JP7548845B2 - 表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法、表面処理ゾルゲルシリカ粒子、及び静電荷像現像用トナー外添剤 - Google Patents
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Description
表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法であって、
(A1)4官能性シラン化合物、その部分加水分解縮合生成物又はこれらの混合物を加水分解及び縮合することによって、表面にシラノール基を有し、かつ実質的にSiO2単位からなる親水性ゾルゲルシリカ粒子を得る工程、
(A2)前記親水性ゾルゲルシリカ粒子に(C2H5)3Si-基又はR1R2 2Si-基(式中、R1は炭素原子数2~8のアルキル基もしくはアルケニル基、又は炭素原子数6~8のアリール基であり、R2は同一又は異種の置換又は非置換の炭素原子数1~4のアルキル基である)を有する化合物を添加して、前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に(C2H5)3SiO1/2単位又はR1R2 2SiO1/2単位(式中、R1及びR2は前記の通りである)を導入して予備処理シリカ粒子を得る工程、及び
(A3)前記予備処理シリカ粒子にR3 3Si-基(式中、R3は置換又は非置換の炭素原子数1~6の一価炭化水素基である)を有する化合物を添加して、前記予備処理シリカ粒子の表面に更にR3 3SiO1/2単位(式中、R3は前記の通りである)を導入して表面処理ゾルゲルシリカ粒子を得る工程を含み、かつ、
前記工程(A2)で前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に導入する単位と、前記工程(A3)で前記予備処理シリカ粒子の表面に導入する単位はそれぞれ異なる表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法を提供する。
Si(OR4)4 (i)
(式中、各R4は同一又は異種の炭素原子数1~6の一価炭化水素基である)
で示される4官能性シラン化合物、その部分加水分解縮合生成物又はこれらの混合物を、塩基性物質の存在下、親水性有機溶媒と水の混合液中で加水分解及び縮合することによって、表面にシラノール基を有し、かつ実質的にSiO2単位からなる親水性ゾルゲルシリカ粒子の混合溶媒分散液を得る工程とし、
前記工程(A2)を、得られた前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の混合溶媒分散液に、一般式(ii):
R1R2 2SiNHSiR1R2 2 (ii)
(式中、R1及びR2は前記の通りである)
で示されるシラザン化合物、ヘキサエチルジシラザン、一般式(iii-1):
R1R2 2SiX (iii-1)
(式中、R1及びR2は前記の通りであり、XはOH基又は加水分解性基である)
で示される1官能性シラン化合物、一般式(iii-2):
(C2H5)3SiX (iii-2)
(式中、Xは前記の通りである)
で示される1官能性シラン化合物、又はこれらの混合物を、前記親水性ゾルゲルシリカ粒子中のSiO2単位1モルあたり0.001~1モルを添加して、前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に(C2H5)3SiO1/2単位又はR1R2 2SiO1/2単位(R1及びR2は前記の通りである)を導入して予備処理シリカ粒子の混合溶媒分散液を得る工程とし、
前記工程(A3)を、得られた前記予備処理シリカ粒子の混合溶媒分散液に、一般式(iv):
R3 3SiNHSiR3 3 (iv)
(式中、R3は前記の通りである)
で示されるシラザン化合物、一般式(v):
R3 3SiX (v)
(式中、R3及びXは前記の通りである)
で示される1官能性シラン化合物、又はこれらの混合物を、前記予備処理シリカ粒子中のSiO2単位1モルあたり5~50モルを添加して、前記予備処理シリカ粒子の表面にR3 3SiO1/2単位(R3は前記の通りである)を導入して表面処理ゾルゲルシリカ粒子を得る工程とすることが好ましい。
表面にR1R2 2SiO1/2単位(式中、R1は炭素原子数6~8のアルキル基もしくはアリール基、又はビニル基であり、R2は同一又は異種の炭素原子数1~4のアルキル基である)及びR3 3SiO1/2単位(式中、R3は同一又は異種の置換又は非置換の炭素原子数1~6の1価炭化水素基である)を有するものである表面処理ゾルゲルシリカ粒子であって、
動的光散乱法におけるメジアン径が5nm~99nmであり、
平均円形度が0.8~1.0であり、
屈折率が1.38~1.42であり、
真密度が1.7g/cm3以上1.9g/cm3未満であり、
水蒸気吸着比表面積/窒素吸着比表面積で表される比が0.4~1.9であり、
メタノール疎水化度が67%以上75%以下
のものである表面処理ゾルゲルシリカ粒子を提供する。
表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法であって、
(A1)4官能性シラン化合物、その部分加水分解縮合生成物又はこれらの混合物を加水分解及び縮合することによって、表面にシラノール基を有し、かつ実質的にSiO2単位からなる親水性ゾルゲルシリカ粒子を得る工程、
(A2)前記親水性ゾルゲルシリカ粒子に(C2H5)3Si-基又はR1R2 2Si-基(式中、R1は炭素原子数2~8のアルキル基もしくはアルケニル基、又は炭素原子数6~8のアリール基であり、R2は同一又は異種の置換又は非置換の炭素原子数1~4のアルキル基である)を有する化合物を添加して、前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に(C2H5)3SiO1/2単位又はR1R2 2SiO1/2単位(式中、R1及びR2は前記の通りである)を導入して予備処理シリカ粒子を得る工程、及び
(A3)前記予備処理シリカ粒子にR3 3Si-基(式中、R3は置換又は非置換の炭素原子数1~6の一価炭化水素基である)を有する化合物を添加して、前記予備処理シリカ粒子の表面に更にR3 3SiO1/2単位(式中、R3は前記の通りである)を導入して表面処理ゾルゲルシリカ粒子を得る工程を含み、かつ、
前記工程(A2)で前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に導入する単位と、前記工程(A3)で前記予備処理シリカ粒子の表面に導入する単位はそれぞれ異なる表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法である。
・工程(A1):親水性ゾルゲルシリカ粒子の合成工程
工程(A1)は、4官能性シラン化合物、その部分加水分解縮合生成物又はこれらの混合物を加水分解及び縮合することによって、表面にシラノール基を有し、かつ実質的にSiO2単位からなる親水性ゾルゲルシリカ粒子を得る工程である。
Si(OR4)4 (i)
(式中、各R4は同一又は異種の炭素原子数1~6の一価炭化水素基である)
で示される4官能性シラン化合物、その部分加水分解縮合生成物又はこれらの混合物を、塩基性物質の存在下、親水性有機溶媒と水の混合液中で加水分解及び縮合することによって、親水性ゾルゲルシリカ粒子の混合溶媒分散液を得る工程であることが好ましい。
R5OH (vi)
(式中、R5は炭素原子数1~6の1価炭化水素基である)
で示されるアルコールが挙げられる。
工程(A2)は、上記工程(A1)で得られた親水性ゾルゲルシリカ粒子に(C2H5)3Si-基又はR1R2 2Si-基(式中、R1は炭素原子数2~8のアルキル基もしくはアルケニル基、又は炭素原子数6~8のアリール基であり、R2は同一又は異種の置換又は非置換の炭素原子数1~4のアルキル基である)を有する化合物を添加して、親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に(C2H5)3SiO1/2単位又はR1R2 2SiO1/2単位(式中、R1及びR2は前記の通りである)を導入して予備処理シリカ粒子を得る工程である。本工程により、下記工程(A3)における表面処理がより均一に、且つ高度に進行する。
R1R2 2SiNHSiR1R2 2 (ii)
(式中、R1及びR2は前記の通りである)
で示されるシラザン化合物、ヘキサエチルジシラザン、一般式(iii-1):
R1R2 2SiX (iii-1)
(式中、R1及びR2は前記の通りであり、XはOH基又は加水分解性基である)
で示される1官能性シラン化合物、一般式(iii-2):
(C2H5)3SiX (iii-2)
(式中、Xは前記の通りである)
で示される1官能性シラン化合物、又はこれらの混合物を添加して、親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面を上記シラザン化合物、上記1官能性シラン化合物、またはこれらの混合物により処理して、親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に(C2H5)3SiO1/2単位又はR1R2 2SiO1/2単位(R1及びR2は前記の通りである)を導入して予備処理シリカ粒子の混合溶媒分散液を得る工程であることが好ましい。
工程(A3)は、(A2)工程で得られた予備処理シリカ粒子にR3 3Si-基(式中、R3は置換又は非置換の炭素原子数1~6の一価炭化水素基である)を有する化合物を添加して、予備処理シリカ粒子の表面にR3 3SiO1/2単位(式中、R3は前記の通りである)を導入して表面処理ゾルゲルシリカ粒子を得る工程である。この工程では、予備処理シリカ粒子表面に残存するシラノール基をトリオルガノシリル化する形でR3 3SiO1/2単位が導入され、より高度に表面処理されたゾルゲルシリカ粒子が得られる。
R3 3SiNHSiR3 3 (iv)
(式中、R3は前記の通りである)
で示されるシラザン化合物、一般式(v):
R3 3SiX (v)
(式中、R3及びXは前記の通りである)
で示される1官能性シラン化合物、又はこれらの混合物を添加して、予備処理シリカ粒子の表面を上記シラザン化合物、上記1官能性シラン化合物、またはこれらの混合物により処理して、予備処理シリカ粒子の表面にR3 3SiO1/2単位(R3は前記の通りである)を導入して表面処理ゾルゲルシリカ粒子を得る工程であることが好ましい。
本発明の表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法により得られる表面処理ゾルゲルシリカ粒子は、
表面にR1R2 2SiO1/2単位(式中、R1は炭素原子数6~8のアルキル基もしくはアリール基、又はビニル基であり、R2は同一又は異種の炭素原子数1~4のアルキル基である)及びR3 3SiO1/2単位(式中、R3は同一又は異種の置換又は非置換の炭素原子数1~6の1価炭化水素基である)を有するものである表面処理ゾルゲルシリカ粒子であって、
(1)動的光散乱法におけるメジアン径が5nm~99nmであり、
(2)平均円形度が0.8~1.0であり、
(3)屈折率が1.38~1.42であり、
(4)真密度が1.7g/cm3以上1.9g/cm3未満であり、
(5)水蒸気吸着比表面積/窒素吸着比表面積で表される比が0.4~1.9であり、
(6)メタノール疎水化度が67%以上75%以下
のものである表面処理ゾルゲルシリカ粒子である。
本発明の表面処理ゾルゲルシリカ粒子の動的光散乱法におけるメジアン径は、好ましくは、10nm~70nmである。メジアン径が5nmを下回ると、トナー粒子中に埋没するシリカ粒子が多くなり、トナー外添剤として用いた場合に、必要な添加量が増えるため好ましくない。また、メジアン径が99nmを超えると、流動性の低下、表面積の減少による帯電量の低下、トナー粒子への付着力が低下する等好ましくない。
本発明の表面処理ゾルゲルシリカ粒子の円形度は、粒子を二次元に投影した時の、(粒子面積と等しい面積の円の周囲長/粒子周囲長)で定義され、その平均が0.92~1であることが好ましい。平均円形度が0.8を下回ると不規則形状の粒子の割合が多くなり、トナーの汚染を引き起こしやすくなるため好ましくない。
屈折率は表面処理ゾルゲルシリカ粒子内部の空隙を示し、屈折率が1.38より小さいと、空隙が多く存在しゾルゲルシリカ粒子の架橋構造が脆いことを意味するため好ましくない。また、屈折率が1.42を超えると空隙が少なく比重が大きくなるため、帯電量が低下したり、トナー粒子への付着力が低下する場合があるため好ましくない。
真密度は、好ましくは、1.75g/cm3~1.85g/cm3である。真密度が1.7g/cm3未満であると、表面処理ゾルゲルシリカ粒子の強度が低下する場合があるため好ましくない。また、真密度が1.9g/cm3以上であるものは、シリカ粒子1個当たりの重量が重くなるため、トナー外添剤として用いた場合に、トナー粒子へ与える衝撃が大きくなる点で好ましくない。
水蒸気吸着比表面積/窒素吸着比表面積の比は、吸湿性を示す尺度であり、各気体の吸着比表面積はBET法により求めることができる。水分子(約2Å)の方が窒素分子(約3Å)より小さいため、水蒸気吸着比表面積/窒素吸着比表面積比が小さいということは、即ち、水分子は通過しにくいが、窒素は通過する程度の空隙があることを示す。
メタノール疎水化度は表面処理ゾルゲルシリカ粒子の疎水性を示し、メタノール疎水化度が67%未満であると、シリカ表面の残存シラノール基により、静電荷像現像用トナー外添剤としてトナーに添加した場合、トナーの帯電量が湿度の影響を大きく受けるため好ましくない。また、シリカ微粒子同士の凝集が起きやすくなり、トナーへの分散性が劣り、トナーの流動性および印刷画質に劣るものとなる。メタノール疎水化度が75%を超えると、トナーに添加した場合、トナーの帯電量が高くなりすぎる場合がある。なお、本発明におけるメタノール疎水化度は、以下の条件で測定したものを指す。
体積濃度50%(温度25℃)のメタノール水溶液60mlに表面処理ゾルゲルシリカ粒子を0.2g添加し、撹拌子で攪拌し、次いでシリカ粒子が表面に浮遊した液中にメタノールを滴下しながら、メタノール水溶液に波長780nmの光を照射して透過率を測定し、シリカ粒子が懸濁・沈降して、透過率が80%になったときのメタノール水溶液中のメタノール体積濃度(%)をメタノール疎水化度とする。
また本発明では、上記の表面処理ゾルゲルシリカ粒子を含有するものである静電荷像現像用トナー外添剤を提供する。本発明の表面処理ゾルゲルシリカ粒子は、トナー外添剤として用いた場合、トナーに良好な流動性および印刷特性を与える。
[実施例1-1]
工程(A1):撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた3リットルのガラス製反応器にメタノール793.0g、水32.1g、28%アンモニア水40.6gを添加して混合した。この溶液を45℃に調整し、撹拌しながら5.5%アンモニア水160.9gおよびテトラメトキシシラン646.5gを同時に滴下を開始し、前者は4時間、後者は6時間かけて滴下した。テトラメトキシシランの滴下が終了した後も、さらに0.5時間撹拌を継続して加水分解を行うことにより、親水性ゾルゲルシリカ粒子の懸濁液を得た。
実施例1-1において、工程(A1)の反応温度を35℃とした以外は実施例1-1と同様にして、表面処理ゾルゲルシリカ粒子(II)の白色粉体272gを得た。
実施例1-1において、工程(A1)の反応温度を27℃とした以外は実施例1-1と同様にして、表面処理ゾルゲルシリカ粒子(III)の白色粉体269gを得た。
実施例1-1において、工程(A1)の反応温度を25℃とした以外は実施例1-1と同様にして、表面処理ゾルゲルシリカ粒子(IV)の白色粉体273gを得た。
実施例1-1において、工程(A2)の1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザンに代えて1,3-ジフェニル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザン3.1g(SiO21モルに対して0.26モル相当量)を用いた以外は実施例1-1と同様にして、表面処理ゾルゲルシリカ粒子(V)の白色粉体274gを得た。
実施例1-1において、工程(A2)の1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザンに代えて1,3-ジ-n-オクチル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザン3.9g(SiO21モルに対して0.26モル相当量)を用いた以外は実施例1-1と同様にして、表面処理ゾルゲルシリカ粒子(VI)の白色粉体275gを得た。
実施例1-1において、工程(A1)を行い、工程(A2)を行わず、工程(A3)として、工程(A1)で得られた懸濁液に25℃でヘキサメチルジシラザン205.3g(SiO21モルに対して30モル相当量)を0.5時間かけて滴下後、60℃で8時間反応させることにより、表面がトリメチルシリル化された表面処理ゾルゲルシリカ粒子の分散液を得た。次いで、この分散液中の分散媒を130℃、減圧下(6650Pa)で留去することにより、表面処理ゾルゲルシリカ粒子(VII)の白色粉体268gを得た。
実施例1-3において、工程(A1)を行い、工程(A2)を行わず、工程(A3)として、工程(A1)で得られた懸濁液に25℃でヘキサメチルジシラザン205.3g(SiO21モルに対して30モル相当量)を0.5時間かけて滴下後、60℃で8時間反応させることにより、表面がトリメチルシリル化された表面処理ゾルゲルシリカ粒子の分散液を得た。次いで、この分散液中の分散媒を130℃、減圧下(6650Pa)で留去することにより、表面処理ゾルゲルシリカ粒子(VIII)の白色粉体268gを得た。
(1)動的光散乱法におけるメジアン径
表面処理ゾルゲルシリカ粒子0.1g及びメタノール19.9gをガラス瓶に入れ、超音波洗浄機に入れて、出力30W/Lの超音波を10分間照射させてメタノール中にシリカ粒子を分散させた。その分散液について動的光散乱法粒度分布測定装置(マイクロトラックベル社製NanotracWave II-Ex150)を用いてメジアン径を測定した。
表面処理ゾルゲルシリカ粒子を電子顕微鏡(日立製作所製、S-4700、倍率:10万倍)を用いて撮影し、粒子を二次元に投影した時の円形度(粒子面積と等しい面積の円の周囲長/粒子周囲長)を画像解析式粒度分布測定ソフト(株式会社マウンテック製Mac-View Ver.5)で評価した。なお、円形度は1次粒子100個を測定した平均値を用いた。
トルエン(屈折率1.4962)とメチルイソブチルケトン(屈折率1.3958)との混合溶媒に表面処理ゾルゲルシリカ粒子を添加し分散させ、上記溶媒の配合比率により屈折率を調整し、分散液が透明になる点(混合溶媒と表面処理シリカ微粒子の屈折率が合致する点)における混合溶媒の屈折率を表面処理ゾルゲルシリカ粒子の屈折率とした。なお、混合溶媒の屈折率はデジタル屈折計(株式会社アタゴ製RX-9000α)を用いて測定した25℃における値である。
液相置換法を用いた自動真密度測定装置(株式会社セイシン企業製オートトゥルーデンサーMAT-7000)を用いて、表面処理ゾルゲルシリカ粒子の真密度を測定した。
高精度ガス吸着量測定装置(マイクロトラックベル社製BELSORP MAX II)を用いて、BET1点法により水蒸気媒体及び窒素媒体それぞれに対する表面処理ゾルゲルシリカ粒子の比表面積を測定し、水蒸気吸着比表面積/窒素吸着比表面積の比を求めた。
粉体濡れ性試験機(株式会社レスカ製WET101P)を用い、体積濃度50%(温度25℃)のメタノール水溶液60mlに表面処理ゾルゲルシリカ粒子を0.2g添加し、撹拌子で攪拌した。次いでシリカ粒子が表面に浮遊した液中にメタノールを滴下しながら、メタノール水溶液に波長780nmの光を照射して透過率を測定した。表面処理ゾルゲルシリカ粒子が懸濁・沈降して、透過率が80%になったときのメタノール水溶液中のメタノール体積濃度(%)をメタノール疎水化度とした。
[実施例2-1~2-6、比較例2-1,2-2]
Tg60℃、軟化点110℃のポリエステル樹脂96重量部と色剤としてカーミン6BC(住化カラー(株)製)4重量部を溶融混練、粉砕、分級後、体積メジアン径7μmのトナーを得た。このトナー10gと実施例1-1~1-6、及び比較例1-1、1-2で得られた表面処理ゾルゲルシリカ粒子0.2gとをサンプルミルにて混合し、外添剤混合トナーを得た。これらについて下記(7)の方法による評価を行った。
20mlポリエチレン容器に、外添剤混合トナー10gを入れ、容器の蓋を開けた状態で60℃、30%RHの恒温恒湿条件に100時間曝露した後、トナー5gを、粉体特性評価装置(ホソカワミクロン株式会社製パウダーテスターPT-X)を使用して、篩の目開きが上から150μm、75μm、45μm、振動幅1mm、振動数1Hzで60秒間振動させた後、篩上に残った量を測定し、凝集度を下式にて算出した。その結果を表2に示す。
凝集度(%)=(W1+0.6×W2+0.2×W3)/5×100
W1:150μm目開き篩上の残存量(g)
W2:75μm目開き篩上の残存量(g)
W3:45μm目開き篩上の残存量(g)
[実施例3-1~3-6、比較例3-1,3-2]
実施例2-1~2-6、比較例2-1、2-2の外添剤混合トナー3質量部と、キャリアである標準フェライトL(日本画像学会)97質量部とを混合して二成分現像剤を調製した。上記工程により得られた二成分現像剤について、下記の方法(8)~(12)に従って測定を行った結果を表3に示す。
上記二成分現像剤を高温高湿(30℃、90%RH)、中温中湿(25℃、55%RH)及び低温低湿(10℃、15%RH)の各条件下に1日間曝露した後、同一条件下でそれぞれの試料を摩擦帯電した際の帯電量をブローオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル(株)製、TB-200)を用いて測定した。
上記二成分現像剤を、有機感光体を備えた現像機に入れ、25℃、50%RH環境下で30,000枚のプリントテストを実施した。このとき、感光体へのトナーの付着は、全ベタ画像での白抜けとして感知できる。ここで、白抜けの程度は、1cm2あたりの白抜け個所の数が10個以上を「多い」、1~9個を「少ない」、0個を「なし」と評価した。
上記(9)のプリントテストにおいて、画像の乱れとして検出される感光体摩耗について、下記基準で評価した。
A:画像の乱れのないもの
B:大きな画像の乱れのないもの
C:画像の乱れがあるもの
上記二成分現像剤を30℃、90%RHの環境に1日間曝露し、その後20cm四方のベタ印刷(画像濃度100%)を5,000枚連続印刷を行った後、再び上記二成分現像剤を30℃、90%RH環境下で静置した。これを60回繰返し、合計300,000枚の印刷を行った。初日の10枚目の印刷物を印刷物1、最終日の最終印刷物を印刷物2とした。
A:目視で画像欠損なし(白点なし)
B:目視で白点(粒子状に白く抜けた画像)が1個以上4個以下
C:目視で白点が5個以上9個以下
D:目視で白点が10個以上
上記印刷物1に対する印刷物2の濃度変化について、反射濃度計X-rite938(X-rite社製)を使用し、JIS Z 8781-5に準拠してCIE1976(L*a*b*)色空間における色差(ΔE)を測定し、下記基準により評価した。
A:ΔE差が1未満
B:ΔE差が1以上2.5未満
C:ΔE差が2.5以上3.0未満
D:ΔE差が3.0以上
Claims (6)
- 表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法であって、
(A1)4官能性シラン化合物、その部分加水分解縮合生成物又はこれらの混合物を加水分解及び縮合することによって、表面にシラノール基を有し、かつ実質的にSiO2単位からなる親水性ゾルゲルシリカ粒子を得る工程、
(A2)前記親水性ゾルゲルシリカ粒子に(C2H5)3Si-基又はR1R2 2Si-基(式中、R1は炭素原子数2~8のアルキル基もしくはアルケニル基、又は炭素原子数6~8のアリール基であり、R2は同一又は異種の置換又は非置換の炭素原子数1~4のアルキル基である)を有する化合物を添加して、前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に(C2H5)3SiO1/2単位又はR1R2 2SiO1/2単位(式中、R1及びR2は前記の通りである)を導入して予備処理シリカ粒子を得る工程、及び
(A3)前記予備処理シリカ粒子にR3 3Si-基(式中、R3は置換又は非置換の炭素原子数1~6の一価炭化水素基である)を有する化合物を添加して、前記予備処理シリカ粒子の表面に更にR3 3SiO1/2単位(式中、R3は前記の通りである)を導入して表面処理ゾルゲルシリカ粒子を得る工程を含み、かつ、
前記工程(A2)で前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に導入する単位と、前記工程(A3)で前記予備処理シリカ粒子の表面に導入する単位はそれぞれ異なることを特徴とする表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法。 - 前記工程(A1)を、一般式(i):
Si(OR4)4 (i)
(式中、各R4は同一又は異種の炭素原子数1~6の一価炭化水素基である)
で示される4官能性シラン化合物、その部分加水分解縮合生成物又はこれらの混合物を、塩基性物質の存在下、親水性有機溶媒と水の混合液中で加水分解及び縮合することによって、表面にシラノール基を有し、かつ実質的にSiO2単位からなる親水性ゾルゲルシリカ粒子の混合溶媒分散液を得る工程とし、
前記工程(A2)を、得られた前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の混合溶媒分散液に、一般式(ii):
R1R2 2SiNHSiR1R2 2 (ii)
(式中、R1及びR2は前記の通りである)
で示されるシラザン化合物、ヘキサエチルジシラザン、一般式(iii-1):
R1R2 2SiX (iii-1)
(式中、R1及びR2は前記の通りであり、XはOH基又は加水分解性基である)
で示される1官能性シラン化合物、一般式(iii-2):
(C2H5)3SiX (iii-2)
(式中、Xは前記の通りである)
で示される1官能性シラン化合物、又はこれらの混合物を、前記親水性ゾルゲルシリカ粒子中のSiO2単位1モルあたり0.001~1モルを添加して、前記親水性ゾルゲルシリカ粒子の表面に(C2H5)3SiO1/2単位又はR1R2 2SiO1/2単位(R1及びR2は前記の通りである)を導入して予備処理シリカ粒子の混合溶媒分散液を得る工程とし、
前記工程(A3)を、得られた前記予備処理シリカ粒子の混合溶媒分散液に、一般式(iv):
R3 3SiNHSiR3 3 (iv)
(式中、R3は前記の通りである)
で示されるシラザン化合物、一般式(v):
R3 3SiX (v)
(式中、R3及びXは前記の通りである)
で示される1官能性シラン化合物、又はこれらの混合物を、前記予備処理シリカ粒子中のSiO2単位1モルあたり5~50モルを添加して、前記予備処理シリカ粒子の表面にR3 3SiO1/2単位(R3は前記の通りである)を導入して表面処理ゾルゲルシリカ粒子を得る工程とする
ことを特徴とする請求項1に記載の表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法。 - 前記R1を炭素原子数6~8のアルキル基、フェニル基、又はビニル基とし、前記R2をメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基とし、前記R3をメチル基又はエチル基とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法。
- 表面にR1R2 2SiO1/2単位(式中、R1は炭素原子数6~8のアルキル基もしくはアリール基、又はビニル基であり、R2は同一又は異種の炭素原子数1~4のアルキル基である)及びR3 3SiO1/2単位(式中、R3は同一又は異種の置換又は非置換の炭素原子数1~6の1価炭化水素基である)を有するものである表面処理ゾルゲルシリカ粒子であって、
動的光散乱法におけるメジアン径が5nm~99nmであり、
平均円形度が0.8~1.0であり、
屈折率が1.38~1.42であり、
真密度が1.7g/cm3以上1.9g/cm3未満であり、
水蒸気吸着比表面積/窒素吸着比表面積で表される比が0.4~1.9であり、
メタノール疎水化度が67%以上75%以下
のものであることを特徴とする表面処理ゾルゲルシリカ粒子。 - 前記R1が炭素原子数6~8のアルキル基、フェニル基、又はビニル基であり、前記R2がメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基であり、前記R3がメチル基又はエチル基であることを特徴とする請求項4に記載の表面処理ゾルゲルシリカ粒子。
- 請求項4又は請求項5に記載の表面処理ゾルゲルシリカ粒子を含有するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー外添剤。
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