JP7746037B2 - 振動型アクチュエータ、光学機器および電子機器 - Google Patents

振動型アクチュエータ、光学機器および電子機器

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Description

本発明は超音波モータを含む振動型アクチュエータに関する。
弾性を有する振動板(弾性体)と圧電素子を接着した振動子が励起する2つの振動モードにより駆動する振動型アクチュエータが広く使われている。一例として振動子を構成する圧電素子に電圧を印加してモードAとモードBの二つの振動を発生させ、振動子に楕円振動を起こす方式の振動型アクチュエータがある。このような振動型アクチュエータでは電圧印加により振動子に発生する楕円振動と、振動子と接する接触体との接触面に生じる摩擦力によって振動子と接触体とが相対的に移動するものである。
特許文献1は、2つの振動モードによって駆動する振動型アクチュエータを開示している。振動型アクチュエータに用いられる圧電素子には、発生させる振動を阻害しないように、モードAとモードBの振動モードのそれぞれの節線の交点にスルーホールを設けることが開示されている。
しかしながら圧電素子を貫通する貫通部では圧電素子を構成する圧電材料が部分的に欠損する。そのため振動型アクチュエータの振動特性が低下するという課題があった。
特開2017-158429
本願発明は貫通部による振動特性の低下を抑えた振動型アクチュエータを提供する。
上記課題を解決する振動型アクチュエータは、
矩形状の圧電材料と、前記圧電材料に設けられた一対の電極と、
前記電極の一方と通電し前記圧電材料を貫き内壁に導電性材料を備えた貫通孔を備えた圧電素子と、弾性体を有する振動子と、
前記振動子と接し前記振動子と相対的に移動する接触体を備え、
前記貫通孔が、前記圧電材料の長辺に沿って振動の2本の節が生じる1次の面外曲げ振動モードの節線と、前記圧電材料の短辺に沿って振動の3本の節が生じる2次の面外曲げ振動モードの節線との交点を結んで囲まれる領域の外のみに形成されており、
前記圧電材料の含有する鉛の量が1000ppm未満であることを特徴とする。
本発明によれば、貫通部による振動特性の低下を抑えた、優れた振動特性を有する振動型アクチュエータを提供することができる。
本発明の振動型アクチュエータの概略構造を説明する図である。 本発明の振動型アクチュエータを構成する圧電素子の構造を説明する図である。 本発明の振動子が発生する二つの振動モードを説明する図である。 本発明の振動子に発生する二つの振動モードの節と腹位置を説明する図である。 本発明の振動子に発生する二つの振動モードにおける歪の節と腹位置を説明する図である。 本発明の実施例に対応する貫通部の構造を説明する図である。 本発明の振動型アクチュエータの貫通部の配置を説明する図である。 本発明に係る圧電セラミックス114Pおよび貫通部114Eを示す図である。 実施例および比較例に係る振動型アクチュエータを説明する図である。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。本実施形態の振動型アクチュエータは、以下の要素を備えている。
すなわち矩形状の圧電材料と、圧電材料に設けられた一対の電極と、電極の一方と通電し圧電材料を貫く貫通部を備えた圧電素子と、弾性体を有する振動子と、振動子と接し振動子と相対的に移動する接触体である。
矩形状の圧電材料の長辺に沿って振動の2本の節が生じる1次の面外曲げ振動モードの節線と、前記圧電材料の短辺に沿って振動の3本の節が生じる2次の面外曲げ振動モードの節線に注目する。これらの節線の交点を結んで囲まれる領域の外に貫通部が形成されている。
図1は、振動型アクチュエータ100の概略構造を説明する斜視図である。
振動型アクチュエータ100は、振動子115および該振動子と接して該振動子に対して相対的に移動可能に配された接触体111を備える。振動子115は板状で弾性を有する振動板113(弾性体)と、振動板113の一方の面に接合された略矩形で板状の圧電素子114と、振動板113の他方の面に設けられた2つの突起部112から構成される。
接触体111と振動子115はバネ部材あるいは磁石等で構成される不図示の加圧部により互いに加圧接触するように構成されている。
なお「接触体」とは、振動子と接触し、振動子に発生した振動によって、振動子に対して相対移動する部材のことをいう。接触体と振動子の接触は、接触体と振動子の間に他の部材が介在しない直接接触に限られない。接触体と振動子の接触は、振動子に発生した振動によって、接触体が振動子に対して相対移動するならば、接触体と振動子の間に他の部材が介在する間接接触であってもよい。「他の部材」は、接触体及び振動子とは独立した部材(例えば焼結体よりなる高摩擦材)に限られない。「他の部材」は、接触体又は振動子に、メッキや窒化処理などによって形成された表面処理部分であってもよい。
したがって、接触体111は、振動子115から加圧され、振動子115と相対的に移動可能な部材であればよく、振動子115と直接的に接するものに限られず、他の部材を介し振動子115と間接的に接するものであってもよい。
振動型アクチュエータ100においては、圧電素子114に特定の周波数の電圧が印加されることで、振動子115に所定の振動モードが励振される。これらの振動モードの振動を複数もちいることにより2つの突起部の先端に楕円振動を生成する。その結果、振動子と接触体の接点に生じる摩擦力によって所定の駆動方向に接触体111を駆動することができる。この楕円振動は、例えば振動子115に2つの振動モードを励振することで生成される。
以下の説明において、”振動型アクチュエータの性能の低下”に関して、ある移動速度での消費電力(定格電力)が増加すること、つまり効率が低下することとして説明することがある。
図2は本発明の振動型アクチュエータ100を構成する圧電素子114の構造を説明する図である。圧電素子114は矩形状の圧電材料と電極部とで構成される。圧電材料は多結晶の圧電セラミックス、もしくは圧電単結晶など圧電性を発揮するものであればよいが、以下では多結晶の圧電セラミックスを例に挙げて説明する。
図2(a)は圧電素子114の主面を、図2(b)は圧電素子114の主面と対向する面を示す。矩形状の圧電セラミックス114Pは長手方向に2分された第1の領域と、第1の領域と隣あう第2の領域がある。前記第1および第2の領域にはそれぞれ、第1の電極114Aと第2の電極114Bが形成されている。また前記第1の電極114Aと第2の電極114Bとともに前記圧電セラミックス114Pを挟持する第3の電極114Dを有する。また前記第1の電極114Aおよび第2の電極114Bが設けられた面(主面)から前記第3の電極に通電するために、前記圧電セラミックスを貫通する貫通部114Eを有する。
圧電素子114の主面と対向する面が振動板113の突起部112が設けられていない面と接着される。
前記第1の電極114Aと第2の電極114Bが設けられた領域での圧電セラミックス114Pの分極方向は同一方向であり、公知の分極処理方法によってあらかじめ分極処理が施されていてもよい。
モードAおよびモードBの振動を発生させるために、圧電素子114の第3の電極114Dを接地するとともに、第1の電極114Aには交番電圧Vを印加し、第2の電極114Bには交番電圧Vをそれぞれ独立に印加する。
特に断りのない限り、交番電圧VとVの振幅の大きさは等しいものとして以下説明する。
第1の電極114Aおよび第2の電極114Bへの給電の手段としては、例えば圧電素子114の表面に給電部材として不図示のフレキシブルプリント基板を接着する。フレキシブルプリント基板には、第1の電極114Aおよび第2の電極114Bとそれぞれ接続されて交番電圧を給電するための電極と、電極114Eと接続される接地電位の電極が少なくとも設けられている。フレキシブルプリント基板と、電気的な断線を抑制して導通の信頼性を高めるために、図2(c)に示すように主面上に貫通部114Eと電気的に接続されている第4の電極114Fが形成されていてもよい。
図2(c)に描かれるように貫通部114Eは、貫通孔および前記貫通孔の内壁に導電性材料を備える構成をとってよい。その場合、導電性材料が前記貫通孔を充填していると、接着剤の拡散を防いだり、十分に低い抵抗値で導通したりするためより好ましい。また貫通部114Eとして、図2(d)に描かれるように、圧電セラミックス(矩形状の圧電材料)の端面に設けられ、圧電素子114の主面とその主面と対向する面を結ぶ溝および前記溝の内壁に導電性材料を備えた構成であってもよい。導電性材料は第1、第2、および第3の電極のいずれかと同じ導電性材料であってもよいし、十分な導通が確保されれば他の導電性材料であってもよい。
貫通部114Eの断面形状は特に限定されないが円形状が好ましい。円形状には楕円率が0.9以上の楕円形状も含まれる。圧電セラミックスの焼成前に貫通部を圧電セラミックスの成形体に形成しておく場合、貫通部の断面形状は円形状であると焼結中に等方的に収縮が進みクラックが入りにくい。圧電セラミックスを焼成する前のグリーンシートの状態で、パンチやドリルを用いて貫通孔を形成することができる。
圧電セラミックスの原料を含有する成形体に設けられた貫通孔に電極材料を充填し、電極材料と成形体とを共に焼成処理する場合には、焼成温度が高くなるほど電極材料に求められる耐熱性も高くなる。銀パラジウム電極の場合は高価なパラジウム比率を増やす必要があり、銀パラジウム電極よりもさらに高い耐熱性が必要な場合は高価なプラチナを用いたりする必要がある。
他方、生産コストを低減するためには、貫通孔を予め形成した成形体を焼成して圧電セラミックスを得た後に、セラミックスの貫通孔に電極材料を充填する工程を採用するとよい。この工程を採用すると、貫通孔に充填する電極に銀ペーストなど安価な電極材料を用いることができる。
また図2(d)に示すように、貫通部114Eが圧電セラミックス114Pの側面に露出している場合、断面形状は半円弧状の形状を採用してもよいし、他の凹部状の溝の形状を採用してもよい。
このような形状の貫通部114Eを製造するにあたっては、予め形成した貫通孔を切断してもよいし、回転するブレードを側面にあてて加工することでも製造できる。
<二つの面外曲げ振動モード>
図3は本発明の振動型アクチュエータ100の駆動に使用される振動子が発生する二つの振動モードを説明する図である。
図3(a)は、振動型アクチュエータ100を構成する振動子115に励振される1次の面外曲げ振動モード(以下「モードA」と称呼する)について説明する斜視図である。図3(b)は、振動型アクチュエータ100を構成する振動子115に励振される2次の面外曲げ振動モード(以下「モードB」と称呼する)について説明する斜視図である。交番電圧V、Vの時間的な位相差が0°であり、交番電圧V、Vの周波数がそれぞれモードAの共振周波数付近である時、振動子115には図3(a)に示される、モードAの振動が発生する。モードAの振動では、矩形状の圧電材料の長辺に沿って振動の2本の節が生じる。モードAは第1の領域と第2の領域がともに伸長または収縮する振動モードである。
他方、交番電圧V、Vの時間的な位相差が180°であり、それらの周波数がモードBの共振周波数付近である時、振動子115には図3(b)に示されるモードBの振動が発生する。モードBの振動では、圧電材料の短辺に沿って振動の3本の節が生じる。モードBは第1の領域が伸張するときに第2の領域が収縮し、反対に前記第1の領域が収縮するときに第2の領域が伸張するモードである。
振動板の突起部112は、モードAの振動の腹(振幅が最大となるところ)となる位置近傍であって、かつモードBの振動の節(振幅が最小となるところ)となる位置近傍である位置に配置されている。モードAの振動により振動子115の突起部112の先端面はZ方向に往復運動する。また、突起部112の先端面はモードBの振動によりX方向に往復運動する。
振動型アクチュエータ100では、モードAとモードBが重畳し、振動板の突起部112に楕円振動が励振される。
なお、図3におけるZ方向は、振動子を接触体に対して加圧する方向(モードAの振動において突起部が上下する方向)である。X方向は、振動子と接触体が相対的に移動する方向(モードBの振動において突起部が往復する方向)である。Y方向は、XZ面に垂直な方向である。
交番電圧V、Vの位相差が0~±180°であるときにモードA、Bが重畳して突起部112の先端面にXZ面内の楕円運動を発生させることができる。
突起部112と接触体111との間には、加圧接触による摩擦力が働くため、突起部112の楕円運動によって、接触体111をX方向に駆動する駆動力(推力)を発生させることができる。
モードA、Bの共振周波数は矩形状圧電材料の長辺、短辺の寸法で調整することができる。矩形状の圧電材料の、長辺は1mm以上20mm以下、前記短辺は0.5mm以上10mm以下であると好ましい。長辺が6mm以上20mm以下、前記短辺は3mm以上10mm以下であると加工精度に起因する共振周波数のばらつきが小さくより好ましい。
振動する圧電素子には振動モードに応じて、振動の腹、振動の節、歪の腹、歪の節が存在する。
<振動の節/腹>
図4は本発明の振動子に発生するモードAおよびモードBに対応する振動の節線と腹線の位置を示す。図4は振動子115を圧電素子114側からみた平面図である。
図4(a)はモードAの振動の2本の節線を破線411で、振動の3本の腹線を一点鎖線412で示したものである。モードAの節線及び腹線は、任意のYZ面内での振動の節及び腹位置をX方向につなげることでそれぞれ得られる。
また図4(b)はモードBの振動の3本の節線を破線421で、振動の2本の腹線を一点鎖線422で示したものである。モードBの節線及び腹線は、任意のXZ面内での振動の節及び腹位置をY方向につなげることでそれぞれ得られる。
振動型アクチュエータ100を利用する際には振動子115のモードAとモードBを共に用いる。図4(c)はモードAの節線およびモードBの節線を重ねて記載し、好ましい貫通部114E(図中でEと表記)の位置を例示したものである。モードAの節線およびモードBの節線の交点423を四角形で示す。モードAとモードBのそれぞれの振動によって生じる節線の交点が6つあることがわかる。後段にて説明するが、この6つの交点で囲まれる領域431を斜線域にて示した。
<振動の節線及び腹線位置>
振動子115におけるモードAおよびモードBの励起によって圧電セラミックス114Pに発生する振動の節線位置や腹線位置は以下のように計測する。すなわち、振動子115にモードAもしくはモードBの振動を発生させる。モードAを発生させる際には交番電圧VとVの位相差は0°とする。モードBを発生させる際には交番電圧VとVの位相差は180°とする。そして、たとえばレーザードップラー振動計でZ方向への振動速度をXY平面上で二次元的に測定し、各点のZ方向の変位を算出することでモードAおよびモードBの節線および腹線の位置を計測できる。
なお、圧電素子114にフレキシブルプリント基板が貼付されていて、圧電素子114や圧電セラミックス114Pの振動を直接的に測定困難である場合がある。そのような場合は振動板113の表面の振動状態を観察し、観察された節線及び腹線の位置を圧電素子114に投影し、圧電セラミックス114Pに発生した振動の節線及び腹線の位置として扱ってよい。また、圧電セラミックス114Pの表面に設けられた電極材料は圧電セラミックス114Pと比べて厚みも剛性も十分小さいため、圧電素子114上に生じた振動は圧電セラミックス114Pに生じた振動とみなしてよい。または、有限要素法によるモーダル解析からもそれぞれの振動の節および腹の位置を求めることができる。
振動測定時には振動子は接触体へ加圧されていなくてもよい。
<歪の節/腹>
振動子115が振動する際、圧電セラミックス114Pの内部には歪が生じている。モードAおよびモードBでの歪の節線及び腹線は、前述の振動の節線及び腹線と同様の手順で得られる。歪の節線および腹線の位置は、振動の節線および腹線の位置と異なることがある。
図5は本発明の振動子に発生するモードAおよびモードBにおける圧電セラミックス114Pの歪の節と腹の位置を示す。
図5(a)はモードAにおける圧電セラミックス114Pの歪の節を破線511で、歪の腹を一点鎖線512で示したものである。図5(b)はモードBにおける圧電セラミックス114Pの歪の節位置を破線521で、歪の腹位置を一点鎖線522で示したものである。
モードAの歪の節は、長辺に平行に圧電セラミックス端部付近に存在する。
モードBの歪の節は、短辺に平行に圧電セラミックス端部付近と圧電セラミックス中央に存在する。また腹は節と節の間に位置する。
図5(c)はモードAの歪の節線およびモードBの歪の節線を重ねて記載したものであり、歪の節位置は主に圧電セラミックス114Pの外周部と、矩形状圧電材料の2長辺と交差し該2長辺をそれぞれ二等分する線上に存在する。
図4および図5に記載のように、圧電セラミックス114Pの2つの長辺の付近は、モードAの振動の腹にあたるとともにモードAの歪の節に相当する。他方で、矩形状の圧電セラミックス114Pの2つの短辺の付近は、モードBの振動の腹にあたるとともにモードBの歪の節に相当する。振動の節/腹とは異なり直接観察が困難であるので、歪の節/腹の位置は有限要素法による解析で求める。
<好適な貫通部の位置1>
歪の節位置は、圧電セラミックス114Pが振動を発生するために行う仕事が最小の位置であり、圧電セラミックス114Pに貫通部114Eを設ける場所として好適である。
反対に歪の腹位置は圧電セラミックス114Pが振動を発生するために行う仕事が最大の位置であり、圧電セラミックス114Pに貫通部114Eを設ける場所として好ましくない。
図5(d)は、領域431およびモードA及びモードBの歪の腹線を共に描いた図である。領域431はモードAの歪の腹線512とモードBの歪の腹線522が交差する領域を含み、振動による圧電セラミックスの歪が大きな領域である。上記モードAの腹線512とモードBの歪の腹線522の交点であって、最も歪の大きな点における歪量を100%とすると領域431での歪量は30%以上である。つまり領域431は圧電セラミックス114Pが振動を発生するために行う仕事が大きい領域である。したがって領域431の輪郭(振動の節線の交点を結んだ線)およびその内側に貫通部を設けると振動が減少し、振動型アクチュエータの効率が低下する。
振動の節位置は、振動量が少ないため振動阻害を抑制しながらフレキシブルプリント基板などの部材を接着するには好適な場所である。一方で振動の節位置は、振動に対応して発生する歪の量が大きいことがあるので、貫通部を設ける位置としては振動の節位置は必ずしも最適ではない。
したがって、圧電セラミックス114Pにおける貫通部114Eは、モードAの振動の節線411とモードBの振動の節線421の交点によって囲まれる領域431の外に形成されている。
「貫通部114Eが領域431の外に形成されている」とは領域431内の領域には貫通部114Eが形成されておらず、領域431の外の領域に貫通部114Eが形成されていることを指す。
図4(c)に記載の振動の節線の交点によって囲まれる領域431の輪郭の外側の領域に貫通部114Eを少なくとも1つ設けるとよい。このことによって、圧電素子の欠損による振動特性低下を抑えることができ、優れた振動特性を有する振動型アクチュエータを提供することができる。
<好適な貫通部の位置2>
図7は本発明の振動型アクチュエータの貫通部の配置を説明する図である。
貫通部114E(図中ではEと表記)は、モードAの節線411から矩形状の圧電セラミックス114Pの長端辺側へ延在する領域に形成されているとより好ましい(図7(a),図7(b),図7(c))。このような貫通部114Eの配置は、振動の節線の交点によって囲まれる領域431の外の領域において、より好ましいものである。なぜなら、当該領域ではモードAおよびモードBの歪または振幅が共に腹となる領域がなく、さらにモードAの歪の腹線512(図5(a))から総じて遠いためモードAの振動に対して貫通部114Eによる振動阻害がより小さいからである。
<好適な貫通部の位置3>
図8は、本発明に係る圧電セラミックス114Pおよび貫通部114E(図中ではEと表記)を示す図である。
振動の節線の交点(図中の白抜き四角)によって囲まれる領域431の外の領域において、矩形状の圧電セラミックス114Pの2つの長辺をそれぞれ二等分する線に注目する。この二等分線から300ミクロン(=0.3mm)以内にある領域に貫通部114Eが少なくとも1つ形成されていると好ましい。この領域に貫通部114EのXY平面断面の重心があるとなおよい。
なぜならば二等分線から300ミクロン以内の領域は、モードBの歪の節とモードBの振動の節を共に含むため、貫通部114Eを設けることによる振動型アクチュエータ100の効率低下をより一層抑えられるからである。なおモードBの歪の節線521とモードBの振動の節線421は重複しているため、図8では便宜上、1本の破線で描いており、他の節線の一部は省略して描いている。
<貫通孔の直径>
貫通孔の直径は140ミクロンよりも大きく400ミクロンよりも小さいと好適である。直径が140ミクロン以下であると、貫通孔内部の電気抵抗が高くなり振動型アクチュエータ100の効率が低下するおそれがあるからである。また直径が400ミクロン以上となると、貫通部114Eによる圧電材料の欠損が大きく振動特性が低下してしまうおそれがあるからである。直径が140ミクロンよりも大きく300ミクロン以下になると十分な導電性を維持しつつ、さらに貫通孔に導電性材料を充填し、閉じることが容易になるためより好ましい。貫通孔の直径が一定ではない場合、本明細書における貫通孔の直径は最大の貫通孔の直径で定義される。
図6は貫通孔および貫通孔の内壁に導電性材料を備えた貫通部114Eの断面形状の一例を示す図である。
図6(a)は貫通孔が導電性材料によって充填されていない(閉じていない)場合であり、図6(b)は導電性材料によって貫通孔が充填されている場合の概略図である。貫通孔が導電性材料によって閉じていると、振動板113と圧電素子114を接合する際に用いる接着剤が貫通部114Eを経由して拡散することを防いだり、貫通孔の電気抵抗を下げたりする効果もあり、より好ましい。
貫通孔が閉じていないと、貫通孔を通じて圧電素子の反対面に置いた光源の光が見える。
<貫通部の個数>
貫通部114Eの個数の制限はないが、偶数個の貫通部114Eが前記矩形状圧電セラミックス114Pの短辺を二等分する線に対して線対称に配置されていると好ましい。そのような構成をとることにより、モードAの対称性が損なわれず、振動型アクチュエータ100の効率低下を抑制できる。またフレキシブルプリント基板などを張り付ける際に、圧電素子の向きを揃える必要がなくなり好適である。
一方で貫通部114Eの数が一つであると生産コストの低減の観点でさらに好ましい。特に貫通孔の直径が140ミクロンよりも大きく300ミクロンよりも小さいと、貫通部が1つであっても振動の対称性を乱すことがないためより好ましい。つまり貫通部が矩形状圧電材料の2短辺の二等分線に対して実質的に線対称に配置されていることが好ましい。
<圧電材料の含有する鉛の量>
圧電素子114が備える圧電セラミックス114Pには、圧電特性に優れるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を使用することができるが、圧電材料の含有する鉛の量が1000ppm未満であると環境負荷が小さいためより好ましい。圧電材料に含まれる鉛の含有量は、例えば蛍光X線分析(XRF)、ICP発光分光分析により定量された圧電材料の総重量に対する鉛の含有量によって評価することができる。
鉛の含有量の少ない圧電材料の一例は、具体的には圧電材料が、Ba,Ca,Ti,およびZrを含むペロブスカイト型構造の酸化物、およびMn、を含有する圧電材料である。そして、前記Baおよび前記Caの和に対する前記Caのモル比であるxが0.02≦x≦0.30である。そして前記Tiおよび前記Zrの和に対する前記Zrのモル比であるyが、0.020≦y≦0.095であり、かつy≦xである。加えて前記Tiおよび前記Zrの和に対する前記Baおよび前記Caの和のモル比であるaが、1.00≦a≦1.01である。さらには、前記酸化物100重量部に対する前記Mnの含有量は、金属換算で0.02重量部以上0.40重量部以下であると好ましい。本組成は以後BCTZと称する。
また鉛の含有量の少ない圧電材料の第二の例として、Na、Ba、NbおよびTiを含む酸化物と、MnおよびNiから選ばれる少なくとも1種の元素を含む圧電材料を用いることができる。前記酸化物1molに対する前記Naのmol比であるxが、0.80≦x<0.92である。そして前記Nbおよび前記Tiの和に対する前記Nbのmol比であるyが、0.83≦y<0.92である。加えて前記Nbおよび前記Tiの和に対する前記Baのmol比は0.08より大きく0.20以下である。そしてNiの含有量は酸化物1molに対して0.05mol以下であり(つまりモル比が0.05以下)、Mnの含有量は酸化物1molに対して0.005mol以下(つまりモル比が0.005以下)である。圧電材料はペロブスカイト型の圧電材料であるとより好ましい。本組成は以後NNBTと称する。
<圧電セラミックスの厚みについて>
前記圧電セラミックス114Pが厚み0.3ミリ以上の単層であると好ましい。
圧電セラミックスが厚みが0.3ミリ以上であると振動板113など部材接着時の加圧で割れにくく歩留まりが増加するからである。また内挿電極を有する積層型圧電素子と比較して単層圧電素子はコストが安く、堅牢であるため好ましい。
一方で圧電セラミックスの厚みが0.5ミリよりも厚くなると、貫通孔の内壁への電極形成が困難となり、貫通孔内部で電極が断線する恐れがある。よって圧電セラミックスの厚みは0.3ミリ以上0.5ミリ以下であることが好ましい。
次に実施例を挙げて、本発明の振動型アクチュエータおよび振動子を説明するが、本発明は、以下の実施例により限定されるものではない。表1には本発明の実施例および比較例をまとめる。
まず実施例の説明に先立ち、実施例との比較対象となる比較例の振動型アクチュエータについて説明する。尚、貫通部の位置と数に応じて主面に形成される電極形状は適宜変更される。
<比較例1>
図9(a)に示すようにモードAの振動の節線とモードBの振動の節線の交点によって囲まれる領域431の内側に貫通部114Eを合計2つ設けた圧電素子を作製した。圧電材料には厚み0.35ミリのPZTを用いた。2つの貫通部114EはモードAの歪の腹線とモードBの歪の腹線の交点に設けられ、貫通孔の直径は600ミクロンである。この圧電素子を用いて作製した振動型アクチュエータの定格電力はWref1であった。
<比較例2>
図9(b)に示すようにモードAの振動の節線とモードBの振動の節線の交点によって囲まれる領域431の内側に貫通部を設けた圧電素子を作製した。すなわち、モードAの振動の節線とモードBの振動の節線の交点位置に合計2つの貫通部114Eを設けたこと以外は比較例1と同様である圧電素子である。この圧電素子を用いて作製した振動型アクチュエータの定格電力はWref2であり、Wref2の値は比較例1と比べてより低い、Wref2<Wref1の関係であった。Wref2およびWref1の値はいずれも大きく、振動型アクチュエータの効率は十分ではなかった。
<実施例1>
図9(c)に示すようにモードAの振動の節線とモードBの振動の節線の交点によって囲まれる領域431の外に貫通部を設けた圧電素子を作製した。すなわち圧電セラミックスの2つの短辺を二等分する直線とモードBの節線の交点と、圧電セラミックスの短辺との中点の位置に合計2つの貫通部114Eを設けたこと以外は比較例1と同様である圧電素子である。
貫通部114Eを設けた位置は領域431の外ではあるがモードAの振動の節線によって挟まれる領域内である。
この圧電素子を用いて作製した振動型アクチュエータの定格電力Wex1とすると、Wex1<Wref2<Wref1であった。すなわち比較例1および比較例2の構成より振動型アクチュエータの効率が向上していた。
<実施例2>
図9(d)に示すようにモードAの振動の節線とモードBの振動の節線の交点によって囲まれる領域431の外に直径600ミクロンの貫通孔を2つ有する貫通部114Eを設けた圧電素子を作製した。具体的には、貫通部114Eの位置は、圧電セラミックスの2つの長辺をそれぞれ二等分する直線とモードAの振動の節線の交点と圧電セラミックスの長辺との中点から、圧電素子の重心を点対称に400ミクロンずつずれた位置にある。この圧電素子を用いて作製した振動型アクチュエータの定格電力Wex2とすると、測定の結果はWex2<Wex1<Wref2<Wref1であった。すなわち比較例1および比較例2の構成より振動型アクチュエータの効率が向上していた。さらには実施例1の構成よりも振動型アクチュエータの効率が向上していた。
<実施例3>
図9(e)に示す様に、2つの貫通部114Eの位置が領域431の外にあり、かつ圧電セラミックスの2長辺をそれぞれ二等分する直線に対しX方向のずれ量が300ミクロン以内である圧電素子を作製した。この圧電素子を用いて作製した振動型アクチュエータの定格電力Wex3とすると、測定の結果はWex3<Wex2<Wex1<Wref2<Wref1であった。
<実施例4>
貫通孔の直径が140ミクロンである以外は実施例3と同じ圧電素子を作製した。同素子を用いた振動型アクチュエータの定格電力Wex4はWex4<Wex3であり、振動型アクチュエータの効率がより向上していた。
<実施例5>
貫通孔の直径が400ミクロンである以外は実施例3と同じ圧電素子を作製し、同素子を用いた振動型アクチュエータの定格電力Wex5はWex4とほぼ同じであった。
<比較例3>
貫通孔の直径が900ミクロンである以外は実施例3と同じ圧電素子を作製し、同素子を用いた振動型アクチュエータの定格電力Wref3はWex3<Wref3であった。実施例3-5、比較例3の結果をまとめると、
ex5≒Wex4<Wex3<Wref3の関係にあった。
上述の結果から、貫通部の幅が140ミクロン以上400ミクロン以下であるとより好ましい。
<実施例6>
貫通部の数が1つである以外は実施例5と同じ圧電素子を作製し、同素子を用いた振動型アクチュエータの定格電力Wex6はWex5とほぼ同じであった。
<実施例7>
BCTZを圧電材料に用いた圧電素子を作成した。圧電材料の組成が違うこと以外は実施例6同様に圧電素子を作製した。同素子を用いた振動型アクチュエータでも本発明の効果が得られることを確認した。
<実施例8>
NNBTを圧電材料に用いた圧電素子を作成した。圧電材料の組成が違うこと以外は実施例6同様に圧電素子を作製した。
同素子を用いた振動型アクチュエータでも本発明の効果が得られることを確認した。
<実施例9>
貫通孔の直径が200ミクロンであること以外は実施例7と同じ圧電素子を作製した。同素子を用いた振動型アクチュエータの効率は実施例7記載の振動型アクチュエータ同等であった。貫通孔を含む圧電素子の断面観察を行い、素子表面に形成された電極と貫通孔内壁の電極の平均厚みをそれぞれ求めた。平均厚みは素子表面もしくは貫通孔内に形成された電極の断面積を画像処理から求め、得られた断面積を電極形成部の長さで除して求めた。貫通孔内部での電極の平均厚みは、貫通孔内の電極の断面積を圧電材料の厚みを二倍した数値で割って得られる。その結果、表面電極と貫通孔内電極との平均厚みの比率は2.5~10倍であり、貫通孔内部の電極の平均厚みの方が大きかった。
<実施例10>
貫通孔の直径が140ミクロンであること以外は実施例7と同じ圧電素子を作製した。同素子を用いた振動型アクチュエータでも本発明の効果が得られることを確認した。
<比較例4>
圧電セラミックスの厚みが0.25ミリであること以外は実施例9と同じ圧電素子を作製した。しかし同圧電素子を振動板と加圧接着する際に10%の圧電素子が割れ、圧電素子の堅牢性が十分ではないことがわかった。
<実施例11>
圧電セラミックスの厚みが0.3ミリであること以外は実施例9と同じ圧電素子を作製し、同素子を用いた振動型アクチュエータを作成した。圧電セラミックスの厚みが0.3ミリであるときは、圧電素子に振動板を接着する際に圧電素子が割れる頻度は1%以下であった。圧電セラミックスの厚みを0.3ミリ以上に増やすことで、振動板と圧電素子の接着工程で圧電素子が割れる確率は1%以下になった。すなわち圧電材料の厚みは0.3ミリ以上であると堅牢であり、より好ましい。
<実施例12>
圧電セラミックスの厚みが0.5ミリであること以外は実施例9同様に振動型アクチュエータを作製した。圧電素子の割れは発生しなかった。
<比較例5>
圧電セラミックスの厚みが0.7ミリであること以外は実施例9同様に振動型アクチュエータを作製した。圧電素子の割れは発生しなかったが、貫通孔内壁の電極は断線しており振動型アクチュエータは動作しなかった。実施例9と同様の手法で表面電極と貫通孔内電極との平均厚みの比率を測定したところ、比率は2.5倍未満と小さかった。一部内壁は電極で被覆されていなかった。
以上のように、モードAの振幅の節線とモードBの振幅の節線の交点を結んで囲まれる領域431の外に貫通部を設けた圧電素子を用いた本発明の振動型アクチュエータについて説明した。当該振動型アクチュエータは、該領域431の内側に前記貫通部を設けた圧電素子を用いた振動型アクチュエータよりも効率よく駆動することができる。
本発明の振動型アクチュエータは、光学機器の駆動部としても好適に利用できる。また本発明の振動型アクチュエータは、電子機器の駆動部としても広く活用することが可能である。
具体的には本発明の振動型アクチュエータは、撮像装置(光学機器)のレンズや撮像素子の駆動用途、複写機の感光ドラムの回転駆動用途、ステージの駆動用途等の様々な用途に用いることができる。本明細書では一台の振動型アクチュエータについて説明したが、複数の振動型アクチュエータを円環状に配置しリング状の接触体を回転駆動することもできる。
100 振動型アクチュエータ
111 接触体
112 突起部
113 振動板
114 圧電素子
114A 第1の電極
114B 第2の電極
114D 第3の電極
114E 貫通部
114F 第4の電極
114P 圧電セラミックス
115 振動子
411 一次の面外曲げ振動(モードA)の節線
412 一次の面外曲げ振動(モードA)の線
421 二次の面外曲げ振動(モードB)の節線
422 二次の面外曲げ振動(モードB)の腹線
423 モードAの節線およびモードBの節線の交点
431 モードAの振動の節線とモードBの振動の節線の交点によって囲まれる領域
511 モードAの振動における圧電セラミックスの歪の節線
512 モードAの振動における圧電セラミックスの歪の腹線
521 モードBの振動における圧電セラミックスの歪の節線
522 モードBの振動における圧電セラミックスの歪の腹線

Claims (17)

  1. 矩形状の圧電材料と、前記圧電材料に設けられた一対の電極と、
    前記電極の一方と通電し前記圧電材料を貫き内壁に導電性材料を備えた貫通孔を備えた圧電素子と、弾性体を有する振動子と、
    前記振動子と接し前記振動子と相対的に移動する接触体を備え、
    前記貫通孔が、前記圧電材料の長辺に沿って振動の2本の節が生じる1次の面外曲げ振動モードの節線と、前記圧電材料の短辺に沿って振動の3本の節が生じる2次の面外曲げ振動モードの節線との交点を結んで囲まれる領域の外のみに形成されており、
    前記圧電材料の含有する鉛の量が1000ppm未満である振動型アクチュエータ。
  2. 前記電極は、前記圧電材料の第1の領域に設けられた第1の電極と、前記第1の領域と隣り合う第2の領域に設けられた第2の電極と、前記第1の電極および第2の電極とで前記圧電材料を挟持する第3の電極であり、前記1次の面外曲げ振動モードは前記第1の領域と前記第2の領域がともに伸長または収縮する振動モードであり、前記2次の面外曲げ振動モードは前記第1の領域が伸張するときに前記第2の領域が収縮し前記第1の領域が収縮するときに前記第2の領域が伸張するモードである請求項1記載の振動型アクチュエータ。
  3. 前記貫通孔が前記1次の面外曲げ振動モードの節線から前記圧電材料の長端辺側へ延在する領域に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の振動型アクチュエータ。
  4. 前記導電性材料が前記貫通孔を充填している請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
  5. 矩形状の圧電材料の、前記長辺は1mm以上20mm以下、前記短辺は0.5mm以上10mm以下である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  6. 前記圧電材料の厚みは0.3ミリ以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  7. 前記貫通孔が、前記矩形状の圧電材料の2長辺と交差し前記2長辺をそれぞれ二等分する線から300ミクロン以内に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  8. 前記貫通孔の幅が140ミクロン以上400ミクロン以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  9. 前記貫通孔が一つであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
  10. 前記貫通孔が前記矩形状の圧電材料の2短辺と交差し前記2短辺を二等分する線に対して線対称に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータ。
  11. 前記圧電材料が、
    Ba,Ca,Ti,およびZrを含むペロブスカイト型構造の酸化物、
    およびMnを含有する圧電材料であって、
    前記Baおよび前記Caの和に対する前記Caのモル比であるxが0.02≦x≦0.30であり、前記Tiおよび前記Zrの和に対する前記Zrのモル比であるyが、0.020≦y≦0.095であり、かつy≦xであり、前記酸化物100重量部に対する前記Mnの含有量は、金属換算で0.02重量部以上0.40重量部以下である圧電材料であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータ。
  12. 前記圧電材料が、
    Na、Ba、NbおよびTiを含む酸化物と、
    MnおよびNiから選ばれる少なくとも1種の元素を含み、
    前記Nbおよび前記Tiの和に対する前記Naのmol比であるxが、0.80≦x<0.92であり、前記Nbおよび前記Tiの和に対する前記Nbのmol比であるyが、0.80≦y<0.92であり、前記Nbおよび前記Tiの和に対する前記Baのmol比は0.08より大きく0.20以下であり、前記Nbおよび前記Tiの和に対する前記Niのmol比は0.05以下であり、前記Nbおよび前記Tiの和に対する前記Mnのmol比は0.005以下であるペロブスカイト型の圧電材料であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータ。
  13. 前記貫通孔と通電する電極は、前記圧電材料と前記弾性体の間に設けられた電極である請求項1乃至12のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータ。
  14. 駆動部に請求項1乃至13のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータを備えた光学機器。
  15. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータと、前記振動型アクチュエータに取り付けられた部材を有する電子機器。
  16. レンズと前記レンズを駆動する請求項1乃至13のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータを備えた光学機器。
  17. 撮像素子と前記撮像素子を駆動する請求項1乃至13のいずれか一項に記載の振動型アクチュエータを備えた撮像装置。
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