JP7547749B2

JP7547749B2 - 印刷装置

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Publication number: JP7547749B2
Application number: JP2020052853A
Authority: JP
Inventors: 秀一朗中野
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2020-03-24
Filing date: 2020-03-24
Publication date: 2024-09-10
Anticipated expiration: 2040-03-24
Also published as: JP2021151737A; US11485150B2; US20210300070A1

Description

本発明は、インクジェットプリンター等の印刷装置に関する。

加熱部を備える媒体支持部の支持面で媒体を支持することで媒体を加熱して印刷し、前記媒体に吐出されたインクを送風部から風を当てて乾燥する構造の印刷装置がある（特許文献１）。

特開２０１８－２０４８９号公報

前記媒体支持部は前記媒体で覆われていない領域に風が当たると該媒体で覆われている領域よりも温度が下がる。それにより、媒体の端部の温度も下がる。媒体の端部の温度が下がると、媒体の幅方向における温度が一様でなくなり、印刷画質の低下につながる場合がある。
しかし、特許文献１には、媒体の端部の温度低下の問題については記載されていないし、その示唆もない。

上記課題を解決するため、本発明に係る印刷装置は、媒体に液体を吐出する液体吐出部と、前記媒体を支持面で支持する媒体支持部と、前記支持面に支持されている媒体の幅を検出する媒体幅検出部と、前記媒体の幅方向に沿って設けられ、前記媒体支持部に向けて送風するための複数の送風口と、前記送風の送風源となる送風部と、前記媒体支持部を加熱する加熱部と、前記媒体幅検出部で検出される前記媒体の幅に応じて、前記複数の送風口の各送風口からの送風量を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。

実施形態１に係る印刷装置の概略の側断面図。実施形態１に係る印刷装置の送風部の一部を断面にした斜視図。実施形態１に係る印刷装置の送風部の上面省略平面図。実施形態２に係る印刷装置の送風部の上面省略平面図。

以下、本発明について先ず概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明に係る印刷装置の第１の態様は、媒体に液体を吐出する液体吐出部と、前記媒体を支持面で支持する媒体支持部と、前記支持面に支持されている媒体の幅を検出する媒体幅検出部と、前記媒体の幅方向に沿って設けられ、前記媒体支持部に向けて送風するための複数の送風口と、前記送風の送風源となる送風部と、前記媒体支持部を加熱する加熱部と、前記媒体幅検出部で検出される前記媒体の幅に応じて、前記複数の送風口の各送風口からの送風量を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
ここで、「前記複数の送風口の各送風口からの送風量を制御する」における「各送風口からの送風量」とは、送風口の１つずつにおいて送風量を制御することの他に、複数の送風口をまとめた所定範囲毎に送風量を制御することも含む意味で使われている。

本態様によれば、前記制御部は、前記媒体幅検出部で検出される前記媒体の幅に応じて、前記複数の送風口の各送風口からの送風量を制御する。これにより、媒体で覆われていない領域に当たる風の量を減らすことで、その部分の温度の低下を抑制することができる。以って、前記媒体の端部の温度低下を抑制することができる。

本発明の第２の態様に係る印刷装置は、第１の態様において、前記媒体支持部は、前記媒体を前記幅方向における一端側に媒体の側辺を位置合わせする位置合わせ部を有し、前記制御部は、前記媒体の他端側に対応する位置の前記各送風口からの送風量を前記媒体の幅に応じて調整する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記制御部は、前記位置合わせ部と反対側の媒体の他端側に対応する位置の各送風口からの送風量を、前記媒体の幅に応じて調整する。即ち、媒体で覆われていない領域が生じる側において、各送風口からの送風量を調整するので、媒体の端部の温度低下を効率的に抑制することができる。

本発明の第３の態様に係る印刷装置は、第１の態様又は第２の態様において、前記送風部は、前記媒体の幅方向に沿って設けられる複数のファンで構成され、前記複数のファンと前記複数の送風口との間の領域は、各ファンの隣同士の間に仕切が配置され、前記各ファンからの送風は、前記仕切で区画される範囲の送風口から吹き出る構成であり、前記制御部は、前記媒体の幅に応じて前記各ファンの出力を調整することで前記各送風口からの送風量を制御する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記制御部は、前記媒体の幅に応じて前記各ファンの出力を調整することで各送風口からの送風量を制御する。即ち、ファン毎に送風量を調整して対応する各送風口からの送風量を調整することが可能である。これにより、簡単な構造で各送風口からの送風量を調整することができ、以って前記媒体の端部の温度低下を抑制することができる。

本発明の第４の態様に係る印刷装置は、第２の態様において、前記送風部と前記複数の送風口との間の流路に、前記媒体支持部の前記幅方向における一端側と他端側の間を移動可能な可動仕切板が配置され、前記制御部は、前記媒体の幅に応じて前記可動仕切板の位置を変えることで前記各送風口からの送風量を制御する、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記制御部は、前記媒体の幅に応じて前記可動仕切板の位置を変えることで各送風口からの送風量を制御する。これにより、媒体で覆われていない領域と覆われている領域の間に可動仕切板を移動させることで、効果的に送風量を減らすことができる。

本発明の第５の態様に係る印刷装置は、第１の態様から第４の態様のいずれか一つに態様において、前記加熱部は、前記媒体の幅方向に沿って設けられる複数のヒーターで構成される、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記加熱部は、前記媒体の幅方向に沿って設けられる複数のヒーターで構成されるので、媒体の幅方向において加熱ばらつきを低減することが可能となる。

本発明の第６の態様に係る印刷装置は、第１の態様から第５の態様のいずれか一つに態様において、前記各送風口は、同じ大きさである、ことを特徴とする。

本態様によれば、前記各送風口は、同じ大きさであるので、送風量の調整を行い易い。

[実施形態１]
以下に、本発明に係る記録装置の実施形態１について、図１から図３に基づいて詳細に説明する。
以下の説明においては、互いに直交する３つの軸を、各図に示すように、それぞれＸ軸、Ｙ軸、Ｚ軸とする。Ｚ軸方向は、鉛直方向（重力が作用する方向）に相当する。Ｘ軸方向及びＹ軸方向は、水平方向に相当する。ここでは、Ｙ軸方向は媒体の搬送方向に対応し、Ｘ軸方向は前記搬送方向と交差する媒体の幅方向に対応する。
これらの図には、印刷装置１の一例としてのインクジェットプリンターが記載されている。この印刷装置１は、媒体Ｍに液体の一例であるインクを吐出して各種の情報を記録する。媒体Ｍとしては、紙（ロール紙、単票紙）、テキスタイル（織物、布等）等、種々の素材のものが挙げられる。

図１及び図２に表したように、本実施形態においては、印刷装置１は、媒体Ｍに液体であるインクを吐出する液体吐出部３と、媒体を支持面５で支持する媒体支持部７と、支持面５に支持されている媒体Ｍの幅ｄを検出する媒体幅検出部９と、を備える。更に、媒体Ｍの幅方向（Ｘ軸方向）に沿って設けられ、媒体支持部７に向けて送風するための複数の送風口１１，１１，…と、前記送風の送風源となる送風部２３と、媒体支持部７を加熱する加熱部１５と、を備える。更に、媒体幅検出部９で検出される媒体Ｍの幅ｄに応じて、複数の送風口１１，１１，…の各送風口１１，１１，…からの送風量を制御する制御部１７を備える。
以下、印刷装置１の各構成要素についてそれぞれ説明する。

＜液体吐出部＞
液体吐出部３は、インクの液滴を吐出する図示しない複数のノズル列を有する。吐出ヘッド、印刷ヘッド、記録ヘッド等とも称される。
本実施形態では、インクの色の種類は、シアン、マゼンタ、イエローとブラックの４種類である。尚、この４種類に限定されず、いずれかの１種類、２種類、ライトマゼンタ等を含めて５種類以上であってもよい。

液体吐出部３は、制御部１７からの制御信号を受けて、媒体Ｍの搬送方向Ｆと交差する幅方向に往復移動しつつ、媒体Ｍにインクを吐出して画像情報を記録する。
本実施形態では、往復移動の一方向への移動時にインクを吐出する一方向記録と、往復移動の往方向及び復方向の両移動時にインクを吐出する往復記録の両方を行える。

＜媒体支持部、加熱部＞
媒体支持部７は、媒体Ｍを支持可能な平坦な支持面５を有する。媒体Ｍは、図示を省く搬送ローラによって、支持面５上を搬送方向Ｆ（Ｙ軸方向）にスライドして搬送される。支持面５は、媒体Ｍを支持して媒体Ｍと液体吐出部３の吐出ノズルとの間隔であるペーパーギャップを一定にするために必要な平坦さに形成される。
媒体支持部７は、支持面５の反対側になる裏面４に、媒体Ｍの幅方向に沿って電熱式の加熱部１５が設けられている。ここで、加熱部１５は媒体Ｍの幅方向（Ｘ軸方向）に沿って設けられる複数のヒーターで構成されている。尚、加熱部１５は複数ではなく１個で構成してもよい。

＜媒体幅検出部＞
媒体幅検出部９は支持面５に支持されている媒体Ｍの幅ｄを検出する。本実施形態では、媒体幅検出部９は、光学式反射センサーが用いられており、液体吐出部３に取り付けられている。媒体幅検出部９は、媒体Ｍの幅方向の端部である媒体Ｍの側辺１３の位置を境にして反射率が変わることを利用して、該媒体Ｍの側辺１３の位置及び幅ｄを検出する。
媒体幅検出部９は、媒体Ｍの幅に関する情報を検出できればよく、光学式反射センサーに限定されないことは勿論である。

＜送風口、送風部＞
印刷装置１は、液体吐出部３及び媒体支持部７の上方の場所に送風ユニット２が配置されている。送風ユニット２は複数の送風口１１，１１，…と送風部２３とを備えている。送風口１１，１１，…は、印刷装置１で印刷可能な最大幅ｄｘの媒体Ｍｘの全幅に送風できる範囲に配置されている。
本実施形態では、送風部２３は、複数のファン２３，２３，…（送風部と同じ符号を用いる）により構成されている。送風ユニット２は、外気Ａを吸い込む吸引室４と制圧室１６から成る。

吸引室４と制圧室１６の間は壁８で区画されている。複数のファン２３，２３，…は該壁８に取り付けられている。送風口１１，１１，…は制圧室１６に設けられている。
本実施形態では、送風口１１，１１，…の開口面積は、全て同じである。各送風口は、同じ大きさであるので、送風量の調整を行い易い。送風口１１，１１，…の開口面積は、小さいほど送風量の調整を行い易くなるので好ましい。尚、送風口１１，１１，…の開口面積は、印刷装置１の仕様に応じて、同じ大きさではなく異ならせてもよい。

ファン２３，２３，…は、吸引室４の開口１０（図１、図２）から外気Ａを吸い込んで制圧室１６に吹き出す。制圧室１６に吹き出された外気Ａは、制圧室１６内で制圧されて送風口１１，１１，…から外部に出る。
送風口１１，１１，…を出た外気Ａは、流路１２によって液体吐出部３及び媒体支持部７の存在領域に誘導され、媒体Ｍに吐出されたインクの乾燥に供される。そして、前記乾燥に供した外気Ａは印刷装置１に設けられる出口１４から外部に出る。

＜仕切＞
本実施形態では、送風部２３，２３，…は、上記の通り、媒体Ｍの幅方向に沿って配置される複数のファン２３，２３，…で構成され、複数のファン２３，２３，…と複数の送風口１１，１１，…との間の領域２７は、各ファン２３，２３，…の隣同士の間に仕切１９，１９、…が配置されている。各ファン２３，２３，…からの送風は、各仕切２３，２３，…で区画される６つの範囲Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５，Ｒ６の送風口２３からそれぞれ吹き出る。
制御部１７は、媒体Ｍの幅ｄに応じて各ファン２３，２３，…の出力を調整する。これにより、各送風口１１，１１，…からの送風量が調整される。

＜位置合わせ部＞
本実施形態では、媒体支持部７は、媒体Ｍを前記幅方向における一端側に媒体Ｍの側辺６を位置合わせする位置合わせ部２５を有する。この印刷装置１は、媒体Ｍが幅方向における片側基準で位置決めされてセットされる構造であり、媒体Ｍの幅の大小によって側辺１３の位置が変わる。
そして、制御部１７は、媒体Ｍの側辺６が位置合わせ部２５で位置合わせされた状態の媒体Ｍの他端側の側辺１３に対応する位置の各送風口１１，１１，…からの送風量を媒体Ｍの幅ｄに応じて調整するように構成されている。

＜送風量の制御＞
具体的には、図３において、媒体Ｍは各仕切１９，１９，…で区画される６つの範囲Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５，Ｒ６の内の左側の２つの範囲Ｒ６，Ｒ５は、全体が露出状態であるので対応するファン２３をＯＦＦにして送風なしとされる。
左から３つ目の範囲Ｒ４は一部露出状態でファン２３の出力が下げられる。出力が下がられる程度は、媒体Ｍの側辺１３の位置によって変わる。側辺１３が露出が多くなる位置にある場合は出力を下げる程度は大となり、露出が少なくなる位置にある場合は小となる。それら程度は予め設定されている。
右から３つの範囲Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３は、媒体Ｍに覆われているのでファン２３は初期設定された本来の出力が維持される。

＜実施形態１の効果の説明＞
（１）本実施形態によれば、制御部１７は、媒体幅検出部９で検出される媒体Ｍの幅ｄに応じて、複数の送風口１１，１１，…の各送風口１１，１１，…からの送風量を上記の通り制御する。これにより、媒体Ｍで覆われていない領域に当たる風の量を減らすことが可能となり、その部分の温度の低下を抑制することができる。以って、媒体Ｍの端部の温度低下を抑制することができる。

（２）また本実施形態によれば、制御部１７は、位置合わせ部２５と反対側の媒体Ｍの側辺１３に対応する位置の各送風口１１，１１，…からの送風量を、媒体Ｍの幅ｄに応じて調整する。即ち、上記の通り、媒体Ｍで覆われていない領域が生じる側において、各送風口１１，１１，…からの送風量を調整するので、媒体Ｍの端部の温度低下を効率的に抑制することができる。

（３）また本実施形態によれば、制御部１７は、媒体Ｍの幅ｄに応じて各ファン２３，２３，…の出力を調整することで各送風口１１，１１，…からの送風量を制御する。即ち、ファン２３毎に送風量を調整して対応する各送風口１１からの送風量を調整することが可能である。これにより、簡単な構造で各送風口１１，１１，…からの送風量を調整することができ、以って媒体Ｍの端部の温度低下を抑制することができる。

（４）また本実施形態によれば、加熱部１５は、媒体Ｍの幅方向に沿って設けられる複数のヒーターで構成されるので、媒体Ｍの幅方向において加熱ばらつきを低減することが可能となる。

[実施形態２]
以下、本発明に係る記録装置の実施形態２について図４に基づいて説明する。
なお、実施形態１と共通する部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。また、実施形態１と同様の作用及び効果についても説明を省略する。

＜可動仕切板＞
実施形態１の印刷装置１は、複数のファン２３，２３，…と複数の仕切１９，１９、…による外気Ａの送風対象までの流路の分割と、各ファン２３，２３，…の出力調整によって媒体Ｍの幅ｄに応じた送風量の調整を行う構造である。
それに対して本実施形態２では、図４に表したように、可動仕切板２７によって送風量の調整を行う構造である。即ち、本実施形態では、送風部であるファン２３，２３，…と複数の送風口１１，１１，…との間の単一の領域２７に、媒体支持部７の前記幅方向における一端側と他端側の間を移動可能な可動仕切板２９が配置されている。可動仕切板２９は、領域２７を該可動仕切板２９の一方側と他方側とが独立した２つの領域になるように区画する。
可動仕切板２９の駆動機構は、該可動仕切板２９を図示を省く駆動ベルトに取り付けた状態にして、前記駆動ベルトを移動させる構造などが挙げられる。

制御部１７は、媒体Ｍの幅ｄに応じて可動仕切板２９の位置を変える。これによって、可動仕切板２９で分けられる前記２つの領域の割合が変わる。これにより各送風口１１，１１，…も可動仕切板２９によって２つの領域に分けられるので、送風量を制御することが可能になる。
図４の状態では、可動仕切板２９の左に位置する領域の媒体支持部７は、媒体Ｍよって覆われていない状態になる。これにより、可動仕切板２９の左に位置する１つのファン２３はＯＦＦとされ、可動仕切板２９より右側に位置する５つのファン２３，２３，…はＯＮである。

＜実施形態２の効果の説明＞
本実施形態によれば、制御部１７は、媒体Ｍの幅ｄに応じて可動仕切板２９の位置を変えることで各送風口１１，１１，…からの送風量を制御する。これにより、媒体Ｍで覆われていない領域と覆われている領域の間に可動仕切板２９を移動させることで、効果的に送風量を減らすことができる。

〔他の実施形態〕
本発明の実施形態に係る印刷装置１は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
（１）上記の各実施形態では、位置合わせ部２５を有する片側基準で媒体Ｍの幅方向における位置合わせを行う構造の印刷装置について説明したが、幅方向のセンター基準で位置わせする構造でもその他の構造でも、媒体幅検出部９で媒体Ｍの両側辺６，１３の位置を検出して幅ｄを検出できるものであればよい。

（２）上記の各実施形態では、ファン２３は複数の構造について説明したが、ファン２３は一つであってもよい。この場合は、複数の送風口１１，１１，…にシャッターを設けることで送風量及び送風位置の調整を行うことが可能になる。

（３）複数の送風口１１，１１，…の各送風口１１，１１，…からの送風量の調整は、上記の通り、送風口１１，１１，…の１つずつにおいて送風量を制御する構造と、複数の送風口１１，１１，…をまとめた所定範囲毎に送風量を制御すること（実施形態１）が挙げられるが、両構造が組み合わされた構造でもよい。

１…印刷装置、２…吸引室、３…液体吐出部、４…裏面、５…支持面、６…側辺、
７…媒体支持部、８…壁、９…媒体幅検出部、１０…開口、１１…送風口、
１２…流路、１３…側辺、１５…加熱部、１６…制圧室、１７…制御部、
１９…仕切、２３…送風部（ファン）、２５…位置合わせ部、２７…領域、
２９…可動仕切板、Ａ…外気、ｄ，ｄｘ…媒体幅、Ｆ…搬送方向、Ｍ…媒体、
Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４…範囲

Claims

媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
前記媒体を支持面で支持する媒体支持部と、
前記支持面に支持されている媒体の幅を検出する媒体幅検出部と、
前記媒体の幅方向に沿って設けられ、前記媒体支持部に向けて送風するための複数の送風口と、
前記送風の送風源となる送風部と、
前記媒体支持部を加熱する加熱部と、
前記媒体幅検出部で検出される前記媒体の幅に応じて、前記複数の送風口の各送風口からの送風量を制御する制御部と、を備え、
前記送風部は、前記媒体の幅方向に沿って設けられる複数のファンで構成され、
前記複数のファンと前記複数の送風口との間の領域は、各ファンの隣同士の間に仕切が配置され区画されており、
前記各ファンからの送風は、区画される範囲の送風口から吹き出る構成であり、
前記送風部と前記複数の送風口との間の領域に、前記媒体支持部の幅方向における一端側と他端側の間を移動可能な可動仕切板が配置され、
前記制御部は、前記媒体の幅に応じて前記可動仕切板の位置を変え、前記可動仕切板よりも前記媒体の幅方向における一方側のファンをＯＮとし前記媒体の幅方向における他方側のファンをＯＦＦとすることで、前記各範囲の位置において前記支持面の露出が多くなるほど前記ファンの出力を下げ、前記範囲の全体において前記支持面が露出状態である場合は前記ファンをＯＦＦする、
ことを特徴とする印刷装置。
請求項１に記載の印刷装置において、
前記媒体支持部は、前記媒体を前記幅方向における一端側に媒体の側辺を位置合わせする位置合わせ部を有し、
前記制御部は、前記媒体の他端側に対応する位置の前記各送風口からの送風量を前記媒体の幅に応じて調整する、
ことを特徴とする印刷装置。
請求項１または２に記載の印刷装置において、
前記加熱部は、前記媒体の幅方向に沿って設けられる複数のヒーターで構成される、
ことを特徴とする印刷装置。
請求項１から３のいずれか一項に記載の印刷装置において、
前記各送風口は、同じ大きさである、
ことを特徴とする印刷装置。