JP7769472B2 - トンネル覆工におけるコンクリート充填率表示システム - Google Patents
トンネル覆工におけるコンクリート充填率表示システムInfo
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Description
本発明の実施形態に係るコンクリート充填率表示システムは、トンネル覆工を施工する際に、打設したコンクリートの充填率(打設高さ等)を作業者や管理者等に表示するためのシステムである。このコンクリート充填率表示システムは、主要な構成要素として、コンクリートポンプ50から吐出するコンクリート量を計測するコンクリート吐出量計測手段10と、コンクリート吐出量計測手段10により計測したコンクリート量に基づいて、トンネル覆工におけるコンクリートの充填率を求める充填率演算手段20と、打設したコンクリートの充填率を表示する充填率表示手段30とを備えている。
トンネル覆工を施工するには、掘削された地山の表面(トンネル内空面側)に防水シートを展張した後、トンネル内空面側に覆工型枠装置(セントル)を設置する。セントルには、側壁部(側壁用打設口)、アーチ肩部(アーチ打設口)、天端肩部(天端肩部打設口100)、天端頂部(吹き上げ口:天端打設口110)に、それぞれコンクリート打設口が設けられている。側壁部のコンクリート打設口は上下方向に複数段設けられており、さらに、側壁部の各段の打設口、アーチ肩部の打設口、天端肩部に設けたコンクリート打設口は、トンネル縦断方向の左右前後に4箇所設けられている。そして、各コンクリート打設口を切り替えながらコンクリートを打設するとともに、バイブレータにより締め固めを行う。
本実施形態では、水平打設完了時におけるコンクリート打設量に基づいて、水平打設完了時から打設完了までに必要となるコンクリート量を予測する。そして、適切な量のコンクリートを発注することにより、打設完了までに使用するコンクリート量の無駄を極力少なくするようにしている。
y=0.0428x0.08651 ・・・ (式1)
y=0.0367x+0.0065・・・(式2)
例えば、打ち上がり高さh=3.4cmとした場合(天端より3.4cm高く打設した場合)の数量は、式2より、断面積a2=0.1313m2、容積V=0.1313×10.5m=1.38m3となり、この数量を手動で表示画面(覆工伝言板)の「天端数量」項目欄の増減に入力する。なお、天端より高く打設する事例は、極めてまれである。
トンネル覆工の施工では、コンクリートポンプ50(コンクリートポンプ車)に搭載されたコンクリート吐出用シリンダー51を用いて、コンクリートを吐出させるようになっている。コンクリート吐出用シリンダー51がスライドして吐出するコンクリート量は、コンクリート吐出用シリンダー51の仕様に応じて求めることができる。したがって、コンクリート吐出用シリンダー51のスライド回数を計測することにより、地山表面に展張した防水シートと覆工型枠装置(セントル)の間に吐出(充填)したコンクリート量を計測することができる。
撮影手段60は、例えば、ビデオカメラからなり、図2に示すように、コンクリートポンプ50及びその周辺の画像を撮影可能な位置に設置されている。この撮影手段60は、撮像レンズ系及び撮像素子を基本的な構成要素としており、合焦機能、パン・チルト機能、ズーム機能等を有していてもよい。さらに、撮影対象となるコンクリートポンプ50及びその周辺の光量が不足している場合には、撮影対象を照明する照明装置(図示せず)を備えることが好ましい。図2に示すように、撮影対象は、コンクリートポンプ50及びコンクリートポンプ50に接近してコンクリートの荷卸し作業を行う生コン車80等である。撮影手段60で撮影した画像データは、画像認識手段70に送信される。画像データの送信は有線、無線のいずれであってもよく、構内にLANが設置されている場合には、LANを介して画像データの送受信を行うことができる。
上述した撮影手段60に加えて、または撮影手段60とは別に、コンクリートポンプ50と生コン車80との位置関係を検知するための手段であるエリアセンサー160を設けてもよい。図10に示すように、エリアセンサー160はコンクリートポンプ50のホッパー52上部に設置されており、このエリアセンサー160により生コン車80のシュート81を検知する。すなわち、シュート81がエリアセンサー160の検知範囲内に入ると、生コン車80がコンクリートポンプ50と連結されたと認識することができる。一方、シュート81がエリアセンサー160の検知範囲から外れると、生コン車80とコンクリートポンプ50との連結が解除されたと認識することができる。エリアセンサー160の検知範囲は適宜変更して設定することができる。なお、図10において、コンクリートポンプ50はコンクリートポンプ車として図示している。
画像認識手段70は、コンピュータシステム及びその周辺機器により構成される。画像認識は公知の方法を使用することができる。例えば、予め、コンクリートポンプ50や生コン車80の稼働状況に応じた複数のリファレンス画像データを記憶しておき、撮影手段60から受信した画像データと記憶されている複数のリファレンス画像データとを比較して、コンクリートポンプ50や生コン車80の稼働状態を認識する。
充填率演算手段20は、コンクリート吐出量計測手段10により計測したコンクリート量に基づいて、トンネル覆工におけるコンクリートの充填率を求めるための手段であり、コンピュータシステム及びその付帯装置により構成する。
ただし、X:充填率、Y:打設高さ
充填率Xは、2m3毎の打設量を、打設箇所の最終打設数量(予想数量で可)で除算した数値(1以下の数値)である。
充填率表示手段30は、打設したコンクリートの充填率(打設高さ等)を表示するための手段であり、例えば、コンピュータシステムの構成要素である液晶表示装置や、作業員等が各自所持する携帯情報端末の構成要素である液晶表示装置が充填率表示手段30として機能する。
充填率表示制御手段40は、充填率演算手段20により求めたコンクリートの充填率の表示制御を行うための手段であり、コンピュータシステム及びその付帯装置により構成する。
本発明に係るコンクリート充填率表示システムを用いたトンネル覆工の施工において、打設したコンクリートの充填率(打設高さ)を表示する手順を説明する。本実施形態では、表示装置の表示画面において、コンクリートの打設量2m3に相当する打設高さを認識できるような表示を行う。すなわち、図3に示すように、トンネル覆工の打設状況を示す模式表示には、表示線を示しているが、巻厚がその都度違うので打設量に見合う高さ表示線は表示することができない。なお、図3、図4、図5に示す模式表示では、図面を見やすくするために、表示線を示している。表示線を示す場合には、トンネルの高さの目安となる適宜な間隔とすればよい。
トンネル覆工においては、凸凹した空間の容積計算(打設数量)は常に誤差が生じる。したがって、施工においては、例えば100m3のコンクリートを打設する予定であれば、残コンができるだけ少なくなるように、最初の注文は3m3程度少なく注文しておいて、天端打設に入る前に残りの空間の容積(概ね残り20m3程度になった時点)を計算して最終注文を行う。完全に充填されるまで打設するので、余裕を持った注文数量となるのは致し方ない。この時の容積計算を正確に計算できれば残コンを減らすことができる。
本実施形態では、天端打設におけるコンクリート数量の増減表示を行う場合に、図3に示す液晶表示装置の表示画面において天端数量取込設定ボタンを操作すると、表示画面に、図12に示すポップアップ・ウィンドウが表示される。このポップアップ・ウィンドウにおいて、「手動」を選択操作すると天端数量取込が手動に設定され、天端数量の増減欄に数値入力を行うことができる。また、「自動」を選択操作すると天端数量取込が自動に設定され、天端数量の増減欄に数値が自動入力される。
20 充填率演算手段
30 充填率表示手段
31 打設高さ表示部
32 打設位置表示部
40 充填率表示制御手段
50 コンクリートポンプ
51 コンクリート吐出用シリンダー
52 ホッパー
60 撮影手段(ビデオカメラ)
70 画像認識手段(コンピュータシステム)
80 生コン車
81 シュート
100 天端肩部打設口
110 天端打設口
120 検査窓
130 型枠バイブレータ
140 土圧計(巻厚測定用)
150 土圧計(充填圧測定用)
160 エリアセンサー
170 カウント管理器
Claims (1)
- トンネル覆工の施工において、打設したコンクリートの充填率を表示するためのシステムであって、
コンクリートポンプから吐出するコンクリート量を計測するコンクリート吐出量計測手段と、
前記コンクリート吐出量計測手段により計測したコンクリート量に基づいて、トンネル覆工におけるコンクリートの充填率を求める充填率演算手段と、
打設したコンクリートの充填率を表示する充填率表示手段と、
を備え、
前記コンクリート充填率演算手段は、トンネル覆工におけるコンクリート充填率と打設高さの相関により求めた曲線回帰式により、コンクリートの打設高さを求め、
前記充填率は、前記コンクリート量を最終打設数量で除算した数値である、
ことを特徴とするトンネル覆工におけるコンクリート充填率表示システム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020061785 | 2020-03-31 | ||
| JP2020061785 | 2020-03-31 |
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| JP2021161858A JP2021161858A (ja) | 2021-10-11 |
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| JP7769472B2 true JP7769472B2 (ja) | 2025-11-13 |
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Family Applications (1)
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-
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- 2021-03-19 JP JP2021045379A patent/JP7769472B2/ja active Active
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