JP7843972B1 - 麺生地組成物、麺の製造方法 - Google Patents
麺生地組成物、麺の製造方法Info
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Abstract
【解決手段】(A)下記条件で測定される粘度が50mPa・s未満の、α化ヒドロキシプロピル化架橋澱粉及び/又はα化アセチル化架橋澱粉、並びに水分を含有し、
前記水分が穀粉100質量部に対して45質量部以上である、麺生地組成物:
<条件>
前記澱粉を固形分として1.2g、エタノール2.4gに水を加えて全量30.0gとし、ラピッドビスコアナライザーで25℃で30分間保持した後に回転数160rpmで測定する。
【選択図】なし
Description
[1]
(A)下記条件で測定される粘度が50mPa・s未満の、α化ヒドロキシプロピル化架橋澱粉及び/又はα化アセチル化架橋澱粉、並びに水分を含有し、
前記水分が穀粉100質量部に対して45質量部以上である、圧延法又は撚延法による麺の調製のための、麺生地組成物:
<条件>
前記澱粉を固形分として1.2g、エタノール2.4gに水を加えて全量30.0gとし、ラピッドビスコアナライザーで25℃で30分間保持した後に回転数160rpmで測定する。
[2]
前記(A)成分が、穀粉100質量部に対して5~30質量部である、[1]に記載の麺生地組成物。
[3]
前記条件で測定される粘度が50mPa・s以上のα化澱粉、及び/又は活性グルテンをさらに含有する、[1]又は[2]に記載の麺生地組成物。
[4]
[1]~[3]のいずれか1つに記載の麺生地組成物から麺を調製する工程を含む、麺の製造方法。
[5]
さらに前記麺を茹でる、蒸煮する、又は乾燥することを含む、[4]に記載の麺の製造方法。
[6]
[1]~[3]のいずれか1つに記載の麺生地組成物から麺を調製する工程を含む、麺の茹で時間短縮方法。
本明細書において、麺の穀粉の含有量は、特に断りがない限り、打ち粉部分を含まないものとする。
本発明の麺生地組成物は、(A)下記条件で測定される粘度が50mPa・s未満の、α化ヒドロキシプロピル化架橋澱粉又はα化アセチル化架橋澱粉、及び水分を含有し、
前記水分が穀粉100質量部に対して45質量部以上であることを特徴とする。本明細書において、(A)成分の粘度は以下の条件で測定される:
<粘度測定条件>
前記澱粉を固形分として1.2g、エタノール2.4gに水を加えて全量30.0gとし、ラピッドビスコアナライザー(RVA)で25℃で30分間保持した後に回転数160rpmで測定する。
本明細書中、「ヒドロキシプロピル化架橋澱粉」とは、原料澱粉をプロピレンオキサイドでエーテル化する処理と、トリメタリン酸ナトリウムやオキシ塩化リンなどの架橋剤により架橋する処理を、同時又は異時に施して得られるものをいい、例えば、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉が挙げられる。
本明細書中、「アセチル化架橋澱粉」とは、原料澱粉を酢酸ビニル又は無水酢酸でエステル化する処理と、トリメタリン酸ナトリウムやオキシ塩化リン、無水アジピン酸などの架橋剤により架橋する処理を、同時又は異時に施して得られるものをいい、例えば、アセチル化リン酸架橋澱粉又はアセチル化アジピン酸架橋澱粉が挙げられる。一実施態様では、アセチル化架橋澱粉は、アセチル化リン酸架橋澱粉である。
アセチル化架橋澱粉のアセチル基による置換度(DS)は、特に限定されないが、好ましくは0.02~0.095、より好ましくは0.04~0.095、さらに好ましくは0.07~0.095である。
<ヒドロキシプロピル化架橋澱粉の置換度決定法>
(1)「第10版 食品添加物公定書」(2024年、厚生労働省・消費者庁)のヒドロキシプロピルデンプンの項に記載された方法により、ヒドロキシプロピル化架橋澱粉中におけるヒドロキシプロピル基の重量%(それぞれHP(%)とする。)を求める。
(2)得られたHP値に基づいて、以下の計算式により置換度(DS)を算出する:
DS=(162×HP)/(5900-58×HP)
<アセチル化架橋澱粉の置換度決定法>
(1)「第10版 食品添加物公定書」のアセチル化アジピン酸架橋デンプンの項に記載された方法により、アセチル化架橋澱粉中におけるアセチル基の重量%(Ac(%)とする)を求める。
(2)得られたAc値に基づいて、以下の計算式により置換度(DS)を算出する:
DS=(162×Ac)/(4300-42×Ac)。
(1)澱粉試料2.0g(固形分換算)を25℃の水50mLに均一に分散させ、この懸濁液を100mlメスシリンダーに入れて水で100mLに調整し、24時間静置する。
(2)静置後に白濁層の容量(mL)を測定し、その値を冷水膨潤度とする。
上記の好ましいアセチル化架橋澱粉の具体例としては、パインエアロPS303(松谷化学工業株式会社製)が挙げられる。
麺生地組成物の水分は、茹で時間を短縮する観点から、穀粉100質量部に対し、好ましくは48質量部以上、より好ましくは50質量部以上、さらに好ましくは55質量部以上、さらにより好ましくは55質量部以上、特に好ましくは60質量部以上である。また、麺生地組成物の水分は、製麺性を良好とする観点から、穀粉100質量部に対し、好ましくは75質量部以下、より好ましくは70質量部以下、さらに好ましくは65質量部以下である。
一実施態様では、麺はノンフライ麺、又は乾燥工程を経ていない麺(例えば、生麺)である。
一実施態様では、麺は乾燥工程を経ていない麺(例えば、生麺)である。
α化澱粉試料A~Iとして、以下の表1の市販品(いずれも松谷化学工業株式会社製)を使用した。澱粉試料Bは、通常のヒドロキシプロピルリン酸架橋澱粉の製造方法により調製した。各試料のRVA粘度は、澱粉試料1.2g(固形分換算)、エタノール2.4gに水を加えて全量30.0gとしたものを、ラピッドビスコアナライザー(RVA4800,Perkin Elmer社製)で25℃で30分間保持した後に回転数160rpmで測定した。各試料の冷水膨潤度は、上述の方法により測定した。
以下の手順で生麺を調製した。
(1)各試験例に記載の処方で原料を混合した。加水量は、食品の研究開発に従事し、麺の調製に熟練した者が、ミキシング後にそぼろ状となり、製麺に適合した状態となるように適宜調整した。即ち、各試験例の加水量は、製麺に適合した生地状態とするための加水量を表す。
(2)生地を複合、圧延した。
(3)切刃を用いて、製麺機で麺を製麺した。麺幅、麺帯の厚さは各試験例に記載した。
(4)麺同士の結着防止のため、得られた麺に打ち粉(とり粉梅EX、松谷化学工業(株)製)をまぶした。
(5)麺を沸騰水中に入れ、加熱しながら茹でた。
(6)食品の研究開発に従事し、麺の官能評価に熟練した評価者が適宜試食して、食感が最適になった時点で麺を引き上げ、茹でを終了した。茹で開始から終了までの時間を計測した。
(7)対照の麺(小麦粉以外の穀粉を含有しないもの)の茹で時間をa、試験例の麺の茹で時間をbとしたときに、茹で時間短縮率を(a-b)/a×100(%)とする。そして、茹で時間短縮効果と製麺性を、以下の基準で評価した。茹で時間の短縮率が30%以下のものは、茹で時間短縮効果が不十分であると判断した。
<茹で時間の評価>
◎:茹で時間短縮率が70%を超える
○:茹で時間短縮率が50%を超え、70%以下
△:茹で時間短縮率が30%を超え、50%以下
×:茹で時間短縮率が30%以下
<製麺性の評価>
◎:問題なく製麺可能
○:生地のつながりがやや悪いが製麺可能
△:生地のつながりが悪いが製麺可能
×:製麺不可能
小麦粉90質量部、澱粉試料A~Hのいずれか10質量部に、食塩4質量部を加え、表2に記載の加水量で加水して生地を調製し、製麺機で麺幅5mm、麺帯厚5mmの麺を調製した。対照として、小麦100質量部、食塩4質量部の生地から同様の方法で麺を調製した。評価結果を表2に示した。α化ヒドロキシプロピル化架橋澱粉又はアセチル化架橋澱粉のうち、RVA粘度が50mPa・s未満のものを使用した麺が茹で時間が顕著に短縮し、製麺性が良好であった(実施例1-1~4)。RVA粘度が低下するほど、生地の加水量を大きくすることができ、短い茹で時間で麺を茹で上げることができた。
次に、表3の処方で麺生地を調製し、製麺機で麺幅5mm、麺帯厚5mmの麺を調製した。そして、各麺の茹で時間を比較した。結果を同じ表3に示した。低粘度のα化澱粉を増量していくと、加水量を増加させることができ、茹で時間も短縮された(実施例2-1~3)。一方、製麺性は加水量の増加に伴って低下した。
小麦粉90質量部、澱粉試料A 10質量部に、食塩4質量部を加え、表4に記載の加水量で加水して生地を調製し、製麺機で表4に記載の太さ及び厚さの麺を調製した。対照として、小麦100質量部、食塩4質量部の生地から同様の方法で麺を調製した。そして、各麺の茹で時間を比較した。結果を表4に示した。澱粉試料Aを使用することにより、太さ及び厚さが変わっても加水量を45質量部以上にして製麺することができ、茹で時間が大幅に短縮された。
Claims (5)
- (A)下記条件で測定される粘度が50mPa・s未満のα化ヒドロキシプロピル化架橋澱粉、及び
水分を含有し、
前記(A)下記条件で測定される粘度が50mPa・s未満のα化ヒドロキシプロピル化架橋澱粉が、穀粉100質量部に対して2~15質量部であり、
前記水分が穀粉100質量部に対して45質量部以上60.5質量部以下であり、
前記穀粉が穀物粉を含有する場合、該穀物粉が小麦粉、米粉及びそば粉からなる群より選ばれる少なくとも1つである、圧延法又は撚延法による麺の調製のための、麺生地組成物:
<条件>
前記澱粉を固形分として1.2g、エタノール2.4gに水を加えて全量30.0gとし、ラピッドビスコアナライザーで25℃で30分間保持した後に回転数160rpmで測定する。 - 前記条件で測定される粘度が50mPa・s以上のα化澱粉、及び/又は活性グルテンをさらに含有する、請求項1に記載の麺生地組成物。
- 請求項1又は2に記載の麺生地組成物から圧延法又は撚延法によって麺を調製する工程を含む、麺の製造方法。
- さらに前記麺を茹でる、蒸煮する、又は乾燥することを含む、請求項3に記載の麺の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の麺生地組成物から圧延法又は撚延法によって麺を調製する工程を含む、麺の茹で時間短縮方法。
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Citations (3)
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| JPH09271339A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-21 | Asama Kasei Kk | 電子レンジ調理用生麺類の製造方法 |
| JP2003289818A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-14 | Nissin Food Prod Co Ltd | チルド流通タイプの麺類およびその製造方法 |
| JP2022107512A (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-21 | 不二製油株式会社 | 小麦粉ドウの加水量増量剤およびそれを配合した多加水小麦粉ドウの加熱食品 |
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2025
- 2025-03-31 JP JP2025058623A patent/JP7843972B1/ja active Active
Patent Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
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