発明の詳細な記載
本発明を、下に実施例の手段により詳述する。しかしながら、これらの実施例は、本発明にあらゆる不利な限定を課すものではないことが意図される。本発明をここに詳細に記載し、実施態様もここに開示する。ここに開示する実施態様に、ここに開示する精神および範囲から逸脱することなく種々の変更および修飾をなし得ることは、当業者には明らかである。
実施例1
工程1:化合物1-2の合成
化合物1-1(10g、64.03mmol、8.70mL、1当量)およびtert-ブチルスルフィンアミド(7.76g、64.03mmol、1当量)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解し、チタン酸テトラエチル(29.21g、128.06mmol、26.56mL、2当量)を次いで加えた。混合物を25℃で10時間撹拌した。反応完了後、10gの氷を氷-水浴下に加え、大量の固体を沈殿させた。次いで、テトラヒドロフラン(100mL)を加え、混合物を濾過した。濾液を集め、濃縮して化合物1-2を得て、それを直接次反応工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 9.17 (s, 1H), 9.05 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.05 (dd, J = 7.9, 10.8 Hz, 2H), 7.94 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.72 - 7.63 (m, 1H), 7.59 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 1.34 (s, 9H); LCMS m/z =260.1 [M+1]+
工程2:化合物1-3の合成
酢酸メチル(4.28g、57.83mmol、4.60mL、1.5当量)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解し、混合物を、窒素下-78℃に冷却した。リチウムヘキサメチルジシラジド(1M、59.76mL、1.55当量)を反応溶液にゆっくり滴下した。-78℃で1時間撹拌後、化合物1-2(10g、38.56mmol、1当量)を反応溶液にゆっくり滴下し、混合物をこの温度でさらに1時間撹拌した。反応完了後、反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム溶液(80mL)に注加し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を集め、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1~1/1)で精製して、化合物1-3を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.57 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 7.54 - 7.52 (m, 1H), 7.52 - 7.44 (m, 2H), 4.78 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.09 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 1.25 - 1.22 (s, 9H); LCMS m/z = 334.1 [M+1]+
工程3:化合物1-4の合成
化合物酢酸メチル(5.55g、74.98mmol、5.96mL、5当量)をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、混合物を、窒素下-78℃に冷却した。ナトリウムヘキサメチルジシラジド(1M、74.98mL、5当量)を反応溶液に加えた。-78℃で1時間撹拌後、化合物1-3(5g、15.00mmol、1当量)を反応溶液にゆっくり滴下し、混合物をこの温度でさらに1時間撹拌した。反応完了後、反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム溶液(50mL)に注加し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を集め、濃縮して化合物1-4を得て、それを直接次反応工程で使用した。LCMS m/z=376.1 [M+1]+
工程4:化合物1-5の合成
化合物1-4(5g、13.32mmol、11.92mL、1当量)をトルエン(50mL)に溶解し、N,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(15.87g、133.16mmol、17.69mL、10当量)を加え、混合物を19℃で10時間撹拌して、反応させた。反応完了後、反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム溶液(80mL)に注加し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を集め、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=100/1~10/1)で精製して、化合物1-5を得た。LCMS m/z=431.1 [M+1]+
工程5:化合物1-6の合成
化合物1-5(2.4g、5.57mmol、1当量)をヒドロクロライド/ジオキサン(4M、60.00mL)に溶解し、混合物を18℃で10時間撹拌した。反応完了後、反応溶液を直接濃縮して、化合物1-6の塩酸塩を得て、それを直接次反応工程で使用した。LCMS m/z=282.1 [M+1]+
工程6:化合物1-7の合成
化合物1-6塩酸塩(2g、6.29mmol、1当量)をN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解し、次いで炭酸カリウム(6.15g、18.88mmol、3当量)およびヨードメタン(1.79g、12.59mmol、783.65μL、2当量)を連続的に加え、18℃で10時間撹拌した。反応完了後、反応溶液を水(30mL)に注加し、酢酸エチル(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1)で精製して、化合物1-7を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.47 (s, 1H), 7.96 - 7.88 (m, 2H), 7.85 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.62 - 7.51 (m, 2H), 7.48 - 7.41 (m, 1H), 7.35 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 5.52 - 5.39 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.19(s, 3H),3.23 - 3.14 (m, 1H), 2.98 - 2.87 (m, 1H)
工程7:化合物1-8の合成
化合物1-7(20mg、67.72μmol、1当量)をエタノール(0.2mL)および1,4-ジオキサン(1mL)に溶解した。塩化ニッケル六水和物(19.32mg、81.26μmol、1.2当量)を次いで加えた。5~10℃に冷却後、水素化ホウ素ナトリウム(1.28mg、33.86μmol、0.5当量)を加え、混合物を、10℃で0.5時間反応させた。反応完了後、混合物を飽和水性塩化アンモニウム溶液(5mL)に注加し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物を薄層クロマトグラフィー分取プレート(展開液:石油エーテル/酢酸エチル=3/1)で精製して、化合物1-8を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 11.99 - 11.85 (m, 1H), 8.67 - 8.49 (m, 1H), 7.92 - 7.85 (m, 1H), 7.85 - 7.77 (m, 1H), 7.57 - 7.41 (m, 4H), 3.82 (s, 3H), 3.56 - 3.51 (m, 1H), 3.16 - 2.95 (m, 2H), 2.68 - 2.47 (m, 1H), 2.15 (s, 3H)
工程8:化合物1-9の合成
化合物1-8(240mg、807.14μmol、1当量)および尿素(242.36mg、4.04mmol、216.40μL、5当量)をエタノール(5mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(130.80mg、2.42mmol、3当量)を加えた。85℃で10時間反応後、反応溶液を水にゆっくり注加し、次いで酢酸エチル(5mL)を加えた。固体を沈殿させた。混合物を濾過し、固体を集めて、化合物1-9を得た。LCMS m/z=308.1 [M+1]+
工程9:化合物1-10の合成
化合物1-9(400mg、1.30mmol、1当量)をオキシ塩化リン(132.00g、860.89mmol、80mL)に溶解した。混合物を105℃に加熱して、10時間反応させ、次いで減圧下濃縮して、過剰のオキシ塩化リンを除去した。残留物を酢酸エチル(50mL)に溶解し、溶液を、次いで飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(20mL)に加えた。水相を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機相を飽和塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物を薄層クロマトグラフィーカラム(溶離剤:石油エーテル/酢酸エチル=20/1~0/1)で精製して、化合物1-10を得た。LCMS m/z=344.0 [M+1]+
工程10:化合物1-11の合成
化合物1-10(250mg、726.24μmol、1当量)および中間体1-10A塩酸塩(279.24mg、944.12μmol、1.3当量)をイソプロパノール(2mL)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(375.44mg、2.90mmol、505.98μL、4当量)を加えた。110℃で12時間反応後、反応溶液を直接濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離剤:石油エーテル/酢酸エチル=10/1~1/1)で精製して、化合物1-11を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.60 - 8.48 (m, 1H), 7.93 - 7.87 (m, 1H), 7.86 - 7.80 (m, 1H), 7.58 - 7.34 (m, 9H), 5.21 (m, 2H), 4.77 - 4.61 (m, 1H), 4.06 (m, 2H), 3.97 - 3.75 (m, 2H), 3.62 - 3.40 (m, 3H), 3.30 - 3.00 (m, 4H), 2.78 - 2.64 (m, 1H), 2.26 (s, 1.5H), 2.21 (s, 1.5H); LCMS m/z = 567.3 [M+1]+
工程11:化合物1-12の合成
化合物1-11(100mg、176.34μmol、1当量)および1-11A(60.93mg、529.03μmol、62.81μL、3当量)を1,4-ジオキサン(1.5mL)に溶解し、炭酸セシウム(172.37mg、529.03μmol、3当量)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,6’-ジイソプロポキシ-1,1’-ビフェニル(16.46mg、35.27μmol、0.2当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(32.30mg、35.27μmol、0.2当量)を加えた。混合物を、90℃で窒素下24時間反応させた。反応完了後、反応混合物を直接濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離剤:ジクロロメタン/メタノール=100/1~10/1)で精製して、化合物1-12を得た。LCMS m/z=646.4 [M+1]+
工程12:化合物1-13の合成
化合物1-12(50mg、77.42μmol、1当量)をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、Pd/C(77.4mg、10%純度)を加えた。反応系を、H2で3回置き換えた。混合物を15psi、20℃で10時間撹拌して、反応させた。反応完了後、混合物を濾過して化合物1-13のテトラヒドロフラン溶液(70mL)を得て、それを直接次工程で使用した。LCMS m/z=512.3 [M+1]+
工程13:化合物1の合成
先の工程で得た化合物1-13のテトラヒドロフラン溶液(70mL)に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(17.18mg、132.90μmol、23.15μL、2当量)を加えた。混合物を次いで-20~-30℃に冷却し、塩化アクリロイル(6.01mg、66.45μmol、5.42μL、1当量)を加えた。この温度で30分間の反応後、反応溶液を水(10mL)に注加し、次いで酢酸エチル(10mL)で抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物を高速液体クロマトグラフィーカラム(カラム:Phenomenex Luna 80*30mm*3μm;移動相:[10mM NH4HCO3水溶液-アセトニトリル];アセトニトリル%:30%~60%、7分)で精製して化合物1を得て、それは、SFC(Chiralcel OD-3カラム、P1 Rt=1.93分、P2 Rt=2.08分、P1:P2=50.6:49.4)により特定されるとおり、2ジアステレオマーからなった。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.66 - 8.53 (m, 1H), 7.93 - 7.87 (m, 1H), 7.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.56 - 7.41 (m, 4H), 6.70 - 6.50 (m, 1H), 6.47 - 6.34 (m, 1H), 5.84 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.38 (m, 1H), 4.27 - 4.09 (m, 2H), 4.05 - 3.78 (m, 4H), 3.60 - 3.35 (m, 3H), 3.23 - 3.01 (m, 4H), 2.84 - 2.60 (m, 3H), 2.50 - 2.41 (m, 3H), 2.30 - 2.21 (m, 4H), 2.10 - 1.98 (m, 1H), 1.90 - 1.66 (m, 4H). LCMS m/z = 566.4 [M+1]+
実施例2および3
工程1:化合物2-2の合成
化合物2-1(2.2g、9.11mmol、1当量)を無水テトラヒドロフラン(15mL)に溶解し、混合物を、窒素下-78℃に冷却した。次いで、n-BuLi(2.5M、3.64mL、1当量)を滴下し、混合物を-78℃で1時間撹拌して、反応させた。N,N-ジメチルホルムアミド(3.33g、45.55mmol、3.50mL、5当量)を加え、混合物を-78℃でさらに0.5時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)を加えて反応停止させ、次いで水(10mL)を加えた。有機相を分けて除き、水相を酢酸エチル(50mL)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、乾燥剤を除去した。溶媒を減圧下除去して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0~15%)で精製して、化合物2-2を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ =11.32 (s, 1H), 8.04 (dd, J=1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.92 (dd, J=1.2, 7.2 Hz, 1H), 7.87 (dd, J=1.2, 8.4 Hz, 1H), 7.71 (dd, J=1.2, 7.2 Hz, 1H), 7.59 (t, J=7.6 Hz, 1H), 7.51 - 7.44 (m, 1H)
工程2:化合物2-3の合成
水素化ナトリウム(248.01mg、6.20mmol、60%純度、1.2当量)を無水テトラヒドロフラン(5mL)に懸濁し、混合物を窒素下0℃に冷却し、それに、アセト酢酸メチル(600mg、5.17mmol、555.56μL、1当量)を次いで滴下した。10分間撹拌後、n-ブチルリチウム(2.5M、2.27mL、1.1当量)を滴下し、混合物を0℃でさらに20分間撹拌して、反応させた。反応系を次いでドライアイス-アセトン浴で-78℃に冷却し、化合物2-2(1.08g、5.68mmol、1.1当量)のテトラヒドロフラン(6mL)溶液を滴下した。反応混合物を30分間撹拌し、次いでゆっくり室温に温め、30分間撹拌した。水(30mL)を加えて反応停止させ、水相を酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、乾燥剤を除去した。溶媒を濾液から減圧下除去して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0~20%)で精製して、化合物2-3を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.07 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.63 - 7.49 (m, 2H), 7.35 (t, J=8.0 Hz, 1H), 6.92 (br d, J=9.6 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.55 (s, 2H), 3.37 (dd, J=1.6, 18.1 Hz, 1H), 3.24 (d, J=1.2 Hz, 1H), 2.86-2.77 (m, 1H)
工程3:化合物2-4の合成
化合物2-3(520mg、1.70mmol、1当量)をジクロロメタン(5mL)に溶解し、次いでN,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(202.01mg、1.70mmol、225.20μL、1当量)を加えた。得られた反応溶液を25℃で1時間撹拌して反応させ、次いで三フッ化ボロンエーテラート錯体(240.60mg、1.70mmol、209.22μL、1当量)を加え、反応溶液を25℃で18時間撹拌して、反応させた。反応溶液を減圧下濃縮し、残留物を、2M塩酸でpH3~4に調節した。混合物を、次いで酢酸エチル(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0~35%)で精製して、化合物2-4を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.56 (d, J=0.8 Hz, 1H), 7.91 (t, J=8.0 Hz, 2H), 7.85 (dd, J=1.2, 8.4 Hz, 1H), 7.65 (dd, J=1.6, 7.6 Hz, 1H), 7.59 (t, J=8.0 Hz, 1H), 7.44 - 7.35 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.27 - 3.17 (m, 1H), 2.92-2.82 (m, 1H). LCMS m/z = 317.0 [M+H]+
工程4:化合物2-5の合成
化合物2-4(780mg、2.46mmol、1当量)をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、混合物を、窒素下-78℃に冷却した。次いで、リチウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド(1M、2.46mL、1当量)を滴下し、混合物を-78℃で1時間撹拌して、反応させた。飽和塩化アンモニウム(5mL)で反応停止させ、次いで酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機相を合わせおよび減圧下濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0~15%)で精製して、化合物2-5を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ =11.81 (s, 1H), 7.99 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.85-7.80 (m, 2H), 7.63 - 7.53 (m, 2H), 7.36 (t, J=7.6 Hz, 1H), 6.30 (dd, J=2.8, 10.4 Hz, 1H), 4.68 - 4.62 (m, 1H), 4.56 - 4.47 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.07 - 2.98 (m, 1H), 2.57 - 2.46 (m, 1H)
工程5:化合物2-6の合成
化合物2-5(497mg、1.56mmol、1当量)をメタノール(2mL)に溶解し、次いで2-メチルチオ尿素スルフェート(528.27mg、2.81mmol、1.8当量)およびナトリウムメトキシド(421.14mg、7.80mmol、5当量)を加えた。得られた反応溶液を25℃で窒素下18時間撹拌した。メタノールを減圧下除去し、水(1mL)を残留物に加えた。混合物を2M塩酸でpH5~6に調節し、大量の白色固体を沈殿させた。固体を濾過により集め、減圧下乾燥させて、化合物2-6を得た。粗製生成物を直接次反応工程に使用した。LCMS m/z=359.1 [M+H]+
工程6:化合物2-7の合成
化合物2-6(440.00mg、1.23mmol、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(316.95mg、2.45mmol、427.15μL、2当量)を無水ジクロロメタン(5mL)に加え、混合物を0℃に冷却した。トリフル酸無水物(449.74mg、1.59mmol、263.00μL、1.3当量)を加えた。添加完了後、混合物を0℃で60分間撹拌して、反応させた。反応溶液を減圧下濃縮して、粗製生成物を得て、それをカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0~6%)で精製して、化合物2-7を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 7.99 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.90-7.82 (m, 2H), 7.66 - 7.54 (m, 2H), 7.44 - 7.33 (m, 1H), 6.46 (dd, J=2.4, 10.4 Hz, 1H), 5.12 - 5.04 (m, 1H), 4.97 - 4.89 (m, 1H), 3.63 (dd, J=2.0, 18.0 Hz, 1H), 3.05-2.90 (m, 1H), 2.57 (s, 3H). LCMS m/z = 491.0 [M+H]+
工程7:化合物2-8の合成
化合物2-7(121mg、246.48μmol、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(95.57mg、739.45μmol、128.80μL、3当量)を、N,N-ジメチルホルムアミド(1.5mL)、続いて化合物1-10A塩酸塩(70.31mg、237.71μmol、1.1当量)に加えた。反応溶液中のガスを窒素で置き換え、反応溶液を油浴で100℃で撹拌して、1時間反応させた。反応溶液を減圧下濃縮して、粗製生成物を得て、それをカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0~30%)で精製して、化合物2-8を得た。LCMS m/z=600.2 [M+H]+
工程8:化合物2-9の合成
化合物2-8(125mg、208.29μmol、1当量)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、次いでm-クロロペルオキシ安息香酸(84.57mg、416.58μmol、85%純度、2当量)を加え、得られた反応溶液を20℃で8時間撹拌して、反応させた。反応溶液を濾過して不溶物を除去し、濾液を減圧下濃縮して、粗製生成物を得て、それをカラム(酢酸エチル/石油エーテル=0~60%)で精製して、化合物2-9を得た。LCMS m/z=632.3 [M+H]+
工程9:化合物2-10の合成
化合物2-9(101mg、159.78μmol、1当量)および1-11A(55.21mg、479.34μmol、56.91μL、3当量)をトルエン(0.8mL)に溶解した。得られた溶液を-5℃に冷却し、次いでt-BuONa(30.71mg、319.56μmol、2当量)を加え、得られた反応溶液を-5~0℃で1時間撹拌して、反応させた。反応溶液を3mLの酢酸エチルで希釈し、水(1mL)および飽和塩水(1mL)で洗浄した。有機相を減圧下濃縮して、粗製生成物を得て、それをカラム(メタノール/ジクロロメタン=0~8%)で精製して、化合物2-10を得た。LCMS m/z=667.3 [M+H]+
工程10:化合物2-11および3-1の混合物の合成
化合物2-10(101mg、151.38μmol、1当量)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、次いで酢酸パラジウム(6.80mg、30.28μmol、0.2当量)およびトリエチルシラン(88.01mg、756.90μmol、120.90μL、5当量)を加え、得られた反応溶液を室温で1時間撹拌して、反応させた。反応溶液を減圧下濃縮して化合物2-11および3-1の混合物を得て、それを精製せずに直接次反応工程に使用した。化合物2-11:LCMS m/z=555.3 [M+Na]+; 化合物3-1:LCMS m/z=521.3 [M+Na]+
工程11:化合物2および3の合成
化合物2-11および3-1の混合物をジクロロメタン(1mL)に溶解し、次いでトリエチルアミン(45.95mg、454.14μmol、63.21μL、3当量)を加えた。反応溶液を0℃に冷却した、次いで塩化アクリロイル(20.55mg、227.07μmol、18.52μL、1.5当量)を加え、混合物を30分間撹拌して反応させた。反応溶液を減圧下濃縮して、粗製生成物を得て、それを分取高速液体クロマトグラフィー(分離条件:カラム:Welch Xtimate C18 150*30mm*5μm;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:15%~55%、8分)により分離して、化合物2および3を得た。化合物2および3は、それぞれジアステレオ異性体の対であった。化合物2:LCMS m/z=587.3 [M+H]+; 化合物3:LCMS m/z=553.3 [M+H]+
実施例4
中間体4-14Aの合成
工程1:化合物4-21の合成
化合物4-20(3g、8.35mmol、1当量)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶解し、湿パラジウム/炭素(1.2g、10%質量)を加えた。雰囲気を3回水素(562.02μg、278.23μmol、1当量)で置き換え、混合物を、25℃の室温、15Psiで2時間反応させた。反応溶液を濾過し、母液を集め、濃縮して、化合物4-21を得た。LCMS m/z=170.1[M-55+H]+
工程2:化合物4-22の合成
化合物4-21(0.2g、887.76μmol、1当量)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、トリエチルアミン(269.50mg、2.66mmol、370.70μL、3当量)を加えた。混合物を窒素下0℃に冷却しおよびトリフルオロ酢酸無水物(205.10mg、976.53μmol、135.83μL、1.1当量)を加えた。混合物を、0℃で0.5時間反応させた。混合物を飽和水性塩化アンモニウム溶液(10mL)に注加し、酢酸エチル(5mL*2)を加えた。混合物を飽和塩水(5mL)で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~1/1、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=3/1)で精製して、化合物4-22を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 4.86 (s, 1H), 4.51 - 4.06 (m, 2H), 3.88 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.52 - 3.33 (m, 1H), 3.24 (dd, J = 4.0, 14.2 Hz, 1H), 3.12 - 2.92 (m, 1H), 2.91 - 2.73 (m, 1H), 2.67 (s, 1H), 1.50 (s, 9H); LCMS: MS m/z = 222.0 [M-100+H]+
工程3:化合物4-14Aの合成
化合物4-22(150mg、466.86μmol、1当量)を塩酸塩/ジオキサン(5M、8mL、85.68当量)に溶解した。混合物を18℃で窒素下1時間反応させ、次いで直接回転蒸発させて乾固して、化合物4-14A塩酸塩を得た。LCMS: MS m/z=222.0 [M+H]+
実施例4の合成
工程1:化合物4-2の合成
水(210mL)および塩酸(210mL、36~38%質量含量)を混合した後、化合物4-1(36.00g、176.44mmol、1当量)を加えた。混合物を65℃に加熱し、1時間反応させ、次いで0~5℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(14.61g、211.72mmol、1.2当量)の水(70mL)溶液を滴下し、混合物を15分間撹拌した。塩化第一銅(26.20g、264.65mmol、6.33mL、1.5当量)を塩酸(350mL、36~38%質量含量)に溶解し、溶液を0~5℃に冷却した。上記溶液を反応溶液に滴下し、混合物をさらに6時間反応させた。750mLのジクロロメタンを反応系に加え、混合物を20分間撹拌した。層を分離した。有機相を350mLの飽和塩水で1回洗浄し、30.00gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させて、化合物4-2を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 7.24 - 7.21 (m, 1H), 6.94 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H)
工程2:化合物4-3の合成
テトラヒドロフラン(395mL)および化合物4-2(39.50g、176.76mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。混合物を-70~-65℃に冷却した。リチウムジイソプロピルアミド(2M、106.05mL、1.2当量)を滴下し、混合物をさらに1時間反応させた。次いで、N,N-ジメチルホルムアミド(18.76g、256.70mmol、19.75mL、1.45当量)を加え、混合物をさらに1時間反応させた。500mLの飽和塩化アンモニウム溶液を反応系に加え、次いで層を分離した。有機相を300mLの飽和塩水で1回洗浄し、次いで20gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させて、化合物4-3を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 10.28 (s, 1H), 7.08 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 2.51 (s, 3H); LCMS m/z = 245.0[M+H]+, 247.0[M+3H]+
工程3:化合物4-4の合成
ジメチルスルホキシド(300mL)および化合物4-3(20.00g、79.53mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、ヒドラジン水和物(48.75g、954.35mmol、47.33mL、98%質量含量、12当量)を加え、混合物を130℃に加熱し、3時間反応させた。反応溶液を小規模反応溶液と合わせ、次いで混合物を700mLの水に注加した。混合物を濾過し、フィルターケーキを水(100mL×3回)で洗浄した。得られたフィルターケーキを300mLの酢酸エチルに溶解し、層を分離した。有機相を50.00gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させて、化合物4-4を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 10.38 (brs, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 2.57 (s, 3H); LCMS m/z = 245.1[M+H]+, 247.1[M+3H]+
工程4:化合物4-5の合成
ジクロロメタン(200mL)および化合物4-4(20.00g、81.47mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、ピリジニウムp-トルエンスルホネート(2.05g、8.15mmol、0.1当量)および2-メチルヒドロキシ-3,4-ジヒドロピラン(20.56g、244.40mmol.、3当量)を連続的に加えた。混合物を、20℃で12時間反応させた。200mLの水を反応系に加えた後、反応溶液の層を直接分離した。有機相を20.00gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させて、粗製化合物を得た。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/0~70/30、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=5/1)で精製して、化合物4-5を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 7.95 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 5.67 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 4.02 - 3.98 (m, 1H), 3.79 - 3.71 (m, 1H), 2.57 (s, 3H), 2.54 - 2.46 (m, 1H), 2.18 - 2.05 (m, 2H), 1.80 - 1.66 (m, 3H); LCMS m/z = 329.0[M+H]+, 331.0[M+3H]+
工程5:化合物4-6の合成
テトラヒドロフラン(160mL)および化合物4-5(16g、48.54mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。混合物を-70~-65℃に冷却した後、n-ブチルリチウム(2.5M、21.36mL、1.1当量)をゆっくり滴下し、混合物をさらに1時間反応させた。次いで、N,N-ジメチルホルムアミド(35.48g、485.41mmol、37.35mL、10当量)を加え、混合物をさらに0.5時間反応させた。250mLの飽和塩化アンモニウム溶液を加えた後、層を分離した。有機相を150mLの飽和塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させて、油状物質を得た。油状物質を7mLの酢酸エチルと混合した。混合物を20分間スラリー化し、次いで濾過した。フィルターケーキを減圧下、45℃で回転蒸発させて、化合物4-6を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 10.72 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 5.70 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 3.98 - 3.94 (m, 1H), 3.75 - 3.68 (m, 1H), 2.55 (s, 3H), 2.53 - 2.45 (m, 1H), 2.16 - 2.05 (m, 2H), 1.83 - 1.61 (m, 3H); LCMS m/z = 279.1[M+H]+
工程6:化合物4-7の合成
テトラヒドロフラン(54mL)および化合物4-6(5.4g、19.37mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、tert-ブチルスルフィンアミド(2.58g、21.31mmol、232.15μL、1.1当量)およびチタン酸テトライソプロピル(8.84g、38.75mmol、8.04mL、2当量)を加え、混合物を、20℃で12時間反応させた。50mLの飽和塩化アンモニウム溶液を反応系に加えた後、層を分離した。有機相を3.00gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで濾過した。濾液を減圧下45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/0~50/50、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=10/1)で精製して、化合物4-7を得た。LCMS m/z=382.2[M+H]+
工程7:化合物4-8の合成
テトラヒドロフラン(35mL)および水素化ナトリウム(829.50mg、20.74mmol、60%質量含量、1.2当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、混合物を0~5℃に冷却し、アセト酢酸メチル(2.41g、20.74mmol、2.23mL、1.2当量)を滴下した。混合物を20分間反応させた。次いで、n-ブチルリチウム(2.5M、7.60mL、1.1当量)を滴下し、混合物をさらに20分間反応させた。混合物を-70~-65℃に冷却した後、化合物4-7(6.60g、17.28mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(35mL)溶液を滴下し、混合物をさらに20分間反応させた。混合物を20℃の室温にゆっくり温め、さらに0.5時間反応させた。反応溶液を100mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加した。1gバッチと合わせた後、層を分離した。有機相を3.00gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/0~20/80、TLC:PE/EtOAc=0:1)で精製して、化合物4-8を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.20 (s, 1H), 7.44 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 5.72 - 5.64 (m, 2H), 4.04 - 3.99 (m, 1H), 3.77 - 3.69 (m, 4H), 3.57 - 3.46 (m, 2H), 3.15 - 3.08 (m, 1H), 2.59 - 2.52 (m, 4H), 2.16 - 2.05 (m, 2H), 1.83 - 1.65 (m, 4H), 1.20 - 1.18 (m, 9H); LCMS m/z = 498.2[M+H]+
工程8:化合物4-9の合成
トルエン(66mL)および化合物4-8(6.60g、13.25mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、N,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(4.74g、39.76mmol、5.28mL、3当量)を加え、混合物を、20℃の室温で12時間反応させた。60mLの水および60mLの酢酸エチルを反応系に加えおよび混合物を5分間撹拌した。層を分離した。有機相を60mLの飽和塩水で1回洗浄し、5.00gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、50℃で回転蒸発させて、化合物4-9を得て、それを直接次工程で使用した。
工程9:化合物4-10の合成
化合物4-9(50mg、90.40μmol、1当量)を塩酸塩/酢酸エチル(3mL)に溶解した。混合物を18℃で20分間撹拌した。反応溶液を直接濃縮して、化合物4-10塩酸塩として粗製生成物を得た。LCMS m/z=320.0[M+H]+
工程10:化合物4-11の合成
化合物4-10(5.00g、14.04mmol、1当量、HCl)をジクロロメタン(50mL)に溶解し、トリエチルアミン(5.97g、58.96mmol、8.21mL、4.2当量)、二炭酸tert-ブチル(12.25g、56.15mmol、12.90mL、4当量)および4-ジメチルアミノピリジン(1.71g、14.04mmol、1当量)を加えた。反応混合物を18℃で10時間撹拌した。反応混合物を0.5gバッチと合わせて、処理した。混合物を飽和水性塩化アンモニウム溶液(100mL)で反応停止させ、ジクロロメタン(30mL*2回)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1~0/1、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=1/1)で精製して、化合物4-11を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 9.02 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 6.16 (dd, J = 5.2, 8.8 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.10 (dd, J = 8.4, 16.0 Hz, 1H), 2.82 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.63 (s, 9H), 1.18 (s, 9H). LCMS m/z = 520.1[M+H]+
工程11:化合物4-12の合成
化合物4-11(3.00g、5.77mmol、1当量)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶解し、溶液を-78℃に冷却した。リチウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド(1M、5.77mL、1当量)を、窒素下反応溶液に滴下し、混合物を0.5時間撹拌した。反応混合物を飽和水性塩化アンモニウム溶液(30mL)で反応停止させ、酢酸エチル(20mL×2回)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、化合物4-12の粗製生成物を得た。LCMS m/z=522.2[M+H]+, 466.1[M-56+H]+
工程12:化合物4-13の合成
化合物4-12(2.30g、4.41mmol、1当量)および2-メチル-2-チオシュード尿素二硫酸塩(1.66g、8.81mmol、2当量、H2SO4)をメタノール(430mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(476.05mg、8.81mmol、2当量)を加えた。混合物を18℃で1.5時間撹拌した。次いで、ナトリウムメトキシド(357.04mg、6.61mmol、1.5当量)を反応溶液に加え、混合物を18℃で10時間撹拌した。混合物を回転蒸発して乾固し、水(50mL)を加えた。混合物を1M希塩酸でpH2~3に調節し、白色固体を沈殿させた。固体を濾過により集めた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=1/1)で精製して、化合物4-13を得た。LCMS m/z=562.1[M+H]+
工程13:化合物4-14の合成
化合物4-13(0.328g、583.55μmol、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(377.09mg、2.92mmol、508.21μL、5当量)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、トリフル酸無水物(246.96mg、875.32μmol、144.42μL。1.5当量)を0℃で加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。混合物を0.56gバッチと合わせて、処理した。混合物を飽和水性塩化アンモニウム溶液(50mL)に注加し、酢酸エチル(20mL×3回)で抽出した。有機相を飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=20/1~5/1、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=5/1)で精製して、化合物4-14を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.21 - 8.11 (m, 1H), 8.00 - 7.90 (m, 1H), 5.86 - 5.69 (m, 1H), 5.25 - 5.09 (m, 1H), 4.68 - 4.46 (m, 1H), 3.57 - 3.42 (m, 1H), 3.27 - 3.08 (m, 1H), 2.66 - 2.41 (m, 6H), 1.79 - 1.67 (m, 9H), 1.21 - 1.07 (m, 9H); LCMS m/z = 637.9[M-56+H]+, 639.8[M-56+3H]+
工程14:化合物4-15の合成
化合物4-14(630mg、907.60μmol、1当量)および化合物4-14A(420.90mg、1.63mmol、1.8当量、HCl)をN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(469.19mg、3.63mmol、632.33μL、4当量)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を水(30mL)に注加し、酢酸エチル(20mL×3)で抽出した。有機相を飽和塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得て、それをカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1~1/1、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=0/1)で精製して、化合物4-15を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.18 - 8.05 (m, 1H), 8.04 - 7.93 (m, 1H), 5.75 - 5.45 (m, 1H), 5.06 - 4.89 (m, 1H), 4.66 - 4.35 (m, 1H), 4.19 - 3.84 (m, 3H), 3.82 - 3.45 (m, 1H), 3.43 - 3.12 (m, 2H), 3.06 - 2.75 (m, 6H), 2.61 - 2.38 (m, 5H), 1.79 - 1.60 (m, 9H), 1.14 - 0.85 (s, 9H); LCMS m/z = 765.0[M+H]+
工程15:化合物4-16の合成
化合物4-15(400.00mg、522.71μmol、1当量)をジクロロメタン(8mL)に溶解し、m-クロロペルオキシ安息香酸(200.00mg、985.11μmol、85%質量含量、1.88当量)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を200mgバッチと合わせて、処理した。反応溶液を水性亜硫酸ナトリウム(20mL、10%)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO2 100メッシュ、石油エーテル/酢酸エチル=50/1~1/1、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=2/1)で精製して、化合物4-16を得た。LCMS m/z=697.1[M-100+H]+
工程16:化合物4-17の合成
化合物1-11A(57.79mg、501.73μmol、59.57μL、4当量)をトルエン(1mL)に溶解し、ナトリウムtert-ブトキシド(42.19mg、439.01μmol、3.5当量)を0℃で加えた。混合物を15分間撹拌した。次いで、化合物4-16(100.00mg、125.43μmol、1当量)の0.1mL トルエン溶液を反応溶液にゆっくり加え、混合物を、0℃で30分間反応させた。反応混合物を水(5mL)で反応停止させ、酢酸エチル(5mL×2)で抽出した。有機相を合わせて、化合物4-17を得た。LCMS m/z=636.1[M+H]+
工程17:化合物4-18の合成
化合物4-17(79.80mg、125.44μmol、1当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(81.06mg、627.18μmol、109.24μL、5当量)を18℃で加えた。混合物を-78℃に冷却した。塩化アクリロイル(4.54mg、50.17μmol、4.09μL、0.4当量)を反応溶液にゆっくり加え、混合物を、-78℃で0.5時間反応させた。8.00mgのさらなる塩化アクリロイルを加え、混合物をさらに1時間反応させた。反応混合物を飽和水性塩化アンモニウム(5mL)で反応停止させ、ジクロロメタン(5mL*2)で抽出した。有機相を合わせ。粗製生成物を炭酸カリウム(1.7M、1mL)/メタノール(1mL)に加え、混合物を18℃で1時間撹拌した。生成物を測定して(時間=0.943)、化合物4-18を得た。LCMS m/z=690.3[M+H]+
工程18:化合物4Aおよび4Bの合成
化合物4-18(100mg、144.88μmol、1当量)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(3.08g、27.01mmol、2.00mL、186.45当量)および混合物を、18℃で1時間反応させた。混合物を濃縮して、化合物4-19を得た。化合物4-19を高速液体クロマトグラフィーカラム(カラム:Phenomenex luna C18 100*40mm*5μm;移動相:[H2O(0.1%TFA)-アセトニトリル];アセトニトリル%:5%~30%、8分)により精製した。サンプルに、0.2mLの0.05mol/Lの希塩酸を加えた。混合物を減圧下濃縮して、化合物4A塩酸塩(ピークまでの時間:2.417分、LCMS m/z=590.1 [M+H]+, 295.9[M/2+H]+)および化合物4B塩酸塩(ピークまでの時間:2.388分、LCMS m/z=590.1[M+H]+, 295.9[M/2+H]+)を得た。
実施例5
工程1:化合物5-1の合成
テトラヒドロフラン(27mL)および水素化ナトリウム(789.28mg、19.73mmol、60%質量含量、2当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、混合物を0~5℃に冷却し、アセト酢酸メチル(2.29g、19.73mmol、2.12mL、2当量)を滴下した。混合物を30分間反応させた。次いで、n-ブチルリチウム(2.5M、7.50mL、1.9当量)を滴下し、混合物をさらに30分間反応させた。混合物を、次いで-70~-65℃に冷却した。化合物4-6(2.75g、9.87mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(27mL)溶液を滴下し、混合物をさらに0.5時間反応させた。反応溶液を50mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加することにより、反応停止させた。有機相を1.50gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/0~70/30、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=1/1)で精製して、化合物5-1を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.40 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 5.95 - 5.91 (m, 1H), 5.69 - 5.64 (m, 1H), 4.04 - 3.98 (m, 1H), 3.78 - 3.70 (m, 4H), 3.56 (d, J = 0.8 Hz, 2H), 3.37 (d, J = 3.2, 8.4 Hz, 1H), 3.08 - 2.99 (m, 2H), 2.61 - 2.54 (m, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.18 - 2.04 (m, 2H), 1.81 - 1.70 (m, 2H). LCMS: MS m/z = 395.0[M+H]+
工程2:化合物5-2の合成
ジクロロメタン(25mL)および化合物5-1(1.6g、4.05mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、N,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(724.30mg、6.08mmol、807.47μL、1.5当量)を加え、混合物を、20℃の室温で12時間反応させた。次いで、混合物を0~5℃に冷却した。三フッ化ホウ素エーテラート(575.13mg、4.05mmol、500.11μL、1当量)を加えた。混合物を、20℃の室温でさらに1時間反応させた。反応溶液を減圧下、30℃で回転蒸発させて、化合物5-2を得て、それを直接次工程で使用した。
工程3:化合物5-3の合成
テトラヒドロフラン(58mL)および化合物5-2(3.9g、8.40mmol、87.233%質量含量、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。混合物を-70~-65℃に冷却し、リチウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド(1M、9.24mL、1.1当量)を滴下した。混合物を0.5時間反応させた。反応溶液を50mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加した。有機相を2.00gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/0~70/30、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=5/1)で精製して、化合物5-3を得た。LCMS: MS m/z=407.0[M+H]+
工程4:化合物5-4の合成
メタノール(4mL)、化合物5-3(0.65g、1.60mmol、1当量)およびメチルイソチオ尿素硫酸塩 (1.22g、6.39mmol、4当量、H2SO4)を予め準備した反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、ナトリウムメトキシド(172.61mg、3.20mmol、2当量)を加え、混合物を、25℃の室温で1時間反応させた。さらにナトリウムメトキシド(172.62mg、3.20mmol、2当量)を加えた後、混合物をさらに15時間反応させた。反応溶液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。10mLの水を得られた白色固体に加え、混合物を10mLの酢酸エチルで抽出した。層を分離した。有機相を10mLの飽和塩水で1回洗浄し、0.50gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/0~40/60、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=1/1)で精製して、化合物5-4を得た。LCMS: MS m/z=447.0[M+H]+
工程5:化合物5-5の合成
ジクロロメタン(20mL)および化合物5-4(610mg、1.36mmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。混合物を0~5℃に冷却した後、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(617.36mg、4.78mmol、832.02μL、3.5当量)およびトリフル酸無水物(770.13mg、2.73mmol、450.37μL、2当量)を連続的に加えた。混合物を0.5時間反応させた。反応溶液を20mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加し、次いで層を分離した。有機相を10mLの飽和塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/0~70/30、TLC:石油エーテル/酢酸エチル=5/1)で精製して、化合物5-5を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.26 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 5.73 - 5.67 (m, 1H), 5.53 - 5.49 (m, 1H), 5.15 (dd, J = 3.2, 15.6 Hz, 1H), 4.88 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 4.06 - 3.99 (m, 1H), 3.80 - 3.72 (m, 1H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.12 - 3.04 (m, 1H), 2.61 - 2.49 (m, 7H), 2.19 - 2.07 (m, 2H), 1.83 - 1.68 (m, 3H)
工程6:化合物5-6の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)および化合物5-5(0.33g、569.94μmol、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(368.29mg、2.85mmol、496.35μL、5当量)および化合物5-5a(143mg.、1.14mmol、2.00当量、2HCl)を連続的に加えた。混合物を100℃に加熱し、1時間反応させた。反応溶液を20mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加し、混合物を、次いで10mLの酢酸エチルに加えた。層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=100/0~85/15、TLC:ジクロロメタン/メタノール=15/1)で精製して、化合物5-6を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.22 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.71 - 5.66 (m, 1H), 5.57 - 5.53 (m, 1H), 4.89 - 4.80 (m, 2H), 4.05 - 3.86 (m, 2H), 3.77 - 3.32 (m, 1H), 3.60 - 3.57 (m, 1H), 3.39 - 3.38 (m, 1H), 3.31 - 3.26 (m, 1H), 3.23 - 3.17 (m, 1H), 3.12 - 3.09(m, 1H), 3.02 - 2.96 (m, 3H), 2.93 - 2.83 (m, 2H), 2.57 - 2.56 (m, 1H), 2.54 - 2.52 (m, 7H), 2.16 - 2.04 (m, 2H), 1.79 - 1.71 (m, 3H). LCMS: MS m/z = 554.0[M+H]+
工程7:化合物5-7の合成
化合物5-6(190mg、342.90μmol、1当量)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、撹拌した。次いで、混合物を0~5℃に冷却し、トリフルオロ酢酸無水物(108.03mg、514.34μmol、71.54μL、1.5当量)およびトリエチルアミン(121.44mg、1.20mmol、167.04μL、3.5当量)を加えた。混合物を0.5時間反応させた。反応溶液を10mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加し、次いで10mL ジクロロメタンで抽出した。有機相を飽和塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させて、化合物5-7を得た。LCMS: MS m/z=650.2[M+H]+
工程8:化合物5-8の合成
ジクロロメタン(5mL)および化合物5-7(0.2g、290.04μmol、94.281%質量含量、1当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、m-クロロペルオキシ安息香酸(143.96mg、667.37μmol、80%質量含量、2.30当量)を加え、混合物を、25℃の室温で0.5時間反応させた。反応溶液を20mLのチオ硫酸ナトリウム溶液(10%)に注加し、混合物を15mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=100/0~85/15、TLC:ジクロロメタン/メタノール=15/1)で精製して、化合物5-8を得た。LCMS: MS m/z=682.0[M+H]+
工程9:化合物5-9の合成
トルエン(5mL)および化合物1-11A(148.59mg、1.29mmol、153.18μL、4当量)を予め準備した清潔な反応フラスコに加え、撹拌した。次いで、混合物を0~5℃に冷却し、ナトリウムtert-ブトキシド(123.98mg、1.29mmol、4当量)を加えた。混合物を15分間反応させた。化合物5-8(0.22g、322.53μmol、1当量)の0.2mLのトルエン溶液を素早く加え、混合物を0.5時間反応させた。反応溶液を10mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加し、混合物を10mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を10mLの飽和塩水で1回洗浄し、0.50gの無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させて、化合物5-9を得た。LCMS: MS m/z=621.4[M+H]+
工程10:化合物5-10の合成
ジクロロメタン(5mL)および化合物5-9(98.26mg、125.80μmol、79.529%質量含量、1当量)を予め準備した反応フラスコに加え、撹拌した。混合物を、次いで-60℃に冷却し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(162.59mg、1.26mmol、219.12μL、10当量)を加えた。塩化アクリロイル(17.08mg、188.70μmol、15.39μL、1.5当量)の0.3mLのジクロロメタン溶液を滴下し、混合物を10分間反応させた。反応溶液を5mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加し、層を分離した。有機相を5mLの飽和塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、35℃で回転蒸発させて、化合物5-10を得て、それを直接次工程で使用した。LCMS: MS m/z=675.1[M+H]+
工程11:化合物5Aおよび5Bの合成
ジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(4mL、5/3)および化合物5-10(0.1g、148.10μmol、1当量)を反応フラスコに加え、混合物を、25℃の室温で0.5時間反応させた。反応溶液を15mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液にゆっくり滴下し、次いで混合物を10mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を10mLの飽和塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、30℃で回転蒸発させた。粗製生成物を高速液体クロマトグラフィーカラム(カラム:Phenomenex Gemini-NX 150*30mm*5μm;移動相:[H2O(0.1%TFA)-アセトニトリル];アセトニトリル%:20%~50%、9分)で精製して、化合物5-11を得た。化合物5-11をSFC(DAICEL CHIRALPAK AS(250mm*30mm, 10μm);移動相:[0.1%NH3H2O EtOH];エタノール:50%~50%、15分)により分解した。
5Aを得た(キラルカラムでのピークまでの時間:1.516)。SFC分割方法(カラム:Chiralpak AD-3、50×4.6mm、I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(イソプロパノール、0.05%ジエタノールアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:91.04%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.26 (s, 1H), 7.37 (s, 1H), 6.62 - 6.56 (m, 1H), 6.42 - 6.38 (m, 1H), 5.84 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 5.58 (dd, J = 4.0, 11.2 Hz, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.55 - 4.43 (m, 1H), 4.27 - 4.18 (m, 1H), 4.02 - 3.87 (m, 1H), 3.76 - 3.73 (m, 1H), 3.23 - 3.18 (m, 4H), 3.07 - 2.98 (m, 2H), 2.87 - 2.74 (m, 3H), 2.56 - 2.53 (m, 6H), 2.13 - 2.07 (m, 1H), 1.82 - 1.76 (m, 3H), 1.37 - 1.29 (m, 3H). LCMS: MS m/z = 591.2[M+H]+
5Bを得た(キラルカラムでのピークまでの時間:1.800)。SFC分割方法(カラム:Chiralpak AD-3、50×4.6mm、I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(イソプロパノール、0.05%ジエタノールアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:99.74%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.31 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 6.63 - 6.53 (m, 1H), 6.42 - 6.37 (m, 1H), 5.83 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 5.59 (dd, J = 4.0, 11.2 Hz, 1H), 4.98 - 4.88 (m, 2H), 4.55 - 4.80 (m, 1H), 4.24 - 4.19 (m, 1H), 4.01 - 3.97 (m, 1H), 3.93 - 3.85 (m, 1H), 3.74 - 3.69 (m, 1H), 3.56 - 3.52 (m, 1H), 3.28 - 3.05 (m, 3H), 3.03 - 2.95 (m, 1H), 2.83 - 2.69 (m, 3H), 2.58 - 2.53 (m, 6H), 2.43 - 2.33 (m, 1H), 2.12 - 2.06 (m, 1H), 1.91 - 1.86 (m, 1H), 1.81 - 1.79 (m, 2H), 1.45 - 1.30 (m, 2H). LCMS: MS m/z = 591.2[M+H]+
実施例6
工程1:化合物6-1の合成
化合物4-17(190mg、298.65μmol、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(192.99mg、1.49mmol、260.10μL、5当量)をジクロロメタン(5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸無水物(94.09mg、447.98μmol、62.31μL、1.5当量)を0℃で加えた。混合物を、0℃で0.5時間反応させた。反応混合物を飽和水性塩化アンモニウム(5mL)で反応停止させ、ジクロロメタン(5mL*2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、化合物6-1を得た。LCMS: MS m/z=732.3[M+H]+
工程2:化合物6-2の合成
化合物6-1(200mg、273.15μmol、1当量)をジクロロメタン(4mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(3.08g、27.01mmol、2mL、98.89当量)を0℃で加えた。混合物を、18℃で0.5時間反応させた。混合物を直接回転蒸発させて乾固して、粗製生成物を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム(Phenomenex Gemini-NX 150*30mm*5μm;移動相:[H2O(0.1%TFA)-アセトニトリル];アセトニトリル%:30%~60%、9分)で精製して、化合物6-2を得た。LCMS: MS m/z=632.3[M+H]+
工程3:化合物6-3の合成
化合物6-2(110mg、174.03μmol、1当量)およびパラホルムアルデヒド(88.91mg、1.74mmol、10当量)を1,2-ジクロロエタン(1mL)およびメタノール(1mL)に溶解した。氷酢酸(1.05mg、17.40μmol、9.95e-1μL、0.1当量)を加え、混合物を30分間撹拌した。ナトリウムシアノボロハイドライド(21.87mg、348.06μmol、2当量)を加え、混合物を25℃で10時間撹拌した。混合物を飽和水性塩化アンモニウム(10mL)に注加し、ジクロロメタン(5mL×3)を加えた。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物6-3を得た。LCMS: MS m/z=646.1[M+H]+, 647.7[M+2H]+
工程4:化合物6-4の合成
化合物6-3(90mg、139.30μmol、1当量)をメタノール(3mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.7M、2.70mL、32.95当量)を加えた。混合物を、18℃で1時間反応させた。反応混合物を飽和水性塩化アンモニウム(5mL)で反応停止させ、酢酸エチル(5mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、化合物6-4を得た。LCMS: MS m/z=550.2[M+H]+, 551.8[M+2H]+
工程5:化合物6Aおよび6Bの合成
化合物6-4(76mg、138.16μmol、1当量)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(267.83mg、2.07mmol、360.96μL、15当量)を加えた。塩化アクリロイル(12.50mg、138.16μmol、11.27μL、1当量)を-60℃で加えた。混合物を、-60℃で0.5時間反応させた。混合物を飽和水性塩化アンモニウム(5mL)で反応停止させ、酢酸エチル(5mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、濃縮して、化合物6-5を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム(カラム:Phenomenex Gemini-NX C18 75*30mm*3μm;移動相:[H2O(0.04%NH3H2O+10mM NH4HCO3)-ACN];アセトニトリル%:25%~55%、6分)で精製して化合物6-5を得て、それをSFC(カラム:Phenomenex Gemini-NX C18 75*30mm*3μm;移動相:[H2O(0.04%NH3H2O+10mM NH4HCO3)-ACN];アセトニトリル%:25%~55%、6分)により単離して、化合物6A((キラルカラムでのピークまでの時間=1.435分)、SFC分析方法(カラム:Chiralpak AD-3、50×4.6mm, I.D., 3μm;移動相:A(CO2)およびB(イソプロパノール、0.05%ジエタノールアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:87.38%。LCMS: MS m/z=604.1[M+H]+)および化合物6B((キラルカラムにおけるピークまでの時間=1.643)、SFC分析方法(カラム:Chiralpak AD-3、50×4.6mm, I.D., 3μm;移動相:A(CO2)およびB(イソプロパノール、0.05%ジエタノールアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:100%。LCMS: MS m/z=604.1[M+H]+)を得た。
実施例7
工程1:化合物7-1の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(6mL)および化合物5-9(150mg、193.18μmol、80%質量含量、1当量)を予め準備した反応フラスコに加え、撹拌した。混合物を、次いで0~5℃に冷却した。次いで、2-フルオロアクリル酸(26.10mg、289.78μmol、3.08μL、1.5当量)、2-(7-アザベンゾトリアゾール)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(110.18mg、289.78μmol、1.5当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(74.90mg、579.55μmol、100.94μL、3当量)を連続的に加え、混合物を0.5時間反応させた。反応溶液を15mLの飽和塩化アンモニウム溶液に注加し、20mLの酢酸エチルで抽出した。水相を15mLの酢酸エチルで1回洗浄した。有機相を合わせ、15mLの飽和塩水で1回洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1、30/1、20/1、15/1、10/1、TLC:ジクロロメタン/メタノール=10/1)で精製して、化合物7-1を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 8.24 - 8.21 (m, 1H), 7.48 - 7.43 (m, 1H), 5.71 - 5.65 (m, 1H), 5.61 - 5.55 (m, 1H), 5.27 - 5.23 (m, 1H), 4.97- 4.84 (m, 2H), 4.60- 4.56 (m, 2H), 4.06- 4.00 (m, 2H), 3.76 - 3.67 (m, 5H), 3.57 - 3.37 (m, 2H), 3.21 - 3.15 (m, 4H), 3.04 - 2.97 (m, 4H), 2.93 - 2.81 (m, 3H), 2.54 (s, 3H), 2.38 - 2.33 (m, 1H), 2.19 - 2.05 (m, 6H), 1.79 - 1.66 (m, 3H). LCMS: MS m/z = 693.2[M+H]+
工程2:化合物7Aおよび7Bの合成
ジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(7mL、5/3)および化合物7-1(70mg、100.98μmol、1当量)を反応フラスコに加え、混合物を、25℃の室温で3時間反応させた。反応溶液を15mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液にゆっくり滴下し、次いで小規模反応溶液と混合した。混合物を10mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を10mLの飽和塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、30℃で回転蒸発させて、粗製生成物を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム(カラム:Phenomenex luna C18 100*40mm*5μm;移動相:[H2O(0.1%TFA)-アセトニトリル];アセトニトリル%:10%~35%、8分)で精製して化合物7-2を得て、それをSFC(カラム:DAICEL CHIRALCEL OJ(250mm*30mm, 10μm);移動相:[0.1%NH3H2O EtOH];EtOH%:40%~40%、15分)により単離した。
化合物7Aを得た(キラルカラムでのピークまでの時間:1.263分)。SFC分割方法(カラム:Chiralcel OJ-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(エタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:91.94%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ=8.29 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 5.61 - 5.57 (m, 1H), 5.48 - 5.32 (m, 1H), 5.28 - 5.24 (m, 1H),4.95 - 4.86 (m, 3H), 4.44 - 4.43 (m, 1H), 4.20 - 4.16 (m, 2H), 3.97 - 3.93 (m, 1H), 3.80 - 3.78 (m, 1H), 3.50 - 3.48 (m, 1H), 3.27 - 3.22 (m, 1H), 3.14 - 2.95 (m, 4H), 2.81 - 2.71 (m, 3H), 2.52 - 2.50 (m, 7H), 2.34 - 2.28 (m, 1H), 2.08 - 2.02 (m, 1H), 1.91 - 1.84 (m, 2H). LCMS: MS m/z=609.2[M+H]+
化合物7Bを得た(キラルカラムでのピークまでの時間:1.393分)。SFC分割方法(カラム:Chiralcel OJ-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(エタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:82.48%。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ=8.26 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 5.59 - 5.55 (m, 1H), 5.48 - 5.36 (m, 1H), 5.29 - 5.24 (m, 1H),4.93 (s, 2H), 4.42 - 4.40 (m, 1H), 4.24 - 4.20 (m, 2H), 3.73 - 3.70 (m, 1H), 3.24 - 2.98 (m, 8H), 2.90 - 2.71 (m, 3H), 2.53 - 2.48 (m, 7H), 2.33 - 2.31 (m, 1H), 2.09 - 2.04 (m, 1H), 1.89 - 1.85 (m, 2H). LCMS: MS m/z=609.1[M+H]+
実施例8
工程1:化合物8-2の合成
乾燥2L三口フラスコ(無水および無酸素環境)で、水素化ナトリウム(39.12g、978.08mmol、60%質量含量、2.4当量)をN,N-ジメチルホルムアミド(510mL)に加え、反応系は非均質で灰色となった。混合物を0℃に冷却し、化合物8-1(51g、407.53mmol、1当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(200mL)溶液を、窒素下滴下した。混合物を、0℃で0.5時間反応させた。p-メトキシベンジルクロライド(140.41g、896.57mmol、122.10mL、2.2当量)を加え、反応系を、20℃にゆっくり温めた。反応系は土紅色となり、窒素下、7.5時間反応させた。反応溶液を200mLの飽和塩化アンモニウムにゆっくり加え、メチルtert-ブチルエーテル(200mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、200mLの飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を、次いで濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をクロマトグラフィー精製系COMBI-FLASH(勾配溶出:石油エーテル:酢酸エチル=10:0~10:1、石油エーテル:酢酸エチル=10:1)により分離して、化合物8-2を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 7.23-7.18 (m, 4H), 6.91-6.87(m, 1H), 6.82-6.76 (m, 4H), 6.65 -6.59(m, 2H), 4.20 (s, 4H), 3.79(s, 6H), 2.19 (s, 3H). LCMS: MS m/z = 366.1 [M+H]+
工程2:化合物8-3の合成
2,2,6,6-テトラメチルピペリジン(31.31g、221.65mmol、37.63mL、3当量)を無水テトラヒドロフラン(300mL)に加え、混合物を-5℃に冷却した。n-ブチルリチウム(2.5M、94.57mL、3.2当量)を滴下し、混合物を、-5~0℃で15分間反応させた。混合物を-60℃に冷却し、化合物8-2(27g、73.88mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液を加えた。混合物を、-60℃で0.5時間反応させた。N,N-ジメチルホルムアミド(108.00g、1.48mol、113.69mL、20当量)を迅速に加え、混合物を、-60℃で10分間反応させた。400mLの飽和塩化アンモニウムを反応溶液に加え、混合物を200mL×2のメチルtert-ブチルエーテルで抽出した。有機相を合わせ、200mLの飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得て、それを70mLの石油エーテルおよびメチルtert-ブチルエーテルの溶媒混合物(石油エーテル:メチルtert-ブチルエーテル=5:1)で0.5時間スラリー化し、次いで濾過した。フィルターケーキを回転蒸発して乾固し、濾液を撹拌し、カラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0~10:1)により精製して、化合物8-3を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 10.43 - 10.35 (m, 1H), 7.21-7.18 (m, 5H), 6.92 - 6.81 (m, 5H), 4.25 (s, 4H), 3.80 (s, 6H), 2.23 (s, 3H). LCMS:MS m/z = 394.2[M+H]+
工程3:化合物8-4の合成
化合物8-3(17.8g、45.24mmol、1当量)をN,N-ジメチルホルムアミド(170mL)に加えた。ブロモスクシンイミド(8.05g、45.24mmol、1当量)を加え、混合物を、20℃で20分間反応させた。反応溶液を300mLの水に加え、150mL×2のメチルtert-ブチルエーテルで抽出した。有機相を合わせ、100mL×2の飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。粗製生成物を酢酸エチルおよびメチルtert-ブチルエーテルの溶媒混合物(酢酸エチル:メチルtert-ブチルエーテル=1:1)で0.5時間スラリー化し、次いで濾過した。フィルターケーキを回転蒸発して、乾固して化合物8-4を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 10.39 (s, 1H), 7.17 (d, J = 8.8 Hz, 4H), 6.89 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.85-6.82 (m, 4H), 4.22 (s, 4H), 3.79 (s, 6H), 2.28 (s, 3H). LCMS:MS m/z = 472.1[M+H]+, 474.1[M+3H]+。
工程4:化合物8-5の合成
化合物8-4(19.3g、40.86mmol、1当量)をN,N-ジメチルホルムアミド(190mL)に加えた。ヨウ化第一銅(15.56g、81.72mmol、2当量)およびメチルフルオロスルホニルジフルオロアセテート(39.25g、204.30mmol、25.99mL、5当量)を加え、混合物を、100℃で窒素下1時間反応させた。反応溶液を珪藻土のパッドで濾過した。濾液を300mLの水に加え、150mL×2のメチルtert-ブチルエーテルで抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(200mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。粗製生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0~10:1、石油エーテル:酢酸エチル=5:1)で精製して、化合物8-5を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 10.37 (q, J = 4.0 Hz, 1H), 7.18 - 7.11 (m, 4H), 6.89 - 6.82 (m, 4H), 6.73 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.36 (s, 4H), 3.81 (s, 6H), 2.37 - 2.29 (m, 3H). LCMS: MS m/z =484.0[M+Na]+
工程5:化合物8-6の合成
無水テトラヒドロフラン(50mL)および水素化ナトリウム(1.17g、29.26mmol、60%質量含量、3当量)を乾燥3口フラスコに加えた。混合物を0℃に冷却した。アセト酢酸メチル(3.40g、29.26mmol、3.15mL、3当量)を、窒素下滴下し、混合物を、0℃で窒素下0.5時間反応させた。n-ブチルリチウム(2.5M、11.70mL、3当量)を滴下し、混合物を、0℃で0.5時間反応させた。混合物を-60℃に冷却した。化合物8-5(4.5g、9.75mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を滴下し、混合物を、-60℃で0.5時間反応させた。100mLの飽和塩化アンモニウム溶液を反応溶液に加え、混合物を30mLの酢酸エチルで抽出した。有機相を80mLの飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得て、それを合わせ、カラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0-3:1、石油エーテル:酢酸エチル=3:1)により精製して、化合物8-6を黄色油状物として得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 7.18-7.15 (m, 4H), 6.90 - 6.78 (m, 4H), 6.61 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.72 - 5.57 (m, 1H), 4.31 (m, 4H), 3.81(s, 6H), 3.76(s, 3H), 3.56 (s, 2H), 3.50 - 3.38 (m, 1H), 2.98 - 2.93 (m, 1H), 2.38 - 2.26 (m, 3H). LCMS: MS m/z =578.1[M+H]+
工程6:化合物8-7の合成
化合物8-6(3g、5.19mmol、1当量)を無水ジクロロメタン(30mL)に加え、N,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(742.74mg、6.23mmol、828.02μL、1.2当量)を加えた。混合物を、20℃で16時間反応させた。三フッ化ホウ素エーテラート(884.66mg、6.23mmol、769.27μL、1.2当量)を加え、混合物を、20℃で1時間反応させた。反応溶液を20mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液に加えた。層を分離し、水相を20mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。粗製生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0-3:1,石油エーテル:酢酸エチル=3:1)で精製して、化合物8-7を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ =8.43 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.21 - 7.10 (m, 4H), 6.91 - 6.81 (m, 4H), 6.70 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.93 (dd, J = 3.2, 14.8 Hz, 1H), 4.35 (s, 4H), 3.8(s, 3H), 3.81 (s, 6H), 3.38-3.29 (m, 1H), 2.68 (dd, J = 3.6, 16.8 Hz, 1H), 2.39 - 2.24 (m, 3H). LCMS: MS m/z =588.2[M+H]+
工程7:化合物8-8の合成
化合物8-7(2.1g、3.57mmol、1当量)を無水テトラヒドロフラン(21mL)に加えた。混合物を-60℃に冷却し、リチウムトリ-sec-ブチルボロハイドライド(1M、4.29mL、1.2当量)を窒素下加えた。混合物を、-60℃で0.5時間反応させた。反応溶液を30mLの飽和塩化アンモニウムに加えた。抽出後、層を分離した。有機相を20mLの飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得て、それをカラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0~3:1、石油エーテル:酢酸エチル=3:1)で精製して、化合物8-8を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 7.167-7.14(m, 4H), 6.87-6.83 (m, 4H), 6.63 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.05-5.00 (m, 1H), 4.61-4.58 (m, 1H), 4.42 - 4.24 (m, 5H), 3.85-3.73 (m, 10H), 3.13-3.05 (m, 1H), 2.47 - 2.38 (m, 1H), 2.35-2.31 (m, 3H). LCMS: MS m/z = 600.1[M+H]+
工程8:化合物8-9の合成
化合物8-8(1.27g、2.15mmol、1当量)をエタノール(15mL)に加え、水(3mL)および重炭酸ナトリウム(3.62g、43.08mmol、1.68mL、20当量)およびメチルイソチオ尿素硫酸塩 (4.05g、21.54mmol、10当量)を加えた。混合物を、50℃で4時間反応させた。反応溶液を40mLの水に加え、20mL×2の酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、20mL×2の飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。粗製生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0~1:1、石油エーテル:酢酸エチル=1:1)で精製して、化合物8-9を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 7.22 - 7.14 (m, 4H), 6.91 - 6.82 (m, 4H), 6.65 (dd, J = 8.4 Hz 1H), 5.12-5.08 (m, 1H), 4.97-4.91 (m, 1H), 4.67 - 4.57 (m, 1H), 4.45 - 4.22 (m, 4H), 3.88 - 3.74 (m, 6H), 3.43-3.35 (m, 1H), 2.77-2.72 (m, 1H), 2.59 (m, 3H), 2.40-2.31 (m, 3H). LCMS:MS m/z =630.2[M+H]+
工程9:化合物8-10の合成
化合物8-9(0.57g、905.25μmol、1当量)を無水ジクロロメタン(6mL)に加え、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(409.48mg、3.17mmol、551.86μL、3.5当量)およびトリフル酸無水物(510.81mg、1.81mmol、298.72μL、2当量)を0℃で加えた。混合物を、0~5℃で5時間反応させた。反応溶液を20mLの飽和塩化アンモニウムに加え、10mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。粗製生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0~5:1、石油エーテル:酢酸エチル=3:1)で精製して、化合物8-10を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 7.21 - 7.11 (m, 4H), 6.90 - 6.80 (m, 4H), 6.66 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.19-5.15 (m, 1H), 5.04 - 4.93 (m, 1H), 4.77-4.72 (m, 1H), 4.41 - 4.19 (m, 4H), 3.80 (s, 6H), 3.62-3.54 (m, 1H), 3.11 - 2.97 (m, 1H), 2.56 (s, 3H), 2.42 - 2.31 (m, 3H). LCMS:MS m/z =762.2[M+H]+
工程10:化合物8-11の合成
化合物8-10(0.45g、590.76μmol、1当量)をN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)に加え、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(229.05mg、1.77mmol、308.69μL、3当量)および化合物1-10A(306.37mg、1.18mmol、2当量、HCl)を連続的に加えた。混合物を、50℃で2時間反応させた。反応溶液を20mLの水に注加し、濾過した。フィルターケーキを20mLのメチルtert-ブチルエーテルに溶解し、20mLの飽和塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、化合物8-11を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 7.44 - 7.32 (m, 5H), 7.16-7.13 (m, 4H), 6.85-6.82 (m, 4H), 6.63 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.21-5.15 (m, 2H), 4.80 - 4.66 (m, 3H), 4.39 - 4.22 (m, 4H), 3.93-3.88 (m, 1H), 3.80 (s, 6H), 3.71 - 3.55 (m, 1H), 3.52 - 3.29 (m, 2H), 3.25 - 3.08 (m, 3H), 3.06 - 2.96 (m, 2H), 2.91 - 2.77 (m, 1H), 2.71-2.68 (m, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.35-2.30 (m, 3H). LCMS: MS m/z =871.4[M+H]+
工程11:化合物8-12の合成
化合物8-11(580.00mg、665.94μmol、1当量)を無水ジクロロメタン(6mL)に加え、m-クロロペルオキシ安息香酸(359.13mg、1.66mmol、80%質量含量、2.5当量)を加えた。混合物を、25℃で0.5時間反応させた。反応溶液を20mLのチオ硫酸ナトリウム溶液(10%)に注加し、10mLのジクロロメタンで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、45℃で回転蒸発させた。粗製生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=100:0-1:1、石油エーテル:酢酸エチル=1:1)で精製して、化合物8-12を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 7.40-7.37 (m, 5H), 7.17-7.12 (m, 4H), 6.86-6.82 (m, 4H), 6.67-6.64 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.19 (s, 2H), 4.86 - 4.79 (m, 2H), 4.71-4.63 (m, 1H), 4.35 - 4.24 (m, 4H), 3.82-3.81 (m, 1H), 3.80 (s, 6H), 3.64 - 3.50 (m, 2H), 3.46 - 3.33 (m, 2H), 3.30 - 3.27 (m, 4H), 3.25 - 3.11 (m, 3H), 2.71-2.65 (m, 1H), 2.52-2.45 (m, 1H), 2.38-2.30 (m, 3H). LCMS: MS m/z =903.3[M+H]+
工程12:化合物8-13の合成
化合物1-11A(117.35mg、1.02mmol、120.98μL、4当量)をジオキサン(5mL)に加えた。混合物を0-5℃に冷却した。ナトリウムtert-ブトキシド(97.91mg、1.02mmol、4当量)を加え、混合物を10分間反応させた。化合物8-12(230.00mg、254.72μmol、1当量)のトルエン(1mL)溶液を加え、混合物を0.5時間反応させた。反応溶液を20mLの飽和塩化アンモニウムに加え、10mL×2の酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、20mLの飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。粗製生成物をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=1:1-0:1、ジクロロメタン:メタノール=100:0~10:1、ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して、化合物8-13を得た。LCMS: MS m/z=938.2[M+H]+
工程13:化合物8-14の合成
化合物8-13(0.15g、159.91μmol、1当量)を無水ジクロロメタン(5mL)に加え、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えた。混合物を、25℃で2.5時間反応させた。反応溶液を10mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液に加え、5mL×2のジクロロメタンで抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、化合物8-14を得た。LCMS: MS m/z=698.2[M+H]+
工程14:化合物8-15の合成
化合物8-14(0.17g、243.65μmol、1当量)を無水メタノール(2mL)および無水テトラヒドロフラン(2mL)に加えた。パラジウム/炭素(0.15g、10%質量含量)を加え、混合物を、25℃で、水素(15psi)下、0.5時間反応させた。反応溶液を直接濾過して、触媒を回収し、濾液を濃縮して、化合物8-15を黄色固体として得た。LCMS: MS m/z=564.2[M+H]+
工程15:化合物8Aおよび8Bの合成
化合物8-15(60mg、106.46μmol、1当量)、2-フルオロアクリル酸(11.50mg、127.75μmol、1.2当量)および2-(7-アザベンゾトリアゾール)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(60.72mg、159.69μmol、1.5当量)をN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)に加えた。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(41.28mg、319.38μmol、55.63μL、3当量)を加え、混合物を、25℃で0.5時間反応させた。反応溶液を10mLの飽和塩化アンモニウムに加え、5mL×2の酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、5mL×2の飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、化合物8-16を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム(カラム:Phenomenex Gemini-NX 150*30mm*5μm;移動相:[H2O(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:20%~50%,9分)により精製した。フラクションを減圧下濃縮した。5mLの脱イオン化水および0.5mLのアセトニトリルを加え、次いで2滴の1M塩酸溶液を加えた。混合物を減圧下濃縮して、化合物8A塩酸塩((ピークまでの時間:1.379分)を得た。SFC分割方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:80.82%。LCMS:MS m/z=636.4[M+H]+)および化合物8B塩酸塩((ピークまでの時間:1.789分)。SFC分割方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm; 移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:75.56%)を得た。1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 6.59 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.50 - 5.33 (m, 1H), 5.29 - 5.16 (m, 2H), 4.82 - 4.69 (m, 2H), 4.39 (dd, J=5.2, 10.8 Hz, 1H), 4.16 (dd, J=6.8, 10.4 Hz, 1H), 4.04 (s, 2H), 3.94 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.50 - 3.32 (m, 2H), 3.10 (br t, J = 7.2 Hz, 1H), 3.05 - 2.94 (m, 2H), 2.79 (br d, J = 7.2 Hz, 2H), 2.71-2.62 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.39 (q, J = 4.0 Hz, 3H), 2.32 - 2.22 (m, 1H), 2.11 - 1.99 (m, 1H), 1.93 - 1.66 (m, 6H). LCMS: MS m/z =636.4[M+H]+
実施例9
工程1:化合物9-3Aの合成
無水テトラヒドロフラン(30mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物9-6(1.5g、6.07mmol、1当量)を加えた。反応系を10℃に冷却した。リチウムアルミニウムハイドライド(690.66mg、18.20mmol、3当量)を数バッチで加え、反応系を、15℃で16時間反応させた。硫酸ナトリウム十水和物(4g)を反応溶液に加え、混合物を1時間撹拌した。混合物を濾過した。フィルターケーキをテトラヒドロフラン(20mL×2)に加え、混合物を0.5時間撹拌した。混合物を別々に濾過した。濾液を合わせ、減圧下濃縮して化合物9-3Aを得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 5.25 - 4.98 (m, 1 H) 3.75 - 3.65 (m, 1 H) 3.61 - 3.43 (m, 2 H) 2.83 - 2.74 (m, 1 H) 2.71 - 2.56 (m, 1 H) 2.39 (s, 3 H) 2.14 - 2.03 (m, 2 H). LCMS m/z =134.2[M+H]+
工程2:化合物9-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(6mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物8-10(0.55g、722.04μmol、1当量)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(279.95mg、2.17mmol、377.29μL、3当量)および化合物9-1A(289.22mg、1.44mmol、2当量)を加えた。反応系を、50℃で窒素下50分間反応させた。さらに化合物9-1A(50mg)を加え、混合物をさらに0.5時間反応させた。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)は原材料が消失し、新規スポットが出現したことを示した。反応系を室温(15℃)に冷却した後、反応溶液を飽和塩化アンモニウム溶液(30mL)に加え、メチルtert-ブチルエーテル(10mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物9-2を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=812.4[M+H]+
工程3:化合物9-3の合成
ジクロロメタン(10mL)を乾燥反応フラスコ、次いで化合物9-2(0.65g、800.57μmol、1当量)に加え、m-クロロペルオキシ安息香酸(207.23mg、960.68μmol、80%純度、1.2当量)を加えた。反応系を、15℃で0.5時間反応させた。反応溶液を水(20mL)に注加した。チオ硫酸ナトリウム溶液(20mL、10%)を加え、混合物はデンプン-KI紙で陰性を示した。混合物を、次いでジクロロメタン(20mL)で抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下、40℃で濃縮して粗製生成物を得て、それをTLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1、RF=0.53)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=3:1~0:1)で精製して、化合物9-3を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.16 (d, J = 7.60 Hz, 4 H) 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H) 6.66 (s, 1 H) 5.26 (d, J = 10.42 Hz, 1 H), 4.85 - 4.68 (m, 2 H) 4.39 - 4.20 (m, 4 H) 4.09 - 3.90 (m, 2 H) 3.89 - 3.67 (m, 7 H) 3.66 - 3.42 (m, 2 H) 3.40 - 3.16 (m, 2 H) 3.14 - 2.75 (m, 4 H) 2.34 (d, J = 4.00 Hz, 3 H) 1.49 (s, 9 H) 1.43 - 1.37 (m, 2 H) 1.19 (m, 2 H), LCMS m/z =828.2[M+H]+
工程4:化合物9-4の合成
トルエン(6mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物9-3A(289.51mg、2.17mmol、28.68μL、4当量)を加えた。反応系を0℃に冷却した。ナトリウムtert-ブトキシド(208.93mg、2.17mmol、4当量)を加え、反応系を、0~5℃で10分間反応させた。化合物9-3(0.45g、543.53μmol、1当量)のトルエン(2mL)溶液を加え、反応系を、0~5℃で0.5時間反応させた。反応溶液を飽和塩化アンモニウム(20mL×2)で洗浄し、続いて飽和塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物9-4を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.15 (d, J = 7.60 Hz, 4 H) 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H) 6.62 (d, J = 7.20 Hz, 1 H) 5.29 - 5.04 (m, 3 H) 4.29 (d, J = 14.80 Hz, 4 H) 3.80 (s, 6 H) 3.44 - 3.34 (m, 2 H) 3.30 - 3.21 (m, 1 H) 3.06 - 2.79 (m, 2 H) 2.68 - 2.52 (m, 5 H) 2.47 (s, 3 H) 2.42 - 2.27 (m, 5 H) 2.25 - 2.08 (m, 5 H) 1.49 (s, 9 H) 1.38 (d, J = 6.40 Hz, 2 H) 1.14 (d, J = 6.80 Hz, 1 H). LCMS m/z =897.3[M+H]+
工程5:化合物9-5の合成
ジクロロメタン(15mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物9-4(0.6g、668.91μmol、1当量)およびトリフルオロ酢酸(3mL)を加えた。反応系を、15℃で2.5時間反応させた。さらにトリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、混合物をさらに1時間反応させた。さらにトリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、混合物をさらに1時間反応させた。反応溶液を飽和重炭酸ナトリウム溶液(80mL)にゆっくり加え、ジクロロメタン(30mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それをTLC(ジクロロメタン:メタノール=5:1)によるカラム(ジクロロメタン:メタノール=100:0-1:1)で精製して、化合物9-5を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.59 (d, J = 8.40 Hz, 1 H) 5.29 - 5.07 (m, 2 H) 4.75 - 4.67 (m, 1 H) 4.52 - 4.38 (m, 1 H) 4.32 - 4.16 (m, 1 H) 4.08 - 3.87 (m, 3 H) 3.66 - 3.26 (m, 4 H) 3.25 - 2.8 (m, 6 H) 2.72 - 2.59 (m, 1 H) 2.54 (d, J = 2.00 Hz, 3 H) 2.44 - 2.26 (m, 3H) 2.11 - 1.86 (m, 1 H) 1.52 (d, J = 6.80 Hz, 1 H) 1.26 (d, J = 6.80 Hz, 2 H). LCMS m/z =557.3[M+H]+
工程6:化合物9Aおよび9Bの合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いてアクリル酸(21.75mg、301.85μmol、20.72μL、1.2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(97.53mg、754.62μmol、131.44μL、3当量)を加えた。反応系を-60℃に冷却し、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(114.77mg、301.85μmol、1.2当量)を加えた。反応系を、-60℃で10分間反応させた。化合物9-5(0.14g、251.54μmol、1当量)を加え、混合物をさらに1時間反応させた。反応溶液をジクロロメタン(10mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮した。生成物を高速液体クロマトグラフィーカラム{(カラム:Phenomenex luna C18 80*40mm*3μm;移動相:[H2O(0.04%HCl)-ACN];アセトニトリル%:20%~32%、7分]}により精製し、凍結乾燥し、次いでSFC{(カラム:DAICEL CHIRALCEL OD(250mm*30mm, 10μm);移動相:[0.1%NH3H2O MEOH];MeOH%:60%~60%,9分)}によるキラル分離に付して、化合物9A((キラルカラムでのピークまでの時間:1.594分)、SFC分析方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:100%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.71 - 6.49 (m, 2 H) 6.42 - 6.28 (m, 1 H) 5.77 (d, J = 10.80 Hz, 1 H) 5.50 to 5.04 (m, 3 H) 4.71 (s, 3 H) 4.49 - 4.22 (m, 2 H) 4.03 (s, 3 H) 3.78 (d, J = 9.20 Hz, 1 H) 3.64 (s, 1 H) 3.51 - 3.17 (m, 4 H) 3.14 - 3.00 (m, 4 H) 2.64 - 2.48 (m, 1 H) 2.40 (d, J = 4.00 Hz, 4 H) 1.16 (d, J = 10.40 Hz, 3 H). LCMS m/z =611.3[M+H]+)および化合物9B((キラルカラムにおけるピークまでの時間:1.903分), SFC分析方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm; 移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:100%). 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 6.69 - 6.54 (m, 2 H) 6.42 - 6.30 (m, 1 H) 5.77 (d, J = 10.80 Hz, 1 H) 5.47 - 5.01 (m, 3 H) 4.71 (s, 3 H) 4.49 - 4.23 (m, 2 H) 4.03 (s, 3 H) 3.94 - 3.72 (m, 1 H) 3.64 (s, 1 H) 3.53 - 3.22 (m, 4 H) 3.14 - 3.01 (m, 4 H) 2.62 - 2.49 (m, 1 H) 2.40 (d, J = 4.00 Hz, 4 H) 1.16 (d, J = 10.40 Hz, 3 H). LCMS m/z =611.3[M+H]+)を得た。
実施例10
工程1:化合物10-1Aおよび10-1Bの合成
化合物8-9(9g、15.27mmol、1当量)をエタノール(100mL)および水(20mL)に溶解し、次いで2-メチル-2-チオイソウレアスルフェート(42.49g、152.65mmol、10当量)および重炭酸ナトリウム(25.65g、305.31mmol、11.87mL、20当量)を加えた。反応溶液を30℃で4時間撹拌した。100mLの飽和塩化アンモニウム溶液を反応溶液に加えた。混合物を酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、80mLの飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得て、それをTLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=10%~20%~30%)により精製し、次いでSFC(カラム:DAICEL CHIRALCEL AD(250mm*50mm, 10μm);移動相:[0.1%NH3.H2O EtOH];EtOH%:45%~45%、6.3分)により分割して、化合物10-1A(ピークまでの時間:1.665)および化合物10-1B(ピークまでの時間:2.446)を得た。
工程2:化合物10-2の合成
化合物10-1A(2g、3.18mmol、1当量)をジクロロメタン(20mL)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.23g、9.53mmol、1.66mL、3当量)を加えた。反応系を0~10℃に冷却し、トリフル酸無水物(1.34g、4.76mmol、786.11μL、1.5当量)をゆっくり加えた。反応系を、この温度で15分間反応させた。飽和水性塩化アンモニウム溶液(15mL)を反応系に注加し、層を分離した。水相をジクロロメタン(15mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗製生成物を得た。粗製生成物をTLC(PE/EtOAc=10/1)によるカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=100/1~0/1)で精製して、化合物10-2を得た。LCMS m/z=762.2[M+H]+
工程3:化合物10-3の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物10-2(0.16g、210.05μmol、1当量)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(81.44mg、630.15μmol、109.76μL、3当量)および化合物10-2A(50.48mg、252.06μmol、1.2当量)を加えた。反応系を、50℃で窒素下1時間反応させた。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)は原材料が消失し、新規スポットが出現したことを示した。メチルtert-ブチルエーテル(10mL)を反応溶液に加えた。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(20mL×2)、続いて飽和塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物10-3を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 4 H) 6.81 (d, J = 8.80 Hz, 4 H) 6.60 (d, J = 8.80 Hz, 1 H) 5.19 (d, J = 8.00 Hz, 1 H) 4.72 (s, 2 H) 4.37 - 4.22 (m, 4 H) 3.88 (d, J = 13.2 Hz, 1 H) 3.77 (s, 6 H) 3.71 - 3.56 (dd, J = 12.80, 13.20 Hz, 2 H) 3.40 (dd, J = 12.40, 12.40 Hz, 1 H) 3.31 (m, 2 H) 3.20 (s, 1 H) 3.03 - 2.91 (m, 2 H) 2.50 (s, 3 H) 2.35 - 2.25 (m, 3 H) 1.46 (s, 9 H) 1.13 (d, J = 6.80 Hz, 3 H)
工程4:化合物10-4の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物10-3(0.21g、258.64μmol、1当量)およびm-クロロペルオキシ安息香酸(66.95mg、310.37μmol、80%純度、1.2当量)を加えた。反応系を、15℃で0.5時間反応させた。反応溶液に、チオ硫酸ナトリウム溶液(15mL、10%)を加えた。混合物はデンプン-KI紙で陰性を示した。混合物を、次いでジクロロメタン(15mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それをTLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=10:1~0:1)で精製して、化合物10-4および10-4Aを得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.20 (s, 4 H), 6.84 (d, J = 8.80 Hz, 4 H), 6.79 - 6.62(s,1 H), 5.24 (d, J = 10.80 Hz, 1 H), 4.87 - 4.74 (m, 2 H), 4.36 (s, 4 H), 3.99 - 3.83 (m, 3 H), 3.83 - 3.71 (m, 7 H), 3.62 - 3.43 (m, 2 H), 3.40 - 3.27 (m, 3 H), 3.22 - 3.06 (m, 2 H), 2.92 (d, J = 5.20 Hz, 1 H), 2.34 (s, 3 H), 1.49 (s, 9 H), 1.16 (d, J = 6.80 Hz, 3 H). LCMS m/z =828.2M+H]+
工程5:化合物10-5の合成
トルエン(1mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物1-11A(38.95mg、338.19μmol、4当量)を加えた。反応系を0℃に冷却した。ナトリウムtert-ブトキシド(32.50mg、338.19μmol、4当量)を加え、混合物を10分間反応させた。化合物10-4(0.07g、84.55μmol、1当量)および10-4A(71.35mg、84.55μmol、1当量)の混合物のトルエン(1mL)溶液を加え、混合物を0.5時間反応させた。反応溶液に、10mLの酢酸エチルを加え、次いで混合物を10mLの飽和塩化アンモニウム溶液および飽和塩水でそれぞれ洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物10-5を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=879.3[M+H]+
工程6:化合物10-6の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物10-5(0.16g、182.03μmol、1当量)およびトリフルオロ酢酸(1.25mL)を加えた。反応系を18℃で1.5時間撹拌した。さらにトリフルオロ酢酸(0.25mL)を加え、混合物をさらに1.5時間反応させた。水(5mL)を反応溶液に加えた。水相を集め、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH8に調節し、ジクロロメタン(20mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物10-6を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=539.2[M+H]+
工程7:化合物10の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いてアクリル酸(5.54mg、76.87μmol、5.28μL、2当量)、化合物10-6(23mg、38.43μmol、90%純度、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(14.90mg、115.30μmol、20.08μL、3当量)を加えた。反応系を-60℃に冷却し、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(17.54mg、46.12μmol、1.2当量)を加えた。混合物を、次いで0.5時間撹拌した。反応混合物を化合物10-6(19.49mg)のバッチと合わせて、処理した。水(5ml)を反応溶液に加え、層を分離した。有機相を減圧下濃縮し、高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Phenomenex luna C18 80*40mm*3μm;[H2O(0.04%HCl)-ACN];アセトニトリル%:20%~40%、7分}で分離して、化合物10を得た。LCMS m/z=593.4[M+H]+
実施例11
工程1:化合物11-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物10-2(0.16g、210.05μmol、1当量)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(81.44mg、630.15μmol、109.76μL、3当量)および化合物11-1(54.02mg、252.06μmol、1.2当量)を加えた。反応系を、50℃で窒素下1時間反応させた。混合物を化合物10-2(50mg)のバッチと合わせて、処理した。メチルtert-ブチルエーテル(10mL)を反応溶液に加えた。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(10mL×2)で洗浄し、続いて飽和塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物11-2を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.14 (d, J = 8.80 Hz, 4 H), 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H), 6.62 (d, J = 8.80 Hz, 1 H), 5.19 (br d, J = 8.00 Hz, 1 H), 4.76 (s, 2 H), 4.37 - 4.22 (m, 5 H), 3.80 (s, 7 H),3.58 - 3.35 (m, 3 H), 3.22 (s, 2 H), 3.04 - 2.93 (m, 1 H), 2.52 (s, 3 H), 2.38 - 2.30 (m, 3 H), 1.49 (s, 9 H), 1.34 (dd, J = 6.80, 6.40 Hz, 6 H)
工程2:化合物11-3の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物11-2(0.20g、242.14μmol、1当量)およびm-クロロペルオキシ安息香酸(62.68mg、290.57μmol、80%純度、1.2当量)を加えた。反応系を、15℃で0.5時間反応させた。混合物を化合物11-2(50mg)のバッチと合わせて、処理した。チオ硫酸ナトリウム溶液(15mL、10%)を反応溶液に加え、混合物はデンプン-KI紙で陰性を示した。混合物をジクロロメタン(10mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それをTLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=10:1~0:1)で精製して、化合物11-3および化合物11-3Aの混合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.17 (d, J = 6.40 Hz, 4 H) 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H) 6.67 (s, 1 H) 5.23 (d, J = 11.20 Hz, 1 H) 4.90 - 4.74 (m, 2 H) 4.32 (d, J = 12.00 Hz, 4 H) 3.84 - 3.75 (m, 9 H) 3.68 - 3.39 (m, 3 H) 3.31 - 3.10 (m, 3 H) 2.89 (d, J=10.40 Hz, 2 H) 2.34 (d, J=3.60 Hz, 3 H) 1.49 (s, 9 H) 1.42 - 1.29 (m, 6 H). LCMS m/z =842.2[M+H]+
工程3:化合物11-4の合成
トルエン(1mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物1-11A(46.51mg、403.82μmol、4当量)を加えた。反応系を0℃に冷却した。ナトリウムtert-ブトキシド(38.81mg、403.82μmol、4当量)を加え、混合物を10分間反応させた。化合物11-3(0.085g、100.96μmol、1当量)および化合物11-3A(86.62mg、100.96μmol、1当量)の混合物のトルエン(1mL)溶液を加え、反応系を0.5時間撹拌した。混合物を化合物11-3(10mg)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液に、10mLの酢酸エチルを加え、次いで混合物を10mLの飽和塩化アンモニウム溶液および飽和塩水でそれぞれ洗浄した、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物11-4を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=893.4[M+H]+
工程4:化合物11-5の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物11-4(0.13g、145.57μmol、1当量)およびトリフルオロ酢酸(1.25mL)を加えた。反応系を、18℃で1.5時間反応させた。さらにトリフルオロ酢酸(0.25mL)を加え、混合物をさらに1.5時間反応させた。混合物を11-4(15mg)のバッチと合わせて、処理した。水(5mL)を反応溶液に加えた。水相を集め、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH8に調節し、ジクロロメタン(20mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物11-5を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=553.2[M+H]+
工程5:化合物11の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、アクリル酸(14.08mg、195.44μmol、13.41μL、2当量)、化合物11-5(60.00mg、97.72μmol、90%純度、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(37.89mg、293.16μmol、51.06μL、3当量)を次いで加えた。反応系を-60℃に冷却した。O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(44.59mg、117.26μmol、1.2当量)を加えた。混合物を、次いで0.5時間撹拌した。反応混合物を化合物11-5(20mg)のバッチと合わせて、処理した。水(5ml)を反応溶液に加えた。層を分離した。有機相を減圧下濃縮し、高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Phenomenex luna C18 80*40mm *3μm;移動相:[H2O(0.04%HCl)-ACN];アセトニトリル%:15%~40%、7分}により精製して、化合物11を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ = 6.92 - 6.75 (m, 1H), 6.74 - 6.70 (m, 1H), 6.33 - 6.24 (m, 1H), 5.88 - 5.77 (m, 1H), 5.28 - 5.18 (m, 1H), 4.82 - 4.63 (m, 2H), 4.56 - 4.43 (m, 1H), 4.42 - 4.23 (m, 1H), 4.01 - 3.81 (m, 2H), 3.79 - 3.59 (m, 2H), 3.57 - 3.41 (m, 1H), 3.32 - 3.20 (m, 5H), 3.17 - 3.02 (m, 3H), 2.84 (m, 2H), 2.51 - 2.35 (m, 3H), 2.31 - 1.99 (m, 3H), 1.49 - 1.29 (m, 6H). LCMS m/z =607.5[M+H]+
実施例12
工程1:化合物12-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物10-2(0.2g、262.56μmol、1当量)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(101.80mg、787.69μmol、137.20μL、3当量)および化合物9-1A(63.10mg、315.07μmol、1.2当量)を加えた。反応系を、50℃で窒素下30分間反応させた。さらに化合物9-1A(30mg、0.6当量)を加え、混合物をさらに30分間反応させた。反応溶液に、飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)を加え、混合物をメチルtert-ブチルエーテル(5mL)で抽出した。有機相溶液を飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)および飽和塩水(10mL)で連続的に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物12-2を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.14 (d, J = 8.80 Hz, 4 H) 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H) 6.62 (d, J = 8.80 Hz, 1 H) 5.21 (d, J = 7.20 Hz, 1 H) 4.78 - 4.63 (m, 2 H) 4.38 - 4.15 (m, 4 H) 4.00 - 3.82 (m, 2 H) 3.80 (s, 6 H) 3.73 - 3.60 (m, 1 H) 3.48 - 3.33 (m, 1 H) 3.22 (s, 2 H) 3.16 - 2.80 (m, 3 H) 2.51 (s, 3 H) 2.38 - 2.30 (m, 3 H) 1.49 (s, 9 H) 1.38 (d, J = 6.80 Hz, 3 H). LCMS m/z =812.3[M+H]+
工程2:化合物12-3の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物12-2(0.18g、221.70μmol、1当量)およびm-クロロペルオキシ安息香酸(57.39mg、266.03μmol、80%純度、1.2当量)を加えた。反応系を、15℃で0.5時間反応させた。混合物を化合物12-2(30mg)のバッチと合わせて、処理した。チオ硫酸ナトリウム溶液(10mL、10%)を反応溶液に加え、混合物はデンプン-KI紙で陰性を示した。混合物をジクロロメタン(3mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それをTLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=10:1~0:1)で精製して、化合物12-3を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.17 (br s, 4 H) 6.84 (br d, J = 8.40 Hz, 4 H) 6.67 (br s, 1 H) 5.25 (br d, J = 9.60 Hz, 1 H) 4.89 - 4.64 (m, 2 H) 4.32 (br d, J = 10.40 Hz, 4 H) 4.09 - 3.86 (m, 3 H) 3.84 - 3.68 (m, 7 H) 3.64 - 3.51 (m, 1 H) 3.37 - 2.97 (m, 4 H) 2.95 - 2.81 (m, 3 H) 2.34 (br d, J = 3.60 Hz, 3 H) 1.49 (s, 9 H) 1.41 (br s, 3 H). LCMS m/z =828.2[M+H]+
工程3:化合物12-4の合成
トルエン(1mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物12-3A(66.52mg、471.06μmol、3当量)を加えた。反応系を0℃に冷却し、次いでtert-ブタノールナトリウム(45.27mg、471.06μmol、3当量)を加えた。混合物を10分間撹拌し、次いで化合物12-3(0.13g、157.02μmol、1当量)のトルエン(0.5mL)溶液を加えた。混合物を0.5時間撹拌した。混合物を化合物12-3(20mg)のバッチと合わせて、処理した。10mLの酢酸エチルを反応溶液に加えた。混合物を、次いで10mLの飽和塩化アンモニウム溶液および飽和塩水でそれぞれ洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物12-4を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=905.3[M+H]+
工程4:化合物12-5の合成
ジクロロメタン(6mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物12-4(0.18g、198.89μmol、1当量)およびトリフルオロ酢酸(1.5mL)を加えた。反応系を18℃で3.5時間撹拌した。水(5mL)を反応溶液に加えた。水相を集め、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH8に調節し、ジクロロメタン(20mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物12-5を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=565.2[M+H]+
工程5:化合物12の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、撹拌した。アクリル酸(11.49mg、159.40μmol、10.94μL、2当量)、化合物12-5(50mg、79.70μmol、90%純度、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(30.90mg、239.10μmol、41.65μL、3当量)を加えた。反応系を-60℃に冷却し、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(36.37mg、95.64μmol、1.2当量)を加えた。混合物を、次いで0.5時間撹拌した。反応混合物を化合物12-5(20mg)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液に、水(5ml)を加えた。層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Phenomenex luna C18 80*40mm *3μm;移動相:[H2O(0.04%HCl)-ACN];アセトニトリル%:15%~40%、7分}で精製して、化合物12(ピークまでの時間:1.509)を得た。SFC分析方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi。光学純度:99.4%。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ = 6.89 - 6.71 (m, 1H), 6.71 - 6.65 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.32 - 6.19 (m, 1H), 5.84 - 5.75 (m, 1H), 5.26 - 5.15 (m, 1H), 4.68 - 4.60 (m, 1H), 4.52 (s, 2H), 4.50 - 4.45 (m, 1H), 4.39 - 4.32 (m, 1H), 4.27 - 4.16 (m, 1H), 4.15 - 3.89 (m, 2H), 3.76 - 3.61 (m, 2H), 3.60 - 3.32 (m, 2H), 3.28 - 3.13 (m, 3H), 3.09 - 3.00 (m, 1H), 2.96 - 2.85 (m, 1H), 2.38 - 2.32 (m, 3H), 2.32 - 2.24 (m, 2H), 2.24 - 2.12 (m, 4H), 2.12 - 2.03 (m, 2H), 1.42 - 1.31 (m, 3H). LCMS m/z =619.3[M+H]+
実施例13
工程1:化合物13-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物10-2(220mg、288.82μmol、1当量)および化合物13-1(115.69mg、577.64μmol、2当量)を加えた。混合物を撹拌し、次いでN,N-ジイソプロピルエチルアミン(111.98mg、866.45μmol、150.92μL、3当量)を加えた。反応系を50℃に加熱し、1時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル(30mL)で抽出し、飽和塩化アンモニウム(15mL)で1回および飽和塩水(15mL)で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物13-2の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=812.2[M+H]+
工程2:化合物13-3の合成
ジクロロメタン(10mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物13-2(200.00mg、246.33μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌し、m-クロロペルオキシ安息香酸(60.01mg、295.59μmol、85%純度、1.2当量)を加えた。反応系を25℃で1時間撹拌した。反応溶液をジクロロメタン(20mL)で希釈し、次いで5%チオ硫酸ナトリウム(10mL)で1回および飽和塩水(10mL)で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それをTLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=90:10~50:50)で精製して、化合物13-3を得た。LCMS m/z=828.3[M+H]+
工程3:化合物13-4の合成
トルエン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物1-11A(112.68mg、978.35μmol、4.5当量)を加えた。混合物を撹拌した。次いで、ナトリウムtert-ブトキシド(94.02mg、978.35μmol、4.5当量)を加え、反応系を0℃に冷却し、10分間撹拌した。化合物13-3(180mg、217.41μmol、1当量)を、次いで加え、反応系を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を化合物13-3(60mg)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液を酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機相溶液を飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)で1回および飽和塩水(10mL)で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物13-4の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=879.3[M+H]+
工程4:化合物13-5の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物13-4(260mg、295.79μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。カリウムアセテート(2.82g、24.70mmol、1.83mL、83.50当量)を加え、反応系を20℃で2時間撹拌した。水(30mL)を反応溶液に加え、層を分離した。水相を飽和重炭酸ナトリウムでpH9に調節し、次いで酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物13-5の粗製生成物を得て、それを精製することなく次工程で直接使用した。LCMS m/z=539.2[M+H]+
工程5:化合物13の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いてアクリル酸(10.84mg、150.40μmol、10.32μL、1当量)、化合物13-5(90mg、150.40μmol、90%純度、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(58.31mg、451.19μmol、78.59μL、3当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を-60℃に冷却し、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(68.62mg、180.47μmol、1.2当量)を加えた。混合物を0.5時間撹拌した。反応混合物を化合物13-5(30mg)のバッチと合わせて、処理した。水(5mL)を反応溶液に加え、層を分離した。有機相溶液を直接減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Welch Xtimate C18 100*25mm*3μm;移動相:[H2O(0.05%HCl)-ACN];アセトニトリル%:15%~45%、8分}で精製して、化合物13(ピークまでの時間:1.683)を得た。SFC分析方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi、光学純度:95.48%)。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ = 6.87 - 6.73 (m, 1H), 6.68 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.25 (dd, J = 3.8, 16.6 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 5.20 (dd, J = 4.0, 11.2 Hz, 1H), 4.83 - 4.75 (m, 2H), 4.74 - 4.61 (m, 2H), 4.60 - 4.45 (m, 2H), 4.32 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 4.17 - 3.92 (m, 1H), 3.90 - 3.80 (m, 1H), 3.71 - 3.57 (m, 2H), 3.55 - 3.42 (m, 1H), 3.39 - 3.32 (m, 1H), 3.27 - 3.18 (m, 2H), 3.04 (s, 3H), 2.99 - 2.85 (m, 2H), 2.41 - 2.30 (m, 4H), 2.22 - 1.95 (m, 3H), 1.11 (d, J = 6.6 Hz, 3H), LCMS m/z =593.3[M+H]+
実施例14
工程1:化合物14-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物10-2(220mg、288.82μmol、1当量)、化合物14-1(123.79mg、577.64μmol、2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(111.98mg、866.45μmol、150.92μL、3当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を50℃で1時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機相溶液を集め、飽和塩化アンモニウム溶液(15mL)で1回および飽和塩水(15mL)で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。次いで、濾液を減圧下濃縮して化合物14-2の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=826.3[M+H]+
工程2:化合物14-3の合成
ジクロロメタン(10mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いて化合物14-2(350.18mg、423.97μmol、1当量)を加え、混合物を撹拌した。m-クロロペルオキシ安息香酸(109.75mg、508.77μmol、80%純度、1.2当量)を加え、反応系を25℃で1時間撹拌した。より極性の主スポットが検出された。反応溶液をジクロロメタン(10mL)で希釈し、次いで5%チオ硫酸ナトリウム(10mL)で1回および飽和塩水(10mL)で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物をTLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=90:10~50:50)で精製して、化合物14-3を得た。LCMS m/z=842.3[M+H]+
工程3:化合物14-4の合成
トルエン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物1-11A(98.73mg、857.24μmol、4.5当量)を加え、撹拌した。次いで、ナトリウムtert-ブトキシド(82.38mg、857.24μmol、4.5当量)を加え、反応系を0℃に冷却し、10分間撹拌した。化合物14-3(160.39mg、190.50μmol、1当量)のトルエン(2mL)溶液を加え、反応系を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を化合物14-3(50mg)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液を酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機相溶液を集め、飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)で1回および飽和塩水(10mL)で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物14-4の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=893.4[M+H]+
工程4:化合物14-5の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物14-4(260mg、291.15μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。トリフルオロ酢酸(2.77g、24.31mmol、1.8mL、83.50当量)を加え、反応系を20℃で2時間撹拌した。反応溶液をジクロロメタン(20mL)で希釈し、次いで水(20mL)を加えた。層を分離した。水相を飽和重炭酸ナトリウムでpH8に調節し、次いで酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物14-5の粗製生成物を得て、それを精製することなく次工程で直接使用した。LCMS m/z=553.2[M+H]+
工程5:化合物14の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、続いてアクリル酸(10.56mg、146.58μmol、10.06μL、1当量)、化合物14-5(90mg、146.58μmol、90%純度、1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(56.83mg、439.73μmol、76.59μL、3当量)を加えた。混合物を撹拌し、反応系を-60℃に冷却した。O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(66.88mg、175.89μmol、1.2当量)を加えた。混合物を、次いで0.5時間撹拌した。水(5mL)を加えて反応停止させ、層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Welch Xtimate C18 100*25mm*3μm;移動相:[H2O(0.05%HCl)-ACN];アセトニトリル%:15%~45%、8分}で精製して、化合物14を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3)6.69 - 6.62 (m, 1H), 6.62 - 6.48 (m, 1H), 6.47 - 6.34 (m, 1H), 5.91 - 5.76 (m, 1H), 5.34 (s, 1H), 5.25 - 5.14 (m, 1H), 5.10 - 4.99 (m, 1H), 4.86 - 4.64 (m, 2H), 4.62 - 4.30 (m, 2H), 4.21 - 4.11 (m, 1H), 4.06 - 3.93 (m, 2H), 3.90 - 3.73 (m, 2H), 3.71 - 3.59 (m, 1H), 3.57 - 3.49 (m, 3H), 3.47 - 3.33 (m, 1H), 3.28 - 3.15 (m, 2H), 3.09 - 2.92 (m, 1H), 2.50 - 2.35 (m, 4H), 2.26 - 2.09 (m, 2H), 1.43 - 1.32 (m, 4H), 1.31 - 1.25 (m, 2H), LCMS m/z =607.4[M+H]+
実施例15
工程1:化合物15-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物10-2(200mg、262.56μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(101.80mg、787.69μmol、137.20μL、3当量)および化合物15-1(78.88mg、393.84μmol、1.5当量)を加えた。反応系を、50℃で30分間反応させた。混合物を化合物10-2(10mg)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム(5mL)に注加し、酢酸エチル(5mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物15-2の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=812.2[M+H]+
工程2:化合物15-3の合成
ジクロロメタン(3mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物15-2(0.24g、295.59μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。m-クロロペルオキシ安息香酸(66.95mg、310.37μmol、80%純度、1.05当量)を加え、反応系を、25℃で30分間反応させた。反応溶液を水性亜硫酸ナトリウム(5mL、5%)で反応停止させた。層を分離した。水相をジクロロメタン(5mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得た。水相をデンプン-ヨウ化カリウム試験紙で検出し、非酸化的であることが示された。水相を廃棄した。粗製生成物をTLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、生成物Rf=0.51)によるカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=50:1~0:1)で精製して、化合物15-3を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 7.17 - 7.06 (m, 4H), 6.83 - 6.72 (m, 4H), 6.71 - 6.60 (m, 1H), 5.24 - 5.10 (m, 1H), 4.87 - 4.64 (m, 2H), 4.44 - 4.17 (m, 4H), 3.98 - 3.81 (m, 2H), 3.78 - 3.69 (m, 6H), 3.67 - 3.43 (m, 2H), 3.20 - 2.97 (m, 4H), 2.88 - 2.78 (m, 3H), 2.32 - 2.20 (m, 3H), 1.47 - 1.37 (m, 9H), 1.32 - 1.23 (m, 3H). LCMS m/z =828.3 M+H]+
工程3:化合物15-4の合成
トルエン(1mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物15-3(180mg、217.41μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を0-5℃に冷却し、ナトリウムtert-ブトキシド(2.68mg、652.23μmol、3当量)を加えた。混合物を10分間撹拌した。化合物1-11A(75.12mg、652.23μmol、77.44μL、3当量)のトルエン(0.3mL)溶液を上記反応溶液に加え、反応系を、0~5℃で30分間反応させた。反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム(5mL)に注加し、酢酸エチル(5mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物15-4の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=879.4[M+H]+
工程4:化合物15-5の合成
ジクロロメタン(4mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物15-4(160mg、182.03μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を0-5℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(1.23g、10.81mmol、800.00μL、59.36当量)を加え、混合物を4時間撹拌した。反応溶液を飽和水性重炭酸ナトリウム(10mL)に加えた。層を分離した。混合物をジクロロメタン(5mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物15-5の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=539.2[M+H]+
工程5:化合物15の合成
ジクロロメタン(10mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物15-5(0.06g、111.40μmol、1当量)およびアクリル酸(16.06mg、222.81μmol、15.29μL、2当量)を加えた。混合物を撹拌した。次いで、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(28.80mg、222.81μmol、38.81μL、2当量)を加え、反応系を-60℃に冷却した。O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(63.54mg、167.11μmol、1.5当量)を加え、反応系を、-60℃で0.5時間反応させた。混合物を化合物15-5(20mg)のバッチと合わせて、処理した。ジクロロメタン(5mL)を反応溶液に加えた。反応溶液を飽和塩化アンモニウム溶液(5mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Phenomenex Luna C18 200*40mm*10μm;移動相:[H2O(0.04%HCl)-ACN];アセトニトリル%:1%~50%、8分}により精製した。1滴のアンモニア水をフラクション溶液に加え、溶液はアルカリ性を示した。溶液を濃縮して有機溶媒を除去し、凍結乾燥して、化合物15を得た。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ = 7.24 - 7.07 (m, 2H), 6.80 (dd, J = 10.8, 16.8 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.24 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 5.24 - 5.16 (m, 1H), 4.76 (d, J = 13.8 Hz, 3H), 4.57 (dd, J = 7.2, 12.5 Hz, 2H), 4.07 - 3.86 (m, 3H), 3.73 (s, 1H), 3.17 (d, J = 11.4 Hz, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.90 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 2.46 - 2.34 (m, 4H), 2.33 - 2.30 (m, 1H), 2.26 - 1.95 (m, 3H), 1.41 (s, 3H). LCMS m/z =593.2[M+H]+
実施例16
工程1:化合物16-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物10-2(200mg、262.56μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(101.80mg、787.69μmol、137.20μL、3当量)および化合物16-1(78.02mg、393.84μmol、1.5当量、2HCl)を加え、反応系を、50℃で30分間反応させた。混合物を合わせて処理した。反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム(15mL)に注加し、酢酸エチル(10mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物16-2の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=737.2[M+H]+
工程2:化合物16-3の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物16-2(230mg、312.15μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(121.03mg、936.46μmol、163.11μL、3当量)および二炭酸ジ-tert-ブチル(74.94mg、343.37μmol、78.88μL、1.1当量)を加え、反応系を、20℃で10時間反応させた。反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム(15mL)に注加し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物をTLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)によるカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=100:1-0:1)で精製して、化合物16-3を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 7.16 (d, J = 8.4 Hz, 4H), 6.85 (d, J = 8.6 Hz, 4H), 6.64 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.22 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.90 - 4.68 (m, 2H), 4.61 (s, 1H), 4.41 - 4.21 (m, 4H), 4.04 (s, 1H), 3.80 (s, 6H), 3.71 (s, 1H), 3.50 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 3.30 (s, 1H), 3.24 - 3.02 (m, 2H), 2.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 2.78 - 2.58 (m, 2H), 2.55 (s, 3H), 2.34 (d, J = 4.0 Hz, 3H), 1.51 (s, 9H). LCMS m/z =837.2[M+H]+
工程3:化合物16-4の合成
ジクロロメタン(0.3mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物16-3(230mg、274.81μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。m-クロロペルオキシ安息香酸(61.37mg、302.29μmol、85%純度、1.1当量)を加え、反応系を、20℃で1時間反応させた。反応溶液を5%水性亜硫酸ナトリウム溶液(5mL)に注加し、層を分離した。水相をジクロロメタン(5mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得た。水相をデンプン-ヨウ化カリウム試験紙で試験し、非酸化的であることが示された。水相を廃棄した。粗製生成物をTLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)によるカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=100:1-0:1)で精製して、化合物16-4を得た。LCMS m/z=853.2[M+H]+
工程4:化合物16-5の合成
トルエン(2mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物16-4(158mg、185.24μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を0℃に冷却した。ナトリウムtert-ブトキシド(35.60mg、370.49μmol、2当量)を加えた。混合物を15分間撹拌し、化合物12-3A(65.40mg、463.11μmol、2.5当量)を加えた。反応系を、0℃で30分間反応させた。反応溶液を飽和水性塩化アンモニウム(5mL)に注加し、酢酸エチル(5mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、飽和塩水(3mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物16-5の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=930.4[M+H]+
工程5:化合物16-6の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物16-5(0.18g、193.54μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。次いで、トリフルオロ酢酸(1mL)を加え、反応系を、18℃で3時間反応させた。水(10mL)を反応溶液に加え、混合物を抽出した。層を分離した。水相を集め、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH8に調節し、ジクロロメタン(20mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物16-6の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=590.2[M+H]+
工程6:化合物16の合成
化合物16-6(62.77mg、106.46μmol、1当量)、2-フルオロアクリル酸(19.17mg、212.92μmol、2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(41.28mg、319.38μmol、55.63μL、3当量)をDCM(5mL)に溶解し、混合物を-60℃に冷却した。O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(48.58mg、127.75μmol、1.2当量)を加えた。混合物を0.5時間撹拌した。反応溶液を化合物16-6(20.92mg)のバッチと合わせて、処理した。5mLの水を反応溶液に加えた。層を分離した。有機相を濃縮し、高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Phenomenex luna C18 80*40mm*3μm;移動相:[H2O(0.04%HCl)-ACN];アセトニトリル%:20%~40%、7分}により精製して、化合物16を得た。1H NMR (400MHz, CD3OD) δ = 6.73 (d, J=8.6 Hz, 1H), 5.45 - 5.21 (m, 3H), 4.87 - 4.80 (m, 2H), 4.57 (s, 2H), 4.19 (br d, J=13.7 Hz, 1H), 3.98 (br d, J=13.1 Hz, 1H), 3.75 - 3.66 (m, 2H), 3.56 - 3.49 (m, 1H), 3.37 (s, 3H), 3.32 - 3.27 (m, 2H), 3.26 - 3.11 (m, 1H), 3.06 - 2.87 (m, 1H), 3.06 - 2.87 (m, 1H), 3.06 - 2.87 (m, 1H), 2.44 - 2.03 (m, 12H). LCMS m/z =662.4[M+H]+
実施例17
工程1:化合物17-2の合成
N,N-ジメチルホルムアミド(30mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物10-2(2.8g、3.68mmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.43g、11.03mmol、1.92mL、3当量)および化合物16-1(873.80mg、4.41mmol、1.2当量、2HCl)を加え、反応系を、50℃で窒素下1時間反応させた。混合物を化合物10-2(0.2g)のバッチと合わせて、処理した。メチルtert-ブチルエーテル(30mL)を反応溶液に加え、混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で2回(30mL×2)および飽和塩水で2回(30mL×2)洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物17-2の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.15 (d, J = 8.80 Hz, 4 H), 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H), 6.63 (d, J = 8.40 Hz, 1 H), 5.22 (dd, J = 11.20, 4.00 Hz, 1 H), 4.71 (s, 2 H), 4.36 - 4.20 (m, 4 H), 4.06 (d, J = 12.80 Hz, 1 H), 3.80 (s, 6 H), 3.61 - 3.50 (m, 2 H), 3.43 (dd, J = 18.80, 11.60 Hz, 2 H), 3.27 - 3.15 (m, 2 H), 3.12 - 2.98 (m, 2 H), 2.85 - 2.66 (m, 2 H), 2.53 (s, 3 H), 2.38 - 2.31 (m, 3 H), LCMS m/z =737.2[M+H]+
工程2:化合物17-3の合成
ジクロロメタン(25mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物17-2(2.3g、3.12mmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を0℃に冷却した。トリエチルアミン(789.67mg、7.80mmol、1.09mL、2.5当量)およびトリフルオロ酢酸無水物(983.42mg、4.68mmol、651.27μL、1.5当量)を加え、反応系を、0~5℃で0.5時間反応させた。混合物を化合物17-2(0.3g)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液を飽和塩化アンモニウム溶液(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物17-3の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.15 (d, J = 8.40 Hz, 4 H), 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H), 6.65 (br d, J = 8.40 Hz, 1 H), 5.29 - 5.20 (m, 1 H), 4.77 (s, 2 H), 4.38 - 4.24 (m, 4 H), 4.05 - 3.88 (m, 2 H), 3.80 (s, 6 H), 3.78 - 3.60 (m, 2 H), 3.59 - 3.37 (m, 2 H), 3.14 - 2.99 (m, 2 H), 2.98 - 2.93 (m, 1 H), 2.91 - 2.86 (m, 1 H), 2.78 (t, J = 6.80 Hz, 1 H), 2.53 (s, 3 H), 2.39 - 2.30 (m, 3 H), LCMS m/z =833.1[M+H]+
工程3:化合物17-4の合成
ジクロロメタン(30mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物17-3(2.6g、3.12mmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。m-クロロペルオキシ安息香酸(697.20mg、3.43mmol、85%純度、1.1当量)を加え、反応系を、18℃で0.5時間反応させた。反応系を化合物17-3(0.2g)のバッチと合わせて、処理した。チオ硫酸ナトリウム溶液(20mL、10%)を反応溶液に加え、混合物はデンプン-KI紙で陰性を示した。混合物をジクロロメタン(20mL×2)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それをTLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)によるカラム(石油エーテル:酢酸エチル=10:1-0:1)で精製して、化合物17-4を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.15 (d, J = 8.40 Hz, 4 H), 6.84 (d, J = 8.40 Hz, 4 H), 6.66 (d, J = 8.40 Hz, 1 H), 5.27 (d, J = 9.20 Hz, 1 H), 4.93 - 4.982 (m, 2 H), 4.38 - 4.24 (m, 4 H), 4.10 - 3.99 (m, 2 H), 3.98 - 3.88 (m, 1 H), 3.87 - 3.68 (m, 8 H), 3.67 - 3.54 (m, 1 H), 3.54 - 2.98 (m, 3 H), 2.93 - 2.79 (m, 4 H), 2.78 - 2.65 (m, 1 H), 2.35 (d, J = 3.60 Hz, 3 H), LCMS m/z =849.1[M+H]+
工程4:化合物17-5の合成
トルエン(1mL)を乾燥反応フラスコに加え、化合物17-4A(78.77mg、494.80μmol、3当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を0℃に冷却し、ナトリウムtert-ブトキシド(47.55mg、494.80μmol、3当量)を加えた。混合物を10分間撹拌し、次いで化合物17-4(0.14g、164.93μmol、1当量)のトルエン(0.5mL)溶液を加えた。混合物をさらに0.5時間反応させた。反応系を化合物17-4(20mg)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液を酢酸エチル(5mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム(10mL×2)および飽和塩水(10mL)で連続的に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物17-5の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=848.3[M+H]+
工程5:化合物17-6の合成
ジクロロメタン(12mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物17-5(160.00mg、188.70μmol、1当量)を加えた。混合物を撹拌した。次いで、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、反応系を、18℃で2時間反応させた。反応系を化合物17-5(20mg)のバッチと合わせて、処理した。水(10mL)を反応溶液に加えた。抽出後、層を分離した。水相を飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH8に調節し、ジクロロメタン(10mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して化合物17-6の粗製生成物を得て、それを精製することなく直接次工程で使用した。LCMS m/z=608.3[M+H]+
工程6:化合物17の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物17-6(50mg、82.29μmol、1当量)、2-フルオロアクリル酸(14.82mg、164.58μmol、2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(31.90mg、246.87μmol、43.00μL、3当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を-60℃に冷却し、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(37.55mg、98.75μmol、1.2当量)を加えた。混合物を、次いで0.5時間撹拌した。混合物を合わせて処理した。水(5mL)を反応溶液に加えて反応混合物を反応停止させ、層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Welch Xtimate C18 100*25mm*3μm;移動相:[H2O(0.05%HCl)-ACN];アセトニトリル%:20%~50%、8分}で精製して、化合物17を得た。SFC分析方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi、光学純度:99.21%、ピークまでの時間:1.840)。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ = 6.80 - 6.68 (m, 1H), 5.73 - 5.51 (m, 1H), 5.46 - 5.19 (m, 3H), 5.05 - 4.90 (m, 3H), 4.74 - 4.58 (m, 2H), 4.37 - 4.26 (m, 1H), 4.20 - 4.06 (m, 2H), 4.05 - 3.84 (m, 3H), 3.79 - 3.59 (m, 2H), 3.54 - 3.43 (m, 1H), 3.42 - 3.35 (m, 1H), 3.31 - 3.24 (m, 1H), 3.13 - 2.89 (m, 3H), 2.82 - 2.52 (m, 2H), 2.50 - 2.42 (m, 1H), 2.41 - 2.30 (m, 5H), 2.29 - 2.18 (m, 1H)
実施例18
工程1:化合物18-1の合成
1-11A(194.75mg、1.69mmol、200.78μL、4当量)を無水トルエン(16mL)に加えた。混合物を0℃に冷却し、ナトリウムtert-ブトキシド(162.50mg、1.69mmol、4当量)を加えた。混合物を、0~5℃で10分間反応させた。化合物9-3(0.35g、422.74μmol、1当量)のトルエン(5mL)溶液を加え、混合物を、0~5℃で0.5時間反応させた。混合物を化合物9-3(50mg)のバッチと合わせて、処理した。反応溶液を20mL×2の飽和塩化アンモニウムおよび20mLの飽和塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、化合物18-1を得た。MS m/z=879.2[M+H]+
工程2:化合物18-2の合成
化合物18-1(0.4g、455.07μmol、1当量)を無水ジクロロメタン(12mL)に加え、トリフルオロ酢酸(2.4mL)を加えた。混合物を、25℃で1.5時間反応させた。混合物を化合物18-1(50mg)のバッチと合わせて、処理した。飽和重炭酸ナトリウムを、反応溶液に、pHが7~8になるまでゆっくり加えた。混合物を20mLのジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を、次いで回転蒸発により乾固するまで濃縮して、化合物18-2を得た。LCMS m/z=539.1[M+H]+
工程3:化合物18Aおよび18Bの合成
化合物18-2(36.80mg、510.60μmol、35.04μL、1.1当量)、アクリル酸(36.80mg、510.60μmol、35.04μL、1.1当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(179.97mg、1.39mmol、242.55μL、3当量)を無水ジクロロメタン(5mL)に加えた。混合物を-60℃に冷却し、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(176.50mg、464.18μmol、1当量)を加えた。混合物を、-60℃で30分間反応させた。反応溶液を10mLのジクロロメタンで希釈し、10mL×2の飽和塩化アンモニウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を、次いで濃縮した。残留物を高速液体クロマトグラフィーカラム(カラム:Phenomenex luna C18 100*40mm*5μm;移動相:[H2O(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:10%~40%、8分)により精製し、凍結乾燥し、次いでSFC(カラム:DAICEL Chiralcel OD(250mm*30mm, 10μm);移動相:[0.1%NH3H2O ETOH];エタノール%:50%~50%,15分)によるキラル分離に付して、化合物18A((キラルピークまでの時間:1.479)。SFC分割方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm;移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi、光学純度100)。MS m/z=593.3[M+H]+, 1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 6.66 - 6.50 (m, 2H), 6.36 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 5.76 (d, J=10.0 Hz, 1H), 5.20 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.58-4.53 (m, 1H), 4.45 - 4.20 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.85 - 3.23 (m, 6H), 3.04 - 2.86 (m, 2H), 2.67 (s, 2H), 2.47 - 2.33 (m, 3H), 2.22 - 1.53 (m, 8H), 1.23 - 1.04 (m, 3H))および化合物18B((キラルピークまでの時間:1.642)、SFC分割方法(カラム:Chiralcel OD-3、50×4.6mm I.D.、3μm; 移動相:A(CO2)およびB(メタノール、0.05%ジイソプロピルアミン含有);勾配:B%=5~50%、3分;流速:3.4mL/分;波長:220nm;圧力:1800psi、光学純度97.8%). LCMS m/z =593.3[M+H]+. 1H NMR (400MHz, CDCl3) δ = 6.72 - 6.48 (m, 2H), 6.35 (dd, J = 1.6, 16.8 Hz, 1H), 5.76 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 5.20 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.83 - 4.57 (m, 3H), 4.18 - 3.99 (m, 3H), 3.94 - 3.51 (m, 2H), 3.50 - 3.20 (m, 2H), 3.11 - 2.75 (m, 6H), 2.43 - 2.35 (m, 3H), 2.35 - 1.80 (m, 8H), 1.38 (d, J = 6.4 Hz, 3H))を得た。
実施例19
工程1:化合物19の合成
ジクロロメタン(5mL)を乾燥反応フラスコに加え、次いで化合物17-6(25mg、42.40μmol、1当量)、アクリル酸(6.11mg、84.80μmol、5.82μL、2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(16.44mg、127.20μmol、22.16μL、3当量)を加えた。混合物を撹拌した。反応系を0℃に冷却し、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(19.35mg、50.88μmol、1.2当量)を加えた。混合物を20℃で3時間撹拌した。水(5mL)を反応溶液に加えて反応停止させ、層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下濃縮して粗製生成物を得て、それを高速液体クロマトグラフィーカラム{カラム:Phenomenex luna C18 80*40mm*3μm;移動相:[H2O(0.04%HCl)-ACN];B%:18%~34%、7分}で精製して、化合物19を得た。LCMS m/z=622.2[M+H]+
実施例20
工程1:中間体20-1の調製
化合物9-2(90mg、110.85μmol)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、m-クロロペルオキシ安息香酸(45.01mg、221.70μmol、85%含量)を加えた。反応溶液を20℃でさらに3時間撹拌した。有機溶媒を減圧下除去し、得られた粗製生成物を分取薄層クロマトグラフィープレート(展開液:ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して、化合物20-1を得た。MS m/z=844.4 [M+H]+
工程2:中間体20-2の調製
化合物17-4A(12.26mg、77.02μmol)を無水テトラヒドロフラン(2mL)に20℃で溶解した。ナトリウムtert-ブトキシド(7.40mg、77.02μmol)を加え、反応溶液をさらに30分間撹拌した。化合物20-1(50mg、59.25μmol)のテトラヒドロフラン(0.5mL)溶液を加え、反応溶液をこの温度で0.5時間撹拌した。有機溶媒を減圧下除去し、得られた粗製生成物を分取薄層クロマトグラフィープレート(展開液:ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して、化合物20-2を得た。MS m/z=923.6 [M+H]+
工程3:化合物20-3の調製
化合物20-2(45mg、48.75μmol)を無水ジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加えた。反応溶液を20℃でさらに2時間撹拌した。溶媒を減圧下除去し、得られた粗製生成物を20mLのジクロロメタンに溶解した。3gの固体重炭酸ナトリウムを加え、混合物を室温でさらに1時間撹拌した。混合物を濾過し、有機溶媒を減圧下除去して、20-3の粗製生成物を得て、それをさらに精製することなく次反応工程で直接使用した。
工程4:化合物20の調製
化合物20-3(20mg、34.33μmol)を無水ジクロロメタン(2mL)に、20℃で溶解した。ジイソプロピルエチルアミン(13.31mg、102.99μmol、17.94μL)および塩化アクリロイル(4.66mg、51.49μmol、4.20μL)を加え、反応溶液をこの温度でさらに16時間撹拌した。有機溶媒を減圧下除去し、粗製生成物を高速液体クロマトグラフィー(カラム:Welch Xtimate C18 100*40mm*3μm;移動相:[水(0.075%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル:22%~52%、8分)で精製して、化合物20のトリフルオロ酢酸塩を得た。MS m/z=637.4 [M+H]+
生物学的アッセイデータ:
アッセイ実施例1:KRASG12C変異MIA-PA-CA-2細胞増殖に対する化合物の阻害性効果のアッセイ
1.1 アッセイの目的
化合物を、KRASG12C変異MIA-PA-CA-2細胞の増殖阻害のIC50についてアッセイした。
1.2 試薬
このアッセイで使用した主な試薬は、CellTiter-Glo(Promega, Cat. No. G7573)を含んだ。
1.3 装置
このアッセイで使用した主な装置は、PerkinElmer EnVision多機能マイクロプレートリーダーであった。
1.4 アッセイ方法
1) 接着細胞をトリプシンで消化して細胞懸濁液を形成し、細胞懸濁液をその後の使用のために計数した。
2) 適当量の細胞を遠心チューブに加え、細胞培養培地を加えて、必要な体積とした;次いで、細胞を、100μLの培養培地で2000細胞/ウェルの最終密度で96ウェルプレートに播種した。
3) 24時間インキュベーション後、化合物をDMSOで10mMに調製し、DPBS(ダルベッコリン酸緩衝化食塩水)で、9点3倍連続希釈した;10μLを各ウェルにデュプリケートで加えた。10μLのDPBS/ウェルを、アッセイ対照ウェル(Con)に加えた。
4) 同日、50μLのCellTiter Gloを、化合物を含まない別の細胞培養プレートに加え、蛍光値をEnVisionで読んだ。値を日0値として記した。
5) 化合物処理細胞を72時間インキュベーション後、プレートを取り出し、50μLのCellTiter Gloを該細胞プレートに加えた。蛍光値をEnVisionで読んだ。
6)データ分析:各ウェルの細胞阻害率を、下式により計算した:
* F日0は、化合物処理がない元の細胞数アッセイウェルの読み取り値であった;
FConは、72時間インキュベーション後のCon群の蛍光読み取り値であった。
FCpdは、72時間インキュベーション後の各化合物ウェルの蛍光読み取り値であった。
7) 化合物の阻害率データ(阻害率%)のlog(アゴニスト)対応答 -- 可変勾配非線形フィット分析を、下式を使用するGraphPad Prismソフトウェアを使用して実施して、化合物のIC50値を得た:
1.5 アッセイ結果
アッセイ結果は、本発明の化合物がKRASG12C変異MIA-PA-CA-2細胞株の細胞増殖に対する良好な阻害活性を有することを示した。
アッセイ実施例2:H358細胞アッセイ
2.1 アッセイの目的
化合物を、KRASG12C変異H358細胞の増殖阻害のIC50についてアッセイした。
2.2 試薬
このアッセイで使用した主な試薬は、RPMI-1640培地、Vicenteから購入したペニシリン/ストレプトマイシン抗生物質、Bioseraから購入したウシ胎児血清、Promegaから購入したCellTiter-Glo(細胞生存能化学発光検出試薬)試薬およびCell Bank of the Chinese Academy of Sciencesから購入したNCI-H358細胞株を含んだ。
2.3 装置
このアッセイで使用した主な装置は、Nivo多ラベル分析装置(PerkinElmer)であった。
2.4 アッセイ方法:
1) NCI-H358細胞を、白色96ウェルプレートに播種し、各ウェルは80μLの細胞懸濁液および4000個のNCI-H358細胞を含んだ。細胞プレートを、二酸化炭素インキュベーターで一夜インキュベートした。
2) アッセイする化合物を、多チャネルピペットで連続5倍希釈して9濃度、すなわち、2mM~5.12nMを得た。アッセイをデュプリケートで実施した。78μLの培地を中間プレートに加え、次いで2μLの連続希釈化合物を中間プレートの各ウェルに、対応する位置に応じて移した。十分混合後、20μL/ウェルを細胞プレートに移した。細胞プレートに移された化合物の濃度は、10μM~0.0256nMの範囲であった。細胞プレートを、二酸化炭素インキュベーターで5日間インキュベートした。別の細胞プレートを調製し、細胞プレートのシグナル値を、化合物を添加した日に、最高値(下式Max値)として読み取り、データ分析に組み込んだ。25μLの細胞生存能化学発光検出試薬を、細胞プレートの各ウェルに加え、プレートを室温で10分間インキュベートして、蛍光シグナルを安定させた。プレートの読み取りに、多ラベル分析装置を使用した。
3) 25μLの細胞生存能化学発光検出試薬を、細胞プレートの各ウェルに加え、プレートを室温で10分間インキュベートして、蛍光シグナルを安定させた。プレートの読み取りに、多ラベル分析装置を使用した。
データ分析:
式(サンプル-最低値)/(Max-最低値)*100%を使用して、生データを阻害率に変換し、IC50値を、4パラメータでのカーブフィッティングにより得ることができる(GraphPad Prismの「log(阻害剤)対応答 -- 可変勾配」モード)。本発明の化合物のNCI-H358細胞増殖に対する阻害活性を表2に示す。
結論:本発明の化合物の一部は、NCI-H358細胞の増殖に良好な阻害活性を示した。
アッセイ実施例3:肝細胞の代謝安定性
アッセイの目的:CD-1マウス、SDラット、ビーグル犬、カニクイザルおよびヒトの肝細胞におけるアッセイ化合物の代謝安定性を、それぞれアッセイした。
アッセイ手順:数個の96ウェルサンプル沈殿プレートを調製し、それぞれT0、T15、T30、T60、T90、T120、T0-MC、T120-MCおよびブランク基質と名付けた。回復培地およびインキュベーション培地を前もって取り出し、37℃水浴に置いて、予め加温した。凍結保存肝細胞を液体窒素タンクから取り、すぐに37℃水浴に浸漬した(約90秒)。凍結保存肝細胞が解凍され、ゆるくなった後、40mLの回復培地を含む遠心チューブに注ぎ、チューブを穏やかに倒置させて、細胞を回復培地に再懸濁させた。細胞を、100×gで室温で5分間遠心分離し、上清を除去した。肝細胞を適切な体積のインキュベーション培地に再懸濁し、細胞生存能をトリパンブルー染色法により計算した。198μLの肝細胞懸濁液(0.51×106細胞/mL)を、予熱したインキュベーションプレートに加えた。培養培地対照群として、198μLの無肝細胞インキュベーション培地を、T0-MCおよびT120-MCインキュベーションプレートに加えた。全インキュベーションプレートを、37℃インキュベーターで10分間プレインキュベートした。次いで、アッセイサンプルおよび対照化合物の2μLの作業溶液をそれぞれ加え、混合物を十分混合した。インキュベーションプレートをすぐにインキュベーター内のシェーカーに入れ、反応を開始させ、同時にタイマーをスタートした。各化合物の各時点について、2デュプリケートサンプルを調製した。インキュベーション条件は、37℃、飽和湿度および5%CO2であった。アッセイ系において、アッセイサンプルの最終濃度は1μM、対照サンプルの最終濃度は3μM、肝細胞の最終濃度は0.5×106細胞/mLおよび全有機溶媒の最終濃度は0.96%であり、DMSOの最終濃度は0.1%であった。対応する時点でのインキュベーション終了時、インキュベーションプレートを取り出し、25μLの化合物および対照化合物と細胞の混合物を、125μLの停止溶液(200ng/mL トルブタミドおよびラベタロールのアセトニトリル溶液)を含むサンプルプレートに加えた。ブランクサンプルプレートについて、25μLの無肝細胞インキュベーション培地を直接加えた。密閉後、全サンプルプレートを、600rpmで10分間シェーカーで振盪し、次いで3220×gで20分間遠心分離した。アッセイサンプルおよび対照サンプルの上清を、超純水で1:3比に希釈した。全サンプルを十分混合し、LC/MS/MSにより分析した。
アッセイ結果を表3に示す。
結論:種々の種の肝細胞における代謝アッセイは、本発明の化合物が良好な代謝安定性を有することを示す。
アッセイ実施例4:肝ミクロソームにおけるインビトロ安定性アッセイ
アッセイの目的:CD-1マウス、SDラット、ビーグル犬、カニクイザルおよびヒトの肝ミクロソームにおけるアッセイ化合物の代謝安定性を、それぞれアッセイした。
アッセイ手順:2個の96ウェルインキュベーションプレートを調製し、それぞれT60インキュベーションプレートおよびNCF60インキュベーションプレートと名付けた。445μLのミクロソーム作業溶液(0.56mg/mLの肝ミクロソームタンパク質濃度)をT60インキュベーションプレートおよびNCF60インキュベーションプレートにそれぞれ加え、次いで上記インキュベーションプレートを、37℃水浴で約10分間プレインキュベートした。
プレインキュベーション後、アッセイサンプルまたは対照化合物の5μLの作業溶液をそれぞれT60インキュベーションプレートおよびNCF60インキュベーションプレートに加え、混合物を十分混合した。50μLのリン酸カリウム緩衝液をNCF60インキュベーションプレートの各ウェルに加えて、反応を開始させた。180μLの停止溶液(200ng/mL トルブタミドおよび200ng/mL ラベタロールのアセトニトリル溶液)および6μLのNADPH再生系作業溶液をT0停止プレートに加え、54μLのサンプルをT60インキュベーションプレートからT0停止プレートに移した(T0サンプルの産生)。T60インキュベーションプレートの各ウェルに44μLのNADPH再生系作業溶液を加えて、反応を開始させた。54μLのミクロソーム作業溶液、6μLのNADPH再生系作業溶液および180μLの停止溶液のみをブランクプレートに加えた。故に、アッセイ化合物または対照化合物のサンプルにおいて、化合物、テストステロン、ジクロフェナクおよびプロパフェノンの最終反応濃度は1μM、肝ミクロソームの濃度は0.5mg/mLおよび反応系中のDMSOおよびアセトニトリルの最終反応濃度はそれぞれ0.01%(v/v)および0.99%(v/v)であった。
適当な時間(例えば、5分、15分、30分、45分および60分)のインキュベーション後、180μLの停止溶液(200ng/mL トルブタミドおよび200ng/mL ラベタロールのアセトニトリル溶液)を各停止プレートのサンプルウェルにそれぞれ加えた。60μLのサンプルをT60インキュベーションプレートから取って、反応停止させた。全サンプルプレートをよく振盪し、次いで3220×gで20分間遠心分離した。次いで、80μLの上清を各ウェルから取り、240μLの純水で希釈して、液体クロマトグラフィー-タンデムマススペクトロメトリー分析した。全サンプルを液体クロマトグラフィー-タンデムマススペクトロメトリーに注入し、分析した。
結論:肝ミクロソームにおける代謝安定性のアッセイは、本発明の化合物が良好な代謝安定性を有することを示した。
アッセイ実施例5:血漿における安定性アッセイ
アッセイの目的:CD-1マウスおよびヒト血漿におけるアッセイ化合物の安定性を、それぞれアッセイした。
アッセイ手順:凍結保存血漿を10~20分間解凍した。血漿が完全に解凍した後遠心機に入れ、3220×gで5分間遠心分離して、血漿中のあらゆる懸濁物質および沈降物を除去した。96ウェルインキュベーションプレートを調製し、それぞれT0、T10、T30、T60、T120と名付けた。マウス、ラット、イヌ、サルおよびヒトの98μLのブランク血漿を対応するインキュベーションプレートに加え、次いで化合物または対照化合物の2μLの作業溶液を、デュプリケートで対応するプレートに加えた。全サンプルを37℃水浴でインキュベートした。化合物および対照化合物ビサコジル、エナラプリルマレアート、プロカインおよびプロバンサインの最終インキュベーション濃度は2μMであり、最終有機相含量は2.0%であった。各時点でのインキュベーション終了時、対応するインキュベーションプレートを取り外し、400μLの200ng/mLのトルブタミドおよびラベタロールのアセトニトリル溶液を各対応するサンプルウェルに加えて、タンパク質を沈殿させた。全サンプルプレートを密閉し、よく振盪し、次いで3220×gで20分間遠心分離した。50μLの上清を取り、100μLの超純水で希釈した。全サンプルを十分混合し、次いでLC/MS/MSにより分析した。
結論:本発明の化合物は、ヒトおよびマウス血漿で良好な安定性を有した。
アッセイ実施例6:全血における安定性アッセイ
アッセイの目的:CD-1マウス、SDラット、ビーグル犬およびカニクイザル全血におけるアッセイ化合物の安定性を、それぞれアッセイした。
アッセイ手順:アッセイ当日またはアッセイ前日、CD-1マウス、SDラット、ビーグル犬およびカニクイザルからの新鮮全血を、抗凝血剤EDTA-K2を使用して集めた。アッセイを開始する前、全血をPBSと1:1(v:v)で混合し、混合物を10~20分間、37℃水浴で予め加温した。96ウェルインキュベーションプレートを調製し、それぞれT0、T30、T60、T240と名付けた。T0、T30、T60およびT240インキュベーションプレートを含む対応するインキュベーションプレートにおいて、化合物または対照化合物の2μLの作業溶液を、マウス、ラット、イヌ、サルおよびヒトの98μLのブランク全血とデュプリケートで混合した。全サンプルを37℃水浴でインキュベートした。化合物の最終インキュベーション濃度は5μMおよび対照化合物の最終インキュベーション濃度は2μMであった。各時点でのインキュベーション終了時、対応するインキュベーションプレートを取り出し、100μLの超純水をすぐに対応するサンプルウェルに加え、十分混合した。800μLの200ng/mL トルブタミドおよびラベタロールのアセトニトリル溶液を加えて、タンパク質を沈殿させた。サンプルプレートを密閉し、よく振盪し、次いで3220×gで20分間遠心分離した。150μLの上清を取り、LC/MS/MSにより分析した。
結論:種々の種の全血における安定性アッセイは、本発明の化合物が全血で良好な安定性を有することを示した。
アッセイ実施例7:タンパク質結合率のアッセイ
アッセイの目的:CD-1マウス、SDラット、ビーグル犬、カニクイザルおよびヒトの血漿におけるアッセイ化合物のタンパク質結合率を、平衡透析により決定した。
アッセイ手順:上記5種の血漿を使用して、2μM化合物濃度の血漿サンプルを調製し、96ウェル平衡透析装置に入れ、リン酸緩衝液で37±1℃で4時間透析した。ワルファリンを、このアッセイの対照化合物として使用した。血漿および透析緩衝液におけるアッセイ化合物の濃度を、LC-MS/MS方法により決定した。
結論:種々の種の血漿結合率のアッセイは、本発明の化合物が血漿における高いタンパク質非結合率を有することを示した。
アッセイ実施例8:インビボ薬物動態アッセイ
1)SDラットにおけるアッセイ化合物の経口投与および静脈内注射におよる薬物動態のアッセイ
アッセイ化合物を5%ジメチルスルホキシド/95%(10%ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン)溶液と混合した。混合物をボルテックス処理および超音波処理して、1mg/mL透明溶液を調製し、それを後の使用のために、微孔性膜を通して濾過した。7~10週齢雄SDラットを選択し、候補化合物溶液を静脈内または経口投与した。全血を一定時間に集め、調製して、血漿を得た。薬物濃度をLC-MS/MS方法により分析し、薬物動態パラメータを、Phoenix WinNonlinソフトウェア(Pharsight, USA)により計算した。アッセイ結果を表8に示す。
注:Vdss,uは、非結合血漿タンパク質下の見掛けの分布容積である(Vdss,u=Vdss/PPB(非結合%));Cmax,uおよびAUC0-last,uは、非結合血漿タンパク質下の対応値である(Cmax,u=Cmax×PPB(非結合%);AUC0-last,u=AUC0-last×PPB(非結合%))
結論:PKアッセイは、本発明の化合物がラットにおいて高い非結合血漿暴露および良好な経口バイオアベイラビリティを有することを示した。
2)CDマウスにおける経口投与および静脈内注射によるアッセイ化合物の薬物動態のアッセイ
アッセイ化合物を5%ジメチルスルホキシド/95%(10%ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン)溶液と混合した。混合物をボルテックス処理および超音波処理して、1mg/mL透明溶液を調製し、それを後の使用のために、微孔性膜を通して濾過した。7~10週齢雄CDマウスを選択し、候補化合物溶液を静脈内または経口投与した。全血を一定時間に集め、調製して、血漿を得た。薬物濃度をLC-MS/MS方法により分析し、薬物動態パラメータを、Phoenix WinNonlinソフトウェア(Pharsight, USA)により計算した。アッセイ結果を表9に示す。
注:Vdss,uは、非結合血漿タンパク質下の見掛けの分布容積である(Vdss,u=Vdss/PPB(非結合%));Cmax,uおよびAUC0-last,uは、非結合血漿タンパク質下の対応値である(Cmax,u=Cmax×PPB(非結合%);AUC0-last,u=AUC0-last×PPB(非結合%))
結論:PKアッセイは、本発明の化合物がマウスにおいて高い非結合血漿暴露および良好な経口バイオアベイラビリティを有することを示す。
アッセイ実施例9:インビボ薬力学アッセイ
Balb/c Nudeマウスにおけるヒト膵臓がんMia PaCa-2細胞の皮下移植腫瘍モデルにおけるインビボ薬力学アッセイ
1. 細胞培養および腫瘍組織調製
細胞培養:ヒト膵臓がんMia PaCa-2細胞(ATCC-CRL-1420)を、10%ウシ胎児血清および2.5%ウマ血清添加DMEM培地で、37℃、5%二酸化炭素インキュベーターでインビトロで単層培養した。細胞を、週2回トリプシン-EDTAでの日常的消化により継代した。細胞飽和が80%~90%に達し、細胞数が必要量を満たしたら、細胞を回収し、計数し、適当量のPBSに再懸濁した。マトリゲルを1:1比で加えて、25×106細胞/mL細胞密度の細胞懸濁液を得た。
細胞接種:0.2mL(5×106細胞/マウス)のMia PaCa-2細胞(+マトリゲル、体積で1:1)を、各マウスの右背部に皮下接種した。平均腫瘍体積が190mm3に達したとき、マウスを腫瘍体積に基づき複数群に無作為化し、投与を、表10のプロトコルに従い開始した。
注:POは経口投与を示す;QDは1日1回を示す。
2. 腫瘍測定およびアッセイ指標
腫瘍直径を、ノギスで週2回測定した。腫瘍体積の計算式は:V=0.5a×b2(ここで、aおよびbはそれぞれ腫瘍の長径および短径を表す)であった。
化合物の抗腫瘍有効性をTGI(%)または相対的腫瘍増殖率T/C(%)で評価した。相対的腫瘍増殖率T/C(%)=TRTV/CRTV×100%(TRTV:処置群のRTV;CRTV:陰性対照群のRTV)。相対的腫瘍体積(RTV)を、腫瘍測定結果に従い計算し、計算式はRTV=Vt/V0(ここで、V0は群別の投与時(すなわち、D0)に測定した平均腫瘍体積、およびVtはある測定時の平均腫瘍体積であった)であった。TRTVおよびCRTVについて、同日のデータを使用した。
TGI(%)は腫瘍増殖阻害率を反映した。TGI(%)=[(1-(処置群の投与終了時の平均腫瘍体積-処置群の投与開始時の平均腫瘍体積))/(媒体対照群の処置終了時の平均腫瘍体積-媒体対照群の処置開始時の平均腫瘍体積)]×100%。
3. アッセイ結果
アッセイ結果を図1および2に示す。
投与22日目の結果を表11に示す。
結論:本発明の化合物は、顕著な腫瘍阻害効果を有した。さらに、各用量群のマウス体重は安定しており、明らかな不寛容はなかった。
本願発明は、さらに以下の態様を包含する:
1. 式(III)
の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、ここで、
T
1
はOおよびNから選択され;
R
1
はC
6-10
アリールおよび5~10員ヘテロアリールから選択され、ここで、C
6-10
アリールおよび5~10員ヘテロアリールは場合より1個、2個、3個、4個または5個のR
a
で置換されており;
T
1
がOであるとき、R
2
は存在せず;
T
1
がNであるとき、R
2
はH、C
1-3
アルキル、-C(=O)-C
1-3
アルキルおよび-S(=O)
2
-C
1-3
アルキルから選択され、ここで、C
1-3
アルキル、-C(=O)-C
1-3
アルキルおよび-S(=O)
2
-C
1-3
アルキルは場合より1個、2個または3個のR
b
で置換されており;
R
3
はC
1-3
アルキルであり、ここで、C
1-3
アルキルは場合より1個、2個または3個のR
c
で置換されており;
R
4
はHおよびC
1-3
アルキルから選択され、ここで、C
1-3
アルキルは場合より1個、2個または3個のR
d
で置換されており;
R
5
、R
6
およびR
7
は各々独立してH、F、Cl、Br、IおよびC
1-3
アルキルから選択され、ここで、C
1-3
アルキルは場合より1個、2個または3個のFで置換されており;
R
8
はHおよびCH
3
から選択され;
R
a
は各々独立してF、Cl、Br、I、OH、NH
2
、CN、C
1-3
アルキル、C
1-3
アルコキシ、C
2-3
アルキニルおよびC
2-3
アルケニルから選択され、ここで、C
1-3
アルキル、C
1-3
アルコキシ、C
2-3
アルキニルおよびC
2-3
アルケニルは場合より1個、2個または3個のFで置換されており;
R
b
は各々独立してF、Cl、Br、I、OHおよびNH
2
から選択され;
R
c
は各々独立して4~8員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、4~8員ヘテロシクロアルキルは場合より1個、2個または3個のRで置換されており;
R
d
は各々独立してF、Cl、Br、I、OH、NH
2
およびCNから選択され;
Rは各々独立してH、F、Cl、Br、OH、CN、C
1-3
アルキル、C
1-3
アルコキシおよび-C
1-3
アルキル-O-C(=O)-C
1-3
アルキルアミノから選択され;
ただし、R
1
がナフチルであるとき、ナフチルは場合によりF、Cl、Br、OH、NH
2
、CF
3
、CH
2
CH
3
および-C≡CHで置換されており、R
5
、R
6
およびR
7
は各々独立してHである、
化合物またはその薬学的に許容される塩。
2. R
a
が各々独立してF、Cl、Br、I、OH、NH
2
、CN、CH
3
、CH
2
CH
3
、OCH
3
、OCH
2
CH
3
、-CH=CH
2
、-CH
2
-CH=CH
2
および-C≡CHから選択され、ここで、CH
3
、CH
2
CH
3
、OCH
3
、OCH
2
CH
3
、-CH=CH
2
、-CH
2
-CH=CH
2
および-C≡CHが場合により1個、2個または3個のFで置換されている、項1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
3. R
a
が各々独立してF、OH、NH
2
、CH
3
、CF
3
、CH
2
CH
3
および-C≡CHから選択される、項2の化合物またはその薬学的に許容される塩。
4. R
1
がフェニル、ナフチル、インドリルおよびインダゾリルから選択され、ここで、フェニル、ナフチル、インドリルおよびインダゾリルが場合により1個、2個または3個のR
a
で置換されている、項1~3の何れかの化合物またはその薬学的に許容される塩。
5. R
1
が
から選択される、項4の化合物またはその薬学的に許容される塩。
6. R
2
がH、CH
3
、CH
2
CH
3
およびCH(CH
3
)
2
から選択され、ここで、CH
3
、CH
2
CH
3
およびCH(CH
3
)
2
が場合により1個、2個または3個のR
b
で置換されている、項1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
7. R
2
がHおよびCH
3
から選択される、項6の化合物またはその薬学的に許容される塩。
8. Rが各々独立してH、F、Cl、Br、OH、CN、CH
3
、CH
2
CH
3
、CH
2
CF
3
、OCH
3
、OCF
3
および
から選択される、項1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
9. R
c
がテトラヒドロピロリルおよびヘキサヒドロ-1H-ピロリジニルから選択され、ここで、テトラヒドロピロリルおよびヘキサヒドロ-1H-ピロリジニルが場合により1個、2個または3個のRで置換されている、項1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
10. R
c
が
から選択される、項9の化合物またはその薬学的に許容される塩。
11. R
c
が
から選択される、項1、9および10の何れかの化合物またはその薬学的に許容される塩。
12. R
3
がCH
3
であり、ここで、CH
3
が場合により1個、2個または3個のR
c
で置換されている、項1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
13. R
3
が
から選択される、項12の化合物またはその薬学的に許容される塩。
14. R
3
が
から選択される、項1、12および13の何れかの化合物またはその薬学的に許容される塩。
15. R
4
がHおよびCH
3
から選択され、ここで、CH
3
が場合により1個、2個または3個のR
d
で置換されている、項1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
16. R
4
がH、CH
3
およびCH
2
CNから選択される、項15の化合物またはその薬学的に許容される塩。
17. 化合物が
から選択され、ここで、
R
1
が項1~5の何れかに定義するとおりであり;
R
4
がC
1-3
アルキルであり、ここで、C
1-3
アルキルが場合より1個、2個または3個のR
d
で置換されており;
R
d
が各々独立してF、Cl、Br、I、OH、NH
2
およびCNから選択され;
R
5
が項1に定義するとおりであり;
R
c
が項1および8~11の何れかに定義するとおりであり;
「*」が付された炭素原子が、(R)または(S)単一エナンチオマーの形態で存在するか、一方のエナンチオマーが富化された、キラル炭素原子である、
項1~16の何れかの化合物またはその薬学的に許容される塩。
18. 化合物が
から選択され、ここで、
R
1
が項1~5の何れかに定義するとおりであり;
R
2
が項1、6および7の何れかに定義するとおりであり;
R
4
が項1、15および16の何れかに定義するとおりであり;
R
5
、R
6
、R
7
およびR
8
が項1に定義するとおりであり;
Rが項1または8に定義するとおりである、
項1~16の何れかの化合物またはその薬学的に許容される塩。
19. 次の式により示される化合物またはその薬学的に許容される塩。
20. 次のものから選択される、項19の化合物またはその薬学的に許容される塩:
。
21. 化合物が次のものから選択される、項20のの化合物またはその薬学的に許容される塩。
22. KRAS関連疾患処置用医薬の製造における、項1~21の何れかの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。