JP7790902B2 - 骨脂を含有するソース - Google Patents
骨脂を含有するソースInfo
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Description
また、動物性油脂の一部を常温液体油脂に置換して流動性を上げることも考えられるが、その場合、動物性油脂に由来する風味やコクが減少し、トマト等の酸味性食材の酸味が際立つようになり、更には麺類や飯類と絡みにくく、ソースとして満足のいくものとはなりにくい。
[1]ソースであって、
ソース全量に対し骨脂を2質量%以上含有し、
ソースに含まれる油脂全量に対する前記骨脂の含有率が35質量%以上である、前記ソース。
[2]前記骨脂が牛骨脂である、[1]に記載のソース。
[3]ソース全量に対する油脂全量の含有率が9質量%以下である、[1]又は[2]に記載のソース。
[4]ボロネーズソース、デミグラスソース、カレーソース、ハヤシライスソース、クリームソース、中華ソース及び麻婆ソースからなる群から選択される、[1]~[3]のいずれかに記載のソース。
[5]麺類又は飯類用である、[1]~[4]のいずれかに記載のソース。
本発明におけるソースとは、具材及び液部を含むペースト状又は液体状の流動物を意味する。
ソースとしては、特に限定されず、ボロネーゼソース、デミグラスソース、カレーソース、ハヤシライスソース、クリームソース、中華ソース及び麻婆ソースからなる群から選択されることが好ましく、ボロネーゼソース、デミグラスソース、カレーソース及びハヤシライスソースからなる群から選択されることがより好ましく、ボロネーゼソースであることが更に好ましい。
本発明のソースは、麺類や飯類と絡めたときの一体感に優れることから、麺類又は飯類用ソースであることが好ましい。本発明のソースは、麺類又は飯類と共に喫食されるものであることが好ましく、麺類又は飯類にかけたり、和えたりするためのものであることが好ましい。
骨脂とは、食肉加工の副産物として得られる動物の骨から分離精製された油脂であり、一般に常温固体の油脂である。牛脂や豚脂等の脂肪(いわゆる脂身)由来の油脂とは異なる。一般に、骨脂は化粧料や潤滑剤の原料として使用されている。
上記骨脂はいずれの動物由来のものであってもよく、一般に食用に供される動物の骨脂であれば特に限定されず使用することができる。上記動物は、哺乳類、魚類、鳥類、爬虫類、両生類のいずれであってもよい。上記骨脂は、入手容易性の観点から家畜の骨脂であることが好ましく、牛、豚、羊、山羊又は鶏の骨脂であることがより好ましく、牛の骨脂(牛骨脂)であることが更に好ましい。骨脂は市販品を使用してもよく、例えば牛骨脂として株式会社司食品工業製のビーフオイル等が挙げられる。
常温固体油脂とは、油糧原料から分離精製された常温で固体である油脂をいい、具体的には、20℃で24時間静置した際に固体である油脂をいう。常温固体油脂は、一般に不飽和脂肪酸よりも飽和脂肪酸のグリセリンエステルを多く含有する。常温固体油脂の具体例としては例えば、牛脂、豚脂等の動物脂、パーム油、パーム核油等の植物脂が挙げられる。
常温液体油脂とは、油糧原料から分離精製された常温で液体である油脂をいい、具体的には、20℃で24時間静置した際に液体である油脂をいう。常温液体油脂は、一般に飽和脂肪酸よりも不飽和脂肪酸のグリセリンエステルを多く含有する。常温液体油脂の具体例としては例えば、大豆油、菜種油、コーン油、サラダ油等の植物油、魚油、肝油等の動物油が挙げられる。
油脂加工食品とは、コーン油、大豆油、パーム油、菜種油、綿実油、牛脂、魚油、加工油脂等の食用油脂に水、食塩、乳成分、ビタミン等を加えて混合乳化し練り合わせた油脂である。油脂加工食品としては、バター、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド等が挙げられる。野菜や食肉等の食材の炒め油脂として使用する観点から、油脂加工食品は、油脂含有量が80質量%以上であることが好ましい。
本発明のソースが骨脂以外の油脂を含む場合は、効果的に風味やコクをソースに付与する観点から、上記骨脂以外の油脂は家畜由来の油脂(但し骨脂を除く)であることが好ましく、牛、豚、羊、山羊、鶏由来の油脂(但し骨脂を除く)であることがより好ましく、牛脂であることが更に好ましい。
なお本発明において油脂として油脂加工食品を使用する場合、油脂全量の算出にあたっては、油脂加工食品に含まれる油脂のみを考慮するものとする。
上記副原料としては例えば、野菜、野菜加工品、野菜ソース、乳及び乳製品(チーズ、クリーム、ヨーグルト、脱脂粉乳、全脂粉乳等)、卵及び卵加工品(全卵粉、卵白粉、卵黄粉等)、澱粉質原料、香辛料(胡椒、唐辛子等)、調味料(食塩、上白糖、醤油、味噌、酢、ソース、ケチャップ、グルタミン酸ナトリウム、核酸、有機酸、蛋白加水分解物、畜肉エキス、酵母エキス、出汁等)、香料、着色料、酸化防止剤、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン等)、増粘多糖類(キサンタンガム、タマリンドガム、グァーガム等)等が挙げられる。
冷凍処理の方法も特に限定されないが、急速冷凍する方法であることが好ましい。急速冷凍とは、最大氷結晶生成帯(-1~-5℃)を30分以内で通過させる方法をいう。例えば、-40℃に設定した急速冷凍機を使用して冷凍させる方法が挙げられる。
油脂として牛骨脂(株式会社司食品工業製、ビーフオイル)8質量部、みじん切りしたニンニク0.1質量部及びみじん切りした玉ねぎ10質量部を容量400kgの真空冷却機付きニーダーに投入し、ニンニクと玉ねぎの合計質量が加熱前の85質量%(8.585質量部、油脂との合計が16.585質量部)になるまで炒めた。
更に牛挽肉を15質量部投入し、十分に加熱されるまで炒めた。その後、乳化剤(デカグリセリンステアリン酸エステル)0.15質量部、タピオカ澱粉1.0質量部、トマトペースト15質量部、赤ワイン5質量部、調味料5.6質量部(食塩1.5質量部、砂糖3質量部、香辛料0.1質量部、グルタミン酸ナトリウム1質量部)を投入し、全体が100質量部となるように水を投入し、全体的に85℃になるまで加熱混合してボロネーゼソースを得た。
真空冷却機を稼働してニーダー内を減圧し、得られたボロネーゼソースが全体的に15℃になるまで混合しながら真空冷却した。
冷却されたボロネーゼソース80gを耐熱性容器に入れ、電子レンジを用いて600Wで2分間加熱し、茹でたスパゲッティ160gと和え、10名の熟練パネラーにより下記評価基準表1に従って官能評価を行い、平均点を算出した。なお、油脂として牛脂を用いた以外は製造例1に従って製造したボロネーゼソース(参考例1)の評価点を3点とした。
評価基準表1
製造例1に従って60kgのボロネーゼソースを製造した。15℃に冷却したボロネーゼソースをソース充填機に投入し、ベルトコンベア上を一定速度で移動する容器入り茹でパスタ80gに対して40g/ショット、100ショット/分の条件で充填試験(上掛け)を行った(連続1500ショット)。10名の熟練パネラーにより下記評価基準表2に従ってノズルの油脂詰まり(充填試験終了後のノズル出口の状態と充填中の充填状況)を目視で確認して評価し、平均点を算出した。なお油脂として牛脂を用いた以外は製造例1に従って製造したボロネーゼソース(参考例1)の評価点を1点とした。
評価基準表2
下記表1に記載の油脂を使用した以外は製造例1に従ってボロネーゼソースを製造し、評価例1及び2に従って各評価を行った。油脂の使用量を増減させた場合は、水の使用量を調節することでソース全量が100質量部となるようにした。なお油脂としてサラダ油を用いた場合(参考例2)の滑らかさの評価点を5点、麺絡みを1点、風味を1点、油脂詰まりを5点とした。結果を表1に示す。なお表中「質量%」は、特に断りのない限りソース全量に対する割合を表す。
下記表2及び3に記載の油脂を使用した以外は製造例1に従ってボロネーゼソースを製造し、評価例1及び2に従って各評価を行った。結果を表2及び3に示す。なお表中、「牛骨脂の割合」は、ソースに含まれる油脂全量に対する牛骨脂の割合を意味する。
牛骨脂とサラダ油を併用した試験番号11~14では、同様に牛骨脂の割合が増えるにつれてソースの官能評価及び充填性が良好になった。牛骨脂の割合が全油脂の35質量%に満たない試験番号13及び14は、参考例1と比べて、麺類に対するソースの絡み性及び風味が改善されないか、劣るものであった。
Claims (6)
- ノズルにより容器又は袋に充填する方法に用いるためのソースであって、
ソース全量に対し油脂を3~9質量%含有し、
ソース全量に対し骨脂を2質量%以上含有し、
ソースに含まれる油脂全量に対する前記骨脂の含有率が35質量%以上である、前記ソース。 - 前記骨脂が牛骨脂である、請求項1に記載のソース。
- (i)骨脂以外の油脂を含まないか、又は、
(ii)骨脂以外の油脂として、常温液体油脂を更に含む、
請求項1又は2に記載のソース。 - ボロネーズソース、デミグラスソース、カレーソース、ハヤシライスソース、クリームソース、中華ソース及び麻婆ソースからなる群から選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載のソース。
- 麺類又は飯類用である、請求項1~4のいずれか1項に記載のソース。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載のソースを、ノズルにより容器又は袋に充填する工程を含む、容器又は袋入りソースの製造方法。
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| JP2023043508A JP2023043508A (ja) | 2023-03-29 |
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Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| CN102669642A (zh) | 2012-06-06 | 2012-09-19 | 四川省宜宾市汇宝食品有限责任公司 | 一种腌菜复合型骨汤肉酱的加工方法 |
| JP2014150796A (ja) | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Mc Food Specialties Inc | 畜肉エキスの製造方法 |
| CN111869848A (zh) | 2020-07-13 | 2020-11-03 | 上海康识食品科技有限公司 | 熬制高汤风味高汤包及其制备方法 |
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| JPH1189545A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-04-06 | House Foods Corp | ルウの製造方法およびハーブソース |
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2021
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Patent Citations (3)
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Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| フォンドボーっていったい何?作り方から代用品まで詳しく紹介!,オリーブオイルをひとまわし[online],2020年10月11日,https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/10/post-12158.html参照 |
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|---|---|
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