JP7828403B1 - 股関節保護ウエア - Google Patents
股関節保護ウエアInfo
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Abstract
【解決手段】下半身に着用される股関節保護ウエア1であって、脚部63が挿入される脚はき口20を有して、少なくとも脚の付け根62から股関節Mよりも上方の腰部63周りまでを被う下半身用ウエア2と、股関節Mの横外方へ突出する大腿大転子82が配される位置よりも上方の該下半身用ウエア2の横外側面231aに枕部4Aを配設して、該下半身用ウエア2に取付けられる枕状体4と、を具備し、該枕状体4が取付けられた前記下半身用ウエア2を着用して横向き寝の際、前記大腿大転子83よりも前記枕部4Aの横方外面4Aaの方が張り出し形成されている。
【選択図】図1
Description
斯かる股関節に痛みを感じる人は多く、これを克服する股関節安定化ウエア等が提案されている(例えば特許文献1)。
本発明の第2態様の股関節保護ウエアは、上記第1態様で、前記枕部の形状になる袋状表皮を縫製し、該袋状表皮の袋内の収容空所に充填材を詰めて該枕部が形成されることを特徴とする。本発明の第3態様の股関節保護ウエアは、上記第1態様又は第2態様で、枕状体の裏面側が下半身への着用により、背中の中央付近から腰部側方の横外側面を通過して人体表面側のヘソの真下近くまで、腰部周りを半周巻きができる長さで、一方、該枕状体の表面側は、前記枕部の横方外面が、前記大腿大転子よりも張り出し形成され、且つその断面視で、該枕部の横方外面のラインが、該大腿大転子から離間して該大腿大転子を中心にして弧状に取り囲んでいることを特徴とする。本発明の第4態様の股関節保護ウエアは、上記第3態様で、前記枕部にジッパーが設けられ、且つ前記下半身用ウエアがトランクスの下着であることを特徴とする。
本発明のように、枕状体が取付けられた下半身用ウエアを着用して横向き寝の際、大腿大転子よりも枕状体の横方外面の方が張り出し形成されていると、横向き寝で、大腿大転子が寝具表面からの圧力を受ける前に枕状体が寝具表面に当たるようになる。よって、大腿大転子は寝具表面からの圧力を受けることがない。従来の横向き寝のように、身体の横側外方へ張り出している大腿大転子が寝具表面から体重の反作用圧力を受けて、該大腿大転子と結合一体化する骨頭部が寛骨臼を押圧したり寛骨臼に当たったりすることはない。炎症を起こさせていた問題は、一挙に改善又は解消する。
そして、少なくとも一方の脚部が挿入される脚はき口を有して、脚の付け根から股関節よりも上方の腰部外周を被う下半身用ウエアを用いると、着用した下半身用ウエアは、脚はき口によって身体の胴回りを回るのが阻止されるので、下半身用ウエアの側方外面に取付けられる枕状体が回動して横ズレすることがない。
また、下半身用ウエアの外面と、これに対向する前記枕状体の裏面との間に、面ファスナーを介在させて、該枕状体が該下半身用ウエアの外面へ着脱自在に取付けられると、股関節保護ウエアの着用者の体格、体形に合わせて枕部の設置場所を微調整できる。
加えて、下半身への着用により、股関節の横外方へ突出する大腿大転子が配される位置よりも上方の人体腰部にて、その横外面に枕部を配して腰部の外周一領域に巻き付く形で、前記下半身用ウエアの外面と、これに対向する前記枕状体の裏面との間に、面ファスナーを介在させて、該枕状体が該下半身用ウエアの外面へ着脱自在に取付けられると腰周りを周回させるベルトのように、腰部を締め付けるようなことにならない。
さらに、枕部の横方外面が、大腿大転子よりも張り出し形成され、且つその横断面視で、枕部の横方外面のラインが、大腿大転子から離間して該大腿大転子を中心にして弧状に取り囲んでいると、横向き寝の真横寝状態だけでなく、寝返りや仰向けに移る時にも、大腿大転子が寝具表面から離れて圧力を受け難くなるので、その圧力で該大腿大転子と一体の骨頭部が寛骨臼を押圧したり寛骨臼に当たったりして、炎症を起こするのを防止できる。
図1~図10は本発明の股関節保護ウエア(以下、単に「保護ウエア」ともいう。)の一形態で、図1はその斜視図、図2は図1の保護ウエアを着用して横向き寝状態の股関節周り側面図、図3は図2のIII-III線矢視図、図4は図2のIV-IV線矢視図、図5は図4から人体及び枕部が寝具表面から上方へ離れた断面図、図6は図1の枕状体の一部破断正面図、図7は図1の枕状体の斜視図、図8は図7に代わる別態様の枕状体の斜視図、図9は図8の枕状体の正面図、図10は図9に代わる枕状体の正面図と枕部形成用充填材の斜視図を示す。各図は判り易くするため要部を強調図示し、図6以外は断面表示のハッチングを省く。また本発明と直接関係しない部分を省略する。
枕状体4は、股関節Mの横外方へ突出する大腿大転子83が配される位置よりも上方の該下半身用ウエア2の腰部外周231(寛骨71を構成する腸骨712に係る稜部位の体表面6a域)にあたる、図2,図4ごとくの横外側面231aに枕部4Aを配設して、該下半身用ウエア2に取付けられる。枕状体4は、少なくとも主要部がタオル等の織物や編み物、不織布、或いは空気枕、さらに発泡成形樹脂やゴムの可撓性,柔軟性を有する素材からなる変形可能物である。枕部4Aは、例えば織物の布地を重ねてその形状にしてもよいし、低発泡樹脂成形製枕部4Aの形状にして、これを組込んだ枕状体4としてもよい。
そして、枕状体4が取付けられた前記下半身用ウエア2を着用して、人体が横向き寝になると、大腿大転子83よりも枕部4Aの横方外面4Aaの方が張り出す。保護ウエア1の着用者が寝具9上に寝ると、枕部4Aより人体下方の大腿大転子83及びその近傍の体表面6aが寝具表面91から浮き上がる(図2,図3)。
患者が枕状体4を取付けた下半身用ウエア2を着用して、図2~図4のごとく横向き寝になると、大腿大転子83よりも枕部4Aの横方外面4Aaの方が張り出すことによって、まず大腿大転子83は寝具表面91から浮き上がって該寝具表面91に当たらない。また、横向き寝で、大腿大転子83周りの体重が寝具表面91に加わるが、該体重はこれを受け支える枕部4Aを介して寝具表面91を押圧する。よって、寝具表面91からの反作用の押圧力は枕部4Aに伝わり、大腿大転子83よりも上方域で、該枕部4Aに接する腰部63を押圧することになる。大腿大転子83への寝具9からの押圧力が発生しないし、寝具表面91に大腿大転子83が当たっていない。したがって、寛骨臼711への大腿骨骨頭81の当たり又は押圧力が生まれず、股関節Mに炎症や痛みは起こらなくなる。
尚、図4の横向き寝で、符号βは寝具表面91から大腿大転子83が浮き上がった距離、符号ε1は寝具表面91から大腿大転子83近くの体表面6aまでの距離、符号hは枕部4Aの寝具表面91からの高さを示す。図5の符号αは、無負荷状態で、枕部の横方外面4Aaが大腿大転子83よりも張り出す距離を示す。枕部4Aは多少のクッション性,圧縮性を伴うため、α≧βとなる。
尚、図4は枕状体裏面4bの二か所に対の面ファスナー3,5を設けているが、試作品では三か所にし、下半身用ウエア2への枕状体4のより一体強化を図るものとした。
尚、図1~図7の保護ウエア1は左足用を図示したが、右足用や左右足用も勿論適用できる。図中、符号24はゴム止め部、符号241は下半身用ウエア2の上周縁、符号25は枕部4Aへの下半身用ウエア2の当接部分、符号68は臀部を示す。
図2のごとく保護ウエア1の着用者(患者)が横向きに寝ると、大腿大転子83及びこれに近接する体表面6aが、寝具表面91から距離β及び距離ε1をとり、浮いた状態で離れるので、寝具表面91に当たらない(図2,図3)。そして、その部位では、着用者の体重が寝具表面91を押圧し、その反力で大腿大転子83を押圧しない。よって、患者の体重が大腿大転子83と一体につながる大腿骨8の骨頭81にかかるのを防止し、骨頭81が寛骨臼711に当たったり押圧したりすることがない。
横向き寝の就寝時に、骨頭81への着用者体重の重みが加わらず、また寝具表面91からの骨頭81への押圧がないので、股関節Mに炎症を起こしたり悪化させたりしない。しかも、特許文献1のような締付ける負荷も与えないので、ゆったりした楽な状態で安眠できる。病んでいる患部がある場合は、その疲労回復を促す。股関節Mに痛みや不安を覚える患者にとっては、身体をゆったりさせて休みたい睡眠時等の使用に極めて有益な保護ウエア1になっている。
交通事故で大腿骨骨頭部を受傷した本発明者も、この保護ウエア1を着用してから改善が進み、また就寝後に股関節Mに痛みを感じて目覚めることがなくなり、安眠できるようになった。
加えて、枕状体4は、帯状平面の裏面4b側が所定長さL2にして、図4,図5のごとく腰部63を半周する程度として、下半身用ウエア2に取付けられるので、腰周りを周回させるベルトのように、腰部63を締め付けるようなことにならない。
そして、図6,図7が縫製部材42の単独で、また図8,図9がベース部材41と縫製部材42とで、袋状に形成した収容空所43に充填材44を詰めて枕部4Aを形成するが、図10のように枕部4Aにジッパー45を設けて、その開閉口430から充填材44の詰め替えができるようにすると、充填材44を夏場用と冬場用とに簡単に詰め替えできる。充填材44として、夏場は速乾吸湿性に富む素材にし、冬場は毛布等の保温性等に富む素材に容易に取り替えできる。
このように本股関節保護具は、上述した数々の優れた効果を発揮し、極めて有益である。
2 下半身用ウエア
2a 外面
2A トランクス
231a 横外側面
4 枕状体
4a 表面
4b 裏面
4A 枕部
4Aa 枕部の横方外面
43 収容空所
44 充填材
45 ジッパー
6 下半身
6a 人体表面
61 脚部(下肢)
62 脚の付け根
63 腰部
63a 腰部の横外面
69 ヘソ
83 大腿大転子
91 寝具表面
F 面ファスナー
L 一定長さ
M 股関節
Claims (4)
- 下半身に着用される股関節保護ウエアであって、
脚部が挿入される脚はき口を有して、少なくとも脚の付け根から股関節よりも上方の腰部周りまでを被う下半身用ウエアと、
股関節の横外方へ突出する大腿大転子が配される位置よりも上方の人体腰部にて、その横外面に枕部を配して腰部の外周一領域に巻き付く形で、該下半身用ウエアの横外側面に該枕部を配設して、該下半身用ウエアに取付けられ、且つ帯幅が5cm~15cmの範囲幅を有し、裏面側が帯状平面にして、表面側は該枕部の前記横外側面に相当する領域が帯状平面の長手方向のうちの一定長さを占めて、裏面側の帯状平面に対し、該枕部の表面側が横断面∩状に隆起する枕形状具の枕状体と、を具備し、
さらに、前記下半身用ウエアの外面と、これに対向する前記枕状体の裏面との間に、面ファスナーを介在させて、該枕状体が該下半身用ウエアの外面へ着脱自在に取付けられて、
該枕状体が取付けられた前記下半身用ウエアを着用して横向き寝の際、前記大腿大転子よりも前記枕部の横方外面の方が張り出し形成されて、前記大腿大転子及びその近傍の体表面が寝具表面から浮き上がり、前記大腿大転子を寝具表面から浮かして腰部を受け支えることを特徴とする股関節保護ウエア。 - 前記枕部の形状になる袋状表皮を縫製し、該袋状表皮の袋内の収容空所に充填材を詰めて該枕部が形成される請求項1記載の股関節保護ウエア。
- 前記枕状体の裏面側が下半身への着用により、背中の中央付近から腰部側方の横外側面を通過して人体表面側のヘソの真下近くまで、腰部周りを半周巻きができる長さで、一方、該枕状体の表面側は、前記枕部の横方外面が、前記大腿大転子よりも張り出し形成され、且つその断面視で、該枕部の横方外面のラインが、該大腿大転子から離間して該大腿大転子を中心にして弧状に取り囲んでいる請求項1又は2記載の股関節保護ウエア。
- 前記枕部にジッパーが設けられ、且つ前記下半身用ウエアがトランクスの下着である請求項3記載の股関節保護ウエア。
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