軒天板78,88には模様が付され、軒天板65には模様が付されていない。図4は、図2に示す線IV-IVに沿う鉛直断面図である。図5は、図2に示す線V-Vに沿う鉛直断面図である。図6は、図2に示す線VI-VIに沿う鉛直断面図である。以下、庇20の下面のことを軒天面という。
建物1は複数階建てである。建物1の少なくとも1階部分の躯体は、壁式構造式又はラーメン架構式の鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造である。建物1の全階の躯体が鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造であってもよい。建物1の下層階の躯体が鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造であり、上層階の躯体が木造であってもよい。
図1に示すように、第1エントランス5が1階の躯体の東面に設けられている。第1エントランス5において屋外と屋内を仕切る仕切り部6は、躯体の東面の外面2から奥まった位置に設けられている。仕切り部6は、戸体又はガラス障子のような開閉体を有するカーテンウォール、建具又は掃き出し窓サッシである。第2エントランス7が躯体の1階の南面に設けられ、第2エントランス7の内側と屋外を仕切る仕切り部8は、躯体の南面の外面3から奥まった位置に設けられている。仕切り部8は、戸体又はガラス障子のような開閉体を有するカーテンウォール、建具又は掃き出し窓サッシである。インナーバルコニー9が、躯体の2階の南面に設けられているとともに、第2エントランス7の上に配置されている。なお、外面2,3の方角はそれぞれ東及び南に限るものではなく、他の方角であってもよい。以下に記載の方角も外面2,3の方角に合わせて変更される。
図2及び図3に示すように、建物1の躯体は、1階の東面に沿って立設された鉄筋コンクリート製の外壁11を有する。外壁11は、第1エントランス5に相当する位置に開口12を有する。建物1の躯体は、東面に沿って南北に延びた鉄筋コンクリート製又は鉄骨鉄筋コンクリート製の梁10を1階と2階の間に有する。梁10が外壁11の上に設けられ、外壁11の上端が梁10に接合されている。外壁11及び梁10は、建物1の躯体の東面を成す。仕切り部6は、梁10よりもやや躯体の内側にずれた位置において立設されている。建物1の躯体は、1階の南面に沿って立設された鉄筋コンクリート製の外壁13を有する。外壁13の東端が外壁11の南端に接合されている。外壁13は、第2エントランス7に相当する位置に開口14を有する。建物1の躯体は、水平に広がった鉄筋コンクリート製のスラブ15を1階と2階の間に有する。スラブ15の東端が梁10に接合されている。スラブ15の南東及び南東の角部が外壁11,13の上端に接合されており、外壁13の開口14がスラブ15の南端の下にある。建物1の躯体は、このスラブ15の南端から立ち上がった鉄筋コンクリート製の立ち上がり部16を有する。このスラブ15の南端、立ち上がり部16及び外壁13は建物1の躯体の南面を成す。スラブ15及び立ち上がり部16の南端が外壁13の南面よりも北に奥まって配置されており、開口14はスラブ15の下面の南側エッジから上に及んでいる。スラブ15の南部は、インナーバルコニー9の床を構成する。仕切り部8は、スラブ15及び立ち上がり部16の南端よりもやや屋外にずれた位置であって、外壁13の南面よりもやや屋内にずれた位置において、立設されている。
図1~図3に示すように、庇20は、第1エントランス5の上から躯体の東南の角を超えて第2エントランス7の上にかけて、躯体の東面及び南面の外面2,3に設置されている。そのため、庇20は、上から見て、L字型に設けられている。庇20は、東面の外面2から東へ張り出し、南面の外面3から南に張り出し、東南の角から東南に張り出す。
図4に示すように、庇20のうち、第1エントランス5の上の部分21の軒天面には段差があり、そのうち庇20の先端寄りの部分が上段面22であり、残りの部分が下段面23である。上段面22が梁10の下面よりも高く配置され、下段面23が梁10の下面よりも低く配置される。図3及び図4に示すように、下段面23は、躯体の外側から東面の開口12を通って躯体の内側まで梁10の下面に沿って及んでいる。下段面23の高さは、第1エントランス5の天井5aの高さに設定されている。なお、庇20の先端のことを鼻ともいう。
図5に示すように、庇20のうち、第2エントランス7の上の部分24の軒天面には段差があり、そのうち庇20の先端寄りの部分が上段面25であり、残りの部分が下段面26である。上段面25が梁10の下面よりも高く配置され、下段面26が梁10の下面よりも低く配置される。図3及び図5に示すように、下段面26は、躯体の外側から開口14の内側まで及んでいる。下段面26の高さは、第2エントランス7の天井7aの高さに設定されている。
図6に示すように、庇20のうち、第1エントランス5の上の部分21及び第2エントランス7の上の部分24以外の部分27の軒天面には段差が無い。
<2. 庇の構成>
図2~図6に示すように、庇20は、金属フレーム30、アッパー下地材40、野地板45、上面仕上げ材46、鼻下地材50、鼻隠し板55、鼻仕上げ材56,57、上段野縁60A,60B,60C、上段軒天板65、第1吊り材70、天吊りアンカー75、第1下段野縁受け76、第1下段野縁77、第1下段軒天板78、第1垂れ板90、第1仕上げ材91、第2吊り材80、第2下段野縁受け86、第2下段野縁87、第2下段軒天板88、第2垂れ板95及び第2仕上げ材96を備える。
図7は、金属フレーム30の伏図である。図7に示すように、金属フレーム30は、格子状に骨組みされた骨組み材である。金属フレーム30は、アルミニウム合金又はステンレス鋼のような金属からなる。金属フレーム30は、第1エントランス5の上から建物1の東南の角を超えて第2エントランス7の上にかけて躯体の外面2,3に固定されているとともに、外面2,3から水平に延び出ている。
図4~図7に示すように、金属フレーム30は、複数のカンチレバー31、複数の鼻つなぎ材32、複数の桟材33及び複数の補助桟材34を有する。
カンチレバー31はアルミニウム合金又はステンレス鋼のような金属からなる。カンチレバー31の断面形状がH型に成している。カンチレバー31は、アンカーによって躯体の外面2又は外面3に固定されている。具体的には、カンチレバー31が梁10、外壁11、外壁13又はスラブ15に固定されている。これらカンチレバー31は、同じ高さに配置されており、間隔を置いて横方向に配列されている。カンチレバー31は、躯体の外面2又は外面3から水平に延びている。アンカーは埋め込みアンカーとあと施工アンカーのどちらもでよい。
鼻つなぎ材32はアルミニウム合金又はステンレス鋼のような金属からなる。鼻つなぎ材32はカンチレバー31の先端の間に水平に架設されており、鼻つなぎ材32の両端がボルトナット締結体によりカンチレバー31の先端に固定されている。
桟材33はアルミニウム合金又はステンレス鋼のような金属からなる。桟材33はカンチレバー31の先端と基端の間の位置においてカンチレバー31の間に水平に架設されており、桟材33の両端がボルトナット締結体によりカンチレバー31に固定されている。桟材33は溝型に成している。つまり、桟材33はウエブ33a、上フランジ33b及び下フランジ33cを有し、ウエブ33aが外面2又は外面3に対して平行に設けられ、上フランジ33bがウエブ33aの上端から外面2又は外面3の方へ延び出て、下フランジ33cがウエブ33aの下端から外面2又は外面3の方へ延び出ている。インナーバルコニー9の先方の部分では、互いに平行な2本の桟材33がカンチレバー31の間に架設されており、それ以外の部分では、1本の桟材33がカンチレバー31の間に架設されている。
補助桟材34はアルミニウム合金又はステンレス鋼のような金属からなる。補助桟材34は躯体の外面2又は外面3と桟材33の間に水平に架設されており、補助桟材34の一端がアンカー及びブラケットにより躯体の外面2又は外面3に固定され、補助桟材34の他端がボルトナット締結体により桟材33に固定されている。アンカーは埋め込みアンカーとあと施工アンカーのどちらでもよい。
図8は、アッパー下地材40の伏図である。図8に示すように、アッパー下地材40は、格子状に軸組みされた軸組み材である。アッパー下地材40は木材からなる。アッパー下地材40は、第1エントランス5の上から建物1の東南の角を超えて第2エントランス7の上にかけて、金属フレーム30の上に取り付けられている。アッパー下地材40は、庇鼻に向かって下りに傾斜する。
図4~図6及び図8に示すように、アッパー下地材40は、木製の角棒からなる母屋材41及び垂木42を有する。母屋材41は、外面2又は外面3に対して平行な状態で金属フレーム30の上に取り付けられている。特に、母屋材41は、ブラケットによって金属フレーム30のカンチレバー31に固定されている。インナーバルコニー9の先方の部分では、3本の母屋材41が互いに平行に設けられ、それ以外の部分では、2本の母屋材41が互いに平行に設けられている。カンチレバー31の上面から母屋材41の上面までの高さは、庇鼻に向かう順に低くなっている。垂木42は、母屋材41に対して直交するよう母屋材41に接合されている。垂木42と母屋材41の接合においては垂木42と母屋材41のどちらが勝ってもよい。垂木42は庇鼻に向かって下りに傾斜する。
図2及び図4~図6に示すように、野地板45は木製の合板からなる。野地板45はアッパー下地材40の上面に貼り付けられているとともに、庇鼻に向けて下りに傾斜する。アッパー下地材40の母屋材41及び垂木42によって囲われた領域が野地板45によって塞がれる。
図4~図6に示すように、上面仕上げ材46は野地板45の上に貼り付けられている。なお、防水シートが野地板45と上面仕上げ材46の間に挟まれてもよい。
図4~図6に示すように、鼻下地材50は木製の角棒からなる。複数の鼻下地材50は、鉛直な姿勢で、ブラケット及びビスなどによって金属フレーム30の庇鼻側の端(つまり、鼻つなぎ材32)に取り付けられている。これら鼻下地材50は、間隔を置いて横方向に配列されている。
鼻隠し板55は木製の合板からなる。鼻隠し板55は、水平面に対して立てられた姿勢で、鼻下地材50の前面に貼り付けられている。鼻隠し板55は、これら鼻下地材50の間に架け渡されて、これら鼻下地材50の間の領域を覆い隠す。
鼻隠し板55の上端は野地板45の庇鼻側の端から離れている。鼻仕上げ材56は、鼻隠し板55の上端と野地板45の庇鼻側の端の間の隙間を覆い隠す。鼻仕上げ材56と上面仕上げ材46はアッパー下地材40の庇鼻側の端面において重なっており、その重なり部はビス等によってアッパー下地材40の庇鼻側の端面に固定されている。鼻仕上げ材56は鼻隠し板55の表面にも貼り付けられている。
図9は、上段野縁60A,60B,60Cの伏図である。図4~図9に示すように、上段野縁60A,60B,60Cは軽量鉄骨下地(LGS:Light Gauge Steel)又は木製の角棒からなる。上段野縁60Aはビス等によって鼻下地材50の下端に固定されている。上段野縁60Aは、鼻下地材50の下端の間に水平に架設されているとともに、躯体の外面2又は外面3に対して平行に設けられている。上段野縁60Bは、ビス及びブラケット等によってカンチレバー31の下に固定されている。上段野縁60Bは、カンチレバー31の中間の間に水平に架設されているとともに、躯体の外面2又は外面3に対して平行に設けられている。上段野縁60Cは、ビス及びブラケット等によってカンチレバー31の下に固定されている。上段野縁60Cは、カンチレバー31の間に水平に架設されているとともに、躯体の外面2又は外面3に対して平行に設けられている。第1エントランス5の上の部分及びインナーバルコニー9の先の部分には、上段野縁60Cが無い。鼻先から外面2又は外面3に向かって順に上段野縁60A,60B,60Cが間隔を置いて配列されている。これら上段野縁60A,60B,60Cは同じ高さに配置されている。
図3~図6に示すように、上段軒天板65は石膏ボード又は木製の合板からなる。上段軒天板65は、上段野縁60A,60B,60Cの下面に貼り付けられているとともに、水平に設けられている。第1エントランス5の上の部分21及び第2エントランス7の上の部分24の上段面22,25は、上段軒天板65の下面によって構成される。第1エントランス5の上の部分21及び第2エントランス7の上の部分24以外の部分27の軒天面は、上段軒天板65の下面によって構成される。
上段軒天板65の庇鼻側の端は鼻隠し板55の下端から離れている。鼻仕上げ材57は、鼻隠し板55の下端と上段軒天板65の庇鼻側の端の間の隙間を覆い隠す。鼻仕上げ材57は鼻隠し板55の表面において鼻仕上げ材56に重なって、鼻隠し板55の表面に貼り付けられている。
図4に示すように、第1吊り材70はアルミニウム合金又はステンレス鋼のような金属からなる。第1吊り材70は第1エントランス5の上の部分21において金属フレーム30から垂下している。第1吊り材70の上端が金属フレーム30の桟材33に固定されている。その固定について図10を参照して詳細に説明する。第1吊り材70は上端にフック71を有する。フック71が桟材33の下フランジ33cに引っ掛けられることによって、第1吊り材70が桟材33に仮固定されている。更に第1吊り材70の上端が下フランジ33cの下面に突き当てられて、ボルトナット締結体72が第1吊り材70の上端を下フランジ33cの下面に締め付けて、第1吊り材70の上端がボルトナット締結体72によって下フランジ33cに固定されている。なお、図11に示すように、フック71が第1吊り材70の上端に設けられていなくてもよい。
図4に示すように、第1垂れ板90は木製の合板からなる。第1垂れ板90は、水平面に対して立てられた姿勢で、第1吊り材70の前面に貼り付けられている。第1垂れ板90は、これら第1吊り材70の間に架け渡されて、これら第1吊り材70の間の領域を覆い隠す。第1垂れ板90の上端が上段軒天板65の後端に突き当てられている。第1垂れ板90の上端と上段軒天板65の後端の間の隙間が止水材によって止水されてもよい。なお、側板が、両側にある第1吊り材70の側面に取り付けられてもよい。
図4に示すように、天吊りアンカー75の上端が第1エントランス5の上の部分21においてスラブ15に固定され、天吊りアンカー75がスラブ15の下面から垂下している。第1下段野縁受け76は軽量鉄骨下地又は木製の角棒からなる。図4及び図9に示すように、第1下段野縁受け76は梁10の下面に沿って第1吊り材70の下端と天吊りアンカー75の下端の間に水平に架設されている。第1下段野縁受け76は、梁10の外側から東面の開口12を通って梁10の内側まで梁10の下面に沿って及んでいる。第1下段野縁77は軽量鉄骨下地又は木製の角棒からなる。第1下段野縁77は、梁10の下面に沿って第1下段野縁受け76の下面の間に水平に架設されているとともに、躯体の外面2に対して平行に設けられている。第1下段野縁77は、梁10の外側から東面の開口12を通って梁10の内側まで、間隔を置いて配列されている。これら第1下段野縁77は同じ高さに配置されている。なお、第1下段野縁77が第1下段野縁受け76の下面に接合されるのではなく、第1下段野縁77と第1下段野縁受け76がどちらかが勝ってこれらが接合され、第1下段野縁77と第1下段野縁受け76が同じ高さに配置されてもよい。
図3及び図4に示すように、第1下段軒天板78は石膏ボード又は木製の合板からなる。第1下段軒天板78は、第1下段野縁77の下面に貼り付けられている。第1下段軒天板78は、上段軒天板65から東面の開口12の方において上段軒天板65と隣り合い

第1下段軒天板78は、躯体の外から東面の開口12を通って躯体の内側まで水平に広がっている。第1下段軒天板78のエッジが第1エントランス5の仕切り部6の上端に取り付けられてもよい。第1エントランス5の上の部分21の下段面23は、第1下段軒天板78の下面によって構成される。
第1下段軒天板78の庇鼻側の端は第1垂れ板90の下端から離れている。第1仕上げ材91は、第1下段軒天板78の庇鼻側の端と第1垂れ板90の下端の間の隙間を覆い隠す。第1仕上げ材91は第1垂れ板90の前面にも貼り付けられている。
第2吊り材80は、第2エントランス7の上の部分24において金属フレーム30から垂下している。第1吊り材70が金属フレーム30の桟材33に固定されるのと同様にして、第2吊り材80の上端が金属フレーム30の桟材33に固定されている。
図5に示すように、第2垂れ板95は木製の合板からなる。第2垂れ板95は、水平面に対して立てられた姿勢で、第2吊り材80の前面に貼り付けられている。第2垂れ板95は、これら第2吊り材80の間に架け渡されて、これら第2吊り材80の間の領域を覆い隠す。第2垂れ板95の上端が上段軒天板65の後端に突き当てられている。第2垂れ板95の上端と上段軒天板65の後端の間の隙間が止水材によって止水されてもよい。
図5及び図9に示すように、第2下段野縁受け86は軽量鉄骨下地又は木製の角棒からなる。第2下段野縁受け86は第2吊り材80の下端の間に水平に架設されている。第2下段野縁受け86は、南面の開口14の外から開口14の内側まで外面3に対して垂直に延びている。第2下段野縁87は軽量鉄骨下地又は木製の角棒からなる。第2下段野縁87は、第2下段野縁受け86の下面の間に水平に架設されているとともに、躯体の外面3に対して平行に設けられている。第2下段野縁87は、南面の開口14の外から開口14の内側まで、間隔を置いて配列されている。これら第2下段野縁87は同じ高さに配置されている。なお、第2下段野縁87が第2下段野縁受け86の下面に接合されるのではなく、第2下段野縁87と第2下段野縁受け86がどちらかが勝ってこれらが接合され、第2下段野縁87と第2下段野縁受け86が同じ高さに配置されてもよい。
図3及び図5に示すように、第2下段軒天板88は石膏ボード又は木製の合板からなる。第2下段軒天板88は、第2下段野縁87の下面に貼り付けられている。第2下段軒天板88は、上段軒天板65から南面の開口14の方において上段軒天板65と隣り合う。第2下段軒天板88は、躯体の外から南面の開口14の内側まで水平に広がっている。第2下段軒天板88のエッジが第2エントランス7の仕切り部8の上端に取り付けられてもよい。第2エントランス7の上の部分24の下段面26は、第2下段軒天板88の下面によって構成される。
第2下段軒天板88の庇鼻側の端は第2垂れ板95の下端から離れている。第2仕上げ材96は、第2下段軒天板88の庇鼻側の端と第2垂れ板95の下端の間の隙間を覆い隠す。第2仕上げ材96は第2垂れ板95の前面にも貼り付けられている。なお、側板が、両側にある第2吊り材80の側面に取り付けられてもよい。
<3. 庇の製作方法>
庇20の製作方法について説明する。以下に挙げる(1)~(17)の工程の順番を変更してもよい。以下に挙げる(1)~(17)の工程のうち幾つかの工程を並行して行ってもよい。
(1) 金属フレームの組み付け
図12に示すように、複数のカンチレバー31を躯体の外面2,3に対して立てて、これらカンチレバー31を躯体の外面2,3に固定する。この際、カンチレバー31を水平な姿勢に調整する。
次に、図13に示すように、隣り合うカンチレバー31の先端に鼻つなぎ材32の両端を連結して、鼻つなぎ材32をカンチレバー31の先端の間に架設する。
次に、図14に示すように、隣り合うカンチレバー31に桟材33の両端を連結して、桟材33をカンチレバー31の中間の間に架設する。また、補助桟材34を桟材33と躯体の外面2,3との間に水平に架設する。
(2) アッパー下地材の組み付け
次に、図15に示すように、金属フレーム30の上においてアッパー下地材40の母屋材41を外面2,3に対して平行且つ水平にして、母屋材41をブラケットによって金属フレーム30のカンチレバー31に固定する。更に、アッパー下地材40の垂木42を庇鼻に向かって下りに傾斜させ、垂木42を母屋材41に連結する。これにより、格子状のアッパー下地材40を組み立てる。なお、地上でアッパー下地材40を部分的に組み立てた後に、それらの組立品を持ち上げて組立品を金属フレーム30の上に取り付け、これら組立品を連結してもよい。
(3) 野地板の敷設
次に、図16に示すように、野地板45をアッパー下地材40の上面に貼り付けて固定する。
(4) 鼻下地材及び上段野縁の取り付け
次に、図17~図20に示すように、複数の鼻下地材50を鉛直な姿勢にして、これらを金属フレーム30の鼻つなぎ材32に取り付けて、これら鼻下地材50を間隔を置いて水平方向に並べる。
次に、上段野縁60Aを鼻下地材50の下端の間に水平に架け渡して、上段野縁60Aを鼻下地材50の下端に固定する。
次に、上段野縁60B,60Cをカンチレバー31の間に架け渡して、上段野縁60B,60Cをカンチレバー31の下に固定する。
なお、上段野縁60A,60B,60Cの取り付けのタイミングは、上段軒天板65の取り付けタイミング前であれば、いつでもよい。
(5) 鼻隠し板の取り付け
次に、鼻隠し板55を水平面に対して立てた姿勢にし、鼻隠し板55を鼻下地材50の前面の間に架け渡して、ビス等によって鼻隠し板55をこれら鼻下地材50の前面に貼り付けて固定する。
(6) 第1垂れ板の取り付け
次に、図21に示すように、地上で第1垂れ板90を第1吊り材70の前面の間に架け渡して、ビス等によって第1吊り材70の前面に貼り付けて固定する。また、側板を第1吊り材70の側面にビス等によって貼り付けて固定する。
(7) 第1吊り材の取り付け
次に、上記(6)で組み立てられた第1吊り材70、第1垂れ板90及び側板を東面の開口12内又はその近傍において持ち上げて、第1吊り材70の上端に設けられたフック71を桟材33の下フランジ33cに引っ掛ける。これにより第1吊り材70を桟材33に仮留めする。なお、フック71が第1吊り材70の上端に設けられていなければ、フック71を桟材33の下フランジ33cに引っ掛ける必要はない。
次に、第1吊り材70の上端を下フランジ33cの下面に突き当て、ボルトナット締結体72によって第1吊り材70の上端を下フランジ33cの下面に締め付ける。
なお、本工程のように第1吊り材70の上端を下フランジ33cに固定した後に、上記(6)の工程のように第1垂れ板90及び側板を第1吊り材70固定してもよい。
(8) 第1野縁受け及び第1野縁の設置
次に、図22に示すように、東面の開口12の近くにおいて天吊りアンカー75の上端をスラブ15の下面に固定し、天吊りアンカー75をスラブ15から垂下させる。
次に、第1下段野縁受け76を梁10の下面に沿って第1吊り材70の下端と天吊りアンカー75の下端の間に架け渡して、第1下段野縁受け76を第1吊り材70の下端及び天吊りアンカー75の下端に固定する。
次に、第1下段野縁77を躯体の外面2に対して平行な姿勢にして、第1下段野縁77を梁10の下面に沿って第1下段野縁受け76の下面の間に架け渡して、第1下段野縁77を第1下段野縁受け76の下面に固定する。
(9) 第1下段軒天板の貼り付け
次に、第1下段軒天板78を第1下段野縁77の下面に貼り付ける。
(10) 第1仕上げ材の設置
第1仕上げ材91を第1下段軒天板78の庇鼻側の端と第1垂れ板90の下端の間の隙間を覆い隠し、第1仕上げ材91を第1垂れ板90の前面に貼り付けて固定する。
(11) 第2垂れ板の取り付け
次に、図23に示すように、地上で第2垂れ板95を第2吊り材80の前面の間に架け渡して、ビス等によって第2吊り材80の前面に貼り付けて固定する。また、側板を第2吊り材80の側面の間に架け渡して、側板を第2吊り材800の側面にビス等によって貼り付けて固定する。
(12) 第2吊り材の取り付け
次に、上記(11)で組み立てられた第2吊り材80、第2垂れ板95及び側板を南面の開口14内又はその近傍において持ち上げて、第2吊り材80の上端に設けられたフック81を桟材33の下フランジ33cに引っ掛ける。これにより第2吊り材80を桟材33に仮留めする。なお、フック81が第2吊り材80の上端に設けられていなければ、フック81を桟材33の下フランジ33cに引っ掛ける必要はない。
次に、第2吊り材80の上端を下フランジ33cの下面に突き当て、ボルトナット締結体によって第2吊り材80の上端を下フランジ33cの下面に締め付ける。
なお、本工程のように第2吊り材80の上端を下フランジ33cに固定した後に、上記(11)の工程のように第2垂れ板95及び側板を第2吊り材80に固定してもよい。
(13) 第2野縁受け及び第2野縁の設置
次に、図24に示すように、第2下段野縁受け86を南面の開口14の外から開口14の内側まで外面3に対して垂直に延びるような姿勢にして、第2下段野縁受け86を第2吊り材80の下端の間に架け渡して、第2下段野縁受け86を第2吊り材80の下端に固定する。
次に、第2下段野縁87を躯体の外面3に対して平行な姿勢にして、第2下段野縁87を第2下段野縁受け86の下面の間に架け渡して、第2下段野縁87を第2下段野縁受け86の下面に固定する。
なお、第2下段野縁受け86及び第2下段野縁87の取付工程は、(12)の工程の前に実施されてもよい。この場合、第2下段野縁受け86、第2下段野縁87、第2吊り材80、第2垂れ板95及び側板からなる組立品が(12)の工程によって金属フレーム30の下に取り付けられる。
(14) 第2下段軒天板の貼り付け
次に、第2下段軒天板88を第2下段野縁87の下面に貼り付ける。
なお、第2下段野縁受け86、第2下段野縁87及び第2下段軒天板88の取付工程は、上記(12)の工程の前に実施されてもよい。この場合、第2下段軒天板88、第2下段野縁受け86、第2下段野縁87、第2吊り材80、第2垂れ板95及び側板からなる組立品が(12)の工程によって金属フレーム30の下に取り付けられる。
(15) 第2仕上げ材の設置
次に、第2仕上げ材96を第2下段軒天板88の庇鼻側の端と第2垂れ板95の下端の間の隙間を覆い隠し、第2仕上げ材96を第2垂れ板95の前面にも貼り付けて固定する。
なお、第2仕上げ材96、第2下段野縁受け86、第2下段野縁87及び第2下段軒天板88の取付工程は、(12)の工程の前に実施されてもよい。この場合、第2仕上げ材96、第2下段軒天板88、第2下段野縁受け86、第2下段野縁87、第2吊り材80、第2垂れ板95及び側板からなる組立品が(12)の工程によって金属フレーム30の下に取り付けられる。
(16) 上段軒天板の貼り付け
次に、図25~図27に示すように、上段軒天板65を上段野縁60A,60B,60Cの下面に貼り付ける。上段軒天板65の取付工程が(9)及び(12)の工程の後に実施されるため、上段軒天板65は(9)又は(12)の工程における吊り材70,80の取付作業の邪魔にならない。
(17) 仕上げ材の設置
次に、鼻仕上げ材57によって鼻隠し板55の下端と上段軒天板65の庇鼻側の端の間の隙間を覆い隠し、鼻仕上げ材57を鼻隠し板55の表面に貼り付ける。
次に、鼻仕上げ材56を鼻隠し板55の上端と野地板45の庇鼻側の端の間の隙間によって覆い隠し、鼻仕上げ材56を部分的に鼻仕上げ材57及び鼻隠し板55に重ねて、鼻仕上げ材56,57の重なり部分をビス等によって鼻隠し板55に固定する。
次に、上面仕上げ材46を野地板45の上に貼り付けて固定し、アッパー下地材40の庇鼻側の端面において上面仕上げ材46を鼻仕上げ材56に部分的に重ねて、これらの重なりをアッパー下地材40の庇鼻側の端面に固定してもよい。
<4. まとめ>
(1) 第1下段軒天板78が上段軒天板65から開口12の方において上段軒天板65と隣り合い、第1下段軒天板78が上段軒天板65の位置よりも低い位置に配置されているため、庇20のうち、上段軒天板65に相当する部分の厚さを第1下段軒天板78に相当する部分の厚さよりも薄くすることができる。上段軒天板65に相当する部分が主に屋外から見えることから、上段軒天板65に相当する部分の厚さを第1下段軒天板78に相当する部分の厚さよりも薄いことは、庇20の野暮ったさを軽減させるとともに、庇20のデザイン性の向上に寄与する。仮に上段軒天板65が第1下段軒天板78の高さの位置に配置されている場合、庇の全体が厚くて庇が野暮ったく見えるところ、この庇20はそのようなデメリットを有さない。第2エントランス7の上の部分24についても、第1エントランス5の上の部分21と同様のことがいえる。
(2) 第1下段軒天板78が開口12に部分的に入っていることから、第1下段軒天板78に相当する部分が建物1の躯体の一部に見え、下段軒天板78に相当する部分の厚さが目に入りにくい。このことは、庇20の野暮ったさを解消して、庇20のデザイン性を高める。庇20が建物1の躯体と一体感のあるように見えることは、建物1のデザイン性を高める。第2エントランス7の上の部分24についても、第1エントランス5の上の部分21と同様のことがいえる。
(3) 野地板45がアッパー下地材40を介して金属フレーム30の上に取り付けられることは、庇20の見た目の重厚感の向上に寄与する。
(4) 第1下段軒天板78が金属フレーム30から垂下した第1吊り材70の下端に取り付けられることによって、第1下段軒天板78が上段軒天板65の位置よりも低い位置に配置されることになる。よって、上段軒天板65に相当する部分の厚さを第1下段軒天板78に相当する部分の厚さよりも薄くすることができる。よって、庇20の野暮ったさが解消され、庇20のデザイン性が高い。第2エントランス7の上の部分24についても、第1エントランス5の上の部分21と同様のことがいえる。
(5) 第1下段軒天板78が躯体の内側における躯体のスラブ15の下面から垂下した天吊りアンカー75の下端に取り付けられることによって、第1下段軒天板78が上段軒天板65の位置よりも低い位置に配置されることになる。従って、上段軒天板65に相当する部分の厚さを第1下段軒天板78に相当する部分の厚さよりも薄くすることができる。よって、庇20の野暮ったさが解消され、庇20のデザイン性が高い。
(6) 第1下段軒天板78が躯体の梁10の下面に沿って躯体の外から躯体の中に及ぶため、梁10が第1下段軒天板78によって覆い隠される。よって、梁10の下への出っ張りが見えず、建物1のデザイン性が向上する。
(7) 第1下段軒天板78が仕切り部6の上端にまで及ぶことから、庇20と仕切り部6の一体感のあるように見える。このことは建物1の第1エントランス5のデザイン性に寄与する。
(8) インナーバルコニー9の外側において、金属フレーム30がスラブ15の端を成す外面3から張り出すことから、庇20の上面はインナーバルコニー9の床が外に広がったように見せる。このことは、インナーバルコニー9における開放感の向上に寄与する。
(9) 第2下段軒天板88が仕切り部8の上端にまで及ぶことから、庇20と仕切り部8の一体感のあるように見える。このことは建物1の第2エントランス7のデザイン性に寄与する。
(10) 庇20の製作に際して、吊り材70,80に垂れ板90,95を取り付ける際には、まだ吊り材70,80が金属フレーム30のフランジ33cに取り付けられていないため、地面における垂れ板90,95の取付作業が容易である。
(11) 庇20の製作に際して、フック71,81がフランジ33cに引っ掛けられることによって吊り材70,80がフランジ33cに仮留めされることから、ボルトナット締結体による吊り材70,80の上端の固定を容易に行える。
(12) 庇20の製作に際して、金属フレーム30への吊り材70,80の取り付け後に、上段軒天板65を金属フレーム30の下に取り付けることから、上段軒天板65がボルトナット締結体による吊り材70,80の上端の固定の作業の邪魔にならない。
(13) 金属フレーム30の基端が外面2,3に固定されている。この金属フレーム30はそのカンチレバー31により高い強度を有する。このような金属フレーム30に各種の部材が取り付けられることによって庇20が製作されるから、庇20の強度が高い。
(14) 建物1の1階の躯体が鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造であり、金属フレーム30がアンカーにより躯体に固定され、金属フレーム30に木材が取り付けられることによって庇20が製作される。木工作業又は大工作業により製作される庇20は工芸的であり、庇20の重厚感及びデザイン性がある。
(15) 庇20の材料に木材が利用されている。木材の生産から廃棄及び処分までに使用されるエネルギーは、金属材料又はコンクリート材の生産から廃棄及び処分までに使用されるエネルギーよりも少ない。そのため、この庇20は、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの推進による脱炭素社会の実現と、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の達成とに貢献する。
1 建物
2,3 外面
6,8 仕切り部
9 インナーバルコニー
10 梁
12,14 開口
15 スラブ
20 庇
30 金属フレーム
33c 下フランジ
65 上段軒天板
70 第1吊り材
71 フック
72 ボルトナット締結体
75 天吊りアンカー(天吊り材)
78 第1下段軒天板
80 第2吊り材
81 フック
88 第2下段軒天板

Claims (10)

  1. 建物の躯体の外面に形成された開口の上において前記外面から張り出す庇であって、
    前記開口の上において前記外面に固定され、前記外面から張り出すフレームと、
    前記開口の外側において且つ前記フレームの先端寄りにおいて前記フレームの下に取り付けられる上段軒天板と、
    前記上段軒天板から前記開口の方において前記上段軒天板と隣り合い、前記フレームの下に取り付けられ、前記上段軒天板の位置よりも低い位置に配置され、前記開口に部分的に入った下段軒天板と、
    を備えることを特徴とする庇。
  2. 請求項1に記載の庇であって、
    前記フレームの上に取り付けられ、前記フレームの先端に向けて下りに傾斜する野地板
    を備えることを特徴とする庇。
  3. 請求項1に記載の庇であって、
    前記フレームから垂下した吊り材を備え、
    前記下段軒天板が前記吊り材の下端に取り付けられる
    ことを特徴とする庇。
  4. 請求項3に記載の庇であって、
    前記躯体の内側における前記躯体のスラブの下面から垂下した天吊り材を備え、
    前記下段軒天板が前記天吊り材の下端に取り付けられる
    ことを特徴とする庇。
  5. 請求項4に記載の庇であって、
    前記下段軒天板が、前記スラブの端に接合されるとともに前記開口の上に設けられる前記躯体の梁の下面に沿って前記躯体の外から前記躯体の中に及ぶ
    ことを特徴とする庇。
  6. 請求項5に記載の庇であって、
    前記下段軒天板は、前記開口から前記躯体の内側に奥まった位置において立設されるとともに屋外と屋内を仕切る開閉体付きの仕切り部の上端にまで及ぶ
    ことを特徴とする庇。
  7. 請求項3に記載の庇であって、
    前記フレームは、前記開口の上のインナーバルコニーの床を構成する前記躯体のスラブの端を成す前記外面から張り出し、
    前記下段軒天板は、前記開口の内側において立設されるとともに屋外と屋内を仕切る開閉体付きの仕切り部の上端にまで及ぶ
    ことを特徴とする庇。
  8. 請求項3から7の何れかに記載の庇であって、
    前記フレームが水平なフランジを有し、
    前記吊り材が上端にフックを有し、
    前記フックが前記フランジに引っ掛けられた上で前記吊り材の上端がボルトナット締結体により前記フランジに固定されている
    ことを特徴とする庇。
  9. 請求項8に記載の庇の製作方法であって、
    前記フレームを前記外面に設置し、
    前記フレームへの前記吊り材の取り付け前に、前記吊り材の前面に垂れ板を取り付け、
    前記吊り材への前記垂れ板の取り付け後に、前記フックを前記フランジに引っ掛けることによって前記吊り材を前記フランジに仮留めし、
    前記ボルトナット締結体により前記吊り材の上端を前記フランジに固定し、
    前記フレームへの前記吊り材の取り付けの前又は後に、前記下段軒天板を前記吊り材の下端に取り付ける
    ことを特徴とする庇の製作方法。
  10. 請求項9に記載の庇の製作方法であって、
    前記フレームへの前記吊り材の取り付け後に、前記上段軒天板を前記フレームの下に取り付ける
    ことを特徴とする庇の製作方法。
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