JP7770545B2 - モータ回転制御方法及び装置 - Google Patents

モータ回転制御方法及び装置

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Description

本発明は、モータ制御の技術分野に関し、具体的にモータ回転制御方法及び装置に関する。
永久磁石同期モータ制御は、広く用いられ、例えば全車駆動モータ、電動アシストステアリングモータ、全車ブレーキモータなどに用いられる。これらのモータコントローラには、一般的に高い機能セキュリティレベルと製品の信頼性が要求されており、通常は、成熟した信頼性のあるソフトウェアアーキテクチャが採用される。AUTOSARは、成熟した信頼性があり、広く使用されているアーキテクチャとして、すでにトレンドになっている。機能安全を満たすAUTOSARアーキテクチャのCOTSソフトウェアを購入することにより、構成により機能安全を満たす所望のコードを生成する。また、モータコントローラ自体にも、機能安全の要求を満たすための多くの安全機構が追加される。これにより、コードの複雑さとソフトウェア実行時間が増加することは間違いない。
従来のモータ制御方法では、割り込みトリガー信号とPWM信号基準チャンネルが同一の信号であり、このようにモータの制御周期とPWM信号の周期が一致する形態が用いられる。例えばモータ制御のPWM信号の周期が50usであると、割り込み関数の実行周期も50usである。モータコントローラのCPU負荷が大きいと、負荷を低減させるためには、モータ制御のPWM信号と割り込みトリガーのPWM信号の周期をいずれも長くするしかなく、PWM周期が長くなるとNVHに影響する。
従来のモータFOC制御の3閉ループ制御の1つは、3閉ループシステムに対して、位置ループ制御関数、速度ループ制御関数と電流ループ関数の3つのTask又は割り込みをそれぞれ確立することである。この3つの関数が異なるTask又は割り込みに属するため、必然的に3つの実行優先度と関数ネストの問題が存在する。なお、この過程において、ECUでは、一般的には3ループ制御システム関数のタイミングと位相が他の割り込みとTaskにより混合され又は阻止され、モータのリアルタイム制御システムにとっては、タスク割り込み又はネスト実行の過程において、3ループ制御計算結果の値は、現在の最新の値ではなかったり、制御順序が所望の順序で実行されなかったりして、制御効果に影響を与える可能性があり、なお、そのCPU負荷は一般的に非常に大きい。そのため、モータ回転制御が可能な方法を設計することは、当業者が早急に解決すべき技術課題となっている。
本発明の実施例は、前記欠陥に対して、モータ制御時のSVPWMの更新周波数に影響を与えることなくCPU負荷の低減を実現できるモータ回転制御方法を開示する。
本発明の実施例の第1態様によれば、モータ回転制御方法を開示し、このモータ回転制御方法は、
第1割り込み周期において、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るステップと、
第2割り込み周期において、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るステップと、
第3割り込み周期において、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るステップと、
第4割り込み周期において、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップであって、前記第1割り込み周期、第2割り込み周期、第3割り込み周期と第4割り込み周期が割り込み制御周期を構成し、前記割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネルとがディカップリングされるステップと、
第4割り込み周期において、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報を予測して、予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を得、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るステップと、
前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成し、前記SVPWM制御信号グループに基づいてモータを制御するステップとを含む。
1つの選択的な実施形態としては、本発明の実施例の第1態様において、前記した、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るステップは、
モータの第1割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を取得するステップと、
第1割り込み周期のモータ位置サンプリング情報を処理してモータロータの実際位置と電子ロータの実際回転数を得るステップと、
モータ制御入力の目標位置及びモータロータの実際位置に基づいて、モータの位置に対して閉ループ制御を行い且つ第1制御出力結果を得るステップとを含み、
前記した、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るステップは、
第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果及びモータロータの実際回転数を受信するステップと、
モータの目標速度に対して閉ループ制御計算を行って第2制御出力結果を得るステップとを含み、
前記した、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るステップは、
モータ相電流をサンプリングして相電流IaとIcを得るステップと、
前記相電流IaとIcに対してClarkとPark変換を行って直軸電流Idと横軸電流Iqを得るステップであって、横軸が直軸よりも90度の電気角だけ進むステップと、
第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、モータの直軸電流Idと横軸電流Iqに対して閉ループ制御を行って、第3制御出力結果を得るステップとを含み、
前記した、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップは、
モータの第4割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を取得するステップと、
第4割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を処理してモータロータの実際位置とモータロータの回転数を得るステップと、
第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップとを含み、
前記した、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報を予測して、予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を得、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るステップは、
第4割り込み周期のモータ回転数と位置を取得するステップと、
前記第4割り込み周期のモータ回転数と位置に基づいて次の段階での第1割り込み周期のモータロータ位置、第2割り込み周期のモータロータ位置と第3割り込み周期のモータロータ位置を予測するステップと、
それぞれ次の段階での第1割り込み周期、第2割り込み周期と第3割り込み周期の出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換計算を行って次の段階での位置ループ、速度ループと電流ループに対応するSVPWM信号を得るステップとを含む。
1つの選択的な実施形態としては、本発明の実施例の第1態様において、前記割り込み制御周期の優先度は、アプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定される。
具体的な実施では、割り込み制御周期の優先度が高く設定されているため、他の割り込み又はアプリケーションプログラムタスクに干渉されることはない。通常の割り込みは、1レベル割り込みと2レベル割り込みに分けられ、ここでのアプリケーションプログラム割り込みは、2レベル割り込みであり、1レベル割り込みは、一般的にシステムレベルの設定であり、ここでアプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定すれば、対応する3閉ループ制御の分解を実現することができる。
1つの選択的な実施形態としては、本発明の実施例の第1態様において、前記した、前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成するステップの後、
上記ステップをサイクリック実行し、得られたSVPWM制御信号グループに対して対応するシーケンスインデックス番号を生成し、対応するSVPWM制御信号グループとシーケンスインデックス番号とを関連付けて記憶するステップと、
新たな割り込み制御周期に入るたびに、対応するシーケンスインデックス番号に基づいて新たな割り込み制御周期に関連するSVPWM制御信号グループを取得して後続のモータ制御を行うステップとを更に含む。
制御シーケンス全体に対して順に生成してサイクリック実行し、割り込み関数に入るたびに、入る割り込み関数のシーケンス番号に基づいて、それに対応する1組のSVPWM制御信号をインデックス且つ更新し、モータ駆動ブリッジ回路に作用する。このように、CPU負荷の低減によりモータ制御時のSVPWM更新周波数に影響を与えることがない。
1つの選択的な実施形態としては、本発明の実施例の第1態様において、前記モータ回転制御方法は、
中央プロセッサの現在の負荷動作情報を取得するステップと、
前記負荷動作情報と予め設定された負荷とを比較し、前記負荷情報が予め設定された負荷よりも大きい場合に、前記割り込み制御周期の大きさを中央プロセッサの負荷動作情報が予め設定された負荷よりも小さくなるまで高めるステップとを更に含む。
ここでCPUの負荷動作状態をリアルタイムに検出して予め設定された負荷と比較することで、CPUが合理的な区間内に動作するか否かを判断し、該CPUの現在の動作負荷が高すぎる場合には、割り込み制御周期の大きさを高めて動作負荷を低減させる。
1つの選択的な実施形態としては、本発明の実施例の第1態様において、前記モータ回転制御方法は、
時間取得モジュールによってAD信号サンプリングトリガー時間T及び割り込みトリガー時間Tを取得するステップと、
モータの現在回転数ωを取得するステップと
前記AD信号サンプリングトリガー時間T、割り込みトリガー時間T、現在回転数ω及び位置補償式に基づいて計算して、予測されたモータロータ位置情報を得、予測されたモータロータ位置情報に基づいてモータに対して回転制御を行い、SVPWMを生成するステップであって、前記位置補償式は、θ=θ+ω*(T-T+n*T)であり、ただし、nは、予測されたPWM信号を生成する制御周期と現在制御周期とが異なる周期の数、Tは、モータ制御の周期時間、ωは、モータの現在回転数、Tは、割り込みトリガー時間、Tは、AD信号トリガー時間、θは、現在周期のモータロータ位置をADサンプリング処理した後に計算して得られた角度、θは、対応する制御周期において予測されたモータロータ位置であるステップとを更に含む。
割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネル周期とがディカップリングされ、即ち割り込み制御関数に入る時刻とモータにより駆動されるSVPWMのADサンプリングトリガー時刻との時間差がランダムであるため、より良い信号同期を実現するためには、具体的な実施では、角度補償を行ってより正確なモータ制御を実現する必要がある。
1つの選択的な実施形態としては、本発明の実施例の第1態様において、前記予め設定された数は、3つである。
本発明の実施例の第2態様は、モータ回転制御装置を開示し、このモータ回転制御装置は、
第1割り込み周期において、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るための位置ループ計算モジュールと、
第2割り込み周期において、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るための速度ループ計算モジュールと、
第3割り込み周期において、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るための電流ループ計算モジュールと、
第4割り込み周期において、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るためのPWM計算モジュールであって、前記第1割り込み周期、第2割り込み周期、第3割り込み周期と第4割り込み周期が割り込み制御周期を構成し、前記割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネルとがディカップリングされるPWM計算モジュールと、
第4割り込み周期において、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報を予測して、予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を得、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るための信号予測モジュールと、
前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成し、前記SVPWM制御信号グループに基づいてモータを制御するためのモータ制御モジュールとを含む。
1つの選択的な実施形態としては、本発明の実施例の第2態様において、前記割り込み制御周期の優先度は、アプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定される。
本発明の実施例の第3態様は、実行可能なプログラムコードが記憶されるメモリと、前記メモリにカップリングされるプロセッサとを含む電子機器を開示し、前記プロセッサは、本発明の実施例の第1態様に開示されたモータ回転制御方法を実行するために、前記メモリに記憶された前記実行可能なプログラムコードを呼び出す。
本発明の実施例の第4態様は、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読記憶媒体を開示し、そのうち、前記コンピュータプログラムは、本発明の実施例の第1態様に開示されたモータ回転制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明の実施例は、従来技術に比べて、以下有益な効果を有する。
本発明の実施例において、モータ回転制御方法は、割り込みトリガー信号を追加することでPWM信号基準チャンネルとのディカップリングを実現し、割り込み関数のスケジューリング周期を追加することで、CPU負荷を低減させるとモータ制御時SVPWMの更新周波数に影響を与えることはない。
本発明の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下では、実施例において、使用する必要がある図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は本発明のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとっては、創造的な労働を払わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
本発明の実施例に開示されるモータ回転制御方法のフローチャートである。 本発明の実施例に開示される割り込み制御周期自動調整のフローチャートである。 本発明の実施例に開示される角度補償計算のフローチャートである。 本発明の実施例に開示されるモータFOC制御の原理ブロック図である。 本発明の実施例に開示される割り込みとモータPWM駆動関係の概略図である。 本発明の実施例によるモータ回転制御装置の構造概略図である。 本発明の実施例による電子機器の構造概略図である。
以下は、本発明の実施例における図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭で完全に記述する。明らかに、説明された実施例は、本発明の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例、いずれも本発明の保護範囲に属する。
説明すべきこととして、本発明の明細書と特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」などは、特定の順序を記述するのではなく、異なる対象を区別するために用いられる。本発明の実施例の用語「含む」及び「有する」並びにそれらの任意の変形は、非排他的な「包含」をカバーすることを意図しており、例示的には、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定される必要はなく、明確に列挙されていない、又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含むことができる。
従来のモータFOC制御の3閉ループ制御の1つは、3閉ループシステムに対して、位置ループ制御関数、速度ループ制御関数と電流ループ関数の3つのTask又は割り込みをそれぞれ確立することである。この3つの関数が異なるTask又は割り込みに属するため、必然的に3つの実行優先度と関数ネストの問題が存在する。なお、この過程において、ECUでは、一般的には3ループ制御システム関数のタイミングと位相が他の割り込みとTaskにより混合され又は阻止され、モータのリアルタイム制御システムにとっては、タスク割り込み又はネスト実行の過程において、3ループ制御計算結果の値は、現在の最新の値ではなかったり、制御順序が所望の順序で実行されなかったりして、制御効果に影響を与える可能性があり、なお、そのCPU負荷は一般的に非常に大きい。これに基づいて、本発明の実施例は、モータ回転制御方法、装置、電子機器及び記憶媒体を開示し、割り込みトリガー信号を追加することでPWM信号基準チャンネルとのディカップリングを実現し、割り込み関数のスケジューリング周期を追加することでCPU負荷を低減させる時、モータ制御時のSVPWMの更新周波数に影響を与えないことを実現する。
実施例1
図1を参照すると、図1は、本発明の実施例に開示されるモータ回転制御方法のフローチャートである。そのうち、本発明の実施例に記述されている方法の実行主体は、ソフトウェア又は/及びハードウェアからなる実行主体であり、該実行主体は、有線又は/及び無線方式で関連情報を受信し、一定の命令を送信することができる。無論、それは、一定の処理機能と記憶機能を更に有することができる。該実行主体は、複数の機器、例えば遠隔の物理サーバー又はクラウドサーバー及び関連するソフトウェア、又は、あるところに配置された機器に関連操作を行うローカルホストコンピューター又はサーバー及び関連するソフトウェアなどを制御することができる。いくつかのシナリオにおいて、更に複数の記憶機器を制御することができ、記憶機器は、機器と同じ場所又は別の場所に配置することができる。図1に示すように、該モータ回転制御方法は、
第1割り込み周期において、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るステップS101と、
第2割り込み周期において、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るステップS102と、
第3割り込み周期において、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るステップS103と、
第4割り込み周期において、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップS104であって、前記第1割り込み周期、第2割り込み周期、第3割り込み周期と第4割り込み周期が割り込み制御周期を構成し、前記割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネルとがディカップリングされ、ここでの割り込み制御周期が完全なモータFOC制御周期であるステップS104と、
第4割り込み周期において、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報を予測して、予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を得、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るステップS105と、
前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成し、前記SVPWM制御信号グループに基づいてモータを制御するステップS106と含んでもよい。
更に好適には、前記した、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るステップは、
モータの第1割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を取得するステップと、
第1割り込み周期のモータ位置サンプリング情報を処理してモータロータの実際位置と電子ロータの実際回転数を得るステップと、
モータ制御入力の目標位置及びモータロータの実際位置に基づいて、モータの位置に対して閉ループ制御を行い且つ第1制御出力結果を得るステップとを含み、
前記した、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るステップは、
第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果及びモータロータの実際回転数を受信するステップと、
モータの目標速度に対して閉ループ制御計算を行って第2制御出力結果を得るステップとを含み、
前記した、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るステップは、
モータ相電流をサンプリングして相電流IaとIcを得るステップと、
前記相電流IaとIcに対してClarkとPark変換を行って直軸電流Idと横軸電流Iqを得るステップであって、横軸が直軸よりも90度の電気角だけ進むステップと、
第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、モータの直軸電流Idと横軸電流Iqに対して閉ループ制御を行って、第3制御出力結果を得るステップとを含み、
前記した、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップは、
モータの第4割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を取得するステップと、
第4割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を処理してモータロータの実際位置とモータロータの回転数を得るステップと、
第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップとを含み、
前記した、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報を予測して、予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を得、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るステップは、
第4割り込み周期のモータ回転数と位置を取得するステップと、
前記第4割り込み周期のモータ回転数と位置に基づいて次の段階での第1割り込み周期のモータロータ位置、第2割り込み周期のモータロータ位置と第3割り込み周期のモータロータ位置を予測するステップと、
それぞれ次の段階での第1割り込み周期、第2割り込み周期と第3割り込み周期の出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換計算を行って次の段階での位置ループ、速度ループと電流ループに対応するSVPWM信号を得るステップとを含む。
図4は、本発明の実施例に開示されるモータFOC制御の原理ブロック図である。モータロータ位置センサは、モータローカルに近く、モータロータの回転中に、モータロータ位置センサは、Sin+、Cos+、Sin-、Cos-の4経路のアナログ電圧信号を出力し、アナログ電圧信号をADサンプリングして基準化した後、位相ロックループ計算処理後にモータロータの位置信号とモータロータの回転数信号を得る。モータ三相逆変換ブリッジにはサンプリング抵抗があり、電流が抵抗を流れると電圧アナログ信号を生成し、この信号をADサンプリングして換算して相電流IaとIcを得る。相電流をClark座標変換した後にIαとIβ電流信号を得、この電流信号をモータロータ位置信号と合わせて、Park座標変換を行って実際のD軸電流信号IdとQ軸電流信号Iqを得る。コントローラがモータロータ目標位置を要求すると、ソフトウェアは、位相ロックループ計算で得られた実際位置信号に基づいて位置閉ループ制御を行う。位置閉ループ制御の出力結果は、要求されるモータロータの目標回転数であり、ソフトウェアは、位相ロックループ計算で得られた実際回転数に基づいて速度閉ループ制御を行う。速度閉ループ制御は、D軸の目標電流Id_refとQ軸の目標電流Iq_refを出力し、Park座標変換で得られた実際のIdとIqと合わせ、それぞれD軸とQ軸の電流目標制御を行う。D軸の目標電流制御によってVdを得、Q軸の目標電流制御によってVqを得る。VdとVqをモータロータ位置信号と合わせて逆Park座標を行ってVαとVβを得、VαとVβを逆Clark変換してスペースベクトルパルス幅変調信号SVPWMを得、この信号は、モータ逆変換ブリッジに作用してモータを回転駆動する。
本発明の実施例のモータ制御の6経路のPWM信号、及びモータ電流とロータ位置によりサンプリングがトリガーされるPWM信号は、モータコントローラのメインチップのPWMモジュールにより生成される。この7経路のPWM信号は、一般的に同一のモジュールにあり、それらは、いずれも、同一のクロックソースに応じて、PWM信号基準チャンネルに基づいて中心が整列され、なお、更に割り込み関数を実現するための1つの割り込みトリガー信号がある。割り込み関数では、モータの位置ループ、速度ループ、電流ループの3閉ループ制御を実現する。一般的なfocアルゴリズムモジュールでは、位置ループ制御の出力結果は、速度ループの制御入力であり、速度ループの制御出力結果は、電流ループ制御入力に対応し、電流ループの出力は、D軸とQ軸の基準電圧信号に対応し、基準電圧信号を逆Parkと逆Clarke変換してスペースベクトルPWM信号を生成する。いくつかの実際の応用では、速度ループ制御から電流ループ制御へ、又は、位置ループ制御から電流ループ制御へ及びその2つの組み合わせなどであってもよいが、分解に影響を与えない。
従来方法では、割り込みトリガー信号とPWM信号基準チャンネルは、同一の信号であり、このようにモータの制御周期とPWM信号の周期は、一致する。例えばモータ制御のPWM信号の周期が50usであると、割り込み関数の実行周期も50usである。モータコントローラのCPU負荷が大きいと、負荷を低減させるためには、モータ制御のPWM信号と割り込みトリガーのPWM信号の周期をいずれも長くするしかなく、PWM周期が長くなるとNVH(Noise、Vibration、Harshness即ち騒音、振動及びハーシュネス)に影響を与える。ここで1経路のトリガー信号を追加して、新規割り込み関数を生成し、この新規割り込み関数のトリガー信号とPWM信号基準チャンネルは、ディカップリングされる。即ち新規割り込みトリガー信号の周波数は、遅くなってもよく、例えば10KHz、16KHzなどであってもよいし、PWM基準チャンネルと同じであってもよく、モータ制御の6経路のPWM信号の周波数は、20KHzのままであってもよい。
システムのイナーシャにより、モータ閉ループシステムの4つの制御周期のごく短い時間内に、位置ループ、速度ループ、電流ループの出力がほとんど主導的な役割を果たしていないと一般的に考えられており、即ち、3ループ制御出力結果(D軸とQ軸の基準電圧)がほとんど変化していないと考えられている。しかし、モータの制御中にモータロータの位置は、絶えず変化しており、この変化は、モータによるSVPWMの生成にとって顕著に重要であるため、現在モータロータのSin、Cos信号に基づいて現在周期のモータロータの位置を計算するとともに、モータロータの回転数(回転数は、通常、sin/cosに対してアークタンジェントを行って又はsinとcos信号に対して位相ロックループ処理を行って得られるものであってもよく、ここでこれ以上説明しない)に基づいて、次の3つの周期内にモータロータの位置を予測することができる。そして、逆Park変換と逆Clark変換によって、現在周期及びその後の3つの周期に対応するSVPWMを得る。割り込み関数に入るたびに、この時に対応するSVPWMを更新し、モータ駆動ブリッジに作用し、上記方式によりモータの安定制御を実現することができる。
更に好適には、前記割り込み制御周期の優先度は、アプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定される。
具体的な実施では、割り込み制御周期の優先度が高く設定されているため、他の割り込み又はアプリケーションプログラムタスクに干渉されることはない。通常の割り込みは、1レベル割り込みと2レベル割り込みに分けられ、ここでのアプリケーションプログラム割り込みは、2レベル割り込みであり、1レベル割り込みは、一般的にシステムレベルの設定であり、ここでアプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定すれば、対応する3閉ループ制御の分解を実現することができる。
本発明の実施例において、まずこの割り込み関数の優先度が一般的に高く設定されているため、他の割り込みとTaskに干渉されることはない。そして3閉ループ制御を分解し、即ちモータ制御を4つの制御周期内に分解して実現し、1つの制御周期においては、1回割り込み関数に入る。即ち初めて割り込み関数に入ると、位置ループ制御を実現し、2回目に割り込み関数に入ると、速度ループ制御を実現し、3回目に割り込み関数に入ると、電流ループの制御を実現し、4回目に割り込み関数に入ると、予測された4組の電圧スペースベクトルを持つSVPWM制御信号シーケンスの生成を実現し、そのうち1組は、現在制御周期のSVPWM制御信号であり、他の3組は、その後の3つの制御周期のSVPWM制御信号である。制御シーケンス全体に対して、順にこのようにサイクリック実行する。割り込み関数に入るたびに、入る割り込み関数のシーケンス番号に基づいて、それに対応する1組のSVPWM制御信号をインデックス且つ更新し、モータ駆動ブリッジ回路に作用する。このように、CPU負荷の低減によりモータ制御時のSVPWM更新周波数に影響を与えることがない。
更に好適には、前記した、前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成するステップの後、
上記ステップをサイクリック実行し、得られたSVPWM制御信号グループに対して対応するシーケンスインデックス番号を生成し、対応するSVPWM制御信号グループとシーケンスインデックス番号とを関連付けて記憶するステップと、
新たな割り込み制御周期に入るたびに、対応するシーケンスインデックス番号に基づいて新たな割り込み制御周期に関連するSVPWM制御信号グループを取得して後続のモータ制御を行うステップとを更に含む。
制御シーケンス全体に対して順に生成してサイクリック実行し、割り込み関数に入るたびに、入る割り込み関数のシーケンス番号に基づいて、それに対応する1組のSVPWM制御信号をインデックス且つ更新し、モータ駆動ブリッジ回路に作用する。このように、CPU負荷の低減によりモータ制御時のSVPWM更新周波数に影響を与えることがない。
更に好適には、図2は、本発明の実施例に開示される割り込み制御周期自動調整のフローチャートであり、図2に示すように、前記モータ回転制御方法は、
中央プロセッサの現在の負荷動作情報を取得するステップS107と、
前記負荷動作情報と予め設定された負荷とを比較し、前記負荷情報が予め設定された負荷よりも大きい場合に、前記割り込み制御周期の大きさを中央プロセッサの負荷動作情報が予め設定された負荷よりも小さくなるまで高めるステップS108とを更に含む。
具体的な実施では、ここでの制御周期は、予め設定されてもよく、動的に調整されてもよく、ここでCPUの負荷動作状態をリアルタイムに検出して予め設定された負荷と比較することで、CPUが合理的な区間内に動作するか否かを判断し、該CPUの現在の動作負荷が高すぎる場合には、割り込み制御周期の大きさを高めて動作負荷を低減させる。
更に好適には、図3は、本発明の実施例に開示される角度補償計算のフローチャートであり、図3に示すように、前記モータ回転制御方法は、
時間取得モジュールによってAD信号サンプリングトリガー時間T及び割り込みトリガー時間Tを取得するステップS100aと、
モータの現在回転数wを取得するステップS100bと、
前記AD信号サンプリングトリガー時間T、割り込みトリガー時間T、現在回転数ω及び位置補償式に基づいて計算して、予測されたモータロータ位置情報を得、予測されたモータロータ位置情報に基づいてモータに対して回転制御を行い、SVPWMを生成するステップS100cであって、前記位置補償式は、θ=θ+ω*(T-T+n*T)であり、ただし、nは、予測されたPWM信号を生成する制御周期と現在制御周期とが異なる周期の数、Tは、モータ制御の周期時間、ωは、モータの現在回転数、Tは、割り込みトリガー時間、Tは、AD信号トリガー時間、θは、現在周期のモータロータ位置をADサンプリング処理した後に計算して得られた角度、θは、対応する制御周期において予測されたモータロータ位置であるステップS100cとを更に含む。
割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネル周期とがディカップリングされ、即ち割り込み制御関数に入る時刻とモータにより駆動されるSVPWMのADサンプリングトリガー時刻との時間差がランダムであるため、より良い信号同期を実現するためには、具体的な実施では、角度補償を行ってより正確なモータ制御を実現する必要がある。
この時、モータ制御周波数は、新規モータ割り込み関数の周波数に従って実行される。PWM信号基準チャンネルの割り込み関数とモータ制御の新規割り込み関数とがディカップリングされるため、信号サンプリングの処理上でディカップリング前とは、違いが大きくなく、主な違いは以下の通りである。ADサンプリングがトリガーされると、DMAは、サンプリング結果を対応するRAM変数に伝送し、この時、ソフトウェアは、STM又はTBUモジュール時間カウントレジスタの値をTに対応するRAM変数に伝送し、この時の時間Tを取得し、新規モータ制御の割り込み関数でSTM又はTBUモジュール時間カウントレジスタの値を再び読み取ることによって、この時の時間Tを取得する。予測されたモータロータ位置を計算する時、ソフトウェアがサンプリング値に基づいて換算して得られた角度は、サンプリング時刻の角度θであり、新規割り込み制御関数でモータFOC制御の実行に必要なこの時の角度は、θ、モータ回転数は、ωであるため、θ=θ+ω*(T-T+n*T)である。予測周期のTとTの時間差が現在周期のTとTの時間差に等しくない可能性があり、ここでは、等しくなくても小さく、予測制御に与える影響が非常に小さいと考えられる。なお、新規割り込み制御関数でモータにより出力される6経路のPWM波の更新時に時間保護を設定する必要があり、即ち6経路のPWM信号の更新が同じ時刻でなければならず、一般的には、更新前にシャドウレジスタを設定して更新を禁止する必要があり、6経路のPWM設定が完了すると、6つのチャンネルのシャドウレジスタの更新をイネーブルすることにより、ハイサイドシャドウレジスタとローサイドシャドウレジスタを異なる時刻に更新することによるハイサイドMOSとローサイドMOSの接続を回避し、更新後に次のPWM周期において有効化される。
本発明の実施例の態様では、1経路の割り込みトリガー信号を追加することでPWM信号とのディカップリングを実現し、割り込み関数のスケジューリング周期を追加することでCPU負荷を低減させ、モータ制御アルゴリズムを4つの部分に分解し、そしてCPU負荷を低減させるために各制御周期において一部の機能しか実行しない。CPU負荷を低減させる時、モータの制御効果に影響を与えないために、4番目の制御周期において予測制御のSVPWM信号を生成する。
本発明の実施例において、モータ回転制御方法は、割り込みトリガー信号を追加することでPWM信号基準チャンネルとのディカップリングを実現し、割り込み関数のスケジューリング周期を追加することで、CPU負荷を低減させるとモータ制御時SVPWMの更新周波数に影響を与えることはない。
実施例2
図6を参照すると、図6は、本発明の実施例に開示されるモータ回転制御装置の構造概略図である。図6に示すように、該モータ回転制御装置は、
第1割り込み周期において、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るための位置ループ計算モジュール21と、
第2割り込み周期において、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るための速度ループ計算モジュール22と、
第3割り込み周期において、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るための電流ループ計算モジュール23と、
第4割り込み周期において、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るためのPWM計算モジュール24であって、前記第1割り込み周期、第2割り込み周期、第3割り込み周期と第4割り込み周期が割り込み制御周期を構成し、前記割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネルとがディカップリングされ、ここでの割り込み制御周期が完全なモータFOC制御周期であるPWM計算モジュール24と、
第4割り込み周期において、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報を予測して、予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を得、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るための信号予測モジュール25と、
前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成し、前記SVPWM制御信号グループに基づいてモータを制御するためのモータ制御モジュール26とを含んでもよい。
更に好適には、前記割り込み制御周期の優先度は、アプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定される。
具体的な実施では、割り込み制御周期の優先度が高く設定されているため、他の割り込み又はアプリケーションプログラムタスクに干渉されることはない。通常の割り込みは、1レベル割り込みと2レベル割り込みに分けられ、ここでのアプリケーションプログラム割り込みは、2レベル割り込みであり、1レベル割り込みは、一般的にシステムレベルの設定であり、ここでアプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定すれば、対応する3閉ループ制御の分解を実現することができる。
本発明の実施例において、まずこの割り込み関数の優先度が一般的に高く設定されているため、他の割り込みとTaskに干渉されることはない。そして3閉ループ制御を分解し、即ちモータ制御を4つの制御周期内に分解して実現し、1つの制御周期においては、1回割り込み関数に入る。即ち初めて割り込み関数に入ると、位置ループ制御を実現し、2回目に割り込み関数に入ると、速度ループ制御を実現し、3回目に割り込み関数に入ると、電流ループの制御を実現し、4回目に割り込み関数に入ると、予測された4組の電圧スペースベクトルを持つSVPWM制御信号シーケンスの生成を実現し、そのうち1組は、現在制御周期のSVPWM制御信号であり、他の3組は、その後の3つの制御周期のSVPWM制御信号である。制御シーケンス全体に対して、順にこのようにサイクリック実行する。割り込み関数に入るたびに、入る割り込み関数のシーケンス番号に基づいて、それに対応する1組のSVPWM制御信号をインデックス且つ更新し、モータ駆動ブリッジ回路に作用する。このように、CPU負荷の低減によりモータ制御時のSVPWM更新周波数に影響を与えることがない。
本発明の実施例において、モータ回転制御方法は、割り込みトリガー信号を追加することでPWM信号基準チャンネルとのディカップリングを実現し、割り込み関数のスケジューリング周期を追加することで、CPU負荷を低減させるとモータ制御時SVPWMの更新周波数に影響を与えることはない。
実施例3
図7を参照すると、図7は、本発明の実施例に開示される電子機器の構造概略図である。電子機器は、コンピュータ及びサーバーなどであってもよく、無論、一定の場合には、更に、携帯電話、タブレットコンピュータ及びモニタリング端末などのスマート機器、及び処理機能を有する画像収集装置であってもよい。図7に示すように、該電子機器は、
実行可能なプログラムコードが記憶されるメモリ510と、
メモリ510にカップリングされるプロセッサ520とを含んでもよく、
そのうち、プロセッサ520は、メモリ510に記憶された実行可能なプログラムコードを呼び出して、実施例1におけるモータ回転制御方法における一部又は全部のステップを実行する。
本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読記憶媒体を開示し、そのうち、該コンピュータプログラムは、実施例1におけるモータ回転制御方法における一部又は全部のステップをコンピュータに実行させる。
本発明の実施例更には、コンピュータプログラム製品を開示し、そのうち、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、実施例1におけるモータ回転制御方法における一部又は全部のステップをコンピュータに実行させる。
本発明の実施例は、リリースコンピュータプログラム製品のためのアプリケーションリリースプラットフォームを更に開示し、そのうち、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、実施例1におけるモータ回転制御方法における一部又は全部のステップをコンピュータに実行させる。
本発明の様々な実施例において、前記各プロセスのシーケンス番号の大きさは実行順序の必然的な順序を意味するものではなく、各プロセスの実行順序はその機能と内在的な論理で決定されなければならず、本発明の実施例の実施プロセスにいかなる限定を構成するものではないことを理解すべきである。
分離部品として説明される前記ユニットは、物理的に分離されてもよいし、物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的ユニットであってもよいし、物理的ユニットでなくてもよく、すなわち1箇所に位置してもよく、あるいは複数のネットワークユニットに分布してもよい。本実施例の目的を達成するために、実際の必要に応じて、その一部又は全部のユニットを選択することができる。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されていてもよいし、各ユニットは、単独で物理的に存在してもよいし、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されていてもよい。前記統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
前記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態として実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータが取得可能なメモリに記憶することができる。このような理解に基づいて、本発明の技術案は本質的に、又は、従来技術に貢献した部分は、又は、その技術案の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で具現化することができ、このソフトウェア製品は、1つのメモリに記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよく、特にコンピュータ機器におけるプロセッサであってもよい)に本発明の様々な実施例に記載された方法の一部又は全部のステップを実行させるためのいくつかの要求を含む。
本発明による実施例において、理解すべきこととして、「Aに対応するB」ことは、BがAに関連し、Aに基づいてBを決定できることを意味する。しかし、更に理解すべきこととして、Aに基づいてBを決定することは、Aに基づいてBを決定することのみを意味するわけではなく、更にA及び/又は他の情報に基づいてBを決定することもできる。
当業者は、前記実施例の様々な方法の一部又は全部のステップが、コンピュータ可読記憶媒体に記憶できるプログラムによって関連するハードウェアを命令することで実行できることを理解でき、記憶媒体は、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムメモリ(Random Access Memory、RAM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable Read-only Memory、PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)、一度だけプログラム可能なタイプの読み取り専用メモリ(One-time Programmable Read-Only Memory、OTPROM)、電子消去式複写可能な読み取り専用メモリ(Electrically-Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、読み取り専用光ディスク(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)又は他の光ディスクメモリ、磁気ディスクメモリ、磁気テープメモリ、又はデータを搬送又は記憶するために使用することができるコンピュータ読み取り可能な任意の他の媒体を含む。
以上、本発明の実施例に開示されるモータ回転制御方法、装置、電子機器及び記憶媒体について詳細に紹介し、本明細書では具体的な例を用いて本発明の原理及び実施形態について述べたが、以上の実施例の説明は本発明の方法及びその核心思想の理解を支援するためのものにすぎず、また、当業者に対して、本発明の思想に基づいて、具体的な実施形態及び応用範囲において変更点があり、以上のように、本明細書の内容は本発明に対する制限と理解すべきではない。

Claims (9)

  1. モータ回転制御方法であって、
    第1割り込み周期において、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るステップと、
    第2割り込み周期において、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るステップと、
    第3割り込み周期において、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るステップと、
    第4割り込み周期において、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップであって、前記第1割り込み周期、第2割り込み周期、第3割り込み周期と第4割り込み周期が割り込み制御周期を構成し、前記割り込み制御周期が完全なモータFOC制御周期であり、前記割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネルとがディカップリングされるステップと、
    第4割り込み周期において、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報に基づいて予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を予測し、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るステップと、
    前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成し、前記SVPWM制御信号グループに基づいてモータを制御するステップと
    時間取得モジュールによってAD信号サンプリングトリガー時間T 及び割り込みトリガー時間T を取得するステップと、
    モータの現在回転数ωを取得するステップと、
    前記AD信号サンプリングトリガー時間T 、割り込みトリガー時間T 、現在回転数ω及び位置補償式に基づいて計算して、予測されたモータロータ位置情報を得、予測されたモータロータ位置情報に基づいてモータに対して回転制御を行い、SVPWMを生成するステップであって、前記位置補償式は、θ =θ +ω*(T -T +n*T)であり、ただし、nは、予測されたPWM信号を生成する制御周期と現在制御周期とが異なる周期の数、Tは、モータ制御の周期時間、ωは、モータの現在回転数、T は、割り込みトリガー時間、T は、AD信号トリガー時間、θ は、現在周期のモータロータ位置をADサンプリング処理した後に計算して得られた角度、θ は、対応する制御周期において予測されたモータロータ位置であるステップとを含む、ことを特徴とするモータ回転制御方法。
  2. 前記モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るステップは、
    モータの第1割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を取得するステップと、
    第1割り込み周期のモータ位置サンプリング情報を処理してモータロータの実際位置と電子ロータの実際回転数を得るステップと、
    モータ制御入力の目標位置及びモータロータの実際位置に基づいて、モータの位置に対して閉ループ制御を行い且つ第1制御出力結果を得るステップとを含み、
    前記第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るステップは、
    第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果及びモータロータの実際回転数を受信するステップと、
    モータの目標速度に対して閉ループ制御計算を行って第2制御出力結果を得るステップとを含み、
    前記第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るステップは、
    モータ相電流をサンプリングして相電流IaとIcを得るステップと、
    前記相電流IaとIcに対してClarkとPark変換を行って直軸電流Idと横軸電流Iqを得るステップであって、横軸が直軸よりも90度の電気角だけ進むステップと、
    第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、モータの直軸電流Idと横軸電流Iqに対して閉ループ制御を行って、第3制御出力結果を得るステップとを含み、
    前記第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップは、
    モータの第4割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を取得するステップと、
    第4割り込み周期におけるモータ位置サンプリング情報を処理してモータロータの実際位置とモータロータの回転数を得るステップと、
    第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るステップとを含み、
    前記モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報に基づいて予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を予測し、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るステップは、
    第4割り込み周期のモータ回転数と位置を取得するステップと、
    前記第4割り込み周期のモータ回転数と位置に基づいて次の段階での第1割り込み周期のモータロータ位置、第2割り込み周期のモータロータ位置と第3割り込み周期のモータロータ位置を予測するステップと、
    それぞれ次の段階での第1割り込み周期、第2割り込み周期と第3割り込み周期の出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換計算を行って次の段階での位置ループ、速度ループと電流ループに対応するSVPWM信号を得るステップとを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ回転制御方法。
  3. 前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成するステップの後、
    前記ステップをサイクリック実行し、得られたSVPWM制御信号グループに対して対応するシーケンスインデックス番号を生成し、対応するSVPWM制御信号グループとシーケンスインデックス番号とを関連付けて記憶するステップと、
    新たな割り込み制御周期に入るたびに、対応するシーケンスインデックス番号に基づいて新たな割り込み制御周期に関連するSVPWM制御信号グループを取得して後続のモータ制御を行うステップとを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ回転制御方法。
  4. 前記モータ回転制御方法は、
    中央プロセッサの現在の負荷動作情報を取得するステップと、
    前記負荷動作情報と予め設定された負荷とを比較し、前記負荷情報が予め設定された負荷よりも大きい場合に、前記割り込み制御周期の大きさを中央プロセッサの負荷動作情報が予め設定された負荷よりも小さくなるまで高めるステップとを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ回転制御方法。
  5. 前記割り込み制御周期の優先度は、アプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定され、
    及び/又は、前記予め設定された数は、3つである、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ回転制御方法。
  6. モータ回転制御装置であって、
    第1割り込み周期において、モータの第1位置サンプリング情報を取得し、前記モータの第1位置サンプリング情報に対して位置ループ計算を行って第1制御出力結果を得るための位置ループ計算モジュールと、
    第2割り込み周期において、第1割り込み周期において計算して得られた第1制御出力結果を受信し、前記第1制御出力結果に対して速度ループ計算を行って第2制御出力結果を得るための速度ループ計算モジュールと、
    第3割り込み周期において、第2割り込み周期において計算して得られた第2制御出力結果を受信し、前記第2制御出力結果に対して電流ループ計算を行って第3制御出力結果を得るための電流ループ計算モジュールと、
    第4割り込み周期において、第3割り込み周期において計算して得られた第3制御出力結果を受信し、前記第3制御出力結果に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って現在周期のSVPWM信号を得るためのPWM計算モジュールであって、前記第1割り込み周期、第2割り込み周期、第3割り込み周期と第4割り込み周期が割り込み制御周期を構成し、前記割り込み制御周期とPWM信号基準チャンネルとがディカップリングされるPWM計算モジュールと、
    第4割り込み周期において、モータの現在の第2位置サンプリング情報を取得し、前記第2位置サンプリング情報に基づいて予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を予測し、予め設定された数の予測周期内のモータロータの位置結果情報を得、前記位置結果情報に対して逆Park変換と逆Clark変換を行って予め設定された数の予測周期のSVPWM信号を得るための信号予測モジュールと、
    前記現在周期のSVPWM信号と予め設定された数の予測周期のSVPWM信号に基づいてSVPWM制御信号グループを生成し、前記SVPWM制御信号グループに基づいてモータを制御するためのモータ制御モジュールと
    時間取得モジュールによってAD信号サンプリングトリガー時間T 及び割り込みトリガー時間T を取得し、
    モータの現在回転数ωを取得し、
    前記AD信号サンプリングトリガー時間T 、割り込みトリガー時間T 、現在回転数ω及び位置補償式に基づいて計算して、予測されたモータロータ位置情報を得、予測されたモータロータ位置情報に基づいてモータに対して回転制御を行い、SVPWMを生成するステップであって、前記位置補償式は、θ =θ +ω*(T -T +n*T)であり、ただし、nは、予測されたPWM信号を生成する制御周期と現在制御周期とが異なる周期の数、Tは、モータ制御の周期時間、ωは、モータの現在回転数、T2は、割り込みトリガー時間、T は、AD信号トリガー時間、θ は、現在周期のモータロータ位置をADサンプリング処理した後に計算して得られた角度、θ は、対応する制御周期において予測されたモータロータ位置であるための角度補償計算モジュールとを含む、ことを特徴とするモータ回転制御装置。
  7. 前記割り込み制御周期の優先度は、アプリケーションプログラムタイプ割り込みの最高レベルに設定される、ことを特徴とする請求項に記載のモータ回転制御装置。
  8. 実行可能なプログラムコードが記憶されるメモリと、前記メモリにカップリングされるプロセッサとを含み、前記プロセッサは、請求項1~のいずれか1項に記載のモータ回転制御方法を実行するために、前記メモリに記憶された前記実行可能なプログラムコードを呼び出す、ことを特徴とする電子機器。
  9. コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項1~のいずれか1項に記載のモータ回転制御方法をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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