JP7699012B2 - 活性エネルギー線硬化性組成物及び硬化物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化性組成物及び硬化物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7699012B2 JP7699012B2 JP2021128941A JP2021128941A JP7699012B2 JP 7699012 B2 JP7699012 B2 JP 7699012B2 JP 2021128941 A JP2021128941 A JP 2021128941A JP 2021128941 A JP2021128941 A JP 2021128941A JP 7699012 B2 JP7699012 B2 JP 7699012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- acrylate
- weight
- group
- acrylamide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
近年、上記のようなディスプレイとして、折り曲げ可能ないわゆるフレキシブルディスプレイが開発されている。これに伴い、ディスプレイ用の材料には、折り曲げて破損しない耐折り曲げ特性が要求されている。
しかしながら、従来の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物では、耐折り曲げ特性が不十分であり、十分な耐折り曲げ特性を実現するために、伸びと弾性率とを高水準で両立できることが求められていた。また、硬化物自体が吸水、吸湿により劣化する場合があり、低吸水率であることも求められる。
即ち本発明は、脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)、N-置換(メタ)アクリルアミド(B)、下記一般式(1)式で示されるα-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)、ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)及び光重合開始剤(E)を含有する活性エネルギー線硬化性組成物であって、
前記ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)がポリオール(a)とポリイソシアネート(b)と活性水素基含有(メタ)アクリレート(c)とを構成原料として含むウレタン(メタ)アクリレートであり、
前記脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)、前記N-置換(メタ)アクリルアミド(B)、前記一般式(1)式で示されるα-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)及び前記ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)の合計重量に基づいて、前記脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)が20重量%~70重量%、前記N-置換(メタ)アクリルアミド(B)が5重量%~40重量%、前記一般式(1)式で示されるα-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)が5重量%~30重量%、前記ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)が10重量%~40重量%、前記光重合開始剤(E)が2重量%~10重量%である活性エネルギー線硬化性組成物;前記活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させてなる硬化物である。
なお、本発明において、「(メタ)アクリレート」の表記は、アクリレート及び/又はメタクリレートを意味し、「(メタ)アクリル」の表記は、アクリル及び/又はメタクリルを意味し、「(メタ)アクリロイル」の表記は、アクリロイル及び/又はメタクリロイルを意味する。
前記の脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)の内、硬化物の伸び及び弾性率の観点から好ましくは脂環式骨格を有する単官能(メタ)アクリレートであり、更に好ましくは炭素数6~30の脂環式骨格を有する単官能(メタ)アクリレートであり、特に好ましくはイソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、t-ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート及びトリメチルシクロヘキシル(メタ)アクリレートである。
本発明において、これらのN-置換(メタ)アクリルアミドは、1種単独で又は2種以上を併用できる。
これらのうち、硬化性の観点から好ましくはN,N-ジアルキル(メタ)アクリルアミド、N-アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミド、及びN-(メタ)アクリロイル基を有する環状アミドであり、更に好ましくはN,N-ジアルキル(メタ)アクリルアミド及びN-(メタ)アクリロイル基を有する環状アミドであり、特に好ましくは(メタ)アクリロイルモルホリン、ジエチル(メタ)アクリルアミド及びジメチル(メタ)アクリルアミドである。
例えば、α-(アリルオキシメチル)アクリレートを製造する方法としては、下記(a)~(c)の反応工程を行う方法が好適に挙げられる。また、これら反応工程はいずれもアミン系触媒を用いることが好ましい。すなわち、これら反応工程が、アミン系触媒の存在下で反応させる工程を含むこともまた、本発明の好適な実施形態の1つである。
(a)アクリル酸エステルとパラホルムアルデヒドを反応させて、α-(ヒドロキシメチル)アクリレートを得る工程。
(b)α-(ヒドロキシメチル)アクリレートから、2,2’-[オキシビス(メチレン)]ビスアクリレートを得る工程。
(c)2,2’-[オキシビス(メチレン)]ビスアクリレートにアリルアルコールを反応させて、α-(アリルオキシメチル)アクリレートとα-(ヒドロキシメチル)アクリレートとを生成させる工程。
また、α-アリルオキシメチルアクリル酸メチルやα-アリルオキシメチルアクリル酸エチル等のα-アリルオキシメチルアクリル酸の低級エステルからエステル交換反応を利用して製造する方法も好適である。
前記の(C)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
ポリオール(a)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
ポリイソシアネート(b)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
水酸基含有(メタ)アクリレート(c1)としては、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(c11)及びポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート(c12)等が挙げられる。
活性水素基含有(メタ)アクリレート(c)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
前記のウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
装置:「Waters Alliance 2695」[Waters社製]
カラム:「Guardcolumn Super H-L」(1本)、「TSKgel
SuperH2000、TSKgel SuperH3000、TSKgel SuperH4000(いずれも東ソー株式会社製)を各1本連結したもの」
試料溶液:0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:10μl
流量:0.6ml/分
測定温度:40℃
検出装置:屈折率検出器
基準物質:標準ポリエチレングリコール
中でも、(a)と(b)とを重付加反応させて、イソシアネート基を2個以上有するウレタンプレポリマーを製造した後に、(c)を付加反応させて製造することが好ましい。
上記の重付加反応及び付加反応においては、ウレタン化触媒を用いても良い。
ウレタン化触媒としては、金属化合物(有機ビスマス化合物、有機スズ化合物及び有機チタン化合物等)及び4級アンモニウム塩等が挙げられる。
その他のエチレン性不飽和単量体としては、単官能エチレン性不飽和単量体、2官能エチレン性不飽和単量体及び3官能以上のエチレン性不飽和単量体等が挙げられる。
前記の単官能エチレン性不飽和単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2-メチル-2-エチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチルアクリレート、5-エチル-1,3-ジオキサン-5-イルメチルアクリレート、2-エチルヘキシルジグリコール(メタ)アクリレート、2-クロロエチル(メタ)アクリレート、4-ブロモブチル(メタ)アクリレート、2-エチルへキシルカルビトール(メタ)アクリレート、2,2,2-テトラフルオロエチル(メタ)アクリレート、1H,1H,2H,2H-パーフルオロデシル(メタ)アクリレート、4-ブチルフェニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、2,4,5-テトラメチルフェニル(メタ)アクリレート、4-クロロフェニル(メタ)アクリレート、フェノキシメチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジロキシブチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジロキシプロピル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリフロロエチル(メタ)アクリレート、パーフロロオクチルエチル(メタ)アクリレート、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクトン及び3-ビニル-5-メチル-2-オキサゾリジノン等が挙げられる。
前記の2官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10-デカンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、2,4-ジメチル-1,5-ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、2-エチル-2-ブチル-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、2-エチル-2-ブチル-プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9-ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール#200ジ(メタ)アクリレート(#200は数平均分子量200を意味する。以下も同様。)、ポリエチレングリコール#300ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール#400ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール#600ジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール#400ジ(メタ)アクリレート及びポリプロピレングリコール#700ジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記のモノマーとしては、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンの炭素数3~4のアルキレンオキシド変性トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ((メタ)アクリロイルオキシプロピル)エーテル、ソルビトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールの炭素数3~4のアルキレンオキシド1~30モル付加物のトリ(メタ)アクリレート及びエトキシ化グリセリントリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記4官能以上の(メタ)アクリレートモノマーとしては、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールの炭素数3~4のアルキレンオキシド1~11モル付加物のテトラ(メタ)アクリレート、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート及びカプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
光重合開始剤(E)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
その他の添加剤としては、スリップ剤(F)及び重合禁止剤(G)等が挙げられる。
なお、前記のポリジアルキルシロキサン(F11)及びポリジアルキルシロキサン(F12)は、更に(メタ)アクリロイル変性されたものであってもよい。
なお、パーフルオロ化合物(F21)及びパーフルオロ化合物(F22)は、更に(メタ)アクリロイル変性されたものであってもよい。
スリップ剤(F)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
重合禁止剤(G)は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(A)の重量割合が20重量%未満であると弾性率が不十分であり、70重量%を超えると伸びが不十分である。
(B)の重量割合が5重量%未満であると弾性率が不十分であり、40重量%を超えると吸水率が高い。
(C)の重量割合が5重量%未満であると高粘度粘度が高すぎてハンドリング性が不十分であり、30重量%を超えると吸水率が高い。
(D)の重量割合が10重量%未満であると伸びが不十分であり、40重量%を超えると粘度が高すぎてハンドリング性が不十分である。
(E)の重量割合が2重量%未満であると硬化性が不十分となる場合があり、10重量%を超えると伸び、粘度及び弾性率の少なくともいずれか1つが不十分である。
本発明の重合禁止剤(G)の重量割合は、活性エネルギー線硬化性組成物の保存安定性及び重合速度の観点から、前記脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)、前記N-置換(メタ)アクリルアミド(B)、前記α-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)及びウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)の合計重量に基づいて、好ましくは0.01~5重量%であり、更に好ましくは0.05~3重量%である。
例えば、前記脂環式骨格を有する単官能(メタ)アクリレート(A)、前記N-置換(メタ)アクリルアミド(B)、前記α-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)及びウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)及び光重合開始剤(E)と、必要に応じて、その他のエチレン性不飽和単量体と、その他の添加剤とを、20~80℃の温度範囲で、公知の機械的混合方法(メカニカルスターラー及びマグネティックスターラー等を用いる方法)を用いることによって均一混合することで、製造することができる。
前記の紫外線を照射する場合、高圧水銀灯及びメタルハライドランプ等を備えた公知の紫外線照射装置を使用することができる。紫外線の照射量は、硬化性及び黄変劣化抑制の観点から好ましくは10~10,000mJ/cm2であり、更に好ましくは100~5,000mJ/cm2である。
前記の電子線を照射する場合、公知の電子線照射装置を使用することができる。電子線の照射量は、硬化性及び硬化物の劣化抑制の観点から好ましくは1~10Mradである。
また、実施例におけるGPCは、以下の条件により測定した。
装置:「Waters Alliance 2695」[Waters社製]
カラム:「Guardcolumn Super H-L」(1本)、「TSKgel
SuperH2000、TSKgel SuperH3000、TSKgel SuperH4000(いずれも東ソー株式会社製)を各1本連結したもの」
試料溶液:0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:10μl
流量:0.6ml/分
測定温度:40℃
検出装置:屈折率検出器
基準物質:標準ポリエチレングリコール
撹拌機、冷却管、温度計、ガス吹き込み管を付した反応器に、テトラヒドロフルフリルアルコール(THFOH)198.4重量部、AOMA(α-アリルオキシメチルアクリル酸メチル、(株)日本触媒製)100.1重量部、チタンテトラブトキシド10.9重量部、4H-TEMPO(4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシル)0.10重量部を仕込み、撹拌しながら酸素/窒素混合ガス(酸素濃度8%)を通じつつ、100℃まで昇温し、14時間反応させた。反応終了後、ガスクロマトグラフィーにより分析したところ、α-アリルオキシメチルアクリル酸テトラヒドロフルフリル(THF-AMA):AOMA:テトラヒドロフルフリルアルコールは、面積比にて、24:11:51であった。また、触媒由来の不純物であるα-アリルオキシメチルアクリル酸n-ブチル(nBu-AMA)がTHF-AMAに対して15面積%含まれていた。この反応液をn-ヘキサンで希釈し、水を加え、チタン化合物を析出させ濾過により取り除いた。濾液を油水分離し、得られた有機層に水を加えよく撹拌し、静置、油水分離し、残存テトラヒドロフルフリルアルコールを水層側に取り除いた。得られた有機層に4H-TEMPOを0.15重量部加え、攪拌装置、温度センサー、ガス導入管、トの字管、冷却管、溜出液受器を付した反応器に仕込み、攪拌しながら、酸素/窒素混合ガス(酸素濃度8%)を通じつつ、反応器内の圧力が400Paになるまで徐々に減圧した。400Pa到達後、徐々に昇温し、内温が80℃になるまで残存AOMAを取り除いた。その後、冷却、解圧した。得られた液をn-ヘキサンで希釈し、水を加え十分に撹拌し、静置、油水分離を行った。この操作を3回繰り返し、4H-TEMPOを取り除いた。得られた有機層を、攪拌装置、温度センサー、ガス導入管、トの字管、冷却管、溜出液受器を付した反応器に仕込み、攪拌しながら、酸素/窒素混合ガス(酸素濃度8%)を通じつつ、内温が25~30℃になるよう加温しながら、圧力が800Paになるまでゆっくり減圧してn-ヘキサンを除去した。800Paに到達した後、20分間その圧力を維持してから解圧して、目的の化合物である、THF-AMA(C-2)を70.0重量部得た。得られたTHF-AMA(C-2)にp-メトキシフェノール0.021重量部を加えp-メトキシフェノールの濃度が300ppmになるように調製した。
反応容器にポリテトラメチレングリコール[商品名「PTMG1000」、三菱ケミカル(株)製、数平均分子量:1000]412重量部、イソホロンジイソシアネート(IPDI)182重量部及びウレタン化触媒[ビスマストリ(2-エチルヘキサノエート)(2-エチルヘキサン酸50重量%溶液)以下同じ。]0.2重量部を仕込み、110℃で3時間反応させ、その後2-ヒドロキシエチルアクリレート104重量部を加え、80℃で6時間反応させてウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D-1)を得た。(D-1)の数平均分子量は1700であった。
反応容器にポリテトラメチレングリコール[商品名「PTMG850」、三菱ケミカル(株)製、数平均分子量:850]191重量部、IPDI101重量部及びウレタン化触媒0.3重量部を仕込み、110℃で3時間反応させ、その後2-ヒドロキシエチルアクリレート58重量部を加え、80℃で6時間反応させてウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D-2)を得た。(D-2)の数平均分子量は1600であった。
反応容器にポリテトラメチレングリコール[商品名「PTMG650」、三菱ケミカル(株)製、数平均分子量:650]337重量部、IPDI230部及びウレタン化触媒0.1重量部を仕込み、110℃で4時間反応させ、その後2-ヒドロキシエチルアクリレート132重量部を加え、80℃で8時間反応させてウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D-3)を得た。(D-3)の数平均分子量は1350であった。
反応容器にポリテトラメチレングリコール[商品名「PTMG2000」、三菱ケミカル(株)製、数平均分子量:2000]259重量部、IPDI57重量部及びウレタン化触媒0.1重量部を仕込み、110℃で4時間反応させ、その後2-ヒドロキシエチルアクリレート33重量部を加え、80℃で8時間反応させてウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D-4)を得た。(D-4)の数平均分子量は2700であった。
反応容器にポリプロピレングリコール[商品名「サンニツクス PP-2000」、三洋化成工業(株)製、数平均分子量:2000]258重量部、IPDI58重量部及びウレタン化触媒0.1重量部を仕込み、110℃で4時間反応させ、その後2-ヒドロキシエチルアクリレート33重量部を加え、80℃で8時間反応させてウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D-5)を得た。(D-5)の数平均分子量は2600であった。
反応容器にポリプロピレングリコール[商品名「サンニツクス PP-2000」、三洋化成工業(株)製、数平均分子量:2000]258重量部、MDI65重量部及びウレタン化触媒0.1重量部を仕込み、110℃で4時間反応させ、その後2-ヒドロキシエチルアクリレート33重量部を加え、80℃で8時間反応させてウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D-6)を得た。(D-6)の数平均分子量は2700であった。
反応容器にポリプロピレングリコール[商品名「サンニツクス PP-1000」、三洋化成工業(株)製、数平均分子量:1000]240重量部、IPDI80重量部及びウレタン化触媒0.1重量部を仕込み、110℃で4時間反応させ、その後2-ヒドロキシエチルアクリレート30重量部を加え、80℃で8時間反応させてウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D-7)を得た。(D-7)の数平均分子量は2900であった。
表1に示す配合組成(重量部)を60℃で均一混合して、実施例及び比較例の活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
(A-1):イソボルニルアクリレート[商品名「ライトアクリレートIBXA」、共栄社化学(株)製]
(A-2):ジシクロペンタニルアクリレート[商品名「FA―513AS」、日立化成(株)製]
(A-3):4-t-ブチルシクロヘキシルアクリレート[商品名「TBCHA」、KJケミカルズ(株)製]
(A-4):3,3,5-トリメチルシクロヘキシルアクリレート[商品名「SR-420」、アルケマ(株)製]
(B-1):ジメチルアクリルアミド[商品名「DMAA」、KJケミカルズ(株)製]
(B-2):ジエチルアクリルアミド[商品名「DEAA」、KJケミカルズ(株)製]
(B-3):アクリロイルモルホリン[商品名「ACMO」、KJケミカルズ(株)製]
(C-1):α-アリルオキシメチルアクリル酸メチル[商品名「AOMA」、(株)日本触媒製](R1はメチル基、R2、R3、R4、R5及びR6は水素原子)
(E-1):1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[商品名:Omnirad184、IGM Resins B.V.社製]
(E-2):2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン-1-オン[商品名:Omnirad907、IGM Resins B.V.社製]
(E-3):2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニルフォスフィンオキシド[商品名:Omnirad TPO、IGM Resins B.V.社製]
(F-1):アルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン[商品名:BYK-333、ビックケミー・ジャパン(株)製]
(F-2):パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物[商品名:メガファックF-444、DIC(株)製]
(G-1):4-メトキシフェノール[商品名:MQ-F、川口化学工業(株)製]
活性エネルギー線硬化性組成物の粘度は、25℃下で粘度測定装置[FUNGILAB社製「ビスコエリートB型」]を用いて測定した。粘度が150mPa・s以下であると低粘度でハンドリング性が好適である。
ガラス板[商品名:GLASS PLATE、アズワン(株)製、タテ200mm×ヨコ200mm×厚さ5mm]上に、PETフィルム[商品名:ルミラーS、東レ(株)製]を貼り付け、アプリケーターを用いて硬化後の膜厚が100μmとなるように活性エネルギー線硬化性組成物を塗布した。紫外線照射装置[型番「VPS/I600」、フュージョンUVシステムズ(株)製]により、窒素雰囲気下で紫外線を300mJ/cm2照射し、活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物で被覆されたPETフィルムを得た。
上記の硬化物で被覆されたPETフィルムをJIS K 6251:2017に準拠し、ダンベル状3号形に打ち抜き、その後PETフィルムを剥がすことにより、測定用試験片を得た。
得られた測定用試験片の表面を指触することにより、タックの有無で評価した。
[評価基準]
○:タックなし
×:タック有り
得られた測定用試験片を25℃水溶液に24時間全浸漬させ、試験前後の重量変化より硬化物の吸水率を算出した。
吸水率(%)=(浸漬後の重量-浸漬前の重量)/(浸漬前の重量) × 100
得られた測定用試験片を25℃、50%RHで5時間静置した後、JIS K 6251:2017に準拠し、オートグラフ[型番「AG-IS」(株)島津製作所製]を用いて引張試験を実施した。
この際、チャック間距離は60mm、標線間距離20mm、引張速度10mm/分で引張試験を行い、伸び率及び引張弾性率は下記計算式で算出した。
伸び率(%)=(破断時の標線間距離-標線間距離)/(標線間距離)×100
<引張弾性率:硬化物の弾性率の評価>
引張弾性率(MPa)=[2点間の力(N)の差:1Nと3Nの点を使用]/[2点間の変位(mm)の差:1Nと3Nの点を使用]×(標線間距離:20mm)/(ダンベル中央部の断面積mm2)
一方、比較例1~11の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物は、硬化物の吸水率、硬化物の伸び及び硬化物の弾性率のうちの少なくとも1つの項目で十分でない。
Claims (5)
- 脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)、N-置換(メタ)アクリルアミド(B)、下記一般式(1)式で示されるα-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)、ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)及び光重合開始剤(E)を含有する活性エネルギー線硬化性組成物であって、
前記ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)がポリオール(a)とポリイソシアネート(b)と活性水素基含有(メタ)アクリレート(c)とを構成原料として含むウレタン(メタ)アクリレートであり、
前記脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)、前記N-置換(メタ)アクリルアミド(B)、前記一般式(1)式で示されるα-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)及び前記ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)の合計重量に基づいて、前記脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)が20重量%~70重量%、前記N-置換(メタ)アクリルアミド(B)が5重量%~40重量%、前記一般式(1)式で示されるα-(アリルオキシメチル)アクリレート(C)が5重量%~30重量%、前記ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)が10重量%~40重量%、前記光重合開始剤(E)が2重量%~10重量%である活性エネルギー線硬化性組成物。
[式(1)中、R1は、水素原子又は炭素数1~30の有機基を表す。R2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1~6のアルキル基である。] - 前記ウレタン基を有する(メタ)アクリレート(D)が(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリレートであり、前記ポリオール(a)がポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びポリテトラメチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1つのポリオールであり、前記ポリイソシアネート(b)がジシクロヘキシルメタン-4,4’-ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びジフェニルメタンジイソシアネートからなる群から選ばれる少なくとも1つのポリイソシアネートである請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記脂環式骨格を有する(メタ)アクリレート(A)がイソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレ-ト、t-ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート及びトリメチルシクロヘキシル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1つのモノマーである請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記N-置換(メタ)アクリルアミド(B)が(メタ)アクリロイルモルホリン、ジエチル(メタ)アクリルアミド及びジメチル(メタ)アクリルアミドからなる群から選ばれる少なくとも1つのモノマーである請求項1~3のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 請求項1~4いずれかに記載の活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させてなる硬化物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020142147 | 2020-08-25 | ||
| JP2020142147 | 2020-08-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022037903A JP2022037903A (ja) | 2022-03-09 |
| JP7699012B2 true JP7699012B2 (ja) | 2025-06-26 |
Family
ID=80494889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021128941A Active JP7699012B2 (ja) | 2020-08-25 | 2021-08-05 | 活性エネルギー線硬化性組成物及び硬化物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7699012B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7822958B2 (ja) * | 2020-11-30 | 2026-03-03 | 太陽ホールディングス株式会社 | 硬化性組成物、硬化物および電子部品 |
| KR20250067923A (ko) * | 2022-11-04 | 2025-05-15 | 산요가세이고교 가부시키가이샤 | 활성 에너지선 경화성 조성물 및 경화물 |
| JP2025150303A (ja) * | 2024-03-27 | 2025-10-09 | 第一工業製薬株式会社 | 光硬化性樹脂組成物及び硬化物 |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010254685A (ja) | 2009-03-31 | 2010-11-11 | Nippon Shokubai Co Ltd | α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート組成物及びその製造方法 |
| JP2015227057A (ja) | 2010-11-01 | 2015-12-17 | 株式会社キーエンス | インクジェット光造形装置を用いた三次元造形方法及び三次元造形物並びにモデル材の光硬化物 |
| JP2019002009A (ja) | 2017-06-15 | 2019-01-10 | Dic株式会社 | 活性エネルギー線硬化性インク及び印刷物の製造方法 |
| JP2019112484A (ja) | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、加飾シート、および成型加工品 |
| JP2019172869A (ja) | 2018-03-29 | 2019-10-10 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物 |
| JP2019196421A (ja) | 2018-05-07 | 2019-11-14 | 株式会社日本触媒 | 光学材料用樹脂組成物及びその用途 |
| JP2021161397A (ja) | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 三洋化成工業株式会社 | 硬化性組成物及び硬化性組成物の硬化物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2543361B2 (ja) * | 1987-04-30 | 1996-10-16 | 横浜ゴム株式会社 | 紫外線硬化型樹脂組成物 |
-
2021
- 2021-08-05 JP JP2021128941A patent/JP7699012B2/ja active Active
Patent Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010254685A (ja) | 2009-03-31 | 2010-11-11 | Nippon Shokubai Co Ltd | α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート組成物及びその製造方法 |
| JP2015227057A (ja) | 2010-11-01 | 2015-12-17 | 株式会社キーエンス | インクジェット光造形装置を用いた三次元造形方法及び三次元造形物並びにモデル材の光硬化物 |
| JP2019002009A (ja) | 2017-06-15 | 2019-01-10 | Dic株式会社 | 活性エネルギー線硬化性インク及び印刷物の製造方法 |
| JP2019112484A (ja) | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、加飾シート、および成型加工品 |
| JP2019172869A (ja) | 2018-03-29 | 2019-10-10 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型インクジェット印刷用インク組成物 |
| JP2019196421A (ja) | 2018-05-07 | 2019-11-14 | 株式会社日本触媒 | 光学材料用樹脂組成物及びその用途 |
| JP2021161397A (ja) | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 三洋化成工業株式会社 | 硬化性組成物及び硬化性組成物の硬化物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022037903A (ja) | 2022-03-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7699012B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性組成物及び硬化物 | |
| CN102816285B (zh) | 一种水性含氟丙烯酸酯改性聚氨酯涂料及其制备方法和应用 | |
| CN105492477B (zh) | 活性能量射线固化性树脂组合物和固化物 | |
| JP2017119801A (ja) | 粘着剤組成物および粘着シート | |
| WO2012060204A1 (ja) | インクジェット光造形法における、光造形品形成用モデル材、光造形品の光造形時の形状支持用サポート材および光造形品の製造方法 | |
| JP7231119B2 (ja) | 光造形用硬化性樹脂組成物、硬化物及び立体造形物 | |
| JP2017119795A (ja) | 粘着剤組成物および粘着シート | |
| JP7022033B2 (ja) | 硬化性組成物及びその硬化物 | |
| JP2016194061A (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物ならびにその製造方法、およびそれを用いたコーティング剤、ならびにシート | |
| JP2018135512A (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
| JP5059538B2 (ja) | 硬化性組成物、その硬化物 | |
| WO2018020732A1 (ja) | 樹脂組成物及びそれを用いた立体造形物 | |
| JP7596164B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性組成物及び硬化物 | |
| EP4426761A1 (en) | Polyglycerin-based urethane (meth)acrylate | |
| JP2025022926A (ja) | 活性エネルギー線重合性組成物及び物品 | |
| EP3858876A1 (en) | Curable resin composition, cured product, and three-dimensional object | |
| EP4249533A1 (en) | Photocurable resin composition, cured object obtained therefrom, and method for producing three-dimensional object | |
| JP7152183B2 (ja) | 硬化性組成物及び硬化物 | |
| JP7637582B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型(メタ)アクリレートポリマー、その製造方法、及びコーティング剤 | |
| JP7073816B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、およびそれを用いたコーティング剤、ならびにシート | |
| EP4079777B1 (en) | Curable resin composition, cured object, and three-dimensional object | |
| JP2004231762A (ja) | ウレタン(メタ)アクリレート及び樹脂組成物 | |
| JP6912960B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
| JP2019172785A (ja) | 活性エネルギー線硬化性組成物及び硬化物 | |
| TW202428627A (zh) | 活性能量線硬化性組成物及硬化物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240708 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20250321 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250401 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250414 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250610 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250616 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7699012 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |




