JP7761171B2 - ハロゲン化アルケンの製造方法 - Google Patents
ハロゲン化アルケンの製造方法Info
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Description
<1> 酸化ケイ素及びアルカリ金属元素の存在下で、気相において、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルカンを、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルケンに転化する、ハロゲン化アルケンの製造方法。
<2> 前記ハロゲン化アルカンは、下記式(1)で表されるハロゲン化アルカンを含み、前記ハロゲン化アルケンは、下記(2)で表されるハロゲン化アルケンを含む、<1>に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
CR1R2X1-CR3R4X2・・・(1)
CR1R2=CR3R4・・・(2)
式(1)及び式(2)中、R1~R4はそれぞれ独立に、水素原子、フッ素原子、メチル基、フッ素化メチル基、エチル基、又はフッ素化エチル基であり、R1~R4の合計のフッ素原子数は1以上であり、炭素原子数は2~4である。式(1)中、X1及びX2は、一方が水素原子であり、他方がフッ素原子である。
<3> 四フッ化ケイ素が生成される、<1>又は<2>に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
<4> 気相において、前記ハロゲン化アルカンの脱フッ化水素反応により前記ハロゲン化アルケン及びフッ化水素が生成されることと、
生成されたフッ化水素と酸化ケイ素との反応により四フッ化ケイ素が生成されることと、を含む、<1>~<3>のいずれか1項に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
<5> 前記ハロゲン化アルカンは、1,1-ジフルオロエタン、1,2-ジフルオロエ
タン、1,1,1-トリフルオロエタン、1,1,2-トリフルオロエタン、1,1,2,2-テトラフルオロエタン、1,1,1,2-テトラフルオロエタン及び1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタンからなる群より選択される少なくとも1種である、<1>~<4>のいずれか1項に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
<6> 前記ハロゲン化アルケンは、フルオロエチレン、1,1-ジフルオロエチレン、1,2-ジフルオロエチレン、トリフルオロエチレン及びテトラフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも1種である、<1>~<5>のいずれか1項に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
<7> 前記ハロゲン化アルカンを、希釈ガスの存在下で転化させる、<1>~<6>のいずれか1項に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
<8> 前記希釈ガスは、窒素、水素、二酸化炭素、ヘリウム、エタン、プロパン、イソブタン、n-ブタン、プロピレン及びフッ素化メタンからなる群より選択される少なくとも1種である、<7>に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
<9> 前記ハロゲン化アルカンを、400~1000℃の温度で転化させる、<1>~<8>のいずれか1項に記載のハロゲン化アルケンの製造方法。
<10> 酸化ホウ素の存在下で、気相において、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルカンを、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルケンに転化する、ハロゲン化アルケンの製造方法。
本開示に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、2以上の好ましい態様の組み合わせは、より好ましい態様である。
本開示において、各成分の量は、各成分に該当する物質が複数種存在する場合には、特に断らない限り、複数種の物質の合計量を意味する。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法は、酸化ケイ素及びアルカリ金属元素の存在下で、気相において、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルカンを、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルケンに転化する。
以下、「フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルカン」を「特定ハロゲン化アルカン」ともいい、「フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルケン」を「特定ハロゲン化アルケン」ともいう。
では固体である。よって、発生したAlF3やCaF2は反応系内に残留して、触媒の表面に存在する反応点を被覆する。触媒の反応点が被覆されることにより、触媒の活性が急激に低下する。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、原料として、特定ハロゲン化アルカンが用いられる。
特定ハロゲン化アルカンの炭素数は2~4であり、炭素数は2でも3でも4でもよい。冷媒となりうる化合物の沸点領域の観点から、特定ハロゲン化アルカンの炭素数は2又は3が好ましい。
特定ハロゲン化アルカンはフッ素原子を含む。特定ハロゲン化アルカンのフッ素原子数は、2以上が好ましい。
特定ハロゲン化アルカンの水素原子数は、1以上が好ましい。
特定ハロゲン化アルカンはフッ素原子以外の他のハロゲン原子を含んでもよい。他のハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられ、塩素原子が好ましい。特定ハロゲン化アルカンは他のハロゲン原子を含まなくてもよい。
CR1R2X1-CR3R4X2・・・(1)
CHF2CH3:1,1-ジフルオロエタン(HFC-152a)
CH2FCH2F:1,2-ジフルオロエタン(HFC-152)
CF3CH3:1,1,1-トリフルオロエタン(HFC-143a)
CHF2CH2F:1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143)
CF3CH2F:1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)
CHF2CHF2:1,1,2,2-テトラフルオロエタン(HFC-134)
CF3CHF2:1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタン(HFC-125)
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、反応生成物として、特定ハロゲン化アルケンが得られる。
特定ハロゲン化アルケンの炭素数は2~4であり、炭素数は2でも3でも4でもよい。
特定ハロゲン化アルケンはフッ素原子を含む。特定ハロゲン化アルケンのフッ素原子数は、1以上である。
特定ハロゲン化アルケンはフッ素原子以外の他のハロゲン原子を含んでもよい。他のハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられ、塩素原子が好ましい。特定ハロゲン化アルケンは他のハロゲン原子を含まなくてもよい。
CR1R2=CR3R4・・・(2)
CHF=CH2:フルオロエチレン(HFO-1141)
CF2=CH2:1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)
CHF=CHF:1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E)、HFO-1132(Z))
CHF=CF2:トリフルオロエチレン(HFO-1123)
CF2=CF2:テトラフルオロエチレン(FO-1114)
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、酸化ケイ素及びアルカリ金属元素の存在下で、特定ハロゲン化アルカンを特定ハロゲン化アルケンに転化する。
以下、酸化ケイ素及びアルカリ金属元素の双方を含む化合物及び複合物、並びに酸化ケイ素とアルカリ金属元素とが別個に含まれる別物質を含むものを総称して「反応剤」ともいう。
反応剤中の酸素含有率は、1atm%以上であってもよく、5atm%以上であってもよく、10atm%以上であってもよい。反応剤中の酸素含有率は、90atm%以下であってもよく、80atm%以下であってもよい。
反応剤中のアルカリ金属元素の含有率は、1atm%以上であってもよく、5atm%以上であってもよく、8atm%以上であってもよい。反応剤中のアルカリ金属元素の含
有率は、90atm%以下であってもよく、50atm%以下であってもよい。
また、反応剤中、アルカリ金属元素の含有率(atm%)は、ケイ素、酸素及びアルカリ金属元素以外の他の元素のそれぞれの含有率よりも多いことが好ましい。ガラス中、アルカリ金属元素の含有率(atm%)は、アルカリ土類金属及び周期表の第13族元素の総含有率より多くてもよく、少なくてもよく、同じであってもよい。
アルカリ金属含有化合物としては、アルカリ金属元素を含有すればよく、例えば、アルカリ金属のフッ化物、塩化物等のハロゲン化物、水酸化物、炭酸塩などが挙げられ、具体的にはNaF、KF、CsF、NaOH,KOH,Na2CO3、K2CO3、NaCl等が挙げられる。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、四フッ化ケイ素(SiF4)が生成される。本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、気相において、特定ハロゲン化アルカンの脱フッ化水素反応により特定ハロゲン化アルケン及びフッ化水素が生成され(第1の工程)、生成されたフッ化水素と酸化ケイ素との反応により四フッ化ケイ素が生成される(第2の工程)という反応スキームが考えられる。第1の工程と第2の工程は区別されずに連続して進行してもよい。
なお、本開示のハロゲン化アルケンの製造方法は、上記の反応スキーム以外であってもよく、例えば、酸化ケイ素やアルカリ金属化合物がハロゲン化アルカンに直接反応し、四フッ化ケイ素が生成してもよい。
また、四フッ化ケイ素に加えて、他の化合物が生成されてもよい。
これに対して、本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、劣化した触媒を取り除くという作業が軽減される上、生産性を維持できる利点を有する。
一方、アルミナ又は炭酸カルシウムを触媒として用いる従来の製造方法では、反応系内にAlF3又はCaF2が留まるため、劣化した触媒の量を見積もることも困難である。そのため、従来の製造方法では、触媒の補充量を適切に見積もることが難しい。
これに対して、本開示の製造方法では、副生物であるSiF4は気体であり反応系外へ放出されるため、酸化ケイ素の流動性に大きな変化はなく、適切な流動状態を保ちやすい。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法は、特定ハロゲン化アルカンが常温で気体であるため、気相で行う。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法において、原料ガスは、特定ハロゲン化アルカンを含んでいればよく、特定ハロゲン化アルカン以外の成分を含んでいてもよい。原料ガスは、特定ハロゲン化アルカンのみから成ってもよく、特定ハロゲン化アルカンを製造する際に得られた異性体、不均化生成物、不純物等を含んでいてもよい。副反応を抑制する観点から、特定ハロゲン化アルカンの含有量は、原料ガスの全量に対して、10モル%以上が好ましく、30モル%以上であることがより好ましく、50モル%以上がさらに好ましい。式(1)で表されるハロゲン化アルカンの含有量は、原料ガスの全量に対して、100モル%であってもよい。
また、反応形式は、流通式であってもよく、バッチ式であってもよい。
流動床反応器では、反応流体によって反応剤層があたかも流体のような特性を示すような操作を行うため、反応剤は、反応流体と混ざり合い反応器内を移動する。
反応剤の形状の選択肢が広く、反応剤の摩耗が抑制できる点では、固定床反応器が好ましく、内温が均一になり、局所加熱を避けやすい観点からは、流動床反応器が好ましい。
流動床反応器は、流動性をより高める観点から、攪拌翼を設置してもよい。また、流動床反応器内の気体の流れが偏ることを防ぐ観点から、流動床反応器には気体分散板を設けてもよい。気体分散板の材質は特に限定されず、原料ガス、生成ガス等との反応性が低い材質で構成されることが好ましい。気体分散板の材質としては、焼結金属などが挙げられる。気体分散板の大きさ、配置位置及び枚数は、ガスの流れに応じて適宜調整してもよい。
400℃以上で転化させると、反応が適切に進行し、ハロゲン化アルケンの転化率が向上する。一方、1000℃以下で転化させると、原料の炭素-炭素結合切断による選択率の低下、反応生成物(不飽和化合物)の不均化反応が抑制される。
ハロゲン化アルカンと反応剤とを反応させる際の圧力は特に限定されないが、転化率を向上させる観点から、-0.05~2MPaが好ましく、-0.01~1MPaがより好ましく、常圧~0.5MPaがさらに好ましい。
本開示において、圧力は、ゲージ圧を意味する。
滞留時間(秒)=[反応器における反応剤が充填されている長さ(cm)]/[線速度(cm/秒)]
線速度は、単位時間当たりに、ハロゲン化アルカンが反応剤を通過する速度を意味する。
反応剤の平均嵩密度は、反応器内にガスを流通させていないときの反応剤の密度の平均値である。
反応剤の平均嵩密度は、容器法によって測定される。容器法では、既知の容量の容器に反応剤が溢れるまで入れ、そして、容器の上面の淵からはみ出ている過剰の反応剤をヘラ等によって除去し、容器内の反応剤の質量を測定する。この反応剤の質量と容器の容量(体積)とから嵩密度(g/mL)を算出する。この測定を3回行い、その平均値を平均嵩密度とする。
気相における、希釈ガスに対する特定ハロゲン化アルカンのモル比は、0.1~5.0が好ましく、0.5~3.0がより好ましく、0.5~2.0がさらに好ましい。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、滞留時間、反応温度等による反応性の制御が可能であるため、これらの制御によって特定ハロゲン化アルケンの出口ガス中の濃度を制御できる。本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、上記制御等によってハロゲン化アルケンの生成量を維持しつつ一定範囲内に抑えることが可能であることから、出口ガス中に原料である特定ハロゲン化アルカンをある程度以上含めることができる。出口ガス中の特定ハロゲン化アルカンは希釈剤としても機能する。よって、本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、希釈ガスの使用量を抑えることも可能である。なお、本開示のハロゲン化アルケンの製造方法は、希釈ガスを使用しない態様も含まれる。
用することは困難であり、窒素、二酸化炭素等の希釈ガスの使用が必須となる。窒素ガス、二酸化炭素等の希釈ガスは、反応生成物であるハロゲン化アルケンより沸点が低いか、あるいは沸点帯が近いため、反応生成物から希釈ガスを分離精製するのにエネルギーを要する。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では、原料ガスを希釈剤の一部又は全部として用いても経時でのハロゲン化アルケンの生成量の低下が抑えられる。原料のハロゲン化アルカンは沸点が高く、反応生成物であるハロゲン化アルケンとは沸点帯が離れているため、本開示のハロゲン化アルケンの製造方法では分離精製にかかるエネルギー負荷も低減できる。
本開示における脱フッ化水素反応は、水も生じる。そのため、本系に水が存在しても反応は問題なく進行するといえる。また、原料からフッ化水素が脱離する際、あるいはフッ化水素が酸化ケイ素と反応する際に、水分子が存在することで、水素結合ネットワークを介して反応がより高効率に進行する可能性がある。そのため、本開示における脱フッ化水素反応では水を少量添加することも可能であり、良好な効果をもたらす可能性もあると推測される。
一方、生じた四フッ化ケイ素と水が出口付近で反応してヘキサフルオロケイ酸等を生じさせ、この析出によってガスの流路の閉塞を抑える観点からは、水の濃度は上記範囲未満とすることが好ましい。
ゲン化アルカンのモル量と、反応器出口からの流出ガスに含まれる特定ハロゲン化アルカンのモル量との差分である。
選択率は反応後の精製工程が不要になることから100%が好ましいが、望ましい転化率を得るために必要な反応温度領域では副反応も生じうる。廃棄物の量を低減させ、反応後の精製工程のエネルギー負荷を少なくし、反応剤寿命を長くできるため、選択率は高い方が好ましい。選択率は90%以上が好ましく、93%以上がより好ましく、95%以上がさらに好ましい。
また、反応系外へ放出された四フッ化ケイ素は、水やアルカリと反応させて、フッ化水素やフッ化物塩として回収することができる。回収したこれらの化合物は、エッチング剤として使用したり、有機フッ素化合物の原料として利用したりすることが可能である。
なお、例えば触媒として炭酸カルシウム(CaCO3)を用いる従来の方法で発生したフッ化カルシウム(CaF2、蛍石)をフッ化水素に変換するには、硫酸と反応させるという過激な条件となり、また、固体であるCaF2を砕くなどの前処理を要する。
本開示のハロゲン化アルケンの製造方法は、変形例として、酸化ホウ素の存在下で、気相において、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルカンを、フッ素原子を含み炭素数が2~4のハロゲン化アルケンに転化してもよい。この場合のハロゲン化アルカン及びハロゲン化アルケンは、上述したものと同様である。また、用い得る希釈ガス、反応器等についても同様である。
酸化ホウ素は他の成分と併用してもよく、例えば、ホウケイ酸ガラス等の形態であってもよい。
反応開始から特定時間毎に、反応器の出口から取り出した生成ガス(以下、「反応器出口ガス」ともいう)を、ガスクロマトグラフで分析した。具体的に、ガスクロマトグラフ(製品名「GC6850」、Agilent社製)にカラム(製品名「DB-1」、Agilent社製、長さ60m、内径0.25mm、膜厚1μm)を取り付けて分析した。表中に、反応器出口ガスのエリア面積比率(GCArea%)を示す。
反応開始から1時間でのハロゲン化アルケンの生成量を基準としたときの、各反応時間でのハロゲン化アルケンの生成量の割合(%)を求めた。なお、断りがない場合には、ハロゲン化アルケンの生成量の変化率は、上述のモル組成の値を用いて求めた。
140gのα-アルミナ(製品名「N612」、日揮触媒化成社製)を内径2.04cm、長さ30cmのインコネル600製の反応管に充填して管状電気炉内に設置し、700℃で窒素/HFC-134aの1/1(モル/モル)混合ガスを表1に示す流量で流通することでHFO-1123への脱HF反応を実施した。
例1において、α-アルミナをガラスビーズ1(ユニビーズシリーズ、ユニチカガラスビーズ社製)に変えた以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。
また、例2では、出口ガス組成においてHFO-1123の濃度が安定的に維持されていることがわかる。
例2において反応開始から5時間経過したところで反応を中断し、ガラスビーズの重量を測定し、重量減少した分の28gのガラスビーズ1を補充して反応を再開させた。表3中の反応追加時間は、再開後からの反応時間である。また、生成量の変化率(%)は、例2における反応開始から1時間でのハロゲン化アルケンの生成量を基準とした値である。
例1において、HFC-134aをHFC-134に変えた以外は同様の方法で、HFO-1123への脱HF反応を実施した。
例2において、HFC-134aをHFC-134に変えた以外は同様の方法で、HFO-1123への脱HF反応を実施した。
表中、「-」は、該当成分が検出限界以下であったことを意味する。
また、α-アルミナを用いる例4では、副生成物であるHFC-134aがある程度量以上で発生しているのに対して、ガラスビーズ1を用いる例5ではHFC-134aは殆ど生成していないことがわかる。
また、例5では、出口ガス組成においてHFO-1123の濃度が安定的に維持されていることがわかる。
例1において、HFC-134aをHFC-125に変え、希釈ガスをジフルオロメタン(R32)に変更し、R32/HFC-125の1/1(モル/モル)混合ガスを400mL/minで流通することでFO-1114への脱HF反応を実施した。表6における生成量の変化量は、反応器出口ガスのエリア面積比率(GCArea%)から求めた。
例6において、α-アルミナを例2のガラスビーズ1に変えた以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。表7における生成量の変化量は、反応器出口ガスのエリア面積比率(GCArea%)から求めた。
例6では、反応開始初期において、表に掲載の化合物の選択性も低かった。
例7では、出口ガス組成においてFO-1114の濃度が安定的に維持されていることがわかる。
例1において、α-アルミナを質量比率1/1(70g/70g)で混合した珪砂とフッ化ナトリウムに変えた以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。
例8において、フッ化ナトリウムをフッ化カリウムに変えた以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。
例9において、珪砂とフッ化カリウムの質量比率を5/2に変えた以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。
例2において、反応温度を表11に示すように変更した以外は同様の方法で、HFC-134aからHFO-1123への脱HF反応を実施した。表11に、反応開始から0.5時間での出口ガス組成を示す。
例5において、反応温度を表12に示すように変更した以外は同様の方法で、HFC-134からHFO-1123への脱HF反応を実施した。表12に、反応開始から0.5
時間での出口ガス組成を示す。
例8において、フッ化ナトリウムを塩化ナトリウムに変えた以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。表13に、反応開始から1.0時間での出口ガス組成を示す。
例8において、フッ化ナトリウム(70g)をフッ化リチウム(35g)に変え、珪砂(70g)とフッ化リチウム(35g)の混合とした以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。表13に、反応開始から1.0時間での出口ガス組成を示す。
例8において、フッ化ナトリウムをフッ化セシウムに変えた以外は同様の方法で、脱HF反応を実施した。表14に、反応開始から0.5時間での出口ガス組成を示す。
例2において、流通ガスの合計流量や比率を表15に示すように変更した以外は同様の方法で、HFC-134aからHFO-1123への脱HF反応を実施した。表15に、反応開始から0.25時間での出口ガス組成を示す。
例2において、HFC-134aをHFC-152aに変えたこと以外は、同様の方法で、HFO-1141への脱HF反応を実施した。表16に、反応開始から0.5時間での出口ガス組成を示す。
例17において、ガラスビーズを珪砂(120g)とフッ化カリウム(20g)の混合物に変えたこと以外は、同様の方法で、HFO-1141への脱HF反応を実施した。表16に、反応開始から0.5時間での出口ガス組成を示す。
例2において、HFC-134aをHFC-143に変えたこと以外は、同様の方法で、HFO-1132および1132aへの脱HF反応を実施した。表17に、反応開始から0.5時間での出口ガス組成を示す。
例19において、ガラスビーズを珪砂(120g)とフッ化カリウム(20g)の混合物に変えたこと以外は、同様の方法で脱HF反応を実施した。表17に、反応開始から0.5時間での出口ガス組成を示す。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に援用されて取り込まれる。
Claims (10)
- フルオロエチレン、1,1-ジフルオロエチレン、1,2-ジフルオロエチレン、トリフルオロエチレン及びテトラフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも1種のハロゲン化アルケンと、四フッ化ケイ素と、を含み、
さらに、1,1-ジフルオロエタン、1,2-ジフルオロエタン、1,1,2-トリフルオロエタン、1,1,2,2-テトラフルオロエタン、1,1,1,2-テトラフルオロエタン及び1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタンからなる群より選択される少なくとも1種のハロゲン化アルカンを含む、組成物。 - 前記ハロゲン化アルケンは、トリフルオロエチレンを含み、
前記ハロゲン化アルカンは、1,1,1,2-テトラフルオロエタンを含む、請求項1に記載の組成物。 - 前記ハロゲン化アルケンは、トリフルオロエチレンを含み、
前記ハロゲン化アルカンは、1,1,2,2-テトラフルオロエタンを含む、請求項1に記載の組成物。 - 前記ハロゲン化アルケンは、トリフルオロエチレンを含み、
前記ハロゲン化アルカンは、1,1,2,2-テトラフルオロエタン及び1,1,1,2-テトラフルオロエタンの双方を含む、請求項1に記載の組成物。 - 前記ハロゲン化アルケンは、テトラフルオロエチレンを含み、
前記ハロゲン化アルカンは、1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタンを含む、請求項1に記載の組成物。 - 前記ハロゲン化アルケンは、テトラフルオロエチレンを含み、
前記ハロゲン化アルカンは、1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタンを含み、
さらに、ジフルオロメタンを含む、請求項1に記載の組成物。 - 前記ハロゲン化アルケンは、フルオロエチレンを含み、
前記ハロゲン化アルカンは、1,1-ジフルオロエタンを含む、請求項1に記載の組成物。 - 前記ハロゲン化アルケンは、1,2-ジフルオロエチレン及び1,1-ジフルオロエチレンの双方を含み、
前記ハロゲン化アルカンは、1,1,2-トリフルオロエタンを含む、請求項1に記載の組成物。 - さらに、フッ化水素を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物。
- さらに、水を含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の組成物。
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